JPH0698199A - 映像信号クランプ回路 - Google Patents
映像信号クランプ回路Info
- Publication number
- JPH0698199A JPH0698199A JP4241519A JP24151992A JPH0698199A JP H0698199 A JPH0698199 A JP H0698199A JP 4241519 A JP4241519 A JP 4241519A JP 24151992 A JP24151992 A JP 24151992A JP H0698199 A JPH0698199 A JP H0698199A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エネルギー拡散のためにＴＶ映像信号に重畳さ
れた三角波成分を完全に除去する。 【構成】同期分離部１は、三角波が重畳されたＴＶ映像
信号Ｓ１の水平同期信号と同一周期かつ位相の水平同期
パルスＰｈを生成する。映像遅延部２は、信号Ｓ１を１
水平走査期間だけ遅延させて信号Ｓ２として出力する。
サンプルホールド部３および４は、信号Ｓ１およびＳ２
を水平同期パルスＰｈに応じてそれぞれサンプリング
し、信号Ｓ１およびＳ２の水平同期先端部分の電位Ｖ１
およびＶ２をそれぞれ検出する。誤差増幅部６は、電位
Ｖ１とＶ２との差電圧Ｖ４を出力する。基準電圧生成部
５は、所定のクランプ電位に対応する基準電圧Ｖ３を生
成する。鋸歯波生成部７は、差電圧Ｖ４に対応する振幅
を有し且つ１水平走査期間を周期とすると共に基準電圧
Ｖ３にクランプする鋸歯波Ｓ３を生成する。加算部８
は、信号Ｓ２と鋸歯波Ｓ３とを加算する。
れた三角波成分を完全に除去する。 【構成】同期分離部１は、三角波が重畳されたＴＶ映像
信号Ｓ１の水平同期信号と同一周期かつ位相の水平同期
パルスＰｈを生成する。映像遅延部２は、信号Ｓ１を１
水平走査期間だけ遅延させて信号Ｓ２として出力する。
サンプルホールド部３および４は、信号Ｓ１およびＳ２
を水平同期パルスＰｈに応じてそれぞれサンプリング
し、信号Ｓ１およびＳ２の水平同期先端部分の電位Ｖ１
およびＶ２をそれぞれ検出する。誤差増幅部６は、電位
Ｖ１とＶ２との差電圧Ｖ４を出力する。基準電圧生成部
５は、所定のクランプ電位に対応する基準電圧Ｖ３を生
成する。鋸歯波生成部７は、差電圧Ｖ４に対応する振幅
を有し且つ１水平走査期間を周期とすると共に基準電圧
Ｖ３にクランプする鋸歯波Ｓ３を生成する。加算部８
は、信号Ｓ２と鋸歯波Ｓ３とを加算する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号クランプ回路に
関し、特にエネルギー拡散のための三角波が重畳された
ＴＶ映像信号をクランプする映像信号クランプ回路に関
する。
関し、特にエネルギー拡散のための三角波が重畳された
ＴＶ映像信号をクランプする映像信号クランプ回路に関
する。
【０００２】
【従来の技術】放送衛星あるいは通信衛星によるＴＶ映
像信号を伝送する場合、ＦＭ変調時のエネルギー集中を
抑えるために、三角波を映像信号に重畳して伝送してい
る。このような映像信号は、処理する前にクランプ回路
により三角波形状のエネルギー拡散信号を除去する必要
がある。
像信号を伝送する場合、ＦＭ変調時のエネルギー集中を
抑えるために、三角波を映像信号に重畳して伝送してい
る。このような映像信号は、処理する前にクランプ回路
により三角波形状のエネルギー拡散信号を除去する必要
がある。
【０００３】従来は、水平同期信号の先端部分またはバ
ックポーチの部分をスイッチ回路を用いて一定電位にク
ランプする方法が一般的である。
ックポーチの部分をスイッチ回路を用いて一定電位にク
ランプする方法が一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
方法では、１水平走査期間内において三角波による輝度
変動分を除去するこはできない。このため、映像スクラ
ンブル伝送においてデスクランブル後の映像にノイズが
発生するという問題点がある。
方法では、１水平走査期間内において三角波による輝度
変動分を除去するこはできない。このため、映像スクラ
ンブル伝送においてデスクランブル後の映像にノイズが
発生するという問題点がある。
【０００５】本発明の目的は、１水平走査期間内の三角
波による輝度変動を完全に除去できる映像信号クランプ
回路を提供することにある。
波による輝度変動を完全に除去できる映像信号クランプ
回路を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号クラン
プ回路は、エネルギー拡散のための三角波が重畳された
ＴＶ映像信号をクランプする映像信号クランプ回路にお
