JPH069340B2 - デ−タ識別装置 - Google Patents

デ−タ識別装置

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JPH069340B2
JPH069340B2 JP10750985A JP10750985A JPH069340B2 JP H069340 B2 JPH069340 B2 JP H069340B2 JP 10750985 A JP10750985 A JP 10750985A JP 10750985 A JP10750985 A JP 10750985A JP H069340 B2 JPH069340 B2 JP H069340B2
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tap coefficient
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昌子 玉木
秀雅 北川
敏幸 島田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/04Control of transmission; Equalising

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、PCM信号を記録再生する磁気テープレコー
ダの再生データ識別に用いられるデータ識別装置に関す
るものである。
従来の技術 近年、データ識別装置は、マルチトラック記録再生を行
なうPCM磁気テープレコーダの再生データ識別に際
し、再生信号中の符号間干渉を減少、除去し、2値PC
M信号の判定を行なう装置として開発が進められてお
り、特に記録再生のマルチトラック化に伴ってデジタル
信号処理により装置を時分割使用することによる装置規
模の小形化が図られている。これについては、例えば杉
田、他「固定ヘッドデジタルテープレコーダにおけるデ
ータ検出の一手法について」電子通信学会電気音響研究
会資料EA82−59がある。さらに最近、数種類の異
なる磁気特性の磁気テープにも対応できるテープレコー
ダが要求されるようになってきており、データ識別装置
においても記録再生で生じる符号間干渉の減少除去のた
めの波形等化特性の設定値を磁気テープに応じて数種類
用意しておき、その最適設定を自動的に行う必要性が生
じてきているが、従来の波形等化特性は固定されてい
た。また、タップ係数値を可変できる可変型波形等化器
も通信技術分野で種々検討されてきたが、その制御方法
が複雑で装置の規模も大きくならざるを得なかった。
(例えばR.W.Luckyetal.砂川博他共訳「データ通信の原
理」) 以下、図面を参照しながら上述したような従来のデータ
識別装置について説明を行なう。
第7図は従来のデータ識別装置の構成を示すものであ
り、第8図は最適タップ係数設定の流れ図を示すもので
ある。第7図において、1は波形等化部、2はデータ検
出部、3は信号処理部、4はタップ係数決定部、5はタ
ップ係数記憶部である。
以上のように構成された従来のデータ識別装置につい
て、以下その動作について説明する。
まず、タップ係数記憶部5には予めNコのタップ係数値
を1組としてM組のタップ係数列が記憶されており、こ
の中からある特定のタップ係数列を波形等化部1に設定
する。波形等化部1はNタップのトランスバーサルフィ
ルタで構成され、タップ係数を前記タップ係数記憶部が
設定したタップ係数とし、磁気テープレコーダの再生信
号である符号間干渉により歪んだPCM信号を入力と
し、この再生信号中の歪成分を減少、除去してデータ検
出部2へ出力する。データ検出部2は前記波形等化部出
力のクロック再生および2値レベル判定を行ない、信号
処理部3へ出力する。信号処理部3はデータ検出部2よ
り出力される信号中に含まれる符号誤りを訂正し、同時
にエラー検出信号をタップ係数決定部4へ出力する。タ
ップ係数決定部4は信号処理部3より出力されるエラー
検出信号を累積することによりエラーレートを求める。
以上の動作をタップ係数記憶部5におけるM組すべての
タップ係数列について行ない、最終的にタップ係数決定
部4でエラーレートが最小となるタップ係数列を求め、
タップ係数記憶部5へ出力し、タップ係数記憶部5より
波形等化部1へ出力する。
以上の動作を第8図を参照しながら説明する。まず、例
えば再生する磁気テープの種類を変える等、波形等化特
性を変更する必要性が生じた場合をステップ201で判
断する。ステップ202,203で特定のタップ係数列 を波形等化部1に設定し、ステップ204で信号処理部
3より出力されるエラー検出信号を累積することにより
エラーレートを求める。ステップ205でステップ20
4で求めたエラーレートが初期設定された、あるいは既
に測定されたエラーレートMinよりも大きな場合、ステ
ップ207より次のタップ係数列 においてステップ203以下の動作を行なう。エラーレ
ートMinより小さい場合、ステップ206においてこの
タップ係数列番号をjとして記憶し、そのときのエラー
レートをMinに入力する。以上のステップ203〜20
