JPH0695652A - 画像表示装置 - Google Patents
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- JPH0695652A JPH0695652A JP4246286A JP24628692A JPH0695652A JP H0695652 A JPH0695652 A JP H0695652A JP 4246286 A JP4246286 A JP 4246286A JP 24628692 A JP24628692 A JP 24628692A JP H0695652 A JPH0695652 A JP H0695652A
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 CD−IでCD−Gの水平スクロールを行う
際に表示毎に全ラインのラインコントロールテーブルの
ビデオスタートアドレスを書き換える必要をなくする。 【構成】 新たにオフセット記憶領域3とオフセット管
理手段5と加算手段6とを設け、アドレス管理手段4に
よってアドレス記憶領域2から読み出した先頭アドレス
とオフセット管理手段5によってオフセット記憶領域3
から読み出したオフセットとを加算手段6で加算し、そ
の加算結果に応じて画像データ管理手段7が画像記憶領
域1の画像データを読み出して出力する。画面の左スク
ロールはオフセット記憶領域3に記憶するオフセットを
正方向に増やすことで、また、右スクロールはオフセッ
トを負方向に増やすことで行う。これにより、CPUの
クロック速度やメモリの速度に依存することなくスクロ
ールが行える。
際に表示毎に全ラインのラインコントロールテーブルの
ビデオスタートアドレスを書き換える必要をなくする。 【構成】 新たにオフセット記憶領域3とオフセット管
理手段5と加算手段6とを設け、アドレス管理手段4に
よってアドレス記憶領域2から読み出した先頭アドレス
とオフセット管理手段5によってオフセット記憶領域3
から読み出したオフセットとを加算手段6で加算し、そ
の加算結果に応じて画像データ管理手段7が画像記憶領
域1の画像データを読み出して出力する。画面の左スク
ロールはオフセット記憶領域3に記憶するオフセットを
正方向に増やすことで、また、右スクロールはオフセッ
トを負方向に増やすことで行う。これにより、CPUの
クロック速度やメモリの速度に依存することなくスクロ
ールが行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグラフィックス画像など
をディスプレイに表示する画像表示方式に関するもので
ある。
をディスプレイに表示する画像表示方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、グラフィックス画像を扱う技術は
飛躍的に向上し注目されている。民生機器のなかでもC
Dグラフィックス、あるいはCD−Iなどグラフィック
ス画像を扱う機器が増えてきている。
飛躍的に向上し注目されている。民生機器のなかでもC
Dグラフィックス、あるいはCD−Iなどグラフィック
ス画像を扱う機器が増えてきている。
【0003】図3はCDグラフィックス(以降CD−
G)のデータフォーマットを示す図である。図3におい
て、11はパック、12はモード/アイテム、13は命
令、14はQパリティ、15はデータフィールド、16
はPパリティである。
G)のデータフォーマットを示す図である。図3におい
て、11はパック、12はモード/アイテム、13は命
令、14はQパリティ、15はデータフィールド、16
はPパリティである。
【0004】図4はCD−Gのスクロール命令のパック
データフォーマットを示す図である。図4において、2
1はCOPH、22はCOPV、23はPH、24はP
Vである。
データフォーマットを示す図である。図4において、2
1はCOPH、22はCOPV、23はPH、24はP
Vである。
【0005】図5はCD−Gの画像メモリの構成を示す
図である。図5において、31は画像メモリ、32は表
示領域である。
図である。図5において、31は画像メモリ、32は表
示領域である。
【0006】以上のように構成されたCD−Gでの画像
のスクロール方法について、以下その動作について説明
する。
のスクロール方法について、以下その動作について説明
する。
【0007】CD−GのデータはCDのサブコードのR
