JPH069448A - ヒドロフルオロアルカンの安定化法及び少なくとも1つのヒドロフルオロアルカンを含む組成物 - Google Patents

ヒドロフルオロアルカンの安定化法及び少なくとも1つのヒドロフルオロアルカンを含む組成物

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JPH069448A
JPH069448A JP5039921A JP3992193A JPH069448A JP H069448 A JPH069448 A JP H069448A JP 5039921 A JP5039921 A JP 5039921A JP 3992193 A JP3992193 A JP 3992193A JP H069448 A JPH069448 A JP H069448A
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hydrofluoroalkane
alcohol
weight
methanol
methyl
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JP5039921A
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Mireille Paulus
ポール ミレール
Pierre Barthelemy
バルテレミー ピエール
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Solvay SA
Original Assignee
Solvay SA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/42Use of additives, e.g. for stabilisation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルコール〔例;メタノール〕0.001〜
0.1%及び(又は)不飽和(C5 〜C6 )炭化水素
〔例;アミレン〕0.001〜0.5%を添加すること
によりヒドロフルオロアルカン〔例;1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタン〕を金属ハロゲン化物型のルイス
酸に起因する分解に対して安定化する方法、及び安定化
されたヒドロフルオロアルカンを含む組成物。 【効果】 金属表面に対して腐食性でなく前記分解に対
して有効に安定化されたヒドロフルオロアルカンが提供
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドロフルオロアルカン
の安定化に関し、殊に1,1−ジクロロ−1−フルオロ
エタンの安定化に関する。
【0002】
【従来技術】成層圏オゾン層を侵すと思われるので、完
全ハロゲン化クロロフルオロカーボン(CFC)は徐々
に種々の代用物、殊に一般にヒドロフルオロアルカン
(HFA)の包括的用語により示される部分ハロゲン化
フルオロカーボン及びクロロフルオロカーボンで置き換
えられつゝある。例えば1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタン(HFA−141b)は、殊に高分子発泡体に
対する発泡剤として又は溶剤として若干のCFCに対す
る有利な代用物であることが判明したヒドロフルオロア
ルカンである。一般に、ヒドロフルオロアルカンは、貯
蔵又は使用中の分解の可能性を回避するために、殊にそ
れらが溶剤として使用されるときに安定化されねばなら
ないことが認められている。これらの化合物の潜在的分
解は、HClの形成を生ずるそれらの可能な加水分解と
結びつけられる。それらが金属物品の脱脂用溶剤として
使用されるとき分解の可能性が加水分解反応に対するこ
れらの金属の可能な触媒作用のために増大される。ショ
ウワデンコー(Showa-Denko)の審査特許出願JP−B−
72/22,562 はその一般原理において、麻酔薬として使用
されるブロモクロロフルオロ化炭化水素の0.01〜1
重量%の低級アルカノールの添加による安定化を教示し
ている。アサヒ(Asahi)の無審査特許出願JP−A−02
/273,632 は1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン9
9.9〜90%及びメタノール又はエタノール0.1〜
10%を含む共沸又は擬共沸組成物を開示している。
【0003】しかし、アライド・シグナル(Allied-Sig
nal)特許US−A−4,824,764 中にクロロフルオロカー
ボン及び低級アルカノールを基にした溶剤組成物が一定
