JPH0697374A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH0697374A
JPH0697374A JP4269668A JP26966892A JPH0697374A JP H0697374 A JPH0697374 A JP H0697374A JP 4269668 A JP4269668 A JP 4269668A JP 26966892 A JP26966892 A JP 26966892A JP H0697374 A JPH0697374 A JP H0697374A
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JP
Japan
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region
type
field effect
transistor region
semiconductor integrated
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JP4269668A
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Satoshi Oguchi
聡 小口
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Hitachi Ltd
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ラッチアップ耐圧を向上す
ることにある。 【構成】 pチャンネル型MOSトランジスタ領域、n
チャンネル型MOSトランジスタ領域、バイポーラトラ
ンジスタ領域に、ガードリング1をそれぞれ設け、それ
ら間でのラッチアップ耐圧の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、BiCMOSプロセス
を用いた半導体集積回路、さらにはそれにおけるラッチ
アップ耐圧向上、及び暗電流防止技術に関し、例えば、
SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモ
リ)に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】BiCMOSプロセスはアナログ機能と
ディジタル機能を併せ持つ混載LSI技術の一つであ
り、通常のバイポーラ工程に若干のMOS工程を付加す
ることにより、高精度のアナログ処理や大電力ドライブ
に最適なバイポーラ回路と高集積及び低消費電力化に有
利なCMOS(相補型MOS)回路を同一チップ上に搭
載可能にするプロセス技術である。
【0003】例えば、BiCMOSプロセスによって構
成されるドライブ回路(以下単にBiCMOSドライブ
回路とも記す)は、原理的に、負荷駆動用のバイポーラ
トランジスタを備え、入力信号に対するバイポーラトラ
ンジスタのベース駆動論理をCMOS回路で採るように
構成される。
【0004】尚、バイポーラトランジスタについて記載
された文献の例としては昭和59年11月30日オーム
社発行の「LSIハンドブック」P53〜P60があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、BiCMO
SプロセスによるLSIにおいては、電源端子と接地端
子との間に寄生PNPN接合が存在する。PNPNサイ
リタ構造では、順方向降伏電圧以上の印加されるとオン
し、電源−接地間に異常電流が流れ、そのような状態が
保持される(ラッチアップ)。ラッチアップの原因は、
寄生トランジスタが順方向にバイアスされること、トラ
ンジスタの接地電流増幅率積が1以上になること、電源
の電流容量が保持電流以上であること、が考えられ、そ
れの対策として、増幅率を下げる方法と、基板抵抗を大
きくする方法が知られている。しかしながら、実際には
十分な効果が得られておらず、製品レベルでのラッチア
ップ耐圧向上が必要とされる。
【0006】本発明の目的は、BiCMOS型半導体集
積回路におけるラッチアップ耐圧向上を図ることにあ
る。また、本発明の別の目的は、特別なプロセスを追加
すること無しに、BiCMOS型半導体集積回路におけ
