JPH0692978B2 - 加振力の測定方法及び装置 - Google Patents

加振力の測定方法及び装置

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JPH0692978B2
JPH0692978B2 JP63169491A JP16949188A JPH0692978B2 JP H0692978 B2 JPH0692978 B2 JP H0692978B2 JP 63169491 A JP63169491 A JP 63169491A JP 16949188 A JP16949188 A JP 16949188A JP H0692978 B2 JPH0692978 B2 JP H0692978B2
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JP
Japan
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experimental equipment
acceleration
force
experimental
thin plate
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JP63169491A
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賢治 阪野
勝英 北村
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、宇宙実験機器など機器の加振力の測定方法及
び装置に関するものである。
[従来の技術] 宇宙空間などの無重力環境下で実験に使用される宇宙実
験機器は、通常地上で製作されるが、これらの機器はそ
れぞれ加振力をもっているために、これをそのまま宇宙
へ運び実験を行うと実験機器の加振力F1によって加速度
αが発生し実験への悪影響が生じるおそれがある。従
って、この悪影響を最小限にするために、地上製作時に
これらの実験機器の加振力F1を一定の設計値以下に押え
る必要がある。
なお、ここで実験機器の加振力F1とは、実験機器を駆動
した際に生じる振動により振動する物体の質量m1と該物
体の振動により生じる加速度αの積をいい、F1=m1α
で表わされる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来は、無重力下における実験に使用される機
器に要求されるような微小な加振力を地上で測定するこ
とが困難であった。
従って、製作する実験機器の加振力F1を一定の設計値以
下に押えることができるとは限らないために、実験への
加速度の悪影響が大きくなるおそれがあるという問題が
未解決になっているのが実情である。
本発明は、上述の実情に鑑み、地上で無重力状態におい
て使用されるような実験機器の微小な加振力を測定し得
るようにすることを目的としてなしたものである。
[課題を解決するための手段] 第1の発明は、ばね定数の小さい弾撥体を介して地上か
ら支持され周辺に重りを載せた薄板の上面に、実験機器
を固定すると共に該実験機器の近くに加速度計を取り付
け、この状態で前記実験機器を運転して前記加速度計に
より加速度αを計測し、次いで所定の質量の物体に所
定の加速度を発生させる力である加振力F2が予め分って
いる地上に設置した加振機により前記薄板及び運転を停
止した実験機器に振動を与えつつ前記加速度計により加
速度αを計測し、更に実験機器の加振力F1(ここで実
験機器の加振力F1とは、実験機器を運転した際に生じる
振動により振動する物体の質量と該物体の振動により生
じる加速度の積をいう。)を により求めることを特徴とするものである。
また、第2の発明は、ばね定数の小さい弾撥体と、該弾
撥体を介して地上から支持され且つ周辺に重りを載せ上
面に実験機器を固定し得るようにした薄板と、所定の質
量の物体に所定の加速度を発生させる力である加振力F2
が予め分っており且つ前記薄板及び実験機器を振動させ
るため地上に設置した加振機と、前記実験機器の近くに
取り付けられ且つ実験機器を運転した時に発生する加速
度α、或いは前記加振力F2の分っている加振機により
薄板及び停止している実験機器に振動を与えた時に発生
する加速度αを計測する加速度計とを備え、前記実験
機器の加振力F1(ここで実験機器の加振力F1とは、実験
機器を運転した際に生じる振動により振動する物体の質
量と該物体の振動により生じる加速度の積をいう。)を
前記検出した加速度α1及び加振機の予め分ってい
る加振力F2をもとに により求めるよう構成したことを特徴とするものであ
る。
[作 用] 薄板上の実験機器を運転してその加速度αを計測し、
次いで予め加振力F2の分っている加振機により薄板及び
停止させてある実験機器を振動させてその時の加速度α
を測定することにより、実験機器の加振力F1の式から算定することができるため、実験機器の運転時
に生じる加振力F1が設計値以下に押えられているか否か
を地上で簡単確実に確認することができる。
地上と実験機器との間にはばね定数の小さい弾撥体及び
薄板が存在することにより、実験機器を運転した場合の
微小な加速度αへ地盤の振動が加算されることを防止
することができる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明す
る。
第1図は本発明の一実施例で、間隔をおいて地上に直立
固定した4本の直立部材1の上部のそれぞれに、ほぼ水
平に上部部材2を連結し、該上部部材2間に中間部材3
を連結し、前記部材1,2,3により支持架構4を形成す
る。前記上部部材2及び中間部材3から、複数個(図で
は12個)のばね定数の小さいばね5を介して薄板6を吊
り下げて支持し、該薄板6の周辺の上面に、薄板6の振
動を吸収するための砂袋などの重り7を載せる。
なお、図中8は加振力F1を測定すべき実験機器、9は実
験機器8の近傍に設置され且つ加速度α1を測定す
るための加速度計、10は地上に設置され実験機器8に振
動を与える加振機である。
上述の装置でばね5のばね定数を小さくするのは次の理
由による。即ち通常、実験機器8の運転時の周波数は比
