JPH0696295B2 - Ledプリントヘッド - Google Patents

Ledプリントヘッド

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JPH0696295B2
JPH0696295B2 JP17148488A JP17148488A JPH0696295B2 JP H0696295 B2 JPH0696295 B2 JP H0696295B2 JP 17148488 A JP17148488 A JP 17148488A JP 17148488 A JP17148488 A JP 17148488A JP H0696295 B2 JPH0696295 B2 JP H0696295B2
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cathode
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光プリンタなどの光情報書込み装置に使用
される発光ダイオード(以下、発光ダイオードをLEDと
略す。)プリントヘッドに関する。
〔従来の技術〕
印字速度がそれほど要求されないプリンタに使用される
廉価なLEDプリントヘッドには、1個の駆動ICを使用
し、各LEDアレイチップがなすブロックごとにカソード
を時分割的にブロック選択しつつ、発光度ドットを各LE
Dアレイチップごとに順次的に点灯させるように構成さ
れた、いわゆるマトリックス方式のLEDプリントヘッド
がある。本願発明は、このようなマトリックス方式のLE
Dプリントヘッドを前提とするので、その代表的な回路
構成を第6図および第7図を参照して説明する。
第6図において、たとえば64個の単位LED素子(発光ド
ット)L1,L2…L64が列状に配置されてなるLEDアレイチ
ップTa,Tb…が、さらに直列に複数個、たとえば16個配
列される。各LEDアレイチップの単位LED素子は、チップ
毎にカソードが共通接続され、ブロック信号によって時
分割的にブロック選択されるようになっている。入力デ
ータに応じた各LEDアレイチップのLED素子の点灯駆動
は、通常1個の駆動IC1で行われる。各LEDアレイチップ
の各LED素子のカノードは、他のチップの対応するLED素
子のアノードと共通接続されている。しかし、各アノー
ド間が接続されるパターンが形成される基板において、
多層配線を避け、容易にパターンの引回しを行うため、
アノードの接続は、互いに隣接するチップ間で、正逆正
逆・・・と交互に対応するようにしてある。たとえば、
チップTaのLED素子L1のアノードは、チップTbのLED素子
L64、チップTcのLED素子L1・・・のアノードに接続さ
れ、チップTaのLED素子L64のアノードは、チップTbのLE
D素子L1、チップTcのLED素子L64・・・のアノードにそ
れぞれ接続されている。
駆動ICは、各LEDアレイチップ中のLED素子の個数に対応
する64ビットのシフトレジスタ2、ラッチ回路3および
ドライブ回路4を備えている。
この駆動回路において、第7図(A)に示すクロック信
号CLKがシフトレジスタ2に加えられるたびに、シリア
ル入力データDIがシフト入力され、64個のビットデータ
が入力されると、これらのデータがラッチ信号LAによっ
てパラレル的にラッチ回路3にラッチされる。さらにス
トローブ信号STRがドライブ回路4に入力されると、ラ
ッチ回路3のラッチデータが各LED素子L1・・・L64に出
力される。そして、第7図(B)に示すようにストロー
ブ信号が“L(ロー)”のタイミングで、ブロック信号
Vkが“L(ロー)”となるチップのデータに対応したLE
D素子が点灯する。
ところで、上記のLEDプリントヘッド用いて光プリンタ
を構成する場合、各LEDアレイチップ中の単位LED素子か
らなる発光ドット列からの光を、光学レンズ系を介して
感光体に集束させるようになされる。従来、この光学レ
ンズ系としては、セルフォック・レンズ・アレイ(日本
板硝子株式会社の商標)などの、発光ドットの列方向の
