JPH0693311A - 超微粒子分散液状物の製造方法 - Google Patents

超微粒子分散液状物の製造方法

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JPH0693311A
JPH0693311A JP24747592A JP24747592A JPH0693311A JP H0693311 A JPH0693311 A JP H0693311A JP 24747592 A JP24747592 A JP 24747592A JP 24747592 A JP24747592 A JP 24747592A JP H0693311 A JPH0693311 A JP H0693311A
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ultrafine
electrode
ultrafine particles
particle
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Takao Inoue
孝夫 井上
Takeshi Masaki
健 正木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒径の揃った超微粒子が絶縁性液体に均一に
分散した超微粒子分散液状物を、超微粒子の変質を伴わ
ずに製造できる方法を提供する。 【構成】 この発明にかかる超微粒子分散液状物の製造
方法では、得ようとする超微粒子を作製するための材料
で形成した電極1,2を対向配置しておいて、これらの
電極の間に絶縁性液体4を流しつつ放電を生起させるこ
とにより、前記放電に伴う電極消耗で生じた超微粒子5
が分散してなる液状物を得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超微粒子分散液状物
の製造方法、すなわち超微粒子が絶縁性液体に分散した
液状物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金や銀、半田などを超微粒子の形態で利
用することがある。超微粒子を利用する際、乾燥状態の
粉体の状態でなく、適当な有機溶媒(油)などの絶縁性
液体に分散させ超微粒子分散液状物の形にして取り扱う
ことも多い。この超微粒子分散液状物は、従来、超微粒
子を先ず作製しておいて、これを絶縁性液体に混合分散
させるようにして得ている。
【0003】超微粒子自体の作製には、噴霧粒子製造
法、遠心噴霧製造法、フラッシュ微粉製造法を用いるこ
とが考えられる。
【0004】噴霧粒子製造法では、図4にみるように、
スプレーガン70の先端のノズル71から噴出飛散させ
た溶融金属72が落下途中で固化することにより粒子を
得るようにしている。
【0005】遠心噴霧製造法では、図5にみるように、
回転中の原料筒82に入っている溶融金属81を原料筒
82の周面にあけられた吐出ノズル83より飛散・固化
させることにより粒子を得ている。
【0006】フラッシュ微粉製造法では、図6にみるよ
うに、真空容器91の天井に設けられたフラッシュ電極
92に原料線材93を送り、フラッシュ電極92で起こ
す放電で溶融飛散させるようにすれば、落下途中で固化
し、真空容器91の底に超微粒子として得られる。
【0007】ただ、これらの方法では、溶融液を空間に
飛散させ固化し超微粒子化するため、粒径の揃ったもの
が得難い。溶融液を大きさの揃った粒にして飛散させる
ことは非常に難しいのである。それに、噴霧粒子製造法
や遠心噴霧製造法の場合は、粒径の小さなものが得難い
傾向があり、もともと、超微粒子の作製には余り適して
いない。
【0008】このようにして、作製した超微粒子を絶縁
性液体に混合分散させるのであるが、超微粒子は凝集を
起こして径の大きな2次粒子となり、絶縁性液体中で2
次粒子のままで存在し、結果的に均一に分散させられな
い。この外、超微粒子は普通の雰囲気下では変質し易
く、作製後から絶縁性液体と混合するまでの間に変質を
起こし易いという問題もある。例えば、微粒子が純金属
粒子の場合は酸化を起こし変質してしまうのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑み、粒径の揃った超微粒子が絶縁性液体に均一に分