るラッチアップ耐圧向上を図ることにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、Pチャンネル型電界効果トラン
ジスタ領域と、Nチャンネル型電界効果トランジスタ領
域と、バイポーラトランジスタ領域とを含んで半導体集
積回路が構成されるとき、上記Pチャンネル型電界効果
トランジスタ領域、及びバイポーラトランジスタ領域の
それぞれに対応してガードリングを設ける。また、Pチ
ャンネル型電界効果トランジスタ領域と、Nチャンネル
型電界効果トランジスタ領域と、バイポーラトランジス
タ領域とを含んで半導体集積回路が構成されるとき、上
記Nチャンネル型電界効果トランジスタ領域、及びバイ
ポーラトランジスタ領域のそれぞれに対応してガードリ
ングを設ける。さらに、Pチャンネル型電界効果トラン
ジスタ領域と、Nチャンネル型電界効果トランジスタ領
域と、バイポーラトランジスタ領域とを含んで半導体集
積回路が構成されるとき、上記Pチャンネル型電界効果
トランジスタ領域の周辺部、Nチャンネル型電界効果ト
ランジスタ領域、及びバイポーラトランジスタ領域のそ
れぞれに対応してガードリングを設ける。
【0010】さらに具体的な対応では、Pチャンネル型
電界効果トランジスタ領域は、N型ウェル領域の下にバ
イポーラプロセスによって形成されるN型埋め込み層を
有し、このとき当該Pチャンネル型電界効果トランジス
タ領域に対応して形成されたガードリングは、バイポー
ラプロセスによって形成されるコレクタ引出層と同一の
高濃度N型不純物領域を上記N型ウェル領域に有し、当
該不純物領域を上記N型埋め込み層に電気的に接続して
構成することができる。
【0011】また、Nチャンネルを形成するP型ウェル
領域の下に高濃度P型不純物領域を形成し、Nチャンネ
ル型電界効果トランジスタ領域の周辺の酸化膜開口部か
らPプラスインプラ層を介して上記P型ウェル領域及び
高濃度P型不純物領域に所望電位を印加可能に構成する
ことができる。
【0012】そして、上記バイポーラトランジスタ領域
は、N型埋め込み層の上にバイポーラトランジスタ用の
N型ウェル領域を有し、当該バイポーラトランジスタ領
域に対応して形成されたガードリングは上記バイポーラ
トランジスタ用のN型ウェル領域の外側に形成したP型
ウェル領域に、これと電気的に接続した高濃度P型不純
物領域を備えて構成することができる。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、Pチャンネル型MOS
トランジスタ領域、Nチャンネル型MOSトランジス
タ、及びバイポーラトランジスタ領域に対応してガード
リングを形成することは、領域毎のシールドを形成し、
このことが、BiCMOS型半導体集積回路におけるラ
ッチアップ耐圧の向上を達成する。また、Pチャンネル
型電界効果トランジスタ領域において、N型ウェル領域
の下にバイポーラプロセスによって形成されるN型埋め
込み層を適用し、バイポーラプロセスによって形成され
るコレクタ引出層と同一の高濃度N型不純物領域をN型
ウェル領域に形成して、ガードリングを構成すること
は、バイポーラトランジスタのプロセスを利用すること
ができ、このことが、特別なプロセスを追加すること無
しに、BiCMOS型半導体集積回路におけるラッチア
ップ耐圧向上を達成する。
【0014】
【実施例】図3(a)には、本発明の一実施例である半
導体集積回路に適用されるPチャンネル型MOSトラン
ジスタ領域の平面が示され、同図(b)には同図(a)
のX−X´線切断断面が示される。
【0015】電界効果トランジスタの一例とされるPチ
ャンネル型MOSトランジスタ領域は、図3(a)にお
いてハッチングで示されるように酸化膜開口部1を有
し、この酸化膜開口部1を介して、ラッチアップ耐圧向
上のためのガードリングGRが形成されている。このガ
ードリングGRは、特に制限されないが、バイポーラプ
ロセスによって形成されるコレクタ引出層と同一の高濃
度N型不純物領域3がN型ウェル領域5に形成され、さ
らに当該不純物領域3が上記N型埋め込み層4に電気的
に接続されることによって形成されている。Pチャンネ
ル型MOSトランジスタはN型ウェル領域5に形成さ
れ、その下にはN型埋め込み層4が形成されている。こ
のN型埋め込み層4は、高濃度N型シリコンなどとさ
れ、バイポーラプロセスによって形成されるコレクタ引
出層と同一のインプラである高濃度N型不純物領域3、
