JPH0692220B2 - 車輌用受動拘束装置 - Google Patents

車輌用受動拘束装置

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JPH0692220B2
JPH0692220B2 JP1008775A JP877589A JPH0692220B2 JP H0692220 B2 JPH0692220 B2 JP H0692220B2 JP 1008775 A JP1008775 A JP 1008775A JP 877589 A JP877589 A JP 877589A JP H0692220 B2 JPH0692220 B2 JP H0692220B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は車輌用受動拘束装置に関し、特に、充分な量の
ガス状燃焼生成物を発生して自動車用空気袋などの受動
拘束装置を膨張せしめる膨張装置に関する。詳細には高
温のガスまたは粒子状生成物が直接に空気袋の内面に衝
突することを防止するリング状部材を使用する装置に関
する。
<従来の技術> 車輌の衝突時に受動拘束装置が作動するとき推進剤の燃
焼サイクルの初期部分において540℃以上の高温のガス
および粒子状燃焼生成物が直接に空気袋の織物の内面に
衝突する。保護手段として例えばa)付加的な例えば犠
牲的な織物層を高温ガスおよび高速粒子が衝突する区域
の袋の内面に設ける、b)ガス発生機と袋との間に偏向
部材を設ける、などを配置しなければ、衝突によって袋
が燃焼して拘束装置は所望の機能を発揮しないことにな
る。
現在市販されている空気袋装置には上述手段の双方が使
用されている。
<発明が解決しようとする課題> 従来の偏向部材は高価であり、大きい鋼板から製造され
た機械加工部品を使用し、通常の型加工装置によって型
加工することができない。そのため、価格が高く重量が
増大する。周知のように自動車技術においては車輌重量
の増加は燃料消費量を増加せしめるから可能な限り避け
るべきである。従来の機械加工部品は単に空気袋をガス
発生機に接続するために使用され、袋の口から内部に実
質的に延長していないから高温のガスおよび粒子を袋の
織物から離れるように偏向せしめる作用を有していな
い。
前述のような空気袋を膨張せしめる手段として固体燃料
ガス発生組成物を使用する各種のガス発生機が公知であ
る。これらの発生機は通常ガス発生組成物のハウジング
内にガスを濾過し冷却する手段を該ハウジングに限定さ
れるオリフィスと組成物との間に配置している。
これらのガス発生機の一つは外側ケーシングまたはハウ
ジング構造によって限定される環状の反応室または燃焼
室を含む。燃焼室は密封封止された破損可能の容器また
はカートリッジを収容しその内部に環状のフィルタによ
って囲まれたペレット状の固体のガス発生剤が配置され
る。発生機はさらに中央点火または始発管と燃焼室に隣
接し取囲むトロイド状フィルタ室とを含む。内側ケーシ
ングまたはハウジング構造が破損可能の容器を密接に囲
み支持する関係で配置され、一端付近に等間隔の周縁孔
すなわちオリフィスを有する円筒形状となされている。
オリフィスは燃焼室からのガスの出口孔となる。
別法として発生機ハウジングを第1および第2の構造部
品またはシェル、特に第1のディフューザシェルと第2
の基部シェルとを含むものとする。両シェルは鍛造およ
び熱処理形成した後に嵌合のため機械加工される。第1
のディフューザシェルには3つの一体の同心のシリンダ
が形成されて膨張装置の内側構造壁を形成し、その内部
に固体のガス発生剤と点火材料とフィルタとを収容する
室を限定し、これらの室を通って最終的に保護用空気袋
内に流れるガスの通路となる出口開口すなわちポートを
内部に限定する。
この実施例の第2の構造要素としての基部シェルは主推
進薬に点火するための電気点火器(雷管)と空気袋を取
付けるためのフランジを設けてもよい。さらに、ディフ
ューザシェルの同心シリンダのための3つの同心の接合
面を有する。ディフューザシェルの3つの同心シリンダ
は基部シェルの対応する同心の接合面に接合される。
上述形式のガス発生機すなわち膨張装置はガス発生過程
の短い期間内に大きい熱的および機械的応力に耐えなけ
ればならない。従って自動車その他の乗物の空気袋用と
して従来および現在使用されている膨張装置はケーシン
グその他構造的ハウジング部品に鋼を使用しており、ね
じボルト、巻締めまたは溶接で接合されている。
自動車の燃料消費量の節減のため重量低減が近年要望さ
れ、軽量の膨張装置が重要となっている。さらに、運転
