JPH0694532A - 熱画像検出装置およびその視野角外郭部材 - Google Patents
熱画像検出装置およびその視野角外郭部材Info
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- JPH0694532A JPH0694532A JP4247464A JP24746492A JPH0694532A JP H0694532 A JPH0694532 A JP H0694532A JP 4247464 A JP4247464 A JP 4247464A JP 24746492 A JP24746492 A JP 24746492A JP H0694532 A JPH0694532 A JP H0694532A
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- Japan
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- thermal image
- detecting device
- image detecting
- pyroelectric
- infrared
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直線上に1次元配列された焦電型薄膜熱検出
素子群、光学系、チョッパ、帯域増幅器を一体として回
転させることにより、小型で比較的簡単な構成・構造で
2次元の熱画像検出システムを提供するものである。 【構成】 直線軸上に1次元に配列された複数の焦電型
熱検出素子群1、赤外透過レンズ2とチョッパ及び焦電
型熱検出素子群からの信号を選択増幅するための帯域増
幅器8を水平回転可動部とし、水平回転可動部からの信
号等を外部処理装置に伝達するためのフレキシブルケー
ブル12、水平回転駆動はステッピングモータ10及び
プーリ11とタイミングベルト16を用い、前記構成要
素を外郭13によりある容積内に配置し、これらを一体
として気密構造とし、熱画像検出装置の視野角に対応し
た外郭部のみ赤外透過材14を用いた構成。
素子群、光学系、チョッパ、帯域増幅器を一体として回
転させることにより、小型で比較的簡単な構成・構造で
2次元の熱画像検出システムを提供するものである。 【構成】 直線軸上に1次元に配列された複数の焦電型
熱検出素子群1、赤外透過レンズ2とチョッパ及び焦電
型熱検出素子群からの信号を選択増幅するための帯域増
幅器8を水平回転可動部とし、水平回転可動部からの信
号等を外部処理装置に伝達するためのフレキシブルケー
ブル12、水平回転駆動はステッピングモータ10及び
プーリ11とタイミングベルト16を用い、前記構成要
素を外郭13によりある容積内に配置し、これらを一体
として気密構造とし、熱画像検出装置の視野角に対応し
た外郭部のみ赤外透過材14を用いた構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭内の居室の温度分布
及び人体の挙動など熱画像による輻射温度検出及び人体
挙動検出に関するものである。
及び人体の挙動など熱画像による輻射温度検出及び人体
挙動検出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、非接触で温度を測定する方式とし
ては量子型赤外線センサによるものと熱型赤外線センサ
があった。量子型赤外線センサは感度が高く、応答は速
いが、冷却が必要であり(−200℃程度)、民生用に
は不向きである。一方、熱型赤外線センサは比較的感度
は低く、応答速度も遅いが冷却が不要のため民生市場で
は実用化されている。
ては量子型赤外線センサによるものと熱型赤外線センサ
があった。量子型赤外線センサは感度が高く、応答は速
いが、冷却が必要であり(−200℃程度)、民生用に
は不向きである。一方、熱型赤外線センサは比較的感度
は低く、応答速度も遅いが冷却が不要のため民生市場で
は実用化されている。
【0003】熱型赤外線センサの中では焦電効果を利用
した焦電型赤外線センサがよく使われている。焦電型赤
外線センサは微分型変化出力特性を持っており、入射温
度が変化した時のみ出力を発生する。例えば、この焦電
型赤外線センサの前を人体が横切ったとき、焦電型赤外
線センサには人体の放射温度が出現、消滅、出現、消
滅、…という時間入力として入力される。従って、焦電
型赤外線センサにはこの時間変化に同期して出力され
る。また、セラミックの焦電型赤外線センサとチョッパ
を用いてポイント温度センサもあるが、これも感度が低
