JPH0689476A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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Publication number
JPH0689476A
JPH0689476A JP4238442A JP23844292A JPH0689476A JP H0689476 A JPH0689476 A JP H0689476A JP 4238442 A JP4238442 A JP 4238442A JP 23844292 A JP23844292 A JP 23844292A JP H0689476 A JPH0689476 A JP H0689476A
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JP
Japan
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cartridge
base
magneto
holder
groove
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Withdrawn
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JP4238442A
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English (en)
Inventor
Katsunori Kumai
克範 熊井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データの信頼性や動作の安定性を保ちつつバ
イアスコイルの厚みを縮小する。 【構成】 ベース2上にプレート36をX軸に沿って移
動可能に設置する。ベース2に対して互いに同じ角度で
傾斜した第1及び第2の溝48,50をプレート36の
側壁46に形成する。カートリッジホルダ52に第1及
び第2のピン58,60を形成する。コイルホルダ70
に貫通孔76と第3のピン78を設ける。第1のピン5
8を貫通孔76を介して第1の溝48に嵌合させると共
に、第3のピン78を第2の溝50に嵌合させる。第2
のピン60をベース2の溝62内に配置する。上記構成
により、プレート36が移動されると、コイルホルダ7
0がベース2に対して平行な状態を保ったまま上下移動
し、カートリッジホルダ52が第2のピン60を中心と
して回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の平面内に延在し
ハウジングの一部を構成するベースと、光磁気ディスク
に外部磁界を印加する磁界印加装置とを具備し、光磁気
ディスクに対して情報の記録再生を行う光磁気ディスク
装置に関する。ここで光磁気ディスク装置とは、光磁気
ディスクに情報を記録する装置と、光磁気ディスクに記
録されている情報を再生する装置と、これら記録と再生
との両方を行う装置との総称である。
【0002】
【従来の技術】従来の光磁気ディスク装置としては、例
えば特開平3−3152号公報に記載されているものが
知られている。この装置は、ディスク回転要素であるス
ピンドルモータをハウジング内に具備している。このス
ピンドルモータは、ハウジングの底壁に設置されてお
り、その上面に、光磁気ディスク(以下、単にディスク
と称する)が装着されるターンテーブルを有している。
【0003】ディスクに磁界を印加する磁界印加装置、
例えばバイアスコイルは、ディスクを収納したカートリ
ッジがハウジング内に無い状態では、挿入されてくるカ
ートリッジと衝突しないようにハウジング内の上方位
置、詳しくはハウジングの上壁に近接した位置で退避し
ている。
【0004】カートリッジが挿入口から挿入されると、
カートリッジは底壁と平行な状態で、即ち底壁に対して
傾かない状態でスピンドルモータの上方まで移動され
る。スピンドルモータの回転シャフトとディスクの回転
中心とが概略一致すると、カートリッジ全体が下方に移
動され、ディスクがスピンドルモータのターンテーブル
に装着される。このカートリッジの移動に伴って、ハウ
ジング内の上方位置に退避していたバイアスコイルが下
方に移動され、ディスクへ十分な磁界を印加できる位置
