JPH0689687A - 走査電子顕微鏡における自動焦点合わせ装置 - Google Patents

走査電子顕微鏡における自動焦点合わせ装置

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JPH0689687A
JPH0689687A JP2414868A JP41486890A JPH0689687A JP H0689687 A JPH0689687 A JP H0689687A JP 2414868 A JP2414868 A JP 2414868A JP 41486890 A JP41486890 A JP 41486890A JP H0689687 A JPH0689687 A JP H0689687A
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JP2414868A
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Atsushi Yamada
篤 山田
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/21Means for adjusting the focus
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/22Treatment of data
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/26Electron or ion microscopes
    • H01J2237/28Scanning microscopes
    • H01J2237/2809Scanning microscopes characterised by the imaging problems involved

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】凹凸の激しい試料を観察する場合にも正確に焦
点合わせ動作を行なうことのできる走査電子顕微鏡にお
ける自動焦点合わせ装置を提供すること。 【構成】 二次電子検出器6の検出信号がローパスフィ
ルタ20を介してピークホールド回路21に供給して、
対物レンズ2の1フォーカスステップ中における電子線
走査の1周期が終了するまでの期間に検出された信号中
の最大ピーク値を検出してメモリ23に格納する。この
処理を検出信号の積分値を求める処理と平行して全フォ
ーカスステップにわたって行い、メモリ23内のデータ
を比較回路24において相互に比較して最大ピーク値を
求め、そのテップのデータを比較回路17に参照信号と
して供給し、このデータに基づいてメモリ16から対応
するフォーカスステップ付近の数点のデータを読み出し
て相互に比較し、その中で積分結果が最大値となるフォ
ーカスステップを検出し、そのフォーカスステップのデ
ータに基づいて対物レンズの励磁電流値を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は走査電子顕微鏡におけ
る自動焦点合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、走査電子顕微鏡の自動焦点合わ
せ装置として図3のような構成の装置が知られている。
図3において、電子線1は対物レンズ2によって集束さ
れ、試料3上に照射されると共にスキャンジェネレータ
4によって発生された走査信号に基づいて駆動される偏
向器5によって前記試料3上で二次元的に走査されてい
る。この電子線の走査によって試料から放出された二次
電子は二次電子検出器6によって検出され、該検出信号
がA−D変換器7を介してデジタル信号に変換されて画
像表示装置8内の画像メモリに前記走査に同期して格納
され、該格納されたデータに基づいて適宜走査電子顕微
鏡像が画像表示装置の画面上に表示される。前記二次電
子検出器6によって検出された信号は画像表示装置8に
供給される一方、ローパスフィルタ9、ハイパスフィル
タ10及び絶対値回路11を介して積分器12に導入さ
れている。該積分器12は前記対物レンズ2が対物レン
ズ制御回路13に設定された一定電流値に基づいて駆動
されている1フォーカスステップ中に、前記走査の1周
期が終了するまでの期間に検出された信号を積分し、該
積分値をA−D変換器14を介して中央演算処理装置
(CPU)15内のメモリ16に格納している。この積
分値を求める処理は前記対物レンズ2に供給する励磁電
流値を変化させながら全フォーカスステップにわたって
行われ、その結果が順次前記メモリ16に格納される。
そして、該メモリー16に格納された積分値のデータが