く、しかも応答速度が非常に遅いため、1〜2秒の間に
数十個の温度データを検出することが出来なかった。
した焦電型赤外線センサがよく使われている。焦電型赤
外線センサは微分型変化出力特性を持っており、入射温
度が変化した時のみ出力を発生する。例えば、この焦電
型赤外線センサの前を人体が横切ったとき、焦電型赤外
線センサには人体の放射温度が出現、消滅、出現、消
滅、…という時間入力として入力される。従って、焦電
型赤外線センサにはこの時間変化に同期して出力され
る。また、セラミックの焦電型赤外線センサとチョッパ
を用いてポイント温度センサもあるが、これも感度が低
く、しかも応答速度が非常に遅いため、1〜2秒の間に
数十個の温度データを検出することが出来なかった。
【0004】さらに、2次元熱画像を得る手段として
は、焦電型赤外線センサを2次元に配置する方式も考え
られていた。
は、焦電型赤外線センサを2次元に配置する方式も考え
られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】焦電型赤外線センサを
2次元に配置するとシステムが複雑になってしまう。
2次元に配置するとシステムが複雑になってしまう。
【0006】また、直線上に配置された焦電型熱検出素
子群を走査する方式によるシステムを構成する場合、光
学系が熱検出素子群の外部にあると光学系は走査範囲全
域をカバーしなければならないため、大きなものになら
ざるをえないし、たとえ走査範囲全域をカバーしても光
学軸がずれることにより視野全体の感度が一様にならな
い等の問題がある。
子群を走査する方式によるシステムを構成する場合、光
学系が熱検出素子群の外部にあると光学系は走査範囲全
域をカバーしなければならないため、大きなものになら
ざるをえないし、たとえ走査範囲全域をカバーしても光
学軸がずれることにより視野全体の感度が一様にならな
い等の問題がある。
【0007】本発明は、焦電型熱検出素子群から構成さ
れる赤外線センサを用いた小型で比較的簡単な構成・構
造のシステムを提供するものである。
れる赤外線センサを用いた小型で比較的簡単な構成・構
造のシステムを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記発明を解決するため
に本発明は、直線軸上に1次元に配列された複数の焦電
型熱検出素子群と赤外透過レンズと赤外線の焦電型熱検
出素子群への入射経路を開閉するチョッパ及び前記直線
軸に平行あるいは任意の角度だけ傾斜させた回転軸を有
し、前記回転軸を中心として焦電型熱検出素子群、赤外
透過レンズ、チョッパを一体として水平回転可動部を構
成し、これを回転させて2次元画像を得るものである。
に本発明は、直線軸上に1次元に配列された複数の焦電
型熱検出素子群と赤外透過レンズと赤外線の焦電型熱検
出素子群への入射経路を開閉するチョッパ及び前記直線
軸に平行あるいは任意の角度だけ傾斜させた回転軸を有
し、前記回転軸を中心として焦電型熱検出素子群、赤外
透過レンズ、チョッパを一体として水平回転可動部を構
成し、これを回転させて2次元画像を得るものである。
【0009】また、本発明は前記焦電型熱検出素子群に
対して、赤外透過レンズを1系統用いる構造としてい
る。
対して、赤外透過レンズを1系統用いる構造としてい
る。
【0010】さらに、本発明は前記焦電型熱検出素子群
と赤外透過レンズの外部に可動式チョッパ機構を有し、
前記チョッパ機構は小型モータ、カム、カム−シャッタ
連結板及びシャッタ羽根を用いて構成される。
と赤外透過レンズの外部に可動式チョッパ機構を有し、
前記チョッパ機構は小型モータ、カム、カム−シャッタ
連結板及びシャッタ羽根を用いて構成される。
【0011】その上、本発明は焦電型熱検出素子群の信
号を増幅するための帯域増幅器を水平回転可動部に配置
されている。
号を増幅するための帯域増幅器を水平回転可動部に配置
されている。
【0012】そして、本発明は水平可動部に配置された
帯域増幅器により増幅された焦電型熱検出素子群の信号
等は、フレキシブルケーブルを用いて固定された外部処
理回路に伝達される構成としている。
帯域増幅器により増幅された焦電型熱検出素子群の信号
等は、フレキシブルケーブルを用いて固定された外部処
理回路に伝達される構成としている。
【0013】また、本発明は、前記水平可動部はステッ
ピングモータ、プーリ及びタイミングベルトにより一定
角度を往復回転する構造としており、ステッピングモー
タステップ角度、プーリの比及び入力パルス数により走