配置をそのまま対応させて感光体上に結像させるものが
一般に使用されているため、上述のようなマトリックス
方式のプリンタを構成する場合、次のような問題が生じ
る。
すなわち、LEDアレイチップを一列に配置するにあた
り、第8図に示すように同一チップ内で各発光ドットど
うしの間隔B2を、隣接するチップの両端の発光ドットど
うしの間隔B1とを一定とするために、各LEDアレイチッ
プを一枚のウエハから分離するダイシングのきわめて高
い精度が要求され、このことがLEDアレイチップの製造
コストの著しい上昇と、歩留りの低下を招いていた。と
くに、印字の解像度を上げるために発光ドット間隔が小
さくなり、このことが上記のダイシングの精度要求への
対応を困難なものにしていた。
また、プリントヘッドをマトリックス方式とするために
は、各LEDアレイチップTa,Tb…ごとにカソードの選択を
する必要から、各LEDアレイチップがボンディングされ
るカソードどうしを互いに電気的に分離せねばならな
い。しかし、このことは、各LEDアレイチップを、わず
かなすきまを開けてボンディングすることを考慮して正
確にダイシングし、かつ、互いの端部どうしが接触しな
いように正確な位置決めのもとでボンディングせねばな
らないことを意味し、非常にコスト高いものとなる。
なお、このような問題に対処するものとして、たとえば
特開昭60−15622号公報によれば、凸レンズを有する集
合光学系を用いて各LEDアレイチップから発せられた光
情報を感光体上に拡大して結像させるようにした構成が
開示されている。
しかしながら、このうな構成を採用するにしても、列状
に複数個配列された各LEDアレイチップに対してアノー
ドパターンとカソードパターンとをどのようにして配列
させれば、両パターンを形成する上で最適であるかが問
題となる。詳述すると、同公報によれば(同公報の第5
図参照)、各LEDアレイチップから多数全てのパターン
が基板幅方向の一方側に向かってのみ延出されている
が、全でのパターンすなわちアノードパターンとカソー
ドパターンとの全てについて、このようなパターン形成
を行っていたのでは、駆動ICから各パターンに送出する
べきパラレルの信号の本数が極端に多くなり、多数個た
とえばLEDアレイチップの個数と同数の駆動ICが必要に
なるなどの問題が生じる。また一方、駆動用ICの個数を
少なくたとえば1個にしようとすれば、各パターンの相
互間を多数箇所で交差させる必要性が生じ、その各交差
部の絶縁を他の各部の組み付けとは無関係に別途行わね
ばならないことになり、その絶縁を行うのに多大な手間
や作業時間等を要することになる。
さらに、同公報に開示された構成によるだけでは、アノ
ードパターンとカソードパターンとの種類別の両パター
ンをどのようにして配列させれば、製作容易化やプリン
トヘッドの小型化、さらには作業能率向上等を図る上
で、最適であるかという問題をも存在させている。
したがって、本願発明が解決すべき課題は、LEDアレイ
チップの外形精度上の問題、および発熱ドット密度の高
密度化に伴う印字品質の問題等を回避するのは勿論のこ
と、駆動ICの個数を最小限に抑えた上で、各LEDアレイ
チップに対するアノードパターンおよびカソードパター
ンの最適な配列状態を実現して、アノードパターンどう
しが交差しないようにするとともに、アノードパターン
とカソードパターンとが好都合な位置および態様で交差
するようにし、もって、コストの削減、製作容易化、な
らびに作業性向上等を図ることが可能なLEDプリントヘ
ッドを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この発明では、次の技術的
手段を講じている。
すなわち、複数個の発光トッドを等間隔一列に集合させ
てなるLEDアレイチップを長手方向列状に複数個配置
し、発光ドットからの光を感光体に集束させる光学レン
ズ系を備え、各LEDアレイチップにおいて発光ドットが
共通連続されるカソードを時分割的に選択することによ
り、発光ドットを、各LEDアレイチップごとに順次的に
ブロック選択して点灯するようにするとともに、上記光