及びNプラス拡散層7を介して上記ガードリングGRに
電気的に結合されている。上記N型ウェル領域5の上部
にはPプラス拡散層2が形成され、このPプラス拡散層
2にメタル配線層6が結合される。この部分が、Pチャ
ンネル型MOSトランジスタのドレイン電極、及びソー
ス電極とされ、その間にゲート電極が形成される。更
に、上記酸化膜開口部1は、コンタクトホールによって
メタル配線層6と電気的に結合される。この場合のメタ
ル配線層6は、高電位側電源Vddに結合され、すなわ
ちPチャンネル型MOSトランジスタの基板電位と等電
位とされる。このため、このPチャンネル型MOSトラ
ンジスタ領域は、N型埋め込み層4及び高濃度N型不純
物領域3によって包囲されるとともに、それが、メタル
配線層6に電気的に結合されることによって電気的にシ
ールドされた状態とされる。
【0016】図4(a)には、本発明の一実施例である
半導体集積回路に適用されるNチャンネル型MOSトラ
ンジスタ領域の平面が示され、同図(b)には同図
(a)のX−X´線切断断面が示される。
【0017】図4(a)に示されるように、電界効果ト
ランジスタの一例とされるNチャンネル型MOSトラン
ジスタ領域は、ハッチングで示されるように酸化膜開口
部1を有し、この酸化膜開口部1を介して、ラッチアッ
プ耐圧向上のためのガードリングGRが形成されてい
る。すなわち、ガードリングGRは、特に制限されない
が、上記P型ウェル領域9の内部にこれと電気的に接続
されて形成された高濃度P型不純物領域としてのPプラ
ス拡散層2を有して形成される。図4(b)に示される
ように、Nチャンネル型MOSトランジスタはP型ウェ
ル領域9に形成され、このP型ウェル領域9の下には高
濃度P型アイソレーション層8が形成されている。P型
ウェル領域9は、上記酸化膜開口部1とPプラス拡散層
2によって電気的に結合されている。P型ウェル領域9
の上部にはNプラス拡散層7が形成され、このNプラス
拡散層7がメタル配線層6に結合される。この部分は、
Pチャンネル型MOSトランジスタのドレイン電極、及
びソース電極とされ、その間にゲート電極が形成され
る。更に、酸化膜開口部1は、コンタクトホールによっ
てメタル配線層6に電気的に結合されている。この場合
のメタル配線層6は、低電位側電源Vss(接地電位)
に結合されることによって、Nチャンネル型MOSトラ
ンジスタの基板電位と等電位にされる。それによりNチ
ャンネル型MOSトランジスタは電気的にシールドされ
た状態になっている。
【0018】図5(a)には、本発明の一実施例である
半導体集積回路に適用されるバイポーラトランジスタ領
域の平面が示され、同図(b)には同図(a)のX−X
´線切断断面が示される。
【0019】バイポーラトランジスタは、バイポーラト
ランジスタ用のN型ウェル領域10に形成され、このバ
イポーラトランジスタ用のN型ウェル領域10の下に
は、N型埋め込み層4が形成されている。バイポーラト
ランジスタ用のN型ウェル領域10の外側にはP型ウェ
ル領域9が形成され、また上部には、B(ボロン)イオ
ンを注入することで形成されるBR層11が形成され、
さらにPプラス拡散層2、Nプラス拡散層7が形成され
る。このPプラス拡散層2にバイポーラトランジスタの
ベース電極が形成され、Nプラス拡散層7の上にはPo
ly−Si(ポリシリコン)エミッタ12が形成され、
高濃度N型不純物領域3にバイポーラトランジスタのコ
レクタ電極が形成される。さらに図5(a)においてハ
ッチングで示されるように酸化膜開口部1が形成され、
この酸化膜開口部1を介してガードリングGRが形成さ
れる。このガードリングGRは、特に制限されないが、
バイポーラトランジスタ用のN型ウェル領域10の外側
に形成されたP型ウェル領域9に、これと電気的に接続
された高濃度P型不純物領域としてのPプラス拡散層2
を含んで成る。このPプラス拡散層2は、コンタクトホ
ールによってメタル配線層6と電気的に結合されてい
る。このメタル配線層6は低電位側電源Vssに固定さ
れ、それにより当該バイポーラトランジスタは、電気的
にシールドされた状態とされる。
【0020】図1には上記Pチャンネル型MOSトラン
ジスタ領域、Nチャンネル型MOSトランジスタ、及び
バイポーラトランジスタ領域を含む半導体集積回路の主
要部が示され、図2にはそれの等価回路が示される。こ
の半導体集積回路は、特に制限されないが、BiCMO
