JPH0695328B2 - 特に生体プロセスのシミュレーション用のコンピュータシステム - Google Patents

特に生体プロセスのシミュレーション用のコンピュータシステム

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JPH0695328B2
JPH0695328B2 JP63502552A JP50255288A JPH0695328B2 JP H0695328 B2 JPH0695328 B2 JP H0695328B2 JP 63502552 A JP63502552 A JP 63502552A JP 50255288 A JP50255288 A JP 50255288A JP H0695328 B2 JPH0695328 B2 JP H0695328B2
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ゲー トーマス,ゲアハルト
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ゲー トーマス,ゲアハルト
ミッターラウアー,ベルンハルト
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に、請求の範囲第1項の上部概念による生
物学的なプロセスをシミュレートするためのコンピュー
タシステムに関する。
このようなコンピュータは、ドイツ特許願P3607241.9に
よって知られており、このドイツ特許願には、以下の説
明においても、用語について引照される。
このドイツ特許願に示されたコンピュータの構成は、人
の脳の構造、実際には脳のニューロンの網状組織を、計
算システムとして、即ち、ニューロンに対応するノード
コンピュータの計算する構造又は結合として把握するこ
との探究に基づいている。ここでは、各々のノードコン
ピュータは、パーミュートグラフィックに組織されたサ
ブノードコンピュータの構造又は結合である。ノードコ
ンピュータの結合又は構造も、パーミュートグラフィッ
クに組織されている。個別のノードコンピュータの間の
接続は、脳中の樹枝状組織(デンドライト)に対応する
2方向情報導線によってなされている。
これによって、コンピュータシステムの自己に関係した
制御が、前記特許願に示されたようにして可能となる。
これは、原則として各々のノードコンピュータが全ての
演算操作について、全体のコンピュータの命令制御を引
受けうること、即ち、潜在的な命令の実行のリダンダン
シーが存在すること、を意味している。W.L.キルマー、
W.S.マックロッホ及びJ.ブルーム、「インターナショナ
ル・ジャーナル・オブ・マン・アンド・マシーン・スタ
ディーズ1969.第1巻、279-309頁に示されているよう
に、このリダンダンシーは、実際に人の脳においても観
察されている。
ドイツ特許願P3609925.2には、樹枝状組織(デンドライ
ト)によってそのニューロンが互いに結合されているニ
ューロン構造又は結合をシミュレートするためのコンピ
ュータシステムが示されている。即ち、このようなニュ
ーロン系が、ノードコンピュータ−ニューロンに対応す
る−のパーミュートグラフィックに組織化された構造又
は結合によって表現でき、これらのノードコンピュータ
が、演算を行なう情報導線−デンドライトに対応する−
によって互いに接続されていることが示されている。
この特許願には、脳中のニューロン結合の内部に時の経
過と共に、構成の変更(再構成)が生じうる現象につい
ての記載がある。この構成の変更は、生物学的な系の発
展の過程においてニューロンの結合を新しい課題に適合
させるために、又は、個別のニューロン又はニューロン
構造の機能が消失し、その課題が他のニューロン又はニ
ューロン構造によって引受けられる場合に生起する。ど
ちらの現象も観察されている。例えば、特別の課題のた
めに用意された脳の領域が一腫ようによって条件付けら
れた手術などのによって−消失した際に、この脳の領域
の機能が、前記の課題のために特定化されていなかった
別の脳の領域のニューロン構造によって少くとも部分的
に充たされうるという事実がそれである。
この現象は前記の潜在的な命令の実行のリダンダンシー
の特別の場合である。これは、1つのニューロン構造の
内部においてだけでなく、少なくとも部分的には、シス
テム全体に及ぶように、別々のニューロン構造の間にも
作用する。
ニューロン構造の構成の変更は、ドイツ特許願P360972
5.2によるコンピュータの場合において、個別のノード
コンピュータの間の情報導線の例えば時間制御される構
成の変更によってシミュレートされる。他のニューロン
構造の機能の引受け、即ち、別のニューロン構造への切
換え又は異なるニューロン構造の間の相互作用という意
味においての、ニューロン構造の構成の変更は、単に示
唆されている。
本発明の課題は、ノードコンピュータとそれに所属する
パーミュートグラフィックに組織化されたコンピュータ
システムとの間の、そのような相互作用が可能となり、
それと共に、システムに固有のコンピュータシステムの
長期間プログラミングが可能となるように、冒頭に述べ
た形式のコンピュータシステムを改善することにある。
この課題は、本発明によれば、請求の範囲第1項の特徴
部分に示された構成によって解決される。この構成によ
れば、コンピュータシステムは、パーミュートグラフィ
ックコンピュータシステムとケノグラムコンピュータシ
ステムとによって形成される。ケノグラムコンピュータ
システムは、ケノグラムの規則に従って組織化され、ケ
ノグラムの規則は、特に、ニューヨーク・アカデミー・
オブ・サイエンス年鑑、第138冊、2、396-406頁、G.ギ
ュンターの論文「タイム、タイムレスロジック及びセル
フ・リファレンシャル・システムズ」(1967)に開示さ
れている。ここに、ケノグラムの基礎は、基本的に、パ
ーミュートグラフと同様の組合せ原理であり、ケノグラ
フィックトリトグラムのエレメントとケノグラフの縁端
とは、ニゲーション演算に対応し、ケノグラム記号は変
換されることによって、ケノグラフを通る行程を再び規
定する。
ケノグラムコンピュータシステムは、ケノグラフィック
コンピュータ、ケノグラフィックサルテーターコンピュ
ータ、ケノグラフィックコンピュータ構造、デューテロ
グラフィックコンピュータ及びケノグラフィックニゲー
ションコンピュータによって実現される。これらのコン
ピュータについては以下に詳述する。
両方のコンピュータシステムは、相互に通信し、その際
に、両方のコンピュータシステムの別々の言語は、コン
パイラー即ち、翻訳装置又は言語交換装置によって、互
いに対し調停される。第1コンパイラーは、パーミュー
トグラフィックコンピュータシステムにおいて利用され
るパーミューテーションを、ケノグラムに変換し、第2
コンパイラは、ケノグラムコンピュータシステムのトリ
トグラムを、パーミュテーションに変換する。両方のコ
ンピュータシステムに共通の演算の基礎は、ニゲーショ
ン(否定)演算であり、この演算は、パーミュートグラ
フィック又はケノグラムのノードコンピュータからそれ
ぞれ次のものへの情報の伝達を媒介する。
全体のコンピュータシステムの内部において、処理すべ
き情報、例えば環境情報は、パーミュートグラフィック
コンピュータシステムに導かれて、そこで、前記ドイツ
特許願P3607241.9号に記載されたように処理される。こ
れによって、個別のニューロンがデンドライトにより互
いに結合されている脳のニューロン構造の機能をシミュ
レートすることが可能となる。
本発明によるケノグラムコンピュータシステムにより、
ニューログリア(神経膠)即ち中枢神経系の結合組織の
保護物質の機能をシミュレートすることができる。グリ
ア細胞は、ニューロンの回りに存在する(いわゆるアス
トログリア)だけでなく、個別のニューロンの間におい
てアキソンを囲むミエリン中に、そして最後に、オリゴ
デンドロサイト(希突起膠細胞)のオリゴデンドログリ
ア、即ち、多数のアキソンに1つずつのミエリンセグメ
ントを供給する保護細胞として存在する。本発明のコン
ピュータシステムにおいては、ケノグラフコンピュータ
とケノグラムサルテーターコンピュータとは、アストロ
グリアを、またケノグラムニゲーションコンピュータ
は、オリゴデンドログリアを、そして最後に、ケノグラ
フィックコンピュータ構造と、デューテログラフィック
コンピュータとは、残りのグリアを、それぞれシミュレ
