JPH0694443A - 2軸傾きセンサ - Google Patents

2軸傾きセンサ

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JPH0694443A
JPH0694443A JP24684692A JP24684692A JPH0694443A JP H0694443 A JPH0694443 A JP H0694443A JP 24684692 A JP24684692 A JP 24684692A JP 24684692 A JP24684692 A JP 24684692A JP H0694443 A JPH0694443 A JP H0694443A
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light
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tilt
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Application number
JP24684692A
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English (en)
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Azuma Miyazawa
東 宮沢
Yuji Imai
右二 今井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の2軸傾きセンサにあっては、少ない
受光素子数で2軸方向の傾きを検出するために、第1の
軸方向傾きを第1及び第2の受光素子の光電流を基に検
出し、第2の軸方向の傾きを第1及び第2の受光素子の
光電流に関する電流と第3の受光素子の光電流を基に検
出することを特徴とする。 【構成】発光素子2は、駆動部1からの駆動信号によっ
て反射面3に対して投光する。受光素子41 、42 、4
3 は、反射面3で反射した発光素子2からの光を受光し
て電気信号に変換し電流i1 、i2 、i3 を得る。逆数
演算回路51 、52 、53 は、上記電流i1 、i2 、i
3 のそれぞれに対して平方根の逆数を演算し、その演算
結果を演算部6に送出する。この演算部6は、この演算
結果と不揮発性メモリ7に記憶されている所定の補正係
数とを演算して、傾き角を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は2軸傾きセンサに関
し、特に少ない受光素子により2軸方向の傾きを検出す
る2軸傾きセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手振れを検出するカメラでは、反
射面である被写体とカメラの間に生じる傾きを、センサ
によって検出している。例えば、特願平4−14967
4号、特願平4−149673号は、撮発光素子から発
光されて反射面で反射された光を、2つの受光素子の電
流を得て、出力された光電流の平方根の逆数の差を求め
ることにより、反射面とセンサとの傾きを求めるもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
傾きを検出するセンサでは、発光素子1つと受光素子2
つでx方向、y方向の何れか1軸方向の傾きを検出す
る。しかしながら、x方向とy方向の2軸についての傾
きを検出しようとすると、こうした傾きセンサを2系統
用意しなければならない。
【0004】ここで、発光素子は共用することが可能で
あるので1つとすることができる。しかしながら、図1
5に示されるように、発光素子Lが1つであるのに対
し、受光素子はCL1 、CL2 と直角に、更に2つの受
光素子CL3 、CL4 を要し、4つの受光素子を必要と
していた。
【0005】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、受光素子を4つ必要としなくとも2軸方向の傾きを
検出することのできる2軸傾きセンサを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、投
光素子と、この投光素子から発光されて反射面から反射
された光を受光する第1、第2及び第3の3つの受光素
子とを具備し、上記第1と第2の2つの受光素子の中点
を通る垂線上に、もう1つの上記第3の受光素子と投光
素子が配置され、上記第1と第2の受光素子の光電流を
基に第1の軸方向の反射面との傾きを検出し、上記第1
と第2の受光素子の光電流に関する電流と、上記第3の
受光素子の光電流を基に上記第1の軸方向と直角方向の
第2の軸方向の反射面との傾きを検出することを特徴と
する。
【0007】
【作用】この発明の2軸傾きセンサにあっては、反射面
に対して光を透光する投光素子と、この投光素子から発
光されて反射面から反射された光を受光する受光素子を
3つ備えている。これら3つの受光素子は、第1と第2
の2つの受光素子の中点を通る垂線上に、もう1つの第
