JPH0697257A - 半導体装置の電気的特性検査装置 - Google Patents

半導体装置の電気的特性検査装置

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JPH0697257A
JPH0697257A JP4271151A JP27115192A JPH0697257A JP H0697257 A JPH0697257 A JP H0697257A JP 4271151 A JP4271151 A JP 4271151A JP 27115192 A JP27115192 A JP 27115192A JP H0697257 A JPH0697257 A JP H0697257A
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JP4271151A
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Masao Utahara
正雄 歌原
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Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
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Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者のロット母数と良品不良品総数との合
否確認作業を省略する。 【構成】 ICと交信してICの良不良を判定する測定
装置2と、ICと測定装置2とを接続して測定装置2の
良不良の判定に従い指定の処理をICに実施するハンド
ラ3とを備えたICハンドラ1において、ハンドラ3は
1ロット分の被検査ICの総数が記憶されるロット母数
値管理部17と、管理部17に記憶されたロット母数値
Aと、良品総数と不良品総数との総和値Bとを比較して
ロット母数値と良品不良品総数値との相関に応じた制御
信号を発生する比較部18と、比較部18の制御信号に
基づいて所定の処置を講ずる処置部19とを備えてい
る。 【効果】 ロット母数値Aと検査完了後の良品不良品総
数値Bとが自動的に比較されるため、作業者はその合否
確認作業を実施しなくて済む。IC良品不良品選別検査
の作業能率を高め、人為的ミスを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の電気的特
性検査技術、特に、半導体装置の良品不良品の選別検査
工程において、ロット母数を自動的に管理する技術に関
し、例えば、半導体装置の製造工程において、半導体集
積回路装置(以下、ICという。)についての良品不良
品の選別検査を実施するためのICハンドラ(オートハ
ンドラとも呼称されている。)に利用して有効なものに
関する。
【0002】
【従来の技術】ICの製造工場においては、所謂後工程
においてICハンドラが使用されて、良品不良品の選別
検査が実施されている。
【0003】従来のこの種のICハンドラとして、電気
的特性を測定するためにICと交信し、その交信に基づ
いてICの良不良を判定するとともに、各種のデータを
出力する測定装置(テスタと称されることがある。)
と、被検査物であるICと測定装置とを電気的に順次接
続させて行き、測定装置の良不良の判定に従って指定さ
れた処理をICに実施するとともに、測定装置から出力
された各種のデータを順次蓄積して行く作業装置と、を
備えているものがある。
【0004】そして、従来のICハンドラにおいては、
作業装置は測定装置からの良品信号と不良品信号とを受
信することにより、良品個数および不良品個数をそれぞ
れ計数し得るように構成されている。しかし、従来のI
Cハンドラにおいては、測定装置および作業装置のいず
れにも、ロット母数データを入力し得る機能が具備され
ていない。
【0005】そこで、従来のICハンドラの選別検査作
業に際しては、1ロット分のICに対する選別検査作業
が完了した後に、1ロット分のICの員数を確認する作
業が作業者によって実施されている。
【0006】なお、ICハンドラを述べてある例として
は、株式会社工業調査会発行「電子材料1986年11
月号別冊」1986年11月20日発行 P243〜P
248、がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ICハンドラにおいては、ロット母数の確認作業が作業
者によって実施されているため、作業能率が低いばかり
でなく、作業者による計数ミス等の人為的なミスによっ
て、作業者の計数によるロット母数と、測定装置による
良品数と不良品数との和との間に差が発生する場合があ
り、この差の発生についての原因究明に時間が浪費さ
れ、ICハンドラおよび選別検査作業に無駄な休止時間
