JPH0692373B2 - 新規なコリンエステラーゼ阻害剤としてのベンズ―アザ二環式カルバメート類 - Google Patents

新規なコリンエステラーゼ阻害剤としてのベンズ―アザ二環式カルバメート類

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JPH0692373B2
JPH0692373B2 JP2229544A JP22954490A JPH0692373B2 JP H0692373 B2 JPH0692373 B2 JP H0692373B2 JP 2229544 A JP2229544 A JP 2229544A JP 22954490 A JP22954490 A JP 22954490A JP H0692373 B2 JPH0692373 B2 JP H0692373B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D221/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00
    • C07D221/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00 condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D221/22Bridged ring systems
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    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/02Drugs for disorders of the nervous system for peripheral neuropathies
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

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  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、下記の式IおよびIIのベンズアザ二環式カル
バメート類,およびこのような化合物の薬学的に受容で
きる塩に関する。式Iの化合物は、コリンエステラーゼ
阻害剤であって、痴呆およびアルツハイマー病にかかっ
ている患者の記憶を増強するのに有用である。式IIの化
合物は、式Iの化合物の合成に用いられる新規中間体で
ある。下に詳細に述べるように、式Iの化合物および式
IIの化合物のあるものは、鎮痛剤としても有用である。
従来の技術 アルツハイマー病は、記憶を含む認識機能において基本
的な役割を演じる基底前脳におけるコリン作動性ニュー
ロンの退化と関連する。ベッカー(Becker)外、ドラッ
グ・デベロップメント・リサーチ(Drug Development R
esearch),12,163-195(1988).このような退化の結
果として、この病気にかかっている患者は、アセチルコ
リン合成、コリンアセチルトランスフェラーゼ活性、ア
セチルコリンエステラーゼ活性およびコリン摂取に著し
い低下を示す。
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤がコリン作動性活性
を増大させるのに有効であり、アルツハイマーの患者の
記憶を改良するのに有用であることは、公知である。ア
セチルコリンエステラーゼ酵素を阻害することによっ
て、これらの化合物は、脳におけるアセチルコリン、神
経伝達物質、の水準を増大させ、その結果記憶を増強す
る。上記のベッカー(Becker)外,は、コリンエステラ
ーゼ阻害後の行動変化は、脳におけるアセチルコリンの
予測されたピーク水準と一致するように見えることを報
告している。彼らはまた、3つの公知のアセチルコリン
エステラーゼ阻害剤、フィゾスチグミン、メトリホネー
ト、およびテトラヒドロアミノアクリジン、の効力をも
論議している。
ヨーロッパ特許第0253372号は式 (式中、R,R1,X,Zおよびmは、この特許で定義された通
りである)の1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−3a,8(お
よび1,3a,8)−ジ(およびトリ)メチルピロロ/2,3−b/
インドールに言及し、このような化合物がアセチルコリ
ンエステラーゼを阻害し、記憶増強ならびに鎮痛剤とし
て有用であることを述べている。
ヨーロッパ特許第0154864号は、式 (式中、Rは(C2−C20)アルキル基、分枝アルキル
基、シクロアルキル基またはアリール基である)のフィ
ゾスチグミン誘導体に言及し、このような化合物は、ア
セチルコリンエステラーゼを阻害し、アルツハイマー病
の治療に有用であることを述べている。
ユ(Yu)外、フェブス・レターズ(Febs Letters),23
4,1,127-130,(1988)は、式 (式中、Rは上記記事に定義された通りである)のフィ
ゾスチグミン誘導体に言及し、相当するフィゾスチグミ
ンの効力と比較したときの、これらの、アセチルコリン
エステラーゼおよびブチルコリンエステラーゼの阻害剤
としての相対効力を論議している。
アタック(Atack)外、J.Pharmacology and Experiment
al Therapeutics,249,1,194-202(1989)は、フィゾス
チグミンの一定のカルバモイルおよびN(1)−置換さ
れた類似化合物に言及し、フィゾスチグミンと比較した
ときの、これらのコリンエステラーゼ阻害剤としての相
対効力を論議している。
ブルファン(Brufani)外、Eur.J.Biochem.,157,115-12
0(1986)は、式 (式中、R1はアルキル基であり、R2は水素である)のフ
ィゾスチグミン類似化合物に言及し、このような化合物
が抗コリンエステラーゼ活性を有することを述べてい
る。
公知のコリンエステラーゼ阻害剤は、比較的小さい濃度
領域にわたって有用であり、有効領域よりも事実上高い
濃度では極端に有毒になるという不利な副作用を示す。
また、コリンエステラーゼ阻害と、このような阻害に続
くアセチルコリン濃度の変化との間の関係は、予測する
ことができず、単にパーセントコリンエステラーゼ阻害
の結果ではなく、そして個々の薬の性質によって強く影
響されることが示された。そのため、新規なコリンエス
テラーゼ阻害剤が強く必要とされている。
発明の解決しようとする問題点 本発明は、式 〔式中、m,n,o,q,pおよびrは各々、0から3までの整
数であり; Xは、OまたはSであり; R1は、水素;(C1−C4)アルキル基;(C3−C8)シクロ
アルキル基;(C3−C8)シクロアルキル−(C1−C4)ア
ルキル基;(C1−C4)アルケニル−(C1−C4)アルキル
基;アリール−(C1−C4)アルキル基(ここで、アリー
ル部分はフェニル基およびナフチル基より成る群から選
択され、そしてこのアリール部分は、場合により(C1
C4)アルキル基、(C1−C4)アルコキシ基、ハロゲン、
アミノ基、およびトリフルオロメチル基より成る群から
選択される1個以上の置換基で置換されていてもよ
い);またはヘテロアリール−(C1−C4)アルキル基
(ここでヘテロアリール部分は、ピリジル基、チエニル
基、フラニル基、ピラジニル基、ピロリル基、インドリ
ル基、ピリミジル基より成る群から選択され、そしてこ
のヘテロアリール部分は、場合により、(C1−C4)アル
キル基、(C1−C4)アルコキシ基、ハロゲン、アミノ
基、およびトリフルオロメチル基より成る群から選択さ
れる1個以上の置換基で置換されていてもよい)であ
り; R2は、−CYNR5R6であり; Yは、OまたはSであり; R5は、(C1−C4)アルキル基;(C3−C8)シクロアルキ
ル基;(C4−C12)ビシクロアルキル基;(C3〜C8)シ
クロアルケニル基;アリール(C1−C4)アルキル基(こ
こでアリール部分は、フェニル基およびチエニル基より
成る群から選択され、そしてこのアリール部分は、場合
により、(C1−C4)アルキル基、(C1−C4)アルコキシ
基、アミノ基、ハロゲンおよびトリフルオロメチル基よ
り成る群から個別に選択される1個以上の置換基で置換
されていてもよい);ヘテロ−アルキル基(ここで、ヘ
テロ原子は、N,OおよびSより成る群から選択され
る);フェニル基およびナフチル基より成る群から選択
されるアリール基;ピリジル基、ナフチル基、フラニル
基、ピラジニル基、ピロリル基、インドリルおよびピリ
ミジル基より成る群から選択されるヘテロアリール基;
であるが、ここで上記アリールおよびヘテロアリール基
は、場合により、(C1−C4)アルキル基、(C1−C4)ア
ルコキシ基、ハロゲン、アミノ基、およびトリフルオロ
メチル基より成る群から個別に選択される1個以上の置
