JPH0693662A - 鋼管柱用内ダイアフラムの水平スチフナ - Google Patents
鋼管柱用内ダイアフラムの水平スチフナInfo
- Publication number
- JPH0693662A JPH0693662A JP24480492A JP24480492A JPH0693662A JP H0693662 A JPH0693662 A JP H0693662A JP 24480492 A JP24480492 A JP 24480492A JP 24480492 A JP24480492 A JP 24480492A JP H0693662 A JPH0693662 A JP H0693662A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- horizontal stiffener
- stiffener
- pipe column
- concrete
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水平スチフナの剛性を高めると共に、コンク
リートの充填性を改善すること。 【構成】 鋼管柱１内に設ける内ダイアフラムのスチフ
ナ６にコンクリート充填用の穴７を設け、方形枠８ａの
内部に交差する対角線状の線条リブ８ｂを一体的に形成
した補強リブ８を前記水平スチフナ６上に重合固着す
る。また水平スチフナ６のコーナ部を隅切りすると共
に、この切断縁６ａに沿って補強用のコーナリブ９を固
着する。
リートの充填性を改善すること。 【構成】 鋼管柱１内に設ける内ダイアフラムのスチフ
ナ６にコンクリート充填用の穴７を設け、方形枠８ａの
内部に交差する対角線状の線条リブ８ｂを一体的に形成
した補強リブ８を前記水平スチフナ６上に重合固着す
る。また水平スチフナ６のコーナ部を隅切りすると共
に、この切断縁６ａに沿って補強用のコーナリブ９を固
着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の鋼管柱におい
て、梁との接合部を補強するために設ける内ダイアフラ
ムの水平スチフナに関するものである。
て、梁との接合部を補強するために設ける内ダイアフラ
ムの水平スチフナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９および図１０は、柱１を梁２との接
合部の中間１ａにおいて分断し、その柱１の内側におい
て、梁２の上フランジ２ａと対応する位置に、内ダイア
フラム４ａを挿入して、その四周を柱１と溶接すると共
に、梁２の下フランジ２ｂと対応する位置に、内ダイア
フラム４ｂを挿入して、その四周を柱１に溶接し、その
後柱１の切断部１ａを溶接してから、内ダイアフラム４
ａと対応する柱１の外面に梁２の上フランジ２ａを突き
合わせて溶接すると共に、内ダイアフラム４ｂと対応す
る柱１の外面に梁２の下フランジ２ｂを突き合わせて溶
接したものである。
合部の中間１ａにおいて分断し、その柱１の内側におい
て、梁２の上フランジ２ａと対応する位置に、内ダイア
フラム４ａを挿入して、その四周を柱１と溶接すると共
に、梁２の下フランジ２ｂと対応する位置に、内ダイア
フラム４ｂを挿入して、その四周を柱１に溶接し、その
後柱１の切断部１ａを溶接してから、内ダイアフラム４
ａと対応する柱１の外面に梁２の上フランジ２ａを突き
合わせて溶接すると共に、内ダイアフラム４ｂと対応す
る柱１の外面に梁２の下フランジ２ｂを突き合わせて溶
接したものである。
【０００３】上述した鋼管柱１をさらに補強するには、
鋼管柱１内にコンクリートを充填すればよいが、コンク
リートを充填するには図１１に示すように、内ダイアフ
ラム４ａ，４ｂ内にコンクリート充填用の穴５をあける
必要がある。
鋼管柱１内にコンクリートを充填すればよいが、コンク
リートを充填するには図１１に示すように、内ダイアフ
ラム４ａ，４ｂ内にコンクリート充填用の穴５をあける
必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような穴５を設けると、コンクリートの充填性は向上す
るが、コーナー部あるいは内ダイアフラム４ａ，４ｂの
下方では、コンクリートのブリージング等で空隙が発生
する可能性がある。この現象を改善するには穴５を大き
くすればよいが、穴５が大きすぎると、スチフナの有効
面積が小さくなり、耐力が低下する。また前記ブリージ
ングを防止するためにコンクリートを圧入する場合に、
穴５の径が小さいと、圧入抵抗が大きくなるから、高い
注入圧力が必要になるという問題点があった。
ような穴５を設けると、コンクリートの充填性は向上す
るが、コーナー部あるいは内ダイアフラム４ａ，４ｂの
下方では、コンクリートのブリージング等で空隙が発生
する可能性がある。この現象を改善するには穴５を大き
くすればよいが、穴５が大きすぎると、スチフナの有効