〜Wチャネルに記録され、13.3msに96ワード
(1ワードは6ビット)の割合で読み出される。CD−
Gのデータの基本単位はパックと呼ばれ、24ワードで
1パック11を構成する。すなわち、3.3ms毎に1
パック到着する。1パック11のデータはモード/アイ
テム12、命令13、Qパリティ14、データフィール
ド15、Pパリティ16からなる。通常、モード=1、
アイテム=1のTVグラフィックスモードが用いられ
る。
〜Wチャネルに記録され、13.3msに96ワード
(1ワードは6ビット)の割合で読み出される。CD−
Gのデータの基本単位はパックと呼ばれ、24ワードで
1パック11を構成する。すなわち、3.3ms毎に1
パック到着する。1パック11のデータはモード/アイ
テム12、命令13、Qパリティ14、データフィール
ド15、Pパリティ16からなる。通常、モード=1、
アイテム=1のTVグラフィックスモードが用いられ
る。
【0008】TVグラフィックスモードの画像メモリ3
1は1面で、サイズは300×216ピクセル、50×
18フォントで、そのうち表示領域32は288×19
2ピクセル、48×16フォントである。表示領域32
以外の部分の画像メモリ31はスクロール時に用いる。
ただし、1ピクセル当たり4ビットである。
1は1面で、サイズは300×216ピクセル、50×
18フォントで、そのうち表示領域32は288×19
2ピクセル、48×16フォントである。表示領域32
以外の部分の画像メモリ31はスクロール時に用いる。
ただし、1ピクセル当たり4ビットである。
【0009】TVグラフィックスモードの命令には(表
1)の通り、メモリカラーのプリセット、ボーダーカラ
ーのプリセット、フォントデータの書き込み、フォント
データの ExOR、CLUTデータの読み込み、スク
ロールがある。
1)の通り、メモリカラーのプリセット、ボーダーカラ
ーのプリセット、フォントデータの書き込み、フォント
データの ExOR、CLUTデータの読み込み、スク
ロールがある。
【0010】
【表1】
【0011】CD−Gのスクロールはフォント単位で、
スクロール命令のパックのデータフィールドにはスクロ
ールの方向COPH21,COPV22とフォント内の
表示開始位置PH23,PV24が記録されている。C
OPH21,COPV22,PH23,PV24のそれ
ぞれの意味は、COPH21,COPV22でフォント
単位のスクロールする方向を示す。COPH21が0の
場合、水平方向のフォントのコピーは行わない。COP
H21が1の場合、全てのフォントを右にコピーする。
COPH21が2の場合、全てのフォントを左にコピー
する。COPV22が0の場合、垂直方向のフォントの
コピーは行わない。COPV22が1の場合、全てのフ
ォントを下にコピーする。COPV22が2の場合、全
てのフォントを上にコピーする。
スクロール命令のパックのデータフィールドにはスクロ
ールの方向COPH21,COPV22とフォント内の
表示開始位置PH23,PV24が記録されている。C
OPH21,COPV22,PH23,PV24のそれ
ぞれの意味は、COPH21,COPV22でフォント
単位のスクロールする方向を示す。COPH21が0の
場合、水平方向のフォントのコピーは行わない。COP
H21が1の場合、全てのフォントを右にコピーする。
COPH21が2の場合、全てのフォントを左にコピー
する。COPV22が0の場合、垂直方向のフォントの
コピーは行わない。COPV22が1の場合、全てのフ
ォントを下にコピーする。COPV22が2の場合、全
てのフォントを上にコピーする。
【0012】PH23,PV24はフォント内の読み出
し位置を示す。フォントのコピーはフォント単位で行わ
れるがPH23,PV24を変化させることによってピ
クセル単位のスクロールを行うことが出来る。
し位置を示す。フォントのコピーはフォント単位で行わ
れるがPH23,PV24を変化させることによってピ
クセル単位のスクロールを行うことが出来る。
【0013】スクロール命令が実行されるとCOPH2
1,COPV22の値に従って全てのフォントは次の
[ROW,COLUMN]の位置にコピーされる。例え
ば右シフトの場合フォントデータは1カラム右にコピー
される。[i,49]のデータは[i,0]の位置にコ
ピーされる。
1,COPV22の値に従って全てのフォントは次の
[ROW,COLUMN]の位置にコピーされる。例え
