JPH0691563A - 直交2軸移動装置 - Google Patents

直交2軸移動装置

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Publication number
JPH0691563A
JPH0691563A JP14852291A JP14852291A JPH0691563A JP H0691563 A JPH0691563 A JP H0691563A JP 14852291 A JP14852291 A JP 14852291A JP 14852291 A JP14852291 A JP 14852291A JP H0691563 A JPH0691563 A JP H0691563A
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JP
Japan
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guide member
rollers
idle
orthogonal
rotatably supported
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14852291A
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Inventor
Yusaku Azuma
雄策 我妻
Hiroyuki Kigami
博之 木上
Yasuhiro Sawada
康宏 沢田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ハンドの水平方向の移動に伴い、後方に突出
する事がない様にし、作動領域とは反対側に物の配置を
可能とする直交2軸移動装置を提供する。 【構成】 第1の方向に沿つて延出する第1のガイド部
材20と、この第1のガイド部材に第1の方向に沿って
移動可能に取り付けられた第2のガイド部材30と、こ
の第2のガイド部材30に第1の方向と直交する第2の
方向に沿つて移動可能に取り付けられたスライド部材3
2と、第1のガイド部材20の一端に夫々回動自在に取
り付けられた第1及び第2の駆動ローラ38,40と、
これらの駆動ローラを夫々回転駆動するための第1及び
第2のモータ42,44と、スライド部材32に両端が
固定され、9つの回転自在なアイドルローラ50,5
2,56,58,60,62等と、第1及び第2の駆動
ローラ38,40とに掛け渡された連結ベルト72とを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、産業ロボツ
トのアームの構造に関し、互いに直交する2軸に沿つて
2本のアームを夫々移動させるための直交2軸移動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、互いに直交する2軸に沿つて
2本のアームを夫々移動させるための直交2軸移動装置
としては、例えば、本願出願と同一出願人により既に出
願された特願平01ー188913号(平成1年7月2
4日出願)に記載にされているように、ハンドが取り付
けられた水平アーム全体が水平方向に沿つて進退するよ
うに構成されている。
【0003】即ち、図11に前記先願に係わる従来の直
交2軸移動装置の構成が示されている。この従来構成に
ついて説明すると、符号100が垂直方向に沿つて延出
する一対のガイドシヤフトを示している。これらガイド
シヤフト100の上下両端に、固定ブロツク102,1
01が夫々固定され、下方の固定ブロツク101には、
モータ103により回転駆動される駆動ローラー105
が取り付けられ、また、上方の固定ブロツク102に
は、モータ104により回転駆動される駆動ローラー1
06が取付けられている。また、ガイドシヤフト100
には、ボールブツシユ109a,109bを介して、ス
ライドブロツク107が上下動自在に案内されている。
また、スライドブロツク107には、ボールブツシユ1
10a,110bを介して、上述したガイドシヤフト1
00と直交する方向に沿つて延出する一対のスライドシ
ヤフト108が、水平方向に沿つてスライド可能に取り
付けられている。
【0004】このスライドブロツク107には、4つの
アイドルローラ111a,111b,111c,111
dが回転自在に取り付けられ、また、スライドシヤフト
108の一端に取り付けられた固定ブロツク112に
は、1つのアイドルローラ113が回転自在に取り付け
られている。一方、スライドシヤフト108の他端に
は、ハンド取り付け部114が固定されている。そし
て、このハンド取り付け部114に両端を固着され、上
述した駆動ローラ105,106と、5つのアイドルロ
ーラ111a,111b,111c,111d,113
とには、図示する様に連結ベルト115が掛け渡されて
いる。このようにして、2つのモータ103,104の
回転により、ハンド取り付け部114は、上下方向、水
平方向に夫々沿つて移動可能となる。
【0005】図12は、図11に示した従来の直交2軸
移動装置を用いて、円筒形のロボツトとしたときの構成
を示している。符号116は、固定ブロツク101に接
続され、全体構成を垂直軸線回りに回転駆動させる回転
機構を示している。また、ハンド取り付け部114に
は、図示しない部品をクランプ等して移動・組付作業等
を行なうためのハンド117が着脱自在に取り付けられ
ている。図11の様に構成することにより、ハンド11
7を空間内の任意の位置へ移動させることが可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような従来の直交2軸移動装置においては、水平方向
のハンドが取付いているアームとして規定されるスライ
ドシヤフト108が水平方向に沿つて進退する様に作動
