JPH0698115A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH0698115A
JPH0698115A JP4241584A JP24158492A JPH0698115A JP H0698115 A JPH0698115 A JP H0698115A JP 4241584 A JP4241584 A JP 4241584A JP 24158492 A JP24158492 A JP 24158492A JP H0698115 A JPH0698115 A JP H0698115A
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JP4241584A
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Shuhei Hanaoka
周平 花岡
Mitsutaka Nagao
光孝 長尾
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モードによって読取中の原稿送りの基準速度
が異なり、読取中に原稿送り速度が変動する原稿読取装
置において、原稿の読取終了位置の誤差を補正する。 【構成】 制御部101は、原稿読取基準センサー20
1が原稿後端の通過によりオフした時の原稿送り速度
と、現モードの基準速度との速度差に対応した補正値を
補正値テーブル115より選択し、この補正値と基準速
度に基づきセンサー201の検出遅れ時間内の原稿移動
距離を求め、これによって原稿の読取終了位置までの移
動距離を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読取中の原稿送りの基
準速度が選択可能で、しかも原稿送り速度が読取中に変
動し、あるいは変動する可能性のある原稿読取装置に係
り、特に、原稿の読取終了位置の誤差補正に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の原稿読取装置の従来構成につい
て、ファクシミリ装置の原稿読取部に用いられているも
のを例に、図3乃至図5を参照しながら説明する。
【0003】図3及び図4に示されるように、原稿の読
取り制御に関連し、原稿搬送路の特定位置に原稿検出セ
ンサー200と原稿読取基準センサー201が前後して
配設されている。各センサー200,201は、ある支
点を中心に回動するアクチュエーターaと、このアクチ
ュエーターaの回動によって作動する機械的スイッチb
との組み合わせよりなる。
【0004】なお、以下の説明において、各センサー2
00,201のオン/オフという表現を用いることがあ
るが、これは各センサー200,201の機械的スイッ
チbのオン/オフという意味である。
【0005】図3(a)に示されるように、図中右方よ
り原稿203が自動給紙手段によって、あるいは手操作
によって送り込まれると、原稿検出センサー200のア
クチュエーターaが原稿203の先端部に押されて図中
反時計回り方向に回動し、所定の角度(オン角度)まで
回動した時点で原稿検出センサー200の機械的スイッ
チbがオンする。すなわち、原稿検出センサー200が
オンする。
【0006】原稿読取装置は、原稿検出センサー200
のオンを検知すると、原稿203の繰り込みを開始す
る。原稿読取り中はモード(後述)によって原稿送り速
度は異なるが、原稿繰り込み速度は一定とされるのが普
通である。
【0007】さて、原稿203の先端が所定位置まで進
むと、図3(b)に示すように、原稿読基準センサー2
01のアクチュエーターが原稿先端部に押されて所定の
オン角度まで回動せしめられ、同センサー201はオン
する。原稿読取装置は、原稿読取基準センサー201の
オンを検知すると、原稿の読取送りを開始し、原稿20
3がさらに所定量だけ進んだ時点で(あるいはオン検出
直後に)、原稿搬送路上のイメージセンサーによる原稿
203の画像情報の読取りを開始する。読取中の原稿送
り速度はモード(スタンダード、ファィン、セミスーパ
ーファイン等)によって異なるのが一般的である。
【0008】その後、原稿203の後端が原稿検出セン
サー200のアクチュエーターaを通過すると、同アク
チュエーターは図3(c)に示すように時計回転方向へ
回動し、初めの角度(オフ角度)に復帰した時点で原稿
検出センサー200はオフする。
【0009】その後、図4(a)に示すように原稿20
3の後端が原稿読取基準センサー201のアクチュエー
ターaを通過すると、同アクチュエーターaは時計回転
方向の復帰回動を始める。しかし、原稿読取基準センサ
ー201は、原稿後端が通過した瞬間にオフするわけで
はなく、実際にオフするのは原稿後端の通過時点からア
クチュエーターaがオフ角度に復帰するまでの遅れ時間
(略一定の時間で、例えば50ミリ秒)を経過後であ
る。
【0010】図4(b)はこの復帰途中の状態を示して
いる。図4(c)は復帰を完了した状態を示しており、
