JPH0694468B2 - アミドシランの製造法 - Google Patents

アミドシランの製造法

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JPH0694468B2
JPH0694468B2 JP61024236A JP2423686A JPH0694468B2 JP H0694468 B2 JPH0694468 B2 JP H0694468B2 JP 61024236 A JP61024236 A JP 61024236A JP 2423686 A JP2423686 A JP 2423686A JP H0694468 B2 JPH0694468 B2 JP H0694468B2
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
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    • C07F7/02Silicon compounds
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    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアミドシランの製造法に関する。これらの化合
物は従来有機クロルシラン及び有機アミドから、遊離す
る塩酸を補捉するための3級アミンの存在下に製造され
てきた。そのような方法は例えば米国特許第2,876,234
号、米国特許第3,488,371号及び独国公開特許第1,224,0
39号に記述されている。この方法はしばしば溶媒の除去
後に依然不純であるアミドシランを与え、従つてそれら
は蒸留又は薄層法によつて精製しなければならない。ま
た多量のトリアルキルアンモニウム塩が更に生成し、そ
の処理も厄介である。
米国特許第3,776,933号及び独国公開特許第2,319,818号
によれば、アミドシランは、トルエン中で微粉砕したア
ルカリ金属例えばナトリウムを還流するまで加熱しそし
て過剰のアミドを、水素を発生させつつそれと反応させ
る時、有機アミドのアルカリ金属塩及び有機ハロゲノシ
ランから製造することもできる。この方法はナトリウム
金属の使用が技術的取り扱いに関して問題のあること及
び金属化アミドの生成がゆつくり進行し、従つてアミド
が致命的な熱ストレスにさらされることの欠点を有す
る。
即ちN−ベンゾイルベンズアミジンがトルエン中での加
熱時に から不可逆的に生成するかも知れず、これが付随して生
成物の不純物になる。
アルカリ金属の使用は、安全性の理由から、反応混合物
を更に処理する前に未反応の金属の最小量の残渣でさえ
完全に除去しなければならないという更なる欠点を有す
る。
本発明の目的は上述した欠点を排除することであつた。
本発明は有機アミドのアルカリ金属塩の懸濁液を有機シ
ランと反応させる、但しこのアミドの塩を、有機アミド
を不活性な有機溶媒中においてアルカリ金属アルコレー
トのアルコール性溶液と反厄させ且つ反応混合物からア
ルコールを除去することによつて製造する、アミドシラ
ンの製造法に関する。
本発明は、式 〔式中、Rは炭素数1〜18のアルキル、炭素数5〜18の
シクロアルキル、炭素数2〜18のアルケニル及び炭素数
6〜18のアリールであり、 R1は炭素数1〜18のアルコキシであり、 R2及びR3はそれぞれ互いに独立に炭素数1〜18のアルキ
ル又は炭素数6〜18のアリールであり或いはR2又はR3
一縮になつて炭素数3〜6のアルキレンであり、 xは1、2又は3であり、 yは0、1又は2であり、但し x及びyの合計は1〜3である〕 のアミドシランの製造において、式 〔式中、Mはアルカリ金属である〕 の有機アミドのアルカリ金属塩の懸濁液及び式 R −Si−X4−(x+y) 〔式中、Xはハロゲン又は炭素数1〜18のカルボキシレ
ート残基であり、そしてx及びyは上述の通りである〕 の有機シランを反厄させ、但し反応を不活性な有機溶媒
中において水分を排除しつつ行なうに当つて、有機アミ
ドのアルカリ金属塩を、対応するアミドを不活性な有機
溶媒中においてアルカリ金属アルコレートのアルコール
性溶液と反応させ且つ反応混合物からアルコールを定量
