JPH0691302A - 異径棒鋼圧延機の貼付き検出方法 - Google Patents

異径棒鋼圧延機の貼付き検出方法

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Publication number
JPH0691302A
JPH0691302A JP4245154A JP24515492A JPH0691302A JP H0691302 A JPH0691302 A JP H0691302A JP 4245154 A JP4245154 A JP 4245154A JP 24515492 A JP24515492 A JP 24515492A JP H0691302 A JPH0691302 A JP H0691302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling roll
steel bar
sticking
foreign matter
rolling
Prior art date
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Pending
Application number
JP4245154A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Matsumae
克明 松前
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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  • Metal Rolling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延ロールに異物が貼付いたことを迅速に検
出できるようにする。 【構成】 圧延ロール2 で異形棒鋼を圧延するようにし
た異径棒鋼圧延機において、圧延ロール2 の回転状態を
検出する検出器6 を設け、該検出器6 の検出信号の変動
周期が圧延ロール2 の回転周期tと対応関係にあるか否
かを判別し、対応関係があれば圧延ロール2 への異物の
貼付きがあると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延ロールへの異物の
貼付きを検出するための異径棒鋼圧延機の貼付き検出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、異径棒鋼圧延機のロールには、図
5に例示するように、圧延ロール51の外周に周方向のカ
リバー52が設けられると共に、カリバー52内に横節形成
用の溝53が軸方向に多数設けられている。そして、図5
の圧延ロール51によって、図6に例示する2条の縦節F
と多数の横節Eを有する異径棒鋼Bを圧延することがで
き、圧延された棒鋼Bは冷却床で冷却した後、コールド
シャーで定寸に切断して製品とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記圧延ロ
ール51のカリバー52には、その溝53に圧延材の一部分が
剥離して貼付くと、圧延された棒鋼Bに、図6に示すよ
うに横節Eの潰れた変形部分Dができ、不良品となり商
品にならない。この貼付きによる変形部分Dを発見でき
るのは、圧延された棒鋼Bが冷却床で冷却された後であ
る(圧延された棒鋼Bの温度が下がらないと横節Eの潰
れは見えない)。横節Eの潰れを目視により発見する
と、圧延機を停止させて貼付きを作業者が除去した後、
圧延を再開している。
【0004】しかし、横節Eの潰れを発見するまでに、
大量の不良品を圧延することになり、また、作業者の目
視発見に頼っているので、その発見が遅れることもあ
り、ロスが多くなるという問題があった。本発明は、上
記問題点に鑑み、圧延ロールに異物が貼付いたことを迅
速に検出できるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
る本発明の技術的手段は、圧延ロール2 で異形棒鋼を圧
延するようにした異径棒鋼圧延機の圧延ロール2 に異物
が貼付いたのを検出する方法において、圧延ロール2 の
回転状態を検出する検出器6 を設け、該検出器6 の検出
信号の異状振幅や異状振幅の変動周期が圧延ロール2 の
回転周期tと対応関係にあるか否かを判別し、対応関係
があれば圧延ロール2 への異物の貼付きがあると判定す
る点にある。
【0006】
【作用】圧延ロール2 に圧延材の一部分が剥離して貼付
くと、振動計等の検出器6 の検出信号に、圧延ロール2
の回転周期tと略一致して変動が生じる。そこで、検出
器6 の検出信号の変動周期が圧延ロール2 の回転周期t
と対応関係にあるか否かを判別することによって、異物
の貼付きを誤検出なく確実かつ迅速に検出する。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に従って説明す
ると、図1において、圧延スタンド1 内の圧延ロール2
で異形棒鋼を圧延する。圧延ロール2 には、所定形状の
カリバー2aが付与され、カリバー2aに横節を形成する溝
aが多数設けられている。この圧延ロール2 は、スピン
ドル3 を介してモータ4 に接続されている。このモータ
4 の回転数ωは、タコジェネレータ等で構成される回転
数検出器5 で検出され、マイクロプロセッサ11へ出力さ
れる。
【0008】圧延スタンド1 には、振動計6 が取り付け
られており、この振動計6 により圧延スタンド1 の振動
波形d1を検出する。この振動波形d1は図2aに示す如く
ノイズ成分を含んでいるので、ローパスフィルター7 に
より濾波して図2bに示す波形d2を得る。この波形d2
は、ベースとなる振動(正常状態でも発生する種々の振
動)を含んでいるので、ハイパスフィルター8 にてベー
スとなる振動を除去して図2cに示す波形d3を得る。こ
の波形d3から、カリバー2aに異物が貼りついた時に発生
する周期的な振動を検出するため、検出振幅設定器9 に
よりスレッシュホルドレベルhを予め設定し、このレベ
ルhを越えた部分のみをパルス信号として検出したのが
図2dに示す波形d4である。この波形d4が出た時点で貼
付き有りと判断することも可能である。
【0009】この波形d4を、サンプリング器12で、サン
プリング周期設定器13で設定される所定時間(2〜3分
周期)の間サンプリングし、そのデータをメモリ14に収
納する。データ演算器15は、メモリ14に収納されたデー
タを読み出して、異物が貼りついた否かを判定するデー
タ演算器であって、上記回転数ωが入力された検出周期
演算器16からのデータを取り込んで異物の貼付きを判定
する。異物の貼付きと判定したときは、警報灯又はサイ
レン等で構成される警報装置17に出力する。
【0010】次に、マイクロプロセッサ11内での、異物
の貼りつきの判定手順を図3のフローチャートを用いて