ートする。
グリアが保護組織の機能をもつだけでなく、個別のニュ
ーロンの間の情報の伝達も行ない、従って演算機能をも
つことが、最近明らかにされた(「スペクトラム・デア
・ヴィッセンシャフト」、ハイデルベルグ、「ダス・ブ
ーフ・ゲヒルン・ウント・ネルヴニンシステム」、第7
版、(1986))。アキソン域のグリアの構造について
は、同書の69頁の写真を参照されたい。
神経系のアキソンは、各1つのニューロンから派生し、
別のニューロンに向って樹脂状に分岐している(即ち、
同一のニューロン構造のニューロンだけでなく、別のニ
ューロン構造のニューロンにも、全体として分岐してい
る)。本発明によるコンピュータシステムには、パーミ
ュートグラフィックなコンピュータシステムのノードコ
ンピュータを、この場合にも、システム全体に亘るよう
に互に結合している、高速情報導線が設けられており、
これらの高速情報導線は、同一のコンテキスチャーの共
通の領域内にパーミュートグラフィックに組織化されて
いる他のノードコンピュータだけでなく、場合によって
は他のコンテキスチャーと共に他のパーミュートグラフ
ィックに組織化されたコンピュータ域の内部のノードコ
ンピュータにも至っている。個別のコンピュータ域は、
高速情報導線によって、やはりパーミュートグラフッィ
クに組織化されている。コンピュータシステム全体は、
それ自身パーミュートグラフィックに組織化されてお
り、機能上から、パーミュートグラフ−パーミュートグ
ラフと表わすことができる。パーミュートグラフィック
なコンピュータシステムの内部のどの領域がプロセスの
操作を行なうかは、ケノグラムコンピュータシステムに
よって定められる。これは基本的に、構造を予め与える
ことによって行なわれ、これらの構造は、ケノグラムコ
ンピュータシステム中において対応して作成される長期
間プログラムによって、予め与えられる。この長期間プ
ログラムは、長期間プログラムメモリ中に書き込まれ、
このメモリは、パーミュートグラフィックコンピュータ
システムだけでなく、ケノグラムコンピュータシステム
とも、2方向的に通信する。この長期間プログラムメモ
リには、コンテキスチャープログラムが収容されてお
り、このプログラムによって、所定のコンテキスチャー
のパーミュートグラフィックなコンピュータシステムの
内部の情報の処理が予め与えられる。これらのコンテキ
スチャーによって、パーミュートグラフィックコンピュ
ータシステムの内部の個別のノードコンピュータの組織
化すなわちデータ結合が規定され、この規定は、ケノグ
ラムコンピュータシステムによって基本的に限定され
る。パーミュートグラフィックコンピュータシステム中
においては、情報に関連された自己実現が計算され、こ
の自己実現から最終的に、或る演算の結果が導かれ、こ
の結果は、コンピュータシステムの出力ユニットに送出
される。出力ユニットの出力信号は、その場合、全体の
成果(例えば、入力された情報に基づいてオートマトン
が行なうべき処置に対応している。ケノグラムコンピュ
ータシステムにおいては、長期間プログラムメモリのデ
ータに基づいて、この収容された長期間プログラムの自
己実現が計算され、この自己実現によって、パーミュー
トグラフィックコンピュータシステムの組織が、場所の
構成及び値の構成について規定される。場所の構成は、
パーミュートグラフィックに組織化されたコンピュータ
域の関係を、また値の構成は、単一のコンピュータ域の
内部の個別のノードコンピュータの関係を、それぞれ規
定する。
長期間プログラミングは、領域に亘る個別のノードコン
ピュータの構成の変更も可能とし、この構成の変更は、
パーミュートグラフィックに、或る事情の下には別の形
で組織化された別のノードコンピュータ構造に組込むこ
とができる。このような構成の変更は、前述したよう
に、脳の内部のニューロン構造の内部において実証され
ている。任意の時に有効な構造は、1つのコンテキスチ
ャー即ち値コンテキスチャー又は場所コンテキスチャー
に対応している。
次に本発明を、図に示した一実施例について、一層詳細
に説明する。図において 第1図は、本発明によるコンピュータシステムの概要図
である。
第2図は、本発明によるコンピュータシステムの構成を
示すブロック線図である。
第3図は、ケノグラムコンピュータ構造の概略的な構成
を示す。
第4図は、パーミュートグラフィックなコンピュータ構
造とクノグラフィックなコンピュータ構造との組合せを
示す。
第5図は、ケノグラフィックコンピュータの作動コンテ
キスチャーとしての星形コンテキスチャーの例を示す。
第6図は、全場所数n=5についてのデューテログラフ
を示す記号図である。
第7図は、ケノグラムニゲーションコンピュータとケノ
グラムコンピュータシステム及びパーミュートグラフィ
ックコンピュータシステムとのその結合を示すブロック
切換線図である。
第8図は、パーミュートグラフィックなコンピュータシ
ステムの内部の高速情報導線系を説明するために樹枝状
分岐構造の一例を示す。
第9図は、5値の星形コンテキスチャー及び2値の線形
コンテキスチャーとから成る、或る所定の時間隔につい
ての長期間コンテキスチャーの例を示す。
第10図は、長期間プログラムによる予設定に対応する2
つの7値の部分コンテキスチャーを含むコンピュータシ
ステムのための10値の全コンテキスチャーを示す概略図
である。
第11図は、第9図による7値の部分ないし作動コンテキ
スチャーと共に、第10図による全体の構造を示し、更
に、該部分ないし作動コンテキスチャーから導出され、
ノードコンピュータ構造を規定する、第1期間において
作用する種々のコンテキスチャーを示す。
第12図は、次の期間において作用する。第11a図による
全体的なコンテキスチャーから形成された8値の部分コ
ンテキスチャーを示す。
第13a図は、長期間プログラムによる別の予設定におい
て前記の次の時間隔を規定する別の7値の部分コンテキ
スチャーを示す。
第13b図は、パーミュートグラフィックなコンピュータ
システムの互に結合されたノードコンピュータ構造を識
別するための構造コンテキスチャーの概略図である。
第14a、14b図は、高速導線を示す概略図である。
第1図に示したコンピュータシステム1は、環境に関係
付けられた自己実現に到達するための神経系統に対応す
るパーミュートグラフィックなコンピュータシステム2
と、設定された長期プログラムの自己実現に到達するた
めのグリアに対応するケノグラフィックなコンピュータ
システム3とから成っている。コンピュータシステム
2、3は、別々の言語で、即ち、パーミュートグラフィ
ック言語及びケノグラフィック言語で稼働する。パーミ
ュートグラフィック言語は、4によって示したコンパイ
ラーIによって、ケノグラフィックな言語に翻訳され、
ケノグラフィックな言語は、4によって示したコンパイ
ラーIIによって、パーミュートグラフィックな言語に翻
訳される。パーミュートグラフィックなコンピュータシ
ステム2には、入力ユニット6を介して、情報例えば環
境情報が入力され、この情報は、計算後に、出力ユニッ
ト7に送出される。両方のコンピュータシステムは、特
に、長期間プログラムメモリ8とデータ交換を行ない、
メモリ8中には、両方のコンピュータシステムの間の関
係の変化が時間の経過と共に規定される。この関係によ
って、両方のコンピュータシステムの組織が対応して変
更される。
第2図には、コンピュータシステム1が詳細なブロック
図により図示されている。パーミュートグラフィックな
コンピュータシステムの構成については、前出のドイツ
特許願P3607241.9号を引照し、ここでは、詳細な説明は
割愛する。このパーミュートグラフィックなコンピュー
タシステムは、パーミュートグラフィックに組織化され
たノードコンピュータを有し、このノードコンピュータ
には、関係(コンテックスチュア)計算機と否定(ニゲ
ーション)コンピュータとが所属されている。このコン
ピュータは全体が21によって示されている。ノードコン
ピュータには、パーミュートグラフィックなコンピュー
タの値に対応するn個の値の各1つの自己順列が割当て
られる。コンピュータシステムのコンテックスチュア
は、コンテックスチュアコンピュータによって定めら
れ、それによってコンテキスチャーの個別の値の間の交
換関係が可能となる。ニゲーションコンピュータは、全
てのノードコンピュータを互に結合する情報導線に沿っ
た距離を計算する。この距離は、否定演算によって定め
られ、この否定演算は、1つのノードコンピュータの自
