JPH069539U - クッション家具の接合構造 - Google Patents

クッション家具の接合構造

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JPH069539U
JPH069539U JP5520992U JP5520992U JPH069539U JP H069539 U JPH069539 U JP H069539U JP 5520992 U JP5520992 U JP 5520992U JP 5520992 U JP5520992 U JP 5520992U JP H069539 U JPH069539 U JP H069539U
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JP
Japan
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cushion
joint
cushion member
gap
auxiliary
Prior art date
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Pending
Application number
JP5520992U
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English (en)
Inventor
孝文 殿川
Original Assignee
孝文 殿川
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Publication date
Application filed by 孝文 殿川 filed Critical 孝文 殿川
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Publication of JPH069539U publication Critical patent/JPH069539U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クッション部材間の隙間を通常よりも大きく
設定し、且つ隙間を積極的に埋めることにより、クッシ
ョン部材の高さを十分に設定してジョイントを開いたと
きに使用者にジョイントが当たらず且つ隙間を感じない
快適な使い心地を得る一方、ジョイントを閉じたときに
も快適な使い心地を得ながら所望の閉じ角度まで抵抗な
く回動でき且つ膨らみを作らずに見栄えを良くする。 【構成】 ジョイントを開いたときに両クッション部材
の間に形成される隙間を、ほぼ各クッション部材のフレ
ームからの高さの和程度に設定すると共に、上記隙間に
補助クッション部材を脱着可能に嵌入する。またクッシ
ョン家具をソファーベッドであるときに、補助クッショ
ン部材をクッション部材に縫合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ソファーベッドや座椅子等のように、ラチェット付きジョイントを 介して回動自在に連結されたフレームにクッション部材を取り付けてなるクッシ ョン家具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ソファーベッドとして、例えば図6に実線で示すように、平らに延ばし たときにはベッドになり、仮想線で示すように、一側部を起こしたときにはソフ ァーになるものが知られている。このようなソファーベッドの構造としては、図 7に示すように、ラチェット付きジョイント(イ)を介して回動自在に連結され たフレーム(ロ)、(ハ)にクッション部材(ニ)、(ホ)を取り付け、その上 に外装生地(ヘ)を張ったものが一般的である。このような接合構造はソファー ベッドに限らず、座椅子その他、クッション部材を備えたクッション家具に広く 使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のクッション家具の接合構造では、図6及び図7に仮想線 で示すようにジョイント(イ)を開いたときに、座る者にジョイント(イ)が当 たらないようにすること、良好な座り心地を確保すること、などの目的から、各 クッション部材(ニ)、(ホ)のフレーム(ロ)、(ハ)からの高さh1、h2 をある程度以上の厚さに設定する必要がある。しかしこの高さを大きく設定する と、図6及び図7に実線で示すようにジョイント(イ)を閉じたときに、各クッ ション部材(ニ)、(ホ)の縁部が干渉して閉じ角度を制限する不具合が起るし 、これを強引に閉じると、図7のように干渉部分が膨らんで、見栄えが悪くなる 不具合が起る。さりとて、このような不具合を防止すべく、ジョイント(イ)を 開いたときに両クッション部材(ニ)、(ホ)の間に形成される隙間cを大きく とれば、使用時に隙間cが不快に感じられて商品品質が悪くなる。すなわち、ソ ファーベッドにおいては、ベッド形態のときに隙間cを背中等に明確に感じて安 眠を阻害することになる。
