JPH0626919A - 軸振動監視装置 - Google Patents

軸振動監視装置

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Publication number
JPH0626919A
JPH0626919A JP4178494A JP17849492A JPH0626919A JP H0626919 A JPH0626919 A JP H0626919A JP 4178494 A JP4178494 A JP 4178494A JP 17849492 A JP17849492 A JP 17849492A JP H0626919 A JPH0626919 A JP H0626919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
component
monitoring device
low frequency
shaft vibration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4178494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Ouchi
國雄 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0626919A publication Critical patent/JPH0626919A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】常に軸振動を正しく監視できると共に、直流成
分によって断線の監視もできる軸振動監視装置を提供す
る。 【構成】低周波数の信号変動成分をカットし、直流成分
のみ通過させるための極低周波数域フィルタ21と、低
周波数の変動域以上を通過させるためのハイパスフィル
タ22を併用し、このフィルタ21、22の各出力信号
を加算器23で加算し、その加算した信号を振動監視装
置15に与えるようにする。極低周波数域フィルタ21
では極低周波数の信号(直流成分)のみ通過し、ハイパ
スフィルタ22では高周波数の信号(軸振動成分)のみ
通過する。これらの信号を加算器23に通すことによ
り、信号変動成分が除かれた信号となり、振動監視装置
15において正しい軸振動の記録と直流成分による断線
の監視が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速回転機械のうず電
流型非接触式の軸振動監視装置に係り、特に誤信号を防
止した軸振動監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速回転機械において、うず電流
型非接触式軸振動監視装置では、検出部および信号ケー
ブルの断線を監視するために、うず電流検出部で発信さ
れる電圧の直流成分のレベルを監視しており、電圧が低
下すると、断線、接触不良と見なして警報を発信してい
る。
【0003】図3に従来の構成を示す。図3において、
回転軸11に設置されたうず電流型非接触式センサ12
により、回転軸11と同センサ12との間隙aが検出さ
れ、その電圧信号が増幅器13で増幅される。増幅され
た信号は、ハイパスフィルタ14で低周波成分をカット
されて振動監視装置15に与えられる。ハイパスフィル
タ14は、2〜10Hz以上の信号を通過可能としたフ
ィルタである。振動監視装置15では、このハイパスフ
ィルタ14を通過した信号に基づいて、警報装置16を
起動したり、記録計17により軸振動の記録を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、減速ギヤを
有する高速回転機械あるいは地震発生時には、1〜10
Hz程度で回転軸が浮き上がるなどの変動事象が発生し
て、振動大の誤信号になることがある。この場合、信号
処理回路に低周波成分をカットするためのハイパスフィ
ルタを設置しているが、このハイパスフィルタの設置に
よって直流成分がなくなり、上述したように断線を監視
(OKモニタ付き)するために電圧信号の直流成分を監
視している場合には、断線が検出された状態となってし
まい、振動監視装置を停止させてしまう問題がある。
【0005】この様子を図4に示す。図4(a)は図3
の「イ」の部分での信号波形を示しており、同図(b)
は「ロ」の部分での信号波形を示している。また、図
中、「A」は直流成分、「B」は軸振動成分(30〜6
0Hz)、「C」は信号変動成分(1〜2Hz)を示し
ている。この図からわかるように、ハイパスフィルタ1
4を通過すると、直流成分Aがなくなり、軸振動成分B
のみとなる。
【0006】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、常に軸振動を正しく監視できると共に、直流成分
によって断線の監視もできる軸振動監視装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の軸振動監視装置
は、低周波数の信号変動成分をカットし、直流成分のみ
通過させるための第1のフィルタ手段(極低周波数域フ
ィルタ)と、低周波数の変動域以上を通過させるための
第2のフィルタ手段(ハイパスフィルタ)を併用するこ
とにより、この第1、第2のフィルタ手段の各出力信号
を加算した信号に基づいて回転軸の監視を行うようにし
たものである。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、回転軸の軸振動が検出さ
れた際、その検出信号を第1、第2のフィルタ手段にそ
れぞれ通すことにより、直流成分を活かし、低周波数の
変動成分を除外することができる。これにより、常に正
しい軸振動の監視と直流成分による断線の監視が可能と
なる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図1において、基本的な構成は図3と同様である。
すなわち、11は回転軸である。12はこの回転軸11
の軸振動を検出するためのうず電流型非接触式センサで
ある。13はセンサ信号を増幅するための増幅器であ
る。15はセンサ信号に基づいて回転軸11の軸振動を
監視する振動監視装置である。また、16は警報装置、
17は記録計である。
【0011】ここで、同実施例では、センサ信号を2つ
のフィルタ21および22のそれぞれに通し、その各出
力を加算器23で加算したものを振動監視装置15に与