の金属表面に対して非常に腐食性であることが教示され
ている。アサヒの無審査特許出願JP−A−01/132,539
は1,2−ジクロロ−1−フルオロエタン73.5%
及びメタノール26.5%を含む共沸溶剤組成物の種々
の安定剤の添加による熱安定化法を教示している。ソル
ベイ(Solvay) 特許出願WO91/18,852 は1,1−ジク
ロロ−1−フルオロエタンが少なくとも10ppmのル
イス酸の存在下に分解できることを教示している。しか
し現在、より少量の、殊に金属ハロゲン化物型の、ルイ
ス酸がヒドロフルオロアルカン例えば1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタンのかなりの分解を誘発できること
が認められた。例えば、1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタン中に溶解した2〜3ppmの鉄化合物が室温で
も製品の品質の非常に速やかな容認できない損傷に十分
である。さらに、痕跡の金属ハロゲン化物型のルイス酸
を含むヒドロフルオロアルカンが金属表面に対して非常
に腐食性であると判明することもまた認められた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を、
殊に金属ハロゲン化物型のルイス酸による分解を回避す
るヒドロフルオロアルカンの安定化法を提供することに
より克服することに向けられている。本発明はまた新製
品として、金属表面に対して腐食性でない安定化された
ヒドロフルオロアルカンを提供することに向けられてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の主題は
ヒドロフルオロアルカンを、少なくとも1つのアルコー
ル及び(又は)少なくとも1つの不飽和炭化水素を安定
剤としてヒドロフルオロアルカンに添加することにより
金属ハロゲン化物型のルイス酸に起因する分解に対して
ヒドロフルオロアルカンを安定化する方法であって、ア
ルコールがメタノール、エタノール及びエチレングリコ
ールから、不飽和炭化水素が(C5 〜C 6 )アルケンか
ら選ばれること、及び前記アルコールが重量で、ヒドロ
フルオロアルカンの重量の少なくとも約0.001%で
0.1%より少ない量で、前記不飽和炭化水素がヒドロ
フルオロアルカンの重量の少なくとも約0.001%で
約0.5%より少ない量で使用されることを特徴とする
方法である。
【0006】ヒドロフルオロアルカンは一般に、少なく
とも1つの水素原子及び少なくとも1つのフッ素原子を
もつ非環式又は脂環式型の飽和ハロゲン化炭化水素を示
すものとされる。これらのヒドロフルオロアルカンはさ
らに1つ又は多くの塩素又は臭素原子を含むことも又は
含まないこともできる。それらは好ましくは臭素原子を
含まない。上記ヒドロフルオロアルカンは一般に1〜6
個の炭素原子をもつ。金属ハロゲン化物型のルイス酸は
ルイス酸の性質をもつ金属ハロゲン化物、すなわち電子
構造が、それらの塩基反応物から電子を受け取ることが
できるものを示すものとされる。そのようなルイス酸
は、殊にFeCL3 、AlCl3 、SbCl5 、SbC
3 、SnCl4 TiCl4 、BCl3 及びBF3 であ
る。非常に意外にも、ヒドロフルオロアルカンに対する
メタノール、エタノール及びエチレングリコールから選
ばれるアルコールの0.1%未満の量の添加が金属ハロ
ゲン化物型のルイス酸の存在下の製品の分解を、この製
品を金属表面に対して腐食性にすることなく抑制するこ
とが認められ、しかし一方、他のアルコール例えばイソ
プロパノール、はそれらがヒドロフルオロアルカンの重
量の0.1%より大きい高量で使用されたときでも、金
属ハロゲン化物型のルイス酸によるヒドロフルオロアル
カンの分解の抑制に対して無力であることが認められ
た。メタノール及びエチレングリコールが好ましい。メ
タノールは殊に好ましいアルコールである。本発明によ
る方法において、アルコールは一般に、安定化させるヒ
ドロフルオロアルカンの重量の少なくとも0.001%
で0.1%より少ない量で添加される。
【0007】アルコールに対して殊に推奨される量はヒ
ドロフルオロアルカンの重量の0.005%より大きい
か又は等しく、好ましくは0.008%より大きいか又
は等しい量であり、ヒドロフルオロアルカンの重量の
0.09%より少ないか又は等しく、好ましくは0.0
8%より少ないか又は等しい量である。本発明による方
法に使用できる不飽和炭化水素は(C5 〜C6 )アルケ
ンである。アルケンは脂肪族アルケン及びシクロアルケ
ンを示すものとされる。挙げることができる例はメチル
ブテン類、ジメチルブテン類、ペンテン類、メチルペン
テン類、ヘキセン類、シクロペンテン、シクロヘキセン
