JP3031016U - レジャー長椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納、携帯に便利なレジャー長椅子を提供す
る。 【解決手段】 レジャー長椅子は、本体１および椅子布
２を含む。本体１は、前後横棒１１および交差脚１２を
連結し構成され、椅子布２の前後縁は縫い合わせ２１と
なり、本体１前後の横棒１１に被せられる。前後横棒１
１は短い棒１１１二つにより構成され、その二つの棒１
１１の隣合う箇所にねじ１１２およびナット１１３でＵ
形連結具１１４を取り付ける。Ｕ形連結具１１４下部縁
の左右にそれぞれ切り口１１５を設け、棒１１１が下に
向かって折れ平行状態となり、収納できる。椅子布２は
横棒１１のねじ３に対応する箇所に穴２１１をあけ、円
状プロテクト２１２を付け、ナット１１３に被せ、椅子
布２を固定する。これにより、本考案のレジャー長椅子
は、収納スペースを縮小し、収納携帯に便利なものとな
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、レジャー長椅子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

休日に友人や家族と共に近郊へ出掛け、バーベキューやピクニックを楽しむの は、ここ数年来の主なレジャー活動である。一時的に都会の喧騒から離れるだけ でなく、大自然に親しむことで心身の緊張を解すことができる。しかし、レジャ ー活動を行なう場所には充分な設備がないので、我々は、快適に気軽に座ったり 横になったりまた洋服を汚さないために、折畳み式の机や椅子、ハンモックなど を持参している。

【０００３】 一般に見られる折畳み式のレジャー椅子は、一人掛け用と数人掛け用がある。 収納スペースの問題を考慮しなければ、数人掛け用の長椅子は近年人気があるも ので、この種のレジャー長椅子の構造は凡そ図１に示すとおりである。それは、 折畳み式の本体Ａおよび椅子布Ｂにより構成される。椅子布Ｂの前後縁縫い合わ せＢ１を本体Ａの前後横棒Ａ１、Ａ２に被せ、前後横棒Ａ１、Ａ２の左右端をＬ 形連結具Ａ３で交差脚Ａ４に連結する。これにより、使用後、交差脚Ａ４を重ね 、前後横棒Ａ１、Ａ２もぴったり合わせることができる。収納状態は図２に示す とおりで、椅子の前後幅を縮小、収納スペースを減少させることができる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のレジャー長椅子は、縦幅を縮小させることはできるもの の、その横幅は問題点であった。多くの人が座れるものを提供するため、三人掛 け用では椅子幅は少なくとも１２０ｃｍ以上必要である。前後横棒Ａ１、Ａ２の 長さが１２０ｃｍ以上となるので、収納、持運びに不便を感じざるを得ない。特 に現在の住居環境を考えても、収納に大きなスペースが必要で、移動する際、小 さい車では横向きに置けず、前座席から後座席に跨がらせることになる。また、 椅子布Ｂが直接前後横棒Ａ１、Ａ２に被せてあるので、左右にずれ、使用前にき ちんと直さなければならず非常に面倒で不便である。

【０００５】 本考案の目的は、折畳み後小さくなり、スペースを取らない、収納携帯に便利 なレジャー長椅子を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の請求項１記載のレジャー長椅子は、次の 構成要素（ａ）（ｂ）を含むことを特徴とする。 （ａ）本体は、前後横棒および二組の交差脚により構成され、交差脚の上端は Ｌ形連結具で横棒端部に連結、椅子布前後縁の縫い合わせ箇所を横棒外側に被せ る。これにより、完全なレジャー長椅子が組み立てられる。横棒は短い棒二本に より構成され、二つの棒の隣合う箇所にねじおよびナットでＵ形連結具を止め、 棒と交差脚の連結箇所にプラスチックねじとねじを止める。Ｕ形連結具下部縁の 左右に切り口を設け、棒をその切り口箇所方向に折り曲げると、横幅を縮小させ 、収納スペースを減少させることができる。