己順列に対応して、アドレスを、情報ラインに沿った次
のノードコンピュータのアドレス中に、自己順列内の各
2つの値の交換によって規定する。ノードコンピュータ
21のパーミュートグラフィックな組織のため、入力され
た環境情報は、情報と共に入力された意図を最も有効に
実現しうる1つの節個から出発して、最適に処理され
る。従来のコンピュータにおいて、ソフトウエア、情報
パターン即ちビット順序、メモリ、プログラム命令及び
プログラミング言語として表わされたモジュールは、パ
ーミュートグラフィックなコンピュータシステムにおい
て、相互に調和的に規定された1つのユニットを形成す
る。換言すれば、ソフトウエア、ハードウエア、組織構
成及び問題の解析は、フォーマルシステムとして、1つ
のユニットを形成している。
ノードコンピュータ21は、ノードコンピュータ構造22の
内部に組織化され、このノードコンピュータ構造22も同
様にパーミュートグラフィックに組織化されている。こ
のノードコンピュータ構造22にも入力ユニット6から環
境情報が供給される。ノードコンピュータ21の個別のエ
レメントは、各1つの高速情報導線23を有し、これは、
ニューロンのアキソンに退避することができる。図にお
いて23は、高速情報導線の全体を表わし、これらの高速
情報導線は、システム全体に及ぶように、コンピュータ
構造22の個別のコンピュータに至るようにしてもよい。
高速情報導線は、ノードコンピュータ21だけでなく、ノ
ードコンピュータ構造にも、樹枝状に分岐している。以
下に説明するように、これらの高速情報導線を介して、
パーミュートグラフィックなコンピュータシステム全体
の構成化が達せられる。
出力ユニット7は、ノードコンピュータ21ともノードコ
ンピュータ構造22とも結合されている。
ケノグラムコンピュータシステム3は、ケノグラムの規
則に従って同様に組織されている。主な構造部分は、コ
ンピュータブロック31であり、このブロック31は、ケノ
グラフッィクコンピュータ32と、ケノグラムサルテータ
ーコンピュータ33と、デューテログラフィックコンピュ
ータ34とを備えている。このコンピュータブロックは、
ケノグラムニゲーションコンピュータ35によって制御さ
れ組織化される。コンピュータブロック31は、ケノグラ
フッィクコンピュータ構造36とのデータ交換の下におか
れ、コンピュータ構造36それ自体は、同様に、ケノグラ
ムによって組織化されている。ケノグラフィックコンピ
ュータ32は、このケノグラフィックコンピュータ構造に
付加できるので、重なり合うケノグラム規則が形成され
る。ケノグラフィックコンピュータ構造22は、ケノグラ
ムニゲーションコンピュータ35又はここに図示しない固
有のニゲーションコンピュータによって制御され組織化
される。
コンパイラーIは、コンピュータブロック21、31の間に
結線され、コンパイラーIIは、高速情報導線23の全体中
に配され、そこで、パーミュートグラフィックなコンピ
ュータシステム2の位置−値−サルテータコンピュータ
24を制御する。この制御の伝送は、ケノグラムコンピュ
ータシステムの計数装置37を介してなされる。計数装置
37は、ケノグラムニゲーションコンピュータ35によって
制御され、高速情報導線23を介して、持続的な情報を対
応して評価することによって、パーミュートグラフィッ
クなコンピュータシステムの位置及び値の構造化を可能
にする。
ケノグラムコンピュータシステムの個別のエレメントに
ついて以下に説明する。
ケノグラフィックなコンピュータ32 ケノグラフィックなコンピュータ32は、パーミュートグ
ラフィックなコンピュータと同様に、複数のケノグラム
ノードコンピュータ38の回線網として組立てられ、これ
らのケノグラムノードコンピュータは、情報導線39によ
り互に接続されている。ケノグラフィックなコンピュー
タに所属する場所コンテキスチャーPKがm個の場所を含
む場合、各々のノードコンピュータ38から、最大で(m
−1)個の情報導線が引出される。第3図には、線形コ
ンテキスチャーL4の形の4価の場所コンテキスチャーPK
が図示されている。ケノグラフィックなコンピュータ32
自身は、それぞれの存在しているコンテキスチャーに対
応して、常に複数のコンポーネントに区分される。第3
図にはそうした5つのコンポーネントが図示されてい
る。これらのコンポーネントの作成については、G.G.ト
ーマスの論文「ケノグラフ」を参照されたい。この論文
は、ツエレスナ・ルダ(CSSR)、1983、アブストラクト
分析についての第12回ウインタースクリールの講演の際
に作成されたものである。ケノグラフィックなノードコ
ンピュータの各々のコンポーネント(第3図に示す)
は、コンポーネントP1、P2、P3、P4を有する4価の場所
コンテキスチャーPKに係り、これらの場所コンテキスチ
ャーは、第3図は配列図に示すように、ニゲーション演
算子N1、N2、N3によって互に他のものに変換することが
できる。
個別のノードコンピュータ38には、アドレスとして、各
1つのトリトグラムが所属されている。ここに、トリト
グラムとは、一連のケノグラム記号である。第3図に略
示したケノグラフィックノードコンピュータのコンポー
ネントのために、4価の場所コンテキスチャーPKに対応
して、円(○)、三角(△)、星印(*)及び四角
(□)の形の4個のケノグラム記号が選定されている。
ケノグラム信号の順序は、それぞれ順列であり、4価の
場所コンテキスチャー15に対応して15個の標準トリトグ
ラムがあり、これらのトリトグラムは、第3図上の4個
のコンポーネント中において個別のノードコンピュータ
中に線として表わされている。6個のノードコンピュー
タを含む下方のコンポーネントについては、トリトグラ
ムは、明確に、線図により示されている。
ここで、図示をわかり易くするために、数字1は、ケノ
グラム信号(□)を、数字2は、記号(○)を、また数
字3は、記号(△)をそれぞれ表わしている。この線図
には、場所コンテキスチャーも記入してあり、図からわ
かるように、トリグラム中には、3つのみのケノグラム
記号が現出され、各2つの記号は重複して存在してい
る。この場所には、記号の分布ないしデューテログラム
D“2−1−1"が語られる。標準トリトグラムT1−T6
は、ニゲーション演算子N1、N2、N3によって別の標準ト
リトグラムに変えることができる。これは、線図の右半
部に示されている。これらのニゲーション演算子は、6
個のノードコンピュータを含むコンポーネントにも供給
される。従って、標準トリトグラムT1にニゲーション演
算子N2が適用されると、即ちトリトグラムT1において場
所2、3が交換されると、標準トリトグラムT2が得られ
る。この交換演算は、コンポーネントにおいて、ノード
コンピュータT1から或る情報がノードコンピュータT2に
流れることを意味する。対応した情報の流れは、ニゲー
ション演算子によって形成され、これらの情報の流れ
は、標準トリトグラムにおいての場所1、2及び3、4
の交換を惹起させる。このようにしてケノグラフィック
コンピュータの個別のケノグラムノードコンピュータの
全部のアドレスないしは固有トリトグラムが計算され
る。ここで、場所コンテキスチャーPKは、場所のニゲー
ターの許容量を規定する。トリトグラムは、以下に詳述
するように、コンパイラーIIによって、パーミューテー
ションPiに翻訳される。
パーミュテーションの係数は、前記特許願P3709725号に
説明されているように、普通の順序に対応している。
星状神経膠質(アストログリア)のシミュレーションモ
デルに所属されるケノグラフィックコンピュータの固有
のトリトグラムと、神経細胞(ニューロン)のシミュレ
ーションモデルにおいて対応するパーミュートグラフィ
ックコンピュータの固有パーミュテーションとが、相互
に所属しているため、パーミュートグラフィックな構造
とケノグラフックな構造とが重畳していると考えること
によって、共通の結合構造の像を作成することができ
る。第4図にその一例が示されている。基本は、パーミ
ュートグラフィックコンピュータであり、これは、4値
のパーミュテーションに対応して、各4桁のノードコン
ピュータを備えたノードコンピュータによって形成され
る。個別のノードコンピュータは、1−24のそれぞれの
パーミュテーション(順列)の数によって特徴付けら
れ、情報導線は、ニゲーション演算子N1、N2、N3の係数
によって特徴付けられる。4値のパーミュートグラフの
ための1つの線形値コンテキスチャーと、同様に線形の