換基で置換されていてもよく; R6は、水素または(C1−C12)アルキル基であるか; またはR5およびR6は、これらが結合している窒素ととも
に、複素環含有基(ここで複素環部分は1−ピロリジニ
ル基、1−ピペリジニル基、4−モルホリニル基、4−
チオモルホリニル基、1−ピペラジニル基、およびすべ
ての他の3ないし12員アザ環およびアザ二環部分より成
る群から選択され、そしてこの複素環、アザ環およびア
ザ二環部分は、場合により、(C1−C4)アルキル基、
(C1−C4)アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロメチ
ル基、ヒドロキシ基、アミノ基、フェニル基およびベン
ジル基より成る群からの1個以上の置換基で置換されて
いてもよい);フェニル基およびナフチル基より成る群
から選択されるアリール基;アリール(C1−C4)アルキ
ル基(ここで、アリール部分は、フェニル基およびナフ
チル基から選択される);または、ピリジル基、チエニ
ル基、フラニル基およびインドリル基より成る群から選
択されるヘテロアリール基;を形成するがここで上記ア
リール部分およびアリールおよびヘテロアリール基は、
場合により(C1−C4)アルキル基、(C1−C4)アルコキ
シ基、ハロゲン、アミノ基およびトリフルオロメチル基
より成る群から個別に選択される1個以上の置換基で置
換されていてもよく; R3は水素;(C1−C4)アルキル基;(C1−C4)アルコキ
シ基;アミノ基;(C1−C4)アルキルアミノ基;または
(C1−C4)ジアルキルアミノ基;であり; そして各R4は、個別に、水素;ニトリル基;(C1−C4
アルキル基;フェニル基;ハロゲン;ニトロ基;トリフ
ルオロメチル基;(C1−C4)アルコキシ基;カルボキシ
レート;ヒドロキシ基;アミノ基;(C1−C4)アルキル
カルボニル基;フェニルカルボニル基;(C1−C4)アル
コキシカルボニル基;アミノカルボニル基;(C1−C4
アルキルアミノカルボニル基;(C1−C4)ジアルキルア
ミノカルボニル基;(C1−C4)アルキルアミノ基;(C1
−C4)ジアルキルアミノ基;ベンジルアミノ基;(C1
C4)アルキルベンジルアミノ基;(C1−C4)アルキルカ
ルボニルアミノ基;およびフェニルカルボニルアミノ
基;より成る群から選択されるが、 但し、XがOであって、R2がメチル基であるとき、R3
水素ではない。〕 の化合物に関する。
本発明はまた、式Iの化合物の合成に使用される新規な
中間体にも関する。これらの化合物は、 下の式II (式中、R1,R3,R4,X,m,n,o,p,qおよびrは、上記式I
について定義した通りであり、そしてR2は、Hまたは
(C1−C4)アルキル基であるが、但し、XがOであっ
て、R2がメチル基であるとき、R3は水素ではない) を有する。
その、式Iのコリンエステラーゼ阻害剤を合成すること
における用途に加えて、R2が水素である式IIの化合物
は、鎮痛剤として有用である。式Iの化合物もまた、鎮
痛剤として有用である。
本発明はまた、式IおよびIIの化合物の薬学的に受容で
きる酸付加塩に関する。このような薬学的に受容できる
酸付加塩の例は、塩酸、p−トルエンスルホン酸、フマ
ール酸、クエン酸、コハク酸、サリチル酸、蓚酸、臭化
水素酸、リン酸、メタンスルホン酸、酒石酸、ジ−p−
トルイル酒石酸、およびマンデル酸の塩である。
本発明はさらに、式Iの化合物またはその薬学的に受容
できる酸付加塩、および薬学的に受容できるキャリヤー
より成る、コリンエステラーゼを阻害する薬剤組成物に
関する。
本発明はさらに、哺乳動物に、コリンエステラーゼを阻
害するのに有効な量の、式Iの化合物またはその薬学的
に受容できる酸付加塩を投与することにより成る、哺乳
動物においてコリンエステラーゼを阻害する方法に関す
る。
本発明はさらに、哺乳動物に、記憶を増強するかまた
は、アルツハイマー病を治療または予防するのに有効な
量の、式Iの化合物またはその薬学的に受容できる酸付
加塩を投与することにより成る、哺乳動物において、記
憶を増強させるかまたはアルツハイマー病を治療または
予防する方法に関する。
本発明はさらに、哺乳動物に、痛みを軽減し、減少させ
または予防するのに有効な量の式Iの化合物またはその
薬学的に受容できる酸付加塩を投与することより成る、
哺乳動物において、痛みを軽減し、減少させまたは予防
する方法に関する。
本明細書中で使用するとき、“哺乳動物”という語に
は、ヒトが含まれる。
“(C1−C4)アルキルカルボニル基”という語は、式 (式中、R7は(C1−C4)アルキル基である)の置換基を
指す。
“フェニルカルボニル基”という語は、R7がフェニル基
である、上記式Vの置換基を指す。
“(C1−C4)アルコキシカルボニル基”という語は、R7
が(C1−C4)アルコキシ基である、上記式Vの置換基を
指す。
“アミノカルボニル基”という語は、式 (式中、R8およびR9は、ともに水素である) の置換基を指す。
“(C1−C4)アルキルアミノカルボニル基”という語は
R8が(C1−C4)アルキル基であり、R9が水素である、上
記式VIの置換基を指す。
“(C1−C4)ジアルキルアミノ基”という語は、R8およ
びR9が各々個別に(C1−C4)アルキル基である、上記式
VIの置換基を指す。
“(C1−C4)アルキルアミノ基”という語はR10が水素
であり、R11が(C1−C4)アルキル基である式−NR10R11
の置換基を指す。
“(C1−C4)ジアルキルカルボニルアミノ基”という語
は、R10およびR11が各々個別に(C1−C4)アルキル基で
ある、式−NR10R11の置換基を指す。
“ベンジルアミノ基”という語は、R10が水素であり、R
11がベンジル基である、式−NR10R11の置換基を指す。
“(C1−C4)アルキルベンジルアミノ基”という語は、
R10が(C1−C4)アルキル基であり、R11がベンジル基で
ある、式−NR10R11の置換基を指す。
“(C1−C4)アルキルカルボニルアミノ基”という語
は、式 (式中、R12は水素であり、R13は(C1−C4)アルキル基
である)の置換基を指す。
本発明せさらに、哺乳動物に、痛みを軽減し、減少させ
または予防するのに有効な量の、R2が水素である式IIの
化合物、またはその薬学的に受容できる酸付加塩を投与
することにより成る、哺乳動物において、痛みを軽減
し、減少させあるいは予防する方法に関する。
好ましい本発明の化合物は、XがOであり、R1がメチル
基、エチル基、プロピル基、またはベンジル基であり、
R3が水素またはメチル基であり、R4が水素であり、Yは
Oであり、R5がn−ブチル基、n−プロピル基、n−ヘ
プチル基、n−ヘキシル基、ベンジル基またはフェニル
基であり、R6が水素であり、mが1であり、pが2であ
り、そしてn,oおよびqの各々が0である、上記式Iの
化合物である。
本発明の特定の化合物は、次のものである: 1,5−メタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−3−ベンズアゼピノ−7−オール−ヘキシルカルバミ
ン酸エステル; 1,5−メタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−3−ベンズアゼピノ−7−オール−フェニルカルバミ
ン酸エステル; 1,5−メタノ−2−メチル−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ
−2−ベンズアザシクロオクテン−8−オール−ヘプチ
ルカルバミン酸エステル; 1,5−メタノ−3−メチル−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ
−3−ベンズアザシクロオクテン−8−オール−ヘキシ
ルカルバミン酸エステル; 1,5−エタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−3−ベンズアゼピノ−7−オール−ヘキシルカルバミ
ン酸エステル; 1,5−プロパノ−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−2−ベンズアゼピノ−7−オール−ヘキシルカルバ
ミン酸エステル; 1,5−エタノ−2−メチル−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ
−2−ベンズアザシクロオクテン−8−オール−ヘキシ
ルカルバミン酸エステル; 1,5−メタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−9−ジメチルアミノ−3−ベンズアゼピノ−7−オー
ル−ヘキシルカルバミン酸エステル; 1,5−エタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−8−クロロ−3−ベンズアゼピノ−7−オール−ヘプ
チルカルバミン酸エステル;および 1,5−メタノ−2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−9−エトキシ−2−ベンズアゼピノ−7−オール−
