JP2602455B2 - 排気ガス測定装置 - Google Patents

排気ガス測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は排気ガス測定装置に係り、とくにエンジンか
ら排出される排気ガスを分割管に導くとともに、抽出手
段によって排気ガスの一部を抽出してミニダイリューシ
ョントンネルに供給し、このミニダイリューショントン
ネルで希釈して排気ガスの測定を行うようにした装置に
関する。
〔発明の概要〕
エンジンの排気ガス、とくにその中に含まれているパ
ティキュレートの量を測定するのに好適な装置におい
て、ミニダイリューショントンネルに供給される排気ガ
スを抽出するための分割管の抽出位置の上流および/ま
たは下流に多段オリフィスまたはレゾネータを設けるよ
うにしたものであって、エンジンの回転数の変化に伴う
排気ガスの脈動流を抑制することによって分割精度を向
上させ、パティキュレートの量の測定精度を改善するよ
うにしたものである。
〔従来の技術〕
ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる有害物質、
とくにパティキュレートの量を測定する場合には、排気
ガスが大気中に排出され、大気によって希釈されたのと
同じ条件で測定を行なう必要がある。そこで従来より排
気ガスをダイリューショントンネルに導き、このダイリ
ューショントンネル内で排気ガスを希釈してその中に含
まれるパティキュレートの量を測定するようにしてい
る。ところがエンジンから排出される排気ガスの全量を
ダイリューショントンネルに導くようにすると、非常に
大きなダイリューショントンネルが必要になり、これに
よって排気ガスの測定装置が大掛りなものになる。
そこで一定の分割比で排気ガスの一部を抽出するとと
もに、抽出された排気ガスをミニダイリューショントン
ネルに供給し、このミニダイリューショントンネル内で
排気ガスを希釈してその中に含まれるパティキュレート
の量の測定を行なうようにしている。このようにミニダ
イリューショントンネルを用いることによって、排気ガ
ス測定装置の小型化を図ることが可能になる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが従来のこのような排気ガス測定装置によれ
ば、第4図に示すようにエンジンの回転数の増加に対す
る排気ガス圧力の増加に脈動を生じ、しかも脈動流の抑
制方法が存在しなかった。従ってエンジン容量および測
定回転域においては著しく悪い分割が生じ、必ずしも正
確な測定を行なうことができないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、排気ガスの一部を分割して希釈するミニダイリュ
ーショントンネルを用いた排気ガス測定装置において、
排気ガスの脈動流を抑制して分割精度を高め、とくにパ
ティキュレートの量の測定精度を向上させるようにした
排気ガス測定装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、エンジンから排出される排気ガスを分割管
に導くとともに、抽出手段によって排気ガスの一部を分
割管から抽出してミニダイリューショントンネルに供給
し、該ミニダイリューショントンネルで希釈して排気ガ
スの測定を行なうようにした装置において、前記分割管
の抽出位置の上流および/または下流に多段オリフィス
または共鳴によって圧力変動を吸収するレゾネータを設
けるようにしたものである。
〔作用〕
従って多段オリフィスまたはレゾネータによって、排
気ガスの脈動流を抑制することによって、分割精度を向
上させ、測定精度の改善を図ることができるようにな
る。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1の実施例に係る排気ガス測定装
置を示すものであって、この装置はディーゼルエンジン
10から排出される排気ガスを測定するための装置に関す
るものである。エンジン10のシリンダブロックの側面側
には排気マニホールド11が接続されるとともに、この排
気マニホールド11に排気管12が接続されており、排気管
12の先端側が分割管13になっている。分割管13は排気ガ
スの一部を分割抽出するためのものであって、抽出管14
が挿入されるようになっている。
排気ガスの一部を抽出する抽出管14の途中にはサンプ
リングオリフィス15が設けられるとともに、その下流側
がミニダイリューショントンネル16内に開放されてい
る。ミニダイリューショントンネル16はその上流側の空
気導入部17から希釈用空気を導入するようにしている。
そして空気の導入を許容するために、このミニダイリュ
ーショントンネル16の下流側に送風機18が接続されるよ
うになっている。しかもこの測定装置においては、抽出
管14の抽出位置よりも上流側および/または下流側にお