Sプロセスを用いたスタティックRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)などに含まれるBiCMOSインバー
タ回路とされる。
【0021】Pチャンネル型MOSトランジスタQ1
と、Nチャンネル型MOSトランジスタQ2とが直列接
続されることによってインバータINV1が形成され、
同様にPチャンネル型MOSトランジスタQ3とNチャ
ンネル型MOSトランジスタQ4とが直列接続されるこ
とによってインバータINV2が形成される。インバー
タINV1,INV2の入力ノードは、互いに結合され
ることによって当該出力バッファの入力ノードとされ
る。また、インバータINV1の出力ノードはバイポー
ラトランジスタQ5のベース電極に結合される。インバ
ータINV2の出力ノードはバイポーラトランジスタQ
5のエミッタ電極に結合され、ここが、当該BiCMO
Sインバータの出力ノードoutとされる。Pチャンネ
ル型MOSトランジスタQ1,Q3のドレイン電極、及
びバイポーラトランジスタQ5のコレクタ電極は、高電
位側電源Vddに結合され、Nチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ2,Q4のソース電極は低電位側電源Vss
に結合される。本実施例スタティックRAMにおいて、
このBiCMOSインバータ回路は、ある機能ブロック
の出力信号を、次段の機能ブロックに高速で伝達するた
めのドライバとして機能する。図面上、一組のBiCM
OSインバータが代表的に示されるが、他のインバータ
回路や、その他の回路は、図1乃至図5に示されるMO
Sトランジスタ、バイポーラトランジスタなどの組合せ
によって形成される。すなわち、本実施例スタティック
RAMに、適用されるPチャンネル型MOSトランジス
タ、Nチャンネル型MOSトランジスタ、バイポーラト
ランジスタは、それぞれ上記のように、ガードリングG
Rが形成され、それによってラッチアップ耐圧向上が図
られている。
【0022】尚、図1に示されるBiCMOSインバー
タ回路では、Pチャンネル型MOSトランジスタQ1と
Q3との間、及びNチャンネル型MOSトランジスタQ
2とQ4との間では、酸化膜開口が省略されている。こ
れは導電性が互いに等しい場合に、そこでのラッチアッ
プの発生を考慮する必要が無いことによる。
【0023】上記実施例によれば以下の作用効果が得ら
れる。
【0024】(1)Pチャンネル型MOSトランジスタ
領域、Nチャンネル型MOSトランジスタ領域、バイポ
ーラトランジスタ領域には、それぞれガードリングGR
が設けられているので、それら間でのラッチアップ耐圧
が向上される。
【0025】(2)Pチャンネル型MOSトランジスタ
領域において(図3参照)、ガードリングGRは、特に
制限されないが、バイポーラプロセスによって形成され
るコレクタ引出層と同一の高濃度N型不純物領域3がN
型ウェル領域5に形成され、さらに当該不純物領域3が
上記N型埋め込み層4に電気的に接続されることによっ
て形成されたガードリングGRがメタル配線層6と電気
的に結合され、この場合のメタル配線層6が、高電位側
電源Vddに結合されることによってPチャンネル型M
OSトランジスタの基板電位と等電位とされるため、P
チャンネル型MOSトランジスタ領域は電気的にシール
ドされた状態とされ、それによりラッチアップ耐圧が向
上される。
【0026】(3)Nチャンネル型MOSトランジスタ
領域において(図4参照)、ガードリングGRは、P型
ウェル領域9の内部にこれと電気的に接続されて形成さ
れたPプラス拡散層2を有して形成され、このPプラス
拡散層2がコンタクトホールによってメタル配線層6に
電気的に結合され、この場合のメタル配線層6が低電位
側電源Vss(接地電位)に結合されることによってN
チャンネル型MOSトランジスタの基板電位と等電位に
され、Nチャンネル型MOSトランジスタが電気的にシ
ールドされた状態になるので、ラッチアップ耐圧が向上
される。
【0027】(4)バイポーラトランジスタ領域におい
て(図5参照)、ガードリングGRは、バイポーラトラ
ンジスタ用のN型ウェル領域10の外側に形成されたP
型ウェル領域9に、これと電気的に接続されたPプラス
拡散層2を備えて形成され、Pプラス拡散層2を介して
低電位側電源Vssが印加されることにより、当該バイ
