JPH069012Y2 - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH069012Y2
JPH069012Y2 JP6940989U JP6940989U JPH069012Y2 JP H069012 Y2 JPH069012 Y2 JP H069012Y2 JP 6940989 U JP6940989 U JP 6940989U JP 6940989 U JP6940989 U JP 6940989U JP H069012 Y2 JPH069012 Y2 JP H069012Y2
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JP
Japan
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substrate
back plate
vacuum processing
tray
potential
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JP6940989U
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JPH0311055U (ja
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勝彦 森
Original Assignee
日本真空技術株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はアノードの電位を安定にした真空処理装置に
関するものである。
(従来の技術) 従来の真空処理装置は、第2図に示されるように真空槽
1内には、基板2とカソード本体3とが所定の間隔をお
いて対向しているが、その基板2は搬送用ローラ等(図
示せず)で搬送されるトレー4によって支持されている
と共に、裏面2aより背板5で押圧されている。一方、
カソード本体3は高圧電源6に接続されている。
そして、上記装置では、アースされた搬送用ローラ等と
トレー4を接触させるだけで、トレー4、基板2及び背
板5をアース電位にし、これらをアノードにしていた。
したがって、高圧電源6よりカソード本体3に高電圧を
印加すると、基板2とカソード本体3との間の空間にプ
ラズマが発生し、そして、そのプラズマ中のラジカル等
により、基板2の表面に薄膜が形成されていた。
(考案が解決しようとする課題) 従来の真空処理装置は、上記のようにアースされた搬送
用ローラ等とトレー4を接触させるだけで、トレー4、
基板2及び背板5をアース電位にし、これらをアノード
にしていたから、搬送用ローラ等とトレー4との接触状
態がよくないときには、アノードの電位が不安定になり
やすく、基板2の表面に形成される薄膜の膜厚分布や、
膜質分布が不均一になる等の問題があった。
この考案は、上記従来の問題を解決して、アノードの電
位を安定にすることによって、基板の表面に形成される
薄膜の膜厚分布や、膜質分布を良くすることの可能な真
空処理装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、上記のような
構成をした真空処理装置において、基板の裏面を押圧す
る背板に離脱可能に当接する移動自在なアース電位のア
ース物体を配設したことを特徴とするものである。
(作用) この考案においては、アース電位のアース物体が移動し
て、背板に当接したならば、トレー、基板及び背板が安
定したアース電位となる。即ち、トレー、基板及び背板
よりなるアノードの電位が安定するようになる。
(実施例) 以下、この考案の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図はこの考案の実施例を示しており、同図におい
て、真空槽1内でカソード本体3と所定の間隔をおいて
対向している基板2は、裏面2aより背板5で押圧され
ながら、搬送用ローラ等(図示せず)で搬送されるトレ
ー4によって支持されているが、基板2を押圧する背板
5の背後には駆動機(図示せず)によって上下に移動自
在なアース電位のアース物体7が配設され、アース物体
7が図中の破線で示される位置から下方に移動して、背
板5に当接すると、トレー4、基板2及び背板5が安定
したアース電位となり、トレー4、基板2及び背板5よ
りなるアノードの電位が安定するようになる。なお、ア
ース物体7は背板5より離脱して、上方に移動すること
が可能になっている。ところで、カソード本体3は従来
と同様に、高圧電源5に接続されている。
上記実施例において、アース物体7が下方に移動して、
背板5に当接し、トレー4、基板2及び背板5が安定し
たアース電位となり、アノードの電位が安定していると
きに、高圧電源6よりカソード本体3に高電圧を印加す
ると、基板2とカソード本体3との間の空間に安定した
プラズマが発生し、そして、そのプラズマ中のラジカル
等により、基板2の表面に薄膜が形成されるようになる
が、その薄膜の膜厚分布や、膜質分布は従来に比べて非
常に良好になる。
ところで、上記実施例は、基板2とカソード本体3とを
上下に配置した横型装置にあるが、基板2とカソード本
体3とを左右に配置した縦型装置に、左右に移動するア
ース物体を配設したものであってもよい。
(考案の効果) この考案は、上記のような構成をしているので、アース
電位のアース物体が移動して、背板に当接したならば、
トレー、基板及び背板が安定したアース電位となり、こ
れらよりなるアノードの電位が安定するようになる。そ
のため、プラズマが安定し、基板の表面に形成される薄
膜の膜厚分布や、膜質分布は従来に比べて非常に良好に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す説明図である。第2図
は従来の装置を示す説明図である。 図中、 1……真空槽 2……基板 2a……基板の裏面 3……カソード本体 4……トレー 5……背板 7……アース物体 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示してい
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送自在のトレーによって支持されている
    基板をその裏面より背板で押圧すると共に、基板と、カ
    ソード本体とを真空槽内で所定の間隔をおいて対向さ
    せ、基板とカソード本体との間の空間に発生するプラズ
    マにより、基板の表面に薄膜を形成する真空処理装置に
    おいて、上記基板の裏面を押圧する背板に離脱可能に当
    接する移動自在なアース電位のアース物体を配設したこ
    とを特徴とする真空処理装置。
JP6940989U 1989-06-14 1989-06-14 真空処理装置 Expired - Lifetime JPH069012Y2 (ja)

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JP6940989U JPH069012Y2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 真空処理装置

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JPH0311055U JPH0311055U (ja) 1991-02-01
JPH069012Y2 true JPH069012Y2 (ja) 1994-03-09

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JPH0311055U (ja) 1991-02-01

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