JPH0693839A - 内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気ガス浄化装置

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JPH0693839A
JPH0693839A JP4242350A JP24235092A JPH0693839A JP H0693839 A JPH0693839 A JP H0693839A JP 4242350 A JP4242350 A JP 4242350A JP 24235092 A JP24235092 A JP 24235092A JP H0693839 A JPH0693839 A JP H0693839A
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JP
Japan
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exhaust gas
temperature
catalyst
nitrogen oxide
reduction catalyst
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Application number
JP4242350A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Nagase
永瀬  満
Takeshi Atago
武士 阿田子
Osamu Kuroda
黒田  修
Takahiro Tate
隆広 舘
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 理論空燃比よりも希薄(リーン)な空燃比の
状態での運転時にも、常時転化率の高い状態で窒素酸化
物還元触媒を使用し、燃費の向上と排気ガス中の有害物
質低減を達成する。 【構成】 窒素酸化物還元触媒と、主触媒と、バイパス
通路を備えた排気通路と、バイパス通路と主排気通路の
分岐点に設置した排気通路切換弁と、温度センサと、空
燃比センサと、二次空気供給装置から構成し、自動車の
運転状態に応じて変動する空燃比範囲を少なくともリッ
チ空燃比とリーン空燃比の2つ以上に分割し、それぞれ
の領域において、窒素酸化物還元触媒の使用可能な温度
領域は排気通路切換弁と燃料供給量で制御し、排気ガス
中に必要な酸素濃度状態は排気ガスへの二次空気の供給
量で制御する。 【効果】 常時転化率の高い状態で窒素酸化物還元触媒
を使用でき、リーン運転時での窒素酸化物の窒素への還
元が有効に行われる。これにより、燃費の向上と排気ガ
スの有害物質の低減ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、希薄空燃比での運転を
可能とする内燃機関の排気ガス浄化装置に関し、特に、
主触媒に加え窒素酸化物還元触媒を備えた内燃機関の排
気ガス浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車排気ガスの浄化はPt,R
h,Pd等を活性成分とする三元触媒を使用する方法が
主流となっている。この方法では、三元触媒の作用によ
り排気ガス中の未燃炭化水素(HC),一酸化炭素(C
O)を酸化して無害化すると同時に、窒素酸化物(NO
X)をも窒素(N2)に還元して無害化する。この三元触
媒は、それ以前に用いられていた酸化触媒(HC,CO
を同時に処理する)と比べ、NOXの触媒処理が可能と
なり、そのためEGR(排気ガスの還流)量を減少させ
ることができ、したがって、高出力化・低燃費化が可能
となった。
【0003】図23は、酸化触媒、三元触媒、並びにN
X触媒(後述する)における空燃比とHC,CO,N
X浄化率の関係を示したものである。図23から理解
されるように、三元触媒は、その浄化特性から、ウィン
ドウと称される理論空燃比付近における排気ガス(共存
2 濃度0.5%以下)でしか、効果的にHC,CO,
NOXを同時に浄化することができないため、燃費的に
絶対有利とはいえない。そこで、燃費を良好にしようと
して理論空燃比よりも希薄(リーン)域でエンジンの運
転を行おうとすると、希薄域では酸素量が多いため未燃
炭化水素(HC)と一酸化炭素(CO)は酸化できる
が、窒素酸化物(NOX)を窒素(N2)に還元すること
ができないという不具合があった。このように、NOX
低減と低燃費、換言すれば、低公害性と経済性の実現は
相反するものがあり、その実現の両立性はきわめて困難
であった。
【0004】自動車排出ガス規制対策としては、まず第
一に低公害性を追求しなければならないが、従来技術に
おいては、空燃比は自動車の運転状況に応じて変化する
ものの、その変動範囲は原則として理論空燃比(A/F
=14.7)を上限とせざるを得ないものであり、その
