JPH0691880A - 高温溶融インク制御方法及びシステム - Google Patents

高温溶融インク制御方法及びシステム

Info

Publication number
JPH0691880A
JPH0691880A JP5208212A JP20821293A JPH0691880A JP H0691880 A JPH0691880 A JP H0691880A JP 5208212 A JP5208212 A JP 5208212A JP 20821293 A JP20821293 A JP 20821293A JP H0691880 A JPH0691880 A JP H0691880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
temperature
sensor
level
phase change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5208212A
Other languages
English (en)
Inventor
Ross R Allen
ロス・アール・アレン
William J West
ウイリアム・ジェイ・ウエスト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH0691880A publication Critical patent/JPH0691880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17593Supplying ink in a solid state
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/195Ink jet characterised by ink handling for monitoring ink quality
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F23/00Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm
    • G01F23/22Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measuring physical variables, other than linear dimensions, pressure or weight, dependent on the level to be measured, e.g. by difference of heat transfer of steam or water
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • B41J2002/17573Ink level or ink residue control using optical means for ink level indication

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高温溶融型インク・ジェット・プリントヘッド
内の液化したインクの温度や液面高を、非接触的に検知
して制御する。 【構成】センサ10のキャビティ12内には、融点以下
で結晶化している状態では光をよく反射し、融点以上の
溶融状態では光を透過する固体結晶材料14が封入され
ている。従って、この材料14が溶融状態ではウインド
ウ16は暗く見え、結晶状態では明るく見える。適当な
融点を持つ材料を選択することによって、センサ10は
反射項の強度によって温度を測定できる非接触式温度セ
ンサとして使用できる。液面高の測定に当たっては、所
望の液面位置に隣接してこのセンサを置くことにより、
液面がセンサ位置より高ければ高温、低ければ低温が観
測されるという現象を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の使用分野】本発明は一般に高温の溶融インク
を用いて動作する熱インク・ジェット・プリンタに関す
るものであり、とりわけこのプリンタ用プリント・カー
トリッジ内のこのようなインクの温度とインク・レベル
の両方を制御するための改良された方法及びシステムに
関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年、固体が高温で溶融し
たりあるいは相変化するさまざまなタイプのインクが、
熱インク・ジェット・プリンタのプリンタ・ヘッド用の
古い、充分に発達した液体インクに対する代替案として
提案され、また用いられている。当該技術において周知
のように、これらの高温で溶融する固体インクは、予め
定められた高温まで加熱された場合に、固相と液相の間
で相変化を生じるように開発されている。これらの固相
から変化するインクは、最近の多種多様な用紙における
プリント品質の向上、耐水性の向上、及びスループット
の増大の可能性のため、いくつかのタイプのプリント用
途についての、液体インクに対する魅力的な代替案であ
ることが分かった。
【0003】インク・ジェット・プリントヘッドの高温
溶融インクの送り出し温度は通常は60〜200゜Cの
範囲内にあり、この範囲内の精確な値はインクの組成に
よって決まる。インク小滴の噴射及びインク小滴の体積
の一様性にとって望ましい物理的特性を維持するため、
インクの送り出し温度は公称値前後の狭い範囲、典型的
には±5゜Cあるいはもっとよく制御された範囲内に収
まるように制御しなければならない。この温度の調整
が、高温溶融インクを用いたカラー・インク・ジェット
・プリント・カートリッジに用いるのに適した、正確
で、低コストで、信頼に足る手段を困難なものにしてい
る。
【0004】従来技術において、この温度制御を行なう
ためのいくつかのアプローチが提案されてきた。これら
のアプローチの例は、Vaughtに対して発行された
米国特許第4,490,731号、DeYoungに対
して発行された米国特許第4,667,206号、Co
okeに対して発行された米国特許第4,631,55
7号、DeBonteに大して発行された米国特許第
4,607,266号、及びLewisに対して発行さ
れた米国特許第4,607,266号に見られる。しか
しながら、概して言えば、これらの従来のアプローチは
完全に満足できるものではなかった。それは、いろいろ
な理由の中でもとりわけ、コスト及び複雑性が比較的高
い、熱電対、サーミスタ、及び温度感応抵抗器といった
温度センサやそれに付随する回路を用いるためである。
更に、これらの従来技術によるアプローチには、専用の
相互接続パッド、キャリッジ・プリント回路基板、及び
プリント・カートリッジ内の高温溶融インクの供給源に
隣接して配置されたこれら温度センサに低電力のアナロ
グ信号を送るための配線されたケーブルを必要とすると
いう別の欠点がある。
【0005】
【目的】本発明の一般的な目的及び主要な目的は、高温
溶融インクの温度及びインク・レベルを制御し、上述の
タイプの温度センサの使用に関連した上述の欠点の全て
とはいかなくても、その大部分を克服するための上述の
従来技術の方法に対する新規の代替アプローチを提供す
ることにある。
【0006】本発明の別の目的は、インク・ジェット・
プリンタ用のプリント・カートリッジ内の温度とインク
・レベルの両方に対する高温溶融インク制御の新規で改
良された方法及びシステムを提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、高温溶融インクの供
給のためのヒータ電力に必要なもの以外には、システム
に、相互接続パッド、キャリッジ・プリント回路基板、
あるいは配線ケーブルを付加しない、前述のタイプの新
規で改良された方法及びシステムを提供することにあ
る。
【0008】
【概要】本発明の特徴は、プリント・カートリッジと光
検知器の機械的アラインメントの精度が、システムの走
査軸機構の通常の公差によって確保され、走査軸サーボ
位置を使用して、高温溶融温度及びインク・レベルの両
方の測定を可能にし、識別できるようにする、前述のタ
イプの新規で改良された方法及びシステムを提供するこ
とにある。
【0009】本発明の別の特徴は、温度センサをインク
・カートリッジ本体内に封止し、熱電対、サーミスタ及
び温度感応抵抗器では必要となるような、電気的相互接
続部を介して低電力アナログ信号を通す必要のない、前
述のタイプの新規で改良された方法及びシステムを提供
することにある。このようにすることによって、本シス
テムのコスト及び複雑性は精密な温度測定を行うための
従来のシステムに比べて大幅に低下させることができ
る。
【0010】本発明の別の特徴は、温度感応性材料の反
射率の観測を使用し、複数のプリント・カートリッジを
用いる走査キャリッジ式カラー・インク・ジェット・プ
リンタにとりわけ適した、インク温度及びインク・レベ
ル調整を遠隔温度測定に基づいて行なう、前述のタイプ
の新しい、改良された方法及びシステムを提供すること
にある。
【0011】本発明の別の特徴は、ペン本体のハウジン
グ内の液体レベル及び温度の同時検知を行なう、前述の