者の衝突保護のために操向ホイールに膨張装置を設ける
必要が生じている。この位置に軽量の膨張装置を設ける
ことは操向ホイールおよび操向コラムの軽量化も可能と
する。
この点に関し、近年提案された膨張装置にはアルミニウ
ムをケーシング材料としたものもある。これは装置の重
量低減の問題をいくらか解決するが一般に使用されてい
る型成形ステンレス鋼製のものに対比して生産コストが
増大する。さらに、アルミニウムは高温での強度が低下
し、特に車輌火災のときに問題となる。ガス発生機は圧
力容器であるから火災などによって点火が生じて過大な
圧力が生じて強度の低下したアルミニウム製のハウジン
グが破損する危険もある。
本発明の目的はこれらの課題を解決する車輌用受動拘束
装置を得るにある。
<課題を解決するための手段> 本発明によれば、車輌用受動拘束装置にして、a)該車
輌の乗員と車輌の内部部分との間に位置して該車輌の衝
突時に該内部部分との衝撃から乗員を保護する空気袋手
段と、b)衝突と衝撃との間の時間間隔の間に衝撃を防
止するために充分な量のガス状燃焼生成物を発生して空
気袋手段を膨張せしめる発生機手段と、c)空気袋手段
と発生機手段との間に位置して空気袋を発生機に取付
け、空気袋の内部に充分な距離だけ延長して発生機手段
内で生成された高温の燃焼ガス及び粒子が直接に空気袋
の内面に衝突することを防止する偏向リング手段とを含
み、該偏向リング手段の偏向リングが背部部分と短い脚
部分と長い脚部分とを含み、該長い脚部分が背部部分に
直角に延長して該長い脚部分と背部部分との間に隅角部
を限定し、該長い脚部分は発生機手段から排出される粒
子を遮断するに充分な長さを有しており、該偏向リング
の取付けは、その短い脚部分が発生機手段に隣接して位
置し長い脚部分が発生機手段から比較的離れた位置に位
置し、隅角部と長い脚部分とが高温の燃焼ガスおよび粒
子が衝突して粒子が捕捉される場所を提供するようにな
され、d)偏向リングは剛性の金属から通常の型加工装
置を使用して機械加工の必要なく製造された一体の型加
工品であって、空気袋手段を膨張せしめるために発生機
手段が作動せしめられたときに該発生機手段に対して空
気袋手段を位置決めし維持するに充分な構造強度を有す
る、車輌用受動拘束装置が提供される。
本発明の望ましい実施例において偏向リングは低炭素
鋼、チタニウム、ステンレス鋼およびアルミニウムから
成る群から選択されたものとする。
偏向リングはJ字形断面形状を有する円形部材とするこ
とが望ましい。
偏向リングの基部に複数の取付孔をリングの円周に沿っ
て等間隔に設けることが望ましい。
偏向リングを、取付板の開口を貫通して挿入され偏向リ
ングの取付孔を貫通する固定手段によって取付板に取付
けることが望ましい。固定手段としてはねじ、ボルト、
リベットなどがある。
発生機手段は、a)基板手段と、b)その周縁部分が該
基板手段の対応する部分に封止的に連結されて該発生機
手段のハウジングの一部を形成するディフューザ板手段
と、c)前記基板手段をディフューザ板手段に係合せし
める手段にして、該基板手段とディフューザ板手段との
両者を垂直に貫通するが、発生機の過大圧力時にはガス
を安全にハウジングから逃すために最小の間隙をディフ
ューザ板と基板手段との間に与え得る係合手段とを含む
ものとすることが望ましい。
発生機手段は少くとも3つの同心的に整合するトロイド
状区域を含み、第1の区域はガス発生組成物に点火する
手段を収容し、第2の区域は点火時にガスおよび粒子状
反応生成物を発生する固体のガス発生組成物を収容し、
第3の区域はガスを冷却し粒子状生成物を拘留する濾過
手段を収容し、該第3の区域には該ハウジングからガス
を排出するオリフィス手段を設ける。
望ましくは発生機手段をa)比較的軽量、耐食性、高張
力材料で構成され少くとも3つの同心的トロイド状区域
を限定するハウジングにして、第1の区域はガス発生組
成物に点火する手段を収容し、第2の区域は点火時に作
動してガス及び粒子状反応生成物を発生する固体のガス
発生組成物を収容し、第3の区域は前記ガスを冷却し前
記反応生成物を抑留する濾過手段を収容し、該第3の区
域にはさらにガス排出オリフイス手段が設けられたハウ
ジングと、b)基板手段と、c)基板手段の対応する部
分に封止的に連結される周縁部分を有して発生機のため
のハウジングの一部を形成するディフューザ板手段と、
d)基板手段とディフューザ板手段とを係合せしめる手
段にして、該基板手段とディフューザ板手段との双方を
直角に貫通して前記発生機の過大圧力時に両板手段間に
最小の分離を許容してガスを安全にハウジングから逃し
得る係合手段と、e)固体のガス発生組成物を点火せし
