JPH0692477B2 - 熱硬化性の反応性樹脂混合物 - Google Patents

熱硬化性の反応性樹脂混合物

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JPH0692477B2
JPH0692477B2 JP62004245A JP424587A JPH0692477B2 JP H0692477 B2 JPH0692477 B2 JP H0692477B2 JP 62004245 A JP62004245 A JP 62004245A JP 424587 A JP424587 A JP 424587A JP H0692477 B2 JPH0692477 B2 JP H0692477B2
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ハンス・ペーター・ミユーラー
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バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有機ポリイソシアネートと有機ポリエポキシ
ドと特殊な触媒との反応性樹脂混合物に関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕
イソシヌレネートとオキサゾリジノン基とを有するプラ
スチツクは公知である。これらは、多官能性1,2-エポキ
シドを硬化触媒の存在下でポリイソシアネートにより重
合させて製造することができる〔ドイツ公開公報第3,22
3,153号、ヨーロツパ特許第0,130,454号、ドイツ公開公
報第3,323,084号、ドイツ公開公報第3,323,123号〕。適
する硬化触媒は、たとえば第3アミン類およびイミダゾ
ール類並びにオニユームのハロゲン化物および硼酸塩で
ある。適する潜熱性活性化剤は、三ハロゲン化硼素と第
3アミン、イミダゾールおよびモルホリンとの付加錯体
である。
この種の混合物の可使時間は、たとえば7,7,8,8-テトラ
シアノキノジメタンのような電子受容体の付加によつて
失活された第3アミンもしくはイミダゾールを用いて若
干長期化することができる。これらの活性化剤系は全て
高価であるかまたは取扱い困難であり、或いは反応性樹
脂混合物の比較的短い可使時間を長期化するのに充分な
能力を持たず、処理を容易化させない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、加熱により硬化させてイソシアヌレー
ト基とオキサゾリジノン基とを有する高品質のプラスチ
ツクを生成しうる有機ポリイソシアネートと有機ポリエ
ポキシドとに基づく反応性樹脂混合物を提供することで
ある。
さらに本発明の目的は、室温での貯蔵に際し極めて安定
でありかつ硬化を任意の時点で中断することができ、し
たがつてこれらの系が中間的「B-段階」(すなわち室温
もしくは若干上昇させた温度では固体であるが、まだ重
合可能である状態)で存在しうる反応性樹脂混合物を提
供することである。この中間「B-段階」は、その後の工
程で、たとえば粉末形状まで減寸し或いは適当な溶剤中
に溶解させた後に、金型中で再加熱することにより明確
な架橋された融合性最終状態に変換することができる。
本発明の他の目的は、注型樹脂混合物の製造および使用
を著しく単純化させる反応性樹脂混合物を提供すること
である。
さらに本発明の他の目的は、注型用樹脂の供給を単一混
合工程により数日間持続しうるためバツチ式ミキサーも
しくは流動型ミキサーで構成された複雑かつ信頼性のな
い注型樹脂処理システムを用いる必要がなくなるよう
な、長可使時間を有する混合物を提供することである。
混合の間違いは、したがつて実質的に排除されかつ労力
の節約となる。
さらに本発明の目的は、ドイツ公開公報第2,017,506号
による射出成形法にて特に有利に使用しうる反応性樹脂
混合物を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的および当業者に明らかなその他の目的は、本発
明によれば、イソシアネートとポリエポキシドと特殊な
種類の潜在的触媒とで構成された反応性樹脂混合物によ
つて達成される。これら混合物を、加熱により硬化させ
てイソシアヌレート基とオキサゾリジノン基とを有する
プラスチツクを生成させることができる。
本発明は、 (a)少なくとも1種の有機ポリイソシアネートと、 (b)イソシアネート基対エポキシド基の当量比が1.2:
1〜70:1となるような量の少なくとも2個のエポキシド
基を有する少なくとも1種の有機化合物と、 (c)少なくとも1種の熱活性化しうる触媒と、必要に
応じ (d)他の助剤および添加物と を含有する熱硬化性の反応性樹脂混合物に関するもので
ある。
触媒(c)は、有機ホスホン酸もしくは燐酸のアルキル
化もしくは酸性エステルの第3もしくは第4アンモニウ
ム塩である。
本発明の混合物は、 (a)少なくとも1種の有機ポリイソシアネートを (b)1.2:1〜70:1のイソシアネート基対エポキシド基