査範囲及び水平視野角が決まる構成である。
ピングモータ、プーリ及びタイミングベルトにより一定
角度を往復回転する構造としており、ステッピングモー
タステップ角度、プーリの比及び入力パルス数により走
査範囲及び水平視野角が決まる構成である。
【0014】さらに、本発明は焦電型熱検出素子群、赤
外透過レンズ、チョッパ、帯域増幅器、ステッピングモ
ータなどの主な構成要素部品を収めるための外郭により
気密構造としている。
外透過レンズ、チョッパ、帯域増幅器、ステッピングモ
ータなどの主な構成要素部品を収めるための外郭により
気密構造としている。
【0015】また、本発明は、上記外郭の一部は熱画像
検出装置の視野角に相当し、これに相当する部分は赤外
透過材であるポリエチレン樹脂を用いている。
検出装置の視野角に相当し、これに相当する部分は赤外
透過材であるポリエチレン樹脂を用いている。
【0016】さらに、本発明はポリエチレン樹脂は高密
度タイプポリエチレンを使用し、外郭部材の赤外透過率
の改善を行っている。
度タイプポリエチレンを使用し、外郭部材の赤外透過率
の改善を行っている。
【0017】しかも、本発明では、ポリエチレンの外郭
部材はカラーバリエーションを得るために、顔料を混入
して成型されており、しかも顔料含有率はポリエチレン
の赤外透過率を大きく低下しない範囲としている。
部材はカラーバリエーションを得るために、顔料を混入
して成型されており、しかも顔料含有率はポリエチレン
の赤外透過率を大きく低下しない範囲としている。
【0018】また、本発明は、赤外線の反射を考慮し、
かつ、視野範囲の感度を一定に保つために、ポリエチレ
ンの形状は赤外透過レンズの焦点から水平・垂直の各方
向に任意の一定距離を結んだ軌跡を描いたものとなって
いる。
かつ、視野範囲の感度を一定に保つために、ポリエチレ
ンの形状は赤外透過レンズの焦点から水平・垂直の各方
向に任意の一定距離を結んだ軌跡を描いたものとなって
いる。
【0019】
【作用】本発明は、直線上に1次元に配列された焦電型
熱検出素子群、赤外透過レンズ、チョッパ機構及び帯域
増幅器を一体として回転可動させることによって、小型
で比較的簡単な構成・構造で2次元の熱画像検出装置を
提供するものである。
熱検出素子群、赤外透過レンズ、チョッパ機構及び帯域
増幅器を一体として回転可動させることによって、小型
で比較的簡単な構成・構造で2次元の熱画像検出装置を
提供するものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参考に説明す
る。
る。
【0021】図1は、本発明による熱画像検出装置の一
実施例を示す構造であり、1は焦電型熱検出素子群で構
成された赤外線センサである。焦電型熱検出素子群は1
a〜1eの様に直線上に1次元配列されている。図2の
2は、焦電型熱検出素子群1に結像する様に配置された
赤外透過レンズであり、光軸3は複数の焦電型熱検出素
子群の中心を通る。4はシャッタ羽根であり、シャッタ
羽根4は小型モータ5、カム6及びカム−シャッタ連結
板7により可動され、チョッパ機構となる。シャッタ羽
根4は小型モータ5に入力される信号により開閉され、
赤外線センサへの赤外線入力が50/50となるように
制御される(チョッパ機構の構造は図3に示す。)。ま
た、8は赤外線センサの信号を増幅するための帯域増幅
器であり、赤外線センサ1、赤外透過レンズ、チョッパ
機構及び水平回転軸15とともに水平回転可動部を構成
する。10は水平回転可動部の駆動源となるステッピン
グモータであり、プーリ11及びタイミングベルト16
を介して回転力が水平可動部に伝達される。また、12
はフレキシブルケーブルであり、帯域増幅器8からの信
号等を外部の処理回路に伝達する。
実施例を示す構造であり、1は焦電型熱検出素子群で構
成された赤外線センサである。焦電型熱検出素子群は1
a〜1eの様に直線上に1次元配列されている。図2の
2は、焦電型熱検出素子群1に結像する様に配置された
赤外透過レンズであり、光軸3は複数の焦電型熱検出素
子群の中心を通る。4はシャッタ羽根であり、シャッタ
羽根4は小型モータ5、カム6及びカム−シャッタ連結
板7により可動され、チョッパ機構となる。シャッタ羽
根4は小型モータ5に入力される信号により開閉され、
赤外線センサへの赤外線入力が50/50となるように
制御される(チョッパ機構の構造は図3に示す。)。ま
た、8は赤外線センサの信号を増幅するための帯域増幅
器であり、赤外線センサ1、赤外透過レンズ、チョッパ
機構及び水平回転軸15とともに水平回転可動部を構成