めるため基板手段の中央部分の開口内に配置された点火
手段と、f)ハウジング手段の第1の区域内に配置され
た点火強化材料と自動点火組成物との均質な混合物から
成る強化パケットと、g)固体のガス発生組成物とハウ
ジングとの間にあって該組成物がハウジングの内面と接
触して劣化することを防止するスペーサ手段と、h)第
1の区域の周縁部分に沿って前記固体のガス発生組成物
と第3の区域との間に配置された予(前)フィルタと、
i)第3の区域に配置され、ガスから粒子状反応組成物
の大部分を除去する第1の部分と、ガスから残留する粒
子状反応組成物を実質的にすべて除去する第2の部分と
を含むフィルタ手段と、j)ディフューザ板手段の周縁
部分に沿って配置された複数のディフューザポートを含
むガス排出オリフィス手段とを含み、固体のガス発生組
成物は積重ね関係に配置された複数の圧縮されたトロイ
ド状ディスクの形状を有し、各ディスクには少くともそ
の一方表面の一部に沿う空気の循環を可能とする手段が
設けられ、該トロイド状ディスクの燃焼によって生じた
ガスは予フィルタ手段を通って冷却され濾過された後に
フィルタ手段を通るようにすることが望ましい。
本発明によれば、作動が確実で信頼性が高く、焼損など
の危険性がなく、軽量で安価な車輌用受動拘束装置が得
られる。
<実施例> 上述本発明の目的、作用および効果は本発明の実施例を
例示する図面を参照する以下の説明により明らかとなさ
れる。
本発明によるガス発生機は大量のガスを迅速に発生する
ために使用され、発生するガスの量と形式とは少くとも
一部は該発生機に使用される燃焼可能のガス発生組成物
の形式と、その量と、それに設けた燃焼表面とによって
決定される。発生するガスは使用目的と使用材料とによ
り、有毒でも無毒でもよく、有害でも無害でもよい。
現在広く使用されているこの形式のガス発生機は短い時
間、例えば35〜60ミリ秒の間に充分な量のガスを発生し
て空気緩衝装置、例えば自動車の受動拘束装置の空気袋
を膨張せしめる。以下の説明および図面においてこの形
式の装置を例示的に示す。
以下に説明する膨張装置は本発明の望ましい実施例に使
用するものを示しているが、偏向リング部材は各種構造
の各種の膨張装置に使用可能である。本発明は後述する
実施例に限定されるものでなく、当業者が考え得る各種
の変形例、改変例に対しても適用可能である。
第1図を参照すると、例えば自動車などの車輌の運転者
を保護するため車輌の操向コラムに取付けられる本発明
による車輌乗員拘束装置が斜視図で示される。この場合
に空気袋は、該車輌が運動しているまたは停止している
別の車輌または対象物に衝突したときに、一つ以上のガ
ス発生機が作動して該車輌の運転者と乗員とが正常時に
占める区域に配置された少くとも一つの受動的拘束装置
が膨張せしめられるようになされた該受動的拘束装置の
部品を含む。
図において実質的に円形の操向ホイール10が操向コラム
12上に図示しない機構を介して車輌の前車輪を左右に操
向せしめる。ホイール10の中央部分に、対抗する側方部
材16、18とカバー部材20とを含むハウジング14が配置さ
れる。空気袋24に作動的に接続された発生機22がハウジ
ング14内に取付板36によって固定される。取付板36は発
生機22にフランジ30、32によって限定される開口35を使
用して連結され、該開口を図示しない連結素子、リベッ
ト、ねじ、ボルトなどが貫通する。空気袋24は格納のた
めに畳まれて発生機22の上方に位置して使用準備状態に
ある。カバー部材20が最後に取付けられて全組立体を覆
い、車輌内部の美的な外観を改善する。
本発明による発生機22は望ましくは、例えば焼鈍した30
1ステンレス鋼などの、従来技術による4130鋼に対比し
て軽量、高強度、耐腐食性の材料製とする。実際上、上
述した焼鈍301ステンレス鋼製の発生機は同一寸法の413
0鋼製のものより40%程度軽量である。この重量低減は
アルミニウム、チタニウムなどの軽量材料を使用した場
合のように高温の引張強度を犠牲にすることなく達成さ
れる。しかし、本発明は上述材料に限定されるものでな
く、各種の軽量、高強度かつ高温強度(例えば車輌火災
のとき)の高い材料を使用可能である。
第2図に下方からの斜視図を示し、下方板すなわち基板
26と、上方板すなわちディフューザ板28とが発生機ハウ
ジングを構成する。2つの板26、28は取付フランジ30、
32においてリベット、ねじ、ボルトなどの連結素子を使
用して取付板36(鎖線で示す)に連結される。フランジ
30、32は望ましくは板26、28の周縁部分にプラズマまた
はレーザ抵抗溶接によって封止的に溶接される。