結果、燃費性の改善がなされないままになっていた。こ
のようなことから、燃費性向上のため理論空燃比よりも
希薄(リーン)な空燃比状態でエンジンの運転ができ、
さらにはNOXのような排気ガス中の有害物質をも許容
値まで低減させることのできるリーンバーンと称される
希薄燃焼技術の開発が進展し、最近では空燃比の変動範
囲をよりリーンな領域まで拡大(A/F=24近傍)さ
せる動きが顕著である。
【0005】リーンバーン用排気ガスの浄化技術とし
て、例えば、酸素共存下で窒素酸化物(NOX)を窒素
(N2)に還元できるCu−ゼオライライト等からなる
窒素酸化物還元触媒(以下、NOX触媒という)が、例
えば、特開平1-130735号公報に開示されてい
る。図23に示したNOX触媒における空燃比とNOX
化率との関係図から理解されるように、NOX触媒はリ
ーンバーン領域において高いNOX浄化効果を示してい
る。
【0006】また、エンジンの排気ガス浄化装置とし
て、NOX触媒と三元触媒または酸化触媒とを連結させ
て設けるとともに、NOX触媒をバイパスする通路、及
び排気の流れをNOX触媒とバイパスする通路との間に
切換弁を設けて、空燃比がリーンからリッチに変化する
前にNOX触媒をバイパスするように排気の流れを制御
して、空燃比リッチな排気がNOX触媒に導入されるこ
とを防止するようにしたものが、例えば、特開平3-2
25013号公報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き、従来のN
X触媒を用いたエンジンの排気ガス浄化装置において
は、空燃比リッチな排気がNOX触媒に導入されるのを
回避させ、NOX触媒の耐久劣化を防止することを企図
している。しかしながら、現在使用されているNO X
媒は高温(例えば600℃以上)での劣化が著しく、高
温域での使用は好ましくない。したがって、リーンバー
ン領域で運転中、排気ガスが耐熱温度以上に上昇した場
合にもNOX触媒を継続して使用すると、NOX触媒自体
が劣化して回復不能となってしまい、満足のいくNOX
浄化効果が得られないという問題点があった。また、リ
ーンバーン領域は空燃比リッチ領域と比べて酸素濃度が
高くなっているけれども、排気ガス中に所望の酸素濃度
(例えば、3%)が得られなければ、常時、高い転化率
(例えば、50%)でNOX触媒を使用することができ
ず、そのため、リーン運転時での窒素酸化物の窒素への
還元が有効になされないという問題点があった。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、空燃比リッチ領域での排
気ガス中の有害物質の低減を確保するとともに、リーン
バーン領域での窒素酸化物の浄化性能を向上させ、しか
も、窒素酸化物還元触媒の耐久性を確保することがで
き、同時に、低燃費の実現を達成することのできるエン
ジンの排気ガス浄化装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係わる内燃機関の排気ガス浄化装置は、基
本的には、内燃機関の排気ガス排出用の排気ガス流路上
に設置された主触媒と窒素酸化物還元触媒を備えた内燃
機関の排気ガス浄化装置において、少なくとも2つ以上
の運転状態パラメータから決定される運転状態に基づい
て少なくとも2つ以上の領域に分割された空燃比範囲の
各領域に対応して、前記窒素酸化物還元触媒の使用を制
御する手段を備えたことを特徴としている。
【0010】そして、より具体的な例としては、内燃機
関の排気ガス排出用の排気ガス主流路上に設置された主
触媒と、前記排気ガス主流路途中に設けられ該排気ガス
主流路の上流と下流とを結ぶバイパス流路と、前記バイ
パス流路上または前記排気ガス主流路上に配置された窒
素酸化物還元触媒と、前記排気ガス主流路と前記バイパ
ス流路の分岐点に設置され、かつ排出ガスの流路を切り
換え可能に構成することにより前記窒素酸化物還元触媒
の使用を制御する手段を備えた内燃機関の排気ガス浄化
装置において、前記窒素酸化物還元触媒の使用を制御す
る手段は、前記窒素酸化物還元触媒の温度または排気ガ
ス温度に応じて排出ガス流路の切換え制御を行う少なく
とも1つ以上のバルブから構成したものが挙げられる。
【0011】さらに、内燃機関の排気ガス排出用の排気
ガス主流路上に設置された主触媒と、前記排気ガス主流
路途中に設けられ該排気ガス主流路の上流と下流とを結
ぶバイパス流路と、前記バイパス流路上または前記排気
ガス主流路上に配置された窒素酸化物還元触媒と、前記
排気ガス主流路と前記バイパス流路の分岐点に設置さ
れ、かつ排出ガスの流路を切り換え可能に構成された窒
素酸化物還元触媒の使用を制御する手段を備えた内燃機
関の排気ガス浄化装置において、前記窒素酸化物還元触
媒の温度または排気ガス温度、並びに少なくとも2つ以
上の運転状態パラメータから決定される運転状態に基づ