原稿読取基準センサー201の遅れ時間の間に原稿はさ
らに距離Lだけ移動している。なお、このことは原稿検
出センサー200のアクチュエーターaを原稿後端が通
過した場合においても全く同様である。
【0011】原稿読取装置は、原稿読取基準センサー2
01のオフを検知すると、読取終了と原稿排出の制御を
行なうが、この制御方法は装置によって次の二通りの方
法がある。
【0012】第1の方法は、原稿読取基準センサー20
1のオフを検知した時点より、指定されたモードと関係
なく、一定距離(ライン数)だけ読取りと原稿送りを行
ない、それを終わった時点で原稿排出のための送りに切
り替える。
【0013】第2の方法は、原稿読取基準センサーのオ
フを検知した時点より、モード毎に予め設定された補正
値パラメータにより、読取終了位置までの原稿移動距離
を補正し、補正後の読取終了位置まで読取りと読取送り
を継続し、それを終わった時点で原稿排出のための送り
に切り替える。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の構成に
よれば、原稿の読取終了位置の誤差が生じやすい。この
誤差には、モードの違いに依存するものと依存しないも
のとがある。その原因について次に説明する。
【0015】まず、モードに依存したバラツキについて
説明する。上述のように、モードによって原稿の読取送
り速度が異なるのであるから、当然の結果として、図4
に関連して説明したように、原稿後端が読取基準センサ
ー201のアクチュエーターaを通過してから同センサ
ー201がオフするまでの遅れ時間中の原稿移動距離L
はモードによって異なる。
【0016】図5は、このようなモードによる原稿移動
距離の違いを示した図である。ただし、(a)はセミス
ーパーファイン・モード(副走査線密度:15.4本/
mm,原稿読取送りの基準速度(最高速度):650p
ps)の場合、(b)はファイン・モード(副走査線密
度:7.7本/mm,原稿読取送り基準速度:1300
pps)の場合、また(c)はスタンダード・モード
(副走査線密度:3.85本/mm,原稿読取送り基準
速度:2600pps)の場合である。ここでpps
は、原稿送り用パルスモータの駆動パルス数/秒を意味
する。
【0017】前記第1の制御方法が採用された原稿読取
装置では、原稿読取基準センサ201のオフを検知して
から一定距離だけ送った位置を読取終了位置とするので
あるから、図5に示したようなモードによる読取基準セ
ンサー201の遅れ時間内の原稿移動距離の違いが、そ
のまま読取終了位置の誤差となってしまうことは明らか
である。
【0018】前記第2の制御方法が採用された原稿読取
装置では、モード毎の補正値パラメータを適切に設定し
たならば、モードの違いによる読取終了位置の誤差を減
らすことができる。
【0019】次に、モードに依存しない読取終了位置の
誤差について説明する。読取中の原稿送り速度(基準速
度あるいは最高速度)はモード(副走査線密度)によっ
て決まるが、例に用いたファクシミリ装置の原稿読取部
では、読み取られた画像情報を一時蓄積するためのバッ
ファメモリの空き状況等によって送り速度はかなり変動
する。このような送り速度の変動が、原稿読取基準セン
サー201の通過の際に生じると、当然に原稿読取基準
センサー201の遅れ時間内の原稿移動距離Lも変動
し、これも読取終了位置の誤差要因となる。しかし、こ
のような速度変動による読取終了位置の誤差について
は、上述のいずれの制御方法でも補正できないことは明
らかである。
【0020】上に述べたような読取終了位置の誤差は、
その悪影響が問題になることが少なくない。例えばファ
クシミリ装置の原稿読取部において、読取終了位置がプ
ラス方向(原稿送り方向)へ大きくずれた場合、受信機
側でカット紙記録を行なっているときに、原稿後端部分
の画像情報の記録途中で記録紙のページ替えが起こり、
その結果、1ページの原稿が2ページにわたって記録さ
れることがある。
【0021】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、読取中の原稿送りり基準速度が選択可能であっ
て、しかも読取中に原稿の送り速度が変動し、あるいは
変動する可能性のある原稿読取装置において、原稿の読
取終了位置の誤差を大幅に減少させることを目的とす
る。
【0022】なお、上述の第2の制御方法では、モード
の追加変更あるいは各モードでの原稿送りの基準速度の
変更の場合に、補正値パラメータを設定し直さなければ
ならないという煩わしさがある。このような煩わしさを
排除することも本発明の目的の一つである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、読取中の原稿送りの基準速度が選択可能
な原稿読取装置において、補正値を格納したテーブル
と、原稿の搬送路の特定位置に設けられたセンサーによ
って読取中の原稿の後端の通過が検出された時点の原稿