が介在するという問題点がある。
【0008】殊に、作業者の計数によるロット母数と、
測定装置による良品数と不良品数との和との間に差が発
生するのは、不良品が発生した場合に多いことが、本発
明者によって明らかにされた。
【0009】本発明の目的は、作業者によるロット母数
と良品不良品総数との合否確認作業を省略することによ
り、両者の相違の主要原因である人為的ミスの介在を低
減することができるとともに、作業効率を向上させるこ
とができる半導体装置の電気的特性検査技術を提供する
ことにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0012】すなわち、電気的特性を測定するために半
導体装置と交信し、その交信に基づいて半導体装置の良
不良を判定するとともに、その判定結果を出力する測定
装置と、被検査物である半導体装置と測定装置とを電気
的に順次接続させて行き、測定装置の良不良の判定に従
って指定された処理を半導体装置に実施する作業装置と
を備えている半導体装置の電気的特性検査装置におい
て、前記作業装置は、これから検査すべき1ロット分の
半導体装置の個数が入力されて記憶されるロット母数値
管理部と、ロット母数値管理部に記憶されたロット母数
値と、良品総数と不良品総数との総和値とを比較してロ
ット母数値と良品不良品総数値との相関に応じて制御信
号を発生する比較部と、比較部の制御信号に基づいて所
定の処置を講ずる処置部と、を備えていることを特徴と
する。
【0013】
【作用】前記した手段によれば、これから検査すべき1
ロット分の半導体装置群のロット母数値と、検査完了後
の良品不良品総数値とが自動的に比較され、その比較結
果に応じた処置が自動的に実施されるため、作業者はロ
ット母数と良品不良品総数との合否の確認作業を実施し
なくて済む。したがって、作業者によるロット母数の計
数作業を省略することができる。その結果、半導体装置
の電気的特性検査作業全体としての作業能率を高めるこ
とができるとともに、人為的ミスを未然に防止すること
ができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるICハンドラ
を示すブロック図、図2はその作用を説明するためのフ
ローチャート図である。
【0015】本実施例において、本発明に係る半導体装
置の電気的特性検査装置は、半導体装置の製造工程にお
いて、IC4についての良品不良品を選別検査するため
のICハンドラ1として構成されている。このICハン
ドラ1は測定装置2と、作業装置としてのハンドラ3と
を備えている。
【0016】測定装置2は、エンジニアリング・ワーク
・ステーション等のコンピュータを備えており、ICの
電気的特性を測定するのに必要なテスト信号やシーケン
スについてのソフトウエアが予めプログラミングされて
いる。
【0017】すなわち、測定装置2はテスト信号をハン
ドラ3に送信するとともに、被検査物であるIC4がそ
のテスト信号に応答することにより発生して送信して来
る信号をデータとして受信するようになっている。そし
て、この送受信は予め構築されたシーケンスに従って実
施される。
【0018】また、測定装置2は受信したデータを記憶
するとともに、データ処理するように構成されている。
そして、処理されたデータに基づいて当該被検査物であ
るIC4の良品不良品についての判定を実行し、その判
定結果をハンドラ3に送信するようになっている。
【0019】さらに、測定装置2は必要に応じて、被検
査物の良品不良品の判定だけでなく、不良品の不良につ
いてのカテゴリー等のデータをハンドラ3やホストコン
ピュータ(図示せず)等に出力し得るように構成されて
いる。
【0020】被検査物としてのIC4は棒状の中空体に
形成されたマガジン5に複数個が収納されている。そし
て、1ロット分のIC4群は複数本のマガジン5に収納
されており、1ロット分のIC4群を収納した複数本の
マガジン5がハンドラ3に順次供給されるようになって
いる。
【0021】作業装置であるハンドラ3はローディング
装置11、接続装置12、アンローディング装置13、
良品ストッカ14、不良品ストッカ15およびこれらを
統括するコントローラ16を備えている。ローディング
装置11は、例えば、1ロット分のマガジン5群を収容
するとともに、マガジン5からIC4を1個宛払い出し
て接続装置12へ供給して行くように構成されている。
【0022】接続装置12はソケットやポゴピンおよび
コンタクト等から構成されており、ローディング装置1
1から順次供給されて来る被検査物であるIC4を前記
測定装置2に順次電気的に接続させるように構成されて
いる。
【0023】アンローディング装置13は接続装置12
から検査済のIC4を取り出して、コントローラ16の
指令に従って、良品の検査済IC4Aは良品ストッカ1
4に、不良品の検査済IC4Bは不良品ストッカ15に