タイプの新規な改良された方法及びシステムを提供する
ことにある。これは、ペン本体のハウジング内の液相温
度用と液相レベル用の、別々の相変化材料部品の反射率
を同時に検出することによって行われる。これらの反射
光レベルを処理して、加熱素子に印加し、それによって
固体インクの溶融速度を制御し、更にそれによって、液
相の公称のレベルを維持するための信号を得る。
【0012】本発明の別の特徴は、フレキシブル回路及
び熱インク・ジェット (TIJ) プリントヘッドが取り付
けられる本体のケーシングを設けた、本願明細書で解説
している新規な原理のペン本体構成及びその実現形態を
提供することにある。フレキシブル回路は、インク温度
センサ、インク・レベル・センサ、バー・コード、及び
黒基準センサを具備したセンサ・アセンブリを受け入れ
るように構成されている。これらのセンサは、閉ループ
・フィードバック・システム内において、 TIJペン本体
のハウジング上の1つまたは複数のヒータに電気光学的
に結合され、以下で更に具体的に説明するやり方で、ペ
ン本体のハウジング内のインク温度とインク・レベルの
両方を制御する。この新規な構成では、第1の内部ヒー
タを用いてハウジング内のインク・レベルを制御し、第
2のブロック・ヒータを用いてペン本体のハウジング内
のインク温度を制御する。これらの2つのヒータは、複
数経路閉ループ・フィードバック・システムで組み合わ
さって同時に動作するように接続されている。
【0013】本発明の一実施例の方法によれば、上述し
た目的は、以下のaないしdを設けた、インク・ジェッ
ト・プリンタ用の高温溶融インクの温度を安定化する方
法によって達成される: a. 温度の関数として既知の態様で変化する屈折率を有
する選択された材料を高温溶融インクの供給源に隣接し
て設ける、 b. 選択された材料の表面に光を投射し、これによっ
て、高温溶融インクの液相内の温度レベルに比例した輝
度レベルでそこから光を反射させる、 c. 反射光の輝度レベルを検知し、これに応答して温度
制御信号を発生する、 d. プリント・カートリッジ上の高温溶融インク供給源
に隣接して配置されたヒータ素子への温度制御信号を処
理して、これによって、液相の高温溶融インクの温度が
所定の公差範囲内に精密に制御する。
【0014】本発明の温度制御のシステムの一実施例に
よれば、以下のような組み合わせが提供される: a. 温度の関数として既知の態様で変化する屈折率を有
する選択された材料を高温溶融インクの供給源に隣接し
て位置決めするための手段、 b. 前記選択された材料の表面に光を投射し、これによ
って高温溶融インクの液相内の温度レベルに比例した輝
度レベルで光をそこから反射させるための手段、 c. 前記選択された材料から反射した光に光学的に結合
されて当該反射光の輝度レベルを検知し、前記反射光の
輝度レベルに応答して温度制御信号を発生するための手
段、 d. 前記反射光を検知する手段に結合され、この検出す
る手段と液相の高温溶融インク供給源に隣接して配置さ
れたヒータ素子の間に接続されて、当該ヒータ素子への
制御信号を処理し、その温度レベルが所望の公差範囲内
に維持されるようにするための手段。
【0015】本発明のインク・レベルと温度の両方の制
御を行なうシステムの一実施例によれば、以下のような
組み合わせが提供される: a. ペン本体のハウジング内に取り付けられた第1及び
第2の相変化部品:前記第1の相変化部品は液相の高温
溶融インクの温度に応答し、前記第2の相変化部品は液
相の高温溶融インクの所望のインク・レベルの通常位置
近くに配置される、 b. 前記第1の相変化部品に光学的に結合されたインク
温度検出手段、 c. 前記第2の相変化部品に光学的に結合されたインク
・レベル検出手段と、 d. 高温溶融インクの液相の温度を上昇させるように配
置された第1のヒータ素子、及び固相インクを要求に応
じて溶融させるように配置された第2のヒータ素子、 e. インク温度検出手段とインク・レベル検出手段とヒ
ータ素子の間に接続されて、ペン本体のハウジング内の
液相温度及び固相の溶融速度を制御する閉ループ制御手
段。
【0016】ペン本体のハウジング内のインク温度及び
インク・レベルを同時に制御するための本発明の一実施
例の方法によれば、この方法はペン本体のハウジング内
の液体のレベル及び温度を同時に検知するステップを含
む。これは、ペン本体のハウジング内に配置された複数
の互いに独立した相変化部品の反射率を同時に検出し、
更に詳細に後述するやり方で処理される閉ループ検出信
号を発生することによって行われる。
【0017】本発明に関する上述の簡単な要約、及びそ
れに付随する目的、特徴、及び関連する利点については
添付の図面に関する以下の説明を参照することによって
一層よく理解できるだろう。
【0018】
【実施例】ここで、図1(A)を参照すると、本発明の実
施に有用な、反射光温度測定に関する基本原理が示され
ている。図1(A)において、センサ10は吸光キャビテ
ィ12を持っている。吸光キャビティ12は一般に、直
径が2〜4mm、深さが0.4〜0.5mmであり、屈折率
が温度の関数として変化する固体結晶材料14が充填さ
れている。温度がその溶融点未満のときには固体結晶材
料14は不透明であり入射光を反射するが、溶融点以上
になると固体結晶材料14は透明な液体になって光を吸
収する。吸光キャビティ12は、一方の側がウインドウ
16によって密封され、入射光源18によって照射され
る。低温の場合、ウインドウ16は明るい色にみえる
が、インク送り出し温度あるいはそれよりももっと高温
になると(典型的にはインクの溶融点よりも20゜Cだ
け高温)ウインドウ16は黒に見える。
【0019】本用途に用いるのに適するように、相変化
を起こす固体結晶材料14は以下のような特性を持って
いるべきである: (a) 明確な溶融点、及び (b) その溶
融点と同じ凝固点。固体結晶材料14は更に以下のよう
な特性も持っているべきである: (c) 急速な相変化、
特に再結晶化、 (d) 制御を受けている高温溶融インク
に比べて高い熱伝導率と低い溶融熱。固体結晶材料14
は次のような特性も有することが望ましい: (e) 高度
に不透明かつ結晶性であり、高い反射率を有すること、
(f) 凍結凍解サイクルを何回繰り返しても、また高温
溶融動作温度に継続してさらされても安定しているこ
と。固体結晶材料14はまた以下のような特性も有する
ことが望ましい: (g) 蒸気圧が低い、 (h) 溶融時の体
積変化が少ない。 (a) 〜 (d) として挙げた特性はヒス
テリシスを減少させ、応答時間を改善するが、一方特性
(e) は良好な光検出のための高いコントラスト比をも
たらす。特性 (f) は信頼性にとって必要になり、一方
特性 (g) 〜 (h) はキャビティ12内の応力を最小限に
する。
【0020】100゜C近くにおける温度安定化を実証
するため、実際に作られた装置10でいくつかの固体を
使用した。これらの固体のうちの2つは当該技術におい
て Ketjenflex 及び Kenamide-S として知られている。
実際のセンサの設計においては、先ずインクの組成及び
液体状態のインクの所望の物理的特性、すなわち粘性及
び表面張力に基づいて、送り出し温度を求めなければな
らない。次に、温度による物理的特性の許容可能な変化
によって温度調整公差が求められる。最後に、インク送
り出し温度で相変化を生じ、上述の判定基準を満たす固
体結晶材料14を用いなければならない。固体結晶相変
化材料と同じ機能を果たす液晶材料を開発することは可
能である。しかし、これらの有機化合物は高温溶融イン
ク・ジェット・プリンタの一般的な動作温度において必
要な安定性を持つことができないかもしれないという懸
念がある。
【0021】次に図1(B)を参照すると、この平面図
は、吸光キャビティ12内の材料14が、液体が溶融点
温度Tdより低い温度Tで不透明であることを示してい
る。
【0022】図2(A)及び図2(B)は構造的に夫々図1
(A)及び図1(B)に相当し、キャビティ12内の材料14
が、液体が溶融点温度Td以上の温度Tで透明であるこ
とを示している。
【0023】次に、図3を参照すると、ここにはインク
・ジェット・プリンタ用高温溶融インク・タイプのカー
トリッジ中の温度制御の要素を示した走査キャリッジ2
0の概略図が示されている。走査キャリッジ20にはセ
ンサ10が取り付けられており、その所定位置に相変化
材料14及びウインドウ16が配置されている。このセ
ンサ10は図1(A)及び図2(A)で既に述べた構成要素に
相当する。センサ10にはセンサ10の下側表面24に
取り付けられたヒータ素子22が設けられており、ケー
ブル26によってヒータ電源28に接続されている。
【0024】照射源30が図示の角度で配置されてい
る。照射源30は、例えば、図示しているように、光ビ
ーム18をウインドウ16を通して相変化材料14に焦
点を結ばせるようににする収束投射レンズ32と共に用
いられる発光ダイオード(LED)としてもよい。この
光は垂直ではない入射角で与えられるので、直接反射
(正反射)されて光検知器38に入るのではなく、相変
化材料14によって拡散反射される。相変化材料14か