送り速度と、選択された原稿送りの基準速度との速度差
に対応した補正値を前記テーブルより選択する手段と、
選択された補正値と、選択された原稿送りの基準速度と
に基づいて、前記センサーを原稿が通過してから、これ
が前記センサーによって検出された時点までの原稿の移
動距離を求める手段と、求められた原稿移動距離によっ
て原稿の読取終了位置までの移動距離を補正する手段と
を有する、という構成を備えたものである。
【0024】
【作用】図3乃至図5を参照して説明したように、原稿
後端の通過を検出するために用いられるセンサー(20
1)は、原稿の後端が通過してから、それを実際に検出
する(オンあるいはオフする)までに、ある遅れを伴
う。そして、センサー通過時の原稿送りの実際の速度と
基準速度との速度差によって、センサーの検出遅れ時間
内の原稿移動距離の誤差を生じ、これが読取終了位置の
誤差となることは上に述べたとおりである。
【0025】ここで、センサーの検出遅れ時間は一般に
略一定と看做すことができるので、原稿がセンサーを通
過する際の実際の速度と、その時に選択されている基準
速度との速度差から、検出遅れ時間内の原稿移動距離の
誤差を補正するための補正値を予め計算することができ
る。
【0026】本発明においては、このような予め計算し
た補正値が格納されたテーブルを用い、センサーにより
原稿後端通過が検出された時点の原稿送り速度と、指定
モードの基準速度との速度差に対応した補正値をテーブ
ルから選択する。
【0027】ここで、センサー検出遅れ時間は一般に5
0msといった短時間であるため、読取中に原稿の送り
速度が不規則に変動する場合でも、センサーによって原
稿後端通過が検出された時点の原稿送り速度を、センサ
ーの検出遅れ時間内の原稿送り速度と見做すことができ
る。したがって、本発明においてテーブルより選択され
た補正値は、センサー通過時の原稿の実際の速度差に対
応した補正値と見做してよい。
【0028】本発明は、テーブルより選択した補正値
と、現在選択されている原稿送りの基準速度とに基づい
て、前記センサーを原稿が通過してから、これが前記セ
ンサーによって検出された時点までの原稿の実際の移動
距離を求める。そして、この移動距離により原稿の読取
終了位置までの移動距離を補正するので、原稿送りの基
準速度が異なっても、さらに読取中に原稿の送り速度が
変動しても、読取終了位置の誤差を極めて少なくでき
る。
【0029】また、テーブルには速度差に対応した補正
値が格納されるので、選択可能な原稿送り基準速度の追
加あるいは変更が行なわれる場合でも、テーブルそのも
のの変更は不要である。
【0030】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による原稿読取装
置の要部構成を簡略化して示すブロック図である。この
原稿読取装置(以下、本装置と呼ぶ)はファクシミリ装
置の原稿読取部として用いられるもので、モードとして
上述のスタンダード、ファイン、セミスーパーファイン
の3モードを選択可能である。
【0031】図1において、101は本装置の各部の制
御を司る部分であり、機能的には主制御部102、モー
タ駆動制御部103、画情報制御部104、読取制御部
105、センサー管理部106からなる。この制御部1
01は、具体的にはマイクロプロセッサとその周辺回
路、プログラム等の固定情報を格納したROM、データ
の一時記憶のためのRAM等からなる構成とされる。
【0032】後述の補正値テーブル115は、制御部1
01内のROMあるいはRAMに格納される。また、後
述の読取終了位置の誤差補正の機能は、主制御部102
の機能の一部として実現される。
【0033】107はモータ制御回路であって、モータ
駆動制御部103から与えられる駆動信号に従い、原稿
送り用パルスモータ108の駆動を行なう。200と2
01は図3乃至図5に示したものと同様の原稿検出セン
サと原稿読取基準センサであり、これらのオン/オフの
監視はセンサ管理部106で行なわれる。
【0034】111は原稿搬送路上の特定位置に設けら
れた光電変換手段としてのCCDイメージセンサであ
り、読取制御部105によって制御される。原稿の光学
像は直接的に、あるいは光学系を介してCCDイメージ
センサ111に結像し、画像情報信号に変換される。原
稿読取りの主走査はCCDイメージセンサ111によっ
て電気的に行なわれる。副走査は原稿送りによって行な
われる。
【0035】112は符号/復号制御回路、113はバ
ッファメモリであり、これらはファクシミリ通信に関連
した部分である。バッファメモリ113はメモリ送信ま
たはメモリ受信のために画像データをバッファリングす
るためのものである。符号/復号制御回路112は、画
情報制御部104の制御下で、CCDイメージセンサ1
11またはバッファメモリ113より入力するデータの
符号化または復号化を行なう。
【0036】次に、本装置における原稿読取動作につい
て説明する。図2は、読取終了位置の誤差補正に関連し
