JPH0694B2 - 食用油浄化装置 - Google Patents

食用油浄化装置

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JPH0694B2
JPH0694B2 JP25086084A JP25086084A JPH0694B2 JP H0694 B2 JPH0694 B2 JP H0694B2 JP 25086084 A JP25086084 A JP 25086084A JP 25086084 A JP25086084 A JP 25086084A JP H0694 B2 JPH0694 B2 JP H0694B2
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一 大薮
恒雄 柴田
已哉子 田中
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/74Recovery of fats, fatty oils, fatty acids or other fatty substances, e.g. lanolin or waxes

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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、天プラ,フライ等の揚物に使用し劣化した食
用油を浄化し再生するための一般家庭用および小型業務
用の食用油浄化装置に関するものである。
従来の技術 従来の食用油の浄化法として一般家庭で用いられている
方法は、揚物に使用した後の劣化した油を紙や金網を
通過させることにより、天かすや粒子径の大きい物を除
去する方法であるが、この方法で、浄化した油は保存中
に油の底に微粒子の沈澱物がたまり、微粒子の除去も不
十分なものであり、劣化成分の除去は全く期待できな
い。次に天ぷらやフライ等の揚げ物に使用され変質、劣
化した食用油中の劣化成分を吸着除去しようという方法
がある。これらの方法の一例としては、タンク内に劣化
した油を入れ、処理剤として、酸性白土、ゼオライト、
活性炭等を添加して、加熱しながら一定時間攪拌を行な
つた後、フィルタープレスにより圧搾し、強制的に処理
剤と食用油を分離する方法や、さらにケイソウ土を混合
した後に同様に分離する方法がある。
これらの方法を用いることにより、変質した劣化成分の
一部や微粒子を除去することができるが、処理工程が煩
雑で、大きな処理装置が必要となり、また処理費用も高
く、家庭や小型業務用の食用油浄化装置には適していな
かつた。
また、家庭用の食用油浄化装置として、浄化剤の過層
を通して浄化する方法もあるが、劣化成分の除去が不十
分であつたり、過時間を短縮する為に、加熱や減圧
過や加圧過を行なうので次の様な問題があつた。
家庭で油を加熱した状態で保つことは、火傷や火災の危
険があり、減圧や加圧のポンプを設けると装置が大きく
また重くなるとともに、ポンプを作動する為の電源コー
ドがあると使用に不便であり、またコードレスの為に電
池を用いると装置がさらに重くなる等の問題があつた。
発明が解決しようとする問題点 本発明において解決しようとする問題点は次の様な点で
ある。
金網や紙で過する方法では劣化成分や、微粒子
が除去できない。
吸着剤を用いる浄化方法では、処理工程が煩雑で、
大きな装置が必要であり、処理費用も高く、家庭や小型
業務用には適さない。
問題点を解決するための手段 前記の問題点を解決する手段として、本発明者らは食
用油中の劣化成分を効果的に除去することのできる組成
物として、水酸化カルシウムと酸性白土の混合物からな
る食用油浄化剤を提案した。この浄化剤を用いることに
より食用油の劣化成分を除去することが可能になる。
次に問題点の処理装置の問題であるが家庭用に用いる
には装置が小型、軽量で、なるべくポンプよ加熱装置等
を必要としないものが望ましい、その理由として、食用
油の使用実態調査によると食用油の貯蔵場所の約8割が
流し台の下となっており、このような場所にコードを引
き込むことは困難であるからである。
そこで、本発明者らは、径が104mmの円筒状のパイプ
の底に紙の表面に凹凸が有り過速度の早い紙、例
えば東洋科学産業(株)製の培養基用の定性紙No.1
01を張り付け、その上に、0.17mm〜3.35mmの径造粒し
た食用油の浄化剤75gを投入し、過層を形成し、そ
の上に劣化油2000ccを貯め、初期の油面の高さ23.5
cmの減少と過時間の関係を測定した結果を第2図に示
す。第2図に示す様に過時間が1日までは急速に過
が進むが、1日以上になり油面の高さが小さくなると