するため、特にハンドの取付いていない一端側部分がハ
ンドを引込める動作に伴い、後方に大きく突出する事に
なる。この結果、ハンド117により部品を把持する領
域の、直交2軸移動機構よりも後方には、スライドシヤ
フト108の後方への突出動作を阻害しない様にするた
めに、物を配置できないという欠点があった。またハン
ド117にエア等を供給する為、配管等を先端までもつ
ていくのに、この水平のスライドシヤフト108が邪魔
になるという欠点もあった。
【0007】また、スライドブロック107とスライド
シャフト108とを組み合わせたもの全体を、ガイドシ
ャフト100に対して上下させているため、これらの重
量物を駆動するために大きな出力のモータが必要になる
という問題点もあった。また、水平方向に延出したスラ
イドシャフト108に対してハンド117は固定されて
いるため、ハンド117を昇降させて部品を取りに行く
時には、スライドシャフト108全体も同時に上下す
る。そのため、周囲に障害物がある場所から部品を取り
出したり、あるいは周囲に障害物がある場所に部品を供
給したりすることが難しいという問題点もあった。
【0008】さらには、駆動用のモータ(特に先端部の
モータ104)が、固定ブロック101から離れた位置
にあるため配線が大変であるという問題点もあった。こ
の発明は上述した課題に鑑みなされたもので、この発明
の主たる目的は、ハンドの水平方向の移動に伴い、後方
に突出する事がない様にし、作動領域とは反対側に物の
配置を可能とする直交2軸移動装置を提供する事であ
る。
【0009】また、この発明の他の目的は、被駆動部分
の重量を小さくし、駆動用モータへの負荷を低減して、
使用するモータの小型化、ローコスト化及び低消費電力
化を可能とする直交2軸移動装置を提供することであ
る。また、この発明の他の目的は、周囲に障害物がある
場所から部品を取り出したり、周囲に障害物がある場所
に部品を供給したりすることを可能とする直交2軸移動
装置を提供することである。また、この発明の他の目的
は、駆動用のモータの配線を容易化することを可能とす
る直交2軸移動装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わる直交2軸移動装
置は、第1の方向に沿つて延出する第1のガイド部材
と、この第1のガイド部材に前記第1の方向に沿って移
動可能に取り付けられた第2のガイド部材と、この第2
のガイド部材に前記第1の方向と直交する第2の方向に
沿つて移動可能に取り付けられ、この第2の方向に延出
するスライド部材と、前記第1のガイド部材の一端に夫
々回動自在に取り付けられた第1及び第2の駆動ローラ
と、これら第1及び第2の駆動ローラを夫々回転駆動す
るための第1及び第2のモータと、前記第1のガイド部
材の両端に夫々2つずつ配置され、前記第1のガイド部
材に対して回転自在に支持された4つのアイドルローラ
と、前記第2のガイド部材に回転自在に支持された4つ
のアイドルローラと、前記スライド部材の一端に回転自
在に支持された1つのアイドルローラと、前記スライド
部材に両端が固定され、前記9つの回転自在なアイドル
ローラと、前記第1及び第2の駆動ローラとに掛け渡さ
れた連結ベルトとを具備することを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わる直交2軸移動装置
は、第1の方向に沿つて延出する第1のガイド部材と、
この第1のガイド部材に前記第1の方向に沿って移動可
能に取り付けられた第2のガイド部材と、この第2のガ
イド部材に前記第1の方向と直交する第2の方向に沿つ
て移動可能に取り付けられ、この第2の方向に延出する
スライド部材と、前記第1のガイド部材の一端に夫々回
動自在に取り付けられた第1及び第2の駆動ローラと、
これら第1及び第2の駆動ローラを夫々回転駆動するた
めの第1及び第2のモータと、前記第1のガイド部材の
一端に回転自在に支持された2つのアイドルローラと、
前記第2のガイド部材に回転自在に支持された4つのア
イドルローラと、前記スライド部材の一端に回転自在に
支持された1つのアイドルローラと、前記スライド部材
に両端が固定され、前記7つの回転自在なアイドルロー
ラと、前記第1及び第2の駆動ローラとに掛け渡された
連結ベルトとを具備することを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる直交2軸移動装置
は、第1の方向に沿つて延出する第1のガイド部材と、
この第1のガイド部材に前記第1の方向に沿って移動可
能に取り付けられた第2のガイド部材と、この第2のガ
イド部材に前記第1の方向と直交する第2の方向に沿つ
て移動可能に取り付けられ、この第2の方向に延出する
スライド部材と、前記第1のガイド部材の一端に夫々回
動自在に取り付けられた第1及び第2の駆動ローラと、
これら第1及び第2の駆動ローラを夫々回転駆動するた
めの第1及び第2のモータと、前記第1のガイド部材の
両端に夫々2つずつ配置され、前記第1のガイド部材に
対して回転自在に支持された4つのアイドルローラと、
前記第2のガイド部材に回転自在に支持された4つのア
イドルローラと、前記スライド部材の両端に夫々回転自
在に支持された2つのアイドルローラと、前記スライド
部材に支持された2つのアイドルローラの内の一方を、
通電状態においてロック状態とさせ、非通電状態におい
て回転自在とさせるブレーキ機構と、前記9つの回転自
在なアイドルローラと、前記ブレーキ機構により回転自
在の状態とロック状態とに切り替えられるアイドルロー
ラと、前記第1及び第2の駆動ローラとに掛け渡された
連結ベルトとを具備することを特徴としている。
【0013】
【作用】以上の様に構成されるこの発明に係わる直交2
軸移動装置によれば、第2のガイド部材及びスライド部
材が、その移動方向に直交する方向に延出し、移動方向
