JP2507852Y2 - シャワ―システム配管内の水抜き構造 - Google Patents

シャワ―システム配管内の水抜き構造

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JP2507852Y2
JP2507852Y2 JP1990065808U JP6580890U JP2507852Y2 JP 2507852 Y2 JP2507852 Y2 JP 2507852Y2 JP 1990065808 U JP1990065808 U JP 1990065808U JP 6580890 U JP6580890 U JP 6580890U JP 2507852 Y2 JP2507852 Y2 JP 2507852Y2
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shower
hot water
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water supply
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民和 稲荷
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシャワーシステムの配管の凍結防止に適用さ
れるもので、特に、配管内の水抜き構造に関するもので
ある。
(従来の技術) 適温の湯をシャワーブースに供給するシャワーシステ
ムでは、給湯源とシャワーブースの間に電動混合弁およ
び電動二方弁を備えた配管が設けられている。この配管
は冬期等に凍結して破壊するおそれがあるために、従来
から凍結を防止するための対策がなされていた。この防
止対策には配管内部の残留水を抜き取る水抜き方法と、
配管の主要部にヒータ等を巻き付ける保温方式とがあっ
た。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記の水抜き方式は構造が簡単で、取扱いも
きわめて容易である反面、シャワーシステムが複雑にな
ると、逆止弁付きの配管や逆勾配の配管などの水抜きが
できない個所が多くなるために、やむなく保温方式が採
用されていた。
このことは、ヒータ等の材料費および取付け費による
設備コストや熱源供給等の運転コストが嵩むだけでな
く、その保守管理も容易でないという問題があった。
本考案はこのような従来の事情から見て、配管に逆勾
配の部分があっても、この逆勾配の配管内部の残留水を
簡単に抜き取るようにしたシャワーシステム配管内の水
抜き構造を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案のシャワーシステム配管内の水抜き構造は、上
部シャワー、下部シャワーおよびハンドシャワー等がシ
ャワーブースに配設され、これらの各シャワーはそれぞ
れ電動二方弁を備えて互いに平行するように配置された
上部用給湯管、下部用給湯管およびハンド用給湯管に接
続され、これらの各給湯管と各シャワーとの間にはそれ
ぞれ立上がり管が介在され、前記ハンド用給湯管が、給
湯管群の最も低い位置に位置されるとともに、このハン
ド用給湯管がシャワーブースの床との間に水抜き用落差
を保って配置されて、前記ハンドシャワーによりシャワ
ーシステム配管内の水抜きをし得るように構成したもの
である。
(作用) 上部シャワーに連なる上部用給湯管と、下部シャワー
に連なる下部用給湯管とハンドシャワーに連あるハンド
用給湯管との内部に残留している温湯は、ハンドシャワ
ーをシャワーブースの床上に置いて、ハンドシャワー内
部の残留温湯を床上に連続して排出させることによって
おこるサイホン作用で、ほぼ全量が容易に排出される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
第1図に示すシャワーシステム1は、冷水Cおよび熱
湯Hを適温の湯に調整するための電動混合弁2と、シャ
ワーブース3への出湯および停止を行うための上部用電
動二方弁4、下部用電動二方弁5およびハンド用電動二
方弁6と、混合湯温を監視するサーミスターセンサ(図
示省略)と、出湯、停止、湯温、出湯強さ等を設定する
ためにシャワーブース3の入口付近に設けられたリモコ
ン(図示省略)と、サーミスターセンサーおよびリモコ
ンを制御する制御基盤(図示省略)とを主要部として構
成されている。
シャワーブース3には、互いに正対してシャワーブー
ス3内部に開口する上部シャワー7A,7Bおよび下部シャ
ワー8A,8Bと、この下部シャワー8Aの近傍のノズル9に
ホース10を介して接続されたハンドシャワー11とが設け
られている。
電動混合弁2から上部シャワー7A,7B、下部シャワー8
A,8Bおよびハンドシャワー11に至る上部用給湯管12、下
部用給湯管13およびハンド用給湯管14は、それぞれ前記
電動二方弁4,5,6を備えて互いに平行するように横方向
に配置されて各横方向の先端部が上部用立上がり管12a,