いて少なくとも2つ以上に分割された空燃比範囲領域に
対応して排出ガス流路の切り換え制御を行う少なくとも
1つ以上のバルブからなる構成したものが挙げられる。
【0012】そして、運転状態、及び/又は、排気ガス
温度または窒素酸化物還元触媒の温度が窒素酸化物還元
触媒の限界耐熱温度よりも高いか低いか、あるいは設定
温度範囲内にあるか否かの入力信号により排気ガスを前
記窒素酸化物還元触媒へ経由させるか否かを制御するよ
うに構成したものが挙げられ、また、排気ガス温度また
は窒素酸化物還元触媒の温度が該窒素酸化物還元触媒の
限界耐熱温度以上に達した場合に、空燃比をリッチ側に
シフトするように構成されたものが挙げられる。
【0013】さらに、窒素酸化物還元触媒の上流に接続
された排気ガス主流路に酸素供給装置を連設し、前記窒
素酸化物還元触媒の上流における排気ガス中に共存する
酸素濃度が所定濃度以下の場合に、前記酸素供給装置に
より酸素を注入するよう構成したものが挙げられる。
【0014】
【作用】前述の特徴を備えた本発明に係わる内燃機関の
排気ガス浄化装置においては、まず自動車の運転状態に
応じてどの空燃比範囲の領域で運転中かを判定し、排気
ガス温度またはNOX触媒の温度がNOX触媒の限界耐熱
温度より高いか低いかの判定を行い、その結果により、
NOX触媒を使用するか否かの決定がなされる。他方、
NOX触媒が活性化するのに必要なO2濃度との比較がな
され、O2濃度不足の場合には排気ガスに酸素供給装置
より酸素が供給される。
【0015】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明の一実施例
を詳細に説明する。先ず、本発明に係わる内燃機関の排
気ガス浄化装置の全体構成について説明する。図1は本
発明に係わる排気ガス浄化装置を4気筒エンジンに用い
た場合の全体システム図、図2はその入出力仕様を示す
ブロック図の一例である。
【0016】エアクリーナー1のエンジン吸気側には、
エアクリーナー1で濾過されたエンジンへの吸入空気の
質量(流量)を検出するエアフローセンサ2が設けられ
ている。この吸入空気量はECM(Electronic Control
Module)25からの制御信号204で制御されるIS
C(Idle Speed Control)バルブ10の開度とスロット
ルバルブの開度から決定され、その制御信号はスロット
ルセンサ3の信号値107、アイドルスイッチの信号値
102としてECM25へ出力される。また、吸気管に
は吸入空気温度を検出する吸気温センサ30が設けら
れ、その検出値110はECM25に出力される。さら
に、吸気管のエンジン入口部にはECM25の制御信号
208により制御されるスワール・コントロール・バル
ブ23が設けられ、このスワール・コントロール・バル
ブ23において吸入空気は横渦となる空気流(スワー
ル)に形成されシリンダへ吸入される。
【0017】吸気管のエンジン入口近傍には燃料噴射の
ためのインジェクタ4が設けられるとともに、燃料タン
ク(図示せず)にはその噴射用供給燃料をインジェクタ
4に吐出するための燃料ポンプ11が設置されており、
そしてインジェクタ4及び燃料ポンプ11は配管によっ
て連結され、配管の中間部には燃料性状センサ12が設
けられている。一方、インジェクタ4にはエアカットバ
ルブ6が連結され、さらに、エアカットバルブ6はソレ
ノイドバルブ9に連結されている。エアカットバルブ6
から送られた空気はインジェクタ4から噴射された燃料
と衝突することにより燃料の微粒化を促進させる。
【0018】エアカットバルブ6への空気量はECM2
5からの制御信号206によってソレノイドバルブ9に
より決定される。一方、燃料の噴射量201は、エンジ
ンの冷却水温を検出する水温センサ28により検出され
た値105、エアフローセンサ2で検出された値10
0、クランク角センサ29により検出された値101、
燃料性状センサ12で検出された値111などを入力信
号とするECM25により算出され決定される。
【0019】シリンダの上部には点火プラグ5が設けら
れ、この点火プラグ5はECM25からの制御信号20
2によりイグニッションコイルで発生した高電圧の電気
エネルギーを導き、シリンダに吸入された混合気を着
火、爆発、燃焼させ、排気バルブを介して排出させるよ
うになっている。エンジンのシリンダブロックにはノッ
クセンサ26が設けられ、点火制御の間、ノックセンサ
26で異常燃焼によるノッキング検出を行い、検出値1
08をECM25に出力する。燃焼した混合気は排気ガ
スとなり排出される。
【0020】ECM25の制御信号209により制御さ
れるEGR(Exhaust Gas Recirculation)バルブ7及
びEGRコントロールバルブ8を介して、エキゾースト
マニホールドからインテークマニホールドに通じる連通
路が設けられ、これにより排出された排気ガスの一部が