には小さくされているので、これらの部材の移動に伴う
デツトスペースが小さくて済む事になる。例えば、直交
座標のロボツトとして用いる場合、水平方向に延出する
第1のガイド部材の水平方向の長さ内で第2のガイド部
材が移動し、第1のガイド部材から突出しないので、第
1のガイド部材の延出していない側に、物を配置するこ
とが可能となる。また円筒ロボツトとして用いる場合、
たとえば第1のガイド部材の回転の角度を規制して動作
領域を制限すれば、第1のガイド部材の直後方に物を配
置することも可能となる。
【0014】また、スライド部材の第2の方向への延出
長さを、このスライド部材のストロークよりも長くし
て、スライド部材の第2の方向への移動ストロークを、
スライド部材自身に受け持たせることにより、第1のガ
イド部材から、このスライド部材のハンドが取り付けら
れている側の端部を任意に突出させることができるの
で、周囲に障害物のある場所への部品供給等が可能とな
る。
【0015】また、第1のガイド部材を水平方向に沿っ
て延出させ、スライド部材を垂直方向に沿って延出させ
た場合には、スライド部材のみが上下方向に移動するこ
とになり、上下方向に移動させる重量が軽減され、モー
タにかかる負荷を低減することができるので、モータの
小型化、ローコスト化及び低消費電力化を図ることがで
きる。また、2つの駆動モータを第1のガイド部材の一
端に寄せて配設しているので、配線を長く伸ばす必要が
なく、配線の容易化を図ることができる。
【0016】
【実施例】以下に、この発明に係わる直交2軸移動装置
14の一実施例の構成を、添付図面の図1乃至図8を参
照して、詳細に説明する。図1はこの発明の直交2軸移
動装置を円筒形ロボツトに適用した場合の一実施例の構
成を示している。この円筒形ロボツト10は、図示しな
いエンコーダ付サーボモータと減速機とにより構成され
た回転駆動部12と、この回転駆動部12により垂直軸
線回りに回転駆動される直交2軸移動装置14と、この
直交2軸移動装置14により上下方向、水平方向に夫々
沿つて移動可能に支持され、図示しない部品の所定のク
ランプ動作を実行するハンド16とを概略備えている。
尚、上述した回転駆動部12は、直交2軸移動装置14
全体を回転駆動し、任意の位置で停止可能に構成されて
いる。
【0017】次に、図1及び図2を参照して、この発明
の特徴となる直交2軸移動装置14の構成を説明する。
この一実施例の直交2軸移動装置14は、回転駆動部1
2に直接連結され、垂直軸線回りに回動駆動される第1
のガイド部材20を備えている。この第1のガイド部材
20は、第1の方向としての水平方向に沿つて延出した
略長板状部材から構成されている。この第1のガイド部
材20の表面には、1本のスライドレール22が、水平
方向に沿つて延出した状態で取り付けられている。この
スライドレール22には、スライドベアリング24を介
してスライドブロツク26が水平方向に沿つてスライド
自在に支持されている。このスライドブロツク26に
は、上下2つの円柱状の取り付け部材28を介して、第
2のガイド部材としてのボールスプライン30がその中
心軸線を垂直方向に沿わせた状態で取り付けられてい
る。そして、このボールスプライン30には、スライド
シャフト32が垂直方向に延出した状態で、垂直方向に
沿ってスライド可能に装着されている。
【0018】スライドシャフト32の下端には、このス
ライドシャフト32に対して垂直線に沿う回転軸回りに
回転する回転体36を有する回転機構34が取り付けら
れている。回転体36の下端には、ハンド16が垂直線
に略直交する平面内で開閉可能に取り付けられている。
この様な構成により、ハンド16は、上下方向、水平方
向、及び回転駆動部12の回転軸線回りの3つの自由度
の組み合わせで、3次元空間内の任意の位置へ移動する
ことができる。また、ハンド16は、回転機構34によ
り水平面内で回転可能であるので、第1のガイド部材2
0が回転駆動部12の回転軸線回りに回転した時に、そ
の回転角に応じて部品の姿勢を修正することができる。
【0019】また、第1のガイド部材20の一端部の表
面には、すなわち、回転駆動部12に連結された側の一
端部の表面には、互いに同径になされた第1及び第2の
駆動ローラ38,40が水平線上に並んだ状態で回動自
在に軸支されている。そして、第1のガイド部材20の
裏面には、これら第1及び第2の駆動ローラ38,40
を夫々回転駆動するための第1及び第2のサーボモータ
42,44が取り付けられており、夫々の図示しない出
力軸が対応する第1及び第2の駆動ローラ38,40に
連結されている。これら第1及び第2のサーボモータ4
2,44の夫々の出力軸には、夫々の駆動ローラ38,
40の回転駆動量を検出するために、ロータリエンコー
ダ46,48が接続されている。これらロータリエンコ
ーダ46,48は、図3に示すように、制御ユニツト5
4に接続されており、公知のフィードバツク制御によ
り、第1及び第2のサーボモータ42,44の各々の速
度及び回転角の制御が実行される。
【0020】また、第1のガイド部材20の一端部(回
転駆動部12に連結された側の端部)の表面には、第1
の駆動ローラ38よりも図中左方に偏倚した垂直線上に
並ぶと共に、一方が第1の駆動ローラ38よりも上方
に、他方が第1の駆動ローラ38よりも下方に偏倚し、
上下方向に第1の距離d1だけ離間した第1及び第2の
アイドルローラ50,52が夫々回転可能に軸支されて
いる。また、第1のガイド部材20の他端部の表面に
は、同一垂直線上で上下に第2の距離d2だけ離間した
状態で、第3及び第4のアイドルローラ56,58が回
転可能に軸支されている。すなわち、第1のガイド部材
20の両端部には、2個の駆動ローラと4個のアイドル
ローラが回転可能に取り付けられている。
【0021】一方、スライドブロック26の表面には、
上下方向に離間した2本の水平線と、水平方向に離間し