比較回路17において比較され、積分結果の最大値にお
けるフォーカスステップのデータが前記レンズ制御回路
13に供給される。該レンズ制御回路13は前記フォー
カスステップのデータに基づいて対物レンズの励磁電流
値を決定し、該対物レンズ電流がレンズ電源15より対
物レンズ2に供給されて焦点合わせ動作が完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 図4(a)は前記自
動焦点合わせ装置の積分結果を示した図である。電子線
の照射される試料表面が比較的平坦な場合はこの図に示
されるような積分結果が得られるが、高さ方向について
変化が大きくエッジのシャープな試料の場合は、合焦に
近づくに従い試料中に存在するエッヂ部において発生す
る二次電子が多くなるため、合焦点時以外のフォーカス
ステップでも積分値が大きくなり、図4(b)に示すよ
うに複数のピークが発生する。また、図5(a)〜
(e)に示すように合焦点時に発生する二次電子量はエ
ッヂ部については極めて高いがその他の面においては非
常に少なく、また、デフォーカス時には、エッジ部周辺
の面からの二次電子の発生が多くなる。そのため、デフ
ォーカス状態での検出信号の積分値は前記合焦点時にお
ける値よりも大きくなる場合がある。その結果、凹凸の
激しい試料を観察する場合に上述した自動焦点合わせ装
置を用いると、正確な焦点合わせが行えないと言う問題
が発生する。
【0004】本発明は、上述した問題点を考慮し、凹凸
の激しい試料を観察する場合においても正確に焦点合わ
せ動作を行なうことのできる走査電子顕微鏡における自
動焦点合わせ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は、各フォーカ
スステップにおいて集束レンズによって集束された電子
線を試料上で走査すると共に該走査の一定期間内に試料
より放出された信号を検出器によって検出してこの検出
信号の積分値を全フォーカスステップにわたり順次記憶
手段に記憶すると共に、前記検出信号を分岐しローパス
フィルタを介してピークホールド回路に供給して全フォ
ーカスステップにおいて検出された信号中の最大ピーク
値を検出すると共にそのステップを記憶する手段を設
け、該ピークに対応するステップ及びその近傍における
前記積分値とを比較し、該積分値が最大となるフォーカ
スステップを合焦点ステップと判断して前記集束レンズ
を制御するようにしたことを特徴としている。
【0006】
【実施例】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例を説明するための装置
構成図である。図1において、図3と同一構成の要素に
は同一番号を付すと共に説明を省略する。
【0007】二次電子検出器6によって検出された信号
はローパスフィルタ20を介してピークホールド回路2
1に供給されている。該ピークホールド回路21は、前
記対物レンズ2が制御回路13に設定された一定電流値
に基づいて駆動されている1フォーカスステップ中にお
いて前記走査の1周期が終了するまでの期間に検出され
た信号中の最大ピーク値を検出し、該最大ピーク値をA
−D変換器22を介してCPU15内のメモリ23に格
納する。この処理を積分値を求める処理と平行して前記
対物レンズ2に供給する励磁電流値を変化させながら全
フォーカスステップにわたって行ない、その結果が順次
前記メモリ23に格納される。そして、該メモリ23に
格納されたピークホルードのデータが比較回路24にお
いて比較され、この最大ピーク値におけるフォーカスス
テップのデータが前記比較回路17に参照信号として供
給される。比較回路17はこのフォーカスステップのデ
ータに基づいて、対応するフォーカスステップ付近f0
±Δf数点のデータをメモリ16から読み出して比較
し、その中で積分結果が最大値となるフォーカスステッ
プを検出して該フォーカスステップのデータが前記レン
ズ制御回路13に供給される。該レンズ制御回路13は
前記フォーカスステップのデータに基づいて対物レンズ
の励磁電流値を決定し、該対物レンズ電流がレンズ電源
18より対物レンズ2に供給されて焦点合わせ動作が完
了する。
【0008】図2は上述した自動焦点合わせ装置によっ
て得られたピークホールド値と、それと平行して得られ
た積分値を示した図である。図中実線はピークホールド
値を示し、破線は積分値を示している。上述した実施例
の装置ではピークホールド回路21の前段にノイズ成分
を取り除くためのローパスフィルタ20が設けられてい
るため、図中のピークホールド値のピーク付近は鈍った
形状になっており、このピークホールド値ピークに最も
近い積分値のピークに対応したフォーカスステップf0
が真のフォーカス点と判断される。
【0009】なお、図1において、ピークホルードのデ