3の受光素子を配置し、更に上記垂線上に投光素子を配
置する。そして、第1の軸方向の反射面との傾きは、上
記第1及び第2の受光素子の光電流を基に検出し、上記
第1の軸方向と直角方向の第2の軸方向の反射面との傾
きは、第1及び第2の受光素子の光電流に関する電流
と、上記第3の受光素子の光電流を基に検出する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0009】図1は、この発明の実施例に係る2軸傾き
センサの構成を示すブロック図である。構成的には本出
願人による特願平4−201475号に対し、受光素子
CL3 と平方根の逆数回路が追加されたのみである。
【0010】すなわち、駆動部1には発光素子2が接続
されており、反射面3に対して投光がなされる。反射光
は受光素子41 、42 、43 で受光され、平方根の逆数
を演算する逆数演算回路51 、52 、53 を経て演算部
6に供給される。不揮発性メモリ7には、演算部6で演
算される所定の係数が記憶されている。
【0011】このような構成の2軸傾きセンサに於い
て、発光素子2では、駆動部1からの駆動信号によって
反射面3に対して投光がなされる。そして、反射面3で
反射された発光素子2からの光は、受光素子41
2 、43 の3箇所で受光される。これら受光素子
1 、42 、43 で受光された光は、ここで電気信号に
変換され、電流i1 、i2 、i3 が得られる。
【0012】上記逆数演算回路51 、52 、53 では、
上記電流i1 、i2 、i3 のそれぞれに対して平方根の
逆数が演算され、その演算結果が演算部6に送出され
る。この演算部6では、上記演算結果に、不揮発性メモ
リ7に記憶されている所定の補正演算の係数を掛けて演
算することにより、傾き角が得られる。
【0013】図2は、図1に於ける逆数演算回路を共通
にし、CL1 〜CL3 の出力を切換回路で順次演算する
一例である。すなわち、受光素子41 、42 、43 で受
光されて光電変換された光は、切換部8で切換え選択さ
れ、平方根の逆数を演算する逆数演算回路5に入力され
る。この逆数演算回路5で所定の演算がなされた結果
は、記憶演算部9にて所定の演算がなされて記憶され
る。
【0014】尚、上述した特願平4−201475号に
も記載されているが、各構成部はアナログ回路、デジタ
ル回路、そしてマイクロコンピュータの何れで演算を行
っても良いものである。ここで、この発明の2軸傾きセ
ンサについて、2軸方向の傾きを受光素子3つで検出す
る原理を述べる。
【0015】先ず、説明の簡単化のために、センサの感
度ばらつきや受光素子等の取付方法誤差がない場合で考
える(L、CL1 、CL2 を使用した場合)。すると、
数1の関係式で表される傾き出力は、図3に示されるよ
うに、センサと反射面との距離Zに無関係に一定出力と
なる。
【0016】
【数1】 また、数2の関係式で表される値は、図4に参照される
ように、センサと反射面の距離Zと比例した関係とな
る。
【0017】
【数2】
【0018】ここでCL1 、CL2 と直角な方向に、図
15に示されるようにCL3 、CL4 を置いたとする
と、CL1 、CL2 とCL3 、CL4 の反射面との距離
Zは共通なので、数3の関係式のように表される。
【0019】
【数3】 そして、この数3の関係式を変形すると、数4の関係式
が得られる。
【0020】
【数4】 また、CL1 、CL2 と直角方向の傾きは数5の関係式
のように表される。
【0021】
【数5】
【0022】数4の関係式を数5の関係式に代入する
と、CL4 がなくともCL1 、CL2 の出力を代用すれ
ば、数6の関係式に示されるように、CL1 、CL2
直角方向の傾き角も求めることができる。
【0023】
【数6】 実際には、特願平4−201475号に記載されたよう
に、センサは理想的ではないので、種々のばらつき要因
が入る。ここで、センサのばらつきによる補正について
述べる。
【0024】図5に示されるように、数7の関係式及び
数8の関係式で表される値を、標準傾きkに合わせる。
すなわち、センサの傾き出力は、数9の関係式で表され
る値とする。
【0025】
【数7】
【0026】
【数8】
【0027】
【数9】 センサと反射面との距離Zとの関係は、補正数をkE
E を用いて、数10の関係式で求める。
【0028】
【数10】 すなわち、数11の関係式よりVE を求め、上記数10
の関係式に代入する。
【0029】
【数11】 そして、VAEより、図6に示される変換テーブルを用い
て距離Zを求める。上記数6の関係式を数9〜数11の
関係式の補正方式で変形すると、数12の関係式が得ら
れる。
【0030】
【数12】 この数12の関係式は、係数を統一すれば、数13の関
係式のように表すことができる。
【0031】
【数13】 尚、K、Cは傾き0のとき、数13の関係式が0、また
は標準値になるように決定すれば良い。
【0032】図7は、特願平4−201475号に記載
された受光素子CL1 、CL2 、CL3 の出力を平方根
の逆数にし、電圧変換した結果をCPUのA/D変換で
取込んだときの演算を具体的に説明するフローチャート