この溶接によってフランジの接合面は正常な発生機22の
作動時にはガスの漏れがなく、燃焼生成物として発生機
から出るガスはディフューザ板28に設けた複数のディフ
ューザ孔(ポート)34を通る。発生機22が何等かの原因
で過大圧力状態となったとき溶接部が圧力によって開
く。これはガスを乗員から安全に制御下で逸出せしめ、
発生機のハウジングの大破壊を防止する。
上述した溶接は従来技術による発生機ハウジングの周縁
部分の巻締めによる封止方法と対比される。本発明によ
る溶接は安全弁として作用し、発生機ハウジングが爆発
的に破損して金属の破片が車輌の内部部分に飛散して乗
員を殺傷するようなことがない。
車輌の受動拘束装置の発生機の過大圧力状態の通常の原
因は車輌の火災である。これに伴う高温は金属の発生機
ハウジングの強度を低下せしめ、つぎに主推進薬を点火
せしめる。他の応用例における発生機も当業者に公知の
各種原因によって過大圧力となることがある。
本発明のガス発生機の特徴として基板26とディフューザ
板28とをリベット38で結合する。リベット38は従来の発
生機に通常使用される高価なねじ、信頼性の低い溶接に
対比して有利である。この形式のガス発生機は貝の殻の
ように作用して過大な圧力を解放し爆発を防止する。こ
れは、発生機内に貯蔵された推進剤が例えば火災に曝さ
れるなどの異常な状態で作動した場合に生ずる。
上述異常状態においてフランジ30、32の周縁部分を連結
する溶接部は急速に発生するガスによって破損し、発生
機内の圧力を緩徐に解放する。これによって装置の両半
部、基板26とディフューザ板28とは貝の殻が開く場合の
ように離れて動くが、リベツト38によって連結状態に維
持される。リベット38は基板26の外面上の点から発生機
の内部部分を貫通してディフューザ板28の外面まで直角
に延長する。
第3図は第2図の発生機22の断面図を示す。
両図において対応する部品は同一の参照数字で示され
る。
第3図は基板26とディフューザ板28とが貝殻状にリベッ
ト38によって封止連結されていることを示し、発生機内
のガス通路が曲りくねった経路を通って燃焼生成物が濾
過され冷却されることを示している。このガス通路は本
発明の別の特徴をなすものであって、以下に詳述する。
上述発生機22の基本的動作は公知であり、詳述しない
が、発生機22はいくつかの点において新規であり、以下
に詳述する。
発生機22は3つの同心的に配置されたトロイド状の室、
すなわち点火室Aと、燃焼室Bと、濾過室Cとを中心部
から周縁部に向かって限定する。点火室Aは発生機の最
内方の環状区域で、望ましくは例えば第3図に示す電気
的に作動する点火雷管40を含む。雷管40は少量の電気的
に着火可能の燃焼可能材料を収容し、電気リード線42
a、42bを介して図示しない少くとも一つの公知の形式の
遠隔検知装置に接続される。
燃焼室にはさらに、ある量の強化材料、例えば通常に使
用されている硝酸臭素カリ(BKNO3)混合物46aなどの小
包装44が収容され、最大可能燃焼表面を与え、応答速度
を最大とする。その他の公知の急速燃焼可能の材料も同
一目的のために使用可能であるが、前述のものは充分に
高い性能を有する。
BKNO3は燃焼室B内の主推進剤の点火に有効であるが、
この材料の自己発火温度が著しく高い、約315〜370℃で
ある点に問題がある。発生機22の主推進剤として選択さ
れる組成物は例えば車輌火災などの場合に通常うける状
態で上述温度より高い温度で点火するから、この装置の
点火剤は315℃より高い温度で点火を行う必要がある。
この場合、発生機ハウジングはさらに高い温度、例えば
約425〜480℃の温度を受け、主推進剤も高い温度、例え
ば約205〜260℃の温度となる。この状態において当業者
に公知の温度および圧力法則により推進剤は迅速に燃焼
し、著しく高圧のガスを発生し、発生機ハウジングの強
度が低下していると爆発的に破砕する危険があることは
明かである。
本発明によればBKNO3を有する自己点火材料46bが強化包
装体44内に配置される。この材料はBKNO3よりも低い温
度で自己点火可能である。これは主推進剤の点火を上述
温度よりも低い温度で可能とする。主推進剤はより緩徐
に燃焼し実質的に低い圧力を発生する。この付加的な自
己点火材料は望ましくは例えばIMR4895などの安定ニト
ロセルローズ組成物とし、これは約205℃以下の温度で
自己点火する。この材料はデュポン社(DuPont Corpora
tion)製であるが、同様な性能を有する任意の材料によ
って代替することができる。
このような自己点火材料とBKNO3強化組成物とを組合わ