た2本の垂直線との4つの交点上に夫々の回転軸を位置
させた状態で、第5,第6,第7,第8の4個のアイド
ルローラ60,62,64,66が回転自在に軸支され
ている。またスライドシャフト32の上端に取り付けら
れた固定ブロック68には、第9のアイドルローラ70
が回転自在に取り付けられており、この第9のアイドル
ローラ70の回転軸の水平方向位置は、第5及び第7の
アイドルローラ60,64の中間位置となる様に設定さ
れている。
【0022】ここで、この一実施例においては、第1及
び第2の駆動ローラ38,40と、第1乃至第9のアイ
ドルローラ50,52,56,58,60,62,6
4,66,70とは、同径に形成されているが、別段、
同径である事に限定されるものではない。そして、上述
した第1の距離d1は、第1の駆動ローラ38の直径と
丁度同じ長さに設定されている。また、上述した第2の
距離d2は、第2の駆動ローラ40の直径と丁度同じ長
さに設定されている。さらに、第5及び第7のアイドル
ローラ60,64の間の距離(第6及び第8のアイドル
ローラ62,66の間の距離)は、第9のアイドルロー
ラの直径と丁度同じ長さに設定されている。
【0023】また、第1及び第3のアイドルローラ5
0,56の図中上側で水平方向に沿つて延出する夫々の
接線と夫々の外周下縁が接する様に第5及び第7のアイ
ドルローラ60,64が夫々位置決めされており、ま
た、第2及び第4のアイドルローラ52,58の図中下
側で水平方向に沿つて延出する夫々の接線と夫々の外周
上縁が接する様に第6及び第8のアイドルローラ62,
66が夫々位置決めされている。
【0024】更に、スライドシャフト32の下端には、
第6のアイドルローラ62の右側で垂直方向に沿つて延
出する接線が接する面を左端面として備え、第8のアイ
ドルローラ66の左側で垂直方向に沿つて延出する接線
が接する面を右端面として備えたタイミングベルト72
の固定部71が固着されている。
【0025】ここで、上述した駆動ローラ38,40
と、第1乃至第9のアイドルローラ50,52,56,
58,60,62,64,66,70とには、以下に説
明する様にして1本のタイミングベルト72が掛け渡さ
れている。即ち、このタイミングベルト72の一端は、
固定部71の左端面に固定され、第6のアイドルローラ
62の外周にその外側面が係合した状態で掛け渡された
後、第2のアイドルローラ52の外周にその内側面が係
合した状態で掛け渡され、その後、第1の駆動ローラ3
8の外周にその外側面が係合した状態で掛け渡され、そ
の後、第1のアイドルローラ50の外周にその内側面が
係合した状態で掛け渡され、その後、第5のアイドルロ
ーラ60の外周にその外側面が係合した状態で掛け渡さ
れ、その後、第9のアイドルローラ70の外周にその内
側面が係合した状態で掛け渡され、その後、第7のアイ
ドルローラ64の外周にその外側面が係合した状態で掛
け渡され、その後、第3のアイドルローラ56の外周に
その内側面が係合した状態で掛け渡され、その後、第2
の駆動ローラ40の外周にその外側面が係合した状態で
掛け渡され、その後、第4のアイドルローラ58の外周
にその内側面が係合した状態で掛け渡され、その後、第
8のアイドルローラ66の外周にその外側面が係合した
状態で掛け渡され、最後に、固定部71の右端面に、そ
の他端が固定されている。
【0026】尚、このタイミングベルト72は、その外
側面に多数の歯が形成されており、その内側面は平坦に
形成されている。そして、このタイミングベルト72の
外側面が係合する第1及び第2の駆動ローラ38,40
と、第5乃至第8のアイドルローラ60,62,64,
66とは、これの歯と噛合する歯を外周に有する歯付ロ
ーラから構成されている。また、このタイミングベルト
72の内側面が係合する第1乃至第4のアイドルローラ
50,52,56,58及び第9のアイドルローラ70
は、スムーズな外周面を有する円筒状ローラから構成さ
れている。
【0027】ここで、図3に示す様に、制御ユニツト5
4には、テイーチングされたハンド16の移動手順を記
憶しておくテイーチング手順記憶部74と、ハンド16
の移動手順を例えばキーボード等を介してテイーチング
させるためのキーボード入力部76と、ハンド16の移
動手順を入力部76を介してテイーチングするキーボー
ド入力モードかハンド16を直接手動により移動させて
移動手順をダイレクト入力するダイレクト入力モードか
を切り換える入力モード切り換えスイツチ78とが接続
されている。即ち、この記憶部74には、切り換えスイ
ツチ78によりキーボード入力モードが設定されると、
キーボード入力部76を介して設定された移動手順が、
テイーチング手順記憶部74に記憶され、ダイレクト入
力モードが設定されると、手動により移動されたハンド
16の位置が、第1及び第2のロータリエンコーダ4
6,48からの出力情報が変換された状態で、直接にテ
イーチング手順記憶部74に記憶されることとなる。
【0028】次に、図4乃至図7を参照して、上述した
構成の直交2軸移動装置14におけるハンド16の移動
動作について説明する。まず、図4に示す様に、第1及
び第2のサーボモータ42,44により第1及び第2の
駆動ローラ38,40を共に同期した状態で同じ量だけ
時計方向に回転させる。この結果、第1のアイドルロー
ラ50と第5のアイドルローラ60との間に位置するタ
イミングベルト72の部分、及び、第2のアイドルロー
ラ52と第6のアイドルローラ62との間に位置するタ
イミングベルト72の部分が、共に、その長さを同じ量
だけ長くする様に変化し、且つ、第3のアイドルローラ
56と第7のアイドルローラ64との間に位置するタイ
ミングベルト72の部分、及び、第4のアイドルローラ
58と第8のアイドルローラ66との間に位置するタイ
ミングベルト72の部分が、共にその長さを同じ量だけ