吸気管に還流され、不活性ガスである排気ガスは吸入混
合ガスと共にシリンダ内に吸入され、高温燃焼時に発生
する窒素酸化物が抑制される。EGR量を制御するため
の吸気管内圧力の検出は圧力センサ27により行われ、
その検出値109はECM25へ出力される。
【0021】マニホールド触媒17の上流にはO2セン
サ19が取り付けられており、このO2センサ19によ
り排気ガス中に含まれるO2濃度からシリンダ内で起っ
た燃焼状態および触媒状態が検出される。O2センサは
1つ以上とし、A/Fセンサでも代用可能である。O2
センサ19が活性化すると、その検出値104をもとに
フィードバック制御が行われる。
【0022】EGR取り込み位置の下流には二次空気を
供給するための二次空気用ポンプ13が設けられてい
る。二次空気量はECM25からの制御信号207によ
ってVCカットソレノイドバルブ16でコントロールさ
れ、さらにエアカットバルブ14で調整されるようにな
っている。また、排気ガスの逆流防止はチェックバルブ
15により行われ、二次空気用ポンプ13の駆動はEC
M25からの制御信号205により出力される。二次空
気と混合された排気ガスはサーマルリアクタ効果により
炭化水素、一酸化炭素が低減される。
【0023】マニホールド触媒17の下流にはNOX
元触媒18及び主触媒(三元触媒または酸化触媒)24
が連接されている。主触媒24の上流、並びにNOX
元触媒18の上流には温度センサ21がそれぞれ設置さ
れており、これら温度センサ21により排気ガス温度ま
たは触媒温度が検出され、その検出値112はECM2
5に出力される。マニホールド触媒17から下流の排気
流路内には排気流路切り換え用バルブ31が設けられ、
温度センサ21により検出された排気ガス温度または触
媒温度が所定温度以上に達した場合には、ECM25の
制御信号210により排気流路切り換え用バルブ31を
制御し、NOX触媒18に排気ガスが流れないようにバ
イパスへ経由させるようになっている。また、NOX
媒18の上流にはHC検出センサまたはNOX検出セン
サ22が、主触媒24の下流にはO2センサまたはA/
Fセンサ20が設置されている。
【0024】次に、図3〜7により、本発明に係わるN
X触媒及び主触媒からなる触媒の構成(レイアウト)
について詳述する。以下の図示例においては、基本的構
成は図1に示した例と同じであるが、説明の便宜上、N
X触媒及び主触媒からなる触媒の要部構成を重点的に
記載している。また、以下の説明において、図1に示し
た全体図の各部に対応する部分には同一の符号を付して
重複説明を省略する。
【0025】図3はNOX触媒18を排気ガス主流路上
に、かつ主触媒24の上流に設置した場合の排気ガス浄
化装置の一実施例を示す。図3において、NOX触媒1
8は排気ガス主流路上で主触媒24の上流側に連結して
配置されている。さらに、NOX触媒18の上流側と下
流側とを連結させるべくバイパス流路Bが設けられると
ともに、バイパス流路B入口には運転条件等に応じて排
気ガスの流れ方向を変換させる排気流路切替バルブ31
が設けられている。
【0026】このような構成により、エアクリーナ1で
濾過された吸入空気の空気量はエアフローセンサ2で検
出されるとともに、エンジン99内で燃焼されてエネル
ギーとして変換される。本実施例によれば、排出された
排気ガスの熱エネルギーは最も効果的にNOX触媒18
を加熱・昇温させるため、NOX触媒18の早期活性化
とリーン運転の早期開始においては最も有利なレイアウ
トである。
【0027】図4はNOX触媒を効率的に使用するため
の排気ガス浄化装置のブロック図である。ECM25は
入力信号としてクランク角センサ29により検出される
エンジン回転数信号101,A/Fセンサ20による信
号104,エアフローセンサ2により検出される吸入空
気量の制御信号100,O2センサ19の出力信号11
0,温度センサ21によるNOX触媒温度115,温度
センサ21による排気ガス温度信号116,さらには、
図示しない車速センサからの信号114,吸気管圧力を
検出する圧力センサ信号109,スロットル開度を検出
するスロットルセンサ信号107,などを取り込む。他
にも、図示していないが、エンジン冷却水温度信号,ス
タータ信号,バッテリ電圧信号,アイドル・スイッチ信
号,などの情報からECM25は運転条件である空燃比
を決定(運転状態判定)し、排気流路切替バルブ31,
インジェクタ4,エアポンプ13を制御する。
【0028】すなわち、まず、排気ガス中のO2濃度が
所定値となるようにECM25で二次空気供給量を決定
し、エアポンプ13を駆動させる。次に、NOX触媒1
8と排気ガスの温度信号115,116を取り込み、N
X触媒18が限界耐熱温度の場合には空燃比をリッチ
シフトさせるためにインジェクタ4への燃料増量を行
う。空燃比を濃くするとガソリンの気化熱による冷却
と、酸素不足による燃焼効率の低下により燃焼温度が低