の当量比に相当する量の少なくとも2個のエポキシド基
を有する少なくとも1種の有機化合物、 (c)少なくとも1種の熱活性化しうる触媒、および必
要に応じ (d)他の助剤および添加物 と混合し、かつこのように生成された混合物を成形前ま
たは成形中に250℃までの温度に加熱することによる成
形品の製造方法に用いられうる。触媒(c)としては、
有機ホスホン酸もしくは燐酸のアルキル化もしくは酸性
エステルの第3もしくは第4アンモニウム塩が使用され
る。
本発明による混合物の成分(a)は、ポリウレタン化学
における当業者に知られた任意の有機ポリイソシアネー
トとすることができる。適するポリイソシアネートは、
たとえばW.シーフケン、ジヤスタス・リービツヒ・アナ
ーレン・デル・ヘミー、第562巻、第75〜136頁に記載さ
れた種類の脂肪族、環式脂肪族、芳香脂肪族、芳香族お
よび複素環式ポリイソシアネートを包含する。この種の
ポリイソシアネートの例は、式: Q(NCO)n 〔式中、n=2〜4、好ましくは2であり、Qは2〜18
個(好ましくは6〜10個)の炭素原子を有する脂肪族炭
化水素基、4〜15個(好ましくは5〜10個)の炭素原子
を有する環式脂肪族炭化水素基、6〜15個(好ましくは
6〜13個)の炭素原子を有する芳香族炭化水素基、また
は8〜15個(好ましくは8〜13個)の炭素原子を有する
芳香脂肪族炭化水素基である〕 に相当するものである。
この種のポリイソシアネートはエチレンジイソシアネー
ト、1,4-テトラメチレンジイソシアネート、1,6-ヘキサ
メチレンジイソシアネート、1,12-ドデカンジイソシア
ネート、シクロブタン‐1,3-ジイソシアネート、シクロ
ヘキサン‐1,3-および‐1,4-ジイソシアネート並びにこ
れら異性体の混合物、1-イソシアナト‐3,3,5-トリメチ
ル‐5-イソシアナト‐メチルシクロヘキサン(ドイツ公
告公報第1,202,785号および米国特許第3,401,190号)、
2,4-および2,6-ヘキサヒドロトリレンジイソシアネート
並びにこれら異性体の混合物、ヘキサヒドロ‐1,3-およ
び/または‐1,4-フエニレンジイソシアネート、ペルヒ
ドロ‐2,4′‐および/または‐4,4′‐ジフエニルメタ
ンジイソシアネート、1,3-および‐1,4-フエニレンジイ
ソシアネート、2,4-および2,6-トリレンジイソシアネー
ト並びにこれら異性体の混合物、ジフエニルメタン‐2,
4′‐および/または‐4,4′‐ジイソシアネート並びに
ナフチレン‐1,5-ジイソシアネートを包含する。
他の適するポリイソシアネートはトリフエニルメタン‐
4,4′,4″‐トリイソシアネート、アニリン‐ホルムア
ルデヒド縮合物のホスゲン化によつて得られる種類のポ
リフエニルポリメチレンポリイソシアネート(英国特許
第874,430号および第848,671号)、m-およびp-イソシア
ナト‐フエニルスルホニルイソシアネート(米国特許第
3,454,606号)、ペルクロル化アリールポリイソシアネ
ート(米国特許第3,277,138号)、カルボジイミド基を
有するポリイソシアネート(米国特許第3,152,162
号)、ノルボルネンジイソシアネート(米国特許第3,49
2,330号)、アロフアネート基を有するポリイソシアネ
ート(英国特許第994,890号)、イソシアヌレート基を
有するポリイソシアネート(米国特許第3,001,973
号)、ウレタン基を有するポリイソシアネート(米国特
許第3,394,164号および第3,644,457号)、アシル化尿素
基を有するポリイソシアネート(ドイツ特許第1,230,77
8号)、ビユレツト基を有するポリイソシアネート(米
国特許第3,124,605号および第3,201,372号)、テロ重合
反応により製造されるポリイソシアネート(米国特許第
3,654,106号)、エステル基を有するポリイソシアネー
ト(米国特許第3,567,763号)、上記イソシアネートと
アセタールとの反応生成物(ドイツ特許第1,072,385
号)、並びに脂肪酸エステルを含有する高分子ポリイソ
シアネート(米国特許第3,455,883号)を包含する。
さらに、イソシアネートの工業的製造に際し適宜上記ポ
リイソシアネートの1種もそくはそれ以上に溶液として
蓄積するようなイソシアネート基を有する蒸溜残渣を使
用することもできる。さらに、上記ポリイソシアネート
の混合物を使用することもできる。
一般に、工業上容易に入手しうるポリイソシアネート、
たとえば2,4-および2,6-トリレンジイソシアネートおよ
びこれら異性体の混合物(「TDI」)、特にアニリン‐
ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化によつて得られる
種類のポリフエニルポリメチレンポリイソシアネート
(「粗製MDI」)、並びにカルボジイミド基、ウレタン
基、アロフアネート基、イソシアヌレート基、尿素基も
しくはビユーレツト基を有するポリイソシアネート
(「改変ポリイソネート」)を使用するのが好適であ