【0004】 本考案は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするとこ ろは、上記隙間cを通常よりも大きく設定し、且つ隙間cを積極的に埋めること により、上述した不具合を一挙に解決するクッション家具の接合構造を提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の考案は、ラチェット付きジョイントを介 して回動自在に連結されたフレームにクッション部材を取り付けてなるクッショ ン家具を前提とする。そして、ジョイントを開いたときに両クッション部材の間 に形成される隙間を、ほぼ各クッション部材のフレームからの高さの和程度に設 定すると共に、上記隙間に補助クッション部材を脱着可能に嵌入する構成にして いる。
【0006】 また請求項2の考案は、クッション家具をソファーベッドとし、補助クッショ ン部材をクッション部材に縫合する構成にしている。
【0007】
【作用】
請求項1の考案では、使用者にジョイントが当たらないようにし且つ良好な使 い心地を確保するために各クッション部材のフレームからの高さを十分に大きく 設定しても、上記隙間が上記高さの和程度は確保されているので、ソファー形態 にすべく補助クッション部材を抜いてジョイントを閉じても、各クッション部材 の縁部が干渉することはない。しかもベッド形態にすべくジョイントを開いたと きには上記隙間に補助クッション部材を嵌入するので、上記隙間が消滅して快適 に使用できる。
【0008】 また、請求項2の考案では、ベッド形態から補助クッション部材を抜いた後、 ジョイントを閉じてソファー形態に変えると、隙間に嵌入していた補助クッショ ン部材がそのままクッション部材の接続部分付近に保持されて、腰を支持する機 能を発揮する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。図1及び図2は実施例の接合構造を内蔵し たソファーベッドを示し、図1はベッド形態を、図2はソファー形態をそれぞれ 示す。その内部構造を図3によって説明すると、1は角度が数段階に調節できる 公知のラチェット付きジョイントであって、ソファーベッドの長手方向の両端に 設けられている。2は固定側のフレームであって、上記各ジョイント1の一端に 連結されている。また、3は回動側のフレームであって、各ジョイント1の他端 に連結されている。従って、2つのジョイント1、1を介して固定側のフレーム 2と、回動側のフレーム3とが連結されており、回動側フレーム3が固定側フレ ーム2に対して回動自在になっている。そして、上記固定側フレーム2には固定 側のクッション部材4が、回動側フレーム3には回動側のクッション部材5がそ れぞれ装着されている。また、9は固定側クッション部材4と回動側クッション 部材5を繋ぐクッション部材である。さらに全体に外装生地6を張っている。
【0010】 そして、ジョイント1を開いたときに両クッション部材4、5の間に形成され る隙間Cを、ほぼ各クッション部材4、5のフレーム2、3からの高さH1、H 2の和、つまり約(H1+H2)程度に設定している。さらに、上記隙間Cに補 助クッション部材7を脱着可能に嵌入している。この補助クッション部材7は、 図1及び図2に示すように、ソファークッションの長手方向長さよりも短く設定 されている。その断面形状は長手方向に一様であり、図3に示すように台形であ る。また、固定側クッション部材4のジョイント側端部は、上記補助クッション 部材7の斜面に合うようには斜めに形成されている。そして、上記補助クッショ ン部材7には全体に外装生地8を張っており、その図3における上部端辺8aが 全辺にわたって回動側クッション部材5に縫合されている。
【0011】 次に、実施例の作用を説明すると、使用者にジョイント1が当たらないように し且つ良好な使い心地を確保するために、図3のように各クッション部材4、5 のフレーム2、3からの高さH1,H2を十分に大きく設定しても、上記隙間C が上記高さの和(H1+H2)程度は確保されているので、図1および図3のよ うにソファー形態にすべく補助クッション部材7を抜いてジョイント1を閉じて も、各クッション部材4、5の縁部が干渉することはない。しかもベッド形態に すべくジョイント1を開いたときには上記隙間Cに補助クッション部材7を嵌入 するので、図3のように上記隙間Cが消滅して隙間を感じない快適な使い心地を 得られる。この場合、補助クッション部材7が断面台形に形成され、固定側クッ ション部材4のジョイント側端部が斜めに形成されているので、使用者の荷重を 補助クッション部材7を介してクッション部材4、5間のみでなく、固定側クッ ション部材4の斜面でも受けることができ、耐久性、座り心地等の面で有利であ る。
【0012】 また、ベッド形態から補助クッション部材7を抜いた後、ジョイント1を閉じ て図2および図4のようにソファー形態に変えると、高いクッションにより快適 な使い心地を得ながら、所望の閉じ角度まで抵抗なく回動でき且つ膨らみを作ら ずに見栄えを良くすることができる。そのため、従来のソファーベッドでクッシ ョン部材が干渉するようなものでは、女性ではソファー形態に変えるのが困難な ほど抵抗が大きかったが、上記実施例ではその抵抗が殆どないため、女性にも容 易にソファー形態に変えることができる。しかも、補助クッション部材7がその ままクッション部材4、5の接続部分付近に保持されて、腰を支持して、座り心 地を向上できる。
