JPH069002Y2 - 焼結原料の装入装置 - Google Patents

焼結原料の装入装置

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JPH069002Y2
JPH069002Y2 JP1988111125U JP11112588U JPH069002Y2 JP H069002 Y2 JPH069002 Y2 JP H069002Y2 JP 1988111125 U JP1988111125 U JP 1988111125U JP 11112588 U JP11112588 U JP 11112588U JP H069002 Y2 JPH069002 Y2 JP H069002Y2
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善弘 梅津
政美 藤本
忠弘 稲角
栄一 下沢
靖彦 阿波
圭一 中村
茂成 久保
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高炉装入原料として使用される焼結鉱を製造
する際に、焼結機のパレットに焼結原料を装入する装置
に関する。
〔従来の技術〕
粉鉱石等の製鉄原料から焼結鉱を製造する場合、たとえ
ば粒径が約10mm以下の鉄鉱石に適度な粒度のコークス,
石灰石等を混合し、この混合物を焼結機のパレットに供
給し、パレット上に形成された原料充填層の表層にある
コークスに点火し、下方に空気を吸引しながらコークス
を燃焼させ、このときに発生する燃焼熱により鉄鉱石を
焼結する。このようにコークスの燃焼によって焼結反応
が進行することから、原料充填層の下部ほど高温とな
り、通気抵抗が増加する。その結果、焼結反応が不均一
に進行し易く、焼結効率が低下する原因となる。
この欠点を解消するために、焼結原料の粒度が下層で粗
く上層で細かくなるように、且つコークス量も上層に多
くなるように装入する装置が従来から種々提案されてい
る。
本考案者等も、焼結原料をその粒度に応じて分散させて
パレットに送り、均一な焼結反応を可能にする装入装置
を開発し、これを特願昭60-64677号として出願した。
第3図は、この出願で提案した装入装置を説明するため
の図である。焼結原料70は、ホッパー71に蓄えられてお
り、逐次ドラムフィーダ72等の搬送手段によって、傾斜
板73等のシュートを経て装入装置74に送られる。この装
入装置74は、傾斜板73の下位側に取り付けられたフルイ
を構成する複数の棒材75を備えている。これらの棒材75
群は、全体として平面的には末広がり状であり、下位側
で単数又は複数の山型等の曲面状のフルイ面を形成する
ように、下方に傾斜して配置されている。つまり、各棒
材75間に形成される間隙は、水平方向及び垂直方向共に
下位側に向かって大きくなるフルイが形成されているの
で、ホッパー71からドラムフィーダ72,傾斜板73を経て
フルイ面に落下した原料は、粒径の小さなものからフル
イ面を通過し、パレット76上に原料充填層77となって堆
積する。原料はパレットの移動方向と逆の方向から供給
されるので、この原料充填層77においては、原料の粒度
分布は上層に行くに従って小さな粒径となる粒度偏析を
もち、原料中のコークスは上層ほど量的に多い分布とな
り、表層部の熱不足対策に効果を発揮し、表層部の温度
低下が防止される。その結果、原料充填層77の厚み方向
に関して焼結性が均一化され、生産性良く焼結鉱を製造
することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
焼結機に装入される焼結原料70には、微粉が含まれてお
り、水分が含まれている場合も多いので、前記フルイを
構成する棒材75に原料粒子が付着し易く、付着物の成長
を促進させる。このようして成長した付着物は、たとえ
ば径10mmの棒材を中心として径20〜30mmの大きなチクワ
状になることがしばしばであり、ときには小供の頭大の
ものが生じて、操業の継続が困難になることがある。
すなわち、この装入装置においては、棒材75の相互間隔
が10〜30mmと小さいために、ここに原料が付着すると、
相互間隔が更に狭まって焼結原料70の分級性能に支障を
来し、付着物が成長するとフルイとしての機能を全く果
たさなくなることは勿論、棒材75が折損する原因にもな
る。
そこで、本考案は、棒材の表面に原料粒子が付着し、成
長することを防止し、棒材で構成されるフルイの分級機
