JPH0698199B2 - 放水銃消火システムの放水試験装置 - Google Patents

放水銃消火システムの放水試験装置

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JPH0698199B2
JPH0698199B2 JP10101289A JP10101289A JPH0698199B2 JP H0698199 B2 JPH0698199 B2 JP H0698199B2 JP 10101289 A JP10101289 A JP 10101289A JP 10101289 A JP10101289 A JP 10101289A JP H0698199 B2 JPH0698199 B2 JP H0698199B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、放水圧力の制御により放水距離を制御する放
水銃消火システムの放水試験装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の放水銃消火システムとしては、例えば特
開昭63−57063号のものが知られており、放水ノズルを
一定角度に固定した状態で給水配管に設けた電動弁の開
度調整による放水圧力の制御によって放水距離を可変さ
せるようにしている。
このような放水銃消火システムに対するポンプからの配
管は第2図のようになる。
第2図において、ポンプ10の吐出配管12は放水銃の設置
場所にループ状に配管されたループ配管14に接続され、
このループ配管14に対し分岐管16を介して例えば4台の
放水銃18が電動弁20を介して接続される。
ところで、このような放水銃消火システムにあっては、
動作確認のために放水試験を行なう必要があるが、施設
の完成後は放水銃18から実際に放水を行なうことは建物
の状況や電気設備等の付帯設備に損傷を与えること等の
ためにできない場合が多い。
そこで、電動弁20と放水銃18との間に試験用仕切弁22を
設けると共に試験用仕切弁22の一次側を分岐して排水弁
24を介して排水溝等に排水する試験用排水管26を設け、
試験時に試験用仕切弁22を閉鎖すると共に排水弁24を開
放して試験用の配管経路を形成し、ポンプ10を起動した
実負荷状態で電動弁20の開閉確認を行なっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の放水試験にあっては、
ポンプを運転した負荷状態で単に電動弁の開閉を確認し
ているに過ぎず、圧力センサ32で検出された放水圧力が
設定圧力となるように電動弁の開度をフィードバック制
御するという本来の制御による放水試験ができず、また
放水銃の設置場所の近傍で電動弁を通過して消火用水を
排水してしまうため、試験時における貯水水槽の使用量
が増え、消火用水の無駄使いになる問題があった。更
に、放水銃の数だけ試験用配管が必要となる問題点があ
った。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、放水銃から放水したと同様な圧力制御による放水
試験を可能にする共に消火用水の無駄使いを防止する放
水銃消火システムの放水試験装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] まず本発明は、ポンプ吐出配管が接続されたループ配管
に分岐管を介して放水銃を接続し、該分岐管に設けた電
動弁の開度調整により放水圧力を制御して放水距離を可
変する放水銃消火システムを対象とする。
このような放水銃消火システムについて本発明の放水試
験装置にあっては、前記電動弁と放水銃との間に設けら
れ、試験時に閉鎖されて放水銃への給水を遮断する第1
の試験弁と;該第1の試験弁と電動弁との間から分岐さ
れ、試験時に開放される第2の試験弁を介して前記ルー
プ配管に接続される試験用配管と;該試験用配管と前記
分岐管との間のループ配管に設けられて試験時に閉鎖さ
れる第3の試験弁と;該試験用配管の接続部と前記ポン
プ吐出配管の接続部との間のループ配管に設けられ、試
験時に閉鎖されてループ構成を切離す第4の試験弁と;
該第4の試験弁と前記試験用配管の接続部との間のルー
プ配管から分岐されて試験時に開放される第5の試験弁
を介して貯水槽に戻る排水配管と;を設けるようにした
ものである。
[作用] このような構成を備えた本発明による放水銃消火システ
ムの放水試験装置にあっては、試験時にポンプから放水
銃の放水圧力を制御する電動弁を介して貯水槽に戻る試
験経路がループ配管を経由して形成され、電動弁の二次