ば右シフトの場合フォントデータは1カラム右にコピー
される。[i,49]のデータは[i,0]の位置にコ
ピーされる。
【0014】このようにCD−Gでは300×216ピ
クセルの固定のメモリの範囲内でフォントを逐次上下左
右にコピーして行くことでスクロールを実現しているた
め、スクロールする範囲に制限がない。
クセルの固定のメモリの範囲内でフォントを逐次上下左
右にコピーして行くことでスクロールを実現しているた
め、スクロールする範囲に制限がない。
【0015】次に、CD−IベースケースにCDのサブ
コードを読み込む回路を設ければ、CD−Iのグラフィ
ックスの機能を使って、CD−Gをエミュレートするこ
とができる。以下に、従来の画像表示装置を用いたCD
−IでのCD−Gエミュレート方法について説明する。
コードを読み込む回路を設ければ、CD−Iのグラフィ
ックスの機能を使って、CD−Gをエミュレートするこ
とができる。以下に、従来の画像表示装置を用いたCD
−IでのCD−Gエミュレート方法について説明する。
【0016】CD−IにはDCP(Display Control Pro
gram:ディスプレイコントロールプロブラム) と呼ばれ
る表示帰線区間に実行される表示制御の為のプログラム
がある。垂直帰線区間に実行されるこのプログラム群を
FCT(Field Control Table:フィールドコントロール
テーブル)、水平帰線区間のものをLCT(Line Control
Table:ラインコントロールテーブル)と呼ぶ。DCP
で制御できるのは画像コーディング方法や、CLUTカ
ラー、表示開始位置などの各種表示パラメータである。
gram:ディスプレイコントロールプロブラム) と呼ばれ
る表示帰線区間に実行される表示制御の為のプログラム
がある。垂直帰線区間に実行されるこのプログラム群を
FCT(Field Control Table:フィールドコントロール
テーブル)、水平帰線区間のものをLCT(Line Control
Table:ラインコントロールテーブル)と呼ぶ。DCP
で制御できるのは画像コーディング方法や、CLUTカ
ラー、表示開始位置などの各種表示パラメータである。
【0017】図6は従来の画像表示装置のブロック図を
示すものである。図6において、51は画像記憶領域、
52は画像記憶領域51に記録された画像データの各ラ
インの表示開始アドレスを記録するアドレス記憶領域、
53は表示開始アドレスを管理するアドレス管理手段、
54は表示開始アドレスをもとに画像記憶領域51から
画像データを読み出す画像データ管理手段である。図7
は本例における画像表示装置を用いた場合の画像記憶領
域51とアドレス記憶領域52の関係を示す模式図であ
る。本例の画像記憶領域51はCD−Iのドローマッ
プ、アドレス記憶領域52はCD−IのLCTの一部の
機能に対応する。
示すものである。図6において、51は画像記憶領域、
52は画像記憶領域51に記録された画像データの各ラ
インの表示開始アドレスを記録するアドレス記憶領域、
53は表示開始アドレスを管理するアドレス管理手段、
54は表示開始アドレスをもとに画像記憶領域51から
画像データを読み出す画像データ管理手段である。図7
は本例における画像表示装置を用いた場合の画像記憶領
域51とアドレス記憶領域52の関係を示す模式図であ
る。本例の画像記憶領域51はCD−Iのドローマッ
プ、アドレス記憶領域52はCD−IのLCTの一部の
機能に対応する。
【0018】まず、画像データを格納するために画像記
憶領域51をメモリ上に生成する。画像記憶領域51の
サイズは600×216ピクセルである。この画像記憶
領域51の左端からピクセル方向に150ピクセルずつ
をそれぞれ画像記録領域51A,画像記録領域51B,
画像記録領域51C,画像記録領域51Dと呼ぶことに
する。
憶領域51をメモリ上に生成する。画像記憶領域51の
サイズは600×216ピクセルである。この画像記憶
領域51の左端からピクセル方向に150ピクセルずつ
をそれぞれ画像記録領域51A,画像記録領域51B,
画像記録領域51C,画像記録領域51Dと呼ぶことに
する。
【0019】画像記憶領域51のアドレス記憶領域52
は通常の画像記録領域の各ラインに対応する領域と同じ
ものを連続して生成しておく。各々をアドレス記録領域
52A,アドレス記録領域52Bと呼ぶことにする。ア
ドレス管理手段53は最初は画像記憶領域51の先頭ラ