短くする様に変化する事となる。従つて、スライドシャ
フト32は、上下方向に沿つて何ら移動することなく、
スライドブロツク26のみが、水平方向に沿つて、図中
右方に向けて送り出される事となる。
【0029】次に、図5に示す様に、第1及び第2のサ
ーボモータ42,44により第1及び第2の駆動ローラ
38,40を共に同期した状態で同じ量だけ反時計方向
に回転させる。この結果、第1のアイドルローラ50と
第5のアイドルローラ60との間に位置するタイミング
ベルト72の部分、及び、第2のアイドルローラ52と
第6のアイドルローラ62との間に位置するタイミング
ベルト72の部分が、共に、その長さを同じ量だけ短く
する様に変化し、且つ、第3のアイドルローラ56と第
7のアイドルローラ64との間に位置するタイミングベ
ルト72の部分、及び、第4のアイドルローラ58と第
8のアイドルローラ66との間に位置するタイミングベ
ルト72の部分が、共にその長さを同じ量だけ長くする
様に変化する事となる。従つて、スライドシャフト32
は、上下方向に沿つて何ら移動することなく、スライド
ブロツク26のみが、水平方向に沿つて、図中左方に向
けて送り出される事となる。
【0030】また、図6に示す様に、第1のサーボモー
タ42により第1の駆動ローラ38を反時計方向に回転
させると同時に、これと同期して同じ量だけ第2のサー
ボモータ44により第2の駆動ローラ40を時計方向に
回転させる。この結果、第5のアイドルローラ60と第
9のアイドルローラ70との間に位置するタイミングベ
ルト72の部分、及び、第7のアイドルローラ64と第
9のアイドルローラ70との間に位置するタイミングベ
ルト72の部分が、共に、その長さを同じ量だけ長くす
る様に変化し、且つ、第6のアイドルローラ62と固定
部71との間に位置するタイミングベルト72の部分、
及び、第8のアイドルローラ66と固定部71との間に
位置するタイミングベルト72の部分が、共にその長さ
を同じ量だけ短くする様に変化する事となる。従つて、
スライドブロツク26は、左右方向に沿つて何ら移動す
ることなく、スライドシャフト32のみが、図中上方に
向けて送り出される事となる。
【0031】そして、図7に示す様に、第1のサーボモ
ータ42により第1の駆動ローラ38を時計方向に回転
させると同時に、これと同期して同じ量だけ第2のサー
ボモータ44により第2の駆動ローラ40を反時計方向
に回転させる。この結果、第5のアイドルローラ60と
第9のアイドルローラ70との間に位置するタイミング
ベルト72の部分、及び、第7のアイドルローラ64と
第9のアイドルローラ70との間に位置するタイミング
ベルト72の部分が、共に、その長さを同じ量だけ短く
する様に変化し、且つ、第6のアイドルローラ62と固
定部71との間に位置するタイミングベルト72の部
分、及び、第8のアイドルローラ66と固定部71との
間に位置するタイミングベルト72の部分が、共にその
長さを同じ量だけ長くする様に変化する事となる。従つ
て、スライドブロツク26は、左右方向に沿つて何ら移
動することなく、スライドシャフト32のみが、図中下
方に向けて送り出される事となる。
【0032】以上説明したように、この一実施例の直交
2軸移動装置14は、2つのサーボモータ42,44を
互いに同期させて同じ回転方向に回転させると、第2の
ガイド部材としてのボールスプライン30(スライドブ
ロック26)が2つのサーボモータ42,44のトルク
を合体させた状態で左右方向に沿つて移動させられる事
となる。また、2つのサーボモータ42,44を互いに
同期させて互いに異なる回転方向に回転させると、ボー
ルスプライン30(スライドブロック26)自身は左右
方向に停止した状態で、スライドブロック26に対し
て、スライドシャフト32のみが2つのサーボモータ4
2,44のトルクを合体させた状態で上下方向に沿つて
移動させられる事となる。
【0033】ここで、この一実施例においては、上述し
た第6のアイドルローラ62及び第8のアイドルローラ
66には、これらの回転を係止するためのブレーキ機構
80が連結されている。このブレーキ機構80の連結状
態は、図8に示されるようになされている。このブレー
キ機構80の連結状態は、第6のアイドルローラ62及
び第8のアイドルローラ66に対して全く同様であるの
で、代表として第6のアイドルローラ62に対するブレ
ーキ機構80の連結状態について説明する。
【0034】第6のアイドルローラ62は、スライドブ
ロック26に形成された透孔26aを貫通し、一対のベ
アリング82a,82bにより回転自在に支持された支
軸62aと、この支軸62aの先端に同軸に固定され、
タイミングベルト72の外周面が掛け渡されるローラ本
体部62bとから構成されている。この支軸62aの後
端、即ち、スライドブロツク26の裏面側に突出した端
部に、このブレーキ機構80が連結されている。このブ
レーキ機構80は、これへの通電停止に伴いブレーキが
作動し、第6のアイドルローラ62を回転不能にすると
共に、これへの通電に伴いブレーキを解除する様に構成
されており、図3に示す様に、その動作状態を制御ユニ
ツト54により制御される様に制御ユニツト54に接続
されている。
【0035】このように、ブレーキ機構80を介して第
6のアイドルローラ62及び第8のアイドルローラ66
をロツクすることにより、スライドブロツク26は外力
により水平方向に沿つて移動可能となるが、スライドシ
ャフト32は上下方向に沿つて移動不可能となる。従つ
て、図1に示す様に、円筒ロボツト10に一実施例の直
交2軸移動装置14を適用した状態において、例えば、
停電やその日の作業が終了して、ブレーキ機構80への
通電が遮断された場合でも、重力に対しての移動方向で
あるスライドシャフト32は落下せず、通電停止に対す
る安全性が担保される事となる。
【0036】一方、上述した切り換えスイツチ78によ