能を長期間にわたって維持することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はその目的を達成するために、傾斜配列した複数
の棒材で構成されるフルイ面と該フルイ面において、前
記各棒材の表面に沿って流下する流体を滴下する流体供
給ノズルを前記各棒材の上端側に配置すると共に、前記
各棒材を表面に付着した原料粒子が落下しやすいよう
に、少なくともその下位側端部を先に向かって細くなる
テーパー状に成形してもよく、更に棒材を先細にし、流
体を滴下するように成形したことを特徴とする。
〔作用〕 この装入装置においては、フルイを構成する各棒材の表
面を伝わって、その上位側から下位側に少量の水,油等
の流体が流されている。この流体は、棒材表面に流体膜
を形成し、棒材の損耗抑制に寄与すると共に、潤滑剤と
して働き、棒材に付着しようとする原料粒子の滑りを良
くする。その結果、原料粒子は、大きく成長することな
く、棒材の表面に軽度に付着した状態のままで棒材の下
位側に滑り落ちる。また、棒材を下位側に向かって細く
なるテーパ状にするとき、チクワ状に付着した原料の剥
離・落下が一層促進される。このテーパ形状は、棒材の
下位側先端部のみ、或いは棒材の全長にわたったもの何
れであっても良い。更に、棒材を先細にし流体を滴下す
るようにすれば、更に付着物の剥離・落下を促進するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本考案の特徴
を具体的に説明する。
第1図は、本実施例の装入装置を使用して、焼結原料を
焼結機のパレットに装入している状態を示す。
焼結原料1は、サージホッパー2に収容されており、サ
ージホッパー2の下部からドラムフィーダ3を経て装入
装置4の傾斜板等のシュート5上に落下する。傾斜板等
のシュート5の先端側下方には複数の棒材6が、棒材6
間に形成される間隙が水平方向及び垂直方向共に下位側
に向かって大きくなるように設けられており、この棒材
6群によって先願と同様に平面的には末広がり状であ
り、下位側で単数又は複数の山型を形成する曲面状のフ
ルイ面7を構成している。したがって、傾斜板5等のシ
ュートを滑走した焼結原料1は、棒材6の隙間を落下し
て、矢印X方向に進行している焼結機のパレット8上に
装入され、原料充填層9を形成する。このとき、フルイ
面7を通過する過程で焼結原料1が粒度分級され、矢印
方向に沿ったパレット8の進行によって原料充填層9は
下層から上層に向けて粒径が小さくなる粒度分布を持っ
たものとなる。
この装入装置4において、各棒材6の上端側に水を滴下
させるノズル10を位置させている。このノズル10は、傾
斜板等のシュート5の先端部下方に配置されたヘッドタ
ンク11に、各棒材6に対応する個数で開口されたもので
ある。ヘッドタンク11は、ホース支持具12で支持された
フレキシブルホース13を介して、給水源(図示せず)に
接続されている。
給水源から供給された水は、ノズル10から棒材6に滴下
する。滴下された水は、下方に傾斜している棒材6の先
端部に向かって流下する。そのため、棒材6の表面は湿
潤状態にあり、その表面にすでに付着している或いはこ
れから付着しようとする原料粒子は、第2図に示すよう
に水を潤滑剤として先端側に滑る。その結果、付着物14
は、大きなサイズに成長しない段階で、仮に付着物が成
長したとしても普通で最大長さ約10〜15mm程度,最大直
径約10〜15mm程度のチクワ状として棒材6の先端から原
料充填層9に滑り落ちる。この程度のサイズであれば、
焼結反応に何ら悪影響を及ぼすことなく、焼結原料の一
部として使用される。また、ごく稀に長さ100〜200mmで
直径20〜30mm程度のものが生じることもあるが、その付
着物が、それ以上の大塊に成長することなく、棒材6か
ら離脱するので、焼結操業に対する影響は無視し得る。
このとき、棒材6の少なくとも先端部を、第2図に示す
ようにテーパ状に成形しておくとき、棒材6の表面に沿
った付着物14の滑りが円滑に行われ、特に棒材6先端か
らの落下が促進される。
棒材6に対する水の供給量は、棒材6の表面を湿潤状態
に維持する程度であれば良い。また、水の供給は、連続
的又は間歇的の何れであっても良い。なお、水に代えて
難揮発性の油類を使用しても良く、その場合、油類は焼
結時に燃料としても利用される。
付着物14を棒材6から迅速に脱落させるため、棒材6を
連続的或いは間歇的に回転させることもできる。第1図
の例においては、この回転を次のようにして行ってい
る。すなわち、モータ基台15に設けた複数のモータ16の