インに対応するアドレス記録領域52A,アドレス記録
領域52Bでは画像記録領域51Bの先頭アドレスを設
定し、最終ラインに対応するアドレス記録領域52A,
アドレス記録領域52Bでは画像記録領域51Bの最終
ラインの先頭アドレスを設定しておく。
は通常の画像記録領域の各ラインに対応する領域と同じ
ものを連続して生成しておく。各々をアドレス記録領域
52A,アドレス記録領域52Bと呼ぶことにする。ア
ドレス管理手段53は最初は画像記憶領域51の先頭ラ
インに対応するアドレス記録領域52A,アドレス記録
領域52Bでは画像記録領域51Bの先頭アドレスを設
定し、最終ラインに対応するアドレス記録領域52A,
アドレス記録領域52Bでは画像記録領域51Bの最終
ラインの先頭アドレスを設定しておく。
【0020】画像の描画は画像データ管理手段54が画
像記憶領域51にCD−G画像を描画する。CD−G画
像の左半分を画像記録領域51B,画像記録領域51D
に、右半分を画像記録領域51A,画像記録領域51C
に描画する。
像記憶領域51にCD−G画像を描画する。CD−G画
像の左半分を画像記録領域51B,画像記録領域51D
に、右半分を画像記録領域51A,画像記録領域51C
に描画する。
【0021】画像の表示の時はアドレス管理手段53は
各ラインのアドレス記憶領域52から表示開始アドレス
を読み出して、画像データ管理手段54に送る。画像デ
ータ管理手段54は送られた表示開始アドレスからCD
−Gの1ラインのピクセル数である288ピクセル分デ
ータを読み出して表示する。
各ラインのアドレス記憶領域52から表示開始アドレス
を読み出して、画像データ管理手段54に送る。画像デ
ータ管理手段54は送られた表示開始アドレスからCD
−Gの1ラインのピクセル数である288ピクセル分デ
ータを読み出して表示する。
【0022】つまり、通常は各ラインのアドレス記憶領
域52でそのラインの画像記録領域51Bの先頭アドレ
スを指定することによって行う。画像記録領域51Bの
先頭アドレスから表示を開始すると、画像記録領域51
B,画像記録領域51CすなわちCD−G画像の左半
分、右半分と表示されることになる。
域52でそのラインの画像記録領域51Bの先頭アドレ
スを指定することによって行う。画像記録領域51Bの
先頭アドレスから表示を開始すると、画像記録領域51
B,画像記録領域51CすなわちCD−G画像の左半
分、右半分と表示されることになる。
【0023】次に、水平スクロールの方法について説明
する。通常表示するときは各ラインのアドレス記憶領域
52でそのラインの画像記録領域51Bの先頭アドレス
を指定することによって行う。
する。通常表示するときは各ラインのアドレス記憶領域
52でそのラインの画像記録領域51Bの先頭アドレス
を指定することによって行う。
【0024】左にスクロールする場合、アドレス管理手
段53は表示開始アドレス設定時にスクロールしたいピ
クセルだけアドレス記憶領域52で設定する表示開始ア
ドレスを増やす。
段53は表示開始アドレス設定時にスクロールしたいピ
クセルだけアドレス記憶領域52で設定する表示開始ア
ドレスを増やす。
【0025】そうすると、表示時にアドレス記憶領域5
2からアドレス管理手段53によって読み出された表示
開始アドレスは画像記録領域51Bの先頭から指定した
ピクセル分オフセットした位置を示す。画像データ管理
手段54は送られた表示開始アドレスからCD−Gの1
ラインのピクセル数である288ピクセル分データを読
み出して表示する。つまり、画像記録領域51Bの先頭
から指定したピクセル分オフセットした位置から開始さ
れ、画像記録領域51Bの残り、画像記録領域51C、
画像記録領域51Dのオフセット分すなわちCD−G画
像の左半分のスクロールアウトした部分の残り、右半
分、左半分のスクロールインした部分と表示されること
になる。
2からアドレス管理手段53によって読み出された表示
開始アドレスは画像記録領域51Bの先頭から指定した
ピクセル分オフセットした位置を示す。画像データ管理
手段54は送られた表示開始アドレスからCD−Gの1
ラインのピクセル数である288ピクセル分データを読
み出して表示する。つまり、画像記録領域51Bの先頭
から指定したピクセル分オフセットした位置から開始さ
れ、画像記録領域51Bの残り、画像記録領域51C、
画像記録領域51Dのオフセット分すなわちCD−G画