らの反射光線を受けてこの光線36の焦点を適切な光検
知器38に合わせるため、図示のように、別の収束投射
レンズ34が配置されている。
【0025】光検知器38は相変化材料14から反射す
る反射光線36の照射強度の関数として大きさの変化す
る出力検出信号を発生する働きをする。インク及び相変
化材料の温度が低下するほど、不透明な相変化材料14
から光検知器38に反射する光が増大する。逆に、イン
ク温度が所望のインク温度の零点(ink temperature nul
l point)あるいはその少し上まで上昇すると、相変化材
料14が透明になってLED30からの全ての光を吸収
するので、相変化材料からの反射光36はほぼゼロまで
減少する。
【0026】光検知器38の出力信号は光検知器38の
微小出力信号を増幅する働きをする適切な増幅電子回路
に印加されてから後段の信号処理ステージ42に印加さ
れる。この信号処理ステージ42は、従来の閉ループ・
サーボ機構技術を使って、出力ライン44を介してヒー
タ電源28に接続される。
【0027】投射収束レンズ32はLED光源30から
の光ビーム18をキャビティのウインドウ16に収束さ
せるが、ここでウインドウ16の表面から光検知器38
への直接反射は入射角によって最小限になる。反射光を
受ける側の投射収束レンズ34はウインドウ16の像を
光検知器38の上に結像する。700〜900nmの波長
の照射がこの用途には好ましい。そのわけは、多くのプ
ラスチックやエポキシの封入材料がこの範囲の波長を透
過するからである。こらラの材料はこの波長範囲で動作
する低価格で高効率の発光ダイオード、及び感度の高い
光検知器の生産にしばしば使用される。
【0028】結像される物体と光検知器38の間には物
理的接触がないので、単一の照射源30及び単一の光検
知器38によって、複数センサ・キャビティ、並びに黒
レベル基準46を使用した較正ターゲットを走査するこ
とができる。図3には、温度検知キャビティ及びターゲ
ットを、インク・ジェット・プリンタをシミュレートす
る走査プリントヘッド・キャリッジ20上にに取り付け
ることによって、固定された照射光源30と光検知器3
8による各キャビティ及びターゲットの結像がどのよう
にして可能になるかを示している。センサ10から見た
物体は走査軸サーボ位置から常に明らかであり、キャリ
ッジ位置によって測定を付勢することができる。30cm
/sec程度の一般的なキャリッジ速度で、上述の寸法の
キャビティ・ウインドウの場合、光検知器38は各ウイ
ンドウ16を約10msecで走査することができる。
【0029】光検知器38の視野はウインドウ16より
も小さくして、これによって、結像キャビティの縁を排
除し、他方では、中間調レベル分解能が充分にある状態
で安定した測定値を得るのに充分な長さだけ、温度感応
性の材料14の視域が見えるようにするのが望ましい。
走査キャリッジ20はまた各プリント・カートリッジ上
に配置してもよいバー・コード(図8)を光学的に検出
できるようにする。これらのバー・コードを使用して、
プリントヘッドの動作エネルギー、インク・カラー、及
びプリンタ・コントローラ(図示せず)によって用いら
れる他のパラメータに関する情報をコード化することが
できる。
【0030】本発明の自己較正機構に関して説明すれ
ば、照射、反射率、及び光検知器の感度が変化すると、
絶対反射率に基づく信頼性の高い測定のためにはセンサ
・キャビティ12の黒状態と白状態の間のコントラスト
が高いことが必要になる。相変化検出の信頼性は、キャ
ビティの反射率を、図3に示すキャビティの通常の黒の
値に等しい反射率を有する較正サンプルである黒レベル
基準46と比較することによって、大幅に向上させるこ
とが可能である。一方、図3の位置84に示すように、
黒の基準の代わりに白の基準を使用してもよい。
【0031】本発明によれば、自己較正システムを使用
し、相対的反射率測定やデジタル・コンパレータ(図示
せず)に基づいてもよい。この場合、光検知器38は黒
の標準及びセンサ・ウインドウを順に結像させ、電圧制
御発振器(図示せず)を使用して、光検知器38の出力
電流を図3のセンサ10から受け取った反射光の強度に
比例した周波数を有するパルス列に変換することができ
る。デジタル・プロセッサ(図示せず)を使用して、各
観測によるカウント/サンプル時間を記憶し、1つまた
は複数のセンサ10からのカウントと黒ターゲット46
からのカウントを比較して、そのカウントが黒測定に関
する指定範囲内に収まっている場合にはセンサ10が黒
であるとみなすこともできる。
【0032】一般的な走査キャリッジ・プリンタの場
合、走査軸往復時間は約1〜2secである。この時間
は、光検知器38が走査毎に1回ずつキャリッジ20を
通過する場合、インク温度及びインク・レベル・サーボ
に関するサンプル時間である。この構成を使用すること
によって、各プリント・カートリッジ毎に較正ターゲッ
ト86及びセンサ・ウインドウ16の読み取りが順番に
行われ、ヒータ素子22が、このキャリッジの往復につ
いて必要に応じてオンになったりオフになったりする。
このプロセスは次回の走査において繰り返される。
【0033】再び図3を参照すると、インク送り出し温
度を制御するヒータ素子22はまたプリントヘッドによ
るプリントに備えてインクを室温から急速に加熱しなけ
ればならない。高温溶融インク・ジェット・プリンタの
ウォーム・アップ・サイクルは、デスク・トップ・レー
ザ・プリンタに匹敵する40sec以下でなければならな
い。例えば、高温溶融インクのウォーム・アップのた
め、40秒間で100゜Cの昇温が必要な場合、この電
力レベルで2秒間にわたってヒータ素子22を動作させ
ると、インクの温度は5゜Cだけ上昇する。この加熱率
を使用した単純なオン/オフによるサンプル時間コント
ローラ(図示せず)は、調整目標値に関する不安定性を
増大させる。従って、明らかに、ヒータ素子22は2つ
の電力レベル、すなわち、(1)急速なウォーム・アッ
プのための大電力レベルと、(2)温度調整のための低
電力レベルで動作しなければならない。定電源電圧を2
通りの電力を与えるパワー・サーボ・ループで使用し
て、例えば10%〜50%といった、サンプル時間の一
部分の時間が経過してからヒータ素子22をオフにする
ことができ、また例えば10%〜50%といったデュー
ティ・サイクルでヒータ電圧をパルス幅変調することが
できる。
【0034】インク・レベル検出の機能に関して説明す
れば、インク・レベルは、液体インクに接触したキャビ
ティを使用してインク温度を測定するのと同じ手段によ
って測定できる。キャビティ12はインク・レベルがキ
ャビティ12の背面と接触するのに充分な高さである場
合に限って加熱される。この場合、高温インクによって
キャビティの状態が黒に変化する。インク・レベルが低
ければ、キャビティ12は低温であり、白く見える。従
って、センサ10の状態を使用して、要求に応じてイン
クを溶融する手段を制御して、液体インク・リザーバを
再生する。インクは液体であって、かつインク温度セン
サ10に影響を与えるのに充分な高温でなければならな
いので、インク・レベル・センサの出力はインク温度と
連係して解釈しなければならない。ここで、2つのセン
サ間の相互作用を最小限に抑えるため、インク・レベル
・センサにはインク温度センサ10よりも数度低い切換
点を有する材料を用いることが必要になるかもしれな
い。
【0035】図4を参照すると、この図にはインク・レ
ベルと温度の両方の制御のための簡略化した機能レベル
・ブロック図が示されている。このプロセスにおいて、
本発明の第2の実施例によるインク温度とインク・レベ
ルの両方の制御に関するこのプロセス制御システム及び
方法において、参照番号48はペン本体のハウジング全
体を示している。このハウジング48は、固体インクが
充填された上側コンパートメント50、及び仕切り壁5
6中の通路54を介して液体インクを受け取る下側コン
パートメント52を持つタイプである。この仕切壁56
は上側コンパートメント50と下側コンパートメント5
2を分離している。理解しておくべきは、図4の機能ブ
ロック図は、ペン本体のハウジングを製造すべき正確な
方法の機械的及び構造的概念を制限することなく、本発
明の一般的な概念を明らかにすることを意図したもので
あるという点である。ただし、ペン本体の構造の現在の
所の最良の態様では、本発明の譲受人に譲渡された、1
992年5月20日に米国出願された "Monolithic The
rmal Ink Jet Printhead For Phase Change Ink And Me
thod of Operation" と題する、発明者が Ross R. Alle
n の出願に開示され特許請求されているペン本体の設計
が部分的に使用される。
【0036】薄膜プリントヘッドは全体が58で表示さ
れているが、下側インク・コンパートメント52の液体
インクは最新のインク送り技法を使用し、カラー・イン
クと黒インクの両方の用途を有する薄膜プリントヘッド
58に送り込むことができる。カラー・インク・アプリ
ケーションの場合には、例えば複数の加熱抵抗器−オリ
フィス板構成(図示せず)にシアン、黄、マゼンタ、及
び黒の適切なカラー・インクを導くため、液体インク・