場所コンテキスチャーとが問題となる。このパーミュー
トグラフィックコンピュータ上には、6個のノードコン
ピュータを含むケノグラフィックなコンピュータの、第
3図に図示したコンポーネントが載置され、これらのコ
ンポーネントは、アドレスとして作用する固有コンピュ
ータT1〜T6によって特徴付けられる。パーミュートグラ
フィックなコンピュータの内部には、それぞれのニゲー
ション演算子を備えた情報導線によって与えられる従来
の情報経路が可能となる。更に、その否定連鎖によって
特徴付けられるケノグラム情報経路を介して、単にパー
ミュートグラフィックなコンピュータにおいての経路と
全く異なった経路を、全体のシステムが取ることが可能
となる。パーミュートグラフィックなコンピュータ及び
ケノグラフィックコンピュータの値がここで4よりも大
きければ、ケノグラフィックコンピュータの個別のノー
ドコンピュータの間のいろいろの局所の否定を介して、
ケノグラム領域中において、多重結合も可能となる。
3つの等価関係によって規定されうるいろいろの構造
が、ケノグラムにおいて識別される(ギュンター、196
7、前記引用箇所参照)。これらの等価関係は、トリト
等価、デューテロ等価並びにプロト等価である。トリト
等価は、互に比較すべき2つの連鎖中の個別のケノ文法
記号の位置に係り、デューテロ等価は、2つの連鎖にお
いてのいろいろの要素の数の分布に関し、プロト等価
は、2つの連鎖においてのいろいろの要素の数に関す
る。ここに示されるコンピュータ構造にとって特にたい
せつなのは、デューテロ等価である。両方の連鎖におい
てのいろいろの要素の数がそれぞれ等しい場合、2つの
ケノグラム連鎖は、ケノグラム上等価である。一方の連
鎖がaaabならば、他の連鎖はababであるため、これら2
つの連鎖は、ケノグラム的に、デューテロ等価である。
連鎖abbcとbccdとの間には、トリト等価が存在し、連鎖
aabbとaaabとはプロト等価である。
ケノグラフィックなコンピュータは、ケノグラフにおい
てのコンポーネントに対応する部分領域に区分される。
これらの部分領域は各1つのデューテログラムに所属さ
れる。1つのデューテログラムは、一意的に、数「n」
の或る分割に所属させることができる。デューテログラ
ムは更に以下に、デューテログラフィックなコンピュー
タに関連して更に詳細に説明する。
ケノグラフィックなコンピュータは、パーミュートグラ
フィックなコンピュータと技術的に同様に組織されてい
る。即ち、プロセス演算は、情報導線およびノードコン
ピュータに沿って、ケノグラフィックなコンピュータの
内部の経路によって規定され、計算の結果は、ニゲーシ
ョン演算子の結果として存在している。従って、ハード
ウエアの構造については、前記特許願を参照されたい。
しかしケノグラフィックなコンピュータは、他の要素及
び回線構造と共に作動する。即ち、各々のケノグラフィ
ックなコンピュータは、全体の構造の内部に、ケノグラ
ムアドレスとしての固有のトリトグラムを備えている。
固有のトリトグラムの1つの部分アドレスは、ケノ文法
サルテーターコンピュータによって管理される。
ケノグラムサルテーターコンピュータ33 サルテーターコンピュータは、全体のトリトグラムアド
レスからの場所の選択、即ち、場所の組合せとしての、
それに所属されたケノグラフィックなコンピュータ32の
固有のトリトグラムを規定する。この場所の組合せは、
任意に選択することはできず、現時点についての長期間
プログラムメモリ8の長期間プログラムによって定めら
れた作動コンテキスチャーから成っていなければならな
い。従って、この場所の組合せには、全体のコンテキス
チャーの或る部分場所コンテキスチャーが常に結び付い
ている。そのため、場所の全ての可能な選択が許容され
る。この他の詳細は、パーミュートグラフィックなコン
ピュータシステム中の場所−値−サルテーターコンピュ
ータとの関連において与えられる。第5図に対応して、
場所値P3、P4、P5、P8の或る場所コンテキスチャーが与
えられ、この場合それが星形コンテキスチャーであるも
のと想定する。特に、場所値P1−P10の或る連鎖に対応
した或る全体的トリトグラムが存在し、これらにケノグ
ラム記号が所属されるものとする。場所値をもったこの
全体のプログラムは、一例として、次の形態をもってい
る。
その場合、第5図に示した星形コンテキスチャーに対す
る場所の組合せは、K3458:○○△*である。
或る所定の場所の組合せの規定個所には、ケノグラフィ
ックなコンピュータ構造において1つのケノグラフィッ
クなコンピュータを設定するために、kが必要とされ
る。これは、予定されたコンテキスチャーに従って、い
ろいろのケノグラフィックなコンピュータを、長さm
(k)のその固有のトリトグラムを介して連結する。ケ
ノグラフィックなコンピュータの内部のケノグラフィッ
クなコンピュータは、パーミュートグラフィックなコン
ピュータと同様に、パーミュートグラフィックなコンピ
ュータ構造の内部において互に上部にあるように結合す
ることができる。この結合は、ケノグラムコンピュータ
システムにおいては、もちろんケノグラム的である。し
かしこの結合は、互に結合されたコンピュータ又はコン
ピュータ部分領域が同一のコンテキスチャーを有する場
合にのみ可能である。
ケノグラムサルテーターコンピュータは、いわゆるサル
テーター演算によって、所定の組合せを変更する。最初
の場所の組合せK1の長さm(K1)は、その場合、変更し
ても、保存してもよい。
m(K1)>m(K2) m(K1)<m(K2) m(K1)=m(K2) しかし、サルテーター演算は、長期間プログラムによっ
て予め規定された長期間コンテキスチャーに従って許容
可能な変更のみを包含すべきである。また、サルテータ
ー演算は、所定のコンテキスチャーとの組合せにおい
て、パーミュートグラフィックなコンピュータシステム
中の場所−値−サルテーターコンピュータにおいても、
或る役割を果たすので、そこで詳細に説明する。
前述した1回のサルテーター演算の後に、変更された場
所の組合せの長さを一定のままとして、サルテーターコ
ンピューターの内部においてのトリトグラム−比較モジ
ュール中において、部分トリトグラムTT1又はTT2が前記
の意義においてケノグラム上又はトリトグラム上等価で
あるか否かが定められる。等価でない場合には、問題の
ケノグラフィックなコンピュータは、コンテキスチャー
の値が同一の同じコンピュータ構造中に、しかし以前と
は異なった関係において組込まれる。しかしこれは、ケ
ノグラフの前述したコンポーネントに対応して、ケノグ
ラフィックなコンピュータ構造の別の部分領域に所属す
る。比較において等価が確認された場合には、何も変更
されない。即ち、ケノグラフィックなコンピュータは、
これまでのコンピュータ部分領域にとどまっている。
ケノグラフィックなコンピュータ構造36 ケノグラフィックなコンピュータ構造は、前述したよう
に、それ自身ケノグラフィックなコンピュータとして組
織されているので、ケノグラフ−ケノグラフとして表現
しうる。従ってこの上部組織は、パーミュートグラフィ
ックなコンピュータに類似しており、このコンピュータ
は、パーミュートグラフ−パーミュートグラフと表現し
うる。全体のケノグラフィックなコンピュータ構造の個
別のケノグラフィックなコンピュータは、ケノグラフィ
ックなコンピュータ構造と同一のコンテキスチャーをも
つべきではない。しかし、ケノグラフィックコンピュー
タがケノグラフィックコンピュータ構造と同一のコンテ
キスチャーをもつならば、ケノグラフィックコンピュー
タは、全体のケノグラフィックコンピュータ構造の独自
の構造において、計算操作を一緒に計算することができ
る。それは、ケノグラフィックなコンピュータは、或る
ケノグラフのコンポーネントに対応して、個別の部分個
別領域に分割され、これらの部分領域は、そのトリトグ
ラムがデューテロ等価であるノードコンピュータによっ
て限定されるからであり、1つの部分領域から別の部分
領域への移行は、種々のケノ文法記号の数の分布変更の
操作を必要としている。分布変更演算子Uによるこの分
布変更操作は、デューテログラフィックなコンピュータ
34中において行なわれる。
デューテログラフィックなコンピュータ34 デューテログラフィックなコンピュータも、いわゆるデ
ューテログラムによってアドレスが特徴付けられる、互
に網状化されたノードコンピュータによって形成され
る。いろいろのデューテログラムの数は、順序を考えな