た処理の流れを示すフローチャートである。
【0037】原稿が挿入され、センサー管理部106で
原稿検出センサー200のオンが検知されると、主制御
部102よりモータ駆動部101に対して原稿繰り込み
のための駆動開始が指令される。モータ駆動部103よ
り原稿繰り込みのための駆動信号が供給され、この駆動
信号に従ってモータ駆動回路107がパルスモータ10
8を駆動することにより、一定速度で原稿が繰り込まれ
ていく。
【0038】原稿の先端が原稿読取基準センサー201
を通過し、同センサーのオンがセンサー管理部106で
検知されると、主制御部102はモータ駆動部103に
対し、現在選択されているモードに対応した速度での読
取り送りのためのモータ駆動を指令する。その結果、読
取りのための原稿送りが開始する。ただし、開始段階の
送り速度はモード対応の基準速度である。なお、各時点
の原稿の送り速度はモータ108の毎秒駆動パルス数
(pps)としてモータ駆動部103で管理されてい
る。
【0039】また、主制御部106は、原稿読取基準セ
ンサー201のオンが検知された時点で(あるいは原稿
が一定距離だけ移動した時点で)、読取制御部105に
対して現在のモードによる読取開始を指令し、同時に画
情報制御部104に対して現在のモードに対応した画像
情報の符号化の開始を指令する。その結果、読取制御部
105の制御の下でCCDイメージセンサ111が原稿
の読取走査を行ない、原稿より読み取られた画像情報が
符号/復号制御回路112へ入力する。そして、画情報
制御部104の制御下で、符号/復号制御回路112に
より読取画像情報が符号化され、その符号化データはバ
ッファメモリ113へ順次格納される。
【0040】このような読取中に、画情報制御部104
はバッファメモリ113の空き状況を主制御部102へ
通知する。主制御部102では、通知されたバッファメ
モリ113の空き状況に応じて、モータ駆動部103に
対しモータ駆動の減速または加速を指令する。したがっ
て、読取中の原稿の送り速度は、現在モードの基準速度
を最高速度として、変動する可能性がある。このような
原稿送りの加減速に対応して、読取制御部105はCC
Dイメージセンサ111の読取走査の周期を調整する。
【0041】次に、この原稿の読取終了位置制御に関す
る動作を図2を参照しながら説明する。主制御部102
は、原稿読取りを開始後、原稿読取基準センサー201
のオン検知の通知の有無をチェックする(ST1)。原
稿の先端が原稿読取基準センサー201を通過し、同セ
ンサーのオンがセンサー管理部106より通知されると
(ST1,YES)、主制御部102はモータ駆動部1
03で管理されている現在の原稿送り速度(pps)
と、現在のモードの基準速度との速度差によって補正値
テーブル115をアクセスし、同速度差に対応した補正
値(pps)を読み出す(ST2)。
【0042】原稿読取基準センサー201が原稿後端の
通過からオフするまでの遅れ時間を50msとすると、
速度差はパルスモータ108の毎秒駆動パルス数(pp
s)として計算されるため、様々な速度差について、速
度差(pps)×50msの値が予め計算され、この計
算値が補正値として補正値テーブル115の速度差対応
のアドレスに格納されている。
【0043】ここでは一例として、現在のモードがスタ
ンダードで基準速度が2600pps、現在の送り速度
が2480ppsであるとする。また、原稿を1mm送
るための毎秒駆動パルス数を30ppsとする。
【0044】そうすると、ST2において、(2600
−2480)pps×0.05s=6の値が補正値とし
て補正値テーブル115より読み出される。
【0045】次に主制御部102は、原稿読取基準セン
サー201の遅れ時間50ms内の原稿移動距離Lを次
の計算によって求める(ST3)。
【0046】 L={26008(pps)×0.05(s)−補正値(pps)}÷30(pps) =4.1(mm) 次に主制御部102において、原稿の後端が原稿読取基
準センサー201を通過した時から読取終了位置までの
移動距離(予め設定された値)から、先に求めた原稿移
動距離Lを差し引くことによって、読取終了位置までの
原稿移動距離を補正する(ST4)。
【0047】この後、図2は示されていないが、主制御
部1は、補正後の原稿移動距離分の原稿送りと読取りの
終了を監視し、この終了を確認した時点で読取制御部1
05と画情報制御部104に対して終了を指令し、また
モータ駆動部103に対し原稿排出駆動の開始を指令す
る。かくして、CCDイメージセンサ111の読取走査
は停止し、符号/復号制御回路112は最終ラインの画
像情報の符号化を終わった段階で動作を停止し、また原
稿は一定速度で送られ排出されることになる。
【0048】バッファメモリ113に蓄積された原稿画
像情報の符号化データの送信、及び受信の動作は従来の
ファクシミリ装置の場合と同様である。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、原稿の搬送路の特定位置に設けられたセンサーによ
