JPH069781U - レーザ加工機用ワーク回転装置の機体保護構造 - Google Patents

レーザ加工機用ワーク回転装置の機体保護構造

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JPH069781U
JPH069781U JP3887492U JP3887492U JPH069781U JP H069781 U JPH069781 U JP H069781U JP 3887492 U JP3887492 U JP 3887492U JP 3887492 U JP3887492 U JP 3887492U JP H069781 U JPH069781 U JP H069781U
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JP
Japan
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hole
rotating device
chuck
protective sheet
work rotating
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孝一 佐枝
俊児 佐倉
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Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ加工機用ワーク回転装置をレーザ加工
の際に発生するスパッタや切粉から保護するための構造
を提供する。 【構成】 保護シート構造30は、通常はチャック17
の大きさより小さくチャック17を通過させるとき切り
込み34によってチャック17より大きく広げることの
できる切り込み付き孔33が形成された保護シート36
と、チャックの大きさより小さな孔35が形成され、こ
の孔の部分で2つの部分に分割されるシート固定板32
とで構成されている。保護シートは、切り込みによって
孔を広げ、チャックを貫通させてからワーク回転装置1
0の機体26に被せ、その後、孔を元の大きさに戻して
機体に取り付けられる。シート固定板32は、分割した
状態でチャックの支持軸15の両側から近付け、孔35
の部分で支持軸を逃がして1枚板のようにして機体26
に取付けられ、保護シート36を押え込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザ加工機用ワーク回転装置をレーザ加工の際に発生するスパッ タや切粉から保護するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザ加工機用ワーク回転装置は、図4に示すように、主に、フレーム 11と、このフレーム11に回転自在に軸支された手動回転軸12と、この手動 回転軸12に取り付けられ入力軸14と出力軸(支持軸)15を有する減速機1 3と、入力軸14を回転させるモータ16と、出力軸15に取り付けられたチャ ック(ワーク設置台)17とで構成されている。 手動回転軸12と、減速機13の出力軸15は、互いに交差状態に配置されて いる。チャック17はワーク(図示省略)を握持し、モータ16と減速機13と によって矢印A方向に減速回転するようになっている。
【0003】 手動回転軸12には、手動回転軸12を矢印B方向に回転させて減速機13と チャック17を一体に傾けるレバー18が取り付けられている。 手動回転軸12の鍔20にはチャック17の傾動角を読取るための目盛21が 、フレーム11の鍔19には目盛21を指示する溝22が各々形成されている。 さらに、フレーム11の鍔19には孔23が形成され、手動回転軸12の鍔2 0にはピン24に差込みチャック17の傾動角をセットするピン24が取り付け られている。孔23は手動回転軸12を中心とした円上に適宜の間隔で複数(図 面では1つのみ図示)形成されている。又、ピン24はスプリング25によって 孔23に保持されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなワーク回転装置10は、ワークにレーザ加工が施されて いるとき、スパッタやワークの切粉が周囲に飛散し、ワーク回転装置10の機体 26に溶着或いは付着したり、ワーク回転装置10の部品間の隙間や孔、例えば 、手動回転軸12の鍔20とフレーム11の鍔19との隙間Sや孔23に入り込 んだりしたりすることがある。このため、ワーク回転装置10の機体26は損傷 を受けるという問題点を有している。なお、機体26とは、チャック17を除く ワーク回転装置10全体を言う。 又、手動回転軸12を回転させることができなかったり、ピン24が孔23か ら抜けなくなったり或いは逆にピン24を孔23に差込むことができなくなった りしてワーク回転装置が操作不能になる恐れがあるという問題点も有している。 さらに、レーザ加工の際に発生するガスによってワーク回転装置が酸化すると いう問題点も有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ワーク回転装置の機体から支持軸によって離間しているワーク設置 台の大きさより通常は小さく前記ワーク設置台を通過させるとき切り込みによっ て前記ワーク設置台より大きく広げることができる切り込み付き孔が形成された 保護シートと、前記ワーク回転台の大きさより小さな孔が形成され前記孔の部分 で複数に分割されるシート固定板とを有し、前記保護シートは前記固定板によっ て前記支持軸付近の機体上に取り付けられ前記機体を覆うようにした保護構造に より、前記課題を解決した。
【0006】
【作用】
保護シートは、切り込みによって孔を広げた状態でワーク回転装置全体を被せ るようにしてワーク設置台を貫通させ、その後、切り込みを閉じ、孔を元の大き さに戻してから機体に取付けられる。 シート固定板は、分割した状態で支持軸の両側から近付け、孔の部分で支持軸 を逃がして1枚板のようにして保護シートを押え込んで機体に取付けられる。 保護シートは、浮つかないようにシート固定板によって機体に取付けられる。
【0007】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図1乃至図4の図面に基づいて説明する。 保護シート構造30は、図4に示すレーザ加工機用ワーク回転装置10をレー ザ加工の際に発生するスパッタや切粉から保護するための構造である。 保護シート構造30(図1参照)は、ワーク回転装置10の機体26を覆う保 護シート31と、保護シート31の一部分を機体26に取付けるシート固定板3 2とで構成されている。
【0008】 保護シート31(図2参照)は、アクリル繊維を原料とする有機質の耐炎繊維 で作られており、透明或いは不透明である。 保護シート31には、チャック17の径より小径で且つ出力軸15より大径の 孔33が形成されている。孔33には切り込み34が形成されている。孔33は 、この切り込み34よってチャック17の径より大きく広げることができる。