コンパートメント52内に複数のインク送りコンパート
メント及び経路(図示せず)が設けられるのは明らかで
あるが、これは当業者にとって周知のところである。
【0037】図4に示す本発明を使用した典型的な閉ル
ープ・プロセス制御システムでは、ペン本体のハウジン
グ48に取り付けられているかあるいはその内部に設け
られているところの、選択された相変化材料の第1のセ
ンサである温度センサ60と、ペン本体のハウジング4
8またはその内部に取り付けられた同じかまたは異なる
相変化材料の第2のセンサである液体レベル・センサ6
2が設けられている。これら相変化センサ60及び62
の下側表面は、ペン本体のハウジング48内の固体/液
体界面をおおむね形成する、同じ水平面に配置される。
インク温度センサ60は、好ましくは、コンパートメン
ト52内の液体インクと常に熱的に接触しているよう
に、ヒート・シンク部材(図示せず)に取り付けられ
る。
【0038】一方、インク・レベル・センサ62は、コ
ンパートメント52内のインク・レベルがその所望の垂
直方向の高さに達した場合に限って、その背面が下側コ
ンパートメント52内の液体に接触する。コンパートメ
ント内のインクの液体レベルがインク・レベル・センサ
62のレベルよりも下がると、この動作によってインク
・レベル・センサ62が冷却されて不透明になる。この
結果、反射率が高くなってインク・レベル用光検知80
に送り込まれる光が増大し、閉ループ・インク・レベル
制御信号がライン82を介してプロセス制御論理ステー
ジ74に伝達される。すると、プロセス制御論理ステー
ジ74がフィードバック・ライン76上に出力誤差ゼロ
制御信号を発生する。この信号が内部ペン本体ヒータ素
子78に印加され、ヒータ素子78がペン本体のハウジ
ング48の上部コンパートメント50内の温度を上昇さ
せるようにする。この動作によって、今度は、通路54
を通って下側コンパートメント52に送り込まれる液体
インクの流量が増大し、これにより、下側コンパートメ
ント52内のインク・レベルが上昇する。この動作によ
って、下側コンパートメント52内のインク・レベルが
インク・レベル・センサ62の背面に接触する。これに
よって、センサの反射率が低下して光検知器80に送り
込まれる信号レベルが低下する。
【0039】温度センサ60は下側コンパートメント5
2内の液体インクと常に接触しているヒート・シンクに
取り付けられているので、温度センサ60はコンパート
メント52内の液体インクの温度変化に応答して継続的
に動作し、図3に関連して既に述べたように、可変反射
率光信号を発生して温度用光検知器70に送り込む。図
4の温度用光検知器70は図3で既に述べた光検知器に
相当し、温度用光検知器70の出力はライン72を通し
て第2の入力としてプロセス制御論理ステージ74に接
続される。すると、プロセス制御論理ステージ74はイ
ンク温度誤差信号をライン77上に発生し、この信号は
ペン本体のハウジング48の底壁近くに配置された温度
制御用ヒータ素子79に印加される。部材70、72、
74、77、及び79を含むこの後者のフィードバック
・ループは、インク・レベル・フィードバック制御ルー
プ80、82、74、76、及び78が動作して、ペン
本体のハウジング内のインクのレベルが少なくともイン
ク温度センサと同じ高さになるように保証した後で、ペ
ン本体のハウジング48内のインクを精密に制御する働
きを持つ。従って、機能的には、図4のヒータ素子78
及び79は、夫々更に詳細に後述する図5(A)の内部ヒ
ータ92及びヒータ・ブロック100に対応する。
【0040】従って、図4に示すシステムを使用する場
合、インク・レベルは、液体インクと接触したキャビテ
ィを使用してインク温度と同じ手段で測定される。液体
レベル・センサ62のためのこのキャビティ(図4には
示されていない)は、インク・レベルがキャビティ背面
を濡らすのに充分な高さの場合に限って加熱される。こ
の場合、高温インクはキャビティ状態を「黒」に変化さ
せる。インク・レベルが低い場合、キャビティは冷却さ
れて「白」になる。この実施例のセンサ62の状態を使
用して要求に応じてインクを溶融する手段を制御し、仕
切り壁56中の通路を介してインク・リザーバである下
側コンパートメント52に再充填する。インクは液体で
あって、かつインク温度センサ10に影響するのに充分
な高温でなければならないので、図4のインク・レベル
・センサはインク温度と連係して判断しなければならな
い。更に、センサ60とセンサ62間の望ましくない相
互作用を最小限に抑えるため、液体レベル・センサ62
にはインク温度センサよりも数度低い切換ポイントを有
する材料を用いることが必要になる可能性がある。
【0041】次に図5(A)及び図5(B)を参照すると、こ
れらの図には、図4が概略的な図面であり、図5(A)及
び図5(B)の方は詳細な図面であると言う性質上の相違
から、図4に示す参照番号に対応する参照番号はない。
すなわち、図5(A)には、全体が48で表示されたペン
本体のハウジング以外に、主要部品として、外側シェル
つまりケーシング84が含まれている。図5(A)の他の
主要部品にはフレキシブル回路86、接着シーラ88、
及びセンサ・アセンブリ90が含まれている。インク・
コンテナ・ケーシング84は上述の米国特許出願の開示
に従って構成してもよく、図示のように、ケーシング8
4の背壁94に取り付けられた内部ヒータ素子92を含
んでいる。
【0042】図示のように、ケーシング84の下側壁9
8とヒータ・ブロック100の間には適切な絶縁材96
が配置されている。ヒータ・ブロック100には、イン
ク・コンテナ・ケーシング84から既知の構造の熱イン
ク・ジェット・プリントヘッドにインクを送る、インク
供給経路102が設けられている。
【0043】全体にL字形構造のフレキシブル回路86
はその水平表面106に熱インク・ジェット・プリント
ヘッド104が取り付けられており、フレキシブル回路
の相互接続パターン108は、外部発生源からの駆動信
号を熱インク・ジェット・プリントヘッド104に供給
するように、既知のやり方で形成されている。フレキシ
ブル回路86の前部表面110には夫々、既に述べたよ
うに、液体/固体界面に、及びインク・コンテナ・ケー
シング84内またはこれに隣接して配置された、インク
・レベル・センサ(124及び62)及び温度センサ
(122及び60)とアラインメントが取られた一対の
円筒形ウインドウ112及び114が含まれている。こ
れらのウインドウ112及び114は更に、センサ・ア
センブリ90をフレキシブル回路86の前部壁110に
対して封止する働きをする接着シーラ88中の対応する
ウインドウ116及び118とアラインメントが取られ
る。
【0044】センサ・アセンブリ90には、基準黒ター
ゲット部材120、温度センサ122、及びインク・レ
ベル・センサ124が含まれている。従って、温度セン
サ122及びレベル・センサ124は、夫々接着シーラ
88のウインドウ118、116及びフレキシブル回路
86のウインドウ114、112とアラインメントが取
られる。センサ・アセンブリ90には更に、センサ・ア
センブリの左手側に配置されたバー・コード126が含
まれており、このバー・コード126は熱インク・ジェ
ット・ペンの各種パラメータを識別する働きをする。
【0045】動作について説明すれば、温度センサ12
2及びレベル・センサ124は夫々、図4に関して既に
述べた機能的に同等である温度センサ60及びレベル・
センサ62に対応する。インク供給経路102のインク
・レベルが低くなりすぎると、レベル・センサ124が
冷却されて不透明になり、この結果内部ヒータ素子92
に印加されるフィードバック信号のレベルが上昇する。
内部ヒータ素子92(図4のレベル検出用のヒータ素子
78に対応する)によって加熱レベルが高まると、イン
ク供給経路102内のインク・レベルが、夫々、インク
・レベル・センサ124及びインク温度センサ122の
両方のレベルまで上昇する。ここで、インク温度センサ
122は、図4の機能上は温度制御を行なうヒータ79
に対応するヒータ・ブロック100に制御信号を印加す
ることによって、ペン本体のハウジング内のインク温度
を精密に制御することができる。
【0046】図5(A)及び図5(B)に示すペン構造は、矩
形の断面形状を持ち、最新式の熱インク・ジェット・キ
ャリッジに簡単にはめ込むことができるユニークでコン
パクトなハウジングを表している。当該技術分野では、
本願出願人であるヒューレット・パッカード社が出願し
た多くの特許を含めて、フレキシブル回路及び薄膜抵抗
器タイプのプリントヘッド104の一般的構造に対する
数多くの参考文献がある。従って、本願明細書ではこれ
らの構造的な詳細についてこれ以上の解説は行わないも
のとする。
【0047】ここで図6(A)、図6(B)及び図6(C)を順
次参照すると、これらの図は、図3の光検知器38の出
力に現れる、結晶を充填したキャビティ12の光電流の
温度についての関数を、垂直軸を任意の単位で表わし横
軸に温度を取って表わした3つのプロットである。図6
(A)には、結晶材料 Kenamide-S を充填したキャビティ
122の加熱及び冷却が緩やかに行われた際の、光検知
器38の出力における光電流の温度についての関数とし