面積が小さくなり、耐力が低下する。また前記ブリージ
ングを防止するためにコンクリートを圧入する場合に、
穴５の径が小さいと、圧入抵抗が大きくなるから、高い
注入圧力が必要になるという問題点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、鋼管柱内に設ける内ダイアフラ
ムのスチフナにコンクリート充填用の穴を設け、方形枠
の内部に交差する対角線状の線条リブを一体的に形成し
た補強リブを前記水平スチフナ上に重合固着して鋼管柱
用内ダイアフラムの水平スチフナを構成する。
ため本発明においては、鋼管柱内に設ける内ダイアフラ
ムのスチフナにコンクリート充填用の穴を設け、方形枠
の内部に交差する対角線状の線条リブを一体的に形成し
た補強リブを前記水平スチフナ上に重合固着して鋼管柱
用内ダイアフラムの水平スチフナを構成する。
【０００６】また本発明においては、前記した水平スチ
フナのコーナ部を隅切りすると共に、この切断縁に沿っ
て補強用のコーナリブを固着して鋼管柱用内ダイアフラ
ムの水平スチフナを構成する。
フナのコーナ部を隅切りすると共に、この切断縁に沿っ
て補強用のコーナリブを固着して鋼管柱用内ダイアフラ
ムの水平スチフナを構成する。
【０００７】
【作用】上述のように本発明においては、方形枠の内部
に交差する対角線状の線条リブを一体的に形成した補強
リブを水平スチフナ上に重合固着したから、この補強リ
ブによって穴のあいたスチフナの剛性を高めることがで
きる。このため本発明によれば、水平スチフナの穴の径
を充分大きくすることができ、それによってコンクリー
トの充填性を改善すると共に、コンクリートの注入圧力
を低く抑えることができる。
に交差する対角線状の線条リブを一体的に形成した補強
リブを水平スチフナ上に重合固着したから、この補強リ
ブによって穴のあいたスチフナの剛性を高めることがで
きる。このため本発明によれば、水平スチフナの穴の径
を充分大きくすることができ、それによってコンクリー
トの充填性を改善すると共に、コンクリートの注入圧力
を低く抑えることができる。
【０００８】また二番目の発明のように、前記した水平
スチフナのコーナ部を隅切りすると共に、この切断縁に
沿って補強用のコーナリブを固着すれば、スチフナの強
度を低下させることなく、隅切りによってコンクリート
を角型鋼管柱の四隅部にもよく充填することができる。
スチフナのコーナ部を隅切りすると共に、この切断縁に
沿って補強用のコーナリブを固着すれば、スチフナの強
度を低下させることなく、隅切りによってコンクリート
を角型鋼管柱の四隅部にもよく充填することができる。
【０００９】
【実施例】以下、図１〜図８について本発明の実施例を
説明する。図中１は角型の鋼管柱、１ａ（図２，３参
照）はその切断部、２は鉄骨梁で、２ａはその上フラン
ジ、２ｂは下フランジである。
説明する。図中１は角型の鋼管柱、１ａ（図２，３参
照）はその切断部、２は鉄骨梁で、２ａはその上フラン
ジ、２ｂは下フランジである。
【００１０】６は本発明に係るスチフナで、７はこのス
チフナ６の中心部に設けたコンクリート充填用の穴であ
り、この穴７は図１および図４に示したように丸穴でも
よいし、また図７に示したような角穴でもよく、その他
の形状でも差し支えないが、その開口面積は鋼管柱１の
内側の断面積の約４０％が適当である。
チフナ６の中心部に設けたコンクリート充填用の穴であ
り、この穴７は図１および図４に示したように丸穴でも
よいし、また図７に示したような角穴でもよく、その他
の形状でも差し支えないが、その開口面積は鋼管柱１の
内側の断面積の約４０％が適当である。
【００１１】また方形枠８ａの内部に交差する対角線状
の線条リブ８ｂを一体的にして補強リブ８を形成し、こ
の補強リブ８を前記スチフナ６に重合して溶接等によっ
て固着する。
の線条リブ８ｂを一体的にして補強リブ８を形成し、こ
の補強リブ８を前記スチフナ６に重合して溶接等によっ
て固着する。
【００１２】また前記した水平スチフナ６のコーナ部を
隅切りすると共に、この切断縁６ａに沿って補強用の短
冊板状（図６参照）のコーナリブ９を溶接等により固着
してもよい。
隅切りすると共に、この切断縁６ａに沿って補強用の短
冊板状（図６参照）のコーナリブ９を溶接等により固着
してもよい。
【００１３】
【発明の効果】上述のように本発明においては、方形枠
８ａの内部に交差する対角線状の線条リブ８ｂを一体的
に形成した補強リブ８を水平スチフナ６上に重合固着し
たから、この補強リブ８によって穴７のあいたスチフナ
６の剛性を高めることができる。このため本発明によれ
ば、水平スチフナ６の穴７の径を充分大きくすることが
でき、それによってコンクリートの充填性を改善すると
共に、コンクリートの注入圧力を低く抑えることができ
るという効果が得られる。
８ａの内部に交差する対角線状の線条リブ８ｂを一体的
に形成した補強リブ８を水平スチフナ６上に重合固着し