い場合の、或る線形構造のn個の場所の上の記号の可能
な分布の数に対応している。数の大きさに従って順序付
けされた分布は、標準デューテログラムと呼ばれる。そ
の場合、1つのデューテログラフのコーナーに対応した
個別のノードコンピュータ間の情報導線は、分布変換演
算子Uの可能な分布に対応している。
前述したように、或るケノグラフのコンポーネントに対
応して、ケノグラムコンピュータシステムの内部に部分
領域を規定することができる。これらの部分領域は、そ
の固有のトリトグラムがデューテロ等価である全てのコ
ンピュータによって形成される。これは、固有のトリト
グラムが、ケノグラムアドレスに対応して、それぞれ同
じ数のケノグラム記号をもつことを意味する。ここで、
各々のケノグラム記号の数は、全てのアドレスにおいて
同一である。例えば2つのノードコンピュータが固有ト
リトグラム△○□○□又は○△○□□をもつならば、共
通のデューテログラムは、順序○○□□△となる。同一
のデューテログラムをもった全部のノードコンピュータ
は、ケノグラム上は、デューテロ等価であり、即ちその
構造上同じように作られ、種々の計算操作を解くために
ほぼ互に入れかえることができる。しかし、そのほか
に、前記の分布変更操作があり、これは、分布変更演算
子Uによって規定される。交換演算子は、ケノグラム記
号の分布Dから、トリトグラムの内部において誘導され
る。前述した2つのトリトグラムは、分布D=2−2−
1をもち、即ち、ケノ文法記号として、2つの円、2つ
の四角及び1つの三角をもっている。この分布は、比較
しようとするトリトグラムのみが同じ種類のケノグラム
記号をもつ限りにおいて、ケノグラム記号の形態とは係
りない。前記の分布D:2−2−1は、一例として、2つ
の三角、2つの円及び1つの四角から組立てられるトリ
トグラムにも適用される。分布変換演算子Uは、ケノグ
ラム記号の或る特定の分布を2つの記号種の変更のみに
よって変更することができ、その際に、記号の数は、或
る記号種において、1増加し、他の記号種において1減
少するので、全体の数は同一である。この操作は第6図
に、それぞれ細く引いた辺部によって形象化されてい
る。分布変更演算子Uの別の関数としての別の可能性
は、新しい記号種を付加し又は除去することである。こ
れは第6図に太い辺部によって形象化されている。
デューテログラムと分割との間に、一意的な並列化を形
成することができる。その場合分割は、その時に使用さ
れる記号種の数を示している。全部で5個の記号を使用
する場合は、次表が作成される。
分割2−2−1のデューテログラムD5=11223から例え
ば出発して、分布変更演算子U1、U2、U3によって、3つ
の分布変更の可能性(全てこのデューテログラムD5に作
用する)即ち D6=U1(D5)=11234(2−1−1−1) D3=U2(D5)=11122(3−2) D4=U3(D5)=11123(3−1−1) が得られる。
デューテログラムの後方には、カッコ( )内に、分割
がリストアップされている。分布変更演算子U1によっ
て、新しい記号形態が付加されたので、それに対応して
別の分布が得られ、分布変更演算U2によって記号種数は
減少し、分布変更演算子U3によって記号種数は一定であ
った。
第6図には、5次及び6次の2つのデューテログラムが
示され、ここで、枠に入れて示した分割は、ギュンター
によって提案されたプロト構造にそれぞれ対応してい
る。
ノードコンピュータによって規定されるケノグラムコン
ピュータシステムの部分領域(例えば分布D:2−2−1
のデューテログラム△△○○□を有するもの)から、デ
ューテログラムD1、D2及びD3によって表わされる部分領
域への3つの移行部又は分布変更部が対応して可能とな
る。
分布変更演算子Uのうちのどれを適用するかは、或る特
定の全場所数のためのデューテログラフィックコンピュ
ータによって計算可能なデューテログラフから定められ
る。分布変更演算子の使用についてこの許容可能性は、
所定の長期間コンテキスチャーに対応して定められる。
デューテログラフの形成法則については、ギユンターの
前出の文献(1967)を参照されたい。
ケノグラムニゲーションコンピュータ35 ケノグラムニゲーションコンピュータ35は、ケノグラフ
ィックなコンピュータ構造のハードウエア的な具体化に
用いられる。ニゲーションコンピュータは、データバス
38Aを介して計数装置37に接続してあり、パーミュート
グラフィックなコンピュータシステムの内部の種々の高
速情報導線23を1つに接続することを可能とする。デー
タバス38Aは、稀突起膠細胞からアキソンに至るニュー
ロン系内の導線に比較でき、ここに、アキソン(神経突
起)は、高速情報導線の23のうちの1つである。高速情
報導線23は、ケノグラム記号を搬送する。トリトグラム
は、データバス38A及び計数装置37を経て高速情報導線2
3に伝達される。
各々のニゲーションコンピュータ35は、所属するケノグ
ラフィックコンピュータ32とのデータ交換を形成する入
出力ユニット39を備えている。入力39には、固有のトリ
トグラムが、アドレスとして記憶される。アドレスは、
データバス38Aの内部の導線の数rに対応する長さをも
っている。ニゲーションコンピュータには、特に、メモ
リ40が配設してあり、このメモリには、そのケノグラム
場所コンテキスチャーが記憶されている。
ケノグラムニゲーションコンピュータのアドレスは、デ
ューテログラフィックなコンピュータ34から、前記分布
変更操作によって変更することができる。
ケノグラムニゲーションコンピュータのアドレスは、デ
ューテログラフィックなコンピュータ34によって、前記
分布変更演算子によって変更可能である。場所コンテキ
スチャーは、ケノグラフィックコンピュータ及びサルテ
ーターコンピュータの項において既に述べたように、場
所ニゲーター又はニゲーション演算をr個の場所につい
て規定する。その時に有効なそのトリトグラムアドレス
に適用される1つの場所否定演算に対応するトリトグラ
ムが、ケノグラムニゲーションコンピュータからデータ
バス38Aを経て送出される。
ケノグラフィックなコンピュータ32は、ケノグラフィッ
クコンピュータ32とニゲーションコンピュータ35との間
の2方向データ導線を介して、ニゲーションコンピュー
タに、所定の高速情報導線23にトリトグラムを供給する
ことを、ニゲーション連鎖の送出によって要求すること
ができる。パーミュートグラフィックなコンピュータシ
ステムの構造は、トリトグラム種類と、コンパイラーII
及び場所−値サルテーターコンピュータ24においてその
処理によって規定される。
ニゲーションコンピュータに割当てられた場所コンテキ
スチャーは、高速情報導線への結合の種類も規定する。
前述したように、長期間プログラムメモリ8によって、
ケノグラムコンピュータブロック31中においての対応し
た処理に従って、場所コンテキスチャーを定めることが
できる。これは、ニゲーションコンピュータについて
は、高速情報導線への変更された接続を設定することを
意味する。そのためには、ハードウエア的な構成の変更
即ちこれらの高速情報導線への接続の変更が必要とな
る。ニューロン系統中においては、アキソン(神経突
起)及び稀突起膠細胞導線内のグリア(膠組織)の構成
の変更によるそのような順序の変化が観察される。
高速情報導線の全系統は、高速導線(23によって示す)
自体と、計数装置37と、コンパイラーIIと、場所−値−
サルテーターコンピュータ24とによって形成される。パ
ーミュートグラフィックなコンピュータシステム2に
は、高速情報導線23が接続してあり、この高速情報導線
は、樹枝状になり、パーミュートグラフィックなコンピ
ュータシステムの別のノードコンピュータに至ってい
る。高速情報導線は、前述したように、ニューロンのア
キソン対応しており、アキソンは、樹枝状に分岐し、そ
の分枝は、別のニューロンのシナップスに終端してい
る。コンピュータシステムの1つの高速情報導線23は、
同様に、樹枝状の分岐構造であり、この構造によれば、
全てのトリトグラムは、単一の場所のトリトグラム1か
ら1−mの長さに延出している。第8図には、長さm=
5に対するそうした分岐構造が図示されている。単一の
場所のトリトグラムからのそうした分岐構造の形成は、
いわゆるベル数によって規定される。このベル数は、或
る系の最初の7つの値について、1、2、5、15、52、
203、807と数えることができる。これについては、G.G.