学レンズ系を、各LEDアレイチップと対応して対向する
凸レンズ要素を集合させて構成することにより、発光ド
ット像が、各LEDアレイチップごとに拡大されて感光体
上に結像するようになしたLEDプリントヘッドであっ
て、 上記各LEDアレイチップをそれぞれ長手方向に一定間隔
を隔てて一列に配置するとともに、各LEDアレイチップ
がボンディングされる基板上のカソードパターンを互い
に長手方向に分離して形成し、 上記複数個のLEDアレイチップのうちの2n−1番目のLED
アレイチップについて一端側から他端側に向かう順方向
に沿って順次的に選択した各LED素子のアノードと、2n
番目のLEDアレイチップについて他端側から一端側に向
かう逆方向に沿って順次的に選択した各LED素子のアノ
ードとを、基板幅方向の一方側に引き回された各アノー
ドパターンを介してそれぞれ接続する一方、上記2n番目
のLEDアレイチップについて一端側から他端側に向かう
順方向に沿って順次的に選択した各LED素子のアノード
と、2n+1番目のLEDアレイチップについて他端側から
一端側に向かう逆方向に沿って順次的に選択した各LED
素子のアノードとを、基板幅方向の他端側に引き回され
た各アノードパターンを介して接続し、 上記2n−1番目のLEDアレイチップのカソードパターン
に通じるカソードリードをそのLEDアレイチップの一端
側から、上記2n番目のLEDアレイチップのカソードパタ
ーンに通じるカソードリードをそのLEDアレイチップの
他端側から、上記2n+1番目のLEDアレイチップのカソ
ードパターンに通じるカソードリードをそのLEDアレイ
チップの一端側から、それぞれ基板幅方向の一方側に向
かって引き出し、 上記各LEDアレイチップの各カソードパターンの下層部
に絶縁層を介して上記各アノードパターンを交差させて
形成したことを特徴とする。
〔作用〕
第5図から容易に理解されるように、凸レンズにおいて
物点が焦点距離(f)以遠にある限り、レンズの反対側
において結像が生じる。そして、レンズから物点までの
距離が焦点距離(f)より長く、焦点距離の2倍(2f)
より短かい範囲であれば、レンズから像点までの距離
は、レンズから物点までの距離より長くなる。換言する
と、この場合、物点にあるものは必らずレンズの反対側
において拡大されて結像する。
本願発明のLEDプリントヘッドにおいては、各LEDアレイ
チップをそれぞれ長手方向に一定間隔隔てて配置してい
るが、各LEDアレイチップのドットから出た光は、各チ
ップに対応する凸レンズ要素によって感光体上に結像す
るようにしている。ここで、LEDアレイチップの発光部
から凸レンズ要素までの距離をレンズの焦点距離(f)
より長く、焦点距離の2倍(2f)より短かく設定するこ
とにより、各LEDアレイチップの発光ドット像を、所定
の倍率で拡大して感光体上に結像させることができる。
したがって、上記のようにプリントヘッド上において各
LEDアレイチップどうしの間隔が開いていても、感光体
上において各LEDアレイチップの発光ドット像を、等間
隔に連続するように結像させることができる。
そうして、本願発明では、上記のように各LEDアレイチ
ップを互いに一定間隔離して配置することと関連して、
LEDアレイチップがボンディングされるべき基板上のカ
ソードパターンをも互いに長手方向に分離して形成して
いる。したがって、隣り合うLEDアレイチップのカソー
ドが接触し、かつ導通する不具合は皆無となり、たとえ
発光ドットの密度が著しく高められても、各LEDアレイ
チップごとにカソード選択して発光ドットを各LEDアレ
イチップごとにブロック選択して点灯させるというマト
リックス方式による制御が問題なく行なえるようにな
る。
特に、本願発明では、第3図から理解されるように、た
とえば3個のLEDアレイチップについて考案してみる
と、2n−1番目(同図左端)のLEDアレイチップにおけ
る左端から数えてn番目のLED素子と、2n番目(同図中
央部)のLEDアレイチップにおける右端からn番目のLED
素子とが、それぞれ基板幅方向の一方側(同図上側)に
