JPH069186Y2 - 軒樋の支持構造並びに軒樋 - Google Patents

軒樋の支持構造並びに軒樋

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JPH069186Y2
JPH069186Y2 JP6089388U JP6089388U JPH069186Y2 JP H069186 Y2 JPH069186 Y2 JP H069186Y2 JP 6089388 U JP6089388 U JP 6089388U JP 6089388 U JP6089388 U JP 6089388U JP H069186 Y2 JPH069186 Y2 JP H069186Y2
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研造 杉本
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、支持具によって軒樋を吊り下げ状態で支持す
る支持構造に関するもので、軒樋の支持構造並びに軒樋
及びその支持具に関する。
(従来の技術) 従来、軒樋の支持構造としては、例えば、実開昭62−
38332号公報等に記載されているようなものが知ら
れている。
この従来構造は、前側耳部が下板部と外側板部と上板部
と、該上板部から垂下された係止片とで溝形断面に形成
されている軒樋を、取付杆と支持腕杆とを備えた支持具
によって吊り下げ状態で支持するもので、前記支持具に
は、支持腕杆の前端支持片と押え片とが立ち上げられ、
これらの支持片と押え片とが、前側耳部の肉厚とほぼ等
しい間隙を介して配設されていた。尚、前記支持片は、
支持腕杆の水平な先端部から鋭角に立ち上げられてお
り、また一方の押え片は後向きに湾曲して形成されてい
る。
従って、前側耳部は、先端の係止片が支持片と押え片と
で挾着され、上板部と下板部とがそれぞれ係止片の上端
と下端とに圧接状態となって支持される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来構造にあっては、支持片
と押え片間の間隙が、軒樋の肉厚程の僅かなものであっ
たために、軒樋の前側耳部の係止片をその間隙に押し込
む作業は、間隙と係止片との位置関係を確認しながらの
目視作業でなければ困難なものであった。即ち、軒樋の
取付位置が目の届かない高所である場合には、この押し
込み作業を手探りで行わなければなわず、極めて困難で
あった。
また、軒樋は、前側耳部の係止片を支持片と押え片の間
に押し込んだ後、下板部に支持片が載るように下板部を
支持片の下側に回し込むものであるが、支持片が鋭角に
立ち上げられているので、支持片の鋭角部分が引っ掛か
り易くスムーズに回し込み難いという問題点があった。
本考案は、上述のような問題点を解決し、軒樋の取付作
業が良好であり、かつ取付強度も高い軒樋の支持構造並
びに軒樋を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述のような課題を解決することを目的とし
てなされたもので、この目的達成のために、本考案で
は、前後側壁の上端にそれぞれ耳部を有し、前側耳部
が、下板部と外側板部と上板部と、該上板部から垂下さ
れた係止片とで溝形断面に形成されている軒樋を、被固
定面に沿って取り付けられる取付部と、該取付部の前方
に突設されている支持腕部とを備えた支持具により吊り
下げ状態で支持する軒樋の支持構造であって、軒樋は、
前側耳部の係止片が、下板部と外側板部と上板部とで囲
まれた溝部のほぼ2分の1の高さに形成され、前記溝部
に下板部と上板部とを連結する第1リブが設けられると
共に、前側耳部の下側に下板部と前側側壁とを連結する
第2リブが設けられ、一方、支持具は、支持腕部の水平
な先端部から直角に支持片が立ち上げられており、該支
持片が、下板部と上板部に圧接すると共に係止片に係合
した状態で溝部に挿入されて前側耳部を支持している構
造とした。
(作用) まず、支持具は、取付部で被固定面に固定される。尚、
支持具は、被固定面に対し、一定間隔を置いて複数個固
定される。
次に、支持具に本考案の軒樋を取り付けるにあたって
は、前側耳部の係止片を支持具の支持片に係合させ、前
側耳部の下板部に支持片が載るように下板部を支持片の
下側に回し込む。支持片は支持腕部の先端から直角に立
ち上げられているので、下板部の上面に沿って引っ掛か
ることなく滑り込む。このように前側耳部の溝部に挿入
された支持片は、上端及び下端がそれぞれ前側耳部の上
板部及び下板部に圧接する。
また、前側耳部は係止片が溝部のほぼ2分の1の高さに
形成されているので、係止片を支持片に係合させる際も
大きな抵抗を受けずにスムーズに係合できる。
また、軒樋の前側耳部は、下板部と上板部とを連結する
第1リブが設けられていることで開口が拡がるのが防止
され、かつ、下板部と前側側壁とを連結する第2リブが