ヘキシルカルバミン酸エステル。
式Iの化合物は光学中心を有し、そのため異なる立体異
性体配置で生じる。本発明には、その混合物を含む、こ
のような式Iの化合物のすべての異性体が包含される。
問題を解決するための手段 式I(例えばIA,IB,IC,ID,ID′,IEおよびIF)およびII
(例えばIIAおよびIIB)を有する本発明の化合物の製法
を、下記の反応工程で具体的に説明する。
他に説明がある場合を除き、これらの反応工程およびそ
れに続く論議における式IA,IB,IC,ID,ID′,IEおよびIF
中のR1,R2,R3,R5,R6,X,Y,m,n,o,p,qおよびrは、こ
れらが式Iについて定義された通りに定義される。
同様に、他に説明がある場合を除き、これらの反応工程
およびそれに続く論議における、式IIAおよびIIB中の
R1,R2,R3,R5,R6,X,Y,m,n,o,p,qおよびrは、これら
が式IIについて定義された通りに定義される。
反応工程1に関しては、R2が(C1−C4)アルキル基であ
って、R4が水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、
フェニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル
基または(C1−C4)アルコキシ基である式IAを有する本
発明の化合物は、R2が(C1−C4)アルキル基であって、
R4が水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェニ
ル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基また
は(C1−C4)アルコキシ基である式IVの化合物を、水素
化アルミニウムリチウムまたはボラン−テトラヒドロフ
ラン錯体のような還元剤と反応させることによって製造
することができる。この式IVの化合物と還元剤との反応
は、典型的には、テトラヒドロフランのような非プロト
ン性の不活性溶媒中で実施する。その他の適当な溶媒
は、トルエンおよびエーテルである。適当な反応温度
は、約室温からこの反応混合物の還流温度までである。
R2が(C1−C4)アルキル基であって、R4が水素、ニトリ
ル基、(C1−C4)アルキル基、フェニル基、ハロゲン、
ニトロ基、トリフルオロメチル基または(C1−C4)アル
コキシ基である式IBを有する本発明の化合物は、R2
(C1−C4)アルキル基であって、R4が水素、ニトリル
基、(C1−C4)アルキル基、フェニル基、ハロゲン、ニ
トロ基、トリフルオロメチル基または(C1−C4)アルコ
キシ基である式IAの化合物を、トリエチルアミン、炭酸
カリウム、ジアルキルアミン、ピリジンまたは水素化ナ
トリウムのような塩基の存在において、式R1Z〔式中Z
は、ハロゲン、トシレート、メシレートまたはトリフレ
ート(triflate)のような脱離基である〕のアルキル化
剤と反応させることによって製造することができる。ジ
メチルホルムアミドが好ましい溶媒であるが、テトラヒ
ドロフランおよび塩化メチレンのような他の溶媒も、使
用することができる。反応は、約25℃で実施するのが好
ましいが、約室温から反応混合物の還流温度までの温度
が受容できる。
R2が(C1−C4)アルキル基であり、R4が水素、ニトリル
基、(C1−C4)アルキル基、フェニル基、ハロゲン、ニ
トロ基、トリフルオロメチル基または(C1−C4)アルコ
キシ基であり、そしてR1が水素ではない、式IBを有する
本発明の化合物は、別法として、R2が(C1−C4)アルキ
ル基であって、R4が水素、ニトリル基、(C1−C4)アル
キル基、フェニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオ
ロメチル基または(C1−C4)アルコキシ基である式IAの
化合物から、このような式IAの化合物を、無水酢酸、塩
化プロピオニル、塩化ベンゾイル、または塩化アセチル
のようなアシル化剤でアシル化し、それによって得られ
る生成物を、水素化アルミニウムリチウムまたはボラン
−硫化ジメチル錯体のような還元剤で還元することによ
って、製造することができる。このアシル化段階は、テ
トラヒドロフランのような不活性溶媒中で、約室温から
反応混合物の還流温度までの温度で実施する、還流温度
が好ましい。
R2が(C1−C4)アルキル基であり、R4が塩素、臭素また
はニトロ基である、式IBを有する本発明の化合物はま
た、R2が(C1−C4)アルキル基であり、R4が水素である
式IBの化合物を、各々N−クロロスクシンアミド、N−
ブロモスクシンアミドまたはテトラフルオロホウ酸ニト
ロニウムと反応させることによって得ることもできる。
約0℃から室温までの温度が、適当であり、各反応に対
する最適温度は、薄層クロマトグラフィーを用いて反応
を監視することによって決定することができる。
R4が水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェニ
ル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基また
は(C1−C4)アルコキシ基である、式IIAを有する本発
明の化合物は、R2が(C1−C4)アルキル基であり、R4
水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェニル
基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基または
(C1−C4)アルコキシ基である式IBの化合物を、好まし
くは、臭化水素酸の48パーセント溶液で、加水分解する
ことによって、製造することができる。塩化メチレン中
の、三臭化ホウ素、三塩化アルミニウムおよび沃化トリ
メチルシリルのような他の加水分解剤も適する。加水分
解反応のための温度は、約−60℃ないし室温の範囲にわ
たってもよいが、室温が好ましい。
R4が、水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェ
ニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基ま
たは(C1−C4)アルコキシ基である、式ICを有する本発
明の化合物は、R4が水素、ニトリル基、(C1−C4)アル
キル基、フェニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオ
ロメチル基または(C1−C4)アルコキシ基である式IIA
の化合物を、乾燥テトラヒドロフラン、乾燥エーテル、
ベンゼンまたはトルエンのような非プロトン性溶媒中
で、水素化ナトリウムまたはナトリウムのような触媒塩
基の存在において、式R5N=C=Yの化合物と反応させ
ることによって、製造することができる。この反応は、
好ましくは、室温で実施するが、約0℃から40℃までの
温度が受容できる。好ましい溶媒は、乾燥テトラヒドロ
フランであり、好ましい触媒は、水素化ナトリウムであ
る。
R4が、水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェ
ニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基ま
たは(C1−C4)アルコキシ基である、式IDを有する本発
明の化合物は、R4が水素、ニトリル基、(C1−C4)アル
キル基、フェニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオ
ロメチル基または(C1−C4)アルコキシ基である、式II
Aの化合物を1,1′−カルボニルジイミダゾールの存在に
おいて、約0℃から反応混合物の還流温度までの温度
で、式HNR5R6の化合物と反応させることによって製造す
ることができる。
R4が、水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェ
ニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基ま
たは(C1−C4)アルコキシ基である式IDの化合物は別法
として、R4が水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル
基、フェニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメ
チル基または(C1−C4)アルコキシ基である式IIAの化
合物を、乾燥ジメチルホルムアミドのような非プロトン
性溶媒中で、炭酸カリウムまたはトリエチルアミンのよ
うな塩素の存在において、式R5R6NCYClの化合物と反応
させることによって、製造することができる。その他の
適当な溶媒は、塩化メチレンおよび乾燥テトラヒドロフ
ランである。この反応は、典型的には、約室温から反応