する。10は水平回転可動部の駆動源となるステッピン
グモータであり、プーリ11及びタイミングベルト16
を介して回転力が水平可動部に伝達される。また、12
はフレキシブルケーブルであり、帯域増幅器8からの信
号等を外部の処理回路に伝達する。
【0022】図1の構造により、回転軸を中心に水平回
転可動部を回転させることによって2次元の熱画像を検
出することができる。
転可動部を回転させることによって2次元の熱画像を検
出することができる。
【0023】また、水平可動部は外郭13の中に収納さ
れ、小型で簡単な構成の熱画像検出装置となり、しかも
気密性が保たれる。外郭13の一部である半球状のポリ
エチレン樹脂14があり、熱画像検出装置の視野とな
る。
れ、小型で簡単な構成の熱画像検出装置となり、しかも
気密性が保たれる。外郭13の一部である半球状のポリ
エチレン樹脂14があり、熱画像検出装置の視野とな
る。
【0024】11a,11bはプーリであり、16はタ
イミングベルトであり、ステッピングモータ10の水平
駆動力の伝達系を構成している。熱画像検出装置の水平
視野角、ステッピングモータのステップ角度及び入力ス
テップ数からプーリ11a及び11bの径が規定され
る。
イミングベルトであり、ステッピングモータ10の水平
駆動力の伝達系を構成している。熱画像検出装置の水平
視野角、ステッピングモータのステップ角度及び入力ス
テップ数からプーリ11a及び11bの径が規定され
る。
【0025】図4は熱画像検出装置の外郭部材の一部で
あり、視野角に相当するポリエチレン樹脂の分光特性結
果である。高密度タイプポリエチレンの赤外透過特性は
低密度タイプのポリエチレンと比較して、赤外線センサ
が反応する波長域17において赤外透過率に優れてい
る。
あり、視野角に相当するポリエチレン樹脂の分光特性結
果である。高密度タイプポリエチレンの赤外透過特性は
低密度タイプのポリエチレンと比較して、赤外線センサ
が反応する波長域17において赤外透過率に優れてい
る。
【0026】また、ポリエチレンの着色のため顔料を用
いるが、顔料の含有率を0.5%以内とした場合(17
a:顔料含有率0%、17b:顔料含有率1%)、17
の波長域における赤外透過率の低下を抑制することがで
き、熱画像検出装置のS/Nが十分に得られる。
いるが、顔料の含有率を0.5%以内とした場合(17
a:顔料含有率0%、17b:顔料含有率1%)、17
の波長域における赤外透過率の低下を抑制することがで
き、熱画像検出装置のS/Nが十分に得られる。
【0027】図5は上記ポリエチレンの外郭形状を示し
たものであり、熱画像検出装置の走査範囲全領域におい
て一定の感度を得るために赤外透過レンズの焦点より任
意の距離18を軌跡とする半球の形状となる。これは、
水平方向、垂直方向でそれぞれ異なってもよい。
たものであり、熱画像検出装置の走査範囲全領域におい
て一定の感度を得るために赤外透過レンズの焦点より任
意の距離18を軌跡とする半球の形状となる。これは、
水平方向、垂直方向でそれぞれ異なってもよい。
【0028】本発明による熱画像検出装置は図2のよう
に1次元配列された焦電型熱検出素子群が任意の時間間
隔で水平駆動されることにより、図6の様に並列され2
次元の熱画像が得られる。
に1次元配列された焦電型熱検出素子群が任意の時間間
隔で水平駆動されることにより、図6の様に並列され2
次元の熱画像が得られる。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、直線上に1次元に配列
された複数の熱検出素子群とこれに対応した赤外透過レ
ンズとチョッパ機構及び1次元に配列された熱検出素子
群に対して平行または任意の角度だけ傾斜させた回転軸
を有する水平可動部をステッピングモータ、プーリ及び
タイミングベルトを用いて回転駆動させることによって
2次元の熱画像を得る熱画像検出装置において、水平可
動部に帯域増幅器を搭載し、フレキシブルケーブルを用
いて赤外線センサの信号の伝達を行い、外郭により気密
構造を構成し、熱画像検出装置の視野角に対応した外郭
部材に赤外透過材を用いることによって、小型でかつ簡
単な構成の2次元の熱画像検出装置を提供することがで
きる。さらに、1次元に配列された焦電型熱検出素子群
が水平回転駆動することにより、水平方向のどの方向に
おいても同一の感度で温度検出が行える。
された複数の熱検出素子群とこれに対応した赤外透過レ
ンズとチョッパ機構及び1次元に配列された熱検出素子
群に対して平行または任意の角度だけ傾斜させた回転軸
を有する水平可動部をステッピングモータ、プーリ及び