ータ中の最小値と最大値を検出するための比較回路25
が設けられており、該比較回路25において求められた
最大ピーク値及び最小ピーク値はCPUに供給されて、
前記画像表示装置や検出器の輝度/コントラストの自動
調整装置や自動利得調整装置(いずれも図示せず)の参
照信号として用いられる。まず、レベル(階調)の自動
調整は、前記合焦点時の積分値の平均位置を映像信号の
グレーレベルの中点として設定すれば良いし、コントラ
ストの自動調整は前記比較回路25において求められた
最大ピーク値及び最小ピーク値の差を求め、該差の値を
基準コントラスト電圧で除すことによって決定される。
これらの演算処理をCPUにおいて行なうことにより、
自動焦点合わせと同時に輝度/コントラストの自動調整
や利得の調整を行なうことができる。
【0010】
【発明の効果】 以上の説明から明らかなように、本発
明によれば、各フォーカスステップにおいて集束レンズ
によって集束された電子線を試料上で走査すると共に該
走査の一定期間内に試料より放出された信号を検出器に
よって検出してこの検出信号の積分値を全フォーカスス
テップにわたり順次記憶手段に記憶すると共に、前記検
出信号を分岐しローパスフィルタを介してピークホール
ド回路に供給して全フォーカスステップにおいて検出さ
れた信号中の最大ピーク値を検出すると共にそのステッ
プを記憶する手段を設け、該ピークに対応するステップ
及びその近傍における前記積分値とを比較し、該積分値
が最大となるフォーカスステップを合焦点ステップと判
断して前記集束レンズを制御するようにしたことによ
り、凹凸の激しい試料を観察した場合においても合焦点
位置の積分値のピークを検出することができ、正確な焦
点合わせ動作を行なうことのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例を説明するための装
置構成図である。
【図2】 図2は本発明の自動焦点合わせ装置によって
得られたピークホールド値と、それと平行して得られた
積分値を示した図である。
【図3】 図3は従来例を説明するための図である。
【図4】 図4は従来の自動焦点合わせ装置において得
られた積分結果を示した図で、(a)は平坦な試料を観
察した場合、(b)は高さ方向について変化が大きな試
料を観察した場合の結果である。
【図5】 図5はデフォーカス量とエッジ効果による二
次電子の放出量との関係を示した図である。
【符号の説明】
1:電子線 2:1対物レンズ 3:試料 4:スキャンジェネレー
タ 5:偏向器 6:二次電子検出器 7:A−D変換器 8:画像表示装置 9:ローパスフィルタ 10:ハイパスフィルタ 11:絶対値回路 12:積分器 13:対物レンズ制御回路 14:A−D変換器 15:CPU 16:メモリ 17:比較回路 20:ローパスフィルタ 21:ピークホールド回路 22:A−D変換器 23:メモリ 24:比較回路 25:比較回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は走査電子顕微鏡におけ
る自動焦点合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、走査電子顕微鏡の自動焦点合わ
せ装置として図3のような構成の装置が知られている。
図3において、電子線1は対物レンズ2によって集束さ
れ、試料3上に照射されると共にスキャンジェネレータ
4によって発生された走査信号に基づいて駆動される偏
向器5によって前記試料3上で二次元的に走査されてい
る。この電子線の走査によって試料から放出された二次
電子は二次電子検出器6によって検出され、該検出信号
がA−D変換器7を介してデジタル信号に変換されて画
像表示装置8内の画像メモリに前記走査に同期して格納
され、該格納されたデータに基づいて適宜走査電子顕微
鏡像が画像表示装置の画面上に表示される。前記二次電
子検出器6によって検出された信号は画像表示装置8に
供給される一方、ローパスフィルタ9、ハイパスフィル
タ10及び絶対値回路11を介して積分器12に導入さ
れている。該積分器12は前記対物レンズ2が対物レン
ズ制御回路13に設定された一定電流値に基づいて駆動
されている1フォーカスステップ中に、前記走査の1周
期が終了するまでの期間に検出された信号を積分し、該
積分値をA−D変換器14を介して中央演算処理装置
(CPU)15内のメモリ16に格納している。この積
分値を求める処理は前記対物レンズ2に供給する励磁電
流値を変化させながら全フォーカスステップにわたって
行われ、その結果が順次前記メモリ16に格納される。
そして、該メモリー16に格納された積分値のデータが
比較回路17において比較され、積分結果の最大値にお
けるフォーカスステップのデータが前記レンズ制御回路