それぞれ分類して移送して行くように構成されている。
【0024】コントローラ16はバーソナルコンピュー
タ等から構成されており、前記構成各部の作動を制御す
るとともに、測定装置2から出力されるテストデータを
記憶し、かつ、そのデータについて処理を実施して各ロ
ットに対応したデータを収集し得るように構成されてい
る。
【0025】本実施例において、コントローラ16には
ロット母数値管理部17と、比較部18と、処置部19
とが設けられている。ロット母数値管理部17には、例
えば、ローディング装置11に1ロット分のIC4群が
供給されて来た際に、測定装置2から当該ロットの母数
値A、すなわち、これから選別検査作業が実施されるべ
き1ロット分のIC4群の総数が、予め、自動的に入力
されるとともに、このロット母数値Aが記憶されるよう
になっている。
【0026】比較部18にはロット母数値管理部17に
入力されて記憶された母数値Aが入力されるように構成
されているとともに、コントローラ16から1ロット分
に相当するIC4群についての検査済の良品数と不良品
数との総和値Bが入力されるように構成されている。そ
して、比較部18は、例えば、1ロット分のIC4群に
ついての選別検査作業が完了した際に、このロット母数
値Aと、良品不良品総数値Bとを比較し、ロット母数値
Aと良品不良品総数Bとの相関に応じて所定の制御信号
を処置部19に指令するように構成されている。
【0027】処置部19は比較部18からの制御信号に
基づいて、それ以後の着工開始処置や着工停止処置、自
己診断開始処置、作業者にロット母数と良品不良品総数
とが相違した旨を警報する処置等を講ずるように構成さ
れている。
【0028】次に、前記構成に係るICハンドラの作用
を図1および図2を参照にして説明する。
【0029】まず、被検査物としてのIC4群が収納さ
れたマガジン5が1ロット分、ローディング装置11に
供給される。このIC4群の1ロット分の供給に合わせ
て、測定装置2にはこれから検査すべきIC4群につい
ての検査条件として1ロット分のIC4の総数、すなわ
ち、ロット母数値がホストコンピュータ(図示せず)か
ら送信されて来る。
【0030】そこで、本実施例においては、このロット
母数値Aが測定装置2からハンドラ3に送信される。そ
して、送信されたロット母数値Aはコントローラ16の
ロット母数値管理部17に入力されるとともに、この管
理部17に記憶される。
【0031】その後、ローディング装置11において、
マガジン5からIC4が1個宛払い出され、接続装置1
2に順次供給される。そして、接続装置12において、
IC4は測定装置2に電気的に接続された状態になる。
【0032】次いで、IC4と測定装置2との間でテス
ト信号が接続装置12を経由して交わされ、IC4につ
いて電気的特性が測定される。
【0033】測定装置2はこの測定によって得られたデ
ータを処理し、被測定物であるIC4の良品不良品につ
いての判定を実行し、その判定結果をハンドラ3のコン
トローラ16に送信する。
【0034】ハンドラ3のコントローラ16は測定装置
2からの良品不良品の判定に基づいて、所定の処理を実
行させる。例えば、不良品の判定結果が送信されて来た
場合には、アンローディング装置13によって、当該不
良品IC4Bを不良品ストッカ15に排出することによ
り、不良品IC4Bを良品IC4A群から分類する作業
が実行されることになる。同時に、コントローラ16は
良品の個数および不良品の個数をそれぞれ計数して行
く。
【0035】また、測定装置2は測定によって得られた
データ処理に基づいて、例えば、不良品の不良について
のカテゴリー等のデータを算出し、このデータをハンド
ラ3のコントローラ16やホストコンピュータ等に送信
する。ハンドラ3のコントローラ16はこのデータを適
宜格納する。
【0036】以上の良品不良品選別検査作業が各IC4
について順次実施されて行くとともに、その測定デー
タ、良品総個数および不良品総個数、不良品カテゴリー
等の各種のデータがハンドラ3のコントローラ16等に
蓄積されて行く。
【0037】そして、1ロット分のIC4群について所
定の良品不良品選別検査が完了すると、良品IC4A群
と不良品IC4B群とが良品ストッカ14と不良品スト
ッカ15とに分類された状態になっている。
【0038】以降、前記作動が繰り返されることによっ
て各ロットのIC4群について良品不良品選別検査作業
が順次実施されて行く。
【0039】本実施例において、以上の良品不良品の選
別検査作業が1ロット分のIC4群について完了する
と、良品の総個数と不良品の総個数との総和の値Bがコ
ントローラ16によって求められ、比較部18に入力さ
れる。そして、比較部18はロット母数値管理部17に
おいて検査開始当初に記憶された前記ロット母数値A
と、良品不良品総数Bとを比較し、ロット母数値Aと良
品不良品総数Bが一致していた場合、および、相違した