タイミングベルトを用いて回転駆動させることによって
2次元の熱画像を得る熱画像検出装置において、水平可
動部に帯域増幅器を搭載し、フレキシブルケーブルを用
いて赤外線センサの信号の伝達を行い、外郭により気密
構造を構成し、熱画像検出装置の視野角に対応した外郭
部材に赤外透過材を用いることによって、小型でかつ簡
単な構成の2次元の熱画像検出装置を提供することがで
きる。さらに、1次元に配列された焦電型熱検出素子群
が水平回転駆動することにより、水平方向のどの方向に
おいても同一の感度で温度検出が行える。
【0030】水平回転の駆動はステッピングモータ等に
よるダイレクト駆動方式で駆動してもよい。また、熱画
像検出装置の水平視野角によりステッピングモータのス
テップ角度及びプーリの径が選択できるため、システム
に合わせた設計が可能となる。
よるダイレクト駆動方式で駆動してもよい。また、熱画
像検出装置の水平視野角によりステッピングモータのス
テップ角度及びプーリの径が選択できるため、システム
に合わせた設計が可能となる。
【0031】チョッパの機能は小型モータ、カム、カム
−シャッタ連結板及びシャッタ羽根という簡単な構成で
あり、光学系の前方に配置されるため、水平可動部を小
型化できる。
−シャッタ連結板及びシャッタ羽根という簡単な構成で
あり、光学系の前方に配置されるため、水平可動部を小
型化できる。
【0032】熱画像検出装置は外郭により、気密構造と
なっているため、外部からのほこりや煙の侵入を防ぐこ
とができ、システム全体の信頼性も向上する。また、熱
画像検出装置の外郭部材に赤外透過性に優れたポリエチ
レンを用いることによって、熱画像検出装置のS/Nを
確保している。また、顔料の含有率を制限することによ
って、熱画像検出装置の感度の低下を最小限にとどめて
ポリエチレンのカラーバリエーションが得られる。
なっているため、外部からのほこりや煙の侵入を防ぐこ
とができ、システム全体の信頼性も向上する。また、熱
画像検出装置の外郭部材に赤外透過性に優れたポリエチ
レンを用いることによって、熱画像検出装置のS/Nを
確保している。また、顔料の含有率を制限することによ
って、熱画像検出装置の感度の低下を最小限にとどめて
ポリエチレンのカラーバリエーションが得られる。
【0033】しかも、前記ポリエチレンの形状を熱画像
検出装置の赤外透過レンズの焦点位置から一定の距離の
軌跡を描く半球状としたことで、赤外線のポリエチ表面
での反射の影響を最小限にとどめることができる。
検出装置の赤外透過レンズの焦点位置から一定の距離の
軌跡を描く半球状としたことで、赤外線のポリエチ表面
での反射の影響を最小限にとどめることができる。
【0034】本発明による熱画像検出装置により、1〜
2秒の間に数百個の温度データの検出が可能となり、そ
の温度データにより居室の輻射温度分布の測定等が可能
となった。
2秒の間に数百個の温度データの検出が可能となり、そ
の温度データにより居室の輻射温度分布の測定等が可能
となった。
【図1】本発明の一実施例による熱画像検出装置の構造
図
図
【図2】焦電型熱検出素子群の配列図
【図3】チョッパの構成概略図
【図4】ポリエチレンの分光特性図
【図5】ポリエチレンカバーの外形寸法の説明図
【図6】熱画像検出装置で得られる2次元の熱画像の説
明図
明図
1 焦電型薄膜熱検出素子群 2 赤外透過レンズ 8 増幅器 10 ステッピングモータ 12 フレキシブルケーブル 13 外郭 14 ポリエチレン 15 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 重和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】熱画像検出装置において、直線軸上に1次
元に配列された複数の焦電型熱検出素子群と前記焦電型
熱検出素子群に対応した赤外透過レンズと赤外線の焦電
型熱検出素子群への入射の経路を開閉するチョッパ及び
前記直線軸に平行あるいは一定の角度だけ傾斜させた回
転軸を有し、赤外透過レンズ、チョッパ及び焦電型熱検
出素子群を一体として水平回転可動部として回転させ
て、2次元の熱画像を検出する構造を特徴とする熱画像
検出装置。 - 【請求項2】水平回転可動部の焦電型熱検出素子群の信
号を選択増幅するための帯域増幅器についても、水平回
転可動部に配置したことを特徴とする請求項1記載の熱
画像検出装置。 - 【請求項3】水平回転可動部において、帯域増幅器で増
幅された焦電型熱検出素子群の信号等の伝達にフレキシ
ブルケーブルを用いた構造を特徴とする請求項1記載の