る。2,4-および/または2,6-トリレンジイソシアネート
から誘導される或いは4,4′‐および/または2,4′‐ジ
フエニルメタンジイソシアネートから誘導される種類の
改質ポリイソシアネートが特に好適である。
20重量%より多い2,4′‐ジイソシアナトジフエニルメ
タンを含有するジフエニルメタンシリーズのポリイソシ
アネート類の異性体混合物および/または同族体混合物
を使用するのが特に好適である。これらのポリイソシア
ネート混合物は、20重量%以上(好ましくは30〜70重量
%)の2,4′‐ジイソシアナトジフエニルメタンを含有
するジフエニルメタンシリーズのポリイソシアネート混
合物である。これら2,4′‐異性体の他に、これらの特
に好適なポリイソシアネート混合物は、ジフエニルメタ
ンシリーズの他の異性体もしくは同族体ポリイソシアネ
ートをも含有する。このことは、特に好適なポリイソシ
アネートが一般に2,4′‐ジイソシアナトジフエニルメ
タンと4,4′‐ジイソシアナトジフエニルメタンおよび
必要に応じ全体としての混合物に対し0〜20重量%の2,
2′‐ジイソシアナトジフエニルメタンとの混合物、或
いはこれら異性体とそれより高級のポリフエニルポリメ
チレンポリイソシアネートとの混合物である。これら混
合物は一般に全体としての混合物に対し10〜60重量%の
これら高級ポリイソシアネートを含有する。前者の好適
ポリイソシアネート成分として使用しうる2,4′‐異性
体が豊富なジイソシアネート混合物は、たとえばアニリ
ン‐ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化により得られ
る種類のポリイソシアネート混合物から上記組成を有す
るジイソシアネート混合物を蒸溜して得ることができ
る。特に有利に使用しうる高級ポリイソシアネートを含
有する混合物は、たとえば上記蒸溜生成物を4,4′‐ジ
イソシアナトジフエニルメタン含有量が無くなつたホス
ゲン化生成物とたとえばドイツ公告公報第1,923,214号
にしたがつて再混合することにより得ることができる。
さらに、アニリン‐ホルムアルデヒド縮合反応を制御す
ることにより、所望の2,4′‐ジイソシアナトジフエニ
ルメタン含有量を有するポリイソシアネート混合物を直
接に得ることもできる。たとえば、米国特許第3,277,17
3号公報は2,4′‐ジアミノジフエニルメタンの高含有量
を有するジフエニルメタンシリーズのポリアミン混合物
を得る方法を記載している。2,4′‐ジアミノジフエニ
ルメタンがリツチなこれら縮合物をホスゲン化すること
により、特に好適なポリイソシアネートを直接に得るこ
とができる。これらのポリイソシアネート混合物を得る
方法は、ドイツ公開公報第1,937,685号および米国特許
第3,362,979号各公報にも記載されている。ジフエニル
メタンシリーズの高級ポリイソシアネートを含有した特
に適するポリイソシアネート混合物において、2,4′‐
ジイソシアナトジフエニルメタン含有量は全体として混
合物に対し20重量%以上である。
成分(b)は少なくとも2個のエポキシド基、すなわち
1,2-エポキシド基を有する任意の脂肪族、環式脂肪族、
芳香族もしくは複素環式化合物とすることができる。好
適に使用されるポリエポキシドは1分子当り2〜4個、
特に好ましくは2個のエポキシド基を有し、かつ90〜50
0、好ましくは170〜220のエポキシド当量重量を有す
る。
適するポリエポキシドはたとえばピロカテコール、レゾ
ルシノール、ハイドロキノン、4,4′‐ジヒドロキシジ
フエニルメタン、4,4′‐ジヒドロキシ‐3,3′‐ジメチ
ルジフエニルメタン、4,4′‐ジヒドロキシジフエニル
メタン、4,4′‐ジヒドロキシジフエニルシクロヘキサ
ン、4,4′‐ジヒドロキシ‐3,3′‐ジメチルジフエニル
プロパン、4,4′‐ジヒドロキシジフエニル、4,4′‐ジ
ヒドロキシ‐ジフエニルスルホン、トリス‐(4-ヒドロ
キシフエニル)‐メタン、上記ジフエノール類の塩素化
および臭素化生成物、ノボラツク(すなわち、酸性触媒
の存在下における一価もしくは多価フエノールとアルデ
ヒド、特にホルムアルデヒドとの反応生成物)、芳香族
ヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩2モルをジハロゲ
ンアルカンもしくはジハロゲンジアルキルエーテル1モ
ルでエステル化して得られるジフエノール類(英国特許
第1,017,612号)または少なくとも2個のハロゲン原子
を有する長鎖ハロゲンパラフイン類とフエノールとの縮
合によつて得られるポリフエノール類(英国特許第1,02
4,288号)などの多価フエノールのポリグリシジルエー
テルを包含する。他の適するポリエポキシドは、芳香族
アミンとエポクロルヒドリンに基づくポリエポキシド化
合物、たとえばN-ジ‐(2,3-エポキシ‐プロピル)‐ア
ニリン、N,N′‐ジメチル‐N,N′‐ジエポキシプロピル
‐4,4′‐ジアミノジフエニルメタン、N-ジエポキシプ
ロピル‐4-アミノフエニル‐グリシジルエーテル(英国