設けられていることで下板部が後傾するのが防止されて
いる。即ち、この軒樋にあっては、支持具の支持片に対
する上板部と下板部の圧接状態を保持し、高い取付強度
を維持することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第3図により詳述す
る。
まず、本実施例の軒樋Aについて説明する。本実施例の
軒樋Aは、第1図に示すように、平坦な底壁(図示省
略)の両側に、やや外方に傾斜して側壁1,2が立設さ
れている。尚、この軒樋Aは、硬質塩化ビニル樹脂等の
合成樹脂により押出成形すると構造が容易となり望まし
い。
また、取付状態で建築物の軒先側に配置される前側側壁
1は、建築物の壁側に配置される後側側壁2よりも僅か
に高く形成されており、両側壁1,2の上端それぞれに
は、前側耳部3と後側耳部4が側壁1,2より外側に突
出して形成されている。
前記前側耳部3は、前側側壁3の上端から外方に延設さ
れた下板部31と、該下板部31の先端から立ち上げら
れた外側板部32と、該外側板部32の上端から内方に
延設された上板部33と、該上板部33の先端から垂下
された係止片34とで内方に開口する溝形断面に形成さ
れている。
尚、前記係止片34は、下板部31と外側板部32と上
板部33とで囲まれて形成される溝部35のほぼ2分の
1の高さに形成されている。
また、前記溝部35には、下板部31と上板部33とを
連結する断面I形のI形リブ36が長手方向全長に亘っ
て設けられ、また、前側耳部3の下側には、下板部31
と前側側壁3とを連結する断面L形のL形リブ37が長
手方向全長に亘って設けられている。
更に前記上板部33は、僅かに後傾して形成されてお
り、それにより溝部35は開口側より奥側が広く形成さ
れている。
また、一方前記後側耳部4は、中空状の閉塞断面に形成
されている。
本実施例の支持具Bは、第1図に示すように、被固定面
に沿って固定される取付杆5と、軒樋Aを支持する支持
腕杆6とで構成されている。前記取付杆5は、垂直板部
51とその上端から前方に折曲された水平板部52とを
備えており、前記支持腕杆6は、そのほぼ中央位置で前
記水平板部52の前端に固定され、前記水平板部52と
同軸方向に設けられている。
尚、これら取付杆5と支持腕杆6とは、ステンレス等の
金属板をプレス成形して形成され、溶接等で固着されて
いる。
前記支持腕杆6は、左右両側部が上方へ垂直に立ち上げ
られて、上下、左右方向のしなりが小さくなるように補
強されている。また、この支持腕杆6の前端部には、垂
直に立ち上げられた前側支持片61が形成されている。
尚、この前側支持片61は、前記軒樋Aの前側耳部3に
形成されている溝部35の高さよりも低く形成され、か
つ、係止片34と下板部31間の開口高さよりも高く形
成されている。
更に、支持腕杆6の後端には、下向きに折曲された垂直
部621と、該垂直部621の下端から前方に折り返し
された折り返し部2から成る断面L字形の後側支持片6
2が設けられており、更に、前記支持腕杆6の下面には
バル片63が固着されている。このバネ片63は、先端
が前記折り返し部622の近傍位置で折り返し部622
と対向して形成されている。
次に、実施例の作用を説明する。
前記支持具Bを用いて軒樋Aを軒先に取り付けるにあた
っては、まず支持具Bを、取付杆5で釘打ち等の手段に
より被固定面に固定する。尚、支持具Bは、被固定面に
対し一定間隔を置いて複数個固定される。
次に、前記支持具Bに軒樋Aを取り付ける。まず、前側
支持片61の先端に前側耳部3の係止片34を係合さ
せ、その係合状態を保持したまま、前側耳部3の下板部
31に前側支持片61が載るように下板部31を前側支
持片61の下側に回し込む。このとき、前側支持片61
は支持腕杆6の先端から直角に立ち上げられているの
で、下板部31の上面に沿って引っ掛かることなく滑り
込む。
このように前側耳部3の溝部35に挿入された前側支持
片61は、その上端及び下端が、それぞれ前側耳部3の
上板部33及び下板部31に圧接される。
また、前側耳部3は係止片34が溝部35のほぼ2分の
1の高さに形成されているので、係止片34を前側支持
片61に係合させる際も大きな抵抗を受けずにスムーズ
に係合できる。
次に、後側耳部4を後側支持片62とバネ片63との間
に下方から押し込む。
後側耳部5は、バネ片63を弾性変形させながら押し込
むことができ、更に後側支持片62によって支持される
と共に、バネ片63によって前方への移動が規制され
る。
以上のようにして軒樋Aは支持具Bにより軒先に取り付
けられる。
軒樋Aの前側耳部3には、下板部31と上板部33とを
連結するI形リブ36が設けられているので、それによ
り開口が拡がるのが防止されており、かつ、下板部31
と前側側壁1とを連結するL形リブ37が設けられてい
るので、それにより下板部31が後傾するのが防止され