ての典型的な応答が示されている。図6(A)の光電流
が、室温と高温溶融インクの溶融点の間で単調な関数で
あるという点に特に注意されたい。この現象によって、
高溶融インク・プリンタのウォーム・アップ・ヒータ
が、インク送り出し温度に達する前に、インクが加熱さ
れていることを確認できるようにするメカニズムが得ら
れる。また、この特徴によって、プリンタがこのプロセ
スの進行をモニタし、その適正な動作を確認するための
手段が得られる。
【0048】次に、図6(B)を参照すると、 Kenamide-
S はそれが溶融する温度より低い温度で凝固するので、
図6(B)の光電流のヒステリシスはその溶融点の回りで
起こっているという点に注意されたい。この事実によっ
てこのシステムの安定化角度が制限される。その理由
は、温度は光検知器38からの光電流についての複数の
値をとる関数であるからである。
【0049】図6(B)及び図6(A)を比較すると分かるよ
うに、このヒステリシスの特性は速度に影響され易く、
図6(C)に示すように、加熱及び冷却の速度が上昇する
につれて、応答の劣化が生じる。
【0050】次に、図7(A)〜図7(D)を参照すると、単
一パッケージ内温度測定用キャビティ、インク・レベル
測定用キャビティ及び黒基準マークを組み込むセンサ設
計が示されている。これらのキャビティは、捕獲された
気泡を光検知器38によって結像されるウインドウの部
分から分離するため、オブラウンド(obround、両端が
半球状の円筒形)にすることができる。この気泡によっ
て、カプセル材料にあまり応力を生じさせないようにし
て、相変化に応じて光の反射材料の体積を変化させるの
に必要な、体積コンプライアンスが得られる。これらの
材料は一般に、溶融時には約10〜15%膨張するが、
使用中にはこの気泡はチャンバの上部に浮揚する。平坦
な底のキャビティを使用して、最良の結果が観測され
た。気泡トラップがもっと浅ければ、キャビティの下側
領域で形成される気泡は深・浅推移部で捕獲される。も
っと深い気泡トラップは完全に解ける (thaw) ことがで
きず、これもチャンバの上部より下で気泡を捕獲する。
【0051】図7(A)〜図7(D)に示すオブラウンドなキ
ャビティ130及び132は厚さが約0.4〜1.0mm
の金属板134に形成される。金属板134を陽極処理
または化学処理して黒の表面仕上げを行うのが望まし
く、金属板のスロット136及び138は各キャビティ
を断熱し、封入材料の接着性を向上させる働きをする。
ブレーク・オフや支持タブ140、142、144、及
び146のような金属板の形状は、圧印及び押し抜きで
安価に作成することができ、メッキ厚に影響する寸法は
センサの性能にはあまり影響を与えないので、金属板1
34は経済的に電鋳で作成することができる。
【0052】図7(A)に示すオブラウンドなキャビティ
130及び132は、図7(B)に示すように、相変化材
料148及び150が充填され、図7(C)に示すように
赤外線透過材料152によって封入される。図7(C)で
は図7(B)の基板134が反転されて、熱感応性の材料
148及び150を充填したオブラウンドなキャビティ
130、132は、下に向けて、赤外線透過材料152
の封入層の上部表面に押しつけられる。封入に当たって
キャビティ130及び132に気泡を捕獲することが重
要であるが、望むのならば、膨張できるようにするた
め、キャビティ130及び132に通気孔を設けること
もできる。ただし、後者の設計は望ましい実施例ではな
い。それは、キャビティ材料が液体である間に装置の向
きを変えると、キャビティ材料が失われるかもしれない
からである。
【0053】金属キャビティ130及び132の背面1
54は、測定対象のプロセスとの熱的接触を良好にする
ため、封入材料から顔を出している。これを図7(D)に
示す。
【0054】図7(A)〜図7(D)に示すセンサは、プリン
ト・カートリッジ本体の液相リザーバ内にあるインクに
熱を伝導するヒート・スプレッダ(図示せず)に接触し
て配置されている。スプレッダに流入する熱はインク温
度安定器によって制御され、インク・レベル・センサの
背面には液体インクを充填したギャップが設けられてい
る。前述したように、このギャップ内のインクの液面が
低くなると、インク・レベル・センサが不透明になり、
更に多くの固相インクを溶融させるためのペン本体のハ
ウジング内の内部ヒータへのフィードバック信号の増大
を要求する。
【0055】次に、図8を参照すると、この図には、イ
ンク温度及びインク・レベルを遠隔的に検知するために
本発明の方法及びシステムを用いた、高温溶融熱インク
・ジェット・プリント・カートリッジ156に関する設
計が示されている。図8の参照番号は図5(A)中で同様
な部品を示す参照番号に対応している。センサ・キャビ
ティ及び黒基準はカートリッジ156本体及びフレキシ
ブル回路テープ86の穴を通して見る。図8のウインド
ウ120、122、及び124は分かりやすくするため
誇張されているが、これらのウインドウの実際の直径
は、導電体との干渉を最小限にとどめるため、約2〜4
mmである。
【0056】図8に示すように、図4の光検知器38に
よって読み取り可能なバー・コード126がプリント・
カートリッジ156に設けられている。バー・コード1
26は、例えばプリントヘッドの駆動エネルギー、イン
クのカラー、あるいはプリント・カートリッジ156に
関する他の動作パラメータについての情報を含むことが
できる。センサとバー・コードは違う面に乗っているの
で、フレキシブル回路面上の光検知器の視界によって、
バー・コードの線と間隔に空間周波数の制限が加えられ
る。
【0057】従って、遠隔温度測定を使用して、相変化
インク・ジェット・プリンタの温度及びインク・レベル
を安定化することを含めて、本発明のかなりの数にのぼ
る新規の特徴について説明を行ってきた。絶対温度基準
(材料の相変化)を使用した自己較正温度検知方式が提
示されたが、反射光温度センサは相変化温度インジケー
タとして現在のところ使用されていない材料を用いてい
る。インク温度制御サーボとインク・レベル制御サーボ
の両方のために、マルチパス光検知器及び信号処理回路
が設けられており、また複数のプリント・カートリッジ
を有するプリンタのインク温度制御サーボとインク・レ
ベル制御サーボのために、夫々単一の光検知器及び単一
の処理回路が設けられている。この遠隔熱測定では、中
間調レベル情報を使用して、動作温度に達する以前には
プリント・カートリッジがウォーミング・アップ中であ
ることを判定することができる。更に、遠隔温度測定制
御に用いられるのと同じセンサで、プリントヘッド駆動
エネルギーを制御するためのバー・コードを検出するこ
とができる。
【0058】上述の新規の特徴に加えて、本発明は絶対
温度基準及び自己較正手段を提供する。単一光源及び単
一光検知器で複数のプリント・カートリッジを取り扱う
ことが可能であり、この方法ではヒータの電力に必要な
製品以外の製品には、相互接続パッド、キャリッジのプ
リント・カートリッジ基板回路、あるいは引き出しケー
ブルを追加しない。プリント・カートリッジと光検知器
の機械的アラインメントの精度はシステムの走査軸機構
内の通常の公差によって確保され、走査軸サーボ位置を
使用して、測定を付勢し、またどの測定を行っているか
の識別を行なうことができる。熱電対、サーミスタ、及
び温度感応性の抵抗器が必要とする低電力のアナログ信
号が電気的相互接続を通らないように、温度センサをカ
ートリッジ内に密封することができる。更に、システム
のコスト及び複雑さは従来の手段が精密な温度測定に必
要とするよりも大幅に低下する。
【0059】本発明の精神及び範囲を逸脱することな
く、上述の実施例にさまざまな修正を施すことが可能で
ある。これらには例えば、上述の相変化材料に取って代
わる液晶材料の使用、及び図7(D)の金属ベース板に取
って代わるフレキシブル支持材料の使用がある。従っ
て、以上の及びその他の設計、システム、方法、及び装
置の修正は本願特許請求の範囲内にあるものと理解しな
ければならない。
【0060】
【効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、
高温溶解インクの温度制御や液面制御を高精度かつ簡単
な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における温度検知の原理を説明する図。
【図2】本発明における温度検知の原理を説明する図。
【図3】本発明の第1の実施例を表す機能的な概略ブロ
ック図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す機能的な概略ブロ
ック図。
【図5】図4中のペン本体の分解図及び断面図。
【図6】図3中のキャビティの状態を検出する光検知器
の出力電流と温度との関係をプロットした図。
【図7】図3及び図4中で使用されるセンサの構造を示
す図。
【図8】本発明の一実施例の高温溶融インク・プリント
・カートリッジの外観を示す図。
【符号の説明】