特許第772,830号および第816,923号)である。
さらに、多塩基性芳香族、脂肪族および環式脂肪族カル
ボン酸のグリシジルエステル(たとえば、フタル酸ジグ
リシジルエステル、アシピン酸ジグリシジルエステ
ル)、並びに芳香族もしくは環式脂肪族無水ジカルボン
酸1モルとジオール1/2モルまたはn個のヒドロキシ基
を有するポリオール1/nモルとの反応生成物のグリシジ
ルエステル、或いはメチル基を適宜置換されたヘキサヒ
ドロフタル酸ジグリシジルエステルを使用することもで
きる。
たとえば1,4-ブタンジオール、1,4-ブテンジオール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ールおよびポリエチレングリコールなどの多価アルコー
ルのグリシジルエーテルも使用することができる。さら
に興味あるものは、トリグリシジルイソシアヌレート、
N,N′‐ジエポキシプロピルオキシアミド、多官能性チ
オール(たとえば、ビス‐メルカプトメチルベンゼンも
しくはジグリシジルトリメチレントリスルホン)のポリ
グリシジルチオエーテル並びにヒダントインに基づくポ
リグリシジルエーテルである。
最後に、たとえば植物油およびその変換生成物などの多
不飽和化合物のエポキシド化生成物、たとえばブタジエ
ン、ビニルシクロヘキセン、1,5-シクロオクタジエン、
1,5,9-シクロドデカトリエン、エポキシド化しうる二重
結合を有する重合体および共重合体、たとえばポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、ブタジエン‐スチレン、ジビ
ニルベンゼン、ジシクロペンタジエン、不飽和ポリエー
テルなどのジ‐およびポリオレフイン類のエポキシド化
生成物、並びにジーリ‐アルダー付加によつて得られか
つエポキシド化によつてポリエポキシドに変換しうるオ
レフイン類のエポキシド化生成物、或いは架橋原子もし
くは架橋原子群によつて結合された2個のシクロペンテ
ンもしくはシクロヘキセン環を有する化合物のエポキシ
ド化生成物も使用することができる。たとえばメタクリ
ル酸グリシジルエステルもしくはアリルグリシジルエー
テルの不飽和モノエポキシドの重合体も使用することが
できる。
次にポリエポキシド化合物またはその混合物が好ましく
は成分(b)として使用される:多価フエノール、特に
ビスフエノールAのポリグリシジルエーテル;芳香族ア
ミンに基づくポリエポキシド化合物、特にビス‐(N-エ
ポキシプロピル)‐アニリン、N,N′‐ジメチル‐N,N′
‐ジエポキシプロピル‐4,4′‐ジアミノジフエニルメ
タンおよびN-ジエポキシプロピル‐4-アミノフエニルグ
リシジル‐エーテル;環式脂肪族ジカルボン酸のポリグ
リシジルエステル、特にヘキサヒドロフタル酸ジグリシ
ジルエステルおよび無水ヘキサヒドロフタル酸nモルと
n個のヒドロキシル基を有するポリオール1モルとの反
応生成物のポリエポキシド(n=2〜6の整数)、特に
無水ヘキサヒドロフタル酸3モルと1,1,1-トリメチロー
ルプロパン1モルとの反応生成物のポリエポキシド、す
なわち3,4-エポキシシクロヘキシルメタン‐3,4-エポキ
シシクロヘキサンカルボキシレート。
液体のポリエポキシドもしくは低粘度のジエポキシド、
たとえばビス‐(N-エポキシプロピル)‐アニリンもし
くはビニルシクロヘキセンジエポキシドも使用すること
ができる。特殊の場合には、さらにこれらのポリエポキ
シドは既に液体であるポリエポキシドの粘度を減少させ
たり、或いは固体ポリエポキシドを液体混合物に変換し
たりすることもできる。
触媒成分(c)は、(1)有機アミンおよび(2)有機
ホスホン酸もしくは燐酸のアルキル化もしくは酸性エス
テルの第3もしくは第4アンモニウム塩である。
触媒(c)の成分(1)は、第2もしくは第3アミノ基
を有する一価もしくは多価の有機アミンとすることがで
きる。触媒の製造に際し、第2アミノ基はアルキル化に
よつて第3アンモニウム基に変換することができる。第
3アミノ基は中和によつて第3アンモニウム基へ変換し
たり、4級化によつて第4アンモニウム基に変換するこ
ともできる。一般に、適するアミン類は45〜353、好ま
しくは45〜185の分子量を有する。適するアミン類の典
型例はジメチルアミン、トリメチルアミン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、ジ‐n-ブチルアミン、トリ‐
n-ブチルアミン、N,N′‐ジメチルエチレンジアミン、
N,N,N′,N′‐テトラメチルエチレンジアミン、N,N-ジ
メチルベンジルアミンおよびトリエチレンジアミンであ
る。
本発明の触媒を作成するための成分(2)は、有機ホス
ホン酸または燐酸のアルキル化もしくは酸性エステルで
ある。有機ホスホン酸の中和アルキル化用エステルがホ
スホン酸エステルとして好適に使用される。これらの化
合物は一般に124〜114の分子量を有する。この種の適す
る化合物はメタンホスホン酸ジメチルエステル、メタン
ホスホン酸ジエチルエステル、ベンゼンホスホン酸ジメ