混合物の還流温度までの温度で実施する。
反応工程2に具体的に示したように、R4が、水素、ニト
リル基、(C1−C4)アルキル基、フェニル基、ハロゲ
ン、ニトロ基、トリフルオロメチル基または(C1−C4
アルコキシ基である、式IE、IIBおよびIFを有する本発
明の化合物は、次のようにして製造することができる、
R4が、水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェ
ニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基ま
たは(C1−C4)アルコキシ基である式ID′の化合物を、
約150から約200℃までの温度に加熱して、転位反応によ
って、R4が、水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル
基、フェニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメ
チル基または(C1−C4)アルコキシ基である式IEの化合
物を生成させる。このようにして製造した式IEの化合物
を、次に酸性または塩基性条件下で、例えば、エタノー
ル中の水酸化ナトリウムを用いて、加水分解して、R4
水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェニル
基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基または
(C1−C4)アルコキシ基である式IIBの化合物を生成さ
せる。
R4が、水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェ
ニル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基ま
たは(C1−C4)アルコキシ基である式IFの化合物は、R4
が、水素、ニトリル基、(C1−C4)アルキル基、フェニ
ル基、ハロゲン、ニトロ基、トリフルオロメチル基また
は(C1−C4)アルコキシ基である式IIBの化合物から、
いくつかの代替法により得ることができる。一つの方法
では、このような式IIBの化合物を、ベンゼンまたはエ
ーテルのような乾燥溶媒中で、しかも水素化ナトリウム
のような塩基の存在において、R5R6NCYと反応させる。
この反応は、典型的には、約室温から40℃までの温度で
実施するが、室温が好ましい。第二の方法では、このよ
うな式IIBの化合物を、塩化メチレンまたは乾燥テトラ
ヒドロフラン中で、1,1′−カルボニルジイミダゾール
の存在において、約室温から反応混合物の還流温度ぐら
いまでの温度で、NHR5R6と反応させる。このような式IF
の化合物は、また、R4が、水素、ニトリル基、(C1
C4)アルキル基、フェニル基、ハロゲン、ニトロ基、ト
リフルオロメチル基または(C1−C4)アルコキシ基であ
る式IIBの化合物を炭酸カリウムまたはトリエチルアミ
ンのような塩基の存在において、乾燥ジメチルホルムア
ミドのような非プロトン性溶媒中でR5R6NCYClと反応さ
せることによって、製造することもできる。
R4がカルボン酸である式IおよびIIの化合物は、R4がニ
トリル基である類似化合物を、酸(例えば濃硫酸または
塩酸水溶液)とともに加熱して還流させるか、またはこ
のような化合物を、メタノール中で塩基(例えば水酸化
カリウム)とともに加熱することによって、製造するこ
とができる。
R4がヒドロキシ基である、式IおよびIIの化合物は、R4
がメトキシ基である類似化合物を、反応混合物の還流温
度で濃臭化水素酸と反応させるか、または塩化メチレン
またはテトラヒドロフラン中で約−40ない0℃の温度で
三臭化ホウ素と反応させることによって、製造すること
ができる。
R4がアミノ基である式IおよびIIの化合物は、R4がニト
ロ基である類似化合物から、このようなニトロ化合物
を、ラネーニッケルまたは炭素上のパラジウムの存在に
おいて、圧力約1ないし4気圧で水素化することによ
り、または文献〔例えば、ヴォゲルス・テキストブック
・オブ・プラクティカル・オーガニック・ケミストリー
(Vogel′s Te-xtbook of Practical Organic Chemistr
y),第659-663,679,681,722-725,1082,1137ページ(第
4版1978)〕で公知の還元法によって製造することがで
きる。
R4が(C1−C4)アルコキシカルボニル基である式Iおよ
びIIの化合物は、R4がカルボン酸である類似化合物を、
触媒量の酸(例えば、気体状塩化水素、硫酸またはパラ
トルエンスルホン酸)の存在において、還流条件下で、
(C1−C4)アルコールでエステル化することによって製
造することができる。
R4が(C1−C4)アルキルカルボニル基またはフェニルカ
ルボニル基である、式IおよびIIの化合物は、R4アルコ
キシカルボニル基である類似化合物を、温度は約−78な
いし0℃で、グリニャール試薬(例えば、臭化(C1
C4)アルキルマグネシウムまたは臭化フェニルマグネシ
ウム)と反応させることによって製造することができ
る。
R4が、(C1−C4)アルキルアミノカルボニル基、(C1
C4)ジアルキルアミノカルボニル基またはアミノカルボ
ニル基である、式IおよびIIの化合物は、R4がカルボン
酸である類似化合物を還流温度で塩化チオニルと反応さ
せて、類似の酸塩化物を得ることによって、製造するこ
とができる。次にこの酸塩化物を(C1−C4)アルキルア
ミンまたは(C1−C4)ジアルキルアミンと反応させて、
R4が各々(C1−C4)アルキルアミノカルボニル基または
(C1−C4)ジアルキルアミノカルボニル基である化合物
を形成させる。別法として、この酸塩化物を、アンモニ
ウムと反応させると、R4がアミノ基である本発明の化合
物が得られる。
R4が、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、ベンジ
ルアミノ基またはアルキルベンジルアミノ基である式I
およびIIの化合物は、次のようにして製造することがで
きる。R4がアミノ基である類似化合物を、(C1−C4)ア
ルデヒドまたはベンズアルデヒドと反応させた後、水素
化シアノホウ素ナトリウムまたは水素化ホウ素ナトリウ
ムで還元して、相当するアルキルアミノまたはベンジル
アミノ化合物を得る。別法として、R4がアミノ基である
類似化合物を、トリエチルアミン、炭酸カリウム、水素
化ナトリウムまたはトリトン(Triton)Bのような塩基
の存在において、ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化
ベンジルと反応させることができる。そのアルキルアミ
ノまたはベンジルアミノ生成物から出発して、上記の方
法のいずれかをくり返すと、類似の(C1−C4)ジアルキ
ルアミノまたはアルキルベンジルアミノ化合物が得られ
る。
R4が(C1−C4)アルキルカルボニルアミノ基またはフェ
ニルカルボニルアミノ基である。式IおよびIIの化合物
は、R4がアミノ基である類似化合物を、塩基の存在にお
いて、ハロゲン化(C1−C4)アシル、混合酸無水物また
はハロゲン化フェナシルと反応させることによって製造
することができる。
上記の各反応において、圧力は臨界的ではない。約0.5
気圧ないし3気圧の範囲の圧力が適当であり、便宜上、
周囲圧(一般には約1気圧)が好ましい。また、好まし
い温度が、反応させる特定化合物によって変わるような
反応については、好ましい温度も述べられない、このよ
うな反応については、特定の反応体に対する好ましい温
度は、薄層クロマトグラフィーを用いて反応を監視する
ことにより、決定することができる。
作用 本発明の化合物は、種々の方法によって、例えば、カプ
セル剤または錠剤として経口的に、無菌の溶液または懸
濁液として非経口的に、そしてある場合には、溶液の形
で静脈内に、投与する方法で、患者に投与することがで
きる。本発明の遊離塩基化合物は、その薬学的に受容で
きる酸付加塩の形で処方し、投与することができる。
本発明の化合物の日用量は、約1ないし300mg/日の範囲
である。
非経口投与用に溶液または懸濁液に加えるときは、本発
明の化合物は、少なくとも1重量パーセント、好ましく
は約4−70重量パーセントの間(単位の総重量を基にし
て)、の濃度で存在する。非経口用剤形は、典型的には
約5ないし100mgの活性化合物(1種以上)を含有す
る。
本発明の化合物は、不活性希釈剤または食用キャリヤー
とともに経口的に投与することができ、またはこれらは
ゼラチンカプセル中に封入するかまたは圧縮して錠剤と
することができる。このような錠剤は、少なくとも0.5
%の活性化合物(1種以上)を含有なくてはならない
が、濃度は、その特定の剤形によって変わることがで
き、4ないし70重量パーセント(単位の総重量を基にし
て)であることができる。経口用剤形は典型的には、1.