8の動作をM組のタップ係数列に対して行ない、これに
より求まったM組のタップ係数列中の最適タップ係数列
をステップ209で波形等化部1のタップ係数値とす
る。以上の一連の動作により、予め記憶されたM組のタ
ップ係数列のなかからエラーレートを最小とするタップ
係数列を選定することができ、異なる特性をもつ数種の
テープに対して各々の特性に適した波形等化特性で信号
を再生することが可能である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、エラーレートの
大小判別により最適タップ係数列を選ぶには比較的長い
エラー検出信号の累積時間を必要とし、さらにこの累積
時間はエラーレートが小さい程、長い時間を必要とする
ことになる。例えばシンボルエラーレートが10-3とす
ると累積時間は少なくとも103シンボル必要であるこ
とになり、エラーレートが小さくなると累積時間が長く
なるのである。また入力信号である歪んだ2値PCM信
号と波形等化特性との整合性とエラーレートの関係は第
5図bに示されるようになる。よって符号誤りを余り起
こさない程度に波形等化特性が整合する場合には非常に
長い累積時間を必要とし、かつこの場合には波形等化特
性の不整合性以外の要因、例えば信号の欠落によるエラ
ーレートが支配的であり、波形等化特性の最適化が困難
であった。
本発明は上記問題点に鑑み、符号誤りを起こさない場合
にも最適な波形等化特性で信号を再生することが可能で
あり、かつその最適設定に要する時間も短かいデータ識
別装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のデータ識別装置は波
形等化部と、レベル判定部と、位相同期部と、位相計算
部と、タップ係数決定部と、タップ係数記憶部から構成
されている。
作用 この構成によって、波形等化部出力の零交差点の時間的
位置を位相計算部で計算し、この位相値の変動量分布の
比較的高い周波数成分すなわち波形等化特性の不整合に
よる残留歪成分を位相同期部の位相誤信式号として取り
出し、位相誤差信号の絶対値平均あるいは自乗平均を最
小とするようにタップ係数設定値をタップ係数記憶部か
ら自動的に選択し波形等化部へ出力する。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図は本発明の一実施例におけるデータ識別
装置の構成を示すものである。第2図は本発明のデジタ
ル信号処理による時分割マルチトラックシリアル処理を
説明するタイミング図である。第4図はデータ検出部の
位相信号値例、第5図は波形等化特性の整合性とエラー
レートおよび位相誤差偏差の関係図、第6図は最適タッ
プ係数設定の流れ図である。第1図において1は波形等
化部、6は位相計算部、7は位相同期部、8はレベル判
定部、10はタップ係数決定部であり、位相計算部6、
位相同期部7およびレベル判定部8でデータ検出部9を
構成する。
以上のように構成されたデータ識別装置について、以下
その動作について説明する。なお従来例と同一の部分に
ついては同一の番号を付与し説明を省略する。まず波形
等化部1の出力に零交差点が発生した時にその零交差点
と信号処理タイミングとの時間的ずれ量が波形等化出力
のクロック位相として位相計算部6により第4図aのよ
うに計算され出力される。位相同期部7は前記位相計算
部出力に追従し、その変位成分を低域波して第4図b
のように再生クロック位相を出力すると同時に、前記位
相計算部出力が出力された時にその出力と前記再生クロ
ック位相の差信号である位相誤差信号を第4図cのよう
に出力する。レベル判定部8は前記波形等化部出力およ
び前記再生クロック位相から再生信号である2値PCM
信号を判定出力する。タップ係数決定部10は、前記位
相計算部が出力するクロック位相をφei、前記位相同期
部が出力する再生クロック位相をφriとすると、前記波
形等化部出力に零交差点が存在した時に前記のようにし
て離散的に出力される位相誤差信号φei−φriを位相誤
差信号列として、 φ={φe1−φr1,φe2−φr2,………,φeL−φrL
のように特定数L個取り込み、評価値Jとして を最小とするように順次タップ係数記憶部でタップ係数
を選定し、その評価値Jを計算する。以上のタップ係数
決定部の動作は第6図で示すように従来例である第8図
の評価基準をエラーレートから前記位相誤差信号分布の
ばらつきを表わす評価値Jに置き換えたものである。
(1)式は位相誤差信号の絶対値和を最小とするものであ
るが、 とし、自乗和の最小化を図ってもよい。
以上の一連の動作においては、第2図に示されるように
各部の信号は時分割された多重化信号で処理されてお
り、前記タップ係数決定部は特定トラックにのみ動作す
る。
次に本発明の他の実施例について説明する。
複数の信号を時分割シリアル化して得られる信号につい
て前記実施例のデータ識別装置を使用する場合には、第
3図のデータタイミング図に示されるように前記の位相
誤差信号の評価タイミングを複数トラック分、同一の信
号であるとして行ない、例えば第kトラックの位相誤差
をφek−φrkとすると第1トラックから第Nトラックま
