JPH0697538A - ルビジウム原子発振器 - Google Patents
ルビジウム原子発振器Info
- Publication number
- JPH0697538A JPH0697538A JP24701392A JP24701392A JPH0697538A JP H0697538 A JPH0697538 A JP H0697538A JP 24701392 A JP24701392 A JP 24701392A JP 24701392 A JP24701392 A JP 24701392A JP H0697538 A JPH0697538 A JP H0697538A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubidium
- microwave
- cavity
- light
- light beam
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- Granted
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ルビジウム原子発振器の小型化及びマイクロ波
ユニット内のキャビティ部の共振周波数の調整の簡易
化。 【構成】ルビジウムランプ部からの光ビームと発振器か
らのマイクロ波とを共振させる円筒形のキャビティ1
は、光ビームを導入する光入射孔7と、マイクロ波を入
力する導入部6と、光ビームとマイクロ波との共振ビー
ムを受光素子2に出力する球状又は半球状のルビジウム
ガスセル3と、光入射孔7とルビジウムガスセル3との
間に設けられた複数の誘電体板5と、誘電体板5とルビ
ジウムガスセル3との間に共振ビームの周波数を調節す
る突出棒4とを有する。
ユニット内のキャビティ部の共振周波数の調整の簡易
化。 【構成】ルビジウムランプ部からの光ビームと発振器か
らのマイクロ波とを共振させる円筒形のキャビティ1
は、光ビームを導入する光入射孔7と、マイクロ波を入
力する導入部6と、光ビームとマイクロ波との共振ビー
ムを受光素子2に出力する球状又は半球状のルビジウム
ガスセル3と、光入射孔7とルビジウムガスセル3との
間に設けられた複数の誘電体板5と、誘電体板5とルビ
ジウムガスセル3との間に共振ビームの周波数を調節す
る突出棒4とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はルビジウム原子発振器に
関し、特に光ポンピング法を用いたルビジウム原子発振
器に関する。
関し、特に光ポンピング法を用いたルビジウム原子発振
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のルビジウム原子発振器において
は、原子共鳴を利用するためにキャビティが必要であ
り、このキャビティ長は導入されるマイクロ波の波長と
キャビティの中に挿入されるルビジウムガスセルの形状
誤差等により決定されていた。キャビティを入力のマイ
クロ波に共振(チューニング)するには、ガスセルの中
心軸に対して直角に1個の凹部をセル壁面に設定して該
凹部にキャビティの壁面を貫通する突出部を出没可能に
突出させる方式が取られているのが一般的である。
は、原子共鳴を利用するためにキャビティが必要であ
り、このキャビティ長は導入されるマイクロ波の波長と
キャビティの中に挿入されるルビジウムガスセルの形状
誤差等により決定されていた。キャビティを入力のマイ
クロ波に共振(チューニング)するには、ガスセルの中
心軸に対して直角に1個の凹部をセル壁面に設定して該
凹部にキャビティの壁面を貫通する突出部を出没可能に
突出させる方式が取られているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のルビジ
ウム原子発振器では、ルビジウムガスセル円周面に凹部
を設ける必要がある為、そのガスセル製造が困難になり
高価な物となる。又、構造的にガラスの肉厚が薄くなる
為に、キャビティ内に含まれる誘電体の量が少なくなり
キャビティを小型にする事が不可能となり、ルビジウム
原子発振器として高価になり、又小型化できないという
問題点があった。
ウム原子発振器では、ルビジウムガスセル円周面に凹部
を設ける必要がある為、そのガスセル製造が困難になり
高価な物となる。又、構造的にガラスの肉厚が薄くなる
為に、キャビティ内に含まれる誘電体の量が少なくなり
キャビティを小型にする事が不可能となり、ルビジウム
原子発振器として高価になり、又小型化できないという
問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のルビジウム原子
発振器は、ルビジウムランプ部からの光ビームと発振器
からのマイクロ波とを共振させる円筒形のキャビティに
おいて、前記光ビームを導入する光入射孔と、前記マイ
クロ波を入力する導入部と、前記光ビームと前記マイク
ロ波との共振ビームを受光素子に出力する球状又は半球
状のルビジウムセルと、前記光入射孔と前記ルビジウム
セルとの間に設けられた複数の誘電体板とを有する。
発振器は、ルビジウムランプ部からの光ビームと発振器
からのマイクロ波とを共振させる円筒形のキャビティに
おいて、前記光ビームを導入する光入射孔と、前記マイ
クロ波を入力する導入部と、前記光ビームと前記マイク
ロ波との共振ビームを受光素子に出力する球状又は半球
状のルビジウムセルと、前記光入射孔と前記ルビジウム
セルとの間に設けられた複数の誘電体板とを有する。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の正面図(A)及び側面図
(B)である。
る。図1は本発明の一実施例の正面図(A)及び側面図
(B)である。
【0006】本実施例は、ルビジウムランプ部からの光
ビームと発振器からのマイクロ波とを共振させる円筒形
のキャビティ1は、光ビームを導入する光入射孔7と、
マイクロ波を入力する導入部6と、光ビームとマイクロ
波の共振ビームを受光素子2に出力する球状又は半球状
のルビジウムガスセル3と、光入射孔7とルビジウムガ
スセル3との間に設けられた複数の誘電体板5と、誘電
体板5とルビジウムガスセル3との間に共振ビームの周
波数を調節する突出棒4とを有して構成される。
