JPH0690046A - 光モニタ回路 - Google Patents

光モニタ回路

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JPH0690046A
JPH0690046A JP24038592A JP24038592A JPH0690046A JP H0690046 A JPH0690046 A JP H0690046A JP 24038592 A JP24038592 A JP 24038592A JP 24038592 A JP24038592 A JP 24038592A JP H0690046 A JPH0690046 A JP H0690046A
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JP
Japan
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temperature
circuit
light
photoelectric conversion
conversion element
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Application number
JP24038592A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ohashi
勉 大橋
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周囲温度および個々の光変換素子のばらつき
に拘らず、正確に発光素子の発光量をモニタする光モニ
タ回路を提供することを目的とする。 【構成】 光電変換素子1は、発光素子5からの発光を
受光し、この受光量に対応した電流を発生する。温度検
出素子3は光電変換素子の温度を検出する。一方、記憶
回路4には光電変換素子固有の温度特性情報が予め格納
されている。そして、記憶回路からは、温度検出素子が
検出した温度情報に対応した温度特性情報が補正回路2
に送られる。補正回路は、この温度特性情報により決ま
る増幅率で光電変換素子の発生電流を増幅する。増幅後
の電流は、光電変換素子のばらつきおよび周囲温度に関
係の無い、発光素子の正確な発光量に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光モニタ回路に係り、
特に半導体レーザ等の発光素子の発光を光電変換素子で
受光し、前記発光素子の発光量をモニタする光モニタ回
路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体レーザの発光量をモニタす
る光モニタ回路においては、半導体レーザが発する光出
力を光電変換素子で検出し、この検出値に応じて半導体
レーザの発光量をモニタしていた。しかし、前記光電変
換素子は温度特性を有し、そのため光モニタ回路の出力
が周囲温度に応じて変化していた。かかる不都合を回避
するために、例えば、特開昭64−80083号公報に
提案された回路がある。この提案は、サーミスタ等の利
得可変素子を備えた変換効率補正回路を用いて、前記光
電変換素子の温度特性を補正するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案では、サーミスタ自身の温度特性を利用して増幅回路
の利得を補正しているので、サーミスタの温度特性と光
電変換素子の温度特性とが整合しないため十分な精度が
得られなかったり、個々の光電変換素子の温度特性のば
らつきに対応できないという問題点があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、周囲温度および個々の光変換素
子のばらつきに拘らず、正確に発光素子の発光量をモニ
タする光モニタ回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、発光素子の発した光を受光し、その受光量
に対応した光強度信号を発生する光電変換素子と、この
光電変換素子の温度を検出する温度検出素子と、前記光
電変換素子固有の温度特性情報を格納した記憶回路と、
前記温度検出素子の検出した温度に対応した前記記憶回
路の温度特性情報に基づいて、前記光電変換素子の光強
度信号を温度補正して出力せしめる補正回路と、を備え
て構成した。
【0006】
【作用】光電変換素子は、発光素子からの発光を受光
し、この受光量に対応した電流を発生する。温度検出素
子は前記光電変換素子の温度を検出する。一方、記憶回
路には前記光電変換素子固有の温度特性情報が予め格納
されている。そして、記憶回路からは、温度検出素子が
検出した温度情報に対応した温度特性情報が補正回路に
送られる。補正回路は、この温度特性情報により決まる
増幅率で前記光電変換素子の発生電流を増幅する。増幅
後の電流は、光電変換素子のばらつきおよび周囲温度に
関係の無い、発光素子の正確な発光量に対応する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1に本発明の実施例の光モニタ回