【0013】 なお、上記実施例では補助クッション部材7を、ソファークッションの長手方 向長さよりも短く設定したが、図5に示すように、補助クッション部材7’を、 クッション部材4’、5’と同一長さに設定してもよい。また、本実施例ではソ ファーベッドに本考案を適用したが、本考案は座椅子その他、ラチェット付きジ ョイントを介して回動自在に連結されたフレームにクッション部材を取り付けて なるクッション家具に対して広く実施することができるものである。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1のクッション家具の接合構造は、ジョイントを 開いたときに両クッション部材の間に形成される隙間を、ほぼ各クッション部材 のフレームからの高さの和程度に設定すると共に、上記隙間に補助クッション部 材を脱着可能に嵌入したので、クッション部材の高さを十分に設定してジョイン トを開いたときに使用者にジョイントが当たらず且つ隙間を感じない快適な使い 心地を得られる一方、ジョイントを閉じたときにも高いクッションにより快適な 使い心地を得ながら所望の閉じ角度まで抵抗なく回動でき且つ膨らみを作らずに 見栄えを良くすることができる。
【0015】 請求項2のクッション家具の接合構造は、クッション家具をソファーベッドと し、補助クッション部材をクッション部材に縫合したので、請求項1の効果に加 えて、ソファー形態のときに補助クッション部材によって腰を支持することがで き、座り心地を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベッド形態での実施例の斜視図、
【図2】ソファー形態での実施例の斜視図、
【図3】図1の要部縦断側面図、
【図4】図2の要部縦断側面図、
【図5】変形例の図2相当図、
【図6】従来例の斜視図、
【図7】図5の要部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ジョイント 2 固定側フレーム 3 回動側フレーム 4 固定側クッション部材 5 回動側クッション部材 7 補助クッション部材 8a 縫合部 H1 固定側クッション部材の高さ H2 回動側クッション部材の高さ C クッション部材間の隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラチェット付きジョイントを介して回動自
    在に連結されたフレームにクッション部材を取り付けて
    なるクッション家具において、ジョイントを開いたとき
    に両クッション部材の間に形成される隙間を、ほぼ各ク
    ッション部材のフレームからの高さの和程度に設定する
    と共に、上記隙間に補助クッション部材を脱着可能に嵌
    入したことを特徴とするクッション家具の接合構造。
  2. 【請求項2】クッション家具がソファーベッドであり、
    補助クッション部材がクッション部材に縫合されている
    請求項1記載のクッション家具の接合構造。
JP5520992U 1992-07-13 1992-07-13 クッション家具の接合構造 Pending JPH069539U (ja)

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JP5520992U JPH069539U (ja) 1992-07-13 1992-07-13 クッション家具の接合構造

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JP5520992U JPH069539U (ja) 1992-07-13 1992-07-13 クッション家具の接合構造

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JPH069539U true JPH069539U (ja) 1994-02-08

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ID=12992256

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JP5520992U Pending JPH069539U (ja) 1992-07-13 1992-07-13 クッション家具の接合構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218142A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Zinus Inc バランス棒を備えた自動調整式マットレスおよび一体化移動機構

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5282672A (en) * 1975-12-29 1977-07-11 Mitsubishi Chem Ind Ltd Treatment of dust-including exhaust gas
JPS52109633A (en) * 1976-03-11 1977-09-14 Chiyoda Seiki Kk Dehydrator for gas supplying apparatus
JPS60180451A (ja) * 1984-02-27 1985-09-14 Fanuc Ltd 同期回転電機

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