JP4266536B2 - 再生装置及び再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、再生装置及び再生方法に関し、特には情報信号の等化処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置として、従来、画像信号や音声信号をデジタル信号として磁気テープに記録再生するデジタルVTRが知られている。
【0003】
デジタルVTRにおいては、再生された信号をイコライザにより等化処理することで、記録再生系における信号の劣化や、テープの種類による特性のばらつきなどを補償している。これにより、エラーの少ない再生信号を得ることができる。
【0004】
また、再生信号中のエラー率に基づいてイコライザの等化特性を制御する技術も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如くエラー率に基づいて等化特性を制御する方法は有効ではあるが、エラーが少なくなり、エラー率が低下している状態では、イコライザの等化特性の影響よりもテープの欠陥によるドロップアウトの影響によるエラーの割合が支配的になってしまう。
【0006】
そのため、単に一定期間のエラー率により等化特性の制御を行った場合、ドロップアウトによるエラーに基づいて等化特性を変更してしまい、かえって特性を悪くしてしまうことが考えられる。
【0007】
これを避けるためには、ドロップアウトによる局部的なエラーの増加が無視できる程度まで、長い期間エラーを積算してエラー率を求める必要があり、最適な等化特性となるまで長い時間がかかってしまう。
【0008】
また、等化特性を変化させて最適な特性を探す、いわゆるウォブリング法では、現状に比べてエラーが少なくなる方向はわかるものの、最適点の方向がわからないため、エラーの極小点ではあるが、最適点ではない値に制御してしまう可能性がある。
【0009】
本発明は前述の如き問題点を解決することを目的とする。
【0010】
また、本発明の他の目的は、良好な等化特性の制御を行う処にある。
【0011】
また、本発明の更に他の目的は、ドロップアウト等の等化特性以外の影響によるエラーの変化にかかわらず、等化特性を最適に制御可能とする処にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述の如き問題を解決し、前記目的を達成するため、本発明は、情報信号を再生する再生手段と、前記再生手段により再生された情報信号の周波数特性を制御すると共に、前記再生された情報信号の第1の周波数帯域の群遅延特性と前記第1の周波数帯域よりも低い第2の周波数帯域の群遅延を調整する等化手段と、前記等化手段の出力をサンプリングし、1サンプル複数ビットのデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力されたデジタル信号を3値検出するデコーダと、前記等化手段から出力された情報信号中のエラーを検出するエラー検出手段と、前記A/D変換器から出力されたデジタル出力と前記デコーダから出力された3値検出結果との乗算結果を積分した積分結果に基づいて前記等化手段の群遅延特性を制御すると共に、前記エラー検出手段の検出結果に基づいて前記等化手段の周波数特性を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、選択されたサンプルの3値検出結果と前記選択されたサンプルの一つ前のサンプルのデジタル信号との乗算結果を積分した第1の積分結果と前記選択されたサンプルの3値検出結果と前記選択されたサンプルの一つ後のサンプルのデジタル信号との乗算結果を積分した第2の積分結果とを比較し、前記第1の積分結果と第2の積分結果との比較結果に基づいて前記第1の周波数帯域の群遅延特性を制御すると共に、前記選択されたサンプルの3値検出結果と前記選択されたサンプルの二つ前のサンプルのデジタル信号との乗算結果を積分した第3の積分結果と前記選択されたサンプルの3値検出結果と前記選択されたサンプルの二つ後のサンプルのデジタル信号との乗算結果を積分した第4の積分結果とを比較し、前記第3の積分結果と第4の積分結果との比較結果に基づいて前記第2の周波数帯域の群遅延特性を制御する構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。以下に説明する実施形態では、本発明をデジタルVTRに適用した場合について説明する。
【0014】
図1は本発明が適用されるVTR100の再生系の構成を示す図である。
【0015】
図1において、再生回路103は図8に示したように回転ドラム801に対して180度の位相差を持って取り付けられた互いにアジマスの異なる2つのヘッド803、805により交互にテープT上の多数のトラックをトレースして画像信号、音声信号、サブコード等の情報信号を再生し、内部のアンプにより再生信号を増幅してイコライザ105に出力する。スイッチパルス生成回路101は回転ヘッドの回転位相を示すPG信号に基づいて、これら2つのヘッドを切り換えるためのヘッドスイッチパルス(SWP)を生成している。
