JPH069483Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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JPH069483Y2
JPH069483Y2 JP8099589U JP8099589U JPH069483Y2 JP H069483 Y2 JPH069483 Y2 JP H069483Y2 JP 8099589 U JP8099589 U JP 8099589U JP 8099589 U JP8099589 U JP 8099589U JP H069483 Y2 JPH069483 Y2 JP H069483Y2
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JP
Japan
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case
electrolytic capacitor
explosion
capacitor
absorbent resin
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JP8099589U
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JPH0320430U (ja
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純一 平木
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Nichicon Capacitor Ltd
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Nichicon Capacitor Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電解コンデンサに関し、該コンデンサが何ら
かの異常によって、爆発回避のため、弁が作動した後の
二次災害を防止することを目的としたものである。
従来の技術 近年、機器の小型化と共に電源平滑回路がプリント基板
内へ組み込まれ、平滑用のアルミニウム電解コンデンサ
もプリント基板に直接端子を挿入してはんだ付け固定す
る自立形構造へと移行している。
一般にアルミニウム電解コンデンサは、アルミニウム箔
の表面をエッチング処理により表面積を拡大し、その上
に酸化皮膜を形成してなる電極箔を電解紙等からなるセ
パレータを介して対向せしめ、巻回してコンデンサ素子
が構成される。
次にエチレングリコールに、水、アジピン酸やホウ酸等
の有機酸又はその塩類からなる電解液を該コンデンサ素
子に含浸し、ケースに入れ、密封して完成されていた。
そしてコンデンサに過電圧や逆電圧が印加されたり、交
流分が多く印加される場合、あるいは寿命故障などにお
いては、過大な電流が流れ、電解液からガスが発生して
内圧が上昇し、遂には爆発状態に至る危険性があるた
め、ケースに薄肉部を形成し、内圧を放出する防爆弁が
設けられていた。
考案が解決しようとする問題点 上述の従来の電解コンデンサにおいては、防爆弁が作動
し、開弁すると、第3図のように電解液がにじみ出て、
コンデンサのケース2の外壁を伝わり、プリント基板9
の面に広がり、端子5、5間でトラッキングを発生し、
発熱、発煙、発火に至る問題があった。
問題点を解決するための手段 本考案は上述の問題点を解決したもので、ケースの底面
または側面に薄肉部を設けてなる防爆弁を有する電解コ
ンデンサにおいて、該ケースの外壁面に、デンプン、セ
ルロース、合成高分子の内少なくとも1種からなる高吸
水性樹脂を配置したことを特徴とする電解コンデンサで
ある。
作用 上述の構成によってケースから漏出した電解液は、高吸
水性樹脂に吸収されるので、プリント基板や端子の部分
に電解液が広がるのを確実に阻止し、トラッキングの発
生を防止する。
実施例 以下、本考案を第1図および第2図に示す実施例により
説明する。
第1図および第2図において、1はコンデンサ素子、2
は円筒形ケースで、ケース2の底面に薄肉部3が形成さ
れている。4は封口板4には端子5がリベットで圧着固
定され、コンデンサ素子1より導出したタブと上記端子
5とをリベットを介して接続されている。6および7は
高吸水性樹脂で第1表に示す樹脂から選択して使用でき
る。第1図は十字状の薄肉部3上に高吸水性樹脂6を配
置した実施例、第2図はケース2の外壁面の円周に高吸
水性樹脂7を配置した他の一実施例である。
第1表に挙げる樹脂は、分子中にカルボキシル基や水酸
基をもつことから水に対して極めて高い吸水性特性を示
す。
樹脂によって異なるが、一般に樹脂重量の100〜1000倍
の水を吸水するが、塩類では20〜40倍、アルコールでは
濃度によって異なるが、20〜100倍吸水する作用するも
のがあり、一般の綿花や紙類に比してその吸水度は著し
く高い。
また、一度吸収したものは、圧力をかけても外に出にく
い特性を有する。
これらの樹脂は通常パウダー状、粒状であり、シート状
に固めたり、また木綿や合成繊維に絡ませたり、袋状に
したものの中に入れる等加工が容易である。
一方、駆動用電解液は、前述の如くエチレングリコー
ル、水、有機酸またはその塩類からなり、極めて高い親
水性を有している。
したがって、ケースの外壁面に高吸水性樹脂をシート状
に加工したものを貼り付けたり、該樹脂を塗布したりし
て配置することにより、ケースの防爆弁の開弁部から漏
出した電解液を吸収するため、プリント基板9や端子5
への広がりを阻止し、トラッキングの危険を防止するも
のである。
なお、上述の高吸水性樹脂はケースの外壁面に配置でき
るので、薄肉部3は公知のようにケースの側面に設けた
ものにも適用できることはいうまでもない。
考案の効果 本考案の電解コンデンサは、以上のようにして構成され
ているので、コンデンサの異常時に防爆弁が作動して電
解液が漏出しても、該電解液がプリント基板や端子の部
分に広がらず、発煙、発火など二次的弊害を防止し、安
全性を向上することができ、実用的価値の大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電解コンデンサの一実施例の断面
図、第2図は本考案による電解コンデンサの他の実施例
の断面図、第3図は従来の電解コンデンサの防爆弁作動
時における断面図である。 1:コンデンサ素子、2:ケース 3:薄肉部、6、7:高吸水性樹脂

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースの底面または側面に薄肉部を設けて
    なる防爆弁を有する電解コンデンサにおいて、該ケース
    の外壁面に、デンプン、セルロース、合成高分子の内少
    なくとも一種からなる高吸水性樹脂を配置したことを特
    徴とする電解コンデンサ。
JP8099589U 1989-07-10 1989-07-10 電解コンデンサ Expired - Lifetime JPH069483Y2 (ja)

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JPH0632534U (ja) * 1992-09-30 1994-04-28 前田建設工業株式会社 建築用外装材

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JPH0320430U (ja) 1991-02-28

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