0mgないし300mgの活性化合物を含有する。
本発明の化合物の、コリンエステラーゼ阻害剤および鎮
痛剤としての活性は、数多くの標準的な生物学的または
薬学的試験によって決定することができる。コリンエス
テラーゼ阻害を決定するためのこのような方法の一つ
は、エルマン(Ellman)外によって、Biochem.Pharm.1,
88,(1961)、“ア・ニュー・アンド・ラピッド・カラ
リメトリック・デターミネーション・オブ・アセチルコ
リンエステラーゼ・アクティヴィティ(A New and Rapi
d Colorimetric Determination of Actylcholines-tera
se Activity)”に記載されている、鎮痛剤活性を決定
するためのそのような方法の例は、Lab.Animal,7,42(1
978)に記載されたホットプレート(hot plate)検定
法、およびJ.Pharmacol.Exp.Ther.175,435(1970)およ
びJ.Pharma-col,Exp.Ther.,179,652(1971)に記載され
た尾の軽打(tail-flick)およびフェニルキノン検定法
である。
実施例 本発明を、以下の実施例によって具体的に説明する。し
かしながら、本発明は、これらの実施例の特定の細部に
限定されないことは、理解されるであろう。融点は補正
されていない。プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H NM
R)およびC13核磁気共鳴スペクトル(C13 NMR)を、デ
ューテロクロロホルム中の溶液について測定し、ピーク
の位置を、テトラメチルシラン(TMS)から低磁場側へ
のパーツ・パー・ミリオン(ppm)で表わす。ピークの
形を次のように表示する:s,単線;d,二重線;t,三重線;q,
四重線;m,多重線;b,広幅. 実施例1 5−メトキシ−3−メチル−1−オキシミノインダン−
3−酢酸メチル メタノール30ml中の5−メトキシ−3−メチル−1−イ
ンダノ−3−酢酸メチル8.85g(35ミリモル)、H2O40m
l、HONH2・HCl3.1g(44.6ミリモル)、およびNaOAc・3H
2Oを混合し、混合物を3時間還流させて、オキシム10.3
48gを油として得た。このものをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製して、所望のオキシム9.35g
を得た。1 H NMR(CDCl3)1.4(s,3H),2.6(q,2H),3.05(ABq,2
H),3.6(s,3H),3.8(s,3H),6.72(d,1H),6.82(dd,
1H),7.6(d,1H)ppm;13C NMR(CDCl3)28.3,40.9,42.
9,45.8,51.5,55.5,107.8,114.7,122.9,127.3,156.5,16
0.9,162.1,171.5ppm. 実施例2 1−アミノ−3−メチル−5−メトキシインダン−3−
酢酸メチル塩酸塩 実施例1の表題化合物9.35グラムを、メタノールに溶解
させ、塩化水素ガスで飽和させ、木炭上の10パーセント
パラジウム2グラム上で水素化した。溶媒を除去すると
油が得られ、これを、アセトンで洗浄して、白色固体を
得た。この白色固体を、アセトン−メタノールの混合物
から再結晶させて、標題化合物4gを得た;融点180-182
℃ 分析(C13H17NO3・HCl)C,H,N.,1 H NMR(DMSO-d6)1.4(s,3H),1.8(dd,1H),2.5(d,2
H),2.75(dd,1H),3.5(s,3H),3.7(s,3H),4.7(t,1
H),6.82(m,2H),7.6(d,1H),8.7(brs,3H)ppm. 実施例3 1−アミノ−3−メチル−5−メトキシインダン−3−
酢酸 塩酸塩 2規定塩酸中の実施例2の標題化合物4gを、加熱して還
流させ、この温度で3時間かくはんして、蒸発させ、白
色固体を3.7g得た。1 H NMR(DMSO-d6)1.24(s,3H),1.42(s,3H),1.8(d
d,1H),2.2(dd,1H),2.46(d,1H),2.84(m,1H),3.78
(s,3H),4.68(t,1H),6.8-6.95(m,2H),7.46(dd,1
H),8.0-9.0(brs,2H)ppm. 実施例4 1,5−メタノ−3−オキソ−5−メチル−7−メトキシ
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン 実施例3の標題化合物3.6グラムを500mlのピリジンに溶
解させた。5.61グラムの1−シクロヘキシル−3−(2
−モルホリノエチル)カルボジミドメソ−p−トルエン
−スルホン酸塩を加え、混合物を、9日間かくはんし
た。ピリジン溶媒を除去すると、残留物が得られ、これ
を、水で洗浄し、塩化メチレンで抽出し、濃縮して、橙
色の油を得た。粗製の残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーによって精製して、1.1gの白色固体を得
た、融点166-167℃. 分析(C13H15NO2)C,H,N1 H NMR(CDCl3)1.4(s,3H),2.0(m,2H),2.38(ABq,2
H),3.7(s,3H),4.3(t,1H),6.58(dd,1H),6.67(d,
1H),7.02(d,1H),8.0(m,1H)ppm. 実施例5 1,5−メタノ−5−メチル−7−メトキシ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンおよびそのジ−p
−トルオイル酒石酸塩 乾燥テトラヒドロフラン中の実施例4の標題化合物1.03
gの溶液に、テトラヒドロフラン中の1モルボランテト
ラヒドロフラン錯体48mlを滴加した。混合物を、0℃で
1時間かくはんした後、一晩還流させた。冷却した(0
℃)の反応混合物に、6規定塩酸25mlを滴加した。混合
物を室温で1時間かくはんした後、1時間還流させた。
蒸発後、白色固体が得られ、このものを、水および、水
酸化ナトリウム10gで塩基性化し、二塩化メチレンで抽
出して、無色の油を、0.962g得た。1 H NMR(CDCl3)1.28(s,3H),1.5-1.8(m,3H),1.96
(m,1H),2.02(m,1H),2.66(dd,1H),3.78(s,3H),
4.12(d,1H),6.6(d,1H),6.64(dd,1H),7.08(d,1
H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸を、白色固体
として製造した。
実施例6 1,5−メタノ−2−エチル−7−メトキシ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン 塩化メチレン15ml中の1,5−メタノ−7−メトキシ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン0.7g
(3.7ミリモル)の溶液を、無水酢酸0.38g(3.72ミリモ
ル)およびピリジン0.29g(3.7ミリモル)で処理し、室
温で2時間かくはんした。混合物を、希塩酸で反応停止
させてpH4とし、二塩化メチレンで抽出した。有機層
を、飽和重炭酸ナトリウムで中和し、ブラインで洗浄
し、乾燥させ、濃縮して、0.66gの黄色の油を得た。こ
の油を、乾燥テトラヒドロフラン中に溶解させた後、テ
トラヒドロフラン中のボラン硫化ジメチル錯体4.3mlを
0℃で滴加した。次に、この混合物を3.5時間加熱して
還流させた。次に、この混合物を、0℃に冷却し、10ml
のメタノールを加えた。添加後、混合物を濃塩酸3mlで