りダイレクトテイーチングモードが設定された状態にお
いて、第1及び第2のサーボモータ42,44への電源
を落とし、ロータリエンコーダ46,48への電源を落
とさず、ブレーキ機構80への通電と停止して従動ロー
ラ68の回転を不能にすることで、スライドブロツク2
6を、従つて、これにボールブッシュ30とスライドシ
ャフト32とを順次介して取り付けられたハンド16を
手動により水平方向に沿つて移動することができる事と
なる。このようにして、ダイレクトテイーチング動作で
ハンド16を水平方向に沿つて移動させる事が、非常に
簡単に実行され得る事となる。尚、ダイレクトテイーチ
ング動作において、ハンド16を上下方向に沿つて移動
させなければならない場合には、ブレーキ機構80への
通電を再開させれば良い事は言うまでも無い。
【0037】
【他の実施例】この発明は、上述した一実施例の構成に
限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能である事は言うまでもない。例えば、上
述した一実施例においては、第6のアイドルローラ62
及び第8のアイドルローラ66には、共にブレーキ機構
80が接続されている様に説明したが、第6のアイドル
ローラ62または第8のアイドルローラ66のどちらか
一方にブレーキ機構80が接続されているだけでも、同
様の効果が得られる。
【0038】また、このブレーキ機構80に替えて、ま
たは、このブレーキ機構に付加した状態で、第1及び第
2のサーボモータ42,44に夫々の出力軸をロツクす
るためのブレーキ機構を夫々備える様に構成しても良
い。ここで、各ブレーキ機構は、これに電力が供給され
た際に、ブレーキ力を解除し、電力の供給が遮断された
際に、ブレーキ力が作用する様に構成されている。この
ように第1及び第2のサーボモータ42,44が夫々の
ブレーキ機構により、夫々の出力軸をロツクされる事に
より、スライドシャフト32は上下方向の移動を禁止さ
れると共に、スライドブロツク26の水平方向の移動を
も禁止される事となる。このように夫々のサーボモータ
42,44にブレーキ機構を取り付ける事により、通電
停止時におけるスライドシャフト32の落下が防止さ
れ、上述した一実施例においてブレーキ機構80を設け
た場合と同様に、停電時等の通電停止時の安全性が担保
される事になる。
【0039】また、第1及び第2のサーボモータ42,
44の夫々の出力軸をロックする様にした場合に、ダイ
レクトティーチングを行いたい場合には、図9に示した
様にスライドシャフト32に、固定部71の代わりに、
電力が供給されている時にはブレーキ力が作用し、電力
の供給が遮断された場合にはブレーキ力が解除される様
なブレーキ機構86(構造はブレーキ機構80と同様
で、通電時と通電停止時の動作を逆にした物)を備える
ローラ84を設ける様にすればよい。このようなローラ
84を設けることにより、電力の供給を停止した時に、
ハンド16を水平方向にのみ手動で移動させることが可
能となる。ただし、この時第1及び第2のサーボモータ
42,44はロック状態であるので、これらのサーボモ
ータのロータリーエンコーダ46,48では、ハンド1
6の水平方向の移動量を測定することが不可能になる。
そのため、このローラ84及び第5乃至第9のアイドル
ローラ60,62,64,66,70のうちの少なくと
もいずれか1つにロータリーエンコーダを取り付け、ハ
ンド16の移動量を測定する必要がある。
【0040】また、この変形例においては、一実施例と
同様にタイミングベルト72の外側面にのみ歯を形成
し、これの平坦な内側面が係合する第1乃至第4のアイ
ドルローラ50,52,56,58と、第9のアイドル
ローラ70と、ローラ84とを平坦な外周面を有するロ
ーラから形成される様に説明したが、タイミングベルト
72の内外両側面に夫々歯を形成し、これの歯付きの内
側面が係合する第1乃至第4のアイドルローラ50,5
2,56,58と、第9のアイドルローラ70と、ロー
ラ84とを歯付きローラから形成される様に構成しても
良い。このように構成する事により、ブレーキ機構81
によるローラ84の回転停止に伴うタイミングベルト7
2の停止動作が確実に実行され得る事となる。また、ロ
ーラ84の外周面にゴム等の摩擦係数が大きな部材を貼
着する事により、同様に、ブレーキ機構81によるタイ
ミングベルト72の停止動作が確実に実行され得る事と
なる。
【0041】また、上述した一実施例においては、直交
2軸移動装置14を円筒形ロボツト10に用いた例を説
明したが、この発明はこのような適用に限定されること
なく、例えば、第1のガイド部材20を固定した状態
で、2軸の直交ロボツトとしても用いることができる。
この時、スライドシャフト32が第1のガイド部材20
から水平方向に沿って延出する様に、この直交2軸移動
機構14を配置してもよい。また、上述した一実施例に
おいては、駆動力の伝達を歯付のタイミングベルト72
を介して行う様に説明したが、この発明はこのような構
成に限定されることなく歯の付いていないタイミングベ
ルトを利用しても良いし、また、その他チェーン、ワイ
ヤー、ロープ等で駆動力を伝達させる様にしても、なん
ら問題はない。
【0042】また、一実施例においては、第1及び第2
のアイドルローラ50,52を設ける様に説明したが、
図10に示した様に第1の駆動ローラ38の外形を第5
及び第6のアイドルローラ60,62の間隔と等しくし
て、この第1の駆動ローラ38の外周面に、タイミング
ベルト72の内側面を係合させるようにすれば、これら
の第1及び第2のアイドルローラ50,52を省略する
ことができる。この時両面に歯が形成されたタイミング
ベルトを使用し、第1の駆動ローラ38の外周面に歯を
形成することにより、第1の駆動ローラ38とタイミン
グベルトの滑りを防止することができる。更に、上述し