トーマスの前出の論文「ケノグラフについて」を参照さ
れたい。第8図の分岐構造において、最初のブロックか
らは2つの分岐導線が引出され、第2層の2つのブロッ
クからは5つの分岐導線が引出され、第3層については
15個の分岐導線が、そして第4層からは、値5に対応し
て52個の分岐導線が引出される。トリトグラムが長さm
(ここにmは、系が現在取扱っている値を示す)に到達
すると、コンパイラーIIによって、可能な量のパーミュ
テーションへのトリトグラムの変換がなされる。これら
のパーミュテーションは、対応して制御されるパーミュ
ートグラフィックコンピュータのノードコンピュータの
固有のパーミュテーションである。これによって、各々
のノードコンピュータ相互の構造化された結合が達せら
れる。コンパイラーIIにおいてのパーミュテーションに
トリトグラムを変換したり、コンパイラーIにおいての
トリトグラムにパーミュテーションを変換したりするこ
とについては、後記の説明を参照されたい。
第8図に対応したトリト文法分岐構造によって、計数装
置37においての定性的な計数が可能となる。一例とし
て、分岐構造の第5面からのトリトグラム構造に対応し
て、5値のトリトグラムから出発した場合、「5」まで
この定性的計数は、次のように説明される。
1 1 2 1 3 S1 S2 S3 S4 S5 ステップS2では、ステップS1において計数されたものに
形態上対応する或るものが計数される。ステップS3
は、最初の2つのものとは形態上即ち定性的に区別され
る第3の数が計数される。第4ステップS4では、ステッ
プS1、S2の形態が再び計数される。最後に、ステップS5
では、品質S1、S2、S4、S3から区別される第3の品質が
計数される。パーミュートグラフィックコンピュータシ
ステムのノードコンピュータは、長さの異なった高速情
報導線を、対応した不同の分岐構造と共に備えているこ
とができる。
以上に説明したトリトグラム分岐構造(計数導線樹枝と
称しうる)は、同一の固有トリトグラムのケノグラフィ
ックコンピュータに結合された、パーミュートグラフィ
ックコンピュータシステムの内部のノードコンピュータ
の係合にも用いられる。従って、パーミュートグラフィ
ックコンピュータシステムからコンパイラーIを経てケ
ノグラムコンピュータシステムへ、そこからコンピュー
タIIを経て再びパーミュートグラフィックコンピュータ
システムに戻る経路は、両方のコンピュータシステムの
反結合を形成している。別の1つの反結合は、ケノグラ
ムニゲーションコンピュータへのケノグラフィックなコ
ンピュータの間の接続導線を介して形成され、これらの
接続導線は、同様に、高速情報導線の分岐構造に至って
いる。これらの反結合の組織化は、ケノグラフィックコ
ンピュータ構造を介して行なわれる。
コンパイラーI及びII コンパイラーI、IIでは、コンピュータシステムに用い
られている2つの言語の変換がなされる。
コンパイラーIでは、パーミュートグラフィック言語
は、ケノグラム言語に翻訳される。即ちパーミュテーシ
ョンからトリトグラムへの翻訳がなされる。
値1−7のパーミュテーションは、例えば、 P=5416327 である。
トリトグラムは、値1−mのパーミュテーションの内部
においての場所を勘案する割当て仕様によって、n個の
値からのパーミュテーションから導出される。交換は、
値1において開始され、次の図式 l(場所iに立つ)−i(場所jに立つ) −j(場所kに立つ)−以下同様 に従ってなされる。
これにより、順序F=lijk・・・が得られる。
この変換によって、パーミュテーションの7つの全部の
値は包含しないサイクル又は分割が屡々生ずる。この場
合には、パーミュテーションの最下位の、未だ包含され
なかった値から出発する新しい変換が開始されねばなら
ない。この変換も変換に到達することがある。この過程
は、パーミュテーションの全ての値が包含されるまで続
けられる。
値1−7についての前記パーミュテーションP=541632
7の例について説明する。値1から出発して、 場所3に1が立つ。
場所5に3が立つ。
場所1に5が立つ。
がえられる。
更に継続する場合、この第1サイクルをZ=(135)が
反復される。次のサイクルは、値2により開始せねばな
らない。
場所6に2が立つ。
場所4に6が立つ。
場所2に4が立つ。
これによって第2サイクルZ2=(264)が形成される。
最後の値7のみ包含されていない。場所7には7が立つ
ので、この値7は、独自サイクルZ3=(7)を含む。
従って、完全な変換は P=(5416372)→(135)(264)(7)→(Z1)(Z
2)(Z3) となる。
更にステップでは、パーミュテーションの各々の値につ
いて、所定の順序では、サイクルの1つへの所属関係が
定められる。即ち、 5はサイクルZ1に所属する。
4 〃 Z2 〃 。
1 〃 Z1 〃 。
6 〃 Z2 〃 。
3 〃 Z1 〃 。
2 〃 Z2 〃 。
7 〃 Z3 〃 。
この連鎖は、ケノグラムの表記法により、T(K)と表
わすことができる。このために、「サイクルZiに所属す
る」という表現は、いわゆるケノグラムKiを表す記号 又は上記の記号によって表わされる。
ケノグラム記号Kiをトリトグラム面内において必要に応
じ値iによって置換すると、最終的に、トリトグラム T=1212123 が得られる。
従って、変換の結果は、 となる。
パーミュテーション−トリトグラム変換は一意的であ
る。トリトグラム−パーミュテーション逆変換は明瞭に
それと異なる。この変換は、コンパイラーIIにおいて行
なわれる。
前記トリトグラムの第1値、この場合には1、は、パー
ミュテーションの第1値が第1サイクル(135)に所属
することした示さない。ここで、パーミュテーションの
第1値は、1ではありえない。それは、もし1である
と、サイクルがそこで終了してしまうからである。従っ
て、パーミュテーションの第1値は、3又は5でしかな
い。
トリトグラムの第2値、この場合には2、は、パーミュ
テーションの2番目の場所に立つ値が第2サイクル(26
4)に所属するが、前記の理由により2ではありえない
ことを示している。それは、2であるとしたらサイクル
がそこで終了してしまうからである。従ってこの値は、
この場合、6又は4でしかない。
この逆変換は、5進み、そこで前述した場所の制限の考
察が必要となる。最後に、トリトグラム1212123に所属
される次のパーミュテーションP1−P4が見出される。
P1=3652147 P2=3456127 P3=5612347 P4=5416327 一般に、長さL(Zr)即ちr個のケノグラムとrのサイ
クルZ2−Zrとを有するトリトグラムには、 個のパーミュテーションが所属される。
パーミュトグラフィックコンピュータシステム このコンピューターシステムは、前述の特許願P360724
1.9において既知となった全てのコンポーネントから成
っている。この特許願を参照されたい。しかし、パーミ
ュトグラフィックコンピューターシステムは、場所−値
−サルテーターコンピューター25によって補完される共
に、長期間プログラムメモリと接続されている。
場所−値−サルテーターコンピューター 全部のパーミュートグラフィックコンピューターは、全
部のコンピューターシステムのための固有のアドレスを
備えている。この固有のアドレスは、2つのパーミュテ
ーションの助けを借りた離接的アドレス指定でも、凹凸
アドレス指定即ち2つの順列の凹凸化でもよい。このア
ドレスの一部分は場所部分と呼ばれ、別の部分は値部分
と呼ばれる。これら2つの部分は、重なり合っていても
よい。場所部分には場所コンテキスチャーが、値部分に
は値コンテキスチャーが、それぞれ所属される。値コン
テキスチャーはパーミュートグラフィックノードコンピ
ューターの関係を、また場所コンテキスチャーは、ノー
ドコンピューター構造の内部の関係を、それぞれ制御す
る。構造的には、場所コンテキスチャーと値コンテキス
チャーとは互いに同形体である。しかしその場合にネガ