像の左半分のスクロールアウトした部分の残り、右半
分、左半分のスクロールインした部分と表示されること
になる。
【0026】左方向に連続してスクロールしていく場
合、表示毎に全ラインのアドレス記憶領域52の表示開
始アドレスを同じだけ増やしていくことによって実現で
きる。
合、表示毎に全ラインのアドレス記憶領域52の表示開
始アドレスを同じだけ増やしていくことによって実現で
きる。
【0027】表示開始アドレスが画像記録領域51Bの
先頭から画像記録領域51Dの先頭に達した時点でスク
ロールが1周したことになるので、表示開始アドレスを
画像記録領域51Bの表示開始アドレスに戻す。
先頭から画像記録領域51Dの先頭に達した時点でスク
ロールが1周したことになるので、表示開始アドレスを
画像記録領域51Bの表示開始アドレスに戻す。
【0028】右スクロールも同様に行うことが出来る。
表示毎にスクロール命令をチェックし、水平スクロール
が有れば全てのラインのアドレス記憶領域52で設定す
る表示開始アドレスを更新することでCD−Gの水平ス
クロールが実現できる。
表示毎にスクロール命令をチェックし、水平スクロール
が有れば全てのラインのアドレス記憶領域52で設定す
る表示開始アドレスを更新することでCD−Gの水平ス
クロールが実現できる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに、従来のCD−Iの機能を用いてCD−Gのスクロ
ール機能を実現しようとすると、水平スクロールで表示
毎に全ラインのLCTのビデオスタートアドレスを書き
換える必要があるので、処理が煩雑でCPUの負荷が高
く、CPUのクロック速度やメモリの速度によっては次
の命令までに終了できない可能性があると言う問題点が
ある。
うに、従来のCD−Iの機能を用いてCD−Gのスクロ
ール機能を実現しようとすると、水平スクロールで表示
毎に全ラインのLCTのビデオスタートアドレスを書き
換える必要があるので、処理が煩雑でCPUの負荷が高
く、CPUのクロック速度やメモリの速度によっては次
の命令までに終了できない可能性があると言う問題点が
ある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データを
記憶する画像記憶領域と、画像記憶領域に記録された画
像データの各ラインの先頭アドレスを記憶するアドレス
記憶領域と、先頭アドレスから実際の表示開始位置まで
のオフセットを記憶するオフセット記憶領域と、アドレ
ス記録領域の先頭アドレスを読み出し、書き込みを行う
アドレス管理手段と、オフセット記録領域のオフセット
を読み出し、書き込みを行うオフセット管理手段と、先
頭アドレスとオフセットを加算する加算手段と、加算結
果をもとに画像記憶領域から画像データを読み出す画像
データ管理手段と、を具備する画像表示装置である。
記憶する画像記憶領域と、画像記憶領域に記録された画
像データの各ラインの先頭アドレスを記憶するアドレス
記憶領域と、先頭アドレスから実際の表示開始位置まで
のオフセットを記憶するオフセット記憶領域と、アドレ
ス記録領域の先頭アドレスを読み出し、書き込みを行う
アドレス管理手段と、オフセット記録領域のオフセット
を読み出し、書き込みを行うオフセット管理手段と、先
頭アドレスとオフセットを加算する加算手段と、加算結
果をもとに画像記憶領域から画像データを読み出す画像
データ管理手段と、を具備する画像表示装置である。
【0031】
【作用】この構成により本発明は、CD−IでCD−G
の水平スクロールを行う際に表示毎に全ラインのLCT
のビデオスタートアドレスを書き換える必要がなくなる
ため、CPUのクロック速度やメモリの速度に依存する
事なくスクロールを行うことが出来る。
の水平スクロールを行う際に表示毎に全ラインのLCT
のビデオスタートアドレスを書き換える必要がなくなる
ため、CPUのクロック速度やメモリの速度に依存する
事なくスクロールを行うことが出来る。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0033】図1は本発明における画像表示装置のブロ
ック図を示すものである。図1において、1は画像記憶
領域、2は画像記憶領域1に記録された画像データの各
ラインの先頭アドレスを記憶するアドレス記憶領域、3
は先頭アドレスから実際の表示開始位置までのオフセッ