圧力を放水銃の放水圧力として検出することで電動弁の
開度を設定圧力となるように圧力制御する実放水時と同
様な試験制御ができ、システム維持の信頼性を向上でき
る。
また試験済みの消火用水は貯水槽に戻されることから、
試験時に消火用水を無駄に使い捨てすることがなく、経
済効率も高い。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示した実施例構成図であ
る。
第1図において、10はポンプであり、ポンプ10からの吐
出配管12は1または複数の放水銃設置場所にループ状に
配置されたループ配管14に接続されている。なお、ポン
プ吐出配管12には逆止弁28と仕切弁30が設けられてい
る。
ループ配管14には分岐管16を介して放水銃18が接続さ
れ、この分岐管16に電動弁20を設けている。放水銃18の
付け値部分には放水圧力を検出する圧力センサ32が圧力
計34と共に設けられ、圧力センサ32及び圧力計34は仕切
弁36−1を介して放水銃18側に接続されている。
このような配管構成は従来の放水銃消火システムと同じ
であるが、これに加えて本発明にあっては、以下に説明
する放水試験のための試験弁及び配管構成を備える。
まず、電動弁20と放水銃18との間に第1の試験弁38が設
けられ、第1の試験弁38は試験時に閉鎖されて放水銃18
に対する給水を遮断する。
次に、電動弁20と第1の試験弁38との間の分岐管16に分
岐接続されてループ配管14に至る試験用配管40が設けら
れ、この試験用配管40には第2の試験弁42が設けられ、
第2の試験弁42は試験時に開放される。
続いて、分岐管16と試験用配管40の接続部分の間となる
ループ配管14に第3の試験弁44が設けられ、第3の試験
弁44は試験時に閉鎖される。
一方、ループ配管14に対するポンプ吐出配管12の接続部
分と放水銃18側に新たに設けた試験用配管40の接続部分
の間となるループ配管14には、ポンプ吐出配管12の接続
部分に近接して第4の試験弁46が設けられ、第4の試験
弁46は試験時に閉鎖されてループ構成を切り離すように
なる。
更に、第4の試験弁46と放水銃18側に設けた試験用配管
40の接続部分の間となるループ配管における第4の試験
弁46側の部分から分岐して貯水槽48に戻る排水配管50が
設けられ、この排水配管50には第5の試験弁52−1,52−
2が設けられ、第5の試験弁52−1,52−2は試験時に開
放される。また、この実施例において、排水配管50には
流量測定装置54を設けており、流量測定装置54により放
水流量を測定可能としている。
勿論、流量測定装置54を設けていない場合には、試験用
配管40には1台の試験弁52−1のみを設けるだけでよ
い。
更に、電動弁20の検出放水圧力に基づくフィードバック
制御を実現するため、試験用配管40に対し仕切弁36−2
を介して圧力センサ32及び圧力計34を接続しており、試
験時には仕切弁36−1を閉じ、仕切弁36−2を開くこと
で試験用配管40の圧力を圧力センサ32で検出できると共
に圧力計34で読取ることができる。
次に、第1図の実施例の作用を説明する。
まず、定常監視状態にあっては、分岐管16に設けた第1
の試験弁38は開放、試験用配管40に設けた第2の試験弁
42は閉鎖、またループ配管14に設けた第3の試験弁44及
び第4の試験弁46は開放、更に排水配管50に設けた第5
の試験弁52−1,52−2は閉鎖となっている。
そのため、火災発生時にあっては、ポンプ10の起動によ
り加圧された消火用水がポンプ吐出配管12からループ配
管14に供給され、分岐管16に対しループ配管14の両側よ
り消火用水の加圧供給が行なわれ、その時、不図示のコ
ントローラに対し設定した放水距離に対応した設定圧力
と圧力センサ32で検出した検出圧力との偏差に応じた電
動弁20の開閉制御が行なわれ、電動弁20は放水銃18に対
する吐出圧力を設定圧力となるように制御して選択され
た放水位置に向けて消火用水を放水するようになる。
一方、放水銃消火システムの試験時にあっては、まず分
岐管16に設けた第1の試験弁38を閉鎖して放水銃18に対
する消火用水の供給を遮断し、また試験用配管40に設け
た第2の試験弁42を開放して電動弁20を通過した消火用
水の排水経路を作り出し、更にループ配管14に設けた第
3の試験弁44を閉鎖して分岐管16、電動弁20、試験用配
管40、第2の試験弁42を通って再びループ配管14に戻り
放水銃18側の試験経路を形成する。
一方、ポンプ10側については、ループ配管14に設けた第
4の試験弁46を閉鎖して第4の試験弁46を境にループ配