13に供給される。該レンズ制御回路13は前記フォー
カスステップのデータに基づいて対物レンズの励磁電流
値を決定し、該対物レンズ電流がレンズ電源15より対
物レンズ2に供給されて焦点合わせ動作が完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 図4(a)は前記自
動焦点合わせ装置の積分結果を示した図である。電子線
の照射される試料表面が比較的平坦な場合はこの図に示
されるような積分結果が得られるが、高さ方向について
変化が大きくエッジのシャープな試料の場合は、合焦に
近づくに従い試料中に存在するエッヂ部において発生す
る二次電子が多くなるため、合焦点時以外のフォーカス
ステップでも積分値が大きくなり、図4(b)に示すよ
うに複数のピークが発生する。また、図5(a)〜
(e)に示すように合焦点時に発生する二次電子量はエ
ッヂ部については極めて高いがその他の面においては非
常に少なく、また、デフォーカス時には、エッジ部周辺
の面からの二次電子の発生が多くなる。そのため、デフ
ォーカス状態での検出信号の積分値は前記合焦点時にお
ける値よりも大きくなる場合がある。その結果、凹凸の
激しい試料を観察する場合に上述した自動焦点合わせ装
置を用いると、正確な焦点合わせが行えないと言う問題
が発生する。
【0004】本発明は、上述した問題点を考慮し、凹凸
の激しい試料を観察する場合においても正確に焦点合わ
せ動作を行なうことのできる走査電子顕微鏡における自
動焦点合わせ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は、各フォーカ
スステップにおいて集束レンズによって集束された電子
線を試料上で走査すると共に該走査の一定期間内に試料
より放出された信号を検出器によって検出してこの検出
信号の積分値を全フォーカスステップにわたり順次記憶
手段に記憶すると共に、前記検出信号を分岐しローパス
フィルタを介してピークホールド回路に供給して全フォ
ーカスステップにおいて検出された信号中の最大ピーク
値を検出すると共にそのステップを記憶する手段を設
け、該ピークに対応するステップ及びその近傍における
前記積分値とを比較し、該積分値が最大となるフォーカ
スステップを合焦点ステップと判断して前記集束レンズ
を制御するようにしたことを特徴としている。
【0006】
【実施例】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例を説明するための装置
構成図である。図1において、図3と同一構成の要素に
は同一番号を付すと共に説明を省略する。
【0007】二次電子検出器6によって検出された信号
はローパスフィルタ20を介してピークホールド回路2
1に供給されている。該ピークホールド回路21は、前
記対物レンズ2が制御回路13に設定された一定電流値
に基づいて駆動されている1フォーカスステップ中にお
いて前記走査の1周期が終了するまでの期間に検出され
た信号中の最大ピーク値を検出し、該最大ピーク値をA
−D変換器22を介してCPU15内のメモリ23に格
納する。この処理を積分値を求める処理と平行して前記
対物レンズ2に供給する励磁電流値を変化させながら全
フォーカスステップにわたって行ない、その結果が順次
前記メモリ23に格納される。そして、該メモリ23に
格納されたピークホルードのデータが比較回路24にお
いて比較され、この最大ピーク値におけるフォーカスス
テップのデータが前記比較回路17に参照信号として供
給される。比較回路17はこのフォーカスステップのデ
ータに基づいて、対応するフォーカスステップ付近f0
±Δf数点のデータをメモリ16から読み出して比較
し、その中で積分結果が最大値となるフォーカスステッ
プを検出して該フォーカスステップのデータが前記レン
ズ制御回路13に供給される。該レンズ制御回路13は
前記フォーカスステップのデータに基づいて対物レンズ
の励磁電流値を決定し、該対物レンズ電流がレンズ電源
18より対物レンズ2に供給されて焦点合わせ動作が完
了する。
【0008】図2は上述した自動焦点合わせ装置によっ
て得られたピークホールド値と、それと平行して得られ
た積分値を示した図である。図中実線はピークホールド
値を示し、破線は積分値を示している。上述した実施例
の装置ではピークホールド回路21の前段にノイズ成分
を取り除くためのローパスフィルタ20が設けられてい
るため、図中のピークホールド値のピーク付近は鈍った
形状になっており、このピークホールド値ピークに最も
近い積分値のピークに対応したフォーカスステップf0
が真のフォーカス点と判断される。
【0009】なお、図1において、ピークホルードのデ
ータ中の最小値と最大値を検出するための比較回路25
が設けられており、該比較回路25において求められた