散した超微粒子分散液状物を、超微粒子の変質を伴わず
に製造できる方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明の超微粒子分散液状物の製造方法では、得
ようとする超微粒子を作製するための材料で形成した電
極を対向配置しておいて、これらの電極の間に絶縁性液
体を流しつつ放電を生起させることにより、前記放電に
伴う電極消耗で生じた超微粒子が分散してなる液状物を
得るようにしている。
【0011】以下、この発明を、図面などを参照しなが
ら具体的に説明する。図1は、この発明の一例により、
液状超微粒子を製造するときの様子をあらわす。
【0012】この発明により超微粒子分散液状物を製造
する場合、例えば、図1にみるように、電極(陰極)1
と電極(陽極)2を対向設置する。両電極1,2の間隔
は、電極材料や得られる超微粒子の粒径などによって異
なるのであるが、例えば、100μm以下から0.1μ
m程度とする。両電極1,2の間に電源3の電圧を印加
し放電を生起させるとともに両電極1,2の間に絶縁性
液体4を流すようにする。
【0013】生起した放電で電極の消耗が起こる。この
電極消耗で生じた破片が超微粒子5なのである。一方、
両電極1,2の間に流れている絶縁性液体4は生成した
超微粒子5を取り込んで、両電極1,2の間から流れ出
す。この超微粒子5を取り込んだ絶縁性液体4が超微粒
子分散液状物(超微粒子が分散してなる液状物)とな
る。放電で出来た超微粒子5がそのまま両電極1,2間
に蓄積されていく場合には、両電極1,2が超微粒子5
で短絡された形が出来、正常な放電が妨げられるのであ
るが、この発明の場合、絶縁性液体4が超微粒子5を搬
出するため超微粒子5の蓄積は起こらず、何ら問題ない
のである。
【0014】そして、この発明においては、超微粒子を
取り込んだ後の絶縁性液体を再び両電極1,2の間に流
すようにするのがよい。超微粒子を含む絶縁性液体を循
環させるのである。循環させることにより、既に含んで
いる超微粒子に新たに取り込む超微粒子が加わるため、
超微粒子濃度が高まることになる。大きな破片が電極間
に再び導入された場合には、放電で砕かれて細かくな
る。
【0015】両電極1,2の少なくとも一方は、絶えず
動かすようにするのがよい。例えば、電極1を回転させ
たり、電極2を振動させたりするのである。電極1,2
が絶えず動いている場合、電極1,2が生じた超微粒子
でくっつく短絡状態がより起こり難く、電極1,2間の
放電が正常な状態に保たれる。
【0016】両電極1,2の間に流す絶縁性流体4は特
定のものに限られないが、絶縁性の高い純水や絶縁オイ
ルなどがよい。特に、比抵抗が10+2Ω・cm以上ある
純水(絶縁純水)や絶縁オイルが好ましい。絶縁純水
は、通常、10+4Ω・cm以上の比抵抗がある。絶縁性
流体が有機溶剤(油)である場合には、得られる超微粒
子分散液状物中に炭素粒子が混入するようになる。炭素
粒子が混入して困る場合には有機溶剤を使うことは適当
でない。
【0017】放電を起こす雰囲気としては、特定の雰囲
気に限らないが、放電を安定させるという観点では低圧
雰囲気が好ましく、得られる超微粒子の酸化変質を防ぐ
という観点では不活性ガスを含む雰囲気が好ましい。具
体的には、ArやN2 等の不活性ガスを含む10-1Torr
以上の不活性雰囲気が挙げられる。密閉が不十分な場合
は1気圧以上の雰囲気が好ましい。
【0018】電極材料は、普通、導電性材料である。電
極材料が導電性材料でなければ十分な放電を生起させる
ことが難しいからである。電極の破片が超微粒子となる
のであるから、電極材料は、超微粒子と同じ材料(同じ
組成の材料)とする。普通、超微粒子である破片は陽電
極2から生じるが、電極1からも微量生じることから、
作製する超微粒子が1種類であれば、両電極1,2とも
に同じ材料の電極であることが好ましい。また、DC電
極を適時変化させることにより電極1,2を適量ずつ微
粒子化できる。超微粒子に2種類の粒子を併用するので
あれば、例えば、一方の電極材料を一方の超微粒子と同
じ材料とし、他方の電極材料を他方の超微粒子と同じ材
料にする。そうすれば、同時に2種類の超微粒子が得ら
れることになる。この他に、得ようとする超微粒子が合