管14をポンプ吐出側と貯水槽48に対する排水側とに分離
する。同時に排水配管50に設けた第5の試験弁52−1,52
−2を開放して貯水槽48に対する排水経路を形成する。
更に、放水銃18側については、仕切弁36−1を閉じると
共に仕切弁36−2を開くことで、圧力センサ32及び圧力
計34を試験用配管40側に接続する。
このような試験経路の形成状態でポンプ10を起動して消
火用水を加圧供給し、不図示のコントローラに対する放
水距離の設定により与えられる目標放水圧力に対し、圧
力センサ32で検出された試験用配管40、即ち電動弁20の
右側の管内圧力との偏差を零とするような電動弁20の開
閉制御が行なわれ、実質的に放水銃18から放水を行なっ
たと同じ状態での放水制御を行なうことができる。
勿論、電動弁20を通過した消火用水は、ループ配管14か
ら排水配管50を通って貯水槽48に再び戻されることか
ら、放水試験より貯水槽48の消火用水が無駄使いされる
ことはない。
尚、第1図の実施例にあっては、ループ配管14に放水銃
18を1台設けた場合を例にとるものであったが、第2図
に示したように4台もしくは適宜の複数台を設けた場合
についても、各放水銃18毎に同様な試験のための配管及
び試験弁を設ければ良い。
また、通常運転時にあっては放水銃18の分岐管16に対し
ループ配管14の両側から給水圧力が加わるが、試験時に
あっては片側のみからしか圧力が加わらないために実際
の放水時に比べて配管位置によっては給水圧力が低下す
る場合がある。従って、必要があればこのループ配管14
による試験時の片側給水と両側給水による圧力差の換算
表を準備し、試験時の片側給水の値を換算表を使用して
実放水時の両側給水の値に変換してチェックしてもよ
い。
更に、第1図の実施例にあっては、第1〜第5の試験弁
を手動の仕切弁とした場合を例にとるものであったが、
遠隔制御される自動弁等を使用して遠隔的に試験しても
よいことは勿論である。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、放水銃消火シ
ステムの設置後における放水試験を実際に放水ノズルよ
り放水を行なったと同等の条件のもとに行なうことがで
き、システム維持の信頼性を大幅に向上することができ
る。
また、試験時の消火用水は再び貯水槽に戻されることか
ら、試験時に貯水槽の消火用水を無駄に使い捨ててしま
うことがなく、経済効率の高い放水試験を行なうことが
できる。
更に、試験用配水管を放水銃の数だけ設けることなく共
通に1つだけ設ければよいので、設備を簡略化できると
共にコストダウンできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した実施例構成図; 第2図は従来装置の構成図である。 10:ポンプ 12:ポンプ吐出配管 14:ループ配管 16:分岐管 18:放水銃 20:電動弁 32:圧力センサ 34:圧力計 36−1,36−2:仕切弁 38:第1の試験弁 40:試験用配管 42:第2の試験弁 44:第3の試験弁 46:第4の試験弁 50:排水配管 52−1,52−2:第5の試験弁 54:流量測定装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ吐出配管が接続されたループ配管に
    分岐管を介して放水銃を接続し、該分岐管に設けた電動
    弁の開度調整により放水圧力を制御して放水距離を可変
    する放水銃消火システムに於いて、 前記電動弁と放水銃との間に設けられ、試験時に閉鎖さ
    れて放水銃への給水を遮断する第1の試験弁と; 該第1の試験弁と電動弁との間から分岐され、試験時に
    開放される第2の試験弁を介して前記ループ配管に接続
    される試験用配管と; 該試験用配管と前記分岐管との間のループ配管に設けら
    れて試験時に閉鎖される第3の試験弁と; 該試験用配管の接続部と前記ポンプ吐出配管の接続部と
    の間のループ配管に設けられ、試験時に閉鎖されてルー
    プ構成を切離す第4の試験弁と; 該第4の試験弁と前記試験用配管の接続部との間のルー
    プ配管から分岐されて試験時に開放される第5の試験弁
    を介して貯水槽に戻る排水配管と; を備えたことを特徴とする放水銃消火システムの放水試
    験装置。
JP10101289A 1989-04-20 1989-04-20 放水銃消火システムの放水試験装置 Expired - Lifetime JPH0698199B2 (ja)

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