である。ここで、上記数7の関係式、数8の関係式及び
数14の関係式で表される値の電圧変換結果は、それぞ
れV1 、V2 、V3 とする。
【0033】
【数14】
【0034】先ず、ステップS1にて、発光素子Lを発
光し、ステップS2でV1 、V2 、V3 を読込む。デー
タを読込んだ後は、省エネルギー対策のため、ステップ
S3で発光素子の発光を停止する。次いで、ステップS
4にて、傾きφ1 にKA 1 −KA 2 の結果を代入す
る。KA 、KB は、上述したk/kA 、k/kB に相当
する。
【0035】次に、ステップS5に於いて、KA 1
B 2 をZに代入する。その後、ステップS6で、φ
2 に2KC 3 −(KZ+C)を代入する。すなわち、
φ1にCL1 、CL2 方向の傾き出力が、φ2 にφ1
直角方向の軸の傾き出力が代入される。図8及び図9
は、図7の「センサデータ加工」のサブルーチンを利用
した、カメラの簡易手ぶれ軽減のためのフローチャート
である。図8は、コンパクトカメラを例にあげたもの
で、セカンドレリーズの動作を説明するものである。
【0036】先ず、セカンドレリーズがオンになると、
ステップS11でAFレンズが合焦位置に繰出され、シ
ャッタ開待ちの状態になる。次いで、ステップS12に
於いて、上記「センサデータ加工」のサブルーチンに入
り、その後ステップS13で2軸方向の傾き出力φ1
φ2 をそれぞれφA 、φB に代入する。
【0037】次に、ステップS14にてタイマをスター
トさせた後、ステップS15でタイマ割込みを許可す
る。このタイマ割込みについては後述する。そして、ス
テップS16に於いて、一定時間おきに傾き出力をサン
プリングし、手ぶれが一定以下になりそうなときにフラ
グfB を0にセットする。したがって、ここではfB
0になったらタイマ割込みを禁止し、次のステップS1
8に進む。一方、いつまでも手ぶれがおさまらないこと
も考えられるので、ここでタイマ割込みを許可した後、
0.5sec経過してもfB が0にならない場合(ステ
ップS17)は、次のステップに進む。
【0038】ステップS18ではタイマ割込みを禁止
し、次にステップS19にてシャッタを開く。そして、
ステップS20にてフィルムを巻上げてセカンドレリー
ズシーケンスを終了する。図9は、タイマ割込みの動作
を説明するフローチャートである。
【0039】先ず、ステップS21にて、一定時間毎に
傾き出力を測定するため、次の割込みまでの時間を再セ
ットする。次に、ステップS22に於いて、サブルーチ
ン「センサデータ加工」で傾き出力を得る。
【0040】手ぶれの場合は、前回との相対角度の変化
がわかれば良い。したがって、ステップS23にて、そ
れぞれ今回の傾き出力φ1 、φ2 と前回の傾き出力
φA 、φB の差を得て、ΔφA ,ΔφB に代入する。次
いで、ステップS24で、今回の値φ1 、φ2 を次回の
演算のためにφA 、φB に代入しておく。その後、ステ
ップS25でΔφA 、ΔφB をシフトメモリに転送し、
時系列データとする。
【0041】次に、ステップS26に於いて、シフトメ
モリのデータを利用して手ぶれを予測する。手ぶれの予
測の方法は、例えば特願平3−218672号等に記載
されている述べられている技術を利用すれば良いので、
ここでは詳細な説明は省略する。
【0042】ステップS27では、次に手ぶれの量が一
定レベル以下かどうかをを判定し、その判定に応じてス
テップS28、S29にてフラグfB に0または1をセ
ットする。そして、ステップS30にて、タイマ割込み
を再び許可して割込み処理を終了する。上述した特願平
4−201475号では、それぞれの受光素子CL1
CL2の出力を補正してから、数15に示される関係式
を演算していた。
【0043】
【数15】 但し補正は、上記数7の関係式の値も数8の関係式の値
も、傾き角φに対しリニアに変化するので、数16に示
される関係式に於けるKx 、Cx が存在する。
【0044】
【数16】
【0045】したがって、上記数1の関係式を演算した
後、Kx 、Cx を使って補正しても、傾きを演算するこ
とができる。但し、手ぶれ用の出力の場合は、相対角度
がわかれば良いので数17の関係式で示される値を傾き
出力にすれば良い。(Cx は必要ない)
【0046】
【数17】 尚、図6に対応するセンサと反射面の距離Zとの関係
も、数18の関係式で表わしても良いことは言うまでも
ない。
【0047】
【数18】
【0048】図10は、この補正方式を応用した2軸方
向の傾きを検出する動作を説明するフローチャートであ
る。尚、この図10のフローチャートはそのステップS
31〜S33が、上述した図7のフローチャートのステ
ップS1〜S3と同じであり、ステップS34以降が異
なるのみなので、ステップS31〜S33については説
明を省略する。
【0049】ステップS34では、(V1 −V2 )に補
正係数Kx を掛けたものをφ1 に代入する。次いで、ス
テップS35にて、Zには同様に(V1 −V2 )に補正
係数Kz を掛けたものを代入する。また、ステップS3
6にて、φ2 には (Ky V3 −Z)を代入す
る。