イコライザ105は再生回路103からの出力された信号を等化し、A/D変換器107に出力する。
【0016】
図2はイコライザ105の構成を示す図である。
【0017】
本形態のイコライザ105は、図2に示すように、高域強調用のフィルタ203と、低域の群遅延を制御するオールパスフィルタ205、及び、高域の群遅延を制御するオールパスフィルタ207とを有する。
【0018】
再生回路103からの再生信号は入力端子201から高域強調回路203に入力し、磁気記録再生系における高域成分の劣化を補償されてオールパスフィルタ205に出力される。高域強調回路203の周波数特性を図3に示す。本形態の高域強調回路203はイコライザ制御回路117からの制御信号EQCにより図3の如くその高域の強調量を制御可能である。
【0019】
オールパスフィルタ205は群遅延回路として機能し、主に磁気テープのダイパルス特性を補償するために高域強調回路203からの再生信号の低域の群遅延を調整し、オールパスフィルタ207に出力する。オールパスフィルタ205の群遅延特性を図4に示す。オールパスフィルタ205の群遅延特性は、イコライザ制御回路117からの制御信号GDLにより図4に示したように調整可能である。
【0020】
オールパスフィルタ207は群遅延回路として機能し、主に高域強調回路203の遅延を補償するためにオールパスフィルタ205からの再生信号の高域の群遅延を調整し、積分回路209に出力する。オールパスフィルタ207の群遅延特性を図5に示す。オールパスフィルタ207の群遅延特性は、イコライザ制御回路117からの制御信号GDHにより図5に示したように調整可能である。
【0021】
オールパスフィルタ207から出力された再生信号は積分回路209にて積分処理されて出力端子211よりA/D変換器107に出力される。この積分回路209により直流成分近傍の劣化が補償される。
【0022】
図6はイコライザ107の全体での周波数特性を示す図である。図のように、低域成分の劣化が積分回路209により補償され、高域成分は高域強調回路203により補償される。磁気記録再生系を介して再生される信号は微分特性を持つため、図6の如き周波数特性をもつイコライザ107により積分等化を行っている。
【0023】
また、図7はイコライザ105の全体での群遅延特性を示す図である。図のように、低域成分、高域成分の群遅延をそれぞれオールパスフィルタ205、207にて制御し、多少のリップルはあるものの、全体としてフラットな群遅延特性を実現している。
【0024】
イコライザ105から出力された再生信号はA/D変換器107により1サンプル複数ビットのデジタル信号に変換され、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ109及びPLL113に出力される。
【0025】
PLL109はA/D変換器107からのデジタル信号に位相同期したクロックを発生し、A/D変換器107に出力する。A/D変換器107はこのPLL113からのクロックに応じてイコライザ105からの再生信号をサンプリングし、1サンプル複数ビットで量子化する。
【0026】
FIRフィルタ109はA/D変換器107からのデジタル信号を周知のフィルタ処理により微調整し、結果をPR4デコーダ111に出力する。
【0027】
PR4デコーダ111はFIRフィルタ109からの再生信号に対してPR4のデコード処理を施し、評価回路115及びビタビデコーダ119に出力する。
【0028】
本形態では、テープTに記録されている信号は記録時のデジタル変調処理として、PR4のプリコード処理が施されて記録されている。PR4デコーダ111は記録時に施されたPR4プリコード処理に対応する復調処理であるPR4のデコード処理を行う。
【0029】
PR4デコーダ111の構成を図9に示す。
【0030】
図9において、FIRフィルタ109からの再生信号は入力端子901から入力し、ラッチ903及び905により2クロック分遅延され、減算器907に出力される。減算器907は入力端子901からの再生信号とラッチ905からの2クロック分遅延された信号との差を求め、出力端子909に出力する。
【0031】
PR4デコーダ111からの再生信号は評価回路115及びビタビデコーダ119に出力される。
【0032】
評価回路115は後述の如くイコライザ105の特性を評価し、その結果をイコライザ制御回路117に出力する。イコライザ制御回路117は評価回路115にて用いる閾値を制御すると共に、評価回路115の出力及び後述するシンクブロック検出回路121の出力に基づき、イコライザ105に対する制御信号EQC、GDL及びGDHの値を制御する。
【0033】
