JPH0739532Y2 - 切断工具 - Google Patents

切断工具

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Publication number
JPH0739532Y2
JPH0739532Y2 JP1993009491U JP949193U JPH0739532Y2 JP H0739532 Y2 JPH0739532 Y2 JP H0739532Y2 JP 1993009491 U JP1993009491 U JP 1993009491U JP 949193 U JP949193 U JP 949193U JP H0739532 Y2 JPH0739532 Y2 JP H0739532Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
holding recess
cut
recess forming
cutting tool
holding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993009491U
Other languages
English (en)
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JPH0585515U (ja
Inventor
勝平 大見
Original Assignee
大見工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 大見工業株式会社 filed Critical 大見工業株式会社
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Publication of JPH0585515U publication Critical patent/JPH0585515U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鉄筋、金属パイプ等
を切断する工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビルディング等の改築、或いは冷暖房機
器等の取付工事等においては壁内外の鉄筋、金属パイプ
等の切断除去が必要となる場合があり、この切断除去に
は従来より円盤型カッターからなる切断工具が使用され
ている。
【0003】ところが、円盤型カッターの回転領域は被
切断体を切断するための前半部側が比較的広い角度範囲
で露出しており、切断作業時の固定された被切断体に対
する切断工具の安定保持が難しく、円滑な切断及び安全
性の上で問題がある。
【0004】そこで、実公昭55−28372号公報の
切断工具では、カバーにて円盤型カッターの後半部を覆
い、さらに、そのカバーには円盤型カッターの前半部に
向けて延出するV字状の案内体を設けるとともに、案内
体の間に被切断体を導入するための保持凹部を形成して
いた。この構成により、被切断体を保持凹部に保持して
切断作業を行うことができるようになっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
切断工具では、保持凹部が一定幅に固定されているた
め、所定幅又は径の被切断体にしか利用できないという
問題があった。つまり、保持凹部よりも大きい幅又は径
の被切断体は保持凹部に導入することができず、又、保
持凹部よりも小さい幅又は径の被切断体は切断の際にが
たつきが生じ危険を伴う。そのため、ビルディング等の
改築、或いは冷暖房機器等の取付工事等において、径の
異なる被切断体を切断する場合には、その都度、切断工
具を交換しなくてはならなかった。
【0006】この考案は上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、被切断体を円滑
かつ安全に切断できるとともに、異なる径の被切断体に
も容易に対処可能な切断工具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、この考案は、円盤型カッターの回転領域を少なくと
もその周縁部の一部位を除いて被覆し、前記周縁部のカ
ッター露出部位には前記回転領域外から回転領域内にわ
たって被切断体を導入保持する保持凹部を、複数の保持
凹部形成体により形成し、同保持凹部形成体のうち、少
なくとも一つの保持凹部形成体を他の保持凹部形成体に
対して円盤型カッターの回転方向へ相対移動可能とする
とともに、その移動位置において位置決め固定可能とし
【0008】
【作用】上記構成によれば、切断時には保持凹部内の鉄
筋、金属パイプ等の被切断体による円盤型カッターの回
転反力が保持凹部の内側壁を介して円盤型カッターの切
断作用部近傍で受け止められる。そのため、切断工具全
体の反動が抑えられ、切断工具の安定保持及び安全性が
確保される。又、移動可能な保持凹部形成体を移動させ
ることにより、保持凹部の幅が被切断体に応じて任意に
調整される。
【0009】
【実施例】以下、この考案を具体化した一実施例につい
て図面に従って説明する。図1に示すように、モータを
内蔵する把持部1の前端には駆動力伝達方向転換機構を
被覆するカバー2が締付固定されており、カバー2の下
端開口部には保護カバー3が嵌合固定されている。カバ
ー2の下端開口部を通して駆動力伝達方向転換機構に作
動連結された駆動軸(図示略)には、円盤型カッター4
が保護カバー3のフランジ3aの下面の凹部内で回転可
能に取り付けられており、フランジ3aの周縁垂下部に
は補助カバー5が円盤型カッター4を被覆するように締
付固定されている。円盤型カッター4の周縁部には多数
の突部4aが回転対称に設けられており、各突部4aの
一側には刃片4bが固着されている。
【0010】フランジ3a及び補助カバー5の前半部に
は、フランジ3a及び補助カバー5を挟み込み可能な一
対の保持凹部形成体6,7が設けられている。保持凹部
形成体6,7には、円盤型カッター4の回転中心に中心
を持つボルト挿通用円弧状透孔6a,7aが形成されて
おり、その透孔6a,7aには締付ボルト8が挿通され
ている。従って、締付ボルト8の締め付けにより保持凹
部形成体6,7の位置が固定され、両保持凹部形成体
6,7の対向側端間に保持凹部9が形成される。又、保
持凹部形成体6,7をボルト挿通用円弧状透孔6a,7
aに沿って移動させることによって、保持凹部9の幅を