【０００７】 （ｂ）椅子布は、その一端に穴を付け、円状プロテクトを取り付け、棒端部に ねじ止めする。これにより、椅子布を固定させ、穴周囲は破れることがない。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本体１は、前後横棒１１および横棒１１両側の交差脚１２を含み、前後横棒１ １は、短い棒１１１二つを組み合わせて構成される。棒１１１二つが隣合わせる 箇所は、ねじ１１２およびナット１１３にてＵ形連結具１１４を取り付け、棒１ １１と交差脚１２が連結される箇所には、磨耗しないようプラスチックねじ１１ ６を塞ぎ、ねじ１１２を止める。Ｕ形連結具底面縁左右端にそれぞれ切り口１１ ５を付け、交差脚１２の上端で横棒１１の外側端にＬ形連結具１２１をねじ止め する。

【０００９】 椅子布２は、横棒１１より短く、前後の縫い合わせ２１は横棒１１に被せる。 椅子布２の前後縫い合わせ２１端部に穴２１１を設け、穴２１１が拡大しないよ う、その穴２１１に円状プロテクト２１２を被せる。 組み立て状態を図４に示す。棒１１１はＵ形連結具１１４により連結され横棒 １１となり、椅子布２前後の縫い合わせ２１内に被せられる。横棒１１の両端は それぞれＬ形連結具１２１により交差脚１２上端に連結、椅子布２端の穴２１１ をねじ３とナット１１３で止める。

【００１０】 本考案の折畳み方法を図５に示す。交差脚１２を合わせ、横棒１１をまず重ね 、縦幅を縮小させる。次に両側の交差脚１２を上に持ち上げ、横棒１１上方に重 ね合わせる。次に、図６に移る。Ｕ形連結具１１４のねじ１１２、ナット１１３ を中心に、横棒１１の棒１１１をそれぞれＵ形連結具１１４両側の切り口１１５ 箇所に向かって折り曲げ、棒１１１を畳み合わせる。これにより高さおよび横幅 を縮小させることができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のレジャー長椅子は、次の特徴をもつ。 １．Ｕ形連結具の設計を利用して横幅が占めるスペースを縮小させ、収納、持 運びに便利である。 ２．椅子布端部の穴とねじが布を一端に固定するため、左右にずれるのを妨ぎ 、その穴の円状プロテクトは、穴が引っ張られナットにより変形するのを防ぐこ とができる。

【００１２】 ３．棒と交差脚の連結部にプラスチックねじを取り付けるため、本考案を収納 したり開いたりする際に、磨耗することがない。これは、図７に示すとおりであ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来品のレジャー長椅子の立体図である。

【図２】従来品のレジャー長椅子折畳み状態の見取り図
である。

【図３】本考案実施例の立体分解図である。

【図４】本考案実施例の組立立体図である。

【図５】本考案実施例の折畳み状態の見取り図（１）で
ある。

【図６】本考案実施例の折畳み状態の見取り図（２）で
ある。

【図７】本考案実施例の折畳み状態の側面図である。

【符号の説明】

Ａ 本体 Ａ１、Ａ２ 横棒 Ａ３ Ｌ形連結具 Ａ４ 交差脚 Ｂ 椅子布 １ 本体 １１ 横棒 １１１ 棒 １１２ ねじ １１３ ナット １１４ Ｕ形連結具 １１５ 切り口 １１６ プラスチックねじ １２ 交差脚 １２１ Ｌ形連結具 ２ 椅子布 ２１ 縫い合わせ ２１１ 穴 ２１２ 円状プロテクト ３ ねじ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体と椅子布を含むレジャー長椅子であ
   って、 本体は前後横棒および二組の交差脚により構成され、交
   差脚の上端はＬ形連結具で横棒端部に連結し、椅子布前
   後縁の縫い合わせ箇所を横棒外側に被せることにより組
   み立てられ、横棒は短い棒二本により構成され、二つの
   棒の隣合う箇所にねじおよびナットでＵ形連結具を止
   め、棒と交差脚の連結箇所にプラスチックねじとねじを
   止め、Ｕ形連結具下部縁の左右に切り口を設け、棒をそ
   の切り口箇所方向に折り曲げると、横幅を縮小させて収
   納スペースを減少させることができ、 椅子布は、その一端に円状プロテクトを取り付けた穴を
   設け、棒端部にねじ止めすることにより椅子布を固定さ
   せ、穴周囲は破れることがないことを特徴とするレジャ
   ー長椅子。