及びメチルシクロペンテンである。殊に有利な不飽和炭
化水素は殊に2−メチル−2−ブテン、2−メチル−1
−ブテン、3−メチル−1−ブテン、2−エチル−1−
ブテン、1−ペンテン、2−ペンテン、2−メチル−1
−ペンテン、2−メチル−2−ペンテン、3−メチル−
1−ペンテン、3−メチル−2−ペンテン、4−メチル
−1−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン及び3−
ヘキセンである。これらの不飽和炭化水素の中で、2−
メチル−2−ブテン、2−メチル−1−ブテン及び3−
メチル−1−ブテン並びにそれらの混合物が好ましい。
非常に良好な結果が、通常アミレンと称される少量の2
−メチル−1−ブテンを含むことができる工業用2−メ
チル−2−ブテンで得られた。
【0008】本発明による方法において、不飽和炭化水
素は一般に、安定化させるヒドロフルオロアルカンの重
量の少なくとも0.001%で0.5%より少ない量で
添加される。不飽和炭化水素(類)は好ましくはヒドロ
フルオロアルカンの重量の約0.005〜約0.25%
の量で添加される。本発明による方法の好ましい態様に
おいて、少なくとも1つのアルコール及び少なくとも1
つの不飽和炭化水素が安定化させるヒドロフルオロアル
カンに共に添加される。思いがけなく、メタノール、エ
タノール及びエチレングリコールから選ばれる少なくと
も1つのアルコール及び(C5 〜C6 )アルケンから選
ばれる少なくとも1つの不飽和炭化水素の前記選択量に
おけるヒドロフルオロアルカンに対する共同添加がヒド
ロフルオロアルカンを殊に有効に安定化する。アルコー
ルと不飽和炭化水素との間の相乗作用の存在が約0.0
01〜約0.075%のアルコール好ましくはメタノー
ル、及び約0.001〜約0.5%の不飽和炭化水素好
ましくはアミレンの添加により非常に良好な安定化結果
を得ることを可能にする。例示として金属ハロゲン化物
型のルイス酸の存在下の1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタンの分解の非常に良好な抑制を、1,1−ジクロ
ロ−1−フルオロエタンの重量の約0.005〜約0.
06%の量のメタノール、及び1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタンの重量の約0.005〜約0.25%の
量のアミレンの添加により得ることができ、メタノール
及びアミレンの同時存在が1,1−ジクロロ−1−フル
オロエタンの安定化に相乗効果を生ずる。
【0009】本発明による方法は、一般に液体形態で行
われる貯蔵の間、あるいは気体又は液体形態におけるそ
の後の使用の間に金属ハロゲン化物型のルイス酸に接触
しがちなヒドロフルオロアルカンの安定化に適用でき
る。本発明による方法は、一般式、Ca b c
d 〔式中、XはCl及び(又は)Br、好ましくはCl
であり、aは1〜6の整数であり、bは1〜13の整数
であり、cは1〜13の整数であり、dは0〜8の整数
であって、化合物が非環式であるときにb+c+d=2
a+2であり、化合物が脂環式であるときにb+c+d
=2aである〕の非環式又は脂環式ヒドロフルオロアル
カンの安定化に対する有利な適用を見いだす。方法は、
殊にXがClであり、aが1〜4に等しい整数であり、
bが1〜9の整数であり、cが1〜9の整数であり、d
が0〜5の整数である上記一般式に相当する非環式化合
物に適用できる。方法は非常に殊にXがClであり、a
が2又は3に等しい整数であり、bが1〜6の整数であ
り、cが1〜6の整数であり、dが1〜4の整数である
上記一般式に相当する非環式化合物に適用できる。本発
明の方法を用いて処理できるヒドロフルオロアルカンは
殊に分子式、CHClF2 、CH2 2 、CH3 CCl
2 F、 CH3 CClF2 、 CH3 CHF2 、CH3
CF3 、CH2 FCH2 F、CH2 FCHF2、CH2
FCF3 、CHF2 CCl3 、CHF2 CF3 、CHC
2 CF3 、CHF2 CHF2 、CF3 CHClF、
CF3 CF2 CHCl2 、CF2 ClCF2 CHCl
F、CF3 CH2 CF2 CH3 及びCF3 CH2 CH2
CF3 の化合物である。
【0010】本発明による方法は1,1−ジクロロ−1
−フルオロエタンの安定化に適用したときに非常に良好
な結果を与える。優れた結果は、この場合に、殊に金属
ハロゲン化物型のルイス酸の存在下に、例えばヒドロフ
ルオロアルカン毎キログラム当たり0.1mg程度の非
常に少量、又は例えばヒドロフルオロアルカン毎キログ
ラム当たり数百mg程度の多量に存在しても得られる。
本発明による方法は、1,1−ジクロロ−1−フルオロ
エタンを基にした組成物がヒドロフルオロアルカン毎キ