下するため、排出ガス温度が下がる。さらに、運転条件
と各温度状態からNOX触媒18が使用温度領域となる
ように排気流路切換バルブ31の位置をaまたはbに切
り換える。
【0029】次に、図5により本発明の排気ガス浄化装
置の他の実施例について説明する。図5において、排気
ガス主流路上に主触媒24が設けられるとともに、その
排気ガス主流路上の主触媒24よりも上流にバイパス流
路Bが配設され、かつ、バイパス流路B上にNOX触媒
18が設置されている。このような構成により、エアク
リーナ1で濾過された吸入空気の空気量はエアフローセ
ンサ2で検出されるとともに、エンジン99内で燃焼さ
れてエネルギーとして変換される。排出された排気ガス
の熱エネルギーはバイパス流路B上に設置されたNOX
触媒18を加熱・昇温させるようになっているが、NO
X触媒18はエンジン99から比較的遠い距離に位置す
るため、NOX触媒18には比較的低温の熱エネルギー
が供給され、NOX触媒18の耐熱性、並びにリーン運
転の早期開始においては比較的有利なレイアウトであ
る。また排気流路切替バルブ31をaの位置にしたとき
には主触媒24の早期活性化が可能である。
【0030】さらに、図6により本発明の排気ガス浄化
装置の他の実施例について説明する。本実施例は、図3
の図示例でのバイパス流路Bを含むNOX触媒18と主
触媒24との配置を入れ替えたものであり、バイパス流
路B入口には排気流路切替バルブ31が設けられてい
る。
【0031】このような構成により、排出された排気ガ
スの熱エネルギーは最も効果的に主触媒24を加熱・昇
温させることができ、主触媒24の早期活性化が可能と
なり、かつNOX触媒18はエンジン99から比較的遠
い距離に位置するため、エミッション対応とNOX触媒
18の耐熱性においては比較的有利なレイアウトであ
る。
【0032】さらに、図7により本発明の排気ガス浄化
装置の他の実施例について説明する。本実施例は、図5
の図示例でのバイパス流路B上に設けられたNOX触媒
18と主触媒24との配置を入れ替えたものである。こ
のような構成により、排出された排気ガスの熱エネルギ
ーは最も効果的に主触媒を加熱・昇温させることがで
き、主触媒の早期活性化が可能となり、かつNOX触媒
18はエンジン99から最も遠い距離に位置するた
め、、エミッション対応、並びにNOX触媒の耐熱性に
おいては最も有利なレイアウトである。
【0033】次に、図8〜17に示したテーブルマップ
は、種々の運転状態に応じて空燃比範囲の領域を分割し
たものであり、NOX触媒の使用及びその制限を行う際
に用いられるものである。以下の各実施例は、空燃比範
囲を4つの領域に分類した場合を例示したものであり、
例えば、以下のように設定している。 領域 I …λ>1:理論空燃比よりリーン状態で運転時 領域 II …λ=1:理論空燃比での運転時(アイドル、
定常状態) 領域 III…λ<1:理論空燃比よりリッチ状態で運転時
(高負荷) 領域 IV …λ≪1:始動および暖機時 各領域の区分けは、例えば、エンジン回転数、軸トル
ク、燃料噴射パルス幅、車速、吸気管圧力の内、2つ以
上のパラメータにより決定される運転状態における空燃
比範囲に基づいて定められるものであるが、以下の図8
〜17に示した各実施例は2つのパラメータにより決定
された運転状態に関して、空燃比範囲領域の区分けがな
されている。
【0034】図8はエンジン回転数と軸トルク、図9は
エンジン回転数と燃料噴射パルス幅、図10はエンジン
回転数と吸気管圧力、図11はエンジン回転数と車速、
図12は車速と軸トルク、図13は車速と燃料噴射パル
ス幅、図14は車速と吸気管圧力、図15は燃料噴射パ
ルス幅と吸気管圧力,図16は燃料噴射パルス幅と軸ト
ルク、図17は吸気管圧力と軸トルクを、それぞれパラ
メータした例を示す。
【0035】図18、19の表は、各領域と使用する触
媒について示したもので、主触媒として酸化触媒(H
C,CO)または三元触媒(HC,CO,NOX)を用
いた場合について、それぞれ示している。表中、○は使
用、×は未使用を、( )は条件に応じて切り換えるこ
とを示している。バルブ位置とは図3〜7の各実施例に
おける排気流路切替バルブ31のバルブ切り換え位置を
表わし、aは排気ガスをNOX触媒へ経由させない位置
(未使用)を、bはNOX触媒へ経由させる位置(使
用)を示している。
【0036】図20はNOX触媒の温度または排気ガス
温度によりバルブの切換え制御をする場合の一例を示し
たものであり、温度による排気ガス通路の切り換えは、
前記実施例と同様に、例えばNOX触媒の上流に設置さ
れた排気流路切替バルブ31により行われる。
【0037】図20において、(1)はNOX触媒の温
度または排気ガス温度がNOX触媒の限界耐熱温度T
1(例えば600℃)以上の場合に、排気ガスをNOX
媒へ経由させないようにバルブ31の位置をb→aへ切