また、ビタビデコーダ119は周知のビタビアルゴリズムを用いてPR4デコーダ111の出力から1サンプル1ビットのデジタル信号を検出し、シンクブロック検出回路121及びデータ検出回路123に出力する。
【0034】
データ検出回路123はビタビデコーダ119から出力されたデジタル信号より、各シンクブロックの先頭に付加されているIDデータを検出すると共に、このIDデータのエラーを検出するためのIDパリティを用いてIDデータの信頼性をチェックする。そして、再生された各シンクブロックのデータをメモリ125における各シンクブロックのIDデータに従うアドレスに書き込む。本形態においては、所定量の画像データ、音声データに対してシンクデータを付加してシンクブロックを形成し、更に、1トラック分のデータを単位として積符号構成のエラー訂正符号化処理を施している。また、データ検出回路121は、各シンクブロックのIDパリティのチェックの結果、正しく検出できなかったデータ、つまりメモリ125に対して正しくデータを書き込むことができなかった場合、その旨をシンクブロック検出回路121に出力する。
【0035】
一方、シンクブロック検出回路121はビタビデコーダ119から出力されたデジタル信号より、各シンクブロックについて付加されているパリティデータを利用してエラーの有無を検出する。そして、1トラックの期間内において予め指定された所定のシンクブロック番号区間における、データ検出回路123からのIDパリティのチェックの結果及びシンクブロックのエラー検出結果に基づいて、1トラック内における指定区間のエラー数を積算する。
【0036】
具体的には、1トラック内の、テープ端部を除く所定の区間における全てのシンクブロックについてのIDパリティのチェックの結果が良好であり、正しくメモリ125にデータが書き込まれたと判断した場合にのみ、その区間におけるシンクブロック中のエラー数をカウントする。テープ端部をエラー数のカウントの対象より除くのは、トラックのリニアリティ誤差によって再生信号のエンベロープが十分に得られず、イコライザの特性によらないエラーの影響が出ることがあり、そのような影響を除くためである。
【0037】
また、指定された区間のIDパリティのチェック結果が全て良好である場合にのみシンクブロックのエラー結果をカウントしているのは以下のような理由によるものである。
【0038】
即ち、正しくトラッキングがかかり、テープ上の各トラックより正常に信号を再生できている場合には検出されるエラーがイコライザの設定の違いを原因とするものであると判断できる。一方、再生開始直後のトラッキングが正しくとれていない場合など正常な信号を再生できていない場合に検出されるエラーはイコライザの特性によるものではないと判断できるという理由によるものである。
【0039】
また、本形態では、1トラック分のデータを単位として積符号構成のエラー訂正符号化を行っているので、通常は1トラック分のデータが全て再生されるまではエラー訂正結果を得ることができず、エラー数が得られるまで時間がかかってしまう。そこで、本形態では、高速にエラー数を検出するため、シンクブロック検出回路121においてエラーの検出だけを行う比較的小規模の回路を設け、1トラック分のデータの再生が終了した時点で当該トラックのエラー数を得られるように構成した。
【0040】
信号処理回路127はメモリ125に記憶されたデジタル信号を所定のタイミングで読み出して処理し、出力端子129から出力する。本形態のデジタルVTRでは画像信号や音声信号を符号化して記録再生しており、信号処理回路127はこれら画像信号や音声信号を復号する復号回路を含む。
【0041】
次に、評価回路115について、詳細に説明する。
【0042】
図10は評価回路115の構成を示す図である。
【0043】
図10において、PR4デコーダ111から出力された再生信号は入力端子1001よりデコーダ1003及びラッチ1011に出力される。
【0044】
デコーダ1003は入力された再生信号を閾値TH、−THと比較し、3値検出によりデジタル信号を検出する。具体的には、PR4デコーダ111からのPR4信号のレベルが閾値THよりも大きければ1、−THよりも小さければ−1、−THからTHの間にあるときは0と検出する。また、このTH、−THは入力端子1005に入力されるイコライザ制御回路117からの制御信号により制御される。
【0045】
デコーダ1003により3値検出されたデータはラッチ1007、1009により1クロック期間遅延され、乗算器1021A〜1021Eに出力される。なお、乗算器1021A〜1021Eはそれぞれ図10における検出回路1033A〜1033Eの一部を構成しており、各検出回路1033A〜1033Eは入力データの遅延量が異なるだけで動作は同様であるため、以下の説明では検出回路1033Aについてのみ説明し、他の検出回路1033B〜1033Eについての説明は省略する。
【0046】