ビームと発振器からのマイクロ波とを共振させる円筒形
のキャビティ1は、光ビームを導入する光入射孔7と、
マイクロ波を入力する導入部6と、光ビームとマイクロ
波の共振ビームを受光素子2に出力する球状又は半球状
のルビジウムガスセル3と、光入射孔7とルビジウムガ
スセル3との間に設けられた複数の誘電体板5と、誘電
体板5とルビジウムガスセル3との間に共振ビームの周
波数を調節する突出棒4とを有して構成される。
【0007】次に本実施例の動作について説明する。誘
電体板5はその枚数を変える事により、キャビティ1の
共振用周波数が変化し、従って、誘電体板5の枚数の調
整により誘電体板5、ルビジウムガスセル3、光受光素
子2とキャビティ1において決定される共振周波数の粗
調整が可能となる。
電体板5はその枚数を変える事により、キャビティ1の
共振用周波数が変化し、従って、誘電体板5の枚数の調
整により誘電体板5、ルビジウムガスセル3、光受光素
子2とキャビティ1において決定される共振周波数の粗
調整が可能となる。
【0008】又、チューニング用突出棒4はルビジウム
ガスセル3を避けてキャビティ長の1/3程度の箇所に
固定し、チューニング用突出棒4では挿入深さを調節す
る事により、マイクロ波導入部6から入力されたマイク
ロ波に共振させてキャビティ1の共振周波数を微調整す
る。
ガスセル3を避けてキャビティ長の1/3程度の箇所に
固定し、チューニング用突出棒4では挿入深さを調節す
る事により、マイクロ波導入部6から入力されたマイク
ロ波に共振させてキャビティ1の共振周波数を微調整す
る。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ャビティに挿入する誘電体板の枚数を変えてキャビティ
内の共振周波数の粗調整を可能とし、更にキャビティの
壁面を貫通するチューニング用突出棒により共振周波数
の微調整が可能となり、キャビティの同調調整が容易に
なり、更にキャビティを小型に出来るという効果を有す
る。
ャビティに挿入する誘電体板の枚数を変えてキャビティ
内の共振周波数の粗調整を可能とし、更にキャビティの
壁面を貫通するチューニング用突出棒により共振周波数
の微調整が可能となり、キャビティの同調調整が容易に
なり、更にキャビティを小型に出来るという効果を有す
る。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図(A)及び側面
図(B)である。
図(B)である。
1 キャビティ 2 受光素子 3 ルビジウムガスセル 4 チューニング用突出棒 5 複数の誘電体板 6 マイクロ波導入部 7 光入射孔
Claims (2)
- 【請求項1】 ルビジウムランプ部からの光ビームと発
振器からのマイクロ波とを共振させる円筒形のキャビテ
ィにおいて、前記光ビームを導入する光入射孔と、前記
マイクロ波を入力する導入部と、前記光ビームと前記マ
イクロ波との共振ビームを受光素子に出力する球状又は
半球状のルビジウムセルと、前記光入射孔と前記ルビジ
ウムセルとの間に設けられた複数の誘電体板とを有する
ことを特徴とするルビジウム原子発振器。 - 【請求項2】 前記誘電体板と前記ルビジウムセルとの
間に前記共振ビームの周波数を調節する突出棒を設ける
ことを特徴とる請求項1記載のルビジウム原子発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24701392A JP2874476B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | ルビジウム原子発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24701392A JP2874476B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | ルビジウム原子発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0697538A true JPH0697538A (ja) | 1994-04-08 |
JP2874476B2 JP2874476B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=17157100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24701392A Expired - Fee Related JP2874476B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | ルビジウム原子発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874476B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112332841A (zh) * | 2021-01-05 | 2021-02-05 | 中国科学院精密测量科学与技术创新研究院 | 一种用于铷频标的矩形结构微波腔 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP24701392A patent/JP2874476B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112332841A (zh) * | 2021-01-05 | 2021-02-05 | 中国科学院精密测量科学与技术创新研究院 | 一种用于铷频标的矩形结构微波腔 |
CN112332841B (zh) * | 2021-01-05 | 2021-04-13 | 中国科学院精密测量科学与技术创新研究院 | 一种用于铷频标的矩形结构微波腔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2874476B2 (ja) | 1999-03-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981215 |
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