下部用立上がり管13a、ハンド用立上がり管14aを介して
上部シャワー7A,下部シャワー8A,ノズル9に接続されて
いる。一方の上部シャワー7Bと上部用立上がり管12a、
一方の下部シャワー8Bと下部用立上がり管13aとは、そ
れぞれ水抜き勾配Aをもつ円弧状の上部分岐管15と下部
用分岐管16とでつながっている。
さらに、ハンド用給湯管14は、給湯管群Pの最も低い
位置に位置させるとともに、シャワーブース3の床Fと
の間に水抜き用落差Bを保って配置されている。17はシ
ャワーブース3の床Fにあけた排水孔で、その大きさは
ハンドシャワー11の頭部よりも大きく形成するのが好ま
しい。
前記電動混合弁2に接続した冷水管21には、冷水用逆
止弁22と冷水用止弁23が設けられる一方、熱湯管24には
熱湯用逆止弁25と熱湯用止弁26が設けられている。
次に上記実施例の作用について説明する。
シャワーブース3の入口付近に設けた入口側リモコン
により所望のシャワースイッチを操作すると、そのシャ
ワーから出湯する。
また、リモコンにより湯温を設定すると、電動混合弁
2が作動して所定の湯温に調整される。
いまもし、シャワーブース3の使用を長時間停止する
ときは、シャワーシステム1の配管内の水抜きを下記の
ように行う。
まず、冷水管21および熱湯管24の一次側(上流側)を
排水する。このとき、冷水用逆止弁22および熱湯用逆止
弁25の二次側(下流側)には湯温が残っている。
次に、ハンドシャワー11をフックに掛けた状態(第1
図参照)で、入口側リモコンを抜水モードに操作する
と、各電動二方弁4,5,6が全開となり、上部給湯管12内
部の残留温湯は、下部シャワー8A,8Bの高さに下降する
まで水抜きがなされる。
続いて、ハンドシャワー11をフックからはずしてシャ
ワーブース3の床F上に置く(第2図参照)と、下部シ
ャワー8A,8Bから下方の各給湯管13,14及び各立上がり管
13a,14aに残っていた温湯は、ノズル9およびホース10
を経てハンドシャワー11から床F上に落下する排出温湯
のサイホン作用で、ほぼ全量の水抜きが完了する。な
お、ハンド用給湯管14の内部に若干量の温湯が残ると
き、この残留温湯は、凍結によって体積が増加してもハ
ンド用給湯管14の破裂等を招くおそれがない。
(考案の効果) 本考案のシャワーシステム配管内の水抜き構造は、最
も低い位置に位置させたハンド用給湯管が、シャワーブ
ースの床との間に水抜き用落差を保って配置されたもの
であるから、ハンドシャワーをシャワーフーズの床上に
置くことにより、各給湯管内部の残留温湯はハンドシャ
ワーのサイホン作用でほぼ全量を排出して各給湯管等の
破壊を防止することができる。したがって、従来のよう
な保温施工や余分な弁、配管を必要としなくなるので、
設備コストおよび運転コストが大幅に節減されるという
優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はシャワー
システムの主要部を説明する図、第2図は配管内部の水
抜き作用を説明する図である。 1……シャワーシステム 2……電動混合弁 7A,7B……上部シャワー 8A,8B……下部シャワー 11……ハンドシャワー 12……上部用給湯管 12a……上部用立上がり管 13……下部用給湯管 13a……下部用立上がり管 14……ハンド用給湯管 14a……ハンド用立上がり管 B……水抜き用落差 P……給湯管群 F……床

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部シャワー、下部シャワーおよびハンド
    シャワー等がシャワーブースに配設され、これらの各シ
    ャワーはそれぞれ電動二方弁を備えて互いに並行するよ
    うに配置された上部用給湯管、下部用給湯管およびハン
    ド用給湯管に接続され、これらの各給湯管と各シャワー
    との間にはそれぞれ立上がり管が介在され、前記ハンド
    用給湯管が、給湯管群の最も低い位置に位置されるとと
    もに、このハンド用給湯管がシャワーブースの床との間
    に水抜き用落差を保って配置されて、前記ハンドシャワ
    ーによりシャワーシステム配管内の水抜きをし得るよう
    に構成したことを特徴とするシャワーシステム配管内の
    水抜き構造。
JP1990065808U 1990-06-21 1990-06-21 シャワ―システム配管内の水抜き構造 Expired - Lifetime JP2507852Y2 (ja)

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JPS5244206Y2 (ja) * 1973-02-06 1977-10-07
JPH067091Y2 (ja) * 1988-05-20 1994-02-23 積水化学工業株式会社 シャワー装置

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