トを記憶するオフセット記憶領域、4は先頭アドレスを
読み出し、書き込むアドレス管理手段、5はオフセット
を読み出し、書き込むオフセット管理手段、6は先頭ア
ドレスとオフセットを加算する加算手段、7は加算結果
をもとに画像記憶領域1から画像データを読み出す画像
データ管理手段である。
ック図を示すものである。図1において、1は画像記憶
領域、2は画像記憶領域1に記録された画像データの各
ラインの先頭アドレスを記憶するアドレス記憶領域、3
は先頭アドレスから実際の表示開始位置までのオフセッ
トを記憶するオフセット記憶領域、4は先頭アドレスを
読み出し、書き込むアドレス管理手段、5はオフセット
を読み出し、書き込むオフセット管理手段、6は先頭ア
ドレスとオフセットを加算する加算手段、7は加算結果
をもとに画像記憶領域1から画像データを読み出す画像
データ管理手段である。
【0034】図2は本発明における画像表示装置を用い
た場合の画像記憶領域1とアドレス記憶領域2の関係を
示す模式図である。本実施例の画像記憶領域はCD−I
のドローマップ、アドレス記憶領域はCD−IのLCT
の一部の機能に対応する。
た場合の画像記憶領域1とアドレス記憶領域2の関係を
示す模式図である。本実施例の画像記憶領域はCD−I
のドローマップ、アドレス記憶領域はCD−IのLCT
の一部の機能に対応する。
【0035】まず、画像データを格納するために画像記
憶領域1をメモリ上に生成する。画像記憶領域1のサイ
ズは600×216ピクセルである。この画像記憶領域
1の左端からピクセル方向に150ピクセルずつをそれ
ぞれ画像記録領域1A,画像記録領域1B,画像記録領
域1C,画像記録領域1Dと呼ぶことにする。
憶領域1をメモリ上に生成する。画像記憶領域1のサイ
ズは600×216ピクセルである。この画像記憶領域
1の左端からピクセル方向に150ピクセルずつをそれ
ぞれ画像記録領域1A,画像記録領域1B,画像記録領
域1C,画像記録領域1Dと呼ぶことにする。
【0036】画像記憶領域1のアドレス記憶領域2は通
常の画像記憶領域1の各ラインに対応する領域と同じも
のを連続して生成しておく。各々をアドレス記録領域2
A,アドレス記録領域2Bと呼ぶことにする。アドレス
管理手段4は画像記憶領域1の先頭ラインに対応するア
ドレス記録領域2A,アドレス記録領域2Bでは画像記
録領域1Bの先頭アドレスを設定し、最終ラインに対応
するアドレス記録領域2A,アドレス記録領域2Bでは
画像記録領域1Bの最終ラインの先頭アドレスを設定し
ておく。また、オフセット管理手段5は最初オフセット
記憶領域3に記録するオフセットの値を0にしておく。
常の画像記憶領域1の各ラインに対応する領域と同じも
のを連続して生成しておく。各々をアドレス記録領域2
A,アドレス記録領域2Bと呼ぶことにする。アドレス
管理手段4は画像記憶領域1の先頭ラインに対応するア
ドレス記録領域2A,アドレス記録領域2Bでは画像記
録領域1Bの先頭アドレスを設定し、最終ラインに対応
するアドレス記録領域2A,アドレス記録領域2Bでは
画像記録領域1Bの最終ラインの先頭アドレスを設定し
ておく。また、オフセット管理手段5は最初オフセット
記憶領域3に記録するオフセットの値を0にしておく。
【0037】画像の描画は画像データ管理手段7が画像
記憶領域1にCD−G画像を描画する。CD−G画像の
左半分を画像記録領域1B、画像記録領域1Dに、右半
分を画像記録領域1A、画像記録領域1Cに描画する。
記憶領域1にCD−G画像を描画する。CD−G画像の
左半分を画像記録領域1B、画像記録領域1Dに、右半
分を画像記録領域1A、画像記録領域1Cに描画する。
【0038】画像記憶領域1の各ラインの画像の表示は
そのラインに対応するアドレス記憶領域2から先頭アド
レスを読み出し、それにオフセット記憶領域3から読み
出したオフセットを加えたアドレスで示される画像記憶
領域1の画像データから順に読み出して行う。全てのラ
インに対するオフセットは同一で全てのラインの表示が
終わるまで値は固定である。
そのラインに対応するアドレス記憶領域2から先頭アド
レスを読み出し、それにオフセット記憶領域3から読み
出したオフセットを加えたアドレスで示される画像記憶
領域1の画像データから順に読み出して行う。全てのラ
インに対するオフセットは同一で全てのラインの表示が
終わるまで値は固定である。
【0039】各ラインの画像の表示の時はアドレス管理