金粒子であるなどの場合、電極1,2を異なる金属材料
で形成しておき、放電により超微粒子化と同時に両金属
を溶融合金化するようにしてもよい。電極1,2は超微
粒子を作製するための材料で形成されていればよいので
ある。
【0019】具体的な電極材料としては、Au,Ag,
Ptなどの貴金属、半田などの合金が挙げられるが、こ
れらに限らない。勿論、得られる超微粒子分散液状物中
の超微粒子としても、Au,Ag,Ptなどの貴金属の
粒子、半田などの合金の粒子となることは言うまでもな
い。なお、この発明における超微粒子の平均粒径は、普
通、5μm以下である。得られる超微粒子分散液状物中
の超微粒子の粒径は、電極への印加電圧の調節や電極間
の間隔の調整でコントロールできる。
【0020】この発明で得られた超微粒子分散液状物
は、例えば、絶縁性液体が絶縁純水の場合、さらにバイ
ンダー材を添加し混合することにより、プリント配線板
の製造に使う導電性ペーストを得ることが出来る。
【0021】
【作用】この発明の場合、放電に伴う電極消耗で超微粒
子が生じるのであるが、生じた超微粒子は電極間に蓄積
されることなく逐次に絶縁性流体と共に搬出されるた
め、超微粒子片による電極の短絡が阻止されて放電は安
定しており、得られる超微粒子の粒径が揃ったものにな
る。安定した放電による超微粒子は、溶融液を空間に飛
散させ固化して得た超微粒子に比べて、粒径がよく揃っ
たものとなるのである。
【0022】それに、生じた超微粒子は逐次に絶縁性流
体に取り込まれ粒子凝集が阻まれるために、超微粒子分
散液状物では超微粒子が均一に分散した状態となる。
また、超微粒子が生成と同時に絶縁性液体と混合され、
空気などに触れて酸化したりする間がないため、酸化等
による変質も回避されることになる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。この発
明は、下記の実施例に限らない。
【0024】−実施例1− 図2は、この発明の実施例1で用いる超微粒子分散液状
物の製造システムをあらわす。
【0025】実施例1の場合、電極1,2が対向配置さ
れているのであるが、電極1の方は電極保持部11で保
持されており、複数の子電極1a,1b,1c,1d,
1e,1f,1g,1hを平列配置した複合電極であ
る。各子電極は全て同じ電極材料であってもよいし、異
なる電極材料のものが混在しているようであってもよ
い。
【0026】一方、電極2の方は単一電極である。両電
極1,2の間には電源3の電圧が掛けらる。両電極1,
2の間に生起する放電により、超微粒子10が出来るこ
とは前述のとおりである。両電極1,2の対向部分は、
空気遮断チャンバー9の内にあり、放電は、当然、チャ
ンバー9内で起こる。空気遮断チャンバー9の内は、普
通、不活性ガスを含み大気圧より低い圧力の雰囲気とさ
れる。なお、図2のシステムの場合、電極1の方が振動
器(図示省略)で振動させられており、常に動いている
状態にある。
【0027】電極1,2の間に、純水製造装置12から
絶縁性液体である純水(絶縁純水)が3方バルブ13を
経由して送られる。純水は電極1,2の間を通ったあと
タンク14に入る。純水は電極1,2を通過する間に超
微粒子10を取り込んでおり、タンク14には超微粒子
が分散した液状物が溜まることになる。一定の時間、純
水を送ったあとは、3方バルブ13の切り替えとチュー
ブポンプ15の駆動とにより、純水の供給を停止し、こ
れに代わってタンク14の上澄み液を、循環パイプ16
で吸い上げ、チューブポンプ15より3方バルブ13を
経て電極1,2間に流し込むようにする。これにより、
超微粒子分散液状物中の超微粒子濃度が高まるし、径の
大きな破片は放電でより細かく砕かれることもある。
【0028】図2に示すシステムにおいて、下記の条件
で超微粒子分散液状物の製造を行った。
【0029】−製造条件− 電極1・・・電極材料が半田(PbSn)の電極であ
る。
【0030】電極2・・・電極材料が半田(PbSn)
の電極である。 電極1,2間の間隔・・・・1〜10μm 電極1,2間の通水量・・・0.1リットル/分 通水時間・・・純水:0.5時間 ・・・上澄み液:0.5時間 電極1,2の印加電圧・・・100ボルト 空気遮断チャンバーの内・・N2 ガスを含む大気圧雰囲
