JPH0695060B2 - 排気ガス中の粒子状物質の測定装置 - Google Patents

排気ガス中の粒子状物質の測定装置

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JPH0695060B2
JPH0695060B2 JP13387088A JP13387088A JPH0695060B2 JP H0695060 B2 JPH0695060 B2 JP H0695060B2 JP 13387088 A JP13387088 A JP 13387088A JP 13387088 A JP13387088 A JP 13387088A JP H0695060 B2 JPH0695060 B2 JP H0695060B2
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exhaust gas
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pipe
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康弘 鈴木
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日野自動車工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は排気ガス中の粒子状物質の測定装置に係り、と
くにエンジンから排出される排気ガスの一部を抽出して
ダイリューショントンネルに導き、このダイリューショ
ントンネルで排気ガスを希釈してその中に含まれている
粒子状物質を測定するようにした装置に係り、ディーゼ
ルエンジンの排気ガスの測定に用いて好適なものに関す
る。
〔発明の概要〕
エンジンから排出される排気ガスの全量または抽出され
た残余の排気ガスの流量と、抽出された排気ガスの流量
とを計測するとともに、これらの計測値に基いて抽出さ
れた排気ガスを希釈するためのダイリューショントンネ
ル内の圧力を制御するようにしたものであって、これに
よって分割抽出比を一定にすることにより排気ガスおよ
びパティキュレートの測定精度を向上させるようにした
ものである。
〔従来の技術〕
ディーゼルエンジンの排気ガス中にはパティキュレート
等の粒子状物質が含まれている。このような物質をその
まま大気中に放出すると、大気汚染の原因になる。そこ
でディーゼルエンジンの排気ガス対策を行なうために、
排気ガス中に含まれる粒子状物質を測定することが試み
られている。この場合において排気ガスはダイリューシ
ョントンネルに導かれるとともに、このダイリューショ
ントンネルで希釈され、大気中に排気ガスが排出された
場合と同じ条件で測定が行なわれるようにしている。と
ころが排気ガスの全量をダイリューショントンネルに導
くようにすると、巨大なダイリューショントンネルを必
要とし、これによって測定装置が非常に大掛りになる。
そこで排気ガスの一部を分割抽出し、抽出した排気ガス
をミニダイリューショントンネルによって希釈すること
により、装置の小型化を図るようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように排気ガスの一部を抽出して測定を行なう場合
には、例えば実願昭59−15246号(実開昭60−127420号
公報)によって提案されているような多孔整流管を用い
るようにしており、断面が縦横に仕切られてハニカム状
になっている多数の空間の内の1つの空間を通して排気
ガスを抽出するようにしている。そしてこのような装置
においては、上記多孔整流管の下流側を大気圧に開放す
ることによって分割抽出比を一定に保つようにしてい
る。
ところが多孔整流管の開放端側および抽出管の開放端側
の圧力を一定にしても、分割を行なうための多孔整流管
の入口部分の圧力は排気ガスの流量によって非直線的に
変化する。従って正確に分割比を一定に保つことができ
ないという欠点があった。とくに多孔整流管の下端側を
マフラを有する排気管に接続して多孔整流管の下流側に
圧力を加えるようにした場合には、分割比を一定に保つ
ことがさらに困難になる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、エンジンの排出する排気ガスの流量の変化にかかわ
らず、常に一定の分割抽出比が得られるようにした測定
装置を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、エンジンから排出される排気ガスの一部を抽
出してダイリューショントンネルに導き、該ダイリュー
ショントンネルで前記排気ガスを希釈してその中に含ま
れる粒子状物質を測定するようにした装置において、エ