説明する。まず、ステップ1として、サンプリング周期
設定器13で設定される所定時間(2〜3分周期)の間サ
ンプリングし、そのサンプリングデータを時間に対する
関数としてメモリ14に収納する。
【0011】次いで、ステップ2として、回転数検出器
5 で検出されたモータの回転数ωを入力する。この回転
数ωから、下式に基づき圧延ロール2 の回転周期tを演
算する(ステップ3)。 t=C/ω C:モータの回転数に対する圧延ロールの回転数の比 次いで、ステップ4として、メモリ14からデータを読み
出して、波形d4のピーク信号を検出する。このピークが
なければ異物の貼りつきが無いとして終了する。このピ
ークがあれば、このピークの発生した時間からt−a1
とt+a2 の間を異物の貼りつきによる次回の振動が発
生すると予測される周期として設定し、この時間の間に
波形d4のピーク信号があるか否かを検出する(ステップ
6)。なお、貼り付き振動の周期は、回転周期tと略同
一であるので、上記a1 、a2 は微小時間である。この
時間の間に波形d4のピーク信号がなければ、最初のピー
クがノイズであったとして次のピークの検出をおこなう
(ステップ9)。この時間の間に波形d4のピーク信号が
あれば、次々に次ピークの有無の検出を続けメモリ14か
らのデータが無くなるまで続行する。
【0012】もし、このデータ全てにわたってt−a1
からt+a2 までの間の周期でピークがあれば、異物の
貼りつきありとして警報装置17に警報を出力する。この
方法によると、異物の貼付きによる振動が周期的に発生
(圧延ロールの回転に対応して発生する)することを利
用して、その検出の安定性を高めている。すなわち、図
4に示すように、最初の、ピーク信号ハからt−a1
t+a2の間に発生したピーク信号ニとヘは検出する
が、ピーク信号ホは検出しないのである。これにより、
異物の貼付きによる振動と他の原因による振動とを判別
している。
【0013】なお、前記実施例では、振動計6 により圧
延ロール2 の回転状態を検出しているが、振動計6 に代
えて、モータ4 の負荷電流の変化や、騒音計を用いて圧
延ロール2 の回転状態を検出するようにしてもよい。こ
れらの場合でも、異物貼付きが生じたら、その部分での
モータ2 の負荷電流が増加したり、騒音が増加したりす
るもので、同様に異物の貼付きを検出できるからであ
る。
【0014】また、前記実施例では、波形信号をアナロ
グ処理した後、マイクロプロセッサ11に入力している
が、マイクロプロセッサ11の処理速度が間に合えばFF
T等によるデジタル処理をしてもよい。さらに、前記実
施例では、実際の圧延ロール2の回転速度を検出して処
理をおこなっているが、これを手動で設定するように構
成してもよい。また、前記実施例では、異物貼付きが生
じた場合、警報のより表示することのみに止めている
が、自動的に貼付きを除去するような機器構成を採って
もよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、圧延ロール2 の回転状
態を検出する検出器6 を設け、該検出器6 の検出信号の
変動周期が圧延ロール2 の回転周期tと対応関係にある
か否かを判別し、対応関係があれば圧延ロール2への異
物の貼付きがあると判定するので、圧延ロール2 に異物
が貼付いたことを迅速に検出することができ、不良品の
圧延を最小限に抑えることができる。しかも、検出器6
の検出信号の変動周期が圧延ロール2 の回転周期tと対
応関係にあるか否かを判別するため、圧延ロール2 への
異物の貼り付きによる検出信号の変動と他の原因による
検出信号の変動とを確実に判別でき、異物の貼付きを誤
検出なく確実かつ安定に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置構成を示すブロック図である。
【図2】本発明により検出した振動波形を示すタイムチ
ャートである。
【図3】本発明の検出方法を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明により次回の波形を検出する際の原理図
である。
【図5】異径棒鋼圧延ロールの一例を示す部分斜視図で
ある。
【図6】異径棒鋼に貼付きによる横節潰れが生じた例を
示す平面図である。
【符号の説明】
2 圧延ロール 6 振動計(検出器) 11 マイクロプロセッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延ロール(2) で異形棒鋼を圧延するよ
    うにした異径棒鋼圧延機の圧延ロール(2) に異物が貼付
    いたのを検出する方法において、 圧延ロール(2) の回転状態を検出する検出器(6) を設
    け、該検出器(6) の検出信号の異状振幅や異状振幅の変
    動周期が圧延ロール(2) の回転周期tと対応関係にある
    か否かを判別し、対応関係があれば圧延ロール(2) への
    異物の貼付きがあると判定することを特徴とする異径棒
    鋼圧延機の貼付き検出方法。
JP4245154A 1992-09-14 1992-09-14 異径棒鋼圧延機の貼付き検出方法 Pending JPH0691302A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2726660A1 (fr) * 1994-11-03 1996-05-10 Bernard Sermage Reseau reflechissant de diffraction optique et procedes de fabrication
CN110252851A (zh) * 2018-03-12 2019-09-20 曙制动器工业株式会社 冲压加工中的异常检测方法以及异常检测装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2726660A1 (fr) * 1994-11-03 1996-05-10 Bernard Sermage Reseau reflechissant de diffraction optique et procedes de fabrication
EP0715189A1 (fr) * 1994-11-03 1996-06-05 France Telecom Réseau réfléchissant de diffraction optique et procédés de fabrication
CN110252851A (zh) * 2018-03-12 2019-09-20 曙制动器工业株式会社 冲压加工中的异常检测方法以及异常检测装置
CN110252851B (zh) * 2018-03-12 2022-04-29 曙制动器工业株式会社 冲压加工中的异常检测方法以及异常检测装置

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