【0050】図7のフローチャートでは、Ky に相当す
るものが2Kc であったが、Ky に2倍の情報も含めれ
ばこれで良い。また、Zに相当するものはKZであった
が、Z演算時の補正係数Kz にKの情報も含めれば良
い。その他、補正係数の用い方は種々あるが、ここでは
省略する。
【0051】また、上記図10は、手ぶれのための相対
角度を知るためのフローチャートであるが、絶対角度を
求めるためには、数19の関係式及び数20の関係式で
表されるCx 、Cy 等を補正係数に追加するだけで求め
ることができる。
【0052】
【数19】
【0053】
【数20】 次に、この発明による2軸傾きセンサの信号処理をアナ
ログ回路を使用した場合の実施例について説明する。
【0054】図11は、上記2軸傾きセンサの信号処理
系のブロック構成図である。同図に於いて、バイポーラ
IC100は、発光ダイオードL、フォトダイオードC
1、CL2 、CL3 の駆動及び信号処理を行うための
ものである。マイクロコンピュータ101は、上記バイ
ポーラIC100からのアナログ信号を受けてA/D変
換を行い、その結果に応じて反射面の傾き度合を検出す
る。
【0055】図12は、上記バイポーラIC100の内
部詳細を示した回路構成図である。同図に於いて、11
0電流源であり、Iref の電流を供給する。111、1
12、113はダイオードである。ダイオード111の
アノードの電位V2 は数21の関係式で表されるように
なる。
【0056】
【数21】
【0057】ここで、VT =KT/q(K;ボルツマン
係数、T;絶対温度、q;電子の単位電荷)であり、I
sはダイオード(またはトランジスタ)の逆方向飽和電
流である。
【0058】トランジスタ114、115、116は、
そのコレクタが電源Vccに、ベースが電流源110とダ
イオード111の間に共通に接続されている。また、ト
ランジスタ114、115、116のエミッタは、それ
ぞれB4、B5、B6端子に接続されており、更に外付
けのフォトダイオードCL1 、CL2 、CL3 が接続さ
れている。したがって、ランジスタ114、115、1
16のエミッタには、フォトダイオードCL1 、C
2 、CL3 で発生された光電流Ip1 、Ip2 、Ip
3 が流れる。故に、トランジスタ114、115、11
6のエミッタ電位V2 、V3 、V4 は、それぞれ数22
の関係式に表されるようになる。
【0059】
【数22】
【0060】また、117、118、119はバッファ
であり、それらの出力電圧は、それぞれ上記したV2
3 、V4 と等しい。更に、120、121、122は
それぞれトランジスタであり、123、124、125
はそれぞれダイオードである。トランジスタ120、1
21、122のコレクタ電流をそれぞれIC1,IC2,I
C3とすると、数23の関係式が成立する。
【0061】
【数23】 数21、数22及び数23の関係式より、数24の関係
式が求められる。
【0062】
【数24】 したがって、数25の関係式が成立する。
【0063】
【数25】
【0064】また抵抗126、127、128は、抵抗
値Rを有している。したがって、トランジスタ120、
121、122のコレクタ電位V5 、V6 、V7 は、そ
れぞれ数26の関係式に表されるようになる。
【0065】
【数26】 すなわち、抵抗126、127、128の両端に発生す
る電圧は、センサで発生する光電流の平方根に逆比例す
る電圧となる。
【0066】129、130、131、132はバッフ
ァアンプであり、133は差動アンプである。この差動
アンプ133の増幅率は、抵抗137〜140により決
定される。したがって、差動アンプ133の出力、すな
わちB1 端子の出力電圧V8は、数27に示されるれ関
係式のようになる。
【0067】
【数27】
【0068】ここで、Aは抵抗137〜140で決定さ
れる増幅率である。尚、V8 は、図15に示されるとこ
ろの受光素子CL1 、CL2 のセンサを結ぶ軸方向の傾
き角に対応した電圧となる。また、抵抗135、136
は、その抵抗値が等しいもので、その中点の電圧V
9 は、数28に示される関係式の如くなる。
【0069】
【数28】
【0070】疑似的に、V9 はフォトダイオードCL1
とCL2 の中間に受光素子を置いた場合の出力値とな
る。差動アンプ134は、差動アンプ133と同様に、
その増幅率が抵抗141〜144で決定されるものであ
る。この差動アンプ134の出力、すなわちB2 端子の
出力電圧V10は、数29の関係式により求められる。
【0071】
【数29】 ここでV10、図15に示されるところの発光素子L、受
光素子CL3 を結ぶ軸方向の傾き角に対応した電圧とな
る。
【0072】更に、抵抗145、146、149、オペ
アンプ147及びトランジスタ148は、外付けの発光
ダイオードLを低電流駆動するための回路を構成してい
る。上記抵抗145、146は、それぞれ抵抗値R1
2 を有している。したがって、抵抗145と146の
中点位置の電位V11は、数30の関係式に示される如く
なる。
【0073】
【数30】
【0074】上記オペアンプ147とトラジスタ148