いて、前記ＴＶ映像信号の水平同期信号と同一周期かつ
同一位相の水平同期パルスを生成する同期分離部と、前
記ＴＶ映像信号を１水平走査期間だけ遅延させる遅延部
と、前記遅延部に入力する前記ＴＶ映像信号を前記水平
同期パルスに応じてサンプリングして前記ＴＶ映像信号
の水平同期先端部分の電位を検出する第１のサンプルホ
ールド部と、前記遅延部が出力するＴＶ映像信号を前記
水平同期パルスに応じてサンプリングして前記ＴＶ映像
信号の他方の水平同期先端部分の電位を検出する第２の
サンプルホールド部と、前記第１および第２のサンプル
ホールド部が検出した電位の差に対応する差電圧を出力
する誤差増幅部と、所定のクランプ電位に対応する基準
電圧を生成する基準電圧生成部と、前記差電圧に対応す
る振幅を有し且つ１水平走査期間を周期とする鋸歯波を
生成する鋸歯波生成部と、前記遅延部が出力するＴＶ映
像信号と前記鋸歯波とを加算する加算部とを備えて構成
される。
プ回路は、エネルギー拡散のための三角波が重畳された
ＴＶ映像信号をクランプする映像信号クランプ回路にお
いて、前記ＴＶ映像信号の水平同期信号と同一周期かつ
同一位相の水平同期パルスを生成する同期分離部と、前
記ＴＶ映像信号を１水平走査期間だけ遅延させる遅延部
と、前記遅延部に入力する前記ＴＶ映像信号を前記水平
同期パルスに応じてサンプリングして前記ＴＶ映像信号
の水平同期先端部分の電位を検出する第１のサンプルホ
ールド部と、前記遅延部が出力するＴＶ映像信号を前記
水平同期パルスに応じてサンプリングして前記ＴＶ映像
信号の他方の水平同期先端部分の電位を検出する第２の
サンプルホールド部と、前記第１および第２のサンプル
ホールド部が検出した電位の差に対応する差電圧を出力
する誤差増幅部と、所定のクランプ電位に対応する基準
電圧を生成する基準電圧生成部と、前記差電圧に対応す
る振幅を有し且つ１水平走査期間を周期とする鋸歯波を
生成する鋸歯波生成部と、前記遅延部が出力するＴＶ映
像信号と前記鋸歯波とを加算する加算部とを備えて構成
される。
【０００７】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、図２は本発明の動作を説明するための図であ
る。
であり、図２は本発明の動作を説明するための図であ
る。
【０００９】図１において、同期分離部１は、入力映像
信号Ｓ１から同期成分を分離し、水平同期信号と同一周
期、同一位相の水平同期パルスＰｈを生成する。映像遅
延部２は、入力映像信号Ｓ１に対して正確に１水平走査
期間だけ遅延した映像信号Ｓ２を出力する。
信号Ｓ１から同期成分を分離し、水平同期信号と同一周
期、同一位相の水平同期パルスＰｈを生成する。映像遅
延部２は、入力映像信号Ｓ１に対して正確に１水平走査
期間だけ遅延した映像信号Ｓ２を出力する。
【００１０】サンプルホールド部３は、水平同期パルス
Ｐｈを受けて、図２に示したように、入力映像信号Ｓ１
の水平同期信号の先端電位（時点ｔ１の電位）をサンプ
リングし、次の水平同期パルスが入力するまでのその電
位Ｖ１を保持する。サンプルホールド部４は、水平同期
パルスＰｈを受け遅延した映像信号Ｓ２の水平同期信号
の先端電位（時点ｔ２の電位）をサンプリングし、次の
水平同期パルスが入力するまでその電位Ｖ２を保持す
る。基準電圧生成部５は、クランプ電位に対応する基準
電圧Ｖ３を生成する。
Ｐｈを受けて、図２に示したように、入力映像信号Ｓ１
の水平同期信号の先端電位（時点ｔ１の電位）をサンプ
リングし、次の水平同期パルスが入力するまでのその電
位Ｖ１を保持する。サンプルホールド部４は、水平同期
パルスＰｈを受け遅延した映像信号Ｓ２の水平同期信号
の先端電位（時点ｔ２の電位）をサンプリングし、次の
水平同期パルスが入力するまでその電位Ｖ２を保持す
る。基準電圧生成部５は、クランプ電位に対応する基準
電圧Ｖ３を生成する。
【００１１】誤差増幅器６は、サンプルホールド部３お
よび４が保持する電位Ｖ１およびＶ２の差を差電圧Ｖ４
として出力する。Ｖ４＝Ｖ２−Ｖ１ ……（１） 鋸歯波発生部７は、差電圧Ｖ４を振幅とし、１水平走査
期間を周期とする鋸波歯Ｓ３を生成する。ここで、鋸歯
波Ｓ３は式（２）で表すことができる。 Ｓ３＝Ｖ１＋Ｖ４・（ｔ／ｔｈ）−Ｖ３……（２）但
し、ｔｈは水平走査周期である。
よび４が保持する電位Ｖ１およびＶ２の差を差電圧Ｖ４
として出力する。Ｖ４＝Ｖ２−Ｖ１ ……（１） 鋸歯波発生部７は、差電圧Ｖ４を振幅とし、１水平走査
期間を周期とする鋸波歯Ｓ３を生成する。ここで、鋸歯
波Ｓ３は式（２）で表すことができる。 Ｓ３＝Ｖ１＋Ｖ４・（ｔ／ｔｈ）−Ｖ３……（２）但
し、ｔｈは水平走査周期である。
【００１２】加算部８は、遅延した映像信号Ｓ２から鋸
歯波Ｓ３を減算することにより、映像信号の１水平走査