ている。即ち、この軒樋Aは、支持具Bの前側支持片6
1に対する上板部33と下板部31の圧接状態を保持
し、高い取付強度を維持することができる。
尚、下板部31と前側側壁1とを連結するリブは、L形
リブ37に換えて第4図に示すような傾斜リブ38を設
けても、同様に高い取付強度を維持することができる。
更に、支持状態において支持具Bの前側支持片61は軒
樋Aの内方に配設されて表面に露出しないため、軒樋A
の美観性を損なうといったこともない。
上述したように本実施例にあっては、軒樋Aの取付作業
が良好であると共に取付強度が高く、かつ外観的にも優
れた軒樋Aの支持構造並びに軒樋Aを提供することがで
きる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考
案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考
案に含まれる。
例えば、実施例では、取付部と支持腕部を別体に成形し
て成形後に結合させたが、始めから一体に成形してもよ
い。
また、支持腕杆の支持片にリブを設ける等により補強を
施すと更に支持強度が向上する。
更に、後側耳部の支持構造も実施例で示した構造に限ら
れない。
(考案の効果) 本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載す
る効果が得られる。
請求項1の軒樋の支持構造においては、軒樋が、第1補
強リブにより前側耳部の開口が拡がるのが防止されてい
ると共に、第2補強リブにより下板部が後傾するのが防
止されているので、支持具の支持片に対する上板部と下
板部の圧接状態を保持し、高い取付強度を確保できる。
また、前側耳部が係止片が溝部のほぼ2分の1の高さに
形成され、支持片が直角に立ち上げられているので、ス
ムーズな取り付けが可能になる。
請求項2の軒樋においては、第1補強リブにより前側耳
部の開口が拡がるのが防止することができると共に、第
2補強リブにより下板部が後傾するのを防止することが
できる。また、前側耳部の係止片が溝部のほぼ2分の1
の高さに形成されているので、支持片との係合がスムー
ズになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の軒樋の支持構造を示す側面図、
第2図及び第3図は実施例構造の要部を示す側面図、第
4図は、軒樋の他例を示す要部側面図である。 A……軒樋 1……前側側壁、2……後側側壁 3……前側耳部、4……後側耳部 31……下板部、32……外側板部 33……上板部、34……係止片 35……溝部 36……I形リブ(第1リブ) 37……L形リブ(第2リブ) B……支持具 5……取付杆(取付部) 6……支持腕杆(支持腕部) 61……前側支持片(支持片)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後側壁の上端にそれぞれ耳部を有し、前
    側耳部が、下板部と外側板部と上板部と、該上板部から
    垂下された係止片とで溝形断面に形成されている軒樋
    を、被固定面に沿って取り付けられる取付部と、該取付
    部の前方に突設されている支持腕部とを備えた支持具に
    より吊り下げ状態で支持する軒樋の支持構造であって、 軒樋は、前側耳部の係止片が、下板部と外側板部と上板
    部とで囲まれた溝部のほぼ2分の1の高さに形成され、
    前記溝部に下板部と上板部とを連結する第1リブが設け
    られると共に、前側耳部の下側に下板部と前側側壁とを
    連結する第2リブが設けられ、一方、支持具は、支持腕
    部の水平な先端部から直角に支持片が立ち上げられ、該
    支持片が、下板部と上板部に圧接すると共に係止片に係
    合した状態で溝部に挿入されていることを特徴とする軒
    樋の支持構造。
  2. 【請求項2】前後側壁の上端にそれぞれ耳部を有し、前
    側耳部が、下板部と外側板部と上板部と、該上板部から
    垂下された係止片とで溝形断面に形成され、該係止片
    が、前記下板部と外側板部と上板部とで囲まれた溝部の
    ほぼ2分の1の高さに形成され、該溝部に下板部と上板
    部とを連結する第1リブが設けられると共に、前側耳部
    の下側に下板部と前側側壁とを連結する第2リブが設け
    られていることを特徴とする軒樋。
JP6089388U 1988-05-09 1988-05-09 軒樋の支持構造並びに軒樋 Expired - Lifetime JPH069186Y2 (ja)

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JPH01163617U JPH01163617U (ja) 1989-11-15
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