は、バッファアンプを構成している。また、抵抗149
は、抵抗値R3 を有している。したがって、抵抗149
に流れる電流I1 は、数31の関係式に示されるように
なる。
【0075】
【数31】 ここで、トランジスタ148の直流電流増幅率が充分大
きいと仮定すると、発光ダイオードの駆動電流I2 は数
32の関係式に示される如くなる。
【0076】
【数32】
【0077】図13は、上述したアナログ回路を使用し
た2軸傾きセンサの他の構成例を示したものである。こ
の例は、基本構成は図11に示された回路と同じである
が、バイポーラIC100の内部の回路が若干異なる。
したがって、図12に示されるバイポーラC100の内
部回路と異なる部分のみ説明することとし、他の部分の
説明は省略する。
【0078】すなわち、図12の差動アンプ133に代
えて差動アンプ200を設けており、その負側入力に抵
抗201を介してバッファアンプ132の出力と、フィ
ードバック抵抗202が接続されている。また、正側入
力には抵抗203を介してバッファアンプ130の出力
と抵抗204が接続されている。この差動アンプ200
の増幅率は、抵抗201〜204により決定される。し
たがって、差動アンプ200の出力電圧、すなわちこの
場合のB1 端子の出力電圧V2 は、数33の関係式のよ
うにして求められる。
【0079】
【数33】
【0080】この数33に示される関係式は、上述した
実施例のV8 と若干形が異なるが、その意味するところ
は同じである。すなわち、V12は図15に示されるとこ
ろの受光素子CL1 、CL2 のセンサを結ぶ軸方向の傾
きに対応した電圧となるが、同一傾き角に対する出力電
圧の変化量が前実施例のV8 の比べて半分になる。
【0081】この場合のセンサ感度のばらつきや、受光
素子CL1 〜CL3 の取付け寸法のばらつきの補正は、
出力B1 、B2 に上述したような方法で傾きの係数を掛
けることにより可能となる。
【0082】図14(a)〜(c)に、投受光素子の配
置の変形例を示す。これらの光電流の出力は、図15に
示されたものとは異なるが、上述した補正係数の値を変
更するのみで、対応可能となる。
【0083】また、図14(b)及び(c)のような配
置(発光素子Lに対し、受光素子CL1 〜CL3 が等距
離)の場合は、特願平4−149674号、特願平4−
149673号に記載された方法により、数1の関係式
及び数34の関係式に示されるように、それぞれ平方根
の逆数の差で2軸方向の傾きを求めることもできる。
【0084】
【数34】
【0085】尚、この2軸傾きセンサをカメラのぶれセ
ンサに応用した場合は、受光素子CL4 のための実装ス
ペースが不要となるので、デザインを損なうことのない
少ない面積のセンサを作ることができる。
【0086】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、受光素
子を4つ必要としなくとも2軸方向の傾きを検出するこ
とのできる2軸傾きセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る2軸傾きセンサ
の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の2軸傾きセンサの他の構成例を示す
ブロック図である。
【図3】センサの傾き角と傾き出力との関係を表す特性
図である。
【図4】受光素子CL1 とCL2 の反射面との距離の特
性図である。
【図5】センサの傾き角と出力との関係を表す特性図で
ある。
【図6】補正係数を含めた受光素子CL1 とCL2 の反
射面との距離の特性図である。
【図7】センサデータ加工の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図8】カメラの簡易手ぶれ軽減のためのセカンドレリ
ーズの動作を説明するフローチャートである。
【図9】カメラの簡易手ぶれ軽減のためのタイマ割込み
の動作を説明するフローチャートである。
【図10】補正係数を用いたセンサデータ加工の動作の
他の例を説明するフローチャートである。
【図11】この発明の2軸傾きセンサのアナログ回路に
よる信号処理系のブロック構成図である。
【図12】図11のバイポーラIC100の内部詳細を
示した回路構成図である。
【図13】この発明の2軸傾きセンサのアナログ回路に
よる信号処理系の他の構成例を示すブロック図である。
【図14】投受光素子の配置の変形例を示した図であ
る。
【図15】従来の投受光素子の配置例を示した図であ
る。
【符号の説明】
1…駆動部、2…発光素子、3…反射面、41 、42
3 …受光素子、51、52 、53 …逆数演算回路、6
…演算部、7…不揮発性メモリ、8…切換部、9…記憶
演算部、100…バイポーラIC、101…マイクロコ
ンピュータ、L…発光ダイオード、CL1 、CL2 、C
3 …フォトダイオード。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】図12は、上記バイポーラIC100の内
部詳細を示した回路構成図である。同図に於いて、11