ポーラトランジスタは、電気的にシールドされた状態と
されるので、ラッチアップ耐圧が向上される。
【0028】(5)また、Pチャンネル型電界効果トラ
ンジスタ領域において、N型ウェル領域の下にバイポー
ラプロセスによって形成されるN型埋め込み層4を適用
し、バイポーラプロセスによって形成されるコレクタ引
出層と同一の高濃度N型不純物領域3をN型ウェル領域
10に形成して、ガードリングGRを構成することは、
バイポーラトランジスタのプロセスを利用することがで
きるので、特別なプロセスを追加すること無しに、Bi
CMOS型半導体集積回路におけるラッチアップ耐圧向
上を図ることができる。
【0029】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0030】例えば、上記実施例では、ガードリングG
Rによって、Pチャンネル型MOSトランジスタ領域
や、Nチャンネル型MOSトランジスタ領域、さらには
バイポーラトランジスタ領域を完全に包囲するようにし
たが、導電性若しくはタイプが異なる隣接トランジスタ
間に、ガードリングGRを形成すれば、ラッチアップ耐
圧向上を図ることができる。本明細書において、ガード
リングGRには、無端状に形成される場合と、コ字状、
L字状、さらには直線状等のように有端の場合をも含ま
れるものと解されたい。
【0031】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるスタテ
ィックRAMに適用した場合について説明したが、本発
明はそれに限定されるものではなく、ダイナミックRA
Mや、データ処理装置などの各種半導体集積回路に広く
適用することができる。
【0032】本発明は、少なくとも半導体集積回路製造
技術によって得られることを条件に適用することができ
る。
【0033】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0034】すなわち、Pチャンネル型MOSトランジ
スタ領域、Nチャンネル型MOSトランジスタ、及びバ
イポーラトランジスタ領域に対応してガードリングを形
成することにより、領域毎のシールドが形成され、それ
によって、BiCMOS型半導体集積回路におけるラッ
チアップ耐圧が向上される。また、Pチャンネル型電界
効果トランジスタ領域において、N型ウェル領域の下に
バイポーラプロセスによって形成されるN型埋め込み層
を適用し、バイポーラプロセスによって形成されるコレ
クタ引出層と同一の高濃度N型不純物領域をN型ウェル
領域に形成して、ガードリングを構成することは、バイ
ポーラトランジスタのプロセスを利用することができる
ので、特別なプロセスを追加すること無しに、BiCM
OS型半導体集積回路におけるラッチアップ耐圧向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体集積回路の主要
部平面図である。
【図2】上記半導体集積回路の主要部の等価回路図であ
る。
【図3】上記半導体集積回路に適用されるPチャンネル
型MOSトランジスタの構成を示すもので、(a)は平
面図であり、(b)は(a)のX−X´線切断断面図で
ある。
【図4】上記半導体集積回路に適用されるNチャンネル
型MOSトランジスタの構成を示すもので、(a)は平
面図であり、(b)は(a)のX−X´線切断断面図で
ある。
【図5】上記半導体集積回路に適用されるバイポ−ラト
ランジスタの構成を示すもので、(a)は平面図であ
り、(b)は(a)のX−X´線切断断面図である。
【符号の説明】
1 酸化膜開口部 2 Pプラス拡散層 3 高濃度N型不純物領域 4 N型埋め込み層 5 N型ウェル領域 6 メタル配線層 7 Nプラス拡散層 8 高濃度P型アイソレーション層 9 P型ウェル領域 10 バイポーラトランジスタ用のN型ウェル領域 11 BR層 12 Poly−Siエミッタ GR ガードリング INV1 インバータ INV2 インバータ Q1 Pチャンネル型MOSトランジスタ Q2 Nチャンネル型MOSトランジスタ Q3 Pチャンネル型MOSトランジスタ Q4 Nチャンネル型MOSトランジスタ Q5 バイポーラトランジスタ in 入力ノード out 出力ノード Vdd 高電位側電源 Vss 低電位側電源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Pチャンネル型電界効果トランジスタ領