せることによって発生機ハウジングの強度低下を防止
し、爆発的な過大圧力の発生の危険性を除去することが
できる。これは車輌火災のときに同乗者または局外者に
危害を与える可能性を除去する。
ガス発生機22の燃焼室Bは外方のトロイド状の形状の三
方側面の燃焼コップ48から形成され、これは長手方向一
方平面に沿って開いて内側燃焼容器50を同心的に囲み、
容器50はコップ48に嵌合する形状を有している。部材52
によって水密的に封止され、水分の侵入が防止される。
部材52は例えばその内側(点火室に隣接する側)および
外側周縁に沿って巻締められて該発生機を作動前には閉
鎖状態に維持する。
コップ48は望ましくは強度と熱伝達性の優れたアルミニ
ウムなどの金属製とする。コップ48を安価で成型技術に
よって成形可能な熱可塑性材料製としてもよい。合成樹
脂材料の使用に際しては有毒な炭化水素反応生成物の生
成の可能性を考慮する必要がある。有毒ガスは本発明の
発生機を空気袋用として使用した場合に乗員に対する危
険を防止することを考慮する必要がある。
内部容器50内に主推進剤54が各種の物理的形状をなして
配置される。例えば、粉末として充填してもよく、実質
的に円形の多数のペレットとしてもよく、ペレットの寸
法も錠剤のアスピリンからアルカゼルツァまで任意の大
きさとしてよい。発明者は圧縮された平坦なトロイド状
ディスクを適当な間隔をおいて配置して最大燃焼可能表
面を得るようにして好結果が得られることを見出した。
間隔をおいた配置は一つ以上の凸条(図示しない)また
はスペーサを各ディスクの一部分から上方に長手方向直
径に直角に延長して設けることによって炎の通路をつく
ることができる。
当業者には主推進剤の材料として各種の組成物が公知で
ある。本発明の発生機として好適なものには米国特許3,
895,098号(再発行特許Re32,584号)がある。この組成
物はナトリウムアジドと酸化銅との混合物を含む。
別法としてニッケルおよび鉄酸化剤も使用可能である。
これらは前述のCuO/NaN3混合物よりいくらか高い有効ガ
スを有するが、完全に能力を発揮させるために過塩化ア
ンモニウムを燃焼強化剤として付加的に必要とする。こ
のことは米国特許4,604,151号に記載されている。前述
のように各種の組成物が主推進剤として使用可能であ
り、本発明はこれによって限定されない。
本発明の別の実施例において推進剤は単一の多孔性の形
状のグレンに型成形または押出し成形され、燃焼器コッ
プの形状、容積に適合したものとなされる。コップは前
述の金属例えばアルミニウム、または合成樹脂であって
よい。多孔性のグレンの場合、充分に多孔性であって充
分な燃焼表面を与えると共に前述の35〜60ミリ秒の短い
時間内に充分な容積のガスが通過可能であるようにする
必要がある。
主推進剤は内側燃焼容器50の頂部または底部と接触して
劣化することのないように、不活性のスペーサパッド5
6、58を使用して絶縁する。パッド56、58は例えば酸化
アルミナと酸化シリカとの混合物であるセラミック繊維
製とするが、これはソフィオ社(Sohio Carboradum,In
c.)の商標名ファイバフラックス(Fiberfrax)として
販売されている。容器50内には推進剤54の燃焼によって
生成するガス流内の粒子状物質を拘留するため細かいメ
ッシュの金属網から成る予(前)フィルタ60が配置され
る。
混合物46a,46bが強化包装体44内で点火雷管40によって
点火すると高温のガスが生成して、点火室と燃焼室(燃
焼器コップ48によって限定される)との間のガスポート
62を通り、容器50の内側環状部分に衝突して容器50とそ
の内部の推進剤とを急速に加熱する。
推進剤54が選択された材料によって定まる点火温度に到
達すると、容器50の壁はガスポート64に隣接する複数の
位置(望ましくは13とするが、この数は任意である)で
破裂して、推進剤54の燃焼によって生成したガスは、予
濾過区域60を通り、ガスポート64を経て容器40の外に出
る。
ガスポート64から出てスラグフィルタ66を該フィルタが
完全に圧力状態になるまで通過する。フィルタ66は粗い
鋼棉材料の捻った層から成り、ガス流から粒子状物質の
大部分を除去し且つガス流の温度を低下させる。推進剤
54の燃焼は継続しているから付加的なガス状生成物はさ
らにポート64を通りフィルタ66に入る。フィルタ66が圧
力状態となると、ガスはフィルタ66を迂回して直接フィ
ルタ68に入るようになるが、重い粒子はその慣性により
迂回路を通らず直接フィルタ66に流れて拘留される。フ
ィルタ68は複数の層のスクリーン68a、68bを含み、これ