気 −超微粒子分散液状物− 超微粒子の平均粒径・・2μm 超微粒子の濃度(超微粒子分散液状物全体を100wt
%)・・1wt% −実施例2− 図3は、この発明の実施例2で用いる超微粒子分散液状
物の製造システムをあらわす。
【0031】実施例2の場合も、電極1,2が対向配置
されているのであるが、両電極1,2は線材である。両
電極1,2用の線材は、いずれも、ロールRに巻かれて
配設されていて、必要に応じて引き出せるようになって
いる。
【0032】電極(陰極)1は送りガイド21の貫通孔
に挿通した状態で保持されるようになっていて、一方、
電極(陽極)2はソロバン玉状のガイド22の周面の溝
に嵌め込まれた状態で保持されるようになっており、図
3にみるように、電極1の先端が電極2の側面と対面す
ることになる。
【0033】両電極1,2の間には電源23の電圧が掛
けらる。なお、電極1は、振動器31で加振されて常に
振動状態にある。
【0034】両電極1,2の間に生起する放電により、
超微粒子が出来ることは前述のとおりである。両電極
1,2の対向部分は、空気(酸素)遮断チャンバー24
の内にあり、放電は、当然、チャンバー24内で起こ
る。空気遮断チャンバー24は、N2 ガスタンク25か
ら供給口25aを通してN2 等の不活性ガスの供給を受
けるとともに、真空排気手段(図示省略)で減圧状態に
出来るようになっている。
【0035】電極1,2の間に、純水製造装置26から
絶縁性液体である純水が注入口26aを通して送られ
る。注入口26aは、例えば、3方バルブにより純水に
代えてチューブポンプ28からの液を送れるよう切替え
可能となっている。純水は電極1,2の間を通ったあと
受け口27aを経由してタンク27に入る。純水は電極
1,2を通過する間に放電で生じた超微粒子を取り込ん
でおり、タンク27には超微粒子が分散した液状物が溜
まることになる。
【0036】一定の時間、純水を送ったあとは、注入口
26aの切り替え動作とチューブポンプ28の駆動とに
より、純水の供給を停止し、これに代わってタンク27
の上澄み液を、チューブポンプ28から注入口26aを
経て電極1,2間に送るようにする。これにより、超微
粒子分散液状物中の超微粒子濃度が高まることになる。
大きな破片は電極間への再流入の際に放電で細かく砕か
れることもある。
【0037】システムの稼働中、放電に伴い電極1は消
耗し短くなるので、線材送り制御部41による送りロー
ラ42の駆動等で必要量の送り出しがなされる。勿論、
電極2の側面も消耗するので、線材送り制御部43によ
る送りローラ44の駆動等で必要量の送り出しがなさ
れ、未消耗の側面を電極1の先端に臨ませるようにす
る。
【0038】なお、電極1,2は、ピエゾ位置制御部3
3によるピエゾ素子34の駆動で適切なギャップに保た
れるようになっている。すなわち、電極1,2間が所定
のギャップより狭くなり過ぎた場合や、絶縁液体の絶縁
が不良になった場合に、一旦、ギャップを拡大して、正
常な放電が起こるようにギャップ調整がなされるのであ
る。
【0039】上記の電源23、注入口26aの切替え、
ピエゾ位置制御部33、線材送り制御部41,43など
はコントローラ30の指令信号を受けて適当なタイミン
グで連動動作するようになっている。
【0040】図3に示すシステムにおいて、下記の条件
で超微粒子分散液状物の製造を行った。
【0041】−製造条件− 電極1・・・電極材料が金で径が1mmの電極である。
【0042】電極2・・・電極材料が金で径が1mmの
電極である。 電極1,2間の間隔・・・・1〜10μm 電極1,2間の通水量・・・0.1リットル/分 通水時間・・・純水:0.5時間 ・・・上澄み液:1時間 電極1,2の印加電圧・・・110ボルト 空気遮断チャンバーの内・・N2 ガスを含む大気圧の雰
囲気 −超微粒子分散液状物− 超微粒子の平均粒径・・0.5μm 超微粒子の濃度(超微粒子分散液状物全体を100wt
%)・・0.2wt% −実施例3− 実施例3の場合は、実施例1と同様のシステムであっ
て、絶縁性液体が絶縁オイル(比抵抗10+4Ω・cm)
のシステムであり、下記の条件で超微粒子分散液状物の
製造を行った。
【0043】−製造条件− 電極1・・・電極材料がカーボンファイバーで径が0.