的に除去することによつて製造する該アミドシランの製
造法に関する。
アミドシランの式におけるRはC1〜C18の脂肪族残基好
ましくはC1〜C3アルキル、C5〜C18の脂環族残基好まし
くはC5〜C6シクロアルキル、C6〜C18の芳香族残基好ま
しくはフエニル、C2〜C18のオレフイン性残基好ましく
はC2〜C6アルケニルであり、但しこれらは未置換であつ
ても或いは本発明の方法の反応条件下にアルカリ金属ア
ルコレート溶液と反応しない更なる残基で置換されてい
てもよい。最も好ましくはRはメチルである。
R1はC1〜C18のアルコキシ基である。
R1は好ましくはエトキシである。
R2及びR3はC1〜C18アルキル基及び/又は芳香族、そし
て言及する条件下にアルカリ金属アルコレート溶液と反
応しないこれらの置換生成物である。またR2及びR3は炭
素数3〜6のアルキレン残基であつもよく、この時R2
びR3は(ラクタム)環を形成する。
R2及びR3は好ましくはメチル、エチル及びフエニルであ
る。
Mはアルカリ金属であり、ナトリウムは経済的な理由か
ら特に好適である。
XはCl、Br又はI、及び炭素数1〜18のカルボキシレー
ト、好ましくはアセテート又はプロピオネートである。
アミドに対する特に適当な溶媒は用いるアルコールより
高温で沸とうし且つアルカリ金属アルコレートに対して
不活性である物質、例えばトルエン、キシレン、ジ−n
−プロピルエーテル及びn−オクタンである。
トルエンは有機アミドに対する非常に良好な溶媒能力を
有するが故に好適に使用される。
アルコレートに対する特に適当な溶媒はメタノール、エ
タノール及びi−プロパノールである。これらの2元系
の沸点差及び共沸特性を下表に示す: 有機アミドの金属化に理想的な溶媒系はトルエン(良好
な溶媒性、エーテルと比べてパーオキサイドの生成しな
いこと)及びメタノール(合理的な価格で30重量%メタ
ノール性ナトリウムメトキシド溶液が商業的に入手でき
ること)である。この系に対する沸点差は常圧下に46.1
℃であり、共沸点は63.8℃及びトルエン31重量%におい
てである。即ち共沸物はより揮発性の成分メタノール
(69重量%)に富む。蒸留による定量的除去(残存溶液
中のメタノール<0.1重量%)は続く有機シランとの反
応において望ましからねメトキシシランが生成するのを
防ぐために必要である。大気圧条件において塔頂の温度
は110.8℃まで上昇し且つ塔底の温度は約130〜150℃ま
で上昇するから、塔底温度(反応釜温度)を60〜70℃ま
で減ずることが得策である。その理由は、有機アミド、
特に芳香族アミドが熱に敏感で、すでに言及したN−ベ
ンゾイルベンズアミジン又は同族の置換誘導体を生成す
るからである。
温度の低下は共沸物/トルエンの温度ジヤンプ中に圧力
を減ずることによつて達成される。留出物の凝縮温度の
過度な低下を避けるために、僅かに60℃以上で運転しう
る圧力を選択することが得策である。
蒸留による共沸物の除去及び高沸点成分の初期(incipi
ent)蒸留後に残るアルカリ金属アルコレート懸濁液が
粘稠になりすぎる場合には、更なる無水の高沸点成分を
添加することが可能である。撹拌速度は混合物が均一な
ままであるように調節される。
第2段階における有機ハロゲノシランの添加は発熱反応
をもたらす。アミドシランの生成のために60〜80℃の好
適な温度を維持することが必要ならば冷却をしなければ
ならない。
反応時間は1〜12時間であるが、混合を完全にして定量
的に転化させるために3〜5時間が好適であり且つ適当
である。
容易に入手できること及び経済的な理由から、式 R 1SiCl4−(x+y) の有機クロルシランが有機シランとして使用される。
x+yの最高値は反応が起こるように3を越えるべきで
ない。x=2及びy=0又は1の時、得られる延鎖剤は
概して高弾性有機ポリシロキサン組成物の破断伸張を増
加させる次の種類のものである: 〔式中、Rはアルキル、シクロアルキル、アルケニル及
びアリールであり、 R1はアルコキシであり、 R2及びR3は互いに独立にアルキル及びアリールであ
る〕。
x=1及びy=0〜2の場合、次の種類 の架橋剤が得られ、これを用いれば有機ポリシロキサン
組成物が成形及び密閉(sealing)のために使用するこ