較的高いので、薄板6を支持するばね5にばね定数の大
きいものを使用すると、実験機器8とばね5の固有振動
数が略同じになり、共振が生じて加速度の測定を行うこ
とが困難となるためである。
実験機器8の加振力F1を測定するには、初めに、測定対
象の実験機器8を薄板6の上面に固定すると共に前記実
験機器8の近くに加速度計9を取り付け、この状態で前
記実験機器8を運転してその時に発生した加速度α
前記加速度計9により計測する。次に、前記実験機器8
を停止させ、加振力F2の分っている加振機10を、前記実
験機器8が位置する薄板6の下面に当接して薄板6と共
に実験機器8を振動させ、その時に発生する加速度α
を前記加速度計9により計測する。なお、加振力F2は、
所定の質量m2の物体に所定の加速度αを発生させる力
のことをいい、F2=m2αで表わされる。
加速度α1を計測すれば、前記実験機器8から発生
する加振力F1は、 の式から算定することができ、従って宇宙空間で実験を
行う場合に実験機器の加振力F1が一定の設計値以下に押
えられているか否かを地上で簡単且つ確実に確認するこ
とが可能になる。
なお、上述の実施例では、薄板6を支持架構4によりば
ね5を介して上から吊り下げて支持するようにしたが、
薄板6をばね定数の小さい空気ばねや磁気ばね等で下か
ら支持するようにしてもよく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果] 本発明によれば、 の関係をもとに宇宙実験機器の運転時に生じる加振力F1
が、設定値以下に押えられているか否かを地上で簡単且
つ確実に確認することができるので、設定値以上の加振
力F1の実験機器が宇宙へ打上げられるおそれがなく、従
って宇宙環境下の実験への加速度の悪影響を小さくする
ことができ、しかも装置は簡単なものですむなどの優れ
た効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の説明用斜視図である。 図中4は支持架構、5はばね、6は薄板、7は重り、8
は実験機器、9は加速度計、10は加振機を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばね定数の小さい弾撥体を介して地上から
    支持され周辺に重りを載せた薄板の上面に、実験機器を
    固定すると共に該実験機器の近くに加速度計を取り付
    け、この状態で前記実験機器を運転して前記加速度計に
    より加速度αを計測し、次いで所定の質量の物体に所
    定の加速度を発生させる力である加振力F2が予め分って
    いる地上に設置した加振機により前記薄板及び運転を停
    止した実験機器に振動を与えつつ前記加速度計により加
    速度αを計測し、更に実験機器の加振力F1(ここで実
    験機器の加振力F1とは、実験機器を運転した際に生じる
    振動により振動する物体の質量と該物体の振動により生
    じる加速度の積をいう。)を により求めることを特徴とする加振力の測定方法。
  2. 【請求項2】ばね定数の小さい弾撥体と、該弾撥体を介
    して地上から支持され且つ周辺に重りを載せ上面に実験
    機器を固定し得るようにした薄板と、所定の質量の物体
    に所定の加速度を発生させる力である加振力F2が予め分
    っており且つ前記薄板及び実験機器を振動させるため地
    上に設置した加振機と、前記実験機器の近くに取り付け
    られ且つ実験機器を運転した時に発生する加速度α
    或いは前記加振力F2の分っている加振機により薄板及び
    停止している実験機器に振動を与えた時に発生する加速
    度αを計測する加速度計とを備え、前記実験機器の加
    振力F1(ここで実験機器の加振力F1とは、実験機器を運
    転した際に生じる振動により振動する物体の質量と該物
    体の振動により生じる加速度の積をいう。)を前記検出
    した加速度α1及び加振機の予め分っている加振力
    F2をもとに により求めるよう構成したことを特徴とする加振力の測
    定装置。
JP63169491A 1988-07-07 1988-07-07 加振力の測定方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0692978B2 (ja)

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JPH0219770A JPH0219770A (ja) 1990-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2641315C1 (ru) * 2017-01-18 2018-01-17 Олег Савельевич Кочетов Стенд для исследования ударных нагрузок систем виброизоляции
RU2671277C1 (ru) * 2017-09-11 2018-10-30 Олег Савельевич Кочетов Способ исследования акустических характеристик объектов в заглушенной камере

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JPS5848862A (ja) * 1981-09-17 1983-03-22 Mitsubishi Electric Corp 加速度測定装置
JPH07107495B2 (ja) * 1986-05-02 1995-11-15 株式会社小野測器 振動測定装置
JPS6378028A (ja) * 1986-09-19 1988-04-08 Mazda Motor Corp 車両の振動検出装置

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JPH0219770A (ja) 1990-01-23

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