路Mのブロック図を示す。本実施例の光モニタ回路Mは
半導体レーザと一体に格納され、レーザ光の出力安定化
のために背面光を検出し、光電変換素子のばらつきおよ
び周囲温度に無関係に安定したレーザ光を発生せしめる
場合について説明する。
【0008】図1に示すように、光モニタ回路Mは、半
導体レーザ5が発する光L1 を受光する受光回路1と、
この受光素子1の発生した光強度信号(電流)を増幅し
て補正する補正回路2と、周囲温度を検出する温度検出
回路3と、種々の温度に対応した光電変換素子の感度特
性が格納されたメモリ回路4とを備えて構成されてい
る。
【0009】前記受光回路1は、図2に示すように、前
記半導体レーザ5が発する光L1 を受光してその光強度
に対応した光電流を発生するフォトダイオード11と、
このフォトダイオード11に直列接続された抵抗12と
を備え、フォトダイオード11が発生する光電流を電圧
に変換して出力する。
【0010】前記補正回路2は、図3に示すように、増
幅回路21と可変アッタネータ回路22とを備えて構成
される。前記可変アッテネータ回路22は、D/Aコン
バータ22aとOPアンプ22bとを備え、例えば、デ
ータ入力端子に入力されるメモリ回路4からの8ビット
のデータ値(温度データDt )に応じて、受光回路1か
ら入力される信号の大きさが減衰されて出力される。な
お、図中、D/Aコンバータ22aの端子において、R
FBはフィードバック抵抗端子、VREF は基準電圧端
子、OUTは出力端子、AGNDは接地端子である。
【0011】前記温度検出回路3は、図4に示すよう
に、サーミスタ31と抵抗32と例えば10ビットのA
/Dコンバータ33とを備えて構成され、サーミスタ3
1と抵抗32により分圧される電圧をデジタルデータ
(温度データT)に変換して出力する。サーミスタ31
の抵抗値は温度により変化するので、それに伴ないA/
Dコンバータ33から出力するデータが変化する。
【0012】前記メモリ回路4は、例えばPROM(書
込可能なメモリ)で構成され、各温度に対応した光電変
換素子の感度特性が格納されている。この感度特性の1
例を図5に示す。この例は半導体レーザ素子に格納され
たフォトダイオードの特性を測定した1例であり、感度
は光強度(mW)と光電流(μA)の比である。
【0013】次に、以上のように構成された光モニタ回
路Mの動作を説明する。フォトダイオード11は、光が
入射すると光電流Imを発生する。この光電流Imは、
直列に接続された抵抗12により電圧に変換される。抵
抗の大きさをRとすれば、受光回路1の出力電圧はIm
×Rとなる。
【0014】温度検出回路3のサーミスタ31はフォト
ダイオード11の近傍に配置され、フォトダイオード1
1の温度と同一温度を検出するように構成されている。
サーミスタ31と抵抗32により分圧された電圧が、A
/Dコンバータ33により10ビットの温度データTと
して出力される。この温度データTの値は温度と比例関
係にある必要はなく、補正に必要な分解能力を満足して
いれば任意の関係で構わない。すなわち、図5では温度
が1℃毎の特性を示したが、メモリ回路4に格納する感
度特性の情報の温度間隔は、温度検出回路3の出力する
温度データが示すところの温度間隔に合わせる。例え
ば、温度検出回路3の特性が図6に示す場合であれば、
各温度(t1 ,t2 ,〜,t6 )における温度データ
(d1 ,d2,〜,d6 )をフォトダイオード11の感
度に対応する補正データとしてメモリ回路4に格納して
おけばよい。この温度データTは、メモリ回路4のアド
レス回路に入力される。メモリ回路4は当該アドレスに
書込まれているデータを読み出して出力する。
【0015】このメモリ回路4より読み出されたフォト
ダイオード11の感度データは、補正回路2の利得設定
データとして用いられる。補正回路2は、前記設定され
た利得で受光回路1の出力電圧を増幅する。この出力電
圧が光モニタ出力として出力され、半導体レーザ5の駆
動回路(図示せず)にフィードバックされる。
【0016】次に、フォトダイオード11の温度特性の
補正について説明する。フォトダイオード11は受光し
た光強度に比例した光電流Imを発生する。光強度を
L、温度Tにおける感度をKtとすれば光電流Imは次
のように表せる。
【0017】
【数1】 受光回路1は、この光電流Imを次の数式2で表される
電圧Vで出力する。
【0018】
【数2】 温度検出回路3は温度Tを検出し、温度データDtを出
力する。先に説明したように、メモリ回路4はこの温度
Tでのフォトダイオード11の感度Ktを8ビットのデ
ータ(b1,b2,…,b8)として出力する。すなわ
ち、つぎの数式3で表されるような関係である。
【0019】
【数3】 ここに、Cは感度デジタルデータとして表すための適当
な定数であり、本実施例の場合は25程度に設定するの
が望ましい。
【0020】この温度データDt(感度データKt )は
補正データとして補正回路2に入力され、利得を設定す
る。補正回路2の利得Avは、増幅回路21の利得をG
とすれば、次の数式4のように表せる。
【0021】
【数4】 数式3を数式4に代入して次の数式5を得る。
【0022】
【数5】 数式2を数式5から補正回路2の出力電圧、すなわち光