チルエステル、ベンゼンホスホン酸ジエチルエステルお
よびエタンホスホン酸ジエチルエステルを包含する。適
する燐酸エステルは、一塩基性の酸性エステルおよび中
性エステルの両者である。これらの化合物は、一般に12
6〜266の分子量を有する。この種の適する化合物はジメ
チルホスフエート、ジエチルホスフエート、ジ‐n-ブチ
ルホスフエート、トリエチルホスフエートおよびトリ‐
n-ブチルホスホエートを包含する。好適成分(2)はメ
タンホスホン酸ジメチルエステルおよびジ‐n-ブチルホ
スフエートである。
本発明に必須の触媒(c)は、公知方法(たとえば、ホ
ーベン‐ワイル、第XII/2巻、第262頁以降)にしたがい
成分(1)および(2)を、好ましくは等量にて溶剤の
存在下もしくは不存在下に20〜200℃の範囲の温度で反
応させて製造される。
これらの触媒は不活性ガス雰囲気中でおよび/または圧
力下で製造するのが有利である。さらに、過剰の成分
(1)または(2)を使用し、次いで未反応の過剰量を
たとえば蒸溜によつて除去することもできる。
本発明で使用するのに適する触媒(c)の特に好適な例
は次の通りである: ポリイソシアネート成分(a)とポリエポキシド成分
(b)との混合物100重量部に対し、触媒(c)は0.01
〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部の量で使用され
る。勿論、異なる触媒の混合物を使用することもでき
る。本発明による混合物を作成する際、好ましくは室温
にて固体である触媒(c)をポリイソシアネート成分
(a)と混合する前に成分(b)に溶解させる。
本発明による混合物を作成するには、必須成分(a),
(b)および(c)を互いに混合する。成分(b)を使
用する量は、成分(a)と(b)とが1.2:1〜70:1、好
ましくは1.2:1〜30:1のポリイソシアネート基対エポキ
シド基の当量比に相当する量で混合物中に存在するよう
に計量される。
本発明の混合物に適宜存在させうる助剤および添加物
(d)は、たとえば(d1)重合しうるオレフイン性不飽
和単量体を包含し、これらは成分(a)および(b)の
全重量に対し100重量%まで、好ましくは50重量%まで
の量で使用される。適宜使用しうる他の助剤および添加
物(d)はたとえば(d2)成分(a)の各イソシアネー
ト基につき0.5個まで、好ましくは0.4個までの成分(d
2)の活性水素原子が存在するような量でイソシアネー
ト‐反応性水素原子を有する有機化合物である。これら
の種類の添加物(d2)を使用する場合、イソシアネート
基対エポキシド基の当量比はイソシアネート基と添加物
(d2)の活性水素原子との反応後に残存するイソシアネ
ート過剰量に基づいている。
一般に、助剤(d1)および(d2)は使用する必要がな
い。添加物(d1)が添加物(d2)よりも好適である。し
かしながら、基本的には両種類の添加物を同時に使用す
ることも可能である。添加物(d1)を使用する場合、一
般に必要ではないが、たとえば過酸化ベンゾイルのよう
な標準的な重合開始剤を使用することもできる。
添加物(d1)の典型例は、NCO-反応性水素原子を持たな
いオレフイン性不飽和単量体、たとえばジイソブチレン
およびスチレン;C1-C4アルキルスチレン、たとえばα
‐メチルスチレンおよびα‐ブチルスチレン;塩化ビニ
ル;酢酸ビニル;アクリル酸‐C1-C8‐アルキルエステ
ル、たとえばメチルアクリレート、ブチルアクリレート
もしくはオクチルアクリレート、対応のメタクリレー
ト、アクリロニトリルもしくはジアリルフタレートであ
る。これらのようなオレフイン性不飽和単量体の混合物
も使用することができる。少なくとも添加物(d1)を使
用する場合は、スチレンおよび/または(メタ)‐アク
ルリ酸‐C1-C4‐アルキルエステルを使用するのが好適
である。
イソシアネート‐反応性水素原子を有する適宜使用され
る添加物(d2)の例は、一般に2〜8個(好ましくは2
〜3個)のアルコール性ヒドロキシル基を有しかつ62〜
2000の分子量を有する有機化合物であつて、ポリウレタ
ン用の合成成分として有用であることが知られた種類で
ある。その例は単純な多価アルコール類、たとえばエチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール、グリセリ
ンまたはトリメチロールプロパン;エステル基を有する
ポリヒドロキシル化合物、たとえばヒマシ油または過剰
量の単純な多価アルコールと、好ましくは二塩基性カル
ボン酸もしくはその無水物(たとえばアジピン酸、フタ
ル酸または無水フタル酸)との重縮合によつて得られる
種類のポリヒドロキシポリエステル、或いは適する出発
分子(たとえば水、前記の単純アルコール或いは少なく
とも2個のアミン性NH-結合を有するアミン類)に対す
る酸化アルキレン(たとえば、酸化プロピレンおよび/
または酸化エチレン)の付加によつて得られる種類のポ
リヒドロキシ‐ポリエーテル類である。
適宜使用される他の助剤および添加物(d)は、(d3)
イソシアネート基の三量化を促進しかつ/またはエポキ