らは内方から外方に次第に減少するメッシュを有し、且
つ前述したものと同様な形式のスペーサパッド68cによ
って間隔をおかれている。冷却され濾過されたガスはデ
ィフューザ板28の周縁部分を周って配置された複数のデ
ィフューザポート34を通って発生機から出る。
前述のように固体のガス生成材料の燃焼作用によって高
温のガス状生成物が生成される。ガス状生成物は通常粒
子状物質を含み、これが直接に空気袋の内面に衝突する
と袋が損傷し、破損する。本発明において、J字形断面
形状の偏向リングが例えば低炭素鋼などの比較的軽量の
材料から型成形される。これは複雑な機械加工と熟練労
働とを必要としていた従来技術による鋼部品と対比され
る。チタニウム、アルミニウム、ステンレス鋼などの軽
量金属も低炭素鋼に代替して使用可能である。型成形は
機械加工に対比して著しくコストを低減することができ
る。さらに、形成形はリング72の取付孔などに関する寸
法誤差を最小とする。本発明のリング部材72は軽量構造
に拘らず空気袋24を固定するために充分な強度を有する
ものとなされる。
さらに、リング72を製造するための型成形法はリング部
材が空気袋24の口から従来技術による機械加工されたリ
ングに対比して遥かに内部に延長することを可能とし、
従って高温のガスおよび高速度の粒子による損傷からの
保護を著しく改善することができる。本発明による偏向
リングは空気袋24に従来技術において必要とされた織物
の犠牲層を設ける必要性をなくし、従って犠牲層のため
の付加的な労力と費用とを節減することが可能となる。
上述実施例においてガスは空気袋24を膨張させるために
使用され、袋24は偏向リング70によって取付板36に取付
けられる。取付板36は望ましくは平坦な金属板で、その
中央開口が発生機22の少くともディフューザ板部分の貫
通挿入を許すようになされている。中央開口の周りに均
等に配置された複数、望ましくは12個の取付孔がボル
ト、ねじ、リベットなどの取付手段の貫通に適する形状
を有する。
本発明の実施例において空気袋24の口部分は第4図に示
す形式の偏向リング70上に折畳まれる。空気袋24の折畳
まれた部分には対応する数の取付孔(図示しない)が設
けられて袋の織物内に縫込まれ、リング70の孔72との整
合を可能とする。袋24の口を整合せしめてリング70と袋
24とを取付板36の第1の面に固定手段によって固定す
る。固定手段は板の第2の(反対側の)面から取付孔に
挿入される。
本発明の望ましい実施例において8本の固定手段、すな
わち各四半円に2本づつが板36から空気袋24を経て偏向
リング70を貫通して第3図に示すように設けられる。固
定手段(ねじ)が貫通しない4つの取付孔が板36と偏向
リング70に望ましくは各四半円に1個づつ正方形をなし
て残される。発生機22のディフューザ部分を袋24の口部
の中に、ディフューザ板28を取付板36の中央開口を通し
て挿入することにより位置決めし、発生機22のフランジ
30、32によって限定される開口35を板36と偏向リング70
との4つの対応する取付孔に整合せしめる。
フランジ30、32の孔と板36と空気袋24と偏向リング70の
孔72とを貫通して別の固定手段が挿入される。この配置
によって発生機22は板36に固着され発生機22のディフュ
ーザポート34は空気袋24の口部内に位置する。偏向リン
グ70は、発生機22のディフューザポート34と空気袋24の
内面との間の障壁となって、高温のガスと粒子状物質と
が空気袋24の内面に直接衝突しないで袋の中央部分に向
うように偏向せしめる。
前述した実施例は本発明の目的を充分に達成するもので
あるが、当業者は各種変形、改変を容易に実施可能であ
る。本発明は特許請求の範囲によって限定され、その目
的と技術的範囲を同一とする各種変形、改変を含む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による車輌用受動拘束装置の望
ましい配置を示す斜視図、第2図は第1図の車輌用受動
拘束装置の底面斜視図、第3図は第2図の線3−3に沿
う断面図、第4図は本発明による車輌用受動拘束装置の