モニタ回路の出力電圧Voは次の数式6で表せる。
【0023】
【数6】 ここに、増幅回路21の利得G,定数C,負荷抵抗Rの
値は不変であるので、定数K=G×C×Rとして、数式
6は数式7で表せる。
【0024】
【数7】 すなわち、光モニタ回路の出力電圧は光強度Lに比例す
るものとなり、温度の影響を受けず、安定な出力が得ら
れる。
【0025】また、メモリ回路4に書込む感度データは
フォトダイオード11の感度を2進法で表現しただけな
ので、特殊な演算を行うことなく、容易にこれを行うこ
とが出来る。さらに、個々のフォトダイオードの温度特
性を測定してメモリ回路4に書込めば、個々の素子のば
らつきも容易に補正できる。
【0026】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、種々の変形、改良が可能である。例え
ば、本実施例では、温度検出回路の出力は10ビットと
したが、12ビットならば更に高精度に補正できる。
【0027】また、本実施例ではマイクロプロセッサを
用いない構成としたが、マイクロプロセッサを用い、プ
ログラムメモリとメモリ回路4を共有することも可能で
ある。その場合、受光回路の出力をA/D変換してマイ
クロプロセッサに入力すれば、補正回路の動作をマイク
ロプロセッサによりプログラムにて行うことが可能とな
るので部品点数の削減になる。
【0028】また、本実施例では温度の検出にサーミス
タを用いたが、例えばフォトダイオードの両端の電圧を
測定することにより検出してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことが明かなように、本発
明によれば、補正回路の利得を光変換素子(フォトダイ
オード)の感度の温度変化および個々の光変換素子のば
らつきに合わせて設定するようにしたので、温度変化お
よび個々の光変換素子のばらつきによらず正確な発光素
子のモニタが可能な光モニタ回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光モニタ回路の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】前記実施例における受光回路の回路図である。
【図3】前記実施例における補正回路の回路図である。
【図4】前記実施例における温度検出回路の構成を示す
図である。
【図5】前記実施例におけるフォトダイオードの感度特
性例を示す図である。
【図6】前記実施例における温度検出回路の特性の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1…受光回路 2…補正回路 3…温度検出回路 4…メモリ回路(記憶回路) 5…半導体レーザ(発光素子) 11…フォトダイオード(光電変換素子) 12…抵抗 21…増幅回路 22…可変アッテネータ 31…サーミスタ(温度検出素子) 32…抵抗 33…A/Dコンバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子の発した光を受光し、その受光
    量に対応した光強度信号を発生する光電変換素子と、 この光電変換素子の温度を検出する温度検出素子と、 前記光電変換素子固有の温度特性情報を格納した記憶回
    路と、 前記温度検出素子の検出した温度に対応した前記記憶回
    路の温度特性情報に基づいて、前記光電変換素子の光強
    度信号を温度補正して出力せしめる補正回路と、 を備えたことを特徴とする光モニタ回路。
JP24038592A 1992-09-09 1992-09-09 光モニタ回路 Pending JPH0690046A (ja)

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JP24038592A JPH0690046A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 光モニタ回路

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002217836A (ja) * 2001-01-15 2002-08-02 Oki Electric Ind Co Ltd レーザダイオード駆動回路及び光送信システム
WO2002069464A1 (fr) * 2001-02-23 2002-09-06 Fujitsu Limited Emetteur lumineux
US6709518B2 (en) 2000-04-06 2004-03-23 The Furukawa Electric Co., Ltd. Coating forming device of optical fiber
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JP2022542598A (ja) * 2019-12-27 2022-10-05 ドンウン アナテック カンパニー リミテッド 光パワー出力安定化装置およびその方法

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