シド基に対するイソシアネート基の付加を促進すること
が知られた触媒を包含する。本発明に必須の触媒(c)
に加え、本発明による混合物の反応性を特殊用途に適合
させねばならない場合には、たとえば(d3)のような触
媒を使用することができる。
イソシアネート基の三量化を促進する適する触媒は第3
アミン、たとえばトリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、N-メチルモルホリン、N-エチルモルホリン、N,N,
N′,N′‐テトラメチルエチレンジアミン、ペンタメチ
ルジエチレントリアミン、1,4-ジアザビシクロ‐(2,2,
2)‐オクタン、ビス‐(ジメチルアミノアルキル)‐
ピペラジン(ドイツ公開公報第2,636,787号)、N,N-ジ
メチルベンジルアミン、N,N-ジメチルシクロヘキシルア
ミン;単環式および二環式アミジン(ドイツ公開公報第
1,720,633号);並びにビス‐(ジアルキルアミノ)‐
アルキルエーテル(米国特許第3,330,782号、ドイツ公
告公報第1,030,558号、ドイツ公開公報第1,804,361号お
よびドイツ公開公報第2,618,280号)を包含する。他の
適する触媒(d3)は、第2アミン(たとえばジメチルア
ミン)、アルデヒド(好ましくはホルムアルデヒド)、
ケトン(たとえばアセトン、メチルエチルケトンもしく
はシクロヘキサノン)およびフエノール(たとえば、フ
エノール、ノニルフエノールもしくはビスフエノール)
のマンニツヒ塩基である。
他の適する触媒(d3)は窒素含有塩基、たとえば水酸化
テトラアルキルアンモニウム;アルカリ水酸化物(たと
えば水酸化ナトリウム);アルカリフエノラート(たと
えばナトリウムフエノラート);およびアルカリアルコ
ラート(たとえばナトリウムメチラート)である。触媒
(d3)としてはヘキサヒドロトリアジンも使用すること
ができる(ドイツ公開公報第1,769,043号)。
有機金属化合物、特に有機錫化合物も触媒(d3)として
使用することができる。好適な有機錫化合物はカルボン
酸の錫(II)塩、たとえば酢酸錫(II)、オクタン酸錫
(II)、エチルヘキサン酸錫(II)およびラウリン酸錫
(II)並びに錫(IV)化合物、たとえば酸化ジブチル錫
およびジ酢酸ジオクチル錫である。
エポキシド基によるイソシアネート基の付加反応を促進
する触媒(d3)は、たとえばロシアン・ケミカル・レビ
ユース、第52(6)巻(1983)、第576〜593頁に挙げら
れた化合物である。
適宜使用しうる他の助剤および添加物(d)は充填剤、
顔料および可塑剤を包含する。
適する充填剤は石英粉末、チヨークおよび酸化アルミニ
ウムを包含する。
適する顔料は二酸化チタン、酸化鉄および有機顔料、た
とえばフタロシアニン顔料を包含する。
適する可塑剤はジオクチルフタレート、トリブチルおよ
びトリフエニルホスフエートを包含する。
さらに可溶性染料或いは強化材料、たとえばガラス繊維
もしくはガラス布を使用することもできる。
本発明による混合物を製造するには、好ましくは個々の
成分(a),(b),(c)および必要に応じ(d)を
0〜40℃の温度、より好ましくは20〜30℃の温度にて混
合する。室温にて少なくとも7日間の可使時間を有しか
つ60℃以上でのみ化学反応を示す反応性樹脂混合物がか
くして得られる。これらの混合物は、60℃以上の温度、
特に60〜150℃の温度で硬化することができる。最適な
性質を得るには、しばしば得られたプラスチツクを150
〜250℃の温度、好ましくは200〜230℃の温度で後硬化
させるのが好ましい。
他の方法によれば、本発明の混合物はポリイソシアネー
ト成分(a)を上記に例示した種類の第3アンモニウム
塩と混合することにより製造され、本発明の混合物を使
用する直前に前記混合物へ成分(b)を添加する。適宜
使用される成分(d)は、(a)および(c)の混合
物、或いは成分(b)或いは(a)と(b)と(c)と
の混合物に対し混合することができる。これらの特殊触
媒はポリイソシアネート成分(a)の貯蔵安定性を阻害
せず、かつ(a)および(c)の予備混合物を成分
(b)と組合せた後にのみその触媒活性を示すことが判
明した。
硬化は任意の時点で(たとえば室温まで冷却することに
より)中断させることができ、かつその後の段階で継続
させることができる。反応を中断する時点は、冷却(た
とえば室温まで)で得られた混合物が「B-段階」(すな
わち、固体)であるが、最終的硬化温度までその後に加
熱した際に圧力下で再び液体となり或いは寧ろ成形可能
となるように選択するのが最良である。実施する用途が
ラミネート、成形組成物および被覆組成物である場合に
は、硬化工程を中断するのが特に有利である。
本発明による反応性樹脂混合物を用いる方法の1実施例
においては、個々の成分を混合して作成された反応性樹
脂混合物を、この混合物が0〜100℃、好ましくは5〜6
0℃にて固体でありしかも遊離イソシアネート基を含有
する「B-段階」となるまで、60〜180℃の温度に露出す
る。この「B-段階」の物質を粉末まで減寸させ、かつ溶
