JPH069005U - 表示灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】安全に導光板を器具本体に取付けることがで
き、しかも導光板への入射光を増大することができる表
示灯を提供する。 【構成】下面に開口５を有し内側面に引掛受け部６を有
する器具本体１と、引掛受け部６に引っ掛かる引掛片７
を上端部に設けた取付具８を有する導光板２と、器具本
体１内で導光板２の端面にランプ１４が位置するように
配設されたランプソケット３と、導光板２に嵌合する長
孔９を有し器具本体１に取付けられた枠４とを備えてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、非常用の誘導灯等に適用される表示灯に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来例を図４および図５に示す。すなわち、この表示灯は、導光板５０を枠５ １に取付け、枠５１をキックばね５２で器具本体５３のばね受け部５６に取付け ていた。５４はランプソケット、５５はランプソケット５４に装着されたランプ である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、ランプ５５の位置と導光板５０の入射面となる端面の位置がずれやす く、そのため光が充分に導光板５０に入射せず、表示面が暗くなった。また導光 板５０は透明のアクリルを使用するのが一般的であるが、これは重量が極めて重 いので、キックばね５２で器具本体５３に固定している枠５１にこの重量物を固 定するのはきわめて危険であった。

【０００４】 したがって、この考案の目的は、安全に導光板を器具本体に取付けることがで き、しかも導光板への入射光を増大することができる表示灯を提供することであ る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の表示灯は、下面に開口を有し内側面に引掛受け部を有する器具本体 と、前記引掛受け部に引っ掛かる引掛片を上端部に設けた取付具を有する導光板 と、前記器具本体内で前記導光板の端面にランプが位置するように配設されたラ ンプソケットと、前記導光板に嵌合する長孔を有し前記器具本体に取付けられた 枠とを備えたものである。

【０００６】 請求項２の表示灯は、請求項１において、前記ランプソケットを前記取付具に 取付けたものである。

【０００７】

【作用】

請求項１の表示灯によれば、導光板の取付具の引掛片を器具本体内に挿入して 引掛受け部に引っ掛けるとともに、導光板に枠の長孔を嵌合して枠を器具本体に 取付ける。この場合、導光板は引掛片を引掛受け部に引掛け、かつ枠で外れ止め されるため、導光板を器具本体に確実かつ安全に取付けることができ、しかも導 光板の位置が安定するのでランプの光の入射光を増大できるので導光板を明るく することができる。しかも取付金具の引掛片を引掛受け部に引っ掛け、枠を器具 本体に取付けるため施工が複雑化しない。

【０００８】 請求項２の表示灯によれば、請求項１において、前記ランプソケットは前記取 付具に取付けられているため、請求項１の作用のほか、ランプソケットに接続さ れるランプと導光板の入射面との位置関係がさらに正確になり、入射光をより一 層増大することができる。

【０００９】

【実施例】

この考案の第１の実施例を図１および図２により説明する。すなわち、この表 示灯は、器具本体１と、導光板２と、ランプソケット３と、枠４とを有する。 器具本体１は、下面に開口５を有し、内側面に引掛受け部６を有する。実施例 では引掛受け部６を切曲げにより形成している。また引掛受け部６に隣接してば ね受け部１０を切起しにより形成している。

【００１０】 導光板２は、引掛受け部６に引っ掛かる引掛片７を上端部に設けた取付具８を 有する。すなわち、この導光板２はアクリル製を実施例とし、表面に表示面１３ を形成している。また取付具８は金属製であり、導光板２の上端部の両面にラン プソケット３のランプ１４に向かって広幅となるように略逆ハの字形をなしてね じ等の取付手段により取付けられ、その上縁部に引掛片７を垂直上方に延出し、 この引掛片７は横向きに開口する凹部１１を形成しコ字形に形成されている。導 光板２を器具本体１に取付けるときは、器具本体１の開口５に導光板２の取付金 具８の引掛片７を挿入し、長手方向に水平移動することにより凹部１１を引掛受 け部６に挿入して引掛ける。したがって、垂直下方には導光板２は安定して固定 される。

【００１１】 ランプソケット３は、器具本体１内で導光板２の端面にランプ１４が位置する ように配設されている。実施例では器具本体１の両端部の内面に設けられ、ラン プソケット３間に直管蛍光ランプを実施例とするランプ１４が装着される。 枠４は、導光板２に嵌合する長孔９を有し器具本体１に取付けられている。実 施例では枠４の周縁部に器具本体１の開口縁に嵌合する周壁部１５を有するとと もに、両側部の周壁部１５に複数のキックばね１２が設けられ、キックばね１２ がばね受け部１０に係止して器具本体１に取付けられる。

【００１２】 この実施例によれば、導光板２の取付具８の引掛片７を器具本体１内に挿入し て引掛受け部６に引っ掛けるとともに、導光板２に枠４の長孔９を嵌合して枠４ を器具本体１に取付ける。この場合、導光板２は引掛片７を引掛受け部６に引掛 け、かつ枠４で外れ止めされるため、導光板２を器具本体１に確実かつ安全に取 付けることができ、しかも導光板２の位置が安定するのでランプ１４の光の入射 光を増大できるので導光板２を明るくすることができる。しかも取付具８の引掛 片７を引掛受け部６に引っ掛け、枠４を器具本体１に取付けるため施工が複雑化 しない。

【００１３】 また取付具８でランプ１４の反射板を兼用したため、導光板２への入射光を多 くすることができる。 この考案の第２の実施例を図３に示す。すなわち、この表示灯は、ランプソケ ット３を取付具８に取付けたものであり、１６はソケット台である。その他は第 １の実施例と同様である。

【００１４】 この実施例によれば、ランプソケット３に接続されるランプ１４と導光板２の 入射面との位置関係がさらに正確になり、入射光をより一層増大することができ る。

【００１５】

【考案の効果】

請求項１の表示灯によれば、導光板は引掛片を引掛受け部に引掛け、かつ枠で 外れ止めされるため、導光板を器具本体に確実かつ安全に取付けることができ、 しかも導光板の位置が安定するのでランプの光の入射光を増大できるので導光板 を明るくすることができる。しかも取付金具の引掛片を引掛受け部に引っ掛け、 枠を器具本体に取付けるため施工が複雑化しないという効果がある。

【００１６】 請求項２の表示灯によれば、請求項１において、前記ランプソケットは前記取 付具に取付けられているため、請求項１の効果のほか、ランプソケットに接続さ れるランプと導光板の入射面との位置関係がさらに正確になり、入射光をより一 層増大することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施例の分解斜視図である。

【図２】表示板とランプの関係を示す側面図である。

【図３】第２の実施例の表示板とランプの関係を示す側
面図である。

【図４】表示灯の外観斜視図である。

【図５】従来例の分解斜視図である。

【符号の説明】

１ 器具本体 ２ 導光板 ３ ランプソケット ４ 枠 ５ 開口 ６ 引掛受け部 ７ 引掛片 ８ 取付具 ９ 長孔 １４ ランプ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下面に開口を有し内側面に引掛受け部を
   有する器具本体と、前記引掛受け部に引っ掛かる引掛片
   を上端部に設けた取付具を有する導光板と、前記器具本
   体内で前記導光板の端面にランプが位置するように配設
   されたランプソケットと、前記導光板に嵌合する長孔を
   有し前記器具本体に取付けられた枠とを備えた表示灯。
2. 【請求項２】 前記ランプソケットは前記取付具に取付
   けられている請求項１記載の表示灯。