ログラム当たり約0.5〜500mgの量の金属ハロゲ
ン化物型のルイス酸の存在下にあるときに優れた結果を
与える。非常に良好な結果はまた、1,1−ジクロロ−
1−フルオロエタンを基にした組成物が1,1−ジクロ
ロ−1−フルオロエタン毎キログラム当たりルイス酸1
グラム又はそれ以上の程度の多量の金属ハロゲン化物型
のルイス酸に接触しているときに本発明による方法で得
られる。
【0011】本発明による方法により安定化されたヒド
ロフルオロアルカンは、特殊の予防手段なく、分解され
ることなく、何ヵ月もの間貯蔵できる。それらの挙動は
決してアルコール又は不飽和炭化水素の存在によって影
響されない。本発明による方法により安定化されたヒド
ロフルオロアルカンは、それから痕跡の金属ハロゲン化
物型のルイス酸を除去するか、あるいは貯蔵容器又は多
くの適用装置中のそのような化合物の出現を回避するた
めの複雑かつ高価な予防策を講ずる必要なく、ヒドロフ
ルオロアルカンのすべての普通の用途に、例えば洗浄溶
剤として、高分子発泡体用発泡剤として、又は冷媒流体
として適する。従って、本発明はまた、少なくとも1つ
のヒドロフルオロアルカン並びに安定剤として少なくと
も1つのアルコール及び(又は)不飽和炭化水素を含む
金属ハロゲン化物型のルイス酸に起因する分解に対して
安定化された組成物であって、アルコールがメタノー
ル、エタノール及びエチレングリコールから、重量でヒ
ドロフルオロアルカンの重量の少なくとも約0.001
%で0.1%より少ない量で、及び不飽和炭化水素が
(C5 〜C6 )アルケンから、重量でヒドロフルオロア
ルカンの重量の少なくとも約0.001%で約0.5%
より少ない量で選ばれることを特徴とする組成物に関す
る。安定剤として使用されるアルコールは好ましくはヒ
ドロフルオロアルカンの重量の0.005%より大きい
か又は等しく、約0.09%9L少ないか又は等しい量
で存在する。安定剤として使用される不飽和炭化水素な
好ましくはヒドロフルオロアルカンの重量の約0.00
5〜約0.25%の量で存在する。
【0012】アルコールは有利にはメタノール及びエチ
レングリコールから選ばれ、メタノールが殊に好まし
い。不飽和炭化水素は有利には2−メチル−2−ブテ
ン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン
及びそれらの混合物から選ばれる。本発明による組成物
中のヒドロフルオロアルカンは上記の任意のヒドロフル
オロアルカンであることができる。それは有利には1,
1−ジクロロ−1−フルオロエタンである。本発明の好
ましい態様によれば、組成物はヒドロフルオロアルカン
に加えて少なくとも1つのアルコール及び少なくとも1
つの不飽和炭化水素を共に含む。他の形態において本発
明による組成物はまたヒドロフルオロアルカンに通常随
伴する他の添加剤を含むことができる。それらはまた他
の安定剤を含むことができる。次の実施例は本発明の例
示である。Rをつけた実施例1〜4、9、15、19及
び20は比較として与えられる。実施例5〜8、10〜
14、16〜18及び21〜23は本発明に従って行わ
れる。
【0013】実施例1〜8 1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンをステンレス鋼
ガスボトル中で、可変量の種々の安定剤及びFeCl3
の存在下に50℃で貯蔵した。1,1−ジクロロ−1−
フルオロエタン中に初期及び7日の処理後に存在する主
有機不純物を気相クロマトグラフィーにより分析した。
これらの不純物は実質的に1−クロロ−1−フルオロエ
チレン(VCF)、1,1−ジクロロエチレン(VC
2)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCF
C−142b)及び1,1,1−トリクロロエタン(T
111)である。フッ化物イオン含量もまた測定した。
結果は表1中に示される。
【0014】 表 1 ────────────────────────────────── FeCl3 安定剤 (g/kg HCFC-141b) (重量% HCFC-141b) ────────────────────────────────── 初期組成物 − − ────────────────────────────────── 実施例 1R 0.012 − 実施例 2R 1 − 実施例 3R 1 イソプロパノール 0.5 実施例 4R 1 メタノール 0.1 実施例 5 1 メタノール 0.08 実施例 6 0.253 メタノール 0.01 実施例 7 0.253 メタノール 0.05 実施例 8 1 メタノール 0.05 +アミレン 0.1 ──────────────────────────────────
