JPH06916A - 貼付用ゴムチップシート及びその製造方法 - Google Patents

貼付用ゴムチップシート及びその製造方法

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JPH06916A
JPH06916A JP4159639A JP15963992A JPH06916A JP H06916 A JPH06916 A JP H06916A JP 4159639 A JP4159639 A JP 4159639A JP 15963992 A JP15963992 A JP 15963992A JP H06916 A JPH06916 A JP H06916A
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JP
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rubber chip
rubber
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binder
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JP4159639A
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Nobuhiko Tadokoro
信彦 田所
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 ゴムチップ4をバインダ5で固めてなるゴム
チップ層2に、粘着剤からなる粘着剤層1が積層一体化
されている貼付用ゴムチップシート。該貼付用ゴムチッ
プシートは、粘着シート上に、ゴムチップ4及びバイン
ダ5の混合物を散布した後、押圧して、前記粘着剤シー
ト上に前記ゴムチップ4及びバインダ5の混合物からな
るゴムチップ層2を形成し、該ゴムチップ層2を硬化さ
せることにより製造できる。 【効果】 貼付用ゴムチップシートは、基材に粘着剤層
を貼付して用いることができるので、クッション材とし
て種々の形状の基材に適用できる。また、粘着剤層とゴ
ムチップ層とが積層一体化しており、ゴムチップ層の剥
離を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブやバット
等のグリップ部、金属製のてすり、床、壁等の表面に貼
付される貼付用ゴムチップシート、及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブやバット等のグリップ、金
属製のてすり、床、壁等の表面には、グリップしたとき
や接触したとき、あるいは歩行時の感触を向上させるた
めに、クッション材が装着又は敷設されている。クッシ
ョン材としては、最近、強度、クッション性、及び透水
性の全てを満足し得るゴムチップ製のクッション材が用
いられるようになっている。
【0003】ゴムチップ製のクッション材とは、ゴムチ
ップ、すなわち古タイヤ等のゴム成形品の廃材をひじき
状や粒状に粉砕したもの、成形後に行うバフにより生じ
るゴム成形品粉末等をバインダで固めたもので、ゴムチ
ップ間の間隙がクッション性及び透水性を発揮する。こ
のようなクッション材は、一般に、グリップ部のように
所定形状を有したものに装着する場合には、グリップ部
等の型を組み込んだモールド内に、ゴムチップとバイン
ダとの混合物を仕込んで硬化させることにより製造され
る。また、床や壁面に敷設する場合には、ゴムチップと
バインダとの混合物を床面又は壁面にコータ等で塗布し
た後、硬化させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、グリップ部の
型を組み込んで硬化させる方法では、グリップ部の形状
が異なる度に型を作成する必要があるため、汎用性に欠
ける。一方、塗布後、硬化させる方法では、塗布作業が
手間取り、作業効率が悪い。また、ゴムチップ製クッシ
ョン材は、該クッション材を装着又は敷設しようとする
もの(例えば、グリップ部や床、壁などが挙げられ、以
下、これらを包含して基材という)に対して、接着剤あ
るいは粘着剤などを用いて、所定位置に留めている。と
ころが、基材との結合力を重視して接着剤又は粘着剤を
選択すると、クッション材たるゴムチップ層が接着材層
から剥離して剥がれる。あるいは、ゴムチップ層に対す
る結合力を重視して選択すると、基材と粘着剤層間で剥
離が生じ、クッション材がずれたりする。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、汎用性があり、かつ
作業効率の高いクッション材たるゴムチップシート及び
その製造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の貼付用ゴムチッ
プシートは、ゴムチップをバインダで固めてなるゴムチ
ップ層に、粘着剤からなる粘着剤層が積層一体化されて
いる。本発明の貼付用ゴムチップシートの製造方法は、
粘着シート上に、ゴムチップ及びバインダの混合物を散
布した後、押圧して、前記粘着剤シート上に前記ゴムチ
ップ及びバインダの混合物からなるゴムチップ層を形成
し、該ゴムチップ層を硬化させる。
【0007】
【作用】クッション材たるゴムチップ層と粘着剤層とが
積層一体化してなるので、基材に直接貼付できる。貼付
用ゴムチップシートは、基材の形状に応じて適宜切断除
去して使用するので、1種類のゴムチップシートを種々
の基材に用いることができる。また、ゴムチップ層と粘
着剤層とが積層一体化しているので、基材に対して粘着
力の高い粘着剤を用いて粘着剤層を構成すれば、基材と
のずれが生じにくい上に、ゴムチップ層が粘着剤層から
剥離することもない。
【0008】本発明の貼付用ゴムチップシートの製造方
法では、粘着シート上に散布されたゴムチップ及びバイ
ンダが、押圧されて、粘着剤シート中に一部分くい込