融させることができる。このようにして得られた反応生
成物を適宜粉末まで減寸させ或いは適当な溶媒(たとえ
ばアセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エチル
‐グリコール酢酸、クロロホルム、塩化メチレン)に溶
解させた後かつ必要に応じ他の助剤および添加物(d)
と混合した後に100〜250℃まで加熱することにより硬化
させて、架橋した融合性成形品を生成させることができ
る。硬化は、金型中での成形の後、或いは成形と同時に
或いは存在する溶剤を蒸発によつて除去した後または除
去と同時に行なうことができる。
本発明の混合物を用いる方法は、特に全ゆる種類の成形
品、被覆剤および接着剤としての耐熱性プラスチツクを
製造するのに適している。この方法は、さらに電気絶縁
材およびガラス繊維強化ラミネートのための含浸用組成
物を製造するのに使用することもできる。さらに、本発
明の混合物は、特にたとえばプリント回路、電子時計、
携帯用計算器、電力カメラ、コンピユータ、マイクロコ
ンピユータおよびデジタル情報記憶部などの電気部品の
製造に際し、注型用樹脂および配線シール用配合物とし
て使用することができる。
本発明の混合物を用いる方法により得られる製品の耐熱
性、その低い誘電損失、水分に対する耐性、摩耗耐性並
びに成形特性は優秀である。さらに、本発明の反応性樹
脂混合物は、電動モータおよび発電機のためのH級およ
びC級の絶縁材を製造するため、或いは航空機、ロケツ
トなどの応力の大きい機械の製作材料を製造するのに適
している。さらに、これらの混合物は特に粉末ラツカー
結合剤として或いは特に熱可塑プラスチツク用の接着剤
として「B-段階」で使用することもできる。さらに、反
応性樹脂混合物は絶縁剤、トランス、コンデンサ、ラミ
ネートのための注型用樹脂として或いはチユーブ類、容
器類またはスポーツ用品を製造する際或いはボートを作
成する際にも注型樹脂として使用することができる。
適当な発泡剤を使用すれば、本発明の混合物を用いる方
法は発泡製品の製造にも使用することができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに説明し、これら実施
例においてイソシアネート含有量に関する%は全て重量
%である。
実施例1 112重量部のトリエチレンジアミン(ダブコ社)と1240
重量部のメタンホスホン酸ジメチルエステルとを100℃
にて窒素を緩和にバブリングさせながら8時間攪拌する
ことにより、本発明で使用するのに適した触媒を製造し
た。次いで、約400重量部の過剰のメタンホスホン酸エ
ステルを減圧下で留去した。沈澱した生成物を別し、
次いで減圧下で乾燥させた。355重量部の無色の結晶化
合物が得られた。
実施例2 258重量部のジ‐n-ブチルアミンと248重量部のメタンホ
スホン酸ジメチルエステルとを混合しかつ攪拌しながら
135〜150℃まで加熱することにより、本発明で使用する
のに適した触媒を製造した。次いで、この混合物をその
温度が発熱反応によつて140〜150℃に保たれるような程
度まで氷浴にて冷却した。次いで、この反応混合物を15
0℃にて5時間攪拌した。
得られた生成物から減圧蒸溜によつて未反応出発物質を
除去した。350重量部の無色粘性の徐徐に結晶化する液
体が得られた。
実施例3 210重量部のジ‐n-ブチルホスフエートと101重量部のト
リエチルアミンとの混合しかつ60℃にて1時間攪拌する
ことにより、本発明で使用するのに適した触媒を製造し
た。
実施例4 210重量部のジ‐n-ブチルホスフエートと135重量部のN,
N-ジ‐メチルベンジルアミンとを混合しかつ60℃にて1
時間攪拌することにより、本発明で使用するのに適した
触媒を製造した。
参考例5 イソシアヌレートおよびオキサゾリジノン生成物を検出
するためのモデル反応。
59.5g(0.5モル)のフエニルイソシアネートもしくは6
2.5g(0.5モル)のシクロヘキシルイソシアネートと75g
(0.5モル)の酸化γ‐フエノキシプロピレンとを第1
表に示した触媒1%と共に134.5gのo−ジクロルベンゼ
ン中にて下記する反応条件下でもはや混合物中に遊離イ
ソシアネートが検出されなくなるまで攪拌した。次い
で、イソシアヌレートおよびオキサゾリジノンの量を元
素分析および定量ガスクロマトグラフイーによつて測定
した。
これらの試験は、使用したイソシアネートおよび使用し
た触媒によつて種々異なる量のイソシアヌレートおよび
オキサゾリジノンが生成されることを明らかに示してい
る。同じ出発物質であるが異なる温度を用いたバツチI
およびIIで示されるように、高められた温度ではオキサ
ゾリジノンが増加した量で生成される。
実施例6 6%の2,4′‐MDIを含有しかつ33.6のNCO値を有するジ
フエニルメタンジイソシアネート(MDI)に基づく低粘
度のポリイソシアネート混合物95重量部と、0.58〜0.59
のエポキシド値を有する高純度のビスフエノール‐A-ジ
グリシジルエーテル5重量部とを混合した。得られた混