一方、入力端子1001から入力されたPR4信号はラッチ1011、1013、1015及び1017によりそれぞれ1クロック期間遅延され、各検出回路1033B〜1033Eの乗算器1021B〜1021Eに出力される。
【0047】
ここで、本形態では、ラッチ1011に入力されるデータ及び各ラッチ1011〜1017の出力を便宜上それぞれD+2,D+1,D0,D−1,D−2と呼ぶことにする。そして、D0を時間軸の中心と考えると、ラッチ1007、1009により2クロック分遅延された検出データはD0の3値検出結果であると考えることができる。
【0048】
乗算器1021Aはラッチ1009により2クロック分遅延された3値検出結果と入力されたPR4信号とを乗算し、加算器1023A、スイッチ1025A及びレジスタ1027Aで構成される積分回路に出力する。スイッチ1025Aは通常は図に示すように加算器1023Aの方に接続し、入力端子1019からのタイミング信号に応じて、例えば、2048クロックに1回、反対側に接続され、レジスタ1027Aの値をクリアする。
【0049】
また、スイッチ1029Aは通常はレジスタ1031Aの出力側に接続しているが、入力端子1019からのタイミング信号より、スイッチ1025Aに連動して2048クロックに1回レジスタ1027Aの方に接続しレジスタ1027Aの積分結果を記憶する。レジスタ1031Aはバス1035に接続されており、イコライザ制御回路119内のマイコンはスイッチ1029Aの接続タイミングとは非同期の所定のタイミングでバス1035を介してレジスタ1031Aのデータを読み出すことができる。
【0050】
ここで、スイッチ1025Aとスイッチ1027Aはそれぞれ2048クロック毎に切り換わり、レジスタ1031Aに積分結果を書き込んでいるが、切り換えタイミングは2048クロック以外でもよい。
【0051】
即ち、各スイッチを1トラック期間に1回切り換えるように制御すれば、1トラック毎に積分結果を得ることができるが、これでは、1トラックに1回だけしか等化特性を補正できず、また、積分回路を構成するレジスタのビット数も大きくしなけばならない。本形態ではPLL113により再生信号から41.85MHzのクロックを得ており、2048クロック期間を1つの単位として積分を行い、イコライザ制御回路117内のマイコンが適当なタイミングで1トラック期間に数回積分結果を見に行けるように構成している。
【0052】
これにより、1トラックを複数の部分に分割した各部分毎の信号波形の様子を監視することができ、より細かい等化特性の制御を行うことができる。
【0053】
次に、本形態における図10の評価回路による各検出データの意味について説明する。
【0054】
まず、検出回路1033Cには、デコーダ1003で検出された検出結果が2クロック期間遅延されて入力されると共に、入力端子1001から入力されたPR4信号が2クロック期間遅延されて供給されているので、時間的に同じタイミングのPR4信号と3値検出結果が供給されていることになる。
【0055】
そのため、検出回路1033Cは3値検出される前のPR4信号そのものの値と3値検出結果との乗算結果を積分していることになる。この積分結果はイコライザ105により波形等化されたPR4信号と、実際の検出結果であるデコーダ1003との相関の度合いであり、PR4信号のレベルそのものを反映したデータである。
【0056】
検出回路1033Dには2クロック遅延された検出結果と、3クロック遅延されたPR4信号とが供給されており、検出回路1033Dからは、検出結果として、(D−1,D0)=(−1、1)もしくは(1,−1)の状態があったときのD−1に対応するPR4信号のレベルを積分した結果が得られる。この検出結果はまた、イコライザ105により等化された信号のうちのfb/2の周波数成分のレベルを示している。
【0057】
検出回路1033Bには2クロック遅延された検出結果と、1クロック遅延されたPR4信号とが供給されており、検出回路1033Bからは、検出結果として、(D0,D+1)=(−1,1)もしくは(1,−1)の状態があったときのD+1に対応するPR4信号のレベルを積分した結果が得られる。この検出結果はまた、検出回路1033Dの出力と同様、イコライザ105により等化された信号のうちのfb/2の周波数成分のレベルを示しているが、時間的にD0の前と後という違いがあり、これら検出回路1033B及び1033Dの出力によりイコライザ105による等化波形の様子を把握することができる。
【0058】
次に、検出回路1033Eには2クロック遅延された検出結果と、4クロック遅延されたPR4信号とが供給されており、検出回路1033Dからは、検出結果として、(D−2,D−1,D0)=(−1,*,1)もしくは(1,*,−1)の状態(*は1,0,−1のいずれでもよい)があったときのD−2に対応するPR4信号のレベルを積分した結果が得られる。この検出結果はまた、イコライザ105により等化された信号のうちのfb/4の周波数成分のレベルを示している。