期間での輝度変動成分を除去し、所定の電圧にクランプ
された映像信号Ｓ４を出力する。
歯波Ｓ３を減算することにより、映像信号の１水平走査
期間での輝度変動成分を除去し、所定の電圧にクランプ
された映像信号Ｓ４を出力する。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の映像信号
クランプ回路は、映像信号に重畳されている三角波によ
る輝度変動が時間の１次式で近似できることに着目し、
その輝度変動を水平同期信号先端の電位変動を観測する
ことにより算出し、この算出値を振幅として１水平走査
期間を周期とする鋸歯波を発生し、この鋸歯波により補
正すことにより、三角波による輝度変動を完全に除去し
て映像信号をクランプできるという効果がある。
クランプ回路は、映像信号に重畳されている三角波によ
る輝度変動が時間の１次式で近似できることに着目し、
その輝度変動を水平同期信号先端の電位変動を観測する
ことにより算出し、この算出値を振幅として１水平走査
期間を周期とする鋸歯波を発生し、この鋸歯波により補
正すことにより、三角波による輝度変動を完全に除去し
て映像信号をクランプできるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】本実施例の動作を説明するための図である。
１ 同期分離部 ２ 映像遅延部 ３，４ サンプルホールド部 ５ 基準電圧生成部 ６ 誤差増幅部 ７ 鋸歯波発生部 ８ 加算部
Claims (1)
- 【請求項１】 エネルギー拡散のための三角波が重畳さ
れたＴＶ映像信号をクランプする映像信号クランプ回路
において、前記ＴＶ映像信号の水平同期信号と同一周期
かつ同一位相の水平同期パルスを生成する同期分離部
と、前記ＴＶ映像信号を１水平走査期間だけ遅延させる
遅延部と、前記遅延部に入力する前記ＴＶ映像信号を前
記水平同期パルスに応じてサンプリングして前記ＴＶ映
像信号の水平同期先端部分の電位を検出する第１のサン
プルホールド部と、前記遅延部が出力するＴＶ映像信号
を前記水平同期パルスに応じてサンプリングして前記Ｔ
Ｖ映像信号の他方の水平同期先端部分の電位を検出する
第２のサンプルホールド部と、前記第１および第２のサ
ンプルホールド部が検出した電位の差に対応する差電圧
を出力する誤差増幅部と、所定のクランプ電位に対応す
る基準電圧を生成する基準電圧生成部と、前記差電圧に
対応する振幅を有し且つ１水平走査期間を周期とする鋸
歯波を生成する鋸歯波生成部と、前記遅延部が出力する
ＴＶ映像信号と前記鋸歯波とを加算する加算部とを備え
ることを特徴とする映像信号クランプ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241519A JP2809004B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 映像信号クランプ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241519A JP2809004B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 映像信号クランプ回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0698199A true JPH0698199A (ja) | 1994-04-08 |
| JP2809004B2 JP2809004B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=17075556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4241519A Expired - Fee Related JP2809004B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 映像信号クランプ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2809004B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP4241519A patent/JP2809004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2809004B2 (ja) | 1998-10-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980630 |
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