【0009】 シート固定板32(図3参照)は、チャック17の径より小径で且つ出力軸1 5より大径の孔35が形成されている。シート固定板32は、この孔35の部分 で符号321の部分と符号322の部分との2つに分割されている。
【0010】 次に、保護シート構造30の取付け手順を説明する。 先ず、保護シート31の孔33を切り込み34を利用して広げる。 次に、孔34を広げた保護シート31をワーク回転装置10全体を被せるよう にしてチャック17を貫通させる。その後、切り込み34を閉じ、孔34を元の 大きさ(図2に示す大きさ)に戻す。 最後に、シート固定板32を分割した状態で出力軸15の両側から近付け、孔 35の部分で出力軸15を逃がして1枚板のようにしてから保護シート31を押 え込んで減速機13の部分に取付ける(図1参照)。 保護シート31とシート固定板32は、保護シート31とシート固定板32に 形成された各4つの取付孔36,37を貫通する4本のボルト38によって取付 けられる。なお、図2を90°時計方向に回転させると、図3と合うようになっ ている。
【0011】 機体26に取付けられた保護シート31は、シート固定板32によって押さえ られているから、浮き上がるようなことがなく、ワーク回転装置10全体を確実 に覆い、スパッタや切粉から保護することができる。 さらに、保護シート31は、スパッタや切粉が手動回転軸12の鍔20とフレ ーム11の鍔19との隙間S(図4参照)や孔23に入り込んだりすることも阻 止することができる。従って、ワーク回転装置10は操作不能な状態になるよう なことがない。
【0012】
【考案の効果】
本考案の保護シート構造は、保護シートがワーク回転装置全体を覆っているた め、レーザ加工の際に発生するスパッタや切粉がワーク回転装置の機体に溶着或 いは付着することを防止することができる。 又、ワーク回転装置の部品の隙間へのスパッタや切粉の入り込みも阻止するこ とができ、ワーク回転装置が操作不能になるようなことを防止することもできる 。 さらに、レーザ加工の際に発生するガスにワーク回転装置がさらされるような ことがなくなり、ワーク回転装置の酸化を防止することもできる。 又、保護シートは、シート固定板によって浮き上がらないように固定されてい るため、ワーク回転装置の動作中であってもワーク回転装置全体を確実に覆うこ とができる。
【提出日】平成5年8月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザ加工機用ワーク回転装置は、図4に示すように、主に、フレーム 11と、このフレーム11に回転自在に軸支された手動回転軸12と、この手動 回転軸12に取り付けられ入力軸14と出力軸(支持軸)15を有する減速機1 3と、入力軸14を回転させるモータ16と、出力軸15に取り付けられたチャ ック(ワーク設置台)17とで構成されている。 手動回転軸12と、減速機13の出力軸15は、互いに交差状態に配置されて いる。チャック17はワーク(図示省略)を持し、モータ16と減速機13と によって矢印A方向に減速回転するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の保護シート構造をワーク回転装置に取
付けた状態の斜視図である。
【図2】保護シートの平面図である。
【図3】シート固定板の平面図である。
【図4】ワーク回転装置の正面図であって、一部分を断
面で表わした図である。
【符号の説明】
10 ワーク回転装置 15 出力軸(支持軸) 17 チャック(ワーク設置台) 26 機体 30 保護シート構造 31 保護シート 32 シート固定板 33 保護シートの孔 34 切り込み 35 シート固定板の孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク回転装置の機体から支持軸によっ
    て離間しているワーク設置台の大きさより通常は小さく
    前記ワーク設置台を通過させるとき切り込みによって前
    記ワーク設置台より大きく広げることができる切り込み
    付き孔が形成された保護シートと、前記ワーク回転台の
    大きさより小さな孔が形成され前記孔の部分で複数に分
    割されるシート固定板とを有し、前記保護シートは前記
    固定板によって前記支持軸付近の機体上に取り付けられ
    前記機体を覆うことを特徴とする、レーザ加工機用ワー
    ク回転装置の機体保護構造。
JP1992038874U 1992-05-15 1992-05-15 レーザ加工機用ワーク回転装置の機体保護構造 Expired - Lifetime JP2530324Y2 (ja)

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JP1992038874U JP2530324Y2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 レーザ加工機用ワーク回転装置の機体保護構造

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JP1992038874U JP2530324Y2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 レーザ加工機用ワーク回転装置の機体保護構造

Publications (2)

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JPH069781U true JPH069781U (ja) 1994-02-08
JP2530324Y2 JP2530324Y2 (ja) 1997-03-26

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JP1992038874U Expired - Lifetime JP2530324Y2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 レーザ加工機用ワーク回転装置の機体保護構造

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100844913B1 (ko) * 2007-01-24 2008-07-09 현대로템 주식회사 용접용 회전 작업대
CN108620794A (zh) * 2018-05-28 2018-10-09 郑州玖意优创商贸有限公司 一种旋转焊接平台

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JP2530324Y2 (ja) 1997-03-26

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