最大ピーク値及び最小ピーク値はCPUに供給されて、
前記画像表示装置や検出器の輝度/コントラストの自動
調整装置や自動利得調整装置(いずれも図示せず)の参
照信号として用いられる。まず、レベル(階調)の自動
調整は、前記合焦点時の積分値の平均位置を映像信号の
グレーレベルの中点として設定すれば良いし、コントラ
ストの自動調整は前記比較回路25において求められた
最大ピーク値及び最小ピーク値の差を求め、該差の値を
基準コントラスト電圧で除すことによって決定される。
これらの演算処理をCPUにおいて行なうことにより、
自動焦点合わせと同時に輝度/コントラストの自動調整
や利得の調整を行なうことができる。
【0010】
【発明の効果】 以上の説明から明らかなように、本発
明によれば、各フォーカスステップにおいて集束レンズ
によって集束された電子線を試料上で走査すると共に該
走査の一定期間内に試料より放出された信号を検出器に
よって検出してこの検出信号の積分値を全フォーカスス
テップにわたり順次記憶手段に記憶すると共に、前記検
出信号を分岐しローパスフィルタを介してピークホール
ド回路に供給して全フォーカスステップにおいて検出さ
れた信号中の最大ピーク値を検出すると共にそのステッ
プを記憶する手段を設け、該ピークに対応するステップ
及びその近傍における前記積分値とを比較し、該積分値
が最大となるフォーカスステップを合焦点ステップと判
断して前記集束レンズを制御するようにしたことによ
り、凹凸の激しい試料を観察した場合においても合焦点
位置の積分値のピークを検出することができ、正確な焦
点合わせ動作を行なうことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各フォーカスステップにおいて集束レン
    ズによって集束された電子線を試料上で走査すると共に
    該走査の一定期間内に試料より放出された信号を検出器
    によって検出してこの検出信号の積分値を全フォーカス
    ステップにわたり順次記憶手段に記憶すると共に、前記
    検出信号を分岐しローパスフィルタを介してピークホー
    ルド回路に供給して全フォーカスステップにおいて検出
    された信号中の最大ピーク値を検出すると共にそのステ
    ップを記憶する手段を設け、該ピークに対応するステッ
    プ及びその近傍における前記積分値とを比較し、該積分
    値が最大となるフォーカスステップを合焦点ステップと
    判断して前記集束レンズを制御するようにしたことを特
    徴とする走査電子顕微鏡における自動焦点合わせ装置。
JP2414868A 1990-12-27 1990-12-27 走査電子顕微鏡における自動焦点合わせ装置 Withdrawn JPH0689687A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2414868A JPH0689687A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 走査電子顕微鏡における自動焦点合わせ装置
US07/813,907 US5198668A (en) 1990-12-27 1991-12-23 Automatic focusing apparatus for scanning electron microscope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2414868A JPH0689687A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 走査電子顕微鏡における自動焦点合わせ装置

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JPH0689687A true JPH0689687A (ja) 1994-03-29

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ID=18523299

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2414868A Withdrawn JPH0689687A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 走査電子顕微鏡における自動焦点合わせ装置

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US (1) US5198668A (ja)
JP (1) JPH0689687A (ja)

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