合物へ実施例3で作成した1重量部の触媒を添加した。
この混合物は31.6%のNCO含有量と25℃にて15.1mPasの
粘度とを有した。
混合物のNCO含有量およびその粘度は室温で貯蔵した後
に測定した: この直ちに使用しうる注型樹脂混合物は、液体状態にて
約30日間の可使時間を有した。
上記反応性樹脂混合物を使用して、寸法200mm×300mm×
4mmのプレートを注型しかつ硬化させた。これら成形品
の機械的性質および電気的性質を第2表に示す。
実施例7 手順は、上記反応性樹脂混合物を120℃まで19分間加熱
した以外は実施例6と同様にした。次いで、混合物をテ
フロン被覆されたプレートに注いで、冷却した後に粉末
化した。
このようにして、室温で貯蔵しうるB-段階の反応性樹脂
混合物が得られた。この粉末化した樹脂はアセトンおよ
びメチルエチルケトンに容易に溶解した。この溶液はガ
ラス繊維布またはトランス巻付け物に含浸させる液体含
浸樹脂として使用することができた。
粉末化樹脂は13.8%のNCO含有量を有した。室温にて6
ケ月貯蔵した後、樹脂のNCO含有量は12.7%となつた。
この粉末化反応性樹脂を次のように処理した: 60gの粉末化B-段階の樹脂を、離型剤を被覆した直径130
mmの冷たい金型に導入して、均一分配させた。この金型
をプランジヤによつて閉鎖しかつ200℃まで加熱された
プレス中に入れ、次いで25ミリバールの圧力下に200℃
にて60分間プレスした。次いで、金型を圧力下で室温ま
で冷却し、かつ厚さ3mmの円盤をそこから取り出した。
この円盤を標準試験棒に切断し、その何本かを次いで調
質した。
次の試験結果が得られた: 実施例8 本発明による各種の触媒を実施例6で記載したポリイソ
シアネート混合物とビスフエノール‐A-ジグリシジルエ
ーテルとの混合物へ添加した。得られた混合物の粘度お
よびNCO-含有量を、室温にて7日間貯蔵した後に測定し
た。比較用として慣用の加速剤、すなわちジメチルベン
ジルアミンを使用した。
第4表に記載した反応性樹脂混合物を使用して、寸法20
0mm×300mm×4mmのプレートを注型した。130℃にて3時
間処理した後、温度を180℃にて24時間保ち、次いで200
℃にてさらい24時間保つた。成形品の機械的性質を第5
表に示す。
実施例9 実施例6に記載したポリイソシアネート混合物(MDI)3
80重量部と、21.6%のNCO含有量および2628mPas/25℃の
粘度を有するヘキサメチレンジイソシアネートに基づく
イソシアヌレートポリイソシアネート40重量部と、ビス
フエノールA-ジグリシジルエーテル20重量部と、実施例
3の触媒4重量部とを激しく混合した。次いで、この混
合物へ1036重量部の石英粉末を添加し、次いで窒素下で
110℃まで加熱した。
この混合物は9.1%のNCO含有量を有した。次いで、温度
を120℃まで上昇させ、かつ反応混合物をこの温度で1
時間攪拌した。その後、混合物のNCO含有量は4.57%ま
で低下した。
次いで、反応性樹脂をテフロン被覆されたプレート上に
注いで、冷却後に粉末化した。この粉末化反応性樹脂は
90〜100℃の軟化点を有し、かつ次のように成形品まで
処理した。
実施例7に記載したと同様に、80gの粉末を丸い金型中
で圧力下に処理し、かつ加熱してプレートを形成させ
た。硬化条件は、30min/200℃/25バールとした。
均質成形品につき次の性質が測定された: 鋼球押込み硬度(MPa) 443 マルテンス値(℃) 249 以上、本発明は例示の目的で詳細に説明したが、本発明
の思想および範囲を逸脱することなく多くの改変をなし
うることが当業者には了解されよう。
フロントページの続き (72)発明者 ヴアルター・ウエルデインゲン ドイツ連邦共和国 デイ−5090 レーヴア ークーゼン 1、フンパーデインクシユト ラーセ 41 (56)参考文献 特開 昭58−87114(JP,A) 特開 昭60−55017(JP,A) 特開 昭60−69121(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)少なくとも1種の有機ポリイソシア
    ネートと、 (b)少なくとも2個のエポキシド基を有する少なくと
    も1種の有機化合物と、 (c)有機ホスホン酸もしくは燐酸のアルキル化エステ
    ルもしくは酸性エステルの第3もしくは第4アンモニウ
    ム塩である少なくとも1種の熱活性化しうる触媒と をイソシアネート基対エポキシド基の当量比が1.2:1〜7
    0:1となるような量で含むことを特徴とする熱硬化性の
    反応性樹脂混合物。
  2. 【請求項2】触媒(c)が、第3アミンを燐酸の酸性エ
    ステルで中和することによりまたは第2アミンを有機ホ
    スホン酸もしくは燐酸のアルキル化エステルでアルキル
    化して製造された第3アンモニウム塩である特許請求の
    範囲第1項記載の熱硬化性樹脂混合物。
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