って読取中の原稿の後端の通過が検出された時点の原稿
送り速度と、選択された原稿送りの基準速度との速度差
に対応した補正値をテーブルより選択し、選択した補正
値と、選択された原稿送りの基準速度とに基づいて、前
記センサーを原稿が通過してから、これが前記センサー
によって検出された時点までの原稿の移動距離を求め、
求めた原稿移動距離によって原稿の読取終了位置までの
移動距離を補正するという構成であるので、次のような
効果を有するものである。
【0050】原稿送りの基準速度が異なっても、さらに
読取中に原稿の送り速度が変動しても、読取終了位置の
誤差を極めて少なくできる。したがって、例えばファク
シミリ装置の原稿読取部に本発明を適用した場合、送信
機側の読取終了位置の誤差により受信機側で1ページの
原稿が2ページにわたって記録される、というような不
都合を確実に防止できる。
【0051】テーブルには速度差に対応した補正値が格
納されるので、選択可能な原稿送り基準速度の追加ある
いは変更が行なわれる場合でも、テーブルの変更は不要
である。つまり、同じテーブルを用いて、選択可能な原
稿送りの基準速度の異なる原稿読取装置の読取終了位置
の誤差補正を行なうことができる。このことは、原稿読
取装置の機種開発等に極めて有利である。また、原稿送
りの基準速度毎に別々に補正値パラメータを設定する構
成の場合、設定作業の煩わしさがなくなるうえに、設定
誤りによるトラブルを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による原稿読取装置の概略ブ
ロック図
【図2】原稿の読取終了位置の補正処理の概略フローチ
ャート
【図3】(a)原稿挿入段階の状態を示す図 (b)原稿先端が原稿読取基準センサーを通過した状態
を示す図 (c)原稿後端が原稿検出センサーを通過した状態を示
す図
【図4】(a)原稿後端が原稿読取基準センサーを通過
する瞬間の状態を示す図 (b)原稿後端が原稿読取基準センサーを通過した直後
の状態を示す図 (c)原稿読取基準センサーがオフした状態を示す図
【図5】原稿読取基準センサーの遅れ時間内における原
稿移動距離をモードと対応させて示す図
【符号の説明】
101 制御部 102 主制御部 103 モータ駆動部 104 画情報制御部 105 読取制御部 106 センサー管理部 107 モータ駆動回路 108 パルスモータ 112 符号/復号制御回路 113 バッファメモリ 114 CCDイメージセンサ 115 補正値テーブル 200 原稿検出センサー 201 原稿読取基準センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取中の原稿送りの基準速度を選択可能
    な原稿読取装置であって、補正値を格納したテーブル
    と、原稿の搬送路の特定位置に設けられたセンサーによ
    り読取中の原稿の後端の通過が検出された時点の原稿送
    り速度と、選択された基準速度との速度差に対応した補
    正値を前記テーブルより選択する手段と、選択された補
    正値と、選択された基準速度とに基づいて、前記センサ
    ーを原稿が通過してから、これが前記センサーによって
    検出された時点までの原稿の移動距離を求める手段と、
    求められた原稿移動距離によって原稿の読取終了位置ま
    での移動距離を補正する手段とを有することを特徴とす
    る原稿読取装置。
JP4241584A 1992-09-10 1992-09-10 原稿読取装置 Pending JPH0698115A (ja)

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JP4241584A JPH0698115A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 原稿読取装置

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JP4241584A JPH0698115A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 原稿読取装置

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JPH0698115A true JPH0698115A (ja) 1994-04-08

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JP4241584A Pending JPH0698115A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 原稿読取装置

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