ティブ言語プロセスは、互に異なった経路をたどる。
場所−値サルテーターコンピューター24は、1つのノー
ドコンピューターの固有のアドレスから所定の場所を選
出するために、即ち、場所の組合せKを供与するために
用いられる。この選出は、恣意的に可能ではなく、長期
間プログラムから開放された長期間コンテキスチャー又
は作動コンテキスチャーに結び付いている。即ち全ての
組合せとして可能な場所の組合せが許容されるのではな
い。これは、ケノグラフィックサルテーターコンピュー
ター33について前述した通りである。その時の場所の組
合せに結び付いている部分コンテキスチャーCT(K)に
よって、コンピューター構造のコンテキスチャーが規定
され、それによってコンピューター構造自体が形成され
る。
第9図に対応した作動コンテキスチャーの一例によっ
て、以下にこれについて説明する。この作動コンテキス
チャーCTは或る所定の時間区分T1について当てはまり、
長期間プログラムメモリ8によって、予め与えられてい
る。このコンテキスチャーは、3から9までのn1=7個
のコンテキスチャー値を有している。ノードコンピュー
ター構造の形成を結果する、与えられた作動コンテキス
チャーCT(T1)内の、これらの値の3つの許容される組
合せ(但し、少なくとも2つのコンピューターが常にコ
ンピューター構造中に結合されているものとする)は、
次のように表わすことができる。
上例には、1つの構造中に含まれるノードコンピュータ
ーの組合せが、また下列にはその数が、それぞれ与えら
れている。ここでは、コンピューター構造の形成のため
に、2個のものの組合せと、4−7個のものの組合せと
が可能であろう。
次表には、場所の組合せKI、KIIが示され、ここに場所
の組合せKIは、場所−値サルテーターコンピューター24
によって、場所の組合せKIIに誘導することができる。
nは、コンテキスチャー値の数、n1は、場所の組合せに
関与する、場所の組合せKIの値の数、n2は、場所の組合
せKIIに関与する値の数、をそれぞれ表わしている。或
る値又は値群と別の値又は値群との間の矢印は、場所の
代替を意味し、開始端の矢印は、矢印の後側の値までの
全ての値の解消を意味し、星印は、同一の誘導を意味
し、直線は、2つの場所の組合せの間の誘導が可能では
ないことを意味する。
サルテーター演算Sは、n1個の場所を有する場所の組合
せKI(n1)を、n2個の場所を有する場所の組合せKII(n
2)に変更する。これは、サルテーターによって指示さ
れた演算子によって示される。
S(KI(n1))=KII(n2) 組合せから組合せへのこの交替は、次の3つの形態にお
いて起こりうる。
a)n1=n2 領域数は保存される(表1参照) b)n1>n2 領域数は減少する(第2参照) c)n1<n2 領域数は増加する(第3参照) 組合せK1からK2への誘導において、部分−場所コンテキ
スチャーCT(KI)又はCT(KII)の間の少なくとも1つ
の領域の伝達関係が存在しなければならない。特に、こ
の誘導が演算操作の間に起こりえないことが、対応する
保持回路によって確実にされねばならない。演算操作
は、パーミュートグラフィックなコンピューターシステ
ム中において、ハミルトン回路の作用によって規定され
るので場所−値サルテーターコンピューター24は、コテ
キスチャーについての変更仕様において、或る所定のハ
ミルトン回路が作用する限り、コンテキスチャーについ
ては、これまでのコンテキスチャーを保持している。1
つのハミルトン回路から別のハミルトン回路への移行中
において始めて、即ち現在進行中の演算操作の終了後
に、場所−値−サルテーターコンピューター24によっ
て、コンピューター構造のコテキスチャーを変更するこ
とが可能となる。
長期間プログラム 長期間プログラムは、コンピューターシステムの場所構
造に、即ち、コンピューター構造中のノードコンピュー
ターの関係に作用する。n値のコンピューターシステム
は、値領域及び場所領域と共に作動する。全部の場所領
域は、全−場所コンテキスチャーと呼ばれる。或る所定
の近隣関係に立っている。長期間プログラムについて
は、全場所コンテキスチャーの或る部分コンテキスチャ
ーは、或る所定時間の間利用可能となる。その時の所定
時間がどれほど長く継続するかは、基本的に、長期間プ
ログラムメモリ8に入力されたデータによって固定さ
れ、全コンピューターの演算プロセスによっては、大き
く影響されない。パーミュートグラフィックコンピュー
ターシステムのノードコンピューターのコンテキスチャ
ーコンピューターは、全コンテキスチャーに加えて、長
期間プログラムを記憶していなければならない。
第10図には、コンピューターシステムの10値のコンテキ
スチャーが与えられ、ここに、別々の時間隔の間に有効
となる2つの作動構造は、長期間プログラムからの入力
に対応して入力される。これらの作動構造とは、領域1
−7を包含する。実線によって表わした7値の作動コン
テキスチャーと、値2−8を包含する。破線によって表
わした、やはり7値の作動コンテキスチャーである。コ
ンピューターシステムは、ひと先ず第1コンテキスチャ
ーで作動し、或る時間の後に、長期間プログラムからの
データに対応して、別の作動コンテキスチャーに移行す
る。
第11a図には、第10図からの10値の全コンテキスチャー
が示され、ここで、第9図によるコンテキスチャーに対
応する、長期間T1のための7値の作動コンテキスチャー
が選ばれている。この部分コンテキスチャーは、第11b
図に示されている。この7値の作動コンテキスチャーか
ら、第11c図に対応して、複数の下部コンテキスチャー
が、実際には、2値又は3値の直線コンテキスチャーL2
及びL3と4値及び5値の星形コンテキスチャーSt4及びS
t5を導くことができる。3値の直線コンテキスチャーと
4値の星形コンテキスチャーとは、5値の星形コンテキ
スチャーに含まれているので、全部の7値の部分コンテ
キスチャーから、2!×5!に対応して、240値のノードコ
ンピューターが得られる。7値の部分コンテキスチャー
から発生する種々のコンテキスチャー又はコンテキスチ
ャーの組合せに対して、コンピューター構造中のいろい
ろの同形体の数と、該構造中のノードコンピューターの
数とを規定することができる。これは、第11b図による
作動コンテキスチャー中の可能な2値、3値、4値及び
5値のコンテキスチャーをカウントすることによって行
なわれる。
次の時間隔T2のための長期間状態は、対応した前記の構
成の変更によって、時間隔T1においての作動コンテキス
チャーから得られる。一例として、コンテキスチャー領
域の数を増加させて、又は増加させることなく、複雑さ
を広げる構成の変更について説明する。
a.これまでの7個のコンテキスチャー領域の代りに、10
個の領域から、長期間T2においての部分コンテキスチャ
ーCT(8;T2)のための8個の領域が選出される。第12図
に示した部分構造が得られる。このコンテキスチャーも
複数の下部構造に、この場合にも同様に、2値及び3値
の線形コンテキスチャーL2、L3並びに4値及び5値の星
形コンテキスチャーSt4、St5に分割することができる。
次表には、前述したように、これらのコンテキスチャー
及びその組合せ、コンピューター構造中のいろいろの同
形体のコンテキスチャーの数、並びに、これによって規
定されるコンピューター構造中のノードコンピューター
の数、が、リストアップされている。
長期間プログラムによって、同数の領域を包含する次の
時間隔のためのコンテキスチャーも、予め与えることが
できる。この時間隔T2bのためのこの部分コンテキスチ
ャーは、第13a図に図示されている。これらの可能な組
合せをチェックすることによって、第13b図に示した構
造テックスチュアー、この場合には、L−5値の線形コ
ンテキスチャー、4値及び5値の星形コンテキスチャ
ー、並びに、5値、6値及び7値の叉状コンテキスチャ
ーが導出される。これによって規定されるノードコンピ
ューター構造中のノードコンピューターの最大数は、7!