10:センサ 12:吸光キャビティ 14:固体結晶材料 16:ウインドウ 18:光ビーム 20:走査キャリッジ 22:ヒータ素子 24:下側表面 26:ケーブル 28:ヒータ電源 30:照射源 32、34:収束投射レンズ 36:反射光線 38:光検知器 40:増幅器 42:信号処理ステージ 44:出力ライン 46:黒レベル基準 50:上側コンパートメント 52:下側コンパートメント 56:仕切壁 58:薄膜プリントヘッド 60:温度センサ 62:液体レベル・センサ 70:温度用光検知器 74:プロセス制御論理ステージ 78:レベル検出用ヒータ素子 79:温度制御用ヒータ素子 80:インク・レベル用光検知器 84:ケーシング 86:フレキシブル回路 86:較正ターゲット 88:接着シーラ 90:センサ・アセンブリ 92:内部ヒータ素子 94:背壁 96:絶縁材 98:下側壁 100:ヒータ・ブロック 102:インク供給経路 104:熱インク・ジェット・プリントヘッド 106:水平表面 108:相互接続パターン 110:前部表面 112、114:円筒形ウインドウ 120:基準黒ターゲット部材 122:温度センサ 124:インク・レベル・センサ 126:バー・コード 130,132:キャビティ 134:金属版 136、138:スロット 148、150:相変化材料 152:赤外線透過材料 154:背面 156:高温溶融熱インク・ジェット・プリント・カー
トリッジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 21/17 Z 7370−2J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下のステップ(a)ないし(d)を設け、熱イ
    ンク・ジェット・プリンタのための高温溶融インクの温
    度を安定化する方法: (a)反射率が温度の関数として既知の態様で変化する選
    択された材料を高温溶融インクの供給源に隣接して設け
    る; (b)前記選択された材料の表面上に光を投影し、これに
    よってそこから光を前記高温溶融インク内の温度レベル
    に応じた強度レベルで反射させる; (c)前記反射された光の強度のレベルを検知して、それ
    に応答して温度制御信号を生成する; (d)前記高温溶融インクのための加熱素子への前記温度
    制御信号を処理して、その温度を安定化させる。
  2. 【請求項2】以下の(a)及び(b)を設け、ペン本体ハウジ
    ング内の固体インクが溶融した液体のレベルと温度を同
    時に検知する方法: (a)前記ペン本体ハウジング内あるいはそれに隣接して
    設けられた別々の相変化材料部品の反射率を同時に検出
    する; (b)前記別々の検出によって前記別々の部品から前記ペ
    ン本体に隣接して位置する1つまたは複数のヒータへ向
    かう別々の検出信号を処理して、前記固体インクの溶融
    速度を制御する。
  3. 【請求項3】以下の(a)ないし(e)を設け、ペン本体ハウ
    ジング内の液体/固体境界の液体インクの温度とレベル
    を同時に制御するシステム: (a)前記液体/固体境界に隣接した前記ペン本体ハウジ
    ング内部あるいはそれの隣接位置にマウントされた第1
    及び第2の相変化センサ部品; (b)前記第1の相変化部品に光学的に結合されたインク
    温度検知手段; (c)前記第2の相変化部品に光学的に結合されたインク
    ・レベル検知手段; (d)前記ペン本体ハウジング及びその中の固体インクに
    隣接してマウントされた1つまたは複数のヒータ素子; (e)前記温度検知手段と前記インクレベル検知手段の出
    力と前記1つまたは複数のヒータ素子の間に結合され、
    前記第1及び第2の相変化部品の反射率の変化に応答し
    て前記ヒータ素子に閉ループ制御信号を供給する閉ルー
    プ制御手段。
  4. 【請求項4】以下の(a)ないし(c)を設けた、高温溶融イ
    ンクを分与するのに有用なインク・ジェット・ペン: (a)インク含有ケーシング; (b)前記インク含有ケーシングの底壁に置かれ、前記底
    壁をヒータ・ブロックから分離する絶縁部材; (c)前記インク含有ケーシングに取り付けられ、前記イ
    ンク含有ケーシング内のインクから受信した光学的信号
    に応答して動作し、これにより前記ケーシング内のイン
    クのレベルと温度を制御するインク温度センサとインク
    ・レベル・センサを有するセンサ・アセンブリ手段。
JP5208212A 1992-07-31 1993-07-30 高温溶融インク制御方法及びシステム Pending JPH0691880A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/923,121 US5406315A (en) 1992-07-31 1992-07-31 Method and system for remote-sensing ink temperature and melt-on-demand control for a hot melt ink jet printer
US923,121 1992-07-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0691880A true JPH0691880A (ja) 1994-04-05

Family

ID=25448154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5208212A Pending JPH0691880A (ja) 1992-07-31 1993-07-30 高温溶融インク制御方法及びシステム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5406315A (ja)
JP (1) JPH0691880A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5786191B2 (ja) * 2009-09-30 2015-09-30 イマジニアリング株式会社 温度感応体、光学式温度センサ、温度計測装置及び熱流束計測装置

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5489925A (en) * 1993-05-04 1996-02-06 Markem Corporation Ink jet printing system
JP3166530B2 (ja) * 1995-01-30 2001-05-14 ブラザー工業株式会社 インク噴射装置
US5721573A (en) * 1995-05-24 1998-02-24 Hewlett-Packard Company Cooldown timing system monitors inkjet cartridge ink levels
ES2182952T3 (es) * 1995-06-19 2003-03-16 Canon Kk Aparato de impresion y aparato facsimil que lo utiliza.
JPH0929989A (ja) * 1995-07-14 1997-02-04 Canon Inc インク有無検出装置、インクタンク、キット、記録ユニット、記録装置、および情報処理システム
US5997121A (en) * 1995-12-14 1999-12-07 Xerox Corporation Sensing system for detecting presence of an ink container and level of ink therein
US5784089A (en) * 1996-03-07 1998-07-21 Tektronix, Inc. Melt plate design for a solid ink printer
JPH09254405A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Canon Inc 記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置
KR100189757B1 (ko) * 1996-03-29 1999-06-01 윤종용 전자사진 장치의 정착불량 방지 장치 및 방법
US6802659B2 (en) 1996-08-07 2004-10-12 Mats Cremon Arrangement for automatic setting of programmable devices and materials therefor
US5852946A (en) * 1996-08-15 1998-12-29 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for detecting fluid level
KR100212992B1 (ko) * 1996-09-21 1999-08-02 윤종용 잉크 젯트 프린터의 잉크 카트리지 상태 검출방법
US6178008B1 (en) * 1997-10-30 2001-01-23 Hewlett-Packard Company Constructing device-state tables for inkjet printing