り換えることを示したものである。NOX触媒は、例え
ば350℃以下になると、その表面にハイドロカーボン
の被膜がこびりつき(コーキング現象)触媒の活性作用
が阻害される。しかしながら、(1)は始動後のように
NOX触媒が活性化温度以下の状態時にこれを加熱する
場合であり、コーキング現象が発生する温度域T0(例
えば350℃以下)で排気流路切替バルブ31の位置を
bに設定して(NOX触媒の使用)も、コーキング現象
は起こらない。
【0038】他方、(2)はNOX触媒が活性後での切
り換えを示している。温度特性からコーキング現象が発
生する温度域T0以下でNOX触媒の使用を行わないよう
に排気流路切替バルブ31の位置をb→aに切り換える
ことを示したものである。また、減速直後や減速時アフ
ターバーンが発生しそうな場合でのNOX触媒の溶損防
止のためには、排気流路切替バルブ31の位置をb→a
に切り換えを行うことが可能である。なお、排気流路切
替バルブ31の位置を切り換える場合にはヒステリシス
をもたせる方が良い。
【0039】図21は排気ガス中に共存する酸素濃度と
二次空気供給量との関係の一例を示したものであり、図
21(1)は排気ガス中に共存する酸素濃度とNOX
媒のNOX転化率を示した図、図21(2)は空気過剰
率λの範囲値におけるNOX触媒入口での排気ガス中の
2濃度と二次空気量との関係を示した図である。図2
1(1)において、NOX触媒を高い転化率で使用する
ためには(例えば転化率50%とした場合)、NOX
媒入口での排気ガス中のO2濃度はm%(例えば3%)
が必要になる。そこで、図21(2)により排気ガス中
のO2濃度がm%となる二次空気供給量が求められる。
λ≦1となるリッチ運転域では排気ガス中のO2濃度は
通常0.5%以下であり、O2濃度をm%とするために
はNOX触媒の上流から二次空気を供給する必要があ
る。またλ>1となるリーン運転域での排気ガス中には
数%のO2濃度が存在するが、その濃度は空燃比に影響
されるため、O2濃度がm%以下であれば同様に二次空
気を供給する必要がある。O2濃度が低いλ≦1となる
リッチ運転状態での二次空気の供給量は、λ>1となる
リーン運転域よりも二次空気の供給量は増加する。
【0040】図22に、本システムのフローチャートを
示す。具体的には、図3のレイアウトにおいて、図19
の触媒条件、かつ、図20(1)の温度条件下での例を
示す。ステップ1001,1002,1003では運転
条件,空燃比状態,温度状態を検出する。検出する信号
は、図2及び図4の入出力仕様の入力信号に示したエン
ジン回転数101、車速114、NOX触媒温度11
5、O2センサ出力104などである。ステップ100
4ではステップ1001,1002の検出信号を基に運
転状態の判定を行う。ここでは、アイドル、加速、減
速、定常を判別し、どの空燃比領域で運転中かを判定す
る。そして、ステップ1005で図19に示した表に基
づきNOX触媒の使用判定を行い、排気流路切換バルブ
31の基準位置を決定する。ステップ1006ではNO
X触媒温度115または排気ガス温度116と、NOX
媒の限界耐熱温度T1との比較を行う。運転中に限界耐
熱温度T 1以下の温度であれば、ステップ1007にて
排ガス中でNOX触媒が活性化するのに必要なO2濃度m
%との比較を行う。もしO2濃度がm%未満であれば、
排気ガスに二次空気を注入しO2濃度を高める。この注
入量は、例えばエンジンの吸入空気量と空燃比状態から
算出され、エアポンプ13の出力が決定される。この結
果に基づき、ステップ1009にてエアポンプ13の駆
動を行う。
【0041】他方、ステップ1006で限界耐熱温度T
1以上に温度が上昇した場合はステップ1010で排気
流路切換バルブバルブ31の位置a,bを確認し、もし
バルブ位置がbにある場合には、ステップ1011にて
バルブ位置をbからaに切り換える。さらに、ステップ
1012にて燃料増量を行い、排気ガス温度116を低
下させるための空燃比のリッチシフトを行う。以上によ
り、NOX触媒を転化率の高い状態で使用することが可
能となる。
【0042】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設
計変更を行うことが可能である。たとえば、図3〜7に
おいては、図示していないがエアポンプ13の吐出口を
主触媒とNOX触媒の間に設置するレイアウトも考えら
れる。
【0043】また、空燃比範囲を3つ、或いは2つの領
域に分割した場合は、上記領域 I〜IV の中で選択する
(但し、領域 I は必ず包含することとする)。さら
に、空燃比領域を区分するための運転状態として、スロ
ットル開度、吸入空気量などをパラメータとすることが
可能であり、また、エンジン回転数と燃料噴射パルス幅
と車速、あるいは、エンジン回転数と燃料噴射パルス幅
と吸気管圧力などのように3つのパラメータにより決定