とが可能である。
y=0及びx=3の場合、得られるシランは重合体の鎖
長を調節する。
本発明の方法によつて合成されるアミドシランは、過
によるアルカリ金属ハライドの除去後に溶媒中に存在す
る。この溶媒は、最終生成物が熱に敏感であるから適当
な真空下に穏やかな条件で除去される。
本発明による方法は、溶媒の真空下での除去後に、精製
工程としての生成物の蒸留が最早や必要なくなるほど純
粋な形で最終生成物が製造され且つ先ず第一に熱に敏感
な純粋なアミドシランが経済的に製造できるという利点
を有する。
次の実施例は本発明を説明するが、これに制限を加える
ことを意図しない。
実施例1: ジ(N−エチルアセトアミド)メチルエトキシシラン 充填カラム〔1000×60mm、80mmのバール・サドル(Berl
saddles〕、効率のよい凝縮器、窒素導入口及び多数個
の真空受器をその場に備えた気密の5の撹拌容器中に
おいて、N−エチルアセトアミド176g(純度99%、2モ
ル)を無水トルエン2000g中に溶解し、そしてメタノー
ル性ナトリウムメタノレート溶液423.5g(25.5%、2モ
ル)を、撹拌し且つ水分を排除しながら室温で添加し
た。この結果白色の懸濁液が生成し、これからメタノー
ル/トルエン共沸物を撹拌しながら大気圧下に64℃の頭
頂温度で留去した。メタノールの完全な除去後(頭頂温
度110.8℃、GCでチエツク)、懸濁液を約50℃まで冷却
し、そして撹拌且つ冷却しながらメチルエトキシジクロ
ルシラン157g(純度99.3%、0.98モル)を塔底温度が70
℃を越えないようにして滴々に添加した。次いで混合物
を70℃で3時間撹拌した。懸濁液を室温まで冷却した
後、これを水分を排除しつつ過し〔ザイツ(Seitz)
の耐圧過器、N24バール、K300のフイルターを挿入〕
そして無水トルエン2×400gで洗浄した。溶媒を10ミリ
バール下に除去し、淡黄色の油状液体233.8gを理論量の
97.6%の収率で得た。
得られた物質の及び次の実施例における生成物の、CDCl
3中約20%の溶液を調製した。
この1H−NMRにおけるTMSに対する化学シフト(ppm)は
次の通りである: a=0.53 b=1.17 c=2.07 d=3.27 e=3.83 実施例2: ジ(N−メチルプロピオンアミド)メチルエトキシシラ
ン 実施例1と同一の装置において、N−メチルプロピオン
アミド174.9g(純度99.6%、2モル)を無水トルエン25
00gに溶解し、そして室温においてメタノール性ナトリ
ウムメタノレート溶液423.5g(25.5%、0.98モル)を添
加した。メタノールを実施例1におけるように完全に除
去し且つメチルエトキシジクロルシラン157g(純度99.3
%、0.98モル)と同様に反応させた後、そして過し且
つ過残渣を洗浄し且つ溶媒を留去した後、淡黄色の油
状体239.8gを98.1%の収率で得た。1 HNMR(δ:ppm,TMS基準): a=0.33 b=1.20 c=2.33 d=2.83 e=3.77 実施例3: N−メチルアセトアミドメチルジエトキシシラン 最初に無水トルエン1.5kg中N−メチルアセトアミド
(純度99.5%,2.5モル)183.4gを実施例1の装置中に導
入し、そして室温においてナトリウムメタノレート溶液
532.5g(25.5%、2.5モル)を添加した。メタノールを
前記実施例におけるように定量的に除去した後、メチル
ジエトキシクロルシラン434g(純度97.1%,2.5モル)を
撹拌しながら滴々に添加し、そして反応を実施例1と同
様にして継続した。淡黄色の油状の液体499.7gを97.5%
の収率で得た:1 HNMR(δ:ppm,TMS基準) a=0.33 b=1.20 c=2.07 d=2.80 e=3.80 実施例4: N−フエニルアセトアミドメチルジエトキシシラン 実施例1の装置において、N−フエニルアセトアミド33
8.9g(純度99.7%,2.5モル)を無水トルエン1.5kgに溶
解し、そして室温においてナトリウムエタノレート溶液
829.3g(20.5%,2.5モル)を導入した。次いでエタノー
ル/トルエン共沸物を撹拌しながら77℃の塔頂温度で留
去した。エタノールを完全に除去した後(頭頂温度110.