いて分割管13にそれぞれ多段オリフィス21、22が取付け
られているようになっている。
従来より試験に供されているミニダイリューショント
ンネル式の分割器には種々のものがあるが、何れも排気
ガスの分割位置、すなわち抽出管14の抽出位置におい
て、第4図に示すようにエンジンの中速回転以下の回転
数で脈動流が発生する。このような脈動流に伴う圧力変
動に対応して、分割流量が変化することになり、この流
量の変化がそのまま測定誤差につながる。このような圧
力変動は排気管系の固有振動および絞り器からの反射
波、すなわち定在波によって特定の回転域で生ずる。
このような圧力変動を防止するために、第1図に示す
ように本実施例においては、分割管13の抽出管14による
分割部分の前方および後方にそれぞれ多段オリフィス2
1、22を取付けるようにしている。前方の多段オリフィ
ス21は分割位置よりも前方で生ずる定在波を除去するこ
とになる。これに対して分割位置よりも後方に設けた多
段オリフィス22によれば、分割位置の後方から生ずる反
射波を円滑にすることが可能になる。このように多段オ
リフィス21、22を設けることによって、第2図に示すよ
うに排気圧力の変動は著しく改善されることになる。
つぎに本発明の第2の実施例を第3図によって説明す
る。既存のミニダイリューショントンネル式の分割器は
種々あるが、何れも上述のように排気ガス分割部分の圧
力は、エンジンの回転数が中速回転、すなわち1600rpm
以下で変動を生ずる。この圧力変動に比例して分割流量
が変化し、そのまま測定誤差につながる。この圧力変動
の原因は排気管系の固有振動および分割器以降からの反
射波、すなわち定在波によってある回転域に生ずるもの
である。
本実施例においてはこのような圧力変動を除去するた
めに、抽出管14による分割位置よりも上流側にレゾネー
タ25を設けるようにしており、これによって圧力変動を
改善するようにしている。また抽出管14による分割位置
の下流側の定在波が支配的である場合に、このような定
在波をレゾネータ26で吸収することになる。
このように本実施例に係る測定装置は、分割管13の抽
出管14による分割位置の上流および/または下流にレゾ
ネータ25、26をそれぞれ設けるようにしている。従って
排気ガスの一部分を採取するミニダイリューショントン
ネルは排気ガスの脈動流を抑制することによって分割精
度が向上し、パティキュレートの計測精度が改善される
ことになる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、ミニダイリューショントンネ
ルに供給するための排気ガスの分割を行なう分割管の抽
出位置の上流および/または下流に多段オリフィスまた
は共鳴によって圧力変動を吸収するレゾネータを設ける
ようにしたものである。従ってこのような多段オリフィ
スあるいはレゾネータによって排気ガスの圧力変動を抑
制することが可能になり、分割精度が向上し、これによ
って排気ガスの測定精度が改善されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る排気ガス測定装置
を示す要部断面図、第2図はこの測定装置による排気圧
力の変化を示すグラフ、第3図は第2の実施例の排気ガ
ス測定装置の要部断面図、第4図は従来の排気ガス測定
装置の排気圧力の変化を示すグラフである。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……エンジン 12……排気管 13……分割管 16……ミニダイリューショントンネル 21、22……多段オリフィス 25、26……レゾネータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンから排出される排気ガスを分割管
    に導くとともに、抽出手段によって排気ガスの一部を前
    記分割管から抽出してミニダイリューショントンネルに
    供給し、該ミニダイリューショントンネルで希釈して排
    気ガスの測定を行なうようにした装置において、 前記分割管の抽出位置の上流および/または下流に多段
    オリフィスを設けるようにしたことを特徴とする排気ガ
    ス測定装置。
  2. 【請求項2】エンジンから排出される排気ガスを分割管
    に導くとともに、抽出手段によって排気ガスの一部を前
    記分割管から抽出してミニダイリューショントンネルに
    供給し、該ミニダイリューショントンネルで希釈して排
    気ガスの測定を行なうようにした装置において、 前記分割管の抽出位置の上流および/または下流に共鳴
    によって圧力変動を吸収するレゾネータを取付けるよう
    にしたことを特徴とする排気ガス測定装置。
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