場合に応じて所定の制御信号を処置部19に送信する。
【0040】処置部19は比較部18からの制御信号に
基づいて、それ以後の着工処置や着工停止処置、自己診
断の実施指令、作業者にロット母数と良品不良品総数と
が相違した旨を警報する処置等を講ずる。
【0041】例えば、ロット母数値と良品不良品総数値
とが一致している場合には、処置部19は次のロットに
対しての着工処置を実行させる。なお、図2においては
便宜上、指令の流れが処置部19を迂回して示されてい
る。
【0042】例えば、ロット母数値Aが良品不良品総数
値Bよりも大きかった場合(A−B=+N)には、処置
部19は次のような処置を講ずる。ローディング装置1
1に検査すべきIC4が残っていないかを自動的に確認
させる。残っていないことが確認された場合には、ロー
ディング装置11における被検査IC有無検出装置に故
障がないかを自己診断させる。他方、ロット母数値の入
力ミスがないかを確認するため、ホストコンピュータか
ら測定装置2への通信回路、測定装置2からハンドラ3
への通信回路に故障がないかを自己診断させる。ロット
母数値Aが良品不良品総数値Bよりも小さかった場合
(A−B=−N)にも、処置部19は同様の処置を講ず
る。
【0043】そして、自己診断によってロット母数値と
良品不良品総数値との相違についての原因となる故障が
究明された場合には、処置部19は治療可能な項目につ
いては治療処置を講ずる。また、自己診断によってロッ
ト母数値と良品不良品総数値との相違についての原因が
究明し得ない場合には、処置部19はハンドラ3のコン
トローラ16に着工を停止させるとともに、作業者にロ
ット母数値と良品不良品総数値とが相違している旨をデ
ィスプレイ装置等によって警報する。
【0044】この警報に際して、ロット母数値が良品不
良品総数値よりも大きい旨や、ロット母数値が良品不良
品総数値よりも小さい旨を告知するとともに、自己診断
結果を告知することができる。さらには、ロット母数値
と良品不良品総数値とが相違する原因を究明するための
チェック項目を表示してもよい。
【0045】作業者は処置部19による警報に従って、
ロット母数値と良品不良品総数値とが相違する原因を究
明する。この場合、自己診断によって原因の範囲が減少
されているため、その究明の手間は短縮されることにな
る。したがって、ICハンドラ1の無駄な休止時間は最
小限度に抑えられることになる。
【0046】前記実施例によれば次の効果が得られる。 ICハンドラ1において、ハンドラ3にこれから検
査すべき1ロット分のIC4群の個数が入力されて記憶
されるロット母数値管理部17と、ロット母数値管理部
17に記憶されたロット母数値Aと、良品総数と不良品
総数との総和値Bとを比較してロット母数値と良品不良
品総数値との相関に応じて制御信号を発生する比較部1
8と、比較部18の制御信号に基づいて所定の処置を講
ずる処置部19とを設けることにより、これから検査す
べき1ロット分のIC4群のロット母数と、検査完了後
の良品不良品総数とを自動的に比較し、その比較結果に
応じた処置を自動的に実施することができるため、作業
者はロット母数と良品不良品総数との合否の確認作業を
実施しなくて済む。
【0047】 前記によって、作業者によるロット
母数の計数作業を省略することができるため、ICに対
する電気的特性検査作業全体としての作業能率を高める
ことができるとともに、人為的ミスを未然に防止するこ
とができる。
【0048】 前記により、ICの生産性を高める
ことができ、生産工程全体の自動化ないしは無人化を推
進することができる。
【0049】 ロット母数値と良品不良品総数値との
相違が発見された際に、ICハンドラに自己診断を自動
的に実施させることにより、ICハンドラの作業者によ
るロット母数値と良品不良品総数値との相違の原因究明
範囲を減少させることができるため、検査作業の中断時
間を最小限度に抑えて、ICの電気的特性検査作業、し
いては、ICの製造工程全体の作業効率を高めることが
できる。
【0050】 自己診断機能の利用効率を高めること
により、ICハンドラ全体としての利用効率を高めるこ
とができるため、価格対効果比を高めることができる。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0052】例えば、ロット母数のロット母数値管理部
への入力は、ホストコンピュータからのデータを使用す
るに限らず、通例、各ロットに添付されている生産指令
書に表示されたロット母数をロット母数値管理部へ作業
者やバーコードリーダによって直接的に入力するように
構成してもよい。
【0053】処置部はICハンドラに自己診断を実行さ
せるように構成するに限らず、作業者にロット母数値と
良品不良品総数値とが相違した旨を警報するだけの処置
を講ずるように構成してもよい。
【0054】検査対象である半導体装置はICに限ら
ず、トランジスタや光デバイス等の半導体装置であって