た一実施例においては、ハンド16を回転機構34によ
り垂直軸線回りに回動自在に取り付けるように説明した
が、このハンド16をスライドシャフト32に固定する
様にしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の直交2軸移
動装置によれば、第2のガイド部材及びスライド部材
が、その移動方向に直交する方向に延出し、移動方向に
は小さくされているので、これらの部材の移動に伴うデ
ツトスペースが小さくて済む事になる。例えば、直交座
標のロボツトとして用いる場合、水平方向に延出する第
1のガイド部材の水平方向の長さ内で第2のガイド部材
が移動し、第1のガイド部材から突出しないので、第1
のガイド部材の延出していない側に、物を配置すること
が可能となる。また円筒ロボツトとして用いる場合、た
とえば第1のガイド部材の回転の角度を規制して動作領
域を制限すれば、第1のガイド部材の直後方に物を配置
することも可能となる。
【0044】また、スライド部材の第2の方向への延出
長さを、このスライド部材のストロークよりも長くし
て、スライド部材の第2の方向への移動ストロークを、
スライド部材自身に受け持たせることにより、第1のガ
イド部材から、このスライド部材のハンドが取り付けら
れている側の端部を任意に突出させることができるの
で、周囲に障害物のある場所への部品供給等が可能とな
る。
【0045】また、第1のガイド部材を水平方向に沿っ
て延出させ、スライド部材を垂直方向に沿って延出させ
た場合には、スライド部材のみが上下方向に移動するこ
とになり、上下方向に移動させる重量が軽減され、モー
タにかかる負荷を低減することができるので、モータの
小型化、ローコスト化及び低消費電力化を図ることがで
きる。また、2つの駆動モータを第1のガイド部材の一
端に寄せて配設しているので、配線を長く伸ばす必要が
なく、配線の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係わる直交2軸移動装置の
一実施例の構成が適用される円筒形ロボツトの構成を示
す正面図である。
【図2】図2は、直交2軸移動装置の一実施例の構成を
取り出して示す斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す円筒状ロボツトにおける制
御系の構成を概略的に示すブロツク図である。
【図4】図4は、スライドブロツクのみを図中右方に移
動させる状態を示す正面図である。
【図5】図5は、スライドブロツクのみを図中左方に移
動させる状態を示す正面図である。
【図6】図6は、スライドシャフトのみを図中下方に移
動させる状態を示す正面図である。
【図7】図7は、スライドシャフトのみを図中上方に移
動させる状態を示す正面図である。
【図8】図8は、第6のアイドルローラへのブレーキ機
構の取り付け状態を示す断面図である。
【図9】図9は、固定部の代わりにローラを取り付けた
変形例を示す図である。
【図10】図10は、第1の駆動ローラを大径として第
1及び第2のアイドルローラを省略した変形例を示した
図である。
【図11】図11は、従来の直交2軸移動装置の構成を
示す斜視図である。
【図12】図12は、従来の直交2軸移動装置を円筒形
ロボツトに適用した場合を示す正面図である。
【符号の説明】
10 円筒形ロボツト、 12 回転駆動部、 14 直交2軸移動装置、 16 ハンド、 20 第1のガイド部材、 22 スライドレール、 24 スライドベアリング、 26 スライドブロック、 28 取り付け部材、 30 ボールスプライン、 32 スライドシャフト、 34 回転機構、 36 回転体、 38 第1の駆動ローラ、 40 第2の駆動ローラ、 42 第1のサーボモータ、 44 第2のサーボモータ、 46 第1のロータリエンコーダ、 48 第2のロータリエンコーダ、 50 第1のアイドルローラ、 52 第2のアイドルローラ、 54 制御ユニツト、 56 第3のアイドルローラ、 58 第4のアイドルローラ、 60 第5のアイドルローラ、 62 第6のアイドルローラ、 64 第7のアイドルローラ、 66 第8のアイドルローラ、 68 固定ブロック、 70 第9のアイドルローラ、 71 固定部、 72 タイミングベルト、 74 テイーチング手順記憶部、 76 キーボード入力部、 78 切り換えスイツチ、 80 ブレーキ機構、 82a;82b ベアリング、 84 ローラ、そして 86 ブレーキ機構である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向に沿つて延出する第1のガイ
    ド部材と、 この第1のガイド部材に前記第1の方向に沿って移動可
    能に取り付けられた第2のガイド部材と、 この第2のガイド部材に前記第1の方向と直交する第2
    の方向に沿つて移動可能に取り付けられ、この第2の方
    向に延出するスライド部材と、 前記第1のガイド部材の一端に夫々回動自在に取り付け
    られた第1及び第2の駆動ローラと、 これら第1及び第2の駆動ローラを夫々回転駆動するた
    めの第1及び第2のモータと、 前記第1のガイド部材の両端に夫々2つずつ配置され、
    前記第1のガイド部材に対して回転自在に支持された4
    つのアイドルローラと、 前記第2のガイド部材に回転自在に支持された4つのア
    イドルローラと、 前記スライド部材の一端に回転自在に支持された1つの
    アイドルローラと、 前記スライド部材に両端が固定され、前記9つの回転自
    在なアイドルローラと、前記第1及び第2の駆動ローラ
    とに掛け渡された連結ベルトとを具備することを特徴と
    する直交2軸移動装置。
  2. 【請求項2】 前記スライド部材の前記第2の方向に沿
    う延出量は、このスライド部材の前記第2の方向に沿う
    移動ストロークよりも大きいことを特徴とする請求項1