【0059】
また、検出回路1033Aには2クロック遅延された検出結果と、遅延されていないPR4信号とが供給されており、検出回路1033Aからは、検出結果として、(D+2,D+1,D0)=(−1,*,1)もしくは(1,*,−1)の状態(*は1,0,−1のいずれでもよい)があったときのD+2に対応するPR4信号のレベルを積分した結果が得られる。この検出結果はまた、イコライザ105により等化された信号のうちのfb/4の周波数成分のレベルを示しているが、時間的にD0の前と後という違いがあり、これら検出回路1033A及び1033Eの出力によりイコライザ105による等化波形の様子を把握することができる。
【0060】
次に、前述のような評価回路115の出力を用いたイコライザ制御回路117の動作について説明する。
【0061】
イコライザ制御回路117は評価回路115の出力とシンクブロック検出回路121の出力とを内部のマイコンに入力し、評価回路115内の各検出回路1033A〜1033Eの出力とシンクブロック検出回路121のカウントしたエラー数とに基づいてイコライザ105の等化状況を判定する。そして、この判定結果によりイコライザ107に対する制御信号EQC,GDL及びGDHの値を変更する。この構成により最適な等化特性を実現する。
【0062】
実際にテープから信号を再生しながら、イコライザ105の各制御信号EQC,GDL及びGDHの値を変更した際に、評価回路117の各検出回路1033A〜1033Eに出力される検出結果の様子を図11(a)、図11(b)に示す。
【0063】
なお、図11では、各検出回路1033A〜1033Eの出力をそれぞれ、a,b,c,d,eとする。また、図11において、横軸はイコライザ107に出力する各制御信号GDL及びGDHの電圧であり、右に行くほど電圧が高いことを示している。縦軸は評価回路115の各評価回路1033A〜1033Eの検出出力(以下評価値)を示し、中心が0、上にいくほど値が大きいことを示している。
【0064】
GDHを上げると、図11(b)に示すように、特にaが上がりeが下がる。また、bは多少上がり、dは多少下がる。GDLを上げると、図11(a)に示すように、aとbが上がり、eとdが下がるのはGDHと同様であるが、GDHに比べて低域の群遅延を等化しているため、aとbの連動する度合いがGDHを制御する場合よりも大きい。
【0065】
本形態では、評価回路11から出力される各評価値a〜cに基づき、各評価値の値が0となるよう制御信号GDL及びGDHの値を制御する。また、シンクブロック検出回路121から出力されるエラー数が減少するようEQCの値を制御するものである。
【0066】
次に、このようなコライザ制御回路117の制御動作について図12、図13のフローチャートを用いて説明する。まず、エラー数に基づくEQCの制御について図12のフローチャートを用いて説明する。
【0067】
本形態では、図8に示したように、異なるアジマスを持つ2つのヘッド803、805を180°の位相差を持って回転ドラム801上に設け、これらのヘッド803、805により交互にテープTをトレースしている。そこで、本形態では、これらヘッド別に独立にエラー数をカウントしてEQCを制御する構成とした。図12のフローは各ヘッド803、805によるトレース毎にイコライザ制御回路117内のマイクロプロセッサにより実行される処理を示している。
【0068】
まず、ヘッドによるトレースが開始すると、ステップS1201において、現在トレースしているヘッドが803であるか検出する。ヘッド805であった場合、ステップS1203において、変数f0が0であるか検出する。変数f0が0であった場合、ステップS1205において、直前のヘッド803のトレース時にEQC0をVc−ΔVに設定してイコライザ105により再生信号の等化を行い、シンクブロック検出回路121により検出されたエラー数を変数S01に積算する。その後、ステップS1207において変数f0に1を代入し、制御信号EQC0にVc0+ΔVを代入して終了する。従って、次回のヘッド803によるトレースではEQC0をVc0+ΔVに設定した上で再生信号を等化すると共に、エラーの検出を行う。
【0069】
また、ステップS1203で変数f0が1であった場合には、ステップS1209において、直前のヘッド803のトレース時にEQC0をVc+ΔVに設定してイコライザ105により再生信号の等化を行い、シンクブロック検出回路121により検出されたエラー数を変数S02に積算する。
【0070】
そして、ステップS1211、S1213において、積算値S01またはS02が所定値MAXを超えたか否かを判断し、どちらも超えていない場合にはエラー数が少なく、この状態でEQC0の値を変更するとエラーが増えてしまう虞があるので、EQC0の値は現在の設定値のまま等化を行うよう、ステップS1215に移行する。ステップS1215では変数f0に0を代入し、EQC0にVc0−ΔVを代入して終了する。