たから、この補強リブ８によって穴７のあいたスチフナ
６の剛性を高めることができる。このため本発明によれ
ば、水平スチフナ６の穴７の径を充分大きくすることが
でき、それによってコンクリートの充填性を改善すると
共に、コンクリートの注入圧力を低く抑えることができ
るという効果が得られる。
【００１４】また二番目の発明のように、前記した水平
スチフナ６のコーナ部を隅切りすると共に、この切断縁
６ａに沿って補強用のコーナリブ９を固着すれば、スチ
フナ６の強度を低下させることなく、隅切りによってコ
ンクリートを角型鋼管柱１の四隅部にもよく充填するこ
とができるという効果も得られる。
スチフナ６のコーナ部を隅切りすると共に、この切断縁
６ａに沿って補強用のコーナリブ９を固着すれば、スチ
フナ６の強度を低下させることなく、隅切りによってコ
ンクリートを角型鋼管柱１の四隅部にもよく充填するこ
とができるという効果も得られる。
【図１】本発明の水平スチフナを使用した角型鋼管柱と
鉄骨梁の接合部を示す平面図である。
鉄骨梁の接合部を示す平面図である。
【図２】図１の鋼管柱を断面で示す立面図である。
【図３】図２の変形例を示す立断面図である。
【図４】図１の水平スチフナの平面図である。
【図５】図４のＡ−Ａ断面図である。
【図６】図４の隅部の斜視図である。
【図７】図４の変形例を示す平面図である。
【図８】図７のＢ−Ｂ断面図である。
【図９】従来の角型鋼管柱と鉄骨梁との接合部を一部切
欠して示す斜視図である。
欠して示す斜視図である。
【図１０】図９の鋼管柱を断面で示す立面図である。
【図１１】鋼管柱の内ダイアフラムにコンクリート充填
用の穴をあけた場合の一部切欠斜視図である。
用の穴をあけた場合の一部切欠斜視図である。
１ 角型鋼管柱（柱） ２ 鉄骨梁（梁） ４ａ，４ｂ 内ダイアフラム ５ コンクリート充填用の穴 ６ 水平スチフナ（スチフナ） ６ａ 切断縁 ７ コンクリート充填用の穴 ８ 補強リブ ８ａ 方形枠 ８ｂ 交差する対角線状の線条リブ ９ コーナリブ
Claims (2)
- 【請求項１】 鋼管柱内に設ける内ダイアフラムのスチ
フナにコンクリート充填用の穴を設け、方形枠の内部に
交差する対角線状の線条リブを一体的に形成した補強リ
ブを前記水平スチフナ上に重合固着したことを特徴とす
る鋼管柱用内ダイアフラムの水平スチフナ。 - 【請求項２】 請求項１記載の水平スチフナのコーナ部
を隅切りすると共に、この切断縁に沿って補強用のコー
ナリブを固着したことを特徴とする鋼管柱用内ダイアフ
ラムの水平スチフナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24480492A JPH0693662A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 鋼管柱用内ダイアフラムの水平スチフナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24480492A JPH0693662A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 鋼管柱用内ダイアフラムの水平スチフナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0693662A true JPH0693662A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17124193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24480492A Pending JPH0693662A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 鋼管柱用内ダイアフラムの水平スチフナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0693662A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06299602A (ja) * | 1993-04-15 | 1994-10-25 | Kajima Corp | 鋼管柱と梁の仕口構造 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP24480492A patent/JPH0693662A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06299602A (ja) * | 1993-04-15 | 1994-10-25 | Kajima Corp | 鋼管柱と梁の仕口構造 |
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