任意に調整可能となっている。又、図示のようにフラン
ジ3aの上面及びこの上面に接合する保持凹部形成体
6,7の内面には、ローレットRが施されており、保持
凹部形成体6,7の位置ずれが確実に防止されるように
なっている。
【0011】このような構成の切断工具において、図1
に鎖線で示す被切断体としての金属パイプ10の切断に
は、先ず、保持凹部9に金属パイプ10が案内される。
このとき、金属パイプ10がカバー2上に刻印された矢
印P方向へ回転する円盤型カッター4の切断作用を保持
凹部9内で受ける。この切断の反作用により保持凹部形
成体7側が円盤型カッター4の回転方向と逆方向へ付勢
され、金属パイプ10と保持凹部形成体7とが当接す
る。これにより反作用が保持凹部形成体7を介して固定
された金属パイプ10により受け止められ、切断工具の
反動が抑えられる。従って、作業者が特に力をいれるま
でもなく切断工具が安定保持され、被切断体が円滑に切
断されると共に、作業者の安全が確保される。
【0012】又、例えば図示した金属パイプ10とは異
なる径の金属パイプを切断する際には、締付ボルト8を
緩めて少なくとも一方の保持凹部形成体6,7をボルト
挿通用円弧状透孔6a,7aに沿って移動させればよ
い。それにより、径の異なる金属パイプにも容易に対処
可能となり、切断の際のがたつき等を最小限に抑えるこ
とができる。しかも、切断工具不使用時には両保持凹部
形成体6,7を接合しておくことにより円盤型カッター
4の回転領域を略完全に遮蔽することができ、安全性が
更に増す。
【0013】以上のように、本実施例の切断工具であれ
ば、異なる径の被切断体にも容易に対処できるととも
に、常に安全性の高い作業が可能となる。なお、本考案
は前記一実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨
から逸脱しない範囲内において任意に変更して具体化す
ることができる。
【0014】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案によれ
ば、切断時において円盤型カッターの回転反力が保持凹
部の内側壁を介して受け止められるので、被切断体を円
滑かつ安全に切断できるとともに、異なる径の被切断体
にも保持凹部形成体を移動させた後に位置決め固定でき
るので、容易に対処することができるという優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した切断工具の全体を示す斜視
図である。
【符号の説明】
4…円盤型カッター、6…保持凹部形成体、7…保持凹
部形成体、9…保持凹部、10…被切断体としての金属
パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤型カッター(4)の回転領域を少な
    くともその周縁部の一部位を除いて被覆し、前記周縁部
    のカッター露出部位には前記回転領域外から回転領域内
    にわたって被切断体(10)を導入保持する保持凹部
    (9)を、複数の保持凹部形成体(6,7)により形成
    し、同保持凹部形成体(6,7)のうち、少なくとも一
    の保持凹部形成体(6,7)を他の保持凹部形成体
    (6,7)に対して円盤型カッター(4)の回転方向へ
    相対移動可能とするとともに、その移動位置において位
    置決め固定可能としたことを特徴とする切断工具。
JP1993009491U 1993-03-08 1993-03-08 切断工具 Expired - Lifetime JPH0739532Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993009491U JPH0739532Y2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 切断工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993009491U JPH0739532Y2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 切断工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0585515U JPH0585515U (ja) 1993-11-19
JPH0739532Y2 true JPH0739532Y2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=18529118

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993009491U Expired - Lifetime JPH0739532Y2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 切断工具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036773A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Jiroo Kk 切断装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6811571B2 (ja) * 2016-09-13 2021-01-13 株式会社オグラ 切断用治具、切断ユニットおよび切断装置

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JPS5528372U (ja) * 1978-08-15 1980-02-23

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JP2008036773A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Jiroo Kk 切断装置

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Publication number Publication date
JPH0585515U (ja) 1993-11-19

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