処理して、室温で一晩かくはんした。混合物を、2規定
水酸化ナトリウムで塩基性化し、エーテルで抽出し、乾
燥させ、濃縮すると、0.6gの無色の油が得られた。1 H NMR(CDCl3)1.1(s,3H),1.2-14(m,2H),1.8-2.4
(m,4H),2.6(m,1H),3.06(m,1H),3.6(m,1H),3.78
(s,3H),3.9(d,1H),6.68(m,1H),6.72(m,1H),7.0
2(d,1H)ppm;13C NMR(CDCl)12.6,30.1,40.2,44.7,4
6.5,49.5,55.3,62.1,108.9,110.5,124.6,131.0,148.3,1
59.5ppm. 実施例7 1,5−メタノ−2−エチル−5−メチル−7−メトキシ
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン 標題化合物を、実施例5の標題化合物0.9gから、実施例
6の方法と同様の方法で製造した。0.83グラムの油を得
た。1 H NMR(CDCl3)1.04(t,3H),1.2-1.4(m,5H),1.63-
1.84(m,3H),1.9-2.0(m,1H),2.0-2.2(m,1H),2.2-
2.4(m,1H),2.57(dd,1H),3.72(s,3H),3.84(d,1
H),6.6(m,2H),6.95(m,1H)ppm. 実施例8 1,5−メタノ−2−エチル−7−ヒドロキシ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン 48%HBr(15ml)中の実施例6の標題化合物0.6gの溶液
を、4時間加熱して還流させ、冷却し、蒸発乾燥させ
た。残留物を、pH9まで塩基性化し、クロロホルムで抽
出して、乾燥させ、濃縮して、0.43gの黄色油を得た。1 H NMR(CDCl3)1.1(t,3H),1.3-1.5(m,2H),1.8-2.0
(m,2H),2.0-2.28(m,2H),2.28-2.45(m,1H),2.5-2.
7(m,1H),3.02(brs,1H),3.97(d,1H),6.57(dd,1
H),6.64(s,1H),6.97(d,1H)ppm. 実施例9 1,5−メタノ−2−エチル−5−メチル−7−ヒドロキ
シ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン
臭化水素酸塩 48%臭化水素中の実施例7の標題化合物の溶液を、4時
間加熱して還流させ、冷却し、蒸発乾燥させて、固体を
得た。1 H NMR(D2O)1.3(t,3H),1.4(s,3H),1.65(m,1H),
1.9-2.4(m,4H),1.8-2.0(m,1H),2.0-2.2(m,1H),2.
2-2.4(m,1H),4.7(d,1H),6.85(m,2H),7.4(m,1H)
ppm. 実施例10 1,5−メタノ−2−エチル−7−ヒドロキシ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン 1,5−メタノ−2−メチル−7−メトキシ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピンを、実施例8の方
法と同様にして加水分解して、標題化合物を製造した。1 H NMR(CDCl3)1.4-1.54(m,2H),1.9-2.04(m.2H),
2.26(s,3H),2.1-2.22(m,1H),2.56(dd,1H),3.04
(m,1H),3.78(d,1H),6.58(dd,1H),6.64(d,1H),
6.99(d,1H)ppm. 実施例11 1,5−メタノ−2−プロピル−7−ヒドロキシ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン 実施例23の標題化合物を、実施例8の方法と同様にして
加水分解して、標題化合物を製造した。1 H NMR(CDCl3)0.9(t,3H),1.4-1.65(m,4H),1.8-2.
3(m,5H),2.6(m,1H),3.0(m,1H),3.9(d,1H),6.56
(dd,1H),6.62(d,1H),6.95(d,1H)ppm. 実施例12 1,5−メタノ−2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−2−ベンズアゼピノ−7−オール,ヘキシルカルバミ
ン酸エステル ベンゼン10ml中の実施例8の標題化合物3g(1.48ミリモ
ル)の溶液を、水素化ナトリウム(油中60パーセント)
6.3mg(0.15ミリモル)で処理し、15分間かくはんし
た。イソシアノ酸ヘキシル0.282グラム(2.22ミリモ
ル)を添加して、得られる混合物を、室温で3時間かく
はんし、ブラインで反応停止させ、クロロホルムで抽出
し、乾燥させ、濃縮して、粗生成物を得た。この物質を
溶離剤として5パーセントのクロロホルム中のメタノー
ルを用いて精製して、油を得た。1 H NMR(CDCl3)0.85(t,3H),1.1(t,3H),1.2-1.5
(m.10H),1.0-2.1(m,2H),2.1-2.3(m,2H),2.3-2.5
(m,1H),2.6(m,1H),3.18(brs,1H),3.2(q,2H),3.
94(d,1H),5.21(brs,1H),6.88(dd,1H),6.94(d,1
H),7.06(d,1H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、白色固
体として製造した。
実施例13 1,5−メタノ−2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−2−ベンズアゼピノ−7−オール,ヘプチルカルバミ
ン酸エステル 標題化合物を、実施例8の標題化合物から、イソシアン
酸ヘキシルの代りに1当量のイソシアン酸ヘプチルを用
いることを除き実施例12に記載した方法と同様の方法
で、油として製造した。1 H NMR(CDCl3)0.92(t,3H),1.15(t,3H),1.24-1.5
(m,9H),1.5-1.7(m,3H),1.94-2.12(m,2H),2.12-2.
34(m,2H),2.34-2.5(m,1H),2.68(dd,1H),3.16(br
s,1H)3.3(q,2H),4.0(d,1H),5.02(brs,1H,NH),6.
94(dd,1H),7.0(d,1H),7.1(d,11H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸を、白色固体
として製造した。
実施例14 1,5−メタノ−2−エチル−5−メチル−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−オール,ヘキ
シルカルバミン酸エステル 実施例12の方法と同様の方法を用いて、実施例9の標題
化合物を、1.1当量の水素化ナトリウムおよび1.0当量の
イソシアン酸ヘキシルと反応させることにより、標題化
合物を製造した。1 H NMR(CDCl3)0.8(t,3H),1.06(t,3H)1.1-1.4(m.
11H),1.4-1.6(m,2H),1.6-1.9(m,2H),1.9-2.0(m,1
H),2.0-2.2(m,1H),2.2-2.4(m,1H),2.5-2.7(m,2
H),3.15(q,2H),3.9(d,1H),5.24(t,1H,NH),6.8-
6.9(m,2H),7.0(d,1H)ppm.13 C NMR(CDCl3)12.7,14.0,22.45,22.53,26.4,29.8,3
1.5,37.1,41.3,43.7,47.2,49.3,51.2,61.8,114.5,118.