までディスクの面に接近する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この装置では、カート
リッジとバイアスコイルとが衝突しないようにバイアス
コイルをハウジング内の上方位置に退避させている。こ
の場合、バイアスコイルの厚みは、ハウジングの上壁の
下面とカートリッジの上面との間隔よりも大きくするこ
とは出来ない。したがって、カートリッジとバイアスコ
イルとの衝突を避けるためにバイアスコイルの厚みを小
さくしなければならない。
【0006】一般に、光磁気ディスク装置に用いられる
バイアスコイルとしては、磁界反転時間の高速化に装置
を対応させるために電磁石によって構成されているもの
が多い。しかし、発生させる磁界の強さを一定とする
と、電磁石の消費電力は、電磁石をコイルの電流の向き
に垂直な方向で切断したときの断面積に反比例する。従
って、これを従来の装置に置き換えてみると、バイアス
コイルの消費電力はその厚みに反比例する、という事が
できる。
【0007】即ち、バイアスコイルの厚みを縮小する
と、消費電力は増大する。この結果、バイアスコイルと
接近しているディスクが高い温度で加熱されるので、デ
ィスクに悪影響を及ぼし、データの信頼性を損なう。ま
た、装置全体の温度上昇をも招くこととなり、装置内に
設けられた種々の部材、例えば温度変化に弱い光学ヘッ
ドなどに悪影響を与え、動作の安定性が損なわれる。
【0008】本発明の目的は、磁界印加装置の厚みを縮
小してもデータの信頼性や動作の安定性が損なわれるこ
とのない光磁気ディスク装置を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って本発明による光磁
気ディスク装置は、所定の平面内に延在したベースと、
装着位置に装着された光磁気ディスクを回転させるよう
に前記ベース上に設置されたディスク回転要素と、光磁
気ディスクを収納し挿入方向とこれと反対方向の排出方
向とに沿って装置内に挿入/排出されるカートリッジを
保持可能であり、前記ディスク回転要素よりも挿入方向
奥側に回転中心を有するように前記ベースに対して回転
可能に設置されたカートリッジホルダと、前記ベースと
平行な面内で延在した底壁とこの底壁に直交する面内で
延在するように前記底壁に接続された側壁とを有し、前
記装着位置に装着された光磁気ディスクの挿入方向に沿
って移動可能なプレートと、前記カートリッジの前記カ
ートリッジホルダへの挿入/排出時に前記プレートを移
動させる移動手段と、前記ベースに対して傾斜し、前記
プレートの側壁に形成された第1及び第2の溝と、前記
光磁気ディスクに外部磁界を印加する磁界印加装置を有
し、前記ベースと平行な面内に延在したバイアスホルダ
と、前記第1の溝と係合し、前記バイアスホルダと前記
カートリッジホルダとを互いに回転可能となるように連
結する連結要素と、前記バイアスホルダに設けられ、前
記第2の溝と係合する係合部材とを具備することを特徴
としている。
【0010】
【作用】移動手段によってプレートが移動されると、前
記カートリッジの前記カートリッジホルダへの挿入/排
出時に、連結要素と第1の溝との摺動及び係合部材と第
2の溝との摺動によってバイアスホルダがベースに対し
て平行移動し、連結要素と第1の溝との摺動によってカ
ートリッジホルダが回転するように移動する。このカー
トリッジホルダの上下方向の移動量は、ディスク回転要
素に対して、外部磁界印加装置側では小さく、外部磁界
印加装置と反対側では大きい。
【0011】
【実施例】以下に、図1乃至図4を参照して本発明によ
る光磁気ディスク装置の第1実施例を説明する。なお、
説明にあたり、X1 方向(挿入方向)を後方、Z1 方向
を上方と規定する。
【0012】図1において、符号2は、装置のベースを
示す。このベース2は、X−Y平面内に延在している。
このベース2の中央部には、X軸に沿って延出した凹部
4が形成されている。このベース2の前端を除く周部に
は、X−Y平面に対して直立したフランジ6が形成され
ている。これらベース2とフランジ6とは、図4に示す
ハウジング7の一部を構成している。
【0013】ベース2の凹部4のX軸に沿った中央部に
は、ディスク回転要素であるスピンドルモータ8が取り
付けられている。このスピンドルモータ8はターンテー
ブル10を有しており、このターンテーブル10にディ