    域と、Nチャンネル型電界効果トランジスタ領域と、バ
    イポーラトランジスタ領域とを含む半導体集積回路にお
    いて、上記Pチャンネル型電界効果トランジスタ領域、
    及びバイポーラトランジスタ領域のそれぞれに対応して
    ガードリングを設けたことを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 Pチャンネル型電界効果トランジスタ領
    域と、Nチャンネル型電界効果トランジスタ領域と、バ
    イポーラトランジスタ領域とを含む半導体集積回路にお
    いて、上記Nチャンネル型電界効果トランジスタ領域、
    及びバイポーラトランジスタ領域のそれぞれに対応して
    ガードリングを設けたことを特徴とする半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】 Pチャンネル型電界効果トランジスタ領
    域と、Nチャンネル型電界効果トランジスタ領域と、バ
    イポーラトランジスタ領域とを含む半導体集積回路にお
    いて、上記Pチャンネル型電界効果トランジスタ領域の
    周辺部、Nチャンネル型電界効果トランジスタ領域、及
    びバイポーラトランジスタ領域のそれぞれに対応してガ
    ードリングを設けたことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記Pチャンネル型電界効果トランジス
    タ領域は、N型ウェル領域の下にバイポーラプロセスに
    よって形成されるN型埋め込み層を有し、当該Pチャン
    ネル型電界効果トランジスタ領域に対応して形成された
    ガードリングは、バイポーラプロセスによって形成され
    るコレクタ引出層と同一の高濃度N型不純物領域を上記
    N型ウェル領域に有し、当該不純物領域が上記N型埋め
    込み層に電気的に接続されて成る請求項1又は3記載の
    半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 上記Nチャンネル型電界効果トランジス
    タ領域は、P型ウェル領域の下に高濃度P型アイソレー
    ション層を有し、当該Nチャンネル型電界効果トランジ
    スタ領域に対応して形成されたガードリングは、上記P
    型ウェル領域内部にこれと電気的に接続されて形成され
    た高濃度P型不純物領域を有して成るものである請求項
    2又は3記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 上記バイポーラトランジスタ領域は、N
    型埋め込み層の上にバイポーラトランジスタ用のN型ウ
    ェル領域を有し、当該バイポーラトランジスタ領域に対
    応して形成されたガードリングは、上記バイポーラトラ
    ンジスタ用のN型ウェル領域の外側に形成されたP型ウ
    ェル領域に、これと電気的に接続した高濃度P型不純物
    領域を備えて成るものである請求項1乃至5の何れか1
    項記載の半導体集積回路。
JP4269668A 1992-09-11 1992-09-11 半導体集積回路 Withdrawn JPH0697374A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6043522A (en) * 1997-10-06 2000-03-28 Mitsubishi Electric System Lsi Design Corporation Field effect transistor array including doped two-cell isolation region for preventing latchup
US7782579B2 (en) 2006-09-13 2010-08-24 Oki Semiconductor Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit
KR20150087006A (ko) * 2014-01-21 2015-07-29 삼성전자주식회사 Cmos 반도체 장치

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