8℃、GCでチエツク)、混合物を約50℃の反応釜温度ま
で冷却し、そして撹拌しながらメチルジエトキシクロル
シラン434g(純度97.1%,2.5モル)を滴々に添加し、そ
して混合物を60℃で2時間撹拌した。冷却及び過した
後、残渣をトルエン500gで2回洗浄し、そして液から
溶媒を真空下に除去した。この結果淡黄色の油状液体を
96.7%(646g)の収率で得た。
N−フエニルアセトアミドメチルジエトキシシランの化
学分析: %C %H %N %Si 実験値: 58.4 8.1 5.8 10.5 計算値: 58.5 7.9 5.2 10.5 実施例5: トリ(N−メチルアセトアミド)メチルシラン 実施例1の装置中において、N−メチルアセトアミド13
2g(純度99.5%,1.8モル)をトルエン1.5kgに溶解し、
そしてナトリウムメタノレート溶液380g(25.5%,1.8モ
ル)を添加した。メタノールの共沸蒸留による除去後、
メチルトリクロルシラン90g(99.4%,0.6モル)を30分
間に亘り60℃で懸濁液に滴々に添加し、そして懸濁液を
70℃で3時間撹拌した。混合物の冷却後、これを実施例
1と同様に処理した。この結果淡黄色の油状液体を得
た。これは室温で結晶化した。収率95%、生成物147.6g
に相当。1 HNMRにおける化学シフト(δ:ppm,TMS基準): a=0.53 b=2.00 c=2.67 実施例1〜5のアミドシランを、それぞれ次の組成にお
いて密閉剤(sealant)に対する架橋剤として使用し
た: ヒドロキシル末端のポリジメチルシロキサン、粘度約5
0,000mPas(25℃) 61.5重量部 未反応のポリジメチルシロキサン、粘度約1,500mPas(2
5℃) 24,2重量部 架橋剤 4.0重量部 エーロシル(Aerosil)130CF〔デグツサ(Degussa)
製〕 9.5重量部 ジブチルスズジアセテート 0.01重量部 それぞれの場合、大気水分との接触時に結果は適度に透
明であり、完全に硬化し、そして非常に弾性の密閉剤と
なつた。
実施例6: ジ(N−メチルベンズアミド)メチルエトキシシラン 実施例1の装置中において、N−メチルベンズアミド40
5.5g(3モル)を無水トルエン2400gに65℃で溶解し、
そしてナトリウムメタノレート溶液(25.24%,3モル)6
42.2gを導入した。メタノール/トルエン共沸物を、反
応釜温度が60〜65℃であるように減圧(450〜180ミリバ
ール)及び塔頂温度35〜50℃下に蒸留した。約10℃の温
度ジヤンプの後、反応釜温度を一定に保ちながら、メタ
ノールが最早や検出されなくなるまでに更に約100gの留
出物を除去した。次いでメチルエトキシジクロルシラン
238.7g(純度99%,1.485モル)を滴々に添加し、そして
混合物をこの期間中釜温度が70℃を越えないように冷却
し、次いで混合物をこの温度で3時間撹拌した。
懸濁液を実施例1における如く処理し、淡黄色の油状液
体503gを得た(収率95%)。1 HNMR(δ:ppm,TMS基準): a=0.47 b=1.20 c=2.87 d=3.87 e=7.27 f=7.73 実施例7: N−メチルベンズアミドメチルジエトキシシラン 実施例1による撹拌式の蒸留手段つき装置において、N
−メチルベンズアミド202.8g(1.5モル)を65℃で無水
トルエン1500gに溶解し、そしてナトリウムメタノレー
ト溶液321.1g(25.25%,1.5モル)を導入し、実施例6
に従つて反応を行なつた。次いでメチルジエトキシクロ
ルシラン259.2g(純度97%,1.49モル)をゆつくりと滴
々に添加し、反応釜温度を70℃に維持し、次いで混合物
をこの温度で3時間撹拌した。そして処理を実施例1と
同様に行ない、僅かに黄色がかつた淡色の油状液体388.