駆動力を、カップリング17及びフレキシブルシャフト18
を介して各棒材6の上端に伝え、個々の棒材6を互いに
独立して回転する。なお、それぞれの棒材6に回転力を
与えることに代え、一つの駆動源からの出力を歯車機構
を介して多数の棒材6に伝え、それらを回転させること
もできる。或いは、歯車機構をブロック化して、ブロッ
ク毎に棒材6を回転させる駆動用モータを設けることも
できる。
また、棒材6を焼結原料1の滑走方向に前後進させるこ
ともできる。このための機構としては、傾斜板等のシュ
ート5及び機枠19に取り付けたレール20に沿って移動す
る枠体21で棒材6を支持する。そして、油圧シリンダ22
を駆動することによって、枠体21を前後進させ、棒材6
を傾斜板等のシュート5に沿って進退させる。
このように棒材6を回転及び/又は前後進させるとき、
ノズル10から滴下される水等の流体が棒材6の表面に万
遍なく行き渡り、棒材6に対する付着物14の滑りを円滑
にする。その結果、付着物14が大きく成長することな
く、棒材6から落下する。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案においては、フルイ面を
構成する複数の棒材に水等の流体を滴下し、棒材の表面
を湿潤状態に維持している。この流体は、棒材表面に流
体膜を生成し、棒材の損耗を抑制すると共に潤滑剤とし
て作用するため、棒材に対する原料粒子の滑りが良くな
り、原料粒子が棒材表面で大きく成長することなく落下
する。そのため、フルイを構成する棒材の相互間隔が変
わったり、付着物の重量によって棒材が変形することも
なくなる。その結果、棒材の相互間隔は初期状態に維持
され、常に安定した分級性能で焼結原料をパレットに装
入することが可能となる。また、棒材の損耗も抑制でき
るので、棒材の寿命延長もできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の装入装置を使用して焼結原料を
焼結機のパレットに装入している状態を示し、第2図は
棒材に付着した付着物が棒材から落下している状態を示
す図である。他方、第3図は、本考案者等が先に提案し
た焼結原料の装入装置を示す。 1:焼結原料、2:サージホッパー 3:ドラムフィーダ、4:装入装置 5:シュート(傾斜板等)、6:棒材 7:フルイ面、8:パレット 9:原料充填層、10:ノズル 11:ヘッドタンク、12:ホース支持具 13:フレキシブルホース、14:付着物 15:モータ基台、16:モータ 17:カップリング、18:フレキシブルシャフト 19:機枠、20:レール 21:枠体、22:油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 下沢 栄一 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 會社君津製鐵所内 (72)考案者 阿波 靖彦 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 會社君津製鐵所内 (72)考案者 中村 圭一 大阪府堺市築港八幡町1番地 新日本製鐵 株式會社堺製鐵所内 (72)考案者 久保 茂成 大阪府堺市築港八幡町1番地 新日本製鐵 株式會社堺製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭62−284020(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜配列した複数の棒材(6)で構成される
    フルイ面(7)と、該フルイ面(7)に焼結原料(1)を導くシ
    ュート(5)からなる装入装置(4)において、前記各棒材
    (6)の表面に沿って流下する流体を滴下する流体供給ノ
    ズル(10)を前記各棒材(6)の上端部に位置すると共に、
    前記各棒材(6)の下位側端部を先細に成形したことを特
    徴とする焼結原料の装入装置。
JP1988111125U 1988-08-23 1988-08-23 焼結原料の装入装置 Expired - Lifetime JPH069002Y2 (ja)

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JPH0234994U JPH0234994U (ja) 1990-03-06
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