【0015】 表 1(続き) ────────────────────────────────── 不純物 (mg/kg 全組成物) VCF VC2 HCFC-142b TIII フッ化物 ────────────────────────────────── 初期組成物 1 239 3 − o.13 ────────────────────────────────── 実施例 1R 47 499 11 690 4.2 実施例 2R 99 1272 357 1285 22 実施例 3R 2 347 14 155 8.7 実施例 4R 3 282 3 52 0.1 実施例 5 1 228 1 21 0.1 実施例 6 5 203 1 20 0.2 実施例 7 2 202 2 19 0.2 実施例 8 1 131 <1 9 0.3 ──────────────────────────────────
【0016】実施例9〜18 実施例1〜8に用いたものよりも良好な純度の1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタンをステンレス鋼ガスボト
ル中に1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン毎キログ
ラム当たり1グラムのFeCl3 及び可変量の種々の安
定剤の存在下に50℃で7日間貯蔵した。結果は表2中
に示される。
【0017】 表 2 ──────────────────────────────── 安定剤 (重量% HCFC-141b) ──────────────────────────────── 初期組成物 − ──────────────────────────────── 実施例 9R − 実施例 10 メタノール 0.08 実施例 11 メタノール 0.05 実施例 12 エタノール 0.08 実施例 13 エチレングリコール 0.08 実施例 14 エチレングリコール 0.02 実施例 15R イソプロパノール 0.02 実施例 16 アミレン 0.1 実施例 17 メタノール 0.08 +アミレン 0.1 実施例 18 メタノール 0.05 +アミレン 0.1 ────────────────────────────────
【0018】 表 2(続き) ───────────────────────────────── 不純物 ( mg/kg全組成物) VCF VC2 HCFC-142b T111 フッ化物 ───────────────────────────────── 初期組成物 1 9 1 12 <0.01 ───────────────────────────────── 実施例 9R 59 389 40 882 91 実施例 10 4 11 2 14 0.4 実施例 11 2 9 2 13 0.7 実施例 12 3 12 1 9 0.4 実施例 13 2 8 2 7 0.02 実施例 14 2 20 2 36 0.1 実施例 15R 187 297 5 144 20 実施例 16 5 10 2 13 0.5 実施例 17 2 9 2 n.d. 0.1 実施例 18 2 11 2 9 0.1 ────────────────────────────────── ( n.d. =測定せず)
【0019】実施例19〜23 実施例1〜8に用いたものと同様の純度の、種々の安定
剤を添加した1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
を、ソックスレー抽出器及び冷却器を支持する丸底ボイ
ラーフラスコ中で金属試験片(その1つはボイラー中
に、第2の試験片はソックスレー抽出器中に、第3の試
験片は冷却器中に置く)の存在下に還流する。トーマス
鋼製金属試験片は832mm2 総括、の表面積をもつ。
安定化1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン組成物の
腐食性を7日後の試験片の重量減の測定により評価す
る。結果は表3中に集められる。
【0020】 表3 ────────────────────────────────── Ex.19R Ex.20R Ex.21 Ex.22 Ex.23 ────────────────────────────────── 安定剤 (HCFC-141b に 関する重量%) メタノール 0.5% 0.1% 0.05% 0.01% 0.05% アミレン − − − − 0.01% ────────────────────────────────── 重量減 (g/m2日) フラスコ 0.05 0 0.02 0.02 0.02 ソックスレー 0.32 0.36 0.02 0.03 0 冷却器 0.17 0.02 0 0.05 0 全減量 0.54 0.38 0.04 0.10 0.02 ───────────────────────────────────