む。かかる状態で硬化させるので、ゴムチップ層と粘着
剤シートとが強固に積層一体化した貼付用ゴムチップシ
ートが製造される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明のゴムチップシートの構成を
示す断面図である。1は粘着剤層であり、該粘着剤層1
上にゴムチップ層2が積層している。ゴムチップ層2
は、多数のゴムチップ4をバインダ5で固めてなるもの
であり、バインダ5及びゴムチップ4の一部分が粘着剤
層1にくい込んだようになって、ゴムチップ層2と粘着
材層1とが強固に一体化された状態になっている。3は
離型紙である。
【0010】ゴムチップ層の厚みは、クッション材の用
途により異なるが、一般に約3〜20mm程度であり、
粘着剤層の厚みは30〜500μm程度である。粘着剤
層中に補強布が埋入されていてもよい。ゴムチップ層を
構成するゴムチップとしては、古タイヤ等のゴム成形品
の廃材をひじき状や粒状に粉砕したもの、成形後に行う
バフにより生じるゴム製粉末等で、その形状は特に限定
しないが、その大きさは、繊維状では長さが5〜30m
m程度が好ましい。繊維状のゴムチップの方が、ゴムチ
ップ層の空隙率の調整が容易であり、粘着剤層にくい込
んで、粘着剤層との結合力を高めることに寄与する。
【0011】バインダとしては、ウレタン系、エポキシ
系、ゴム系等のバインダが用いられる。バインダ量は、
バインダ/ゴムチップ(重量比)の値が10/100〜
20/100程度が好ましい。ゴムチップの充填量は、
所望のクッション性、透水性に応じて適宜選択すればよ
いが、一般に比重が0.4〜0.9となる程度が好まし
い。
【0012】粘着剤層を構成する粘着剤としては、基材
との接着力が高くなるように、基材の材質等により適宜
選択すればよいが、例えば、アクリル系、ゴム系などの
粘着剤が用いられる。以上のような構成を有するゴムチ
ップシートは、基材の形状に応じて切断して貼付、ある
いは基材に貼付後、余分な部分を切断等して用いるの
で、種々の形状を有する基材に適用でき、汎用性があ
る。また、基材への装着又は施工に際しても、基材に貼
付するだけでよいので、従来の時間を要していた作業、
すなわち粘着剤あるいはゴムチップ及びバインダの混合
物を基材に塗布する作業が省け、作業能率を高めること
ができる。さらに、装着又は施工後においても、ゴムチ
ップ層と粘着剤層とが積層一体化されているので、ゴム
チップ層と粘着剤層とが剥離して、ゴムチップ層が剥が
れるのを防止できる。
【0013】本発明の貼付用ゴムチップシートの製造方
法は、上記構成が得られる方法であれば特に限定しない
が、例えば、図5に示す装置を用いて容易に製造でき
る。次に、本発明の貼付用ゴムチップシートの製造方法
を、図5に基づいて説明する。離型紙12に粘着剤層1
1が積層した粘着剤シート10が供給ロール13に巻か
れている。供給ロール13から搬送用ロール14にて搬
送された粘着剤シート10の粘着剤層11表面に、ホッ
パー15に収容したバインダとゴムチップとの混合物
(バインダ混合ゴムチップ)16を散布する。バインダ
混合ゴムチップ16が散布された粘着剤シート(以下、
バインダ混合ゴムチップ積層シートという)17を、コ
ンベヤ18の搬送方向後端に設けたロール19と該ロー
ル19に対応して設けられた押さえロール20との間を
通過させる。これにより、粘着剤層11上にバインダ混
合ゴムチップからなる層16aが積層一体化されて、さ
らにコンベヤ18により乾燥ゾーン21に搬送される。
乾燥ゾーン21にて、バインダ混合ゴムチップ層16a
が硬化して、本発明の貼付用ゴムチップシート22が作
成される。作成されたゴムチップシート22は、巻取り
ロール23に巻き取られる。
【0014】このような製造方法では、散布されたバイ
ンダ混合ゴムチップ16が、ロール19と押さえロール
20との間を通過する際に、バインダ及びゴムチップの
一部分が粘着剤シート11中にくい込む。かかる状態で
硬化すると、作成されたゴムチップシート22におい
て、硬化後のゴムチップ層と粘着剤層とが、ゴムチップ
及びバインダの粘着剤層に対するアンカー効果により強
固に積層一体化されている。
【0015】
【発明の効果】本発明の貼付用ゴムチップシートは、基
材に粘着剤層を貼付して用いることができるので、1種
類の貼付用ゴムチップシートで、クッション材として種
々の形状の基材に適用でき、汎用性に優れている。しか
も、粘着剤層とゴムチップ層とが積層一体化しているの
で、ゴムチップ層が剥がれるのを防止できる。
【0016】本発明の製造方法によれば、ゴムチップ層
と粘着剤層とが強固に積層一体化した本発明の貼付用ゴ
ムシートを容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴムチップシートの構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の製造方法の一実施例を示す装置の模式
図である。
【符号の説明】
1 粘着剤層 2 ゴムチップ層 4 ゴムチップ 5 バインダ 10 粘着剤シート 11 粘着剤 16 バインダ混合ゴムチップ 16 バインダ混合ゴムチップ層 21 乾燥ゾーン 22 貼付用ゴムチップシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムチップをバインダで固めてなるゴム
    チップ層に、粘着剤からなる粘着剤層が積層一体化され
    ていることを特徴とする貼付用ゴムチップシート。
  2. 【請求項2】 粘着シート上に、ゴムチップ及びバイン
    ダの混合物を散布した後、押圧して、前記粘着剤シート
    上に前記ゴムチップ及びバインダの混合物からなるゴム
    チップ層を形成し、該ゴムチップ層を硬化させることを
    特徴とする貼付用ゴムチップシートの製造方法。
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