熱画像検出装置。 - 【請求項4】水平回転可動部はステッピングモータ及び
プーリとタイミングベルトにより一定角度を往復回転す
る構造を特徴とする請求項1記載の熱画像検出装置。 - 【請求項5】水平回転可動部は外郭を有し、気密構造と
したことを特徴とする請求項1記載の熱画像検出装置。 - 【請求項6】熱画像検出装置の視野角に対応した外郭部
のみ赤外透過材料を用いた構造を特徴とする請求項1記
載の熱画像検出装置。 - 【請求項7】熱画像検出装置が必要とする水平視野角か
らステッピングモータのステップ角度及びプーリの比を
規定したことを特徴とした請求項1記載の熱画像検出装
置。 - 【請求項8】焦電型熱検出素子群への赤外線の入射経路
を開閉させるためのチョッパ機能を小型モータ、カム、
カム−シャッタ連結板及びシャッタ羽根を用いて構成し
たことを特徴とする請求項1記載の熱画像検出装置。 - 【請求項9】熱画像検出装置の視野角に相当する外郭部
を赤外透過材であるポリエチレン樹脂を用いたことを特
徴とする請求項6記載の熱画像検出装置の視野角外郭部
材。 - 【請求項10】ポリエチレン樹脂は、高密度タイプポリ
エチレンとしたことを特徴とする請求項9記載の熱画像
検出装置の視野角外郭部材。 - 【請求項11】ポリエチレン着色のために顔料含有率を
規定したことを特徴とした請求項6記載の熱画像検出装
置の視野角外郭部材。 - 【請求項12】熱画像検出装置の赤外光学系の焦点位置
より水平、垂直の各方向に任意の一定距離による軌跡を
視野角外郭部材の形状としたことを特徴とする請求項1
記載の熱画像検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247464A JPH0694532A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 熱画像検出装置およびその視野角外郭部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247464A JPH0694532A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 熱画像検出装置およびその視野角外郭部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0694532A true JPH0694532A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17163842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4247464A Pending JPH0694532A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 熱画像検出装置およびその視野角外郭部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694532A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08178746A (ja) * | 1994-12-21 | 1996-07-12 | Ngk Insulators Ltd | 遠赤外線感知器 |
JP2016218035A (ja) * | 2015-10-23 | 2016-12-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 受光センサ、それを用いた空気調和機および電子調理器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03187582A (ja) * | 1989-10-27 | 1991-08-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 赤外検知装置 |
JPH04175623A (ja) * | 1990-11-08 | 1992-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱画像検出装置 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP4247464A patent/JPH0694532A/ja active Pending
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