もよい。
【0055】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるICハ
ンドラに適用した場合について説明したが、それに限定
されるものではなく、ウエハプローバ等の半導体装置の
電気的特性検査装置全般に適用することができる。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0057】すなわち、半導体装置の良不良を判定する
測定装置と、測定装置の良不良の判定に従って指定され
た処理を半導体装置に実施する作業装置とを備えている
半導体装置の電気的特性検査装置において、前記作業装
置に、これから検査すべき1ロット分の半導体装置の個
数が入力されて記憶されるロット母数値管理部と、ロッ
ト母数値管理部に記憶されたロット母数値と、良品総数
と不良品総数との総和値とを比較してロット母数値と良
品不良品総数値との相関に応じて制御信号を発生する比
較部と、比較部の制御信号に基づいて、所定の処置を講
ずる処置部とを設けることにより、これから検査すべき
1ロット分の半導体装置群のロット母数と、検査完了後
の良品不良品総数とを自動的に比較し、その比較結果に
応じた処置を自動的に実施することができるため、作業
者はロット母数と良品不良品総数との合否の確認作業を
実施しなくて済む。したがって、作業者によるロット母
数の計数作業を省略することができるため、半導体装置
の電気的特性検査作業全体としての作業能率を高めるこ
とができるとともに、人為的ミスを未然に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるICハンドラを示すブ
ロック図である。
【図2】その作用を説明するためのフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1…ICハンドラ(半導体装置の電気的特性検査装
置)、2…測定装置、3…ハンドラ(作業装置)、4…
ウエハ、5…マガジン、11…ローディング装置、12
…接続装置、13…アンローディング装置、14…良品
ストッカ、15…不良品ストッカ、16…コントロー
ラ、17…ロット母数値管理部、18…比較部、19…
処置部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的特性を測定するために半導体装置
    と交信し、その交信に基づいて半導体装置の良不良を判
    定するとともに、その判定結果を出力する測定装置と、
    被検査物である半導体装置と測定装置とを電気的に順次
    接続させて行き、測定装置の良不良の判定に従って指定
    された処理を半導体装置に実施する作業装置とを備えて
    いる半導体装置の電気的特性検査装置において、 前記作業装置は、これから検査すべき1ロット分の半導
    体装置の個数が入力されて記憶されるロット母数値管理
    部と、 ロット母数値管理部に記憶されたロット母数値と、良品
    総数と不良品総数との総和値とを比較してロット母数値
    と良品不良品総数値との相関に応じて制御信号を発生す
    る比較部と、 比較部の制御信号に基づいて所定の処置を講ずる処置部
    と、を備えていることを特徴とする半導体装置の電気的
    特性検査装置。
  2. 【請求項2】 前記ロット母数値が前記ロット母数値管
    理部に、1ロット分の半導体装置群についての検査開始
    時に前記測定装置から自動的に入力されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置
    の電気的特性検査装置。
  3. 【請求項3】 前記処置部の処置が、連続着工、着工停
    止、自己診断開始および警報発生であることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置の電気的特性検査装置。
JP4271151A 1992-09-14 1992-09-14 半導体装置の電気的特性検査装置 Pending JPH0697257A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0374693A1 (en) * 1988-12-16 1990-06-27 Hitachi, Ltd. Slide table
US6462574B1 (en) 1999-07-14 2002-10-08 Fujitsu Limited Burn-in system, burn-in control technique, and semiconductor device production method using said system and technique

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