過速度が著しく低下することがわかる。
次に一般の家庭で一回の揚物に使用される食用油の重量
は約800gであるので、劣化油800gを第3図に示
す様な過装置で過した結果を第4図に示す。第3図
のおいて劣化油は貯油槽14に貯められ、さらに油供給
管15を通り、浄化フィルター16に送くられ過され
る構成になるなっている。この油供給管の長さHcmを変
えて実験を行ない、油700gが浄化される時間を測定
すると、油供給管の長さHcmと過時間の関係は第4図
に示す様な関係になつた。
第3図の装置の浄化フィルターの計は104mm、浄化剤
は0.17mm〜3.35mmの大きさに造粒したものを75g充填
し、油供給管の径は8mmであつた。
ここで、浄化剤の粒径も過速度に大きな影響がを考え
る粒径が0.17mm以下であると過時間が著しく大となり
好ましくない。また粒径が3.35mm以上であると油を浄化
する性能が悪くなり好ましくない。
第4図に示す様に油供給管の長さHが0cmの時は2.5日
かかることがわかり、実用上は過時間が長すぎる問題
があることがわかる。そこでHを5cm以上にすると油は
1日で過でき過時間を著しく短縮することができ
る。
以上述べた様に、ポンプや加熱装置を用いなくても短縮
時間で過できる装置として、劣化油の貯油槽と浄化剤
が充填された浄化フィルターの間に油供給管を設け、こ
の油供給管の長さをわずか5cm以上にするだけで、油供
給管が無いと2.5日もかかつていた過時間を1日以
下と大幅に短縮することができた。
作 用 第3図を基に、本発明の作用を説明する。
第3図の油供給管15の長さHcmが0の時、浄化フィル
ターにかかる圧力P(g/cm2)は、油の比重をρ(g
/cm3)、貯油槽中の油の深さh(cm)とした時に示す
次に式で表わされる。
P=ρ×h 油の量が少くなるとhが小さくなるので、圧力Pも小さ
くなり、第2図に示す様にhが小さい時は過速度が著
しく小さくなり、最後の2cmを過するのに約1日かか
ることになる、そこで、第3図に示す様に、貯油槽14
と浄化フィルター16の間に油供給管15を設け、あら
かじめHcmだけ高くしておくことにより、油の量が小く
なつても貯油槽に油が残つている時は、常にP=ρ×
(H+h)の圧力がかかるようにし、過速度を大にす
ることが可能になつた。
実施例 次に、本発明の実施例について、第1図に示す食用油の
浄化装置について説明を行なう。
第1図において、上蓋1は劣化油貯油槽2の上に乗つて
おり、上蓋1は着脱自在となつており、劣化油を入れる
時は、取りはずした方が便利であり、保存中は、ホコリ
やゴミの混入を防ぐ等衛生上の目的で、上蓋は取り付け
可能になつている。劣化油貯油槽2の上部には、粗大粒
子除去フィルター3が乗つており、これも着脱自在とな
つている。この粗大粒子除去フィルター3は0.3mm〜2.0
mmのフルイ目開きを有するステンレス製の金網や、一つ
の穴の面積が0.04cm2〜5cm2の多孔板から構成されてお
り、揚油中の天かすや粗大粒子を除去することができ
る。
また、この粗大粒子除去フィルター3の上部に、市販さ
れている油用フィルターやキッチンペーパー等の間隙の
大きい浄紙を使用すると、粗大粒子の除去効率は向上す
る。しかし、これらの紙を使用しても揚物中の径が数
μの微粒子は除去することはできない。
劣化油貯油槽2の底は、多孔板になつており、その上
に、浄化フィルター4があり、これと劣化油貯油槽2の
間は0リング5で完全にシールされており、ここより浄
化されていない油が、下の浄化油受器6の漏れるのを防
いでいる。
浄化フィルター4は、円筒形の油浄化フィルターボデー
7と、この円筒の劣化油に面した底面側劣化油側の紙
8で封じてあり、もう一方の浄化油側を浄化油側の紙
9で封じてあり、この中に油の浄化剤10が充填してあ
る構成になつている。これらの構成物の材質としては、
油浄化フィルターボデー7は金属、プラスチック、紙、
布、無機物等やこれらの複合材や、ラミネート材が好ま
しく、これらと両面の紙は接着やかしめ等の加工によ
りシールされている。また劣化油側の紙8の材質は、
不織布や紙や多孔質のセラミック等を用いることがで
きるが、油の粘度が高いので通過抵抗があまり大きくな
く、しかも充填されている浄化材10の微粒子が容易に
通過しないものが好ましく、市販のレギュラーコーヒー
のドリップ用の紙等が適している。
浄化油側の紙9は、浄化油中に混入した浄化材の微粒
子と、粗大粒子除去フィルターを通過し揚油中の微粒子
を除去する必要があるので、間隙が数μの紙でなおか
つ、油の通過抵抗の少ないものが望ましく、化学分析等
に用いる様な紙で表面に凹凸があり過速度の速いも
のが適している。その中でも培養層の過に用いられて