する方法も可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明による内燃機関の排気ガス浄化装置によれば、空燃比
リッチ領域での排気ガス中の有害物質の低減を確保する
とともに、リーンバーン領域での窒素酸化物の浄化性能
の向上をも可能とし、しかも、窒素酸化物還元触媒の耐
久性を確保することができ、同時に低燃費の実現を達成
することができる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる内燃機関の排気ガス浄化装置
の全体システム図。
【図2】 図1のブロック図。
【図3】 図1のNOX触媒と主触媒のレイアウトの一
実施例を示す要部構成図。
【図4】 排気ガス浄化装置の制御ブロック図。
【図5】 NOX触媒と主触媒のレイアウトの他の実施
例を示す要部構成図。
【図6】 NOX触媒と主触媒のレイアウトの他の実施
例を示す要部構成図。
【図7】 NOX触媒と主触媒のレイアウトの他の実施
例を示す要部構成図。
【図8】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図9】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図10】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図11】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図12】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図13】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図14】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図15】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図16】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図17】 運転状態に応じた空燃比範囲の領域を示す
図。
【図18】 空燃比範囲領域と使用する触媒との関係を
示す表。
【図19】 空燃比範囲領域と使用する触媒との関係を
示す表。
【図20】 NOX触媒の温度または排気ガス温度とバ
ルブの切り換えの関係を示す図。
【図21】 排気ガス中に共存する酸素濃度と二次空気
供給量の関係を示す。
【図22】 排気ガス浄化装置の制御フローチャート。
【図23】 触媒における空燃比と排気ガス浄化率との
関係図。
【符号の説明】
1…エアクリーナ,2…エアフローセンサ,3…スロッ
トル弁,4…インジェクタ,5…点火プラグ,6…エア
カットバルブ,7…EGRバルブ,10…ISCバル
ブ,13…エアポンプ,17…マニホールド触媒,18
…NOX触媒,19・20…空燃比センサ(酸素セン
サ),21…温度センサ,24…主触媒,25…EC
M,31…排気流路切替バルブ,99…エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿田子 武士 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 黒田 修 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 舘 隆広 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気ガス排出用の排気ガス流
    路上に設置された主触媒と、 窒素酸化物還元触媒を備えた内燃機関の排気ガス浄化装
    置において、 少なくとも2つ以上の運転状態パラメータから決定され
    る運転状態に基づいて少なくとも2つ以上の領域に分割
    された空燃比範囲の各領域に対応して、前記窒素酸化物
    還元触媒の使用を制御する手段を備えたことを特徴とす
    る内燃機関の排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気ガス排出用の排気ガス主
    流路上に設置された主触媒と、 前記排気ガス主流路途中に設けられ該排気ガス主流路の
    上流と下流とを結ぶバイパス流路と、 前記バイパス流路上または前記排気ガス主流路上に配置
    された窒素酸化物還元触媒と、 前記排気ガス主流路と前記バイパス流路の分岐点に設置
    され、かつ排出ガスの流路を切り換え可能に構成するこ
    とにより前記窒素酸化物還元触媒の使用を制御する手段
    を備えた内燃機関の排気ガス浄化装置において、 前記窒素酸化物還元触媒の使用を制御する手段は、前記
    窒素酸化物還元触媒の温度または排気ガス温度に応じて