【0071】
また、ステップS1211、S1213でエラー積算値S01またはS02の一方がMAXを超えていた場合、ステップS1217において、S01の値とS02の値とを比較する。比較の結果、S01の方が大きかった場合、EQC0の値をVc0+ΔVとした場合のエラー数がVc0−ΔVとした場合のエラー数よりも少なかったということなので、ステップS1219においてVc0+ΔVを新たなVc0として設定する。逆に、S02の方が大きかった場合、EQC0の値をVc0−ΔVとした場合のエラー数がVc0+ΔVとした場合のエラー数よりも少なかったということなので、ステップS1221においてVc0−ΔVを新たなVc0として設定する。
【0072】
このようにVc0を設定しなおした後、今までのエラー数の積算値S01とS02をそれぞれ0にクリアし、S1215に移行する。
【0073】
以上がヘッド805のトレース時における処理である。
【0074】
次に、ヘッド803によるトレース時の処理について説明する。
【0075】
ステップS1201でヘッド803によるトレースであった場合、ステップS1225において、変数f1が0であるか検出する。変数f1が0であった場合、ステップS1227において、直前のヘッド805のトレース時にEQC1をVc1−ΔVに設定してイコライザ105により再生信号の等化を行い、シンクブロック検出回路121により検出されたエラー数を変数S11に積算する。その後、ステップS1229において変数f1に1を代入し、制御信号EQC1にVc1+ΔVを代入して終了する。従って、次回のヘッド805によるトレースではEQC1をVc1+ΔVに設定した上で再生信号を等化すると共に、エラーの検出を行う。
【0076】
また、ステップS1225で変数f1が1であった場合には、ステップS1231において、直前のヘッド805のトレース時にEQC1をVc1+ΔVに設定してイコライザ105により再生信号の等化を行い、シンクブロック検出回路121により検出されたエラー数を変数S12に積算する。
【0077】
そして、ステップS1233、S1235において、積算値S11またはS12が所定値MAXを超えたか否かを判断し、どちらも超えていない場合にはエラー数が少なく、この状態でEQC1の値を変更するとエラーが増えてしまう虞があるので、EQC1の値は現在の設定値のまま等化を行うよう、ステップS1237に移行する。ステップS1237では変数f1に0を代入し、EQC1にVc1−ΔVを代入して終了する。
【0078】
また、ステップS1233、S1235でエラー積算値S11またはS12の一方がMAXを超えていた場合、ステップS1239において、S11の値とS12の値とを比較する。比較の結果、S11の方が大きかった場合、EQC1の値をVc1+ΔVとした場合のエラー数がVc1−ΔVとした場合のエラー数よりも少なかったということなので、ステップS1241においてVc1+ΔVを新たなVc1として設定する。逆に、S12の方が大きかった場合、EQC1の値をVc1−ΔVとした場合のエラー数がVc1+ΔVとした場合のエラー数よりも少なかったということなので、ステップS1243においてVc1−ΔVを新たなVc1として設定する。
【0079】
このようにVc1を設定しなおした後、今までのエラー数の積算値S11とS12をそれぞれ0にクリアし、ステップS1237に移行する。
【0080】
ここで、EQCの処理タイミングについて説明する。
【0081】
本形態では、各ヘッドの1回のトレース毎にEQCの値を変化させ、そのとき検出されたエラーを積算した結果に基づいてEQCの値を変更している。そして、各トラックのエラー数は1トラックの信号が全て再生されるまで得られない。そのため、ヘッド803によりテープをトレースして信号を再生している期間において、ヘッド805からの再生信号中のエラー数に基づいてヘッド805のトレース時のイコライザ制御信号EQC1の値を設定し、ヘッド805によりテープをトレースして信号を再生している期間において、ヘッド803からの再生信号中のエラー数に基づいてヘッド803のトレース時のイコライザ制御信号EQC0の値を設定している。
【0082】
例えば、図13のようにテープTに形成されたトラックT0、T2、T4を順にヘッド803によりトレースし、T2,T4をヘッド805によりトレースして信号を再生することを考える。そして、トラックT0でEQCにVc0−ΔVを設定した場合、ヘッド805が次にトレースするトラックであるT2においてはVc0+ΔVを設定する。そして、トラックT3をヘッド805によりトレースしているときにT2の再生信号中のエラー数をS02に積算し、エラー数S01とS02が所定値MAXを超えているか否かを判断してEQC0を設定することになる。トラックT2のエラー数を積算した変数S02が所定値MAXを超えていた場合、S01とS02との比較結果に従って新たなVc0を設定するが、この新たに設定したVc0はトラックT4より有効となる。