いる。東洋紙(株)製のNo.101が望ましい。
浄化剤10の材質は、劣化油中の劣化成分である遊離脂
肪酸や酸化物、着色成分を除き、真に油を浄化できるも
のが良く、本実施例では、水酸化カルシウムを2部、酸
性白土1部に水を加えニーダで混練後、エクストルーダ
で径が2mmの棒状に押し出して成型し、乾燥後、粉砕し
て粒径が0.3mm〜0.8mmものを用いた。なお浄化剤として
は他の成分を用いても良い。また浄化フィルター4を押
える。フィルター押え11は、劣化油貯油槽2に使用中
は、フック12で固定することができ、浄化フィルター
4を交換する際は、取りはずすことが出来る構成になつ
ている。このフィルター押えの一部に油供給管13が設
けられており、劣化油貯油槽2の劣化油がこの油供給管
13の中を通り、浄化フィルター4に供給される。この
油供給管の垂直距離は本実施例では10cm、径は8mmで
あつた。なお、この油供給管の垂直距離は5cm以上あれ
ば良い。また径は3〜20mmが望ましくこれ以下だと天
かす等がつまり、これ以上だと油供給管に残る油の量が
多すぎるので好ましくない。
本実施例での油の浄化および過機構について述べる。
第1図に示す上蓋1を取り、揚物に使用し劣化した食用
油を粗大粒子除去フィルター3を通して劣化油貯油槽に
注入する。この粗大粒子除去フィルターにより揚油中の
天かすや粗大粒子を除去することができる。劣化油貯油
槽2の底と浄化フィルター4は垂直距離が10cmあるの
で、浄化フィルター4は常に次式に示す様な油の圧力を
受けている。
圧力=劣化油の比重(g/cc)×(10(cm)+貯油槽の油の深さ(cm)) この圧力により、過の速度が大となり800gの劣化
油は8時間で過することができ過時間の短縮がはか
れた。
また油の浄化特性を第1表に示したが、酸価、カルボニ
ル価、黄色度とも新品油に近い水準まで浄化されてお
り、くり返し使用することができる。
第1表に示した食用油の劣化度を示す、酸価、カルボニ
ル価、黄色度について述べる。
食用油を揚物に使用すると変質劣化するその劣化形態は
次の様に大別される。
熱酸化:食用油を構成する脂肪酸が熱と空気中の酸
素により熱酸化され過酸化物を生成し、さらにその熱分
解により酸化物を生じる。この油の酸化の程度はカルボ
ニル価により通常評価されている。
加水分解:揚油中の水分と熱によりトリグリセライ
ドの形をしている脂肪酸が加水分解され遊離脂肪酸を生
成する。これは酸価で評価されている。
着色:揚油は変質、劣化により着色する、一般の家
庭では着色により油の目安にしている家庭が多い。そこ
で、着色度を色差計を用い国際照明委員会(CIE)の
三刺激値、X,Y,Zを測定し、次式で与えられる黄色
度(N)を着色の指標とした。
N=100(1.28X−1.06Z)/Y 上記の評価法による物性値が小さい程、食用油は新鮮で
良質である。
発明の効果 本発明は食用油の劣化成分や微粒子を除去でき、食用油
をくり返し使用することができ、経済的かつ衛生的であ
ると共に、従来の様な大な装置や加熱や減圧また加圧装
置を用いることなく短時間で食用油を過し浄化するこ
とができる。
以上の様に、小型、軽量で処理時間も短い食用油浄化装
置を提供することを可能にした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の食用油浄化装置の断面図、
第2図は油面の高さと過時間の関係を示す関係図、第
3図は油過実験用装置の断面図、第4図は第3図に示
した装置での実験結果であり、油供給管の長さHcmと
過時間の関係図を示す。 2,14……劣化油貯油槽、13,15……油供給管、
1,16……浄化フィルター。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】劣化した食用油を貯蔵する貯油槽と劣化油
    を浄化する浄化剤が充填された浄化フィルターの間に油
    供給管を設け、この油供給管の垂直方向の長さが5cm以
    上である食用油浄化装置。
  2. 【請求項2】上記浄化フィルターに充填された浄化剤の
    粒径が0.17〜3.35mmの範囲である特許請求の範囲第1項
    記載の食用油浄化装置。
JP25086084A 1984-11-28 1984-11-28 食用油浄化装置 Expired - Lifetime JPH0694B2 (ja)

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JPS61127798A JPS61127798A (ja) 1986-06-16
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