    排出ガス流路の切換え制御を行う少なくとも1つ以上の
    バルブからなることを特徴とする内燃機関の排気ガス浄
    化装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の排気ガス排出用の排気ガス主
    流路上に設置された主触媒と、 前記排気ガス主流路途中に設けられ該排気ガス主流路の
    上流と下流とを結ぶバイパス流路と、 前記バイパス流路上または前記排気ガス主流路上に配置
    された窒素酸化物還元触媒と、 前記排気ガス主流路と前記バイパス流路の分岐点に設置
    され、かつ排出ガスの流路を切り換え可能に構成された
    窒素酸化物還元触媒の使用を制御する手段を備えた内燃
    機関の排気ガス浄化装置において、 前記窒素酸化物還元触媒の温度または排気ガス温度、並
    びに少なくとも2つ以上の運転状態パラメータから決定
    される運転状態に基づいて少なくとも2つ以上に分割さ
    れた空燃比範囲領域に対応して排出ガス流路の切り換え
    制御を行う少なくとも1つ以上のバルブからなることを
    特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記窒素酸化物還元触媒の使用を制御す
    る手段は、理論空燃比よりリーン運転時で、かつ排気ガ
    ス温度または窒素酸化物還元触媒の温度が該窒素酸化物
    還元触媒の限界耐熱温度以下あるいは設定温度範囲内に
    ある場合に、排気ガスを前記窒素酸化物還元触媒へ経由
    させるべく構成された少なくとも1つ以上のバルブから
    なることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の内燃
    機関の排気ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記窒素酸化物還元触媒の使用を制御す
    る手段は、理論空燃比付近での運転時で、かつ排気ガス
    温度または窒素酸化物還元触媒の温度が該窒素酸化物還
    元触媒の限界耐熱温度以下あるいは設定温度範囲内にあ
    る場合に、排気ガスを前記窒素酸化物還元触媒へ経由さ
    せるべく構成された少なくとも1つ以上のバルブからな
    ることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の内燃機
    関の排気ガス浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記窒素酸化物還元触媒の使用を制御す
    る手段は、理論空燃比よりリッチ運転時で、かつ排気ガ
    ス温度または窒素酸化物還元触媒の温度が該窒素酸化物
    還元触媒の限界耐熱温度以下あるいは設定温度範囲内に
    ある場合に、排気ガスを前記窒素酸化物還元触媒へ経由
    させるべく構成された少なくとも1つ以上のバルブから
    なることを特徴とする請求項1、2又は3記載の内燃機
    関の排気ガス浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記窒素酸化物還元触媒の使用を制御す
    る手段は、内燃機関の始動時または暖機時に、排気ガス
    を窒素酸化物還元触媒へ経由させるべく構成された少な
    くとも1つ以上のバルブからなることを特徴とする請求
    項1、2又は3に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  8. 【請求項8】 前記窒素酸化物還元触媒の使用を制御す
    る手段は、排気ガス温度または窒素酸化物還元触媒の温
    度が該窒素酸化物還元触媒の限界耐熱温度以上あるいは
    設定温度範囲外にある場合に、排気ガスを前記窒素酸化
    物還元触媒へ経由させないように構成された少なくとも
    1つ以上のバルブからなることを特徴とする請求項2又
    は3記載の内燃機関の排気ガス浄化装置。
  9. 【請求項9】 排気ガス温度または窒素酸化物還元触媒
    の温度が該窒素酸化物還元触媒の限界耐熱温度以上の場
    合に、空燃比をリッチ側にシフトする手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の内燃機関の排気
    ガス浄化装置。
  10. 【請求項10】 窒素酸化物還元触媒の上流における排
    気ガス中に共存する酸素濃度が所定濃度以下の場合に、
    窒素酸化物還元触媒の上流に接続された排気ガス主流路
    に酸素を注入する酸素供給装置を備えたことを特徴とす
    る請求項1、2、又は3記載の内燃機関の排ガス浄化装
    置。
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