えるようにしている。フィルタ21は、極低周波数域
(0〜0.5Hz)のみ通過可能とする極低周波数域フ
ィルタである。また、フィルタ22は、低周波数の変動
域以上(10Hz以上)を通過可能とするハイパスフィ
ルタである。加算器23は、この2つのフィルタ21、
22の各出力を加算し、その信号を振動監視装置15に
出力する。
【0012】このような構成にあっては、回転軸11に
設置されたうず電流型非接触式センサ12により、回転
軸11と同センサ12との間隙aが検出され、その電圧
信号が増幅器13で増幅される。増幅された信号は、極
低周波数域フィルタ21およびハイパスフィルタ22に
それぞれ送られ、前者で極低周波数の信号(直流成分)
のみ通過し、後者で高周波数の信号(軸振動成分)のみ
通過する。極低周波数域フィルタ21およびハイパスフ
ィルタ22をそれぞれ通過した各信号は、加算器23で
加算され、振動監視装置15に与えられる。振動監視装
置15は、この加算器23で加算され信号に基づいて、
警報装置16の起動や記録計17による軸振動の記録を
行う。
【0013】図2は図1の各部分における信号波形を示
す図である。同図(a)は図1の「イ」の部分での信号
波形、同図(b)は「ロ」の部分での信号波形、同図
(c)は「ハ」の部分での信号波形、同図(d)は
「ニ」の部分での信号波形である。また、図中、「A」
は直流成分、「B」は軸振動成分、「C」は信号変動成
分を示している。
【0014】ここで、回転軸11が浮き上がり、変動事
象が生じると、間隙aの変化による信号は、図1の
「イ」の部分において、図2(a)に示すように直流成
分Aと軸振動成分Bに加えて信号変動成分Cが加わった
信号となる。この信号が極低周波数域フィルタ21およ
びハイパスフィルタ22をそれぞれ通過すると、図1の
「ロ」と「ハ」の部分では、図2(b)、(c)に示す
ようにそれぞれ直流成分Aのみ、軸振動成分Bのみの信
号となる。これらの信号を加算器23に通すことによ
り、図1の「ニ」の部分では、図2(d)に示すように
信号変動成分Cが除かれた信号となる。したがって、振
動監視装置15において、正しい軸振動の記録を行うこ
とができると共に、直流成分によって断線の監視もでき
る。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、極低周波
数域フィルタとハイパスフィルタを併用する構成とした
ため、直流成分の活かし、低周波数の変動成分を除外す
ることができ、これにより、常に正しい軸振動の監視と
直流成分による断線の監視が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る構成を示すブロック
図。
【図2】図1の各部分における信号波形図。
【図3】従来の構成を示すブロック図。
【図4】図3の各部分における信号波形図。
【符号の説明】
11…回転軸、12…非接触式センサ、13…増幅器、
21…極低周波数域フィルタ、22…ハイパスフィル
タ、23…加算器、15…振動監視装置、16…警報装
置、17…記録計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の軸振動を検出する検出手段と、 この検出手段から出力される信号の低周波数の信号変動
    成分をカットし、直流成分のみ通過可能とする第1のフ
    ィルタ手段と、 上記検出手段から出力される信号の低周波数の変動域以
    上を通過可能とする第2のフィルタ手段と、 上記第1、第2のフィルタ手段の各出力信号を加算する
    加算手段とを具備し、 この加算手段の出力信号に基づいて上記回転軸を監視す
    ることを特徴とする軸振動監視装置。
JP4178494A 1992-07-06 1992-07-06 軸振動監視装置 Withdrawn JPH0626919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4178494A JPH0626919A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 軸振動監視装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4178494A JPH0626919A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 軸振動監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0626919A true JPH0626919A (ja) 1994-02-04

Family

ID=16049437

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4178494A Withdrawn JPH0626919A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 軸振動監視装置

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JP (1) JPH0626919A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063706A (ja) * 2011-09-17 2013-04-11 Denso Corp 車両運行通知音発生用スピーカ回路の異常検出装置
WO2022185895A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 三菱重工マリンマシナリ株式会社 振動監視装置、過給機、及び振動監視方法
JP2022135868A (ja) * 2021-03-05 2022-09-15 三菱重工マリンマシナリ株式会社 振動監視装置、過給機、及び振動監視方法

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WO2022185895A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 三菱重工マリンマシナリ株式会社 振動監視装置、過給機、及び振動監視方法
JP2022135868A (ja) * 2021-03-05 2022-09-15 三菱重工マリンマシナリ株式会社 振動監視装置、過給機、及び振動監視方法

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19991005