EP1466741B1 (en) * 1998-05-13 2007-08-22 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for ink-jet printing apparatus
US6274880B1 (en) 1998-07-31 2001-08-14 Hewlett-Packard Company Fluid level sensing system and method having controlled surface pairs
AUPP702498A0 (en) * 1998-11-09 1998-12-03 Silverbrook Research Pty Ltd Image creation method and apparatus (ART77)
US6390590B1 (en) * 1999-01-21 2002-05-21 Oki Data Americas, Inc. Apparatus for recording information about an ink cartridge
EP1074390A1 (en) * 1999-08-03 2001-02-07 Domino Printing Sciences Plc Liquid level sensor
US6312083B1 (en) * 1999-12-20 2001-11-06 Xerox Corporation Printhead assembly with ink monitoring system
US7212300B2 (en) * 2000-04-06 2007-05-01 Illinois Tool Works, Inc. Printing systems accessible from remote locations
DE10036345B4 (de) * 2000-07-26 2005-07-07 Francotyp-Postalia Ag & Co. Kg Anordnung und Verfahren zur Datennachführung für Aufwärmzyklen von Tintenstrahldruckköpfen
US6972857B2 (en) * 2000-12-18 2005-12-06 Xerox Corporation Method and apparatus for controlling consumable use in an image-rendering device
US6457793B1 (en) 2001-04-03 2002-10-01 Hewlett-Packard Company Screen color for detecting ink level for foam based ink supplies
US6568780B2 (en) * 2001-04-30 2003-05-27 Hewlett-Packard Company Environmental factor detection system for inkjet printing
US6457801B1 (en) 2001-06-27 2002-10-01 Lexmark International, Inc. Method and apparatus for measuring ink dry time
US6467869B1 (en) 2001-07-13 2002-10-22 Xerox Corporation Economical ink cartridge identification
US6692121B2 (en) * 2001-08-08 2004-02-17 Heidelberger Druckmaschinen Ag Method for reducing rub-off from a toner image using a phase change composition with a rotary brush
TW561113B (en) * 2001-09-25 2003-11-11 Benq Corp Inkjet office machine capable of preventing misplacing inkjet cartridge and method thereof
US6578942B1 (en) * 2002-04-10 2003-06-17 Xerox Corporation Liquid crystal sensing of thermal ink jet head temperature
US7077506B2 (en) 2002-08-01 2006-07-18 Benq Corporation Identifiable inkjet cartridge and method of preventing misplacing inkjet cartridge in an inkjet apparatus
US20040070639A1 (en) * 2002-10-10 2004-04-15 Zerza Wendy L. Monitoring print performance
US20050012765A1 (en) * 2003-07-16 2005-01-20 Xerox Corporation System and method for marking material container identification
US20050095359A1 (en) 2003-10-31 2005-05-05 Nordson Corporation Hot melt adhesive system and method using machine readable information
US7210773B2 (en) * 2003-12-16 2007-05-01 Xerox Corporation Ink loader melt plate assembly
US7182448B2 (en) * 2003-12-30 2007-02-27 Xerox Corporation Adaptive power control of ink melt heaters for uniform ink melt rate
US7207668B2 (en) * 2004-03-22 2007-04-24 Xerox Corporation Ink supply container for high speed solid ink printers
US7569250B2 (en) * 2004-05-17 2009-08-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method, system, and apparatus for protective coating a flexible circuit
US7572051B2 (en) * 2004-11-15 2009-08-11 Palo Alto Research Center Incorporated Method and apparatus for calibrating a thermistor
US7458669B2 (en) * 2005-06-09 2008-12-02 Xerox Corporation Ink consumption determination
US7425061B2 (en) * 2005-06-09 2008-09-16 Xerox Corporation Ink consumption determination
US7591550B2 (en) * 2005-06-09 2009-09-22 Xerox Corporation Ink consumption determination
US7407276B2 (en) * 2005-06-09 2008-08-05 Xerox Corporation Ink level sensing
US7828424B2 (en) * 2006-05-19 2010-11-09 Xerox Corporation Heater and drip plate for ink loader melt assembly
US7631963B2 (en) * 2006-08-01 2009-12-15 Xerox Corporation Method of forming solid ink stick with coded mark
US7828423B2 (en) 2007-07-05 2010-11-09 Xerox Corporation Ink-jet printer using phase-change ink printing on a continuous web
US7980650B2 (en) 2007-08-08 2011-07-19 Xerox Corporation System and method for calibrating a printing system to compensate for sensor artifact using non-complementary illuminations of test patterns on an image substrate