【0083】
このように、本形態では、各ヘッドについて1トラック毎にEQCの値をVc−ΔVとVc+ΔVとの間で変化させているが、このように短い期間でEQCの値を変化させることで、エラーの積算値が所定値に達した時点で、エラーが少なくなるようEQCを変化させるべき方向を迅速に判定することができる。また、ドロップアウトによるエラーは複数のトラックにわたる場合が多いが、このように短い期間でEQCの値をこまめに変化させることで、このようなドロップアウトの影響を軽減することができる。また、テープに対する磁性体の蒸着むらによるエラー率の変動が数秒〜数十秒の周期で発生する場合があり、EQCの変化周期とこのようなエラー率の変動周期とが一致してしまうことによるイコライザの誤動作を防止することもできる。
【0084】
次に、イコライザ制御回路117によるGDL、GDHの制御について説明する。
【0085】
図14はイコライザ制御回路117内のマイクロプロセッサにより実行される処理を示すフローチャートである。図14のフローはヘッド803,805のトレース毎に実行する。
【0086】
ステップS1401において評価回路115から読み出したbとdの値を比較し、bがdよりも大きい場合にはステップS1403においてGDHの値を所定量下げるよう制御し、bがdよりも小さい場合にはステップS1405においてGDHの値を所定量上げるよう制御する。
【0087】
次に、ステップS1407においてaとeの値を比較し、aがeよりも大きい場合にはステップS1409においてGDLの値を所定量下げるよう制御し、aがeよりも小さい場合にはステップS1411においてGDLの値を所定量上げるよう制御する。
【0088】
前述のように、本形態では、評価値a,b,d,eは各トラックの再生中にリアルタイムに得られるので、各ヘッドによるトレース中にGDL、GDHの値を変更している。
【0089】
このように評価回路117の出力によりイコライザ107の群遅延特性を制御した場合の信号波形について説明する。
【0090】
図15はイコライザ105にインパルス波形を入力した場合にイコライザ特性が最適であった場合の出力信号の波形を示す図である。図15に示すように、イコライザの特性が適切である場合には、出力される波形は左右対称となる。
【0091】
図16は等化特性が最適ではなく、t0に対して非対称な波形となってしまっている様子を示している。本形態では、GDLを制御することでイコライザ105の低域の群遅延特性を制御し、図16の矢印で示したように出力波形を制御している。
【0092】
図16の矢印1601、1603で示した部分のレベルはそれぞれ、評価回路115の評価値a及びeに対応している。また、図11(b)に示したように、GDLの値を変更することでaの値とeの値とが反対方向に変化する。従って、イコライザ105の低域の群遅延特性をGDLにより制御することで、図16(a)あるいは(b)の如きインパルス波形を図15の如き波形に近づけることができる。
【0093】
図17も図16と同様に等化特性が最適ではなく、t0に対して非対称な波形となってしまっている様子を示している。
【0094】
図17の矢印1701、1703で示した部分のレベルはそれぞれ、評価回路115の評価値b及びdに対応している。また、図11(b)に示したように、GDHの値を変更することで、bの値とdの値とが反対方向に変化する。従って、イコライザ105の高域の群遅延特性をGDHにより制御することで、図16よりもt0により近い時間の波形を1701、1703のように制御し、図17(a)あるいは(b)の如きインパルス波形を図15の如き波形に近づけることができる。
【0095】
なお、図16、図17ではGDL、GDHによる制御を説明するため、別の図面にて説明したが、実際には、図11に示したように、GDL、GDHのいずれによっても評価値a,b,d,eは変化しており、また、等化された波形も図16、図17の波形を合成したものが得られる。
【0096】
このように、本形態によれば、等化回路107により等化処理されたPR4信号と、評価回路117内のデコーダ1003による検出結果とに基づいてこれらの相関を求め、その結果に基づいてイコライザ107の群遅延特性を制御することで、エラー率に頼ることなく、イコライザ107そのものの群遅延の等化誤差を補償するよう制御することが可能となる。
【0097】
そのため、エラー率が極端に低い状態にあっても正確に群遅延の等化特性を制御することができ、エラー率により制御すべきイコライザのパラメータをEQCに絞ることができる。
【0098】
これにより、複数のパラメータを順次変化(ウォブリング)させることによってエラーが最も少ない最適点ではない極小値にイコライザの特性を設定してしまうことを回避することができ、エラーが最小となる最適点近傍に制御信号の設定値を保つことができる。