=5040個である。
1つのコンピューター構造中のノードコンピューターを
相互に結合し、またそれぞれコンテキスチャーの異なる
複数のコンピューター構造のノードコンピューターをシ
ステム全体に亘って結合している。高速情報導線23は、
脳中のアキソンに対応している。なお、アキソンは、1
つのニューロン(ノードコンピューター)から派生して
別のニューロン(ノードコンピューター)のシナップス
(データ入力部)に至っている。高速情報導線の分岐点
の先端にある個別のニューロンコンピューターのアドレ
ス指定は、前述したようにトリト文法の枠内においての
定性的なカウントによって行なわれる。ここで、1つの
高速情報導線中の各々の分岐点には、1つのトリト数が
所属され、このトリト数は、1つのトリトグラムの基準
の表示として、即ち、ケノグラムとして等価の或る量の
トリトグラムを表わすものとして作用する。所定の長さ
nまでのトリト数は、その「垂直縁」が第14a図に対応
してマークされる、いわゆるピラミッドグラフによって
発生させることができる。これまでの順序において全て
の比較的低い値が少なくとも1回現出された時にのみ、
自然数のこれまで使われなかった比較的高い値を始めて
使用するという規則に、ここで従って場合、前記ピラミ
ッド構造上の可能な経路がそれぞれトリト数を与える。
これらの全ての値即ちトリト数は、値1によって開始さ
れる。計数装置37中の最大カウンターは、順序中の或る
所定の場所においての或る値の許容可能性を監視する。
一例として、1つのニゲーションコンピューターの内部
又は4つの値のための計数装置37の内部においての、意
図的なモジュールによって、次のトリト数が形成され
る。
第14a図において、高速情報導線23の分岐が、トリト数
によって示され、ここで、高速情報導線23上の各々の分
岐点には、或る所定の長さの或る所定のトリト数が所属
されている。分岐している情報導線のいくつかは、同じ
コンピューター構造のノードコンピューターに、又は、
システム全体に及ぶように、或る別のコンテキスチャー
のコンピューター構造のノードコンピューターに終端し
ている。個別の分岐の制御と、それに続く個別のノード
コンピューターの制御とは、第2図からわかるように、
ケノグラムに従って行なわれる。
負言語のパーミュテーションの接続は、所属するコンピ
ューターシステムを備えた高速導線を介して、ニューロ
ンの固有のアドレスの否定に第1に対応する個別のノー
ドコンピューターの間に切換えられる。第2に、トリト
グラムによる分岐は、否定されたパーミュテーションの
トリトグラムに対応する高速情報導線の内部において選
択される。トリトグラムからパーミュテーションへの変
換及びその逆の変換は、その場合、既に説明したように
して行なわれる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理すべき情報線に環境情報を入力するた
    めの入力ユニットと、或る所定のコンテキスチャーを備
    えたパーミュートグラフの形態に従って組織され、固有
    のパーミュテーションによってアドレス指定されうるノ
    ードコンピュータを備えている、パーミュートグラフィ
    ックなコンピューターシステムとを有し、該ノードコン
    ピューターは、情報導線によって互に接続されており、
    同様にパーミュートグラフィックに配列されたサブ節ユ
    ニットと、ニゲーションコンピューターを備えており、
    該ニゲーションコンピューターは、一連のニゲーション
    演算子によって限定される、パーミュートグラフィック
    なコンピューターシステムを通る経路を定め、各々のニ
    ゲーション演算子は、1つのノードコンピューターの固
    有のパーミュテーションの2つの値の交換を定めること
    によって、1つの情報導線を経て制御するべき次のノー
    ドコンピューターを、交換によって確認される新しい固
    有パーミュテーションと共に規定し、それによって、演
    算の結果がもつの出力ユニットに送出された一連のニゲ
    ーション演算の結果として存在するようにした、コンピ
    ューターシステム、特に、生理学的プロセスをシミュレ
    ートするためのコンピューターシステムであって、パー
    ミュートグラフィックなコンピューターシステム(2)
    のノードコンピューター(21、22)が補助的に、各1つ
    の高速情報導線(23)を備えており、高速情報導線(2
    3)が分岐し、別のノードコンピューターに終端してい
    ることと、パーミュートグラフィックなコンピューター
    システム(2)のほかに、同様の構成の、ケノグラムに
    従って組織されたケノグラムコンピューターシステム
    (3)が設けられていることと、2つのコンピューター
    システム(2、3)のための1つの適用可能な作動コン
    テキスチャーを与える長期間プログラムメモリ(8)が
    設けられていることと、パーミュートグラフィックなコ
    ンピューターシステム(2)とケノグラムコンピュータ
    ーシステム(3)との間に第1翻訳装置(4)が設けら
    れており、この第1翻訳装置が、パーミュトラフィック
    な言語(パーミュテーション)をケノグラム言語(トリ
    グラム)に翻訳することと、ケノグラムコンピューター
    システム(3)が高速情報導線(23)に接続され、この
    トリトグラムに給与することと、高速情報導線(23)の
    系中に、トリトグラムをパーミュテーションに変換する
    ための第2翻訳装置(5)と、それに続いて、場所−値
    −サルテーターコンピューター(24)とが設けられてお
    り、場所−値−サルテーターコンピューター(24)は、
    翻訳されたパーミュテーションの中から与えられた作動
    コンテキスチャーに基づいて可能なものを選択し、選択
    されたパーミュテーションに対応するアドレスをもった
    パーミュートグラフィックコンピューターシステム
    (2)中の対応するノードコンピューターへの接続を設
    定するようにしたことを特徴とするコンピューターシス
    テム。
  2. 【請求項2】ケノグラムコンピューターシステム(3)
    が、ケノグラフィックなコンピューター(32)と、ケノ
    グラムサルテーターコンピューター(33)と、ケノグラ
    フィックなコンピューター構造(36)と、デューテログ
    ラフィックコンピューター(34)と、ケノグラムニゲー
    ションコンピューター(35)を備えていることと、各々
    のケノグラフィックなコンピューター(32)が複数のケ
    ノグラムノードコンピューター(38)によって形成され
    たことと、これらのケノグラムノードコンピューター
    (38)が、コンピューター(38)の場所の分布を規定す
    る所定の作動コンテキスチャーに従って、情報導線(3
    9)によって互に接続され、それぞれアドレスとして固
    有トリトグラムを備えており、各々のケノグラムノード
    コンピューター(38)の固有トリトグラムが、このケノ
    グラムノードコンピューターに結合された別のケノグラ
    ムノードコンピューターの固有トリトグラムに、ニゲー
    ション演算子(N)によって誘導されることと、ケノグ
    ラムサルテーターコンピューター(33)が、それに所属
    されたケノグラフィックコンピューター(32)の固有の
    トリトグラムから、作動コンテキスチャーの予設定に対
    応して、1つの場所の組合せ(K)を選択することと、
    ケノグラフィックなコンピューター構造(36)がそれ自
    身ケノグラムによって、所定のコンテキスチャーをもっ
    たケノグラフィックなコンピューターとして組織され、
    個別のケノグラフィックコンピューター(32)は、ケノ
    グラフィックコンピューター構造と同一のコンテキスチ
    ャーをもつ必要はないことと、デューテログラフィック
    コンピューター(34)が、ケノグラフィックコンピュー
    ター構造の個別の部分領域を選択し、ノードコンピュー
    ター(32)の固有のトリトグラムは、1つの部分領域中
    ではデューテロ等価であることと、デューテログラフィ
    ックコンピューターが作動コンテキスチャーの交替にお
    いて、ケノグラフィックコンピューター構造の個別の部
    分領域の間の移行を可能にすることと、ケノグラムニゲ
    ーションコンピューター(35)が、ケノグラムコンピュ
    ーターシステムの内部の経路を規定するケノグラムコン
    ピューターシステム(3)のためのニゲーション演算の
    順序を定めることとを特徴とする、請求の範囲第1項記
    載のコンピューターシステム。
  3. 【請求項3】ケノグラムニゲーションコンピューター
    (35)が、パーミュートグラフィックコンピューターシ
    ステム(2)の高速情報導線(23)系に、データ導線
    (38A)と計数装置(37)とを介して結合されたことを
    特徴とする請求の範囲第1項又は第2項記載のコンピュ
    ーターシステム。
JP63502552A 1987-03-12 1988-03-11 特に生体プロセスのシミュレーション用のコンピュータシステム Expired - Lifetime JPH0695328B2 (ja)

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DE3707998.0 1987-03-12
PCT/EP1988/000194 WO1988007241A1 (en) 1987-03-12 1988-03-11 Computer system, in particular for simulating biological processes

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JPH01503013A JPH01503013A (ja) 1989-10-12
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