US7845783B2 (en) 2008-07-23 2010-12-07 Xerox Corporation Pressure roller two-layer coating for phase-change ink-jet printer for direct on paper printing
US7896488B2 (en) * 2008-07-23 2011-03-01 Xerox Corporation Phase change ink imaging component having two-layer configuration
US7810922B2 (en) * 2008-07-23 2010-10-12 Xerox Corporation Phase change ink imaging component having conductive coating
US7874664B2 (en) * 2008-07-23 2011-01-25 Xerox Corporation Electrically conductive pressure roll surfaces for phase-change ink-jet printer for direct on paper printing
WO2010096614A1 (en) * 2009-02-19 2010-08-26 Black Dot Technology, Inc. Imaging module for hot melt wax ink jet printer
US8366237B2 (en) * 2009-03-24 2013-02-05 Xerox Corporation Print head maintenance system for an ink-jet printer using phase-change ink printing on a continuous web
US8317291B2 (en) * 2009-11-18 2012-11-27 Xerox Corporation System and method for attenuating rotating member contamination affecting uniformity measurements in an inkjet imaging device
CN109564126B (zh) 2016-07-21 2021-10-19 惠普发展公司,有限责任合伙企业 液体液位感测

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3143876A (en) * 1961-01-11 1964-08-11 Sun Oil Co Apparatus for determining melting point
JPS5584674A (en) * 1978-12-21 1980-06-26 Ricoh Co Ltd Ink jet plotter
JPS58162824A (ja) * 1982-03-23 1983-09-27 Toshiba Corp 温度センサ
US4607266A (en) * 1984-10-15 1986-08-19 Debonte William J Phase change ink jet with independent heating of jet and reservoir
US4667206A (en) * 1984-10-15 1987-05-19 Deyoung Thomas W Ink jet apparatus and method of operating the ink jet apparatus wherein phase change ink is supplied in solid-state form
US4593292A (en) * 1984-10-15 1986-06-03 Exxon Research And Engineering Co. Ink jet apparatus and method of operating ink jet apparatus employing phase change ink melted as needed
US4609924A (en) * 1984-10-15 1986-09-02 Exxon Printing Systems, Inc. Buffer reservoir for ink jet apparatus and method
JPS6221549A (ja) * 1985-07-23 1987-01-29 Ricoh Co Ltd インクカ−トリツジ内のインク残量検知装置
JPS62156963A (ja) * 1985-12-28 1987-07-11 Canon Inc 記録装置
JPS62156965A (ja) * 1985-12-29 1987-07-11 Toshiba Corp 記録装置
US5235350A (en) * 1990-01-22 1993-08-10 Dataproducts Corporation Pigmented semiconductive hot melt ink and ink jet apparatus employing same
JPH0531917A (ja) * 1991-08-02 1993-02-09 Brother Ind Ltd インク貯蔵装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5786191B2 (ja) * 2009-09-30 2015-09-30 イマジニアリング株式会社 温度感応体、光学式温度センサ、温度計測装置及び熱流束計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5406315A (en) 1995-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0691880A (ja) 高温溶融インク制御方法及びシステム
TWI232300B (en) Method of measuring the relative movement of a sheet sensor and a material sheet and an optical sheet sensor for performing the method
US20070115314A1 (en) Optical sensor, ink cartridge, and inkjet apparatus
JPH09174852A (ja) サーマルインクジェットプリンタ及び印刷ヘッド温度感知システム
US4375067A (en) Semiconductor laser device having a stabilized output beam
JPH05169644A (ja) インク供給装置
US6712461B2 (en) Ink jet printing system, ink container and method of preparing the same
TWI791088B (zh) 墨水盒、墨水測定系統及墨水測定方法
JP2000225698A (ja) タ―ンオンエネルギの光学的測定結果からインクジェットプリンタヘッドの動作エネルギを決定する方法及び装置
US7614716B2 (en) Apparatus discriminating type of recording medium and method of discriminating type of recording medium
JPH0843174A (ja) 検出装置、記録装置、容器、インクカートリッジ及び検出方法
JP3200304B2 (ja) タンク内の液体残量検知装置およびインクジェット記録装置
EP0200711B1 (en) Thermal transfer recording medium
US6116713A (en) Recording apparatus having temperature detecting element and a temperature detection correction method
JP2001047642A (ja) 液面センサ
EP1208988B1 (en) Ink jet printing system, ink container and method of preparing the same
JP2534987B2 (ja) 熱転写記録装置及び記録方法
JP2887258B2 (ja) サーマルインクジェットヘッド
JPH08295021A (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置
JPH0760994A (ja) インクジェット記録装置
JPH0661530A (ja) レーザ発光出力制御装置
JPH01285351A (ja) インクジェット記録装置
JPH10119281A (ja) 液体吐出ヘッド
JP2000185412A (ja) インクタンク及びそのインクタンクを用いた記録装置
JP2002127379A (ja) 記録装置