    に記載の直交2軸移動装置。
  3. 【請求項3】 前記スライド部材の一端に取り付けら
    れ、前記第2の方向に沿う直線に略直交する平面内で開
    閉するハンドをさらに具備することを特徴とする請求項
    2に記載の直交2軸移動装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のガイド部材の前記第1の方向
    は水平方向に沿う方向であり、前記スライド部材の前記
    第2の方向は、垂直方向に沿う方向であることを特徴と
    する請求項1に記載の直交2軸移動装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のガイド部材は、その一端部に
    おいて、その長手軸に直交する方向に沿う回転軸回りに
    回転自在に支持されていることを特徴とする請求項4記
    載の直交2軸移動装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のガイド部材及びスライド部材
    の夫々の第1及び第2の方向は、共に水平方向に沿う事
    を特徴とする請求項1記載の直交2軸移動装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の駆動ローラを夫々回
    転駆動する第1及び第2のモータは、夫々ブレーキ機構
    を備えている事を特徴とする請求項1記載の直交2軸移
    動装置。
  8. 【請求項8】 前記スライド部材に回転自在に支持され
    た4つのアイドルローラのうちの少なくとも一つには、
    その回転を係止するように作動するブレーキ機構が取付
    けられている事を特徴とする請求項1記載の直交2軸移
    動装置。
  9. 【請求項9】 前記各ブレーキ機構は、これへの通電に
    伴いブレーキ力を解除し、通電停止によりブレーキ力を
    発揮する様に構成されている事を特徴とする請求項7ま
    たは請求項8に記載の直交2軸移動装置。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の駆動ローラと、前
    記第2のガイド部材に配置された前記4つのアイドルロ
    ーラとは、夫々歯付きローラで構成され、 前記連結ベルトは外側面に歯が形成されたタイミングベ
    ルトから構成され、 前記第1のガイド部材に回転自在に支持された4つのア
    イドルローラと、前記スライド部材に回転自在に支持さ
    れた1つのアイドルローラとは、タイミングベルトの平
    坦な外側面をガイドする外周面を有する円筒状ローラか
    ら構成されている事を特徴とする請求項1記載の直交2
    軸移動装置。
  11. 【請求項11】 第1の方向に沿つて延出する第1のガ
    イド部材と、 この第1のガイド部材に前記第1の方向に沿って移動可
    能に取り付けられた第2のガイド部材と、 この第2のガイド部材に前記第1の方向と直交する第2
    の方向に沿つて移動可能に取り付けられ、この第2の方
    向に延出するスライド部材と、 前記第1のガイド部材の一端に夫々回動自在に取り付け
    られた第1及び第2の駆動ローラと、 これら第1及び第2の駆動ローラを夫々回転駆動するた
    めの第1及び第2のモータと、 前記第1のガイド部材の一端に回転自在に支持された2
    つのアイドルローラと、 前記第2のガイド部材に回転自在に支持された4つのア
    イドルローラと、 前記スライド部材の一端に回転自在に支持された1つの
    アイドルローラと、 前記スライド部材に両端が固定され、前記7つの回転自
    在なアイドルローラと、前記第1及び第2の駆動ローラ
    とに掛け渡された連結ベルトとを具備することを特徴と
    する直交2軸移動装置。
  12. 【請求項12】 第1の方向に沿つて延出する第1のガ
    イド部材と、 この第1のガイド部材に前記第1の方向に沿って移動可
    能に取り付けられた第2のガイド部材と、 この第2のガイド部材に前記第1の方向と直交する第2
    の方向に沿つて移動可能に取り付けられ、この第2の方
    向に延出するスライド部材と、 前記第1のガイド部材の一端に夫々回動自在に取り付け
    られた第1及び第2の駆動ローラと、 これら第1及び第2の駆動ローラを夫々回転駆動するた
    めの第1及び第2のモータと、 前記第1のガイド部材の両端に夫々2つずつ配置され、
    前記第1のガイド部材に対して回転自在に支持された4
    つのアイドルローラと、 前記第2のガイド部材に回転自在に支持された4つのア
    イドルローラと、 前記スライド部材の両端に夫々回転自在に支持された2
    つのアイドルローラと、 前記スライド部材に支持された2つのアイドルローラの
    内の一方を、通電状態においてロック状態とさせ、非通
    電状態において回転自在とさせるブレーキ機構と、 前記9つの回転自在なアイドルローラと、前記ブレーキ
    機構により回転自在の状態とロック状態とに切り替えら
    れるアイドルローラと、前記第1及び第2の駆動ローラ
    とに掛け渡された連結ベルトとを具備することを特徴と
    する直交2軸移動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105058374A (zh) * 2015-07-31 2015-11-18 广东省自动化研究所 一种吊挂式机械手
WO2016183877A1 (zh) * 2015-05-21 2016-11-24 江苏比微曼智能科技有限公司 一种移载机械手

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