【0099】
また、エラー率が高い場合にはイコライザの設定値を頻繁に調整し、エラー率が低い場合にはドロップアウト等の物理的要因によるエラー率の変化に対して等化特性の変化を追従させることなく、本来の最適値に等化特性を制御することが可能となる。
【0100】
なお、評価回路115において、デコーダ1003は3値検出を行っていたが、これ以外にも各種の検出方法を用いることができ、例えば、ビタビデコーダにより検出を行ってもよい。
【0101】
また、前述の実施形態では、本発明をデジタルVTRに対して適用した場合について説明したが、これ以外にも、他の記録媒体や伝送路を介して情報信号を再生する装置、構成に対して本発明を適用可能であり、同様の効果を有する。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、伝送状態にかかわらず、最適な等化特性を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるVTRの構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態のイコライザの構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態のイコライザの周波数特性を示す図である。
【図4】本発明の実施形態のイコライザの群遅延特性を示す図である。
【図5】本発明の実施形態のイコライザの群遅延特性を示す図である。
【図6】本発明の実施形態のイコライザの全体の周波数特性を示す図である。
【図7】本発明の実施形態図2のイコライザの全体の群遅延特性を示す図である。
【図8】図1のVTRのヘッドの様子を示す図である。
【図9】図1のPR4デコーダの構成を示す図である。
【図10】図1の評価回路の構成を示す図である。
【図11】図10の評価回路の出力によるイコライザ特性の制御の様子を示す図である。
【図12】本発明の実施形態におけるイコライザ制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】テープ上のトラックの様子を示す図である。
【図14】本発明の実施形態におけるイコライザ制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態によるイコライザの制御動作を説明するための図である。
【図16】本発明の実施形態によるイコライザの制御動作を説明するための図である。
【図17】本発明の実施形態によるFIRフィルタの制御動作を説明するための図である。
Claims (2)
- 情報信号を再生する再生手段と、
前記再生手段により再生された情報信号の周波数特性を制御すると共に、前記再生された情報信号の第1の周波数帯域の群遅延特性と前記第1の周波数帯域よりも低い第2の周波数帯域の群遅延を調整する等化手段と、
前記等化手段の出力をサンプリングし、1サンプル複数ビットのデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記A/D変換器から出力されたデジタル信号を3値検出するデコーダと、
前記等化手段から出力された情報信号中のエラーを検出するエラー検出手段と、
前記A/D変換器から出力されたデジタル出力と前記デコーダから出力された3値検出結果との乗算結果を積分した積分結果に基づいて前記等化手段の群遅延特性を制御すると共に、前記エラー検出手段の検出結果に基づいて前記等化手段の周波数特性を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、選択されたサンプルの3値検出結果と前記選択されたサンプルの一つ前のサンプルのデジタル信号との乗算結果を積分した第1の積分結果と前記選択されたサンプルの3値検出結果と前記選択されたサンプルの一つ後のサンプルのデジタル信号との乗算結果を積分した第2の積分結果とを比較し、前記第1の積分結果と第2の積分結果との比較結果に基づいて前記第1の周波数帯域の群遅延特性を制御すると共に、前記選択されたサンプルの3値検出結果と前記選択されたサンプルの二つ前のサンプルのデジタル信号との乗算結果を積分した第3の積分結果と前記選択されたサンプルの3値検出結果と前記選択されたサンプルの二つ後のサンプルのデジタル信号との乗算結果を積分した第4の積分結果とを比較し、前記第3の積分結果と第4の積分結果との比較結果に基づいて前記第2の周波数帯域の群遅延特性を制御することを特徴とする再生装置。 - 前記制御手段は前記エラー検出手段により検出されたエラー数をカウントするカウント手段を有し、前記カウント手段によるカウント値に基づいて前記周波数特性を制御することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
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