引き回された各アノードパターンを介して接続されてい
る。また、上記2n番目のLEDアレイチップにおける左側
からn番目のLED素子と、2n+1番目(同図右端)のLED
アレイチップにおける右端からn番目のLED素子とが、
それぞれ基板幅方向の他方側(同図下側)の各アノード
パターンを介して接続された状態にある。このような各
アノードパターンの配列状態とすることより、各アノー
ドパターンが相互に交差することはなくなる。
加えて、上記2n−1番目のカソードリードは、そのLED
アレイチップの一端側(同図左端側)から、上記2n番目
のカソードリードは、そのLEDアレイチップの他端側
(同図右端側)から、上記2n+1番目のカソードリード
は、そのLEDアレイチップの一端側(同図左端側)か
ら、それぞれ全てが基板幅方向の一方側(同図上側)に
向かって引き出されているので、上記各カソードリード
は、上述の各アノードパターンと交差することなく基板
の一方側に引き出される。
さらに、各LEDアレイチップをボンディングしているカ
ソードパターンの下層部には、絶縁層を介して上記各ア
ノードパターンが交差配列されているので、換言すれ
ば、各LEDアレイチップのボンディング領域の下層部を
潜るようにして各アノードパターンが配列されているの
で、上記ボンディング領域がカソードパターンとアノー
ドパターンとの交差部として有効利用されていることに
なる。詳しくは、各LED素子との接続を図るために各ア
ノードパターンはこのボンディング領域内に侵入する必
要があり、しかもLEDアレイチップをボンディングする
ためにカソードパターンが利用されていることから、こ
のボンディング領域内で各アノードパターンとカソード
パターンとを交差させれば、その交差箇所は、一列に並
ぶ特定の狭い範囲内に限られることになる。
そして、交差箇所をこのように設定したことにより、サ
ーマルプリントヘッドの製作時には、基板上にまず各ア
ノードパターンを形成した後、その上面におけるボンデ
ィング領域に相当する位置に絶縁層を形成し、この後、
そのボンディング領域に対するカソードパターンの形成
とLEDアレイチップのボンディングとを順次行えば、両
パターンおよび絶縁層の形成ならびにLEDアレイチップ
のボンディングが容易に行えることになる。
〔発明の効果〕
上述のように本願発明によれば、プリントヘッドの基板
上にボンディングされる各LEDアレイチップを互いに一
定間隔隔てて配置しているので、各LEDアレイチップの
外形精度、すなわち、ダイシング精度がそれほど要求さ
れなくなり、このことにより、従来に比してLEDアレイ
チップの歩留りが飛躍的に向上し、かつ、ダイシング工
程を簡略化することができる効果がある。
さらに、各LEDアレイチップがボンディングされる基板
上のカソードパターンをも各LEDアレイチップの配置と
対応して互いに長手方向に離して形成しているので、か
りに発光ドットの密度が著しく高められても、そのこと
とは関係なく、各LEDアレイチップごとにカソード選択
して発光ドットを順次ブロック選択して点灯させるマト
リックス方式の制御が問題なく、容易に行なえる効果も
ある。
そして、特に本願発明によれば、各LEDアレイチップに
対して各アノードパターンを基板の一方側と他方側とに
適切に振り分けて配列させたので、1個の駆動ICを使用
するだけであっても、各アノードパターンの相互間に交
差が生じなくなるとともに、各カソードリードを各LED
アレイチップの端部適所から基板の一方側に引き出すよ
うにしたので、アノードパターンとカソードリードとの
間の交差も生じなくなる。さらに、LEDアレイチップが
カソードパターンによりボンディングされており、かつ
そのボンディング領域を有効利用して、カソードパター
ンの下層部に絶縁層を介してアノードパターンが交差配
列されるので、上記ボンディング領域以外には交差部が
存在しなくなり、絶縁層の形成箇所が散乱するという事
態が回避されるとともに、両パターンの形成およびLED
アレイチップのボンディングが容易に行われ、製作容易
化ならびに作業性向上が図られる。
〔実施例の説明〕