0電流源であり、Iref の電流を供給する。111、1
12、113はダイオードである。ダイオード111の
アノードの電位V 1 は数21の関係式で表されるように
なる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】
【数26】 すなわち、抵抗126、127、128の両端に発生す
る電圧は、センサで発生する光電流の平方根に逆比例す
る電圧となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】更に、抵抗145、146、149、オペ
アンプ147及びトランジスタ148は、外付けの発光
ダイオードLを電流駆動するための回路を構成してい
る。上記抵抗145、146は、それぞれ抵抗値R1
2 を有している。したがって、抵抗145と146の
中点位置の電位V11は、数30の関係式に示される如く
なる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】
【数31】 ここで、トランジスタ148の直流電流増幅率が充分大
きいと仮定すると、発光ダイオードの駆動電流I2 は数
32の関係式に示される如くなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】
【数33】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/28 G03B 13/36 5/00 Z 7513−2K 17/00 Z 7316−2K G03B 3/00 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光素子と、 この投光素子から発光されて反射面から反射された光を
    受光する第1、第2及び第3の3つの受光素子とを具備
    し、 上記第1と第2の2つの受光素子の中点を通る垂線上
    に、もう1つの上記第3の受光素子と投光素子が配置さ
    れ、上記第1と第2の受光素子の光電流を基に第1の軸
    方向の反射面との傾きを検出し、上記第1と第2の受光
    素子の光電流に関する電流と、上記第3の受光素子の光
    電流を基に上記第1の軸方向と直角方向の第2の軸方向
    の反射面との傾きを検出することを特徴とする2軸傾き
    センサ。
JP24684692A 1992-06-09 1992-09-16 2軸傾きセンサ Withdrawn JPH0694443A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24684692A JPH0694443A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 2軸傾きセンサ
US08/072,837 US5369462A (en) 1992-06-09 1993-06-07 Inclination detecting apparatus and camera for detecting hand shake using the same
EP93109302A EP0573990B1 (en) 1992-06-09 1993-06-09 Optical device for detecting inclination and variations in inclination for a photographic camera
DE69308643T DE69308643T2 (de) 1992-06-09 1993-06-09 Optische Vorrichtung zur Bestimmung von Neigungen und Neigungsänderungen für einen Photoapparat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24684692A JPH0694443A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 2軸傾きセンサ

Publications (1)

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JPH0694443A true JPH0694443A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17154584

Family Applications (1)

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JP (1) JPH0694443A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128400A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Sanyo Electric Co Ltd マルチチップパッケージの半導体装置

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