手段4は各ラインのアドレス記憶領域2から先頭アドレ
スを、オフセット管理手段5はオフセット記憶領域3か
らオフセットを各々読み出し、加算手段6に送る。加算
手段6は送られた先頭アドレスとオフセットを加えて加
算結果を画像データ管理手段7に送る。画像データ管理
手段7は送られた実際の表示開始位置である加算結果か
らCD−Gの1ラインのピクセル数である288ピクセ
ル分データを画像記憶領域1から読み出して表示する。
手段4は各ラインのアドレス記憶領域2から先頭アドレ
スを、オフセット管理手段5はオフセット記憶領域3か
らオフセットを各々読み出し、加算手段6に送る。加算
手段6は送られた先頭アドレスとオフセットを加えて加
算結果を画像データ管理手段7に送る。画像データ管理
手段7は送られた実際の表示開始位置である加算結果か
らCD−Gの1ラインのピクセル数である288ピクセ
ル分データを画像記憶領域1から読み出して表示する。
【0040】つまり、通常は各ラインのアドレス記憶領
域2でそのラインの画像記録領域1Bの先頭アドレスを
指定することによって行う。画像記録領域1Bの先頭ア
ドレスから表示を開始すると、画像記録領域1B、画像
記録領域1CすなわちCD−G画像の左半分、右半分と
表示されることになる。
域2でそのラインの画像記録領域1Bの先頭アドレスを
指定することによって行う。画像記録領域1Bの先頭ア
ドレスから表示を開始すると、画像記録領域1B、画像
記録領域1CすなわちCD−G画像の左半分、右半分と
表示されることになる。
【0041】次に、水平スクロールの方法について説明
する。左にスクロールする場合、スクロールしたいピク
セルだけオフセット管理手段5は設定するオフセットを
増やす。そうすると、表示時にアドレス記憶領域2から
アドレス管理手段4によって読み出された先頭アドレス
とオフセット記憶領域3からオフセット管理手段5によ
って読み出されたオフセットを加算手段6で加算した加
算結果は画像記録領域1Bの先頭から指定したピクセル
分オフセットした位置を示す。画像データ管理手段7は
送られた加算結果からCD−Gの1ラインのピクセル数
である288ピクセル分データを画像記憶領域1から読
み出して表示する。つまり、画像記録領域1Bの先頭か
ら指定したピクセル分オフセットした位置から開始さ
れ、画像記録領域1Bの残り、画像記録領域1C、画像
記録領域1Dのオフセット分すなわちCD−G画像の左
半分のスクロールアウトした部分の残り、右半分、左半
分のスクロールインした部分と表示されることになる。
する。左にスクロールする場合、スクロールしたいピク
セルだけオフセット管理手段5は設定するオフセットを
増やす。そうすると、表示時にアドレス記憶領域2から
アドレス管理手段4によって読み出された先頭アドレス
とオフセット記憶領域3からオフセット管理手段5によ
って読み出されたオフセットを加算手段6で加算した加
算結果は画像記録領域1Bの先頭から指定したピクセル
分オフセットした位置を示す。画像データ管理手段7は
送られた加算結果からCD−Gの1ラインのピクセル数
である288ピクセル分データを画像記憶領域1から読
み出して表示する。つまり、画像記録領域1Bの先頭か
ら指定したピクセル分オフセットした位置から開始さ
れ、画像記録領域1Bの残り、画像記録領域1C、画像
記録領域1Dのオフセット分すなわちCD−G画像の左
半分のスクロールアウトした部分の残り、右半分、左半
分のスクロールインした部分と表示されることになる。
【0042】左方向に連続してスクロールしていく場
合、実際の表示開始アドレスである加算結果が画像記録
領域1Bの先頭から画像記録領域1Dの先頭に達した時
点でスクロールが1周したことになるので、オフセット
管理手段5はオフセット記憶領域2に記録するオフセッ
トを0に戻す。
合、実際の表示開始アドレスである加算結果が画像記録
領域1Bの先頭から画像記録領域1Dの先頭に達した時
点でスクロールが1周したことになるので、オフセット
管理手段5はオフセット記憶領域2に記録するオフセッ
トを0に戻す。
【0043】右スクロールもオフセット記憶領域2に記
録するオフセットを負の値にするだけで左スクロールと
同様に行うことが出来る。
録するオフセットを負の値にするだけで左スクロールと
同様に行うことが出来る。
【0044】このように本実施例では、水平スクロール
をオフセット1ヶ所書き換えるだけで実行できるように
なり、CPUのクロック速度やメモリの速度に依存する