ンジンの排気ガスの全量または一部が抽出された残余の
排気ガスの流量を計測する手段と、抽出された排気ガス
の流量を計測する手段と、抽出された排気ガスを希釈す
るための前記ダイリューショントンネル内の圧力を制御
する手段とを設け、調整手段によって抽出比が一定にな
るように前記ダイリューショントンネルの圧力を制御す
るようにしたものである。
〔作用〕
従って排気ガスの全量または一部が抽出された残余の排
気ガスの流量と、抽出された排気ガスの流量とを計測す
るとともに、これらの計測値に基いてダイリューション
トンネル内の圧力を制御することにより、分割抽出精度
を向上させ、測定精度を高くすることが可能になる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例に係る粒子状物質の測定装置
を示すものであって、この装置はデイーゼルエンジン10
が発生する排気ガス中の粒子状物質を測定するためのも
のである。エンジン10の側面側には排気マニホールド11
が取付けられるとともに、この排気マニホールド11の先
端側には排気管12が接続されるようになっている。排気
管12の先端側はマフラ13に接続されるようになってお
り、しかも排気管12の途中には分流管14が接続されてい
る。そして分流管14には抽出管15が取付けられるように
なっており、この抽出管15によって抽出された排気ガス
をダイリューショントンネル16に供給するようにしてい
る。
ダイリューショントンネル16の入口側にはフィルタ17が
設けられており、このフィルタ17を通して大気をトンネ
ル16内に導入するようにしている。またこのトンネル16
内の圧力を制御するための制御バルブ18が設けられてい
る。トンネル16の出口側はダクト19を介してブロア20に
接続されるようになっている。そして上記バルブ18がア
クチュエータ21によって作動されるようになっており、
しかもアクチュエータ21はコントローラ22によって制御
されるようになっている。
上記抽出管15にはその中間部にオリフィス25が設けられ
るとともに、オリフィス25の両側の圧力によって流量を
計測する流量計26が設けられている。また排気管12の分
流管14とマフラ13との間の部分にもオリフィス27が設け
られており、このオリフィス27の両側の差圧から排気ガ
スの流量を測定する流量計28が設けられている。上記流
量計26、28の出力側は上記コントローラ22に接続されて
いる。
また上記分流管14とダイリューショントンネル16にはそ
れぞれ採取管29、30が挿入されるようになっており、こ
れらの採取管29、30は切換え弁31を介してガス分析計32
に接続されている。また上記分流管14の上流側と下流側
の圧力が圧力計35、36によって検出されるようになって
おり、ダイリューショントンネル16内の圧力が圧力計37
によって検出されるようになっている。そしてガス分析
計32と3つの圧力計35、36、37はともにコントローラ22
に接続されるようになっている。
以上のような構成において、エンジン10が排出する排気
ガスは排気マニホールド11および排気管12を通して分流
管14に導かれるようになっている。そして分流管14に接
続されている抽出管15によって一定の割合で排気ガスが
抽出されるようになっており、抽出された排気ガスがダ
イリューショントンネル16内において希釈されるように
している。ダイリューショントンネル16はブロア20によ
って排気ガスを希釈した空気を吸引するようにしてい
る。この空気はフィルタ17を通してトンネル16内に導入
されるとともに、抽出管15を通して抽出された排気ガス
と混合されるようになっている。そしてこのトンネル16
内の圧力は制御弁18によって制御されるようになってい
る。また大気によって希釈された排気ガスが希釈排気ガ
ス採取管30を通してサンプリングされることになり、こ
のようにして採取された排気ガスを分析計32に導いて排
気ガス中の粒子状物質の測定を行なうようにしている。
つぎに上記制御バルブ18による抽出比の制御について説
明すると、分割抽出比を一定に保つために、この装置に
おいては、排気ガスの流量をオリフィス27の両側の圧力
差から流量計28によって検出するようにしている。また
抽出管15によって抽出される排気ガスの流量をオリフィ
ス25の両側の差圧から流量計26によって検出するように
している。これらの流量をコントローラ22が読込むとと
もに、一定の分割比になるようにコントローラ22はアク
チュエータ21を制御し、制御バルブ18を最適な開度にコ
ントロールするようにしている。これによってトンネル
16内の圧力を調整し、分流管14の分割抽出比を正確に行
なうようにしており、このようにして排気ガスおよびパ
ティキュレートの測定精度の向上を図るようにしてい
る。