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのアルコール及び(又
    は)少なくとも1つの不飽和炭化水素を安定剤としてヒ
    ドロフルオロアルカンに添加することにより金属ハロゲ
    ン化物型のルイス酸に起因する分解に対してヒドロフル
    オロアルカンを安定化する方法であって、アルコールが
    メタノール、エタノール及びエチレングリコールから、
    不飽和炭化水素が(C5 〜C6 )アルケンから選ばれる
    こと、及び前記アルコールが重量で、ヒドロフルオロア
    ルカンの重量の少なくとも約0.001%で0.1%よ
    り少ない量で、前記不飽和炭化水素がヒドロフルオロア
    ルカンの重量の少なくとも約0.001%で約0.5%
    より少ない量で使用されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 選ばれるアルコールがメタノールである
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルコールがヒドロフルオロアルカンの
    重量の約0.005%より大きいか又は等しく、約0.
    09%より少ないか又は等しい量で添加されることを特
    徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 不飽和炭化水素が2−メチル−2−ブテ
    ン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン
    及びそれらの混合物から選ばれることを特徴とする、請
    求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つのアルコール及び少なく
    とも1つの不飽和炭化水素が添加されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
    の安定化に適用されることを特徴とする、請求項1に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのヒドロフルオロアルカ
    ン並びに安定剤として少なくとも1つのアルコール及び
    (又は)少なくとも1つの不飽和炭化水素を含む金属ハ
    ロゲン化物型のルイス酸に起因する分解に対して安定化
    された組成物であって、アルコールがメタノール、エタ
    ノール及びエチレングリコールから、重量でヒドロフル
    オロアルカンの重量の少なくとも約0.001%で0.
    1%より少ない量で、及び不飽和炭化水素が(C5 〜C
    6 )アルケンから、重量でヒドロフルオロアルカンの重
    量の少なくとも約0.001%で約0.5%より少ない
    量で選ばれることを特徴とする組成物。
  8. 【請求項8】 アルコールがメタノールであることを特
    徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 アルコールがヒドロフルオロアルカンの
    重量の0.005%より大きいか又は等しく、約0.0
    9%より少ないか又は等しい量で存在することを特徴と
    する、請求項7に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 不飽和炭化水素が2−メチル−2−ブ
    テン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテ
    ン及びそれらの混合物から選ばれることを特徴とする、
    請求項7に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つのアルコール及び少な
    くとも1つの不飽和炭化水素を含むことを特徴とする、
    請求項7に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 ヒドロフルオロアルカンが1,1−ジ
    クロロ−1−フルオロエタンを含むことを特徴とする、
    請求項7に記載の組成物。
JP5039921A 1992-03-02 1993-03-01 ヒドロフルオロアルカンの安定化法及び少なくとも1つのヒドロフルオロアルカンを含む組成物 Pending JPH069448A (ja)

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