偏向リングの斜視図である。 10:操向ホイール、12:操向コラム 14:ハウジング、22:発生機 24:空気袋、26:基部板 28:ディフューザ板、30、32:フランジ 35:開口、36:取付板 A:点火室、B:燃焼室 C:濾過室、40:点火雷管 44:強化包装、48:燃焼器コップ 50:燃焼容器、54:主推進剤 56、58:スペーサ、62:ガスポート 60:予濾過区域、66、68:フィルタ 34:ディフューザポート、72:偏向リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レオン マークレイ アメリカ合衆国 アリゾナ 85202 テン ピ ダブリュー シックスス アヴェニュ ー 663 (72)発明者 ディーン エスターバーグ アメリカ合衆国 ニュー ジャージー 07046 マウンテイン レイクス クレセ ント ドライブ ナンバー 7 (56)参考文献 実開 昭63−123354(JP,U) 特公 昭57−60166(JP,B2) 米国特許4561675(US,A) 米国特許4017100(US,A) 米国特許4278638(US,A) 米国特許3898048(US,A)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌用受動拘束装置にして、 a)該車輌の乗員と車輌の内部部分との間に位置して該
    車輌の衝突時に該内部部分との衝撃から乗員を保護する
    空気袋手段と、 b)前記衝突と前記衝撃との間の時間間隔の間に前記衝
    撃を防止するために充分な量のガス状燃焼生成物を発生
    して空気袋手段を膨張せしめる発生機手段と、 c)空気袋手段と発生機手段との間に位置して空気袋を
    発生機に取付け、空気袋の内部に充分な距離だけ延長し
    て発生機手段内で生成された高温の燃焼ガスおよび粒子
    が直接に空気袋の内面に衝突することを防止する偏向リ
    ング手段とを含み、該偏向リング手段の偏向リングが背
    部部分と短い脚部分と長い脚部分とを含み、該長い脚部
    分が背部部分に直角に延長して該長い脚部分と背部部分
    との間に隅角部を限定し、該長い脚部分は前記発生機手
    段から排出される粒子を遮断するに充分な長さを有して
    おり、該偏向リングの取付けは、その短い脚部分が前記
    発生機手段に隣接して位置し長い脚部分が発生機手段か
    ら比較的離れた位置に位置し前記隅角部と長い脚部分と
    が高温の燃焼ガスおよび粒子が衝突して粒子が捕捉され
    る場所を提供するようになされ、 前記偏向リングは剛性の金属から通常の型加工装置を使
    用して機械加工の必要なく製造された一体の型加工品で
    あって、前記空気袋手段を膨張せしめるために発生機手
    段が作動せしめられたときに該発生機手段に対して空気
    袋手段を位置決めし維持するに充分な構造強度を有す
    る、ことを特徴とする車輌用受動拘束装置。
  2. 【請求項2】前記金属が低炭素鋼、チタニウム、ステン
    レス鋼およびアルミニウムから成る群から選択されたも
    のである、ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用受
    動拘束装置。
  3. 【請求項3】前記偏向リング手段がJ字形断面形状を有
    する円形部材である、ことを特徴とする請求項1に記載
    の車輌用受動拘束装置。
  4. 【請求項4】前記偏向リング手段がさらに、その基部に
    設けた複数の取付孔を有し、該取付孔は該リングの円周
    に沿って等間隔に設けられている、ことを特徴とする請
    求項3に記載の車輌用受動拘束装置。
  5. 【請求項5】前記偏向リング手段が固定手段によって取
    付板手段上に取付けられ、該固定手段は取付板手段の開
    口を貫通して挿入され、偏向リング手段の取付孔を貫通
    している、ことを特徴とする請求項4に記載の車輌用受
    動拘束装置。
  6. 【請求項6】前記発生機手段が、 a)基板手段と、 b)その周縁部分が該基板手段の対応する部分に封止的
    に連結されて該発生機手段のハウジングの一部を形成す
    るディフューザ板手段と、 c)前記基板手段をディフューザ板手段に係合せしめる
    手段にして、該基板手段とディフューザ板手段との両者
    を垂直に貫通するが、前記発生機の過大圧力時にはガス
    を安全にハウジングから逃すために最小の間隙をディフ
    ューザ板と基板手段との間に与え得る係合手段とを含
    み、 発生機手段は少くとも3つの同心的に整合するトロイド
    状区域を含み、第1の区域はガス発生組成物に点火する
    手段を収容し、第2の区域は点火時にガスおよび粒子状
    反応生成物を発生する固体のガス発生組成物を収容し、
    第3の区域はガスを冷却し粒子状生成物を拘留する濾過
    手段を収容し、該第3の区域には該ハウジングからガス
    を排出するオリフィス手段が設けられている、ことを特