以下、本願発明の実施例を図面を参照して具体的に説明
する。
第1図は、本願発明のLEDプリントヘッドを用いて光プ
リンタを構成した場合のプリントヘッド上の構成物と感
光体との配置構成を示す模式的正面図であり、第2図は
第1図のII−II線断面図である。
第1図に示すように、LEDプリントヘッドHは、感光体
としての感光ドラム5の表面に対して平行に配置され
る。LEDプリントヘッドHの基板6には、複数個(たと
えば16個)のLEDアレイチップTa,Tb…が、その端部どう
しを一定間隔離して長手方向一列にボンディングされ
る。ただし、このLEDアレイチップTa,Tb…は、それぞ
れ、チップ上の単位LED素子(発光ドット)L1,L2…L64
を共通接続するために基板上に形成されたカソードパタ
ーン7a,7b…上にボンディングされる。カソードパター
ン7a,7b…ないしその他の基板上配線の構成は後述す
る。
各LEDアレイチップTa,Tb…は、矩形の断面をした短冊状
のGaAsP基板上に、一定個数(通常64個)の単位LED素子
による単位発光ドットL1,L2…L64が等間隔一列に形成
されたものであって、一枚のウエハに多数のアレイチッ
プを一括形成した後、これらをダイシングによって単位
アレイチップごとに分割することによって得られる。
ところで、本願発明のLEDプリントヘッドHは、いわゆ
るマトリックス方式により点灯制御されるものであり、
基本的に、たとえば第6図に示したものと同様の回路構
成をもつのであるが、上述のように各LEDアレイチップT
a,Tb…を互いに分離して配置する結果、これらがボンデ
ィングされる基板上のアノードパターン8、およびカソ
ードパターン7a,7b…を第3図のように形成することが
できる。すなわち、第1番目のLEDアレイチップTaの第
1番目のLED素子L1のアノードと、第2番目のLEDアレイ
チップTbの第64番目のLED素子L64のアノードとを共通接
続するというように、第1番目のLEDアレイチップTaの
各LED素子のアノードを第2番目のLEDアレイチップTbの
逆順のLED素子のアノードとを接続するべく、アノード
パターン8を引き回す。それには、第3図に表れている
ように、64本のアノードリードが交差することなく並列
した状態で、各LEDアレイチップTa,Tb…ごとにその下を
交互に逆方向に潜り抜けるようにする。そして、各アノ
ードリードと各チップ上のアノードパッド9とがワイヤ
ボンディングにより結線されるのである。
そして、LEDアレイチップTa,Tb…がボンディングされる
部位には、第3図および第4図に示されるように、絶縁
層10を介してほぼLEDアレイチップの平面形状と対応し
た長矩形状のカソードパターン7a,7b…が、互いに長手
方向に離した状態で積層形成される。このカソードパタ
ーンをグランドに落とすためにカソードリード11a,11b
…は、各LEDアレイチップTa,Tb…が互いに離して配置さ
れていることから、2n番目のLEDアレイチップの右端、
および、2n−1番目のLEDアレイチップの左端にそれぞ
れ対応する部位から、アノードパターン8と交差するこ
となく、容易に引き出すことができる。
さて、次に、上記LEDプリントヘッドHおける各LEDアレ
イチップTa,Tb…と感光ドラム5との間には、発光ドッ
トL1,L2…L64・・・から出た光を感光ドラム5上に集
束させて発光ドット列像を結増させるための光学レンズ
系12が配置される。
この光学レンズ系12は、上記各LEDアレイチップTa,Tb…
と対応して対向し、かつチップと同数の凸レンズ要素12
a,12b…を集合させたものであって、本例では、これら
各凸レンズ要素12a,12b…を所定のレンズホルダ13に保
持させて構成されている。すなわち、レンズホルダ13
は、LEDアレイチップTa,Tb…の配設ピッチと同ピッチの
レンズ保持孔13a,13b…をもつ長尺状の部材であって、
樹脂成形により作成することができる。そして各凸レン
ズ要素12a,12b…を上記レンズ保持孔13a,13b…にそれぞ
れ固定保持させるのである。本例では、レンズホルダ13