9,124.4,135.5,150.8,151.06,154.8ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、白色固
体として製造した。
実施例15 1,5−メタノ−2−エチル−5−メチル−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン−7−オール,ヘプ
チルカルバミン酸エステル イソシアン酸ヘキシルの代りにイソシアン酸ヘプチルを
使用することを除き、実施例14の方法と同様にして、標
題化合物を製造した。1 H NMR(CDCl3)0.83(t,3H),1.08(t.3H),1.2-1.6
(m,15H),1.7-1.9(m,2H),1.9-2.0(m,1H),2.04-2.2
4(m,1H),2.24-2.4(m,1H),2.5-2.7(m,1H),3.2(q,
H),3.9(d,1H),5.13(t,1H,NH),6.8-6.9(m,2H),7.
0(d,1H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、白色固
体として製造した。
実施例16 1,5−メタノ−2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−2−ベンズアゼピノ−7−オール,ブチルカルバミン
酸エステル イソシアン酸ヘキシルの代りに1当量のイソシアン酸n
−ブチルを用いることを除き、実施例12の方法と同様の
方法により、標題化合物を製造した。1 H NMR(CDCl3)0.94(t,3H),1.1(t,3H),1.3-1.46
(m,3H),1.46-1.6(m,3H),1.9-2.04(m,2H),2.04-2.
28(m,2H),2.28-2.42(m,1H),2.64(dd,1H),3.1(s,
1H),3.25(q,2H),3.96(d,1H),4.98(brs,1H),6.9
(d,1H),6.96(s,1H),7.06(d,1H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、2−プ
ロパノール中で製造し、濃縮乾燥させて、オフホワイト
の固体を得た。これを、エーテルで洗浄して、白色固体
を得た。
実施例17 1,5−メタノ−2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−2−ベンズアゼピノ−7−オール,プロピルカルバミ
ン酸エステル イソシアン酸ヘキシルの代りに1当量のイソシアン酸n
−プロピルを用いることを除き、実施例12の方法と同様
の方法により、標題化合物を、油として製造した。1 H NMR(CDCl3)0.9(t,3H),1.04(t,3H),1.2-1.6
(m,4H),1.8-2.0(m,2H),2.0-2.4(m,3H),2.4-2.62
(m,1H),2.94-3.24(m,3H),3.8-3.9(m,1H),4.92(b
rs,1H),6.7-6.9(m,2H),6.9-7.0(m,1H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、白色固
体として製造した。
実施例18 1,5−メタノ−2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−2−ベンズアゼピノ−7−オール,メチルカルバミン
酸エステル イソシアン酸ヘキシルの代りに1当量のイソシアン酸メ
チルを使用することを除いて、実施例12の方法と同様の
方法により、標題化合物を油として製造した。1 H NMR(CDCl3)1.1(t,3H),1.3-1.6(m,2H),1.85-2.
1(m,2H),2.1-2.3(m,2H),2.3-2.5(m,1H),2.6-2.8
(m,1H),2.9(d,3H),3.1(brs,1H),3.97(d,1H),4.
96(brs,1H),6.8-7.0(m,2H),7.06(d,1H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、白色固
体として製造した。
実施例19 1,5−メタノ−2−エチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−2−ベンズアゼピノ−7−オール,フェニルカルバミ
ン酸エステル イソシアン酸ヘキシルの代りに、1当量のイソシアン酸
フェニルを用いることを除き、実施例12の方法と同様の
方法により、標題化合物を、結晶として製造した。1 H NMR(CDCl3)1.07(t,3H),1.3-1.5(m,2H),1.9-2.
0(m,2H),2.1-2.4(m,3H),2.65(dd,1H),3.06(m,1
H),3.96(d,1H),6.9-7.1(m,4H),7.2-7.4(m,4H)pp
m. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、白色固
体として製造した。
実施例20 1,5−メタノ−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−2−ベンズアゼピノ−7−オール,ヘキシルカルバミ
ン酸エステル 0.1当量の水素化ナトリウムの存在において、1当量の
イソシアン酸n−ヘキシルを用いて、1当量の実施例10
の標題化合物から、実施例12の方法と同様の方法によっ
て、標題化合物を油として製造した。1 H NMR(CDCl3)0.89(t,3H),1.2-1.6(m,10H),1.86-
2.0(m,2H),2.14(s,3H),2.2(m,1H),2.5(dd,1H),
3.08(brs,W1/2=10Hz),3.24(q,2H),3.77(d,1H),
6.92(dd,1H),6.96(d,1H),7.1(d,1H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、オフホ
ワイトの固体として製造した。
実施例21 1,5−メタノ−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−2−ベンズアゼピノ−7−オール,ヘプチルカルバミ
ン酸エステル イソシアン酸n−ヘキシルの代りに、1当量のイソシア
ン酸n−ヘプチルを用いることを除き、実施例19の方法
と同様の方法で、標題化合物を油として製造した。1 H NMR(CDCl3)0.8(t,3H),1.1-1.6(m,12H),1.8-2.
0(m,2H),2.08(s,3H),2.1-2.2(m,1H),2.46(dd,1
H),3.03(brs,1H),3.18(q,2H),3.7(d,1H),4.92
((brs,1H),6.85(dd,1H),6.9(d,1H),7.04(d,1
H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、2−プ
ロパノール中で製造し、濃縮乾燥させた。この固体をエ
ーテルで洗浄して、オフホワイトの固体を得た。
実施例22 1,5−メタノ−2−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンズアゼピノ−7−オール,ヘキシルカルバミン
酸エステル(21) 0.1当量の水素化ナトリウムの存在において1当量のイ
ソシアン酸n−ヘキシルを使用して、1当量の実施例11
の標題化合物から、実施例12の方法と同様の方法によ
り、標題化合物を油として製造した。1 H NMR(CDCl3)0.9(m,6H),1.2-1.8(m,12H),1.9-2.
4(m,5H),2.75(m,1H),3.15(m,1H),3.25(q,2H),
4.0(brs,1H),5.0(t,1H,NH),6.9(dd,1H),7.0(d,1
H),7.15(d,1H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、白色固
体として製造した。
実施例23 1,5−メタノ−2−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−2−ベンズアゼピノ−7−オール,ヘプチルカルバ
ミン酸エステル(22) イソシアン酸n−ヘキシルの代りに、1当量のイソシア
ン酸n−ヘプチルを用いることを除き、実施例21の方法
と同様の方法で、標題化合物を、油として製造した。1 H NMR(CDCl3)0.9(m,6H),1.15-1.7(m,14H),1.9-
2.35(m,5H),2.65(dd,1H),3.1(brs,1H),3.25(q,2
H),3.95(d,1H),5.0(t,1H,NH),6.9(dd,1H),6.98
(d,1H),7.1(d,11H)ppm. 相当するジ−p−トルオイル−L−酒石酸塩を、白色固
体として製造した。
実施例24 1,5−メタノ−2−プロピル−7−メトキシ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン 実施例6の方法と同様の方法を用いて、1,5−メタノ−
7−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベン
ズアゼピンを、二塩化メチレン中の0.98gの無水プロピ
オン酸および0.84gのピリジンと反応させた。1 H NMR(CDCl3)0.88(t,3H),1.2-1.6(m,4H),1.8-2.