5g(収率97.5%)を得た。1 HNMR(δ:ppm,TMS基準): a=0.20 b=1.17 c=2.93 d=3.83 e=7.37 f=7.93 実施例6及び7の架橋剤を次の組成で使用した: ヒドロキシル末端のポリジメチルシロキサン粘度約50,0
00mPas(25℃) 45.2重量部 未反応のポリジメチルシロキサン粘度約1500mPas(25
℃) 19重量部 (R)Ti−ケラン(chelane)化合物 5.5重量部 実施例6又は7で製造した架橋剤 5.0重量部 チヨーク 20重量部 シリカ(BHT150m2/g) 5.5重量部 ジブチルスズジラウレート 0.5重量部 このように製造した組成物は、湿つた空気中においてガ
ラス板上に塗つた時白色の完全に硬化した密閉剤を与え
た。
実施例8: ジ(N−メチルベンズアミド)ジメチルシラン 実施例1による撹拌式の蒸留手段つき装置中において、
N−メチルベンズアミド405.5g(3モル)を無水トルエ
ン2400gに65℃で溶解し、そしてナトリウムメタノレー
ト溶液625.5g(25.9%,3モル)を導入した。共沸物を、
実施例6及び7と同様にして、メタノールを含まないト
ルエンが流出するまで減圧下に除去した。次いで反応釜
の温度を70℃に維持しながら、ジメチルジクロルシラン
192.4g(純度99.9%,1.49モル)を滴々に添加し(発熱
反応−冷却)、そして混合物をこの温度で3時間撹拌し
た。この懸濁液を冷却した後、これを前記実施例におけ
る如く処理した。この結果実質的に無色の粘稠な液体47
2g(収率97%)を得た。これは室温において無色の結晶
を生成した(融点54〜56℃)。1 HNMR(δ:ppm,TMS基準): a=0.53 b=2.90 c=7.37 d=7.90 このように製造した物質の、トルエン/酢酸ブチル(重
量比60:40)中の50重量%溶液を調製し、次の組成物に
用いた: ヒドロキシル末端のポリジメチルシロキサン、粘度50,0
00mPas(25℃) 30 重量部 未反応のポリジメチルシロキサン粘度約1500mPas(25
℃) 20 重量部 実施例8で製造した延鎖剤 4.5重量部 実施例6で製造した架橋剤 4.5重量部 チヨーク 45 重量部 ジブチルスズジラウレート 0.05重量部 湿つた空気中で製造したシートは完全に硬化し、約900
%の破断伸張を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−70927(JP,A) Chemical Abstract s,71〔9〕(1969),39069V.

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 [式中、Rは炭素数1〜18のアルキル、炭素数5〜18の
    シクロアルキル、炭素数2〜18のアルケニル及び炭素数
    6〜18のアリールであり、 R1は炭素数1〜18のアルコキシであり、 R2及びR3はそれぞれ互いに独立に炭素数1〜18のアルキ
    ル又は炭素数6〜18のアリールであり或いはR2又はR3
    一緒になって炭素数3〜6のアルキレンであり、 xは1、2又は3であり、 yは0、1又は2であり、但し x及びyの合計は1〜3である] のアミドシランを製造する際に、有機アミドのアルカリ
    金属塩及び有機シランのアルコールを含まない懸濁液を
    反応させる、但し該アミドの塩が式 [式中、Mはアルカリ金属である] のものであり且つ該アミドの塩が式 の化合物を不活性な有機溶媒中においてアルカリ金属ア
    ルコレートのアルコール性溶液と反応させ、次いで反応
    混合物からアルコールを蒸留によって定量的に除去する
    ことによって製造され、また該有機シランが式 R 1SiX4−(x+y) [式中、Xはハロゲン又は炭素数1〜18のカルボキシレ
    ート残基である] のものであり、そして該反応を不活性な有機溶媒中にお
    いて水分を排除して行なうことを含んでなる該アミドシ
    ランの製造法。
  2. 【請求項2】トルエンが不活性な有機溶媒である特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】アルコール性溶液のアルコールがアルカリ
    金属アルコレート中のアルコレート残基に相当する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】メタノール性のナトリウムメタノレート溶
    液がアルコール性のアルカリ金属アルコレート溶液であ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】反応混合物からのアルコールの除去が、蒸
    留ボイラー中の温度が60〜70℃であるのに十分な減圧下
    での蒸留による特許請求の範囲第1項記載の方法。
  6. 【請求項6】有機アミドのアルカリ金属塩のアルコール
    を含まない懸濁液を有機クロルシランと反応させる特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  7. 【請求項7】有機アミドのアルカリ金属塩のアルコール
    を含まない懸濁液の、有機クロルシランとの反応が60〜
    80℃の温度においてである特許請求の範囲第6項記載の
    方法。
  8. 【請求項8】アミドシラン反応生成物を、濾別処理して
    固体のアルカリ金属ハライド副生物を除去し、そして不
    活性な溶媒を除去する特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
JP61024236A 1985-02-12 1986-02-07 アミドシランの製造法 Expired - Lifetime JPH0694468B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3504644.9 1985-02-12
DE19853504644 DE3504644A1 (de) 1985-02-12 1985-02-12 Verfahren zur herstellung von amidosilanen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61186393A JPS61186393A (ja) 1986-08-20
JPH0694468B2 true JPH0694468B2 (ja) 1994-11-24

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ID=6262227

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