の裏面に、第1図および第2図に良く表れているように
各レンズ保持孔13a,13b…の中間部位から上記LEDアレイ
チップどうしのすきまに向けて延びる遮光板14、およ
び、レンズホルダの幅方向両端部において裏面下方に延
びる補強リブ15が一体成形されている。その結果、各LE
DアレイチップTa,Tb…から凸レンズ要素12a,12b…まで
の空間が、上記遮光板14および補強リブ15によってボッ
クス状に囲まれることとなり、LEDアレイチップTa,Tb…
からの光が隣りの空間あるいはレンズホルダ13の外部へ
漏れ出て印字品質を悪化させることがないようにしてい
る。なお、レンズホルダ13は、その両端部をLEDプリン
トヘッド1の基板の両端部に対して上下方向位置調節可
能に取付けられる。また、上記凸レンズ要素12a,12b…
は、たとえば、ハードレジンによる収差の少ない非球面
レンズを使用することができる。
さて、上述の構成をもつ光プリンタを構成する場合、上
記LEDプリントヘッドにおけるLEDアレイチップTa,Tb
…、光学レンズ系12および感光ドラム5の相互関係は、
次のように定められる。
まず、光学レンズ系12の凸レンズ要素12a,12b…とその
それぞれに対応するLEDアレイチップTa,Tb…との距離
は、凸レンズ要素の焦点距離(f)より長く、焦点距離
の2倍(2f)より短かい値となるようにする。このと
き、凸レンズ要素12a,12b…の反対側には、発光ドット
増が結像するが、この像の凸レンズ要素からの距離は、
上記凸レンズ要素とLEDアレイチップ間の距離より長く
なる。すなわち、凸レンズ要素の像点には、LEDアレイ
チップ上の発光ドット列の拡大倒立像が結像する。そし
て、この像点位置に、感光上ドラム5の表面を配置する
のである。
上記凸レンズ要素12a,12b…による拡大率は、LEDアレイ
チップTa,Tb…の配設ピッチ間隔D1と、各LEDアレイチッ
プ上の両端の発光ドットの間隔D2との比によって定めら
れる。このようにすることにより、各LEDアレイチップT
a,Tb…を長手方向に離して配置しても、光学レンズ系12
の拡大結像作用により、感光ドラム5上にすべての発光
ドット像を等間隔に結像させることができるのである。
すなわち、感光ドラム5において、隣り合うLEDアレイ
チップTa,Tb…の端部の発光ドットどうしの像間隔a
と、同一チップ内の発光ドットの像間隔bとが等しくな
るように結像させるこができるのである。そして、光学
レンズ系12は、レンズホルダ13の両端が上下調節可能に
支持されていることから、上記間隔aと間隔bとの一致
は、感光体上の像のピントぼけが許容される範囲で、第
1図においてレンズホルダ13を上下に微調節することに
より、比較的容易に行うことができる。
以上の構成において、各LEDアレイTa,Tb…上の発光ドッ
トL1,L2…L46・・・は、そのカソードをブロック選択
することにより、LEDアレイごとに順次的に点灯させら
れる点は、従来の技術で説明したのと同様である。な
お、上述から明らかなように、本願発明においては、各
LEDアレイチップ上のドット列が拡大倒立して感光体に
結像されるため、駆動ICのシフトレジスタに入力される
64ビットずつのデータを、従来に対してそれぞれ逆順と
する必要がある。すなわち、第3図に示す例についてみ
れば、奇数番目のLEDアレイチップのドットを発光する
ためのデータを逆順にし、偶数番目のLEDアレイチップ
のドットを発光するためのデータを正順にする必要があ
る。
しかし、このようなLEDアレイチップ(ブロック)ごと
のデータ配列の修正は、駆動ICに入力される以前の制御
回路で行うほか、本出願人がさきに特願昭63−2666号に
おいて提案したように駆動IC内で行ってもよく、この点
に本願発明の要点があるのではないことはもちろんであ
る。本願発明を適用するLEDプリントヘッドは、各LEDア
レイチップのカソードのレベルを選択することによって
順次的に各LEDアレイチップごとのドットを発光させる
タイプであればよい。なお、本願発明は各素子を千鳥状
に配置したLEDアレイチップを列設し、かつ、基板状の