なおこのときの分流管14の入口側および出口側の圧力
P1、P2はそれぞれ圧力計35、36によって検出されるよう
になっており、これに対してダイリューショントンネル
16内の圧力P3は圧力計37によって検出されるようになっ
ている。そしてこれらの圧力P1、P2、P3は排気ガスの流
量に応じて第2図に示すように変化するようになる。ま
た制御バルブ18の制御すべき開度と分流管14の入口側の
圧力P1の関係は第3図に示すようになる。
分割抽出比をより高い精度で確保するためには、大気に
よる希釈の前後の排気ガスの濃度を測定するとともに、
運転条件が変っても一定の分割比率となるように制御バ
ルブ18をコントロールするようにすればよい。希釈前の
排気ガスの濃度は採取管29によって採取された排気ガス
を切換え弁31を切換えて分析計32に導き、この分析計32
によって測定する。ついで切換え弁31を切換え、希釈後
の排気ガスをトンネル16から採取管30によって採取する
とともに、分析計32によって測定すればよい。
なお分析計32の応答速度はオリフィス25、27に取付けら
れている流量計26、28に比べて遅いために、試験モード
が過渡モードの場合には対応できない。よって過渡モー
ド試験を行なう場合にはまず定常モードで一定の分割抽
出比となるように制御バルブ18の開度を調整し、圧力計
35によって検出される圧力P1との相関を測定する。つぎ
に排気ガス中のパティキュレートを測定するときは、圧
力P1を圧力計35で測定し、圧力調整バルブ18の開度をア
クチュエータ21によって制御する。また試験モードは一
定であるために、エンジン毎に開度を記憶し、プログラ
ムコントロールを行なうようにしてもよい。なお第1図
に示す装置は多管分岐管14を使用しているが、分流管14
は単管であってもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、エンジンの排気ガスの全量また
は一部が抽出された残余の排気ガスの流量を計測すると
ともに、抽出された排気ガスの流量を計測し、これらの
計測値に基いて調整手段を用いてダイリューショントン
ネル内の圧力を制御バルブ等の制御手段によって制御す
るようにしたものである。従ってこれにより、分割抽出
比を一定に保つことが可能になり、測定精度を向上させ
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る粒子状物質の測定装置
を示すブロック図、第2図は流量と圧力の関係を示すグ
ラフ、第3図はバルブの開度と圧力との関係を示すグラ
フである。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……エンジン 12……排気管 14……分流管 15……抽出管 16……ダイリューショントンネル 18……制御バルブ 21……アクチュエータ 22……コントローラ 25……オリフィス 26……流量計 27……オリフィス 28……流量計 30……採取管 32……ガス分析計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンから排出される排気ガスの一部を
    抽出してダイリューショントンネルに導き、該ダイリュ
    ーショントンネルで前記排気ガスを希釈してその中に含
    まれる粒子状物質を測定するようにした装置において、
    エンジンの排気ガスの全量または一部が抽出された残余
    の排気ガスの流量を計測する手段と、抽出された排気ガ
    スの流量を計測する手段と、抽出された排気ガスを希釈
    するための前記ダイリューショントンネル内の圧力を制
    御する手段と、抽出比が一定になるように前記ダイリュ
    ーショントンネルの圧力を制御する手段を調整する手段
    とを設けるようにしたことを特徴とする排気ガス中の粒
    子状物質の測定装置。
JP13387088A 1988-05-31 1988-05-31 排気ガス中の粒子状物質の測定装置 Expired - Lifetime JPH0695060B2 (ja)

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JPH0514884U (ja) * 1991-02-15 1993-02-26 日野自動車工業株式会社 排気ガス測定装置
JP2979694B2 (ja) * 1991-03-20 1999-11-15 日野自動車工業株式会社 排気ガス測定装置

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JPH01302134A (ja) 1989-12-06

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