でを総合的に評価する場合、Nトラック分のN組のタッ
プ係数値をまとめて1組として評価し、前述の評価値J
あるいは のようにして評価を行なう。
位相誤差信号のばらつきと波形等化特性との関係は第5
図aに示されているようなものであり、符号誤りがほと
んど起きない場合に位相誤差信号のばらつきが波形等化
特性と磁気テープ装置の記録再生特性との整合性を表わ
す良い尺度であることを示しており、感度良く波形等化
特性を最適化することが可能となる。
さらに、前記評価値Jの累積に必要な時間は、位相誤差
信号のばらつきが評価できれば良く、例えば(1),(2),
(3),(4)式の計算においては通常PCM信号は1シンボル
に1回以上信号反転するものであり、前記の位相誤差信
号はこの信号反転ごとに得られるために必要な累積時間
はLシンボルに対応する時間だけとなり非常に短くな
る。
以上のように本実施例によれば、波形等化部出力からク
ロック再生を行ない、位相同期部で得られる位相誤差信
号の分布を検出することにより、波形等化特性の最適化
が可能となり、また、その設定感度の大幅な向上も可能
となるさらに最適化設定に要する時間も大幅に短縮され
る。第二の実施例のように、複数トラックにわたる波形
等化特性の最適化も総合的に行なえ、かつその場合の構
成も1トラック毎の最適化と同等の規模のもので実現出
来る。
発明の効果 本発明は、波形等化出力信号のクロック再生を行なう際
にクロック再生部である位相同期部の位相誤差信号を検
出し、その位相誤差信号分布を評価することによって最
適タップ係数設定を行なうデータ検出部を設けることに
より迅速に最適タップ係数が設定できる。さらに本発明
によれば設定感度の大幅な向上が可能となる。またこの
位相誤差信号の評価を時分割処理している複数トラック
にわたり連続的に処理することにより複数トラック分を
まとめて一時に評価できる優れたデータ識別装置を実現
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるデータ識別装置の構
成を示すブロック図、第2図は本発明の第一の実施例に
おけるデータのタイミング図、第3図は本発明の第二の
実施例におけるデータのタイミング図、第4図は本発明
の一実施例における位相計算部出力および位相同期部出
力の信号値例を示す波形図、第5図は波形等化特性と記
録再生特性との整合性に対するエラーレートおよび位相
誤差信号偏差との関係を示す特性図、第6図は本発明の
一実施例における最適タップ係数設定の流れ図、第7図
は従来例の構成を示すブロック図、第8図は従来例の最
適タップ係数設定の流れ図である。 1……波形等化部、2……データ検出部、3……信号処
理部、4……タップ係数決定部、5……タップ係数記憶
部、6……位相計算部、7……位相同期部、8……レベ
ル判定部、9……データ検出部、10……タップ係数決
定部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め設定された複数組のタップ係数値を記
    憶し、このうち1組の設定値を選択的に出力するタップ
    係数記憶部と、前記選択されたタップ係数値をタップ係
    数とするトランスバーサルフィルタから構成され、歪ん
    だ2値PCM入力信号を等化し、出力する波形等化部
    と、前記波形等化部出力の零交差点を利用して前記波形
    等化部出力中のクロック位相を計算し、出力する位相計
    算部と、前記計算された位相を入力位相とし、これに追
    従した再生クロック位相を出力し、かつ前記入力位相と
    前記再生クロック位相の差信号を位相誤差信号として出
    力する位相同期部と、前記波形等化部出力及び前記再生
    クロック位相から前記波形等化部出力の2値レベル判定
    を行なうレベル判定部と、前記位相誤差信号の絶対値の
    平均値あるいは自乗平均値の大小を判定することにより
    前記タップ係数記憶部で選択されるタップ係数値の最適
    値を決定するタップ係数決定部とを備えたことを特徴と
    するデータ識別装置。
  2. 【請求項2】複数の歪んだ2値PCM信号についてその
    各々の信号毎に時分割に得られる前記位相誤差信号を単
    一の信号とみなしてその絶対値の平均値あるいは自乗平
    均値の大小を判定することにより前記複数の歪んだ2値
    PCM信号に対してタップ係数値の最適値を選択するタ
    ップ係数決定器を備えたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のデータ識別装置。
JP10750985A 1985-05-20 1985-05-20 デ−タ識別装置 Expired - Fee Related JPH069340B2 (ja)

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KR100228798B1 (ko) * 1997-05-09 1999-11-01 윤종용 파형등화기의 대역폭 자동조절방법

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