2mmの電極である。
【0044】電極2・・・電極材料がグラファイトの板
状の電極である。 電極1,2間の間隔・・・・0.5〜5μm 電極1,2間の通液量・・・0.1リットル/分 通液時間・・・絶縁オイル:0.5時間 ・・・上澄み液:0.5時間 電極1,2の印加電圧・・・100ボルト 空気遮断チャンバーの内・・Heガスを含む10-1to
rrの雰囲気 −超微粒子分散液状物− 超微粒子の平均粒径・・0.01μm 超微粒子の濃度(超微粒子分散液状物全体を100wt
%)・・5wt%
【0045】
【発明の効果】この発明にかかる製造方法の場合、超微
粒子が電極の間の安定した放電で生じる超微粒子である
ために粒径が十分に揃っていて、しかも、生じた超微粒
子が逐次に絶縁性流体に取り込まれ凝集状態にならない
うちに混合されるために超微粒子分散液状物では超微粒
子が均一に分散しており、さらに、超微粒子が生成後す
ぐに絶縁性液体と混合されるために酸化等の変質も回避
され、したがって、この発明は非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明により超微粒子分散液状物を製造する
ときの様子をあらわす説明図である。
【図2】実施例1で用いる超微粒子分散液状物の製造シ
ステムをあらわす説明図である。
【図3】実施例2,3で用いる超微粒子分散液状物の製
造システムをあらわす説明図である。
【図4】噴霧粒子製造法による粒子製造の様子をあらわ
す説明図である。
【図5】遠心噴霧製造法による粒子製造の様子をあらわ
す説明図である。
【図6】フラッシュ微粉製造法による粒子製造の様子を
あらわす説明図である。
【符号の説明】
1 電極 2 電極 3 電源 4 絶縁性流体 5 超微粒子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 得ようとする超微粒子を作製するための
    材料で形成した電極を対向配置しておいて、これらの電
    極の間に絶縁性液体を流しつつ放電を生起させることに
    より、前記放電に伴う電極消耗で生じた超微粒子が分散
    してなる液状物を得るようにする超微粒子分散液状物の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 電極材料が貴金属である請求項1記載の
    超微粒子分散液状物の製造方法。
  3. 【請求項3】 電極材料が合金である請求項1または2
    記載の超微粒子分散液状物の製造方法。
  4. 【請求項4】 合金が半田である請求項3記載の超微粒
    子分散液状物の製造方法。
  5. 【請求項5】 対向配置する電極が同じ電極材料からな
    る請求項1から4までのいずれかに記載の超微粒子分散
    液状物の製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁性液体が、比抵抗10+2Ω・cm以
    上である請求項1から5までのいずれかに記載の超微粒
    子分散液状物の製造方法。
  7. 【請求項7】 超微粒子が分散してなる液状物を電極の
    間を循環させる請求項1から6までのいずれかに記載の
    超微粒子分散液状物の製造方法。
  8. 【請求項8】 電極を、不活性ガスを含む10-1Torr以
    上の雰囲気で対向配置させる請求項1から7までのいず
    れかに記載の超微粒子分散液状物の製造方法。
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