    徴とする請求項1に記載の車輌用受動拘束装置。
  7. 【請求項7】前記金属が低炭素鋼、チタニウム、ステン
    レス鋼およびアルミニウムから成る群から選択されたも
    のである、ことを特徴とする請求項6に記載の車輌用受
    動拘束装置。
  8. 【請求項8】前記偏向リング手段がJ字形断面形状を有
    する円形部材である、ことを特徴とする請求項7に記載
    の車輌用受動拘束装置。
  9. 【請求項9】前記偏向リング手段がさらに、その基部に
    設けた複数の取付孔を有し、該取付孔は該リングの円周
    に沿って等間隔に設けられている、ことを特徴とする請
    求項8に記載の車輌用受動拘束装置。
  10. 【請求項10】前記偏向リング手段が固定手段によって
    取付板手段上に取付けられ、該固定手段は取付板手段の
    開口を貫通して挿入され、偏向リング手段の取付孔を貫
    通している、ことを特徴とする請求項9に記載の車輌用
    受動拘束装置。
  11. 【請求項11】前記基板手段に発生機手段のディフュー
    ザ板手段を係合せしめる手段が発生機ハウジングの外周
    縁部分に配列された複数のリベット部材であることを特
    徴とする請求項6に記載の車輌用受動拘束装置。
  12. 【請求項12】前記基板手段とディフューザ板手段とが
    前記外周縁部分に沿って配置された対応するフランジ手
    段を含み、各フランジ手段に少くとも一つの開口が限定
    され、該開口を通して発生機手段を取付板と偏向リング
    とに取付けることを特徴とする請求項6に記載の車輌用
    受動拘束装置。
  13. 【請求項13】前記ディフューザ板手段と基板手段とが
    その周縁に沿って少くとも部分的に溶接によって連結さ
    れていることを特徴とする請求項12に記載の車輌用受動
    拘束装置。
  14. 【請求項14】前記発生機手段が a)比較的軽量、耐食性、高張力材料で構成され少くと
    も3つの同心的トロイド状区域を限定するハウジングに
    して、第1の区域はガス発生組成物に点火する手段を収
    容し、第2の区域は点火時に作動してガス及び粒子状反
    応生成物を発生する固体のガス発生組成物を収容し、第
    3の区域は前記ガスを冷却し前記反応生成物を抑留する
    濾過手段を収容し、該第3の区域にはさらにガス排出オ
    リフィス手段が設けられたハウジングと、 b)基板手段と、 c)基板手段の対応する部分に封止的に連結される周縁
    部分を有して発生機のためのハウジングの一部を形成す
    るディフューザ板手段と、 d)前記基板手段とディフューザ板手段とを係合せしめ
    る手段にして、該基板手段とディフューザ板手段との双
    方を直角に貫通して前記発生機の過大圧力時に両板手段
    間に最小の分離を許容してガスを安全にハウジングから
    逃し得る係合手段と、 e)前記固体のガス発生組成物を点火せしめるため基板
    手段の中央部分の開口内に配置された点火手段と、 f)ハウジング手段の第1の区域内に配置され点火強化
    材料と自動点火組成物との均質な混合物から成る強化パ
    ケットと、 g)前記固体のガス発生組成物とハウジングとの間にあ
    って該組成物がハウジングの内面と接触して劣化するこ
    とを防止するスペーサ手段と、 h)前記第1の区域の周縁部分に沿って前記固体のガス
    発生組成物と第3の区域との間に配置された予(前)フ
    ィルタ手段と、 i)前記第3の区域に配置され、ガスから粒子状反応生
    成物の大部分を除去する第1の部分と、ガスから残留す
    る粒子状反応生成物を実質的にすべてを除去する第2の
    部分とを含むフィルタ手段と、 j)ディフューザ板手段の周縁部分に沿って配置された
    複数のディフューザポートを含むガス排出オリフィス手
    段と、 を含み、前記固体のガス発生組成物は積重ね関係に配置
    された複数の圧縮されたトロイド状ディスクの形状を有
    し、各ディスクには少くともその一方表面の一部に沿う
    空気の循環を可能とする手段が設けられ、該トロイド状
    ディスクの燃焼によって生じたガスは前記予フィルタ手
    段を通って冷却され濾過された後にフィルタ手段を通
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用受動拘束
    装置。
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