事なくスクロールを実行することが出来る。
をオフセット1ヶ所書き換えるだけで実行できるように
なり、CPUのクロック速度やメモリの速度に依存する
事なくスクロールを実行することが出来る。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、水平スクロール
を行う際に表示毎に全ラインの表示開始アドレスを書き
換える必要がなく、オフセット1箇所だけの書換えで行
えるため、CPUのクロック速度やメモリの速度に依存
する事なくスクロールを行うことが出来る。
を行う際に表示毎に全ラインの表示開始アドレスを書き
換える必要がなく、オフセット1箇所だけの書換えで行
えるため、CPUのクロック速度やメモリの速度に依存
する事なくスクロールを行うことが出来る。
【図1】本発明の一実施例における画像表示装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図2】同実施例における画像記憶領域とアドレス記憶
領域の関係を示す模式図
領域の関係を示す模式図
【図3】CDグラフィックスのデータフォーマットを示
す模式図
す模式図
【図4】CDグラフィックスのスクロール命令のパック
データフォーマットを示す模式図
データフォーマットを示す模式図
【図5】CDグラフィックスの画像メモリの構成を示す
模式図
模式図
【図6】従来の画像表示装置の構成を示すブロック図
【図7】従来例における画像記憶領域とアドレス記憶領
域の関係を示す模式図
域の関係を示す模式図
1 画像記憶領域 2 アドレス記憶領域 3 オフセット記憶領域 4 アドレス管理手段 5 オフセット管理手段 6 加算手段 7 画像データ管理手段
Claims (1)
- 【請求項1】 画像データを記憶する画像記憶領域と、 前記画像記憶領域に記録された画像データの各ラインの
先頭アドレスを記憶するアドレス記憶領域と、 前記先頭アドレスから実際の表示開始位置までのオフセ
ットを記憶するオフセット記憶領域と、 前記アドレス記憶領域の前記先頭アドレスを読み出し、
書き込みを行うアドレス管理手段と、 前記オフセット記憶領域の前記オフセットを読み出し、
書き込みを行うオフセット管理手段と、 前記先頭アドレスと前記オフセットを加算する加算手段
と、 前記加算結果をもとに前記画像記憶領域から前記画像デ
ータを読み出す画像データ管理手段と、を具備すること
を特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246286A JPH0695652A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246286A JPH0695652A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0695652A true JPH0695652A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17146291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4246286A Pending JPH0695652A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0695652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101437021B1 (ko) * | 2012-09-14 | 2014-09-02 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 기록 매체 |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP4246286A patent/JPH0695652A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101437021B1 (ko) * | 2012-09-14 | 2014-09-02 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 기록 매체 |
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