各パターンをチップ列の両側に設ける高密度ヘッドにも
適用することができ、また、ヘッドに導く入力信号制御
回路側でデータを逆順とすれば、各チップへのアノード
接続を逆順にしなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明のLEDプリントヘッドおよびこれを用
いた光プリンタの概略構成図、第2図は第1図のII−II
線断面図、第3図はLEDプリントヘッド基板の部分平面
図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、第5図は作用説
明図、第6図は従来例のLEDプリントヘッドの回路構成
を示すブロック図、第7図(A)および第7図(B)は
従来例の回路の動作を示すタイムチャート、第8図は従
来例のLEDアレイチップの配置構造の説明図である。 5…感光体(感光ドラム)、7a,7b…カソードパター
ン、8…アノードパターン、10…絶縁層、11a,11c…カ
ソードリード、12…光学レンズ系、12a,12b…凸レンズ
要素、Ta,Tb…LEDアレイチップ、H…LEDプリントヘッ
ド、L1,L2…発光ドット(単位LED素子)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の発光トッドを等間隔一列に集合さ
    せてなるLEDアレイチップを長手方向列状に複数個配置
    し、発光ドットからの光を感光体に集束させる光学レン
    ズ系を備え、各LEDアレイチップにおいて発光ドットが
    共通接続されるカソードを時分割的に選択することによ
    り、発光ドットを、各LEDアレイチップごとに順次的に
    ブロック選択して点灯するようにすなすとともに、上記
    光学レンズ系を、各LEDアレイチップと対応して対向す
    る凸レンズ要素を集合させて構成することにより、発光
    ドット像が、各LEDアレイチップごとに拡大されて感光
    体上に結像するようになしたLEDプリントヘッドであっ
    て、 上記各LEDアレイチップをそれぞれ長手方向に一定間隔
    を隔てて一列に配置するとともに、各LEDアレイチップ
    がボンディングされる基板上のカソードパターンを互い
    に長手方向に分離して形成し、 上記複数個のLEDアレイチップのうちの2n−1番目(n
    は1以上の整数。以下において同じ。)のLEDアレイチ
    ップについて一端側から他端側に向かう順方向に沿って
    順次的に選択した各LED素子のアノードと、2n番目のLED
    アレイチップについて他端側から一端側に向かう逆方向
    に沿って順次的に選択した各LED素子のアノードとを、
    基板幅方向の一方側に引き回された各アノードパターン
    を介してそれぞれ接続する一方、上記2n番目のLEDアレ
    イチップについて一端側から他端側に向かう順方向に沿
    って順次的に選択した各LED素子のアノードと、2n+1
    番目のLEDアレイチップについて他端側から一端側に向
    かう逆方向に沿って順次的に選択した各LED素子のアノ
    ードとを、基板幅方向の他方側に引き回された各アノー
    ドパターンを介して接続し、 上記2n−1番目のLEDアレイチップのカソードパターン
    に通じるカソードリードをそのLEDアレイチップの一端
    側から、上記2n番目のLEDアレイチップのカソードパタ
    ーンに通じるカソードリードをそのLEDアレイチップの
    他端側から、上記2n+1番目のLEDアレイチップのカソ
    ードパターンに通じるカソードリードをそのLEDアレイ
    チップの一端側から、それぞれ基板幅方向の一方側に向
    かって引き出し、 上記各LEDアレイチップの各カソードパターンの下層部
    に絶縁層を介して上記各アノードパターンを交差させて
    形成したことを特徴とする、 LEDプリントヘッド。
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