4(m,5H),2.6(dd,1H),3.04(brs,1H),3.78(s,3
H),3.9(d,1H),6.66(dd,1H),6.74(d,1H),7.02
(d,1H)ppm.
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−134693(JP,A) 特開 昭50−106985(JP,A) 特開 平2−59522(JP,A) 特公 昭59−21866(JP,B2) 特公 昭63−20817(JP,B2) 米国特許2126584(US,A) 西独国公開2132810(DE,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 [式中、rは0ないし3であり; Xは酸素または硫黄であり; R1は、水素;(C1−C4)アルキル基;(C3−C8)シクロ
    アルキル基;(C3−C8)シクロアルキル−(C1−C4)ア
    ルキル基;(C1−C4)アルケニル−(C1−C4)アルキル
    基;アリール−(C1−C4)アルキル基(ここで、アリー
    ル部分は、フェニル基およびナフチル基より成る群から
    選択され、そしてこのアリール部分は、場合により、
    (C1−C4)アルキル基、(C1−C4)アルコキシ基、ハロ
    ゲン、アミノ基、およびトリフルオロメチル基より成る
    群から選択される1個以上の置換基で置換されていても
    よい);またはヘテロアリール−(C1−C4)−アルキル
    基(ここでヘテロアリール部分は、ピリジル基、チエニ
    ル基、フラニル基、ピラジニル基、ピロリル基、インド
    リル基、ピリミジル基より成る群から選択され、そして
    このヘテロアリール部分は、場合により、(C1−C4)ア
    ルキル基、(C1−C4)アルコキシ基、ハロゲン、アミノ
    基、およびトリフルオロメチル基より成る群から選択さ
    れる1個以上の置換基で置換されていてもよい)であ
    り; R2は、−CYNR5R6であり; Yは、酸素または硫黄であり; R5は、(C1−C12)アルキル基;(C3−C8)シクロアル
    キル基;(C4−C12)ビシクロアルキル基;(C3−C8
    シクロアルケニル基;アリール(C1−C4)アルキル基
    (ここで、アリール部分は、フェニル基およびナフチル
    基より成る群から選択され、そしてこのアリール部分
    は、場合により、(C1−C4)アルキル基、(C1−C4)ア
    ルコキシ基、アミノ基、ハロゲンおよびトリフルオロメ
    チル基より成る群から別個に選択される1個以上の置換
    基で置換されていてもよい);フェニル基およびナフチ
    ル基より成る群から選択されるアリール基;ピリジル
    基、チエニル基、フラニル基、ピラジニル基、ピロリル
    基、インドリル基およびピリミジル基より成る群から選
    択されるヘテロアリール基;であるが、ここで上記アリ
    ールおよびヘテロアリール基は、場合により、(C1
    C4)アルキル基、(C1−C4)アルコキシ基、ハロゲン、
    アミノ基、およびトリフルオロメチル基より成る群から
    別個に選択される1個以上の置換基で置換されていても
    よく; R6は、水素または(C1−C12)アルキル基であるか; またはR5およびR6は、これらが結合している窒素ととも
    に、複素環含有基(ここで複素環部分は1−ピロリジニ
    ル基、1−ピペリジニル基、4−モルホリニル基、4−
    チオモルホリニル基、1−ピペラジニル基、およびすべ
    てのその他の3ないし12員アザ環およびアザ二環部分よ
    り成る群から選択され、そしてこの複素環、アザ環およ
    びアザ二環部分は、場合により、(C1−C4)アルキル
    基、(C1−C4)アルコキシ基、ハロゲン、トリフルオロ
    メチル基、ヒドロキシ基、アミノ基、フェニル基および
    ベンジル基より成る群からの1個以上の置換基で置換さ
    れていてもよい);フェニル基およびナフチル基より成
    る群から選択されるアリール基;アリール(C1−C4)ア
    ルキル基(ここで、アリール部分は、フェニル基および
    ナフチル基から選択される);または、ピリジル基、チ
    エニル基、フラニル基およびインドリル基より成る群か
    ら選択されるヘテロアリール基;を形成するがここで上
    記アリール部分およびアリールおよびヘテロアリール基
    は、場合により(C1−C4)アルキル基、(C1−C4)アル
    コキシ基、ハロゲン、アミノ基およびトリフルオロメチ
    ル基より成る群から別個に選択される1個以上の置換基
    で置換されていてもよく; R3は水素;(C1−C4)アルキル基;(C1−C4)アルコキ
    シ基;アミノ基;(C1−C4)アルキルアミノ基;または
    (C1−C4)ジアルキルアミノ基;であり; そして各R4は、別個に、水素;ニトリル基;(C1−C4
    アルキル基;フェニル基;ハロゲン;ニトロ基;トリフ
    ルオロメチル基;(C1−C4)アルコキシ基;カルボキシ
    ル基;ヒドロキシ基;アミノ基;(C1−C4)アルキルカ
    ルボニル基;フェニルカルボニル基;(C1−C4)アルコ
    キシカルボニル基;アミノカルボニル基;(C1−C4)ア
    ルキルアミノカルボニル基;(C1−C4)ジアルキルアミ
    ノカルボニル基;(C1−C4)アルキルアミノ基;(C1
    C4)ジアルキルアミノ基;ベンジルアミノ基;(C1
    C4)アルキルベンジルアミノ基;(C1−C4)アルキルカ
    ルボニルアミノ基;およびフェニルカルボニルアミノ
    基;より成る群から選択される。] の化合物、およびこのような化合物の薬学的に受容でき
    る塩。
  2. 【請求項2】次の群: 1,5−メタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
    −3−ベンズアゼピノ−7−オール−ヘキシルカルバメ
    ート; 1,5−メタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
    −3−ベンズアゼピノ−7−オール−フェニルカルバメ
    ート; 1,5−メタノ−2−メチル−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ
    −2−ベンズアザシクロオクテン−8−オール−ヘプチ
    ルカルバメート; 1,5−メタノ−3−メチル−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ
    −3−ベンズアザシクロオクテン−8−オール−ヘキシ
    ルカルバメート; 1,5−エタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
    −3−ベンズアゼピノ−7−オール−ヘキシルカルバメ
    ート; 1,5−プロパノ−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−
    1H−2−ベンズアゼピノ−7−オール−ヘキシルカルバ
    メート; 1,5−エタノ−2−メチル−1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ
    −2−ベンズアザシクロオクテン−8−オール−ヘキシ
    ルカルバメート; 1,5−メタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
    −9−ジメチルアミノ−3−ベンズアゼピノ−7−オー
    ル−ヘキシルカルバメート; 1,5−エタノ−3−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
    −8−クロロ−3−ベンズアゼピノ−7−オール−ヘプ
    チルカルバメート; および 1,5−メタノ−2−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−
    1H−9−エトキシ−2−ベンズアゼピノ−7−オール−
    ヘキシルカルバメート; から選択される特許請求の範囲第1項に記載の化合物。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    の化合物、またはその薬学的に受容できる塩、および薬
    学的に受容できるキャリヤーより成る、哺乳動物におい
    て痛みを軽減し、減少させ、あるいは予防するための薬
    剤組成物。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    の化合物またはその薬学的に受容できる塩、および薬学
    的に受容できるキャリヤーより成る、記憶を増強するか
    またはアルツハイマー病を治療または予防するための薬
    剤組成物。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    の化合物またはその薬学的に受容できる塩、および薬学
    的に受容できるキャリヤーより成る、哺乳動物において
    コリンエステラーゼを阻害するための薬剤組成物。
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