スクが載置されてこれが回転される。
【0014】スピンドルモータ8の後方には、光学ヘッ
ド12が配置されている。この光学ヘッド12は凹部4
の上面に固着されたリニアガイド14によってX軸に沿
って移動可能に案内されている。一方、スピンドルモー
タ8の前方には、モータ16が固着されている。このモ
ータ16は、図示しない制御回路に電気的に接続されて
いる。このモータ16の出力軸には、ウォームギア18
が取り付けられている。このウォームギア18は、ウォ
ームホイール20と噛み合っている。このウォームホイ
ール20は、凹部4の上面に垂直軸を中心として回転可
能に取り付けられている。このウォームホイール20の
上面には、イジェクトピン22がウォームホイール20
の回転軸と偏心して固着されている。
【0015】ウォームホイール20の両側には、2個の
アライメントピン24が凹部4の両側のベース2上に固
着されている。各々のアライメントピン24は、径の小
さい円柱状の部分26と、径の大きい円盤状の部分27
と、この円盤状の部分27に形成された円錐状の部分2
8とを有している。この円錐状の部分28は、カートリ
ッジが後述する装着位置に装着されたときに、カートリ
ッジに形成された図示しない穴部と嵌合して、カートリ
ッジのXY方向の位置決めの役目を果すものである。
【0016】アライメントピン24の後方には、2個の
スライドピン30が凹部4の両側のベース2上に固着さ
れている。各々のスライドピン30は、径の小さい円柱
状の部分32と径の大きい円盤状の部分34とを有して
いる。この円盤状の部分34は、カートリッジの下面に
当接することによりアライメントピン24の円盤状の部
分27と共同してカートリッジのZ方向の位置決めを行
うものである。
【0017】これらアライメントピン24とスライドピ
ン30とは、イジェクトプレート36の底壁38に形成
された4個のスライド溝40に夫々嵌合されている。各
々のスライド溝40は、X軸に沿って伸びた長穴40a
と、この長穴40aの前端に形成された円部40bとに
よって構成されている。このスライド溝40の長穴40
aのZ軸に沿った幅は、アライメントピン24とスライ
ドピン30との円柱部26,32の径よりも僅かに大き
く設定されており、円の部分40bはこれらピン24,
30の円盤状の部分27,34の径よりも僅かに大きく
設定されている。従って、ピン24,30の円盤状の部
分27,34をスライド溝40の円部40bにあてがっ
てプレート36をベース2に装着し、そしてプレート3
6自体を前方に移動させてピン24,30の円柱部2
6,32をスライド溝40の長穴40aと嵌合させるこ
とにより、イジェクトプレート36はX軸に沿って移動
可能にベース2上に設置される。この結果、イジェクト
プレート36は、スライド溝40のX軸に沿った長さの
距離だけ移動可能となっている。
【0018】このイジェクトプレート36の底壁38に
は、Y軸に沿って伸びたスリット42が形成されてい
る。このスリット42は、ウォームホイール20のイジ
ェクトピン22と係合している。イジェクトプレート3
6の底壁38の後部には、比較的大きな切り欠き44が
形成されている。この切り欠き44は、イジェクトプレ
ート36がX軸に沿って移動してもベース2上のスピン
ドルモータ8のターンテーブル10と光学ヘッド12と
がこの切り欠き44から露出し得るような広さを有して
いる。
【0019】イジェクトプレート36の底壁38の両側
には、この底壁38の直交する面内に延在した2個の側
壁46が夫々形成されている。各々の側壁46には、ベ
ース2に対して夫々同じ角度で前方に傾斜した第1のカ
ム溝48及び第2のカム溝50が夫々形成されている。
【0020】ディスクを収納するカートリッジを保持す
るカートリッジホルダ52は、ベース2上に回転可能に
設置されている。このカートリッジホルダ52は薄板に
より構成されており、この薄板の両側部が下方に折曲さ
れることによって側壁54が形成され、さらにこれら側
壁54の側部が夫々内側に折曲されることにより、カー
トリッジの下面をガイドするガイド56が形成されてい
る。このカートリッジホルダ52の後部53も下方に折
曲されており、図示しない後壁を構成している。この後
壁は、カートリッジがガイド56に沿って挿入されたと
きに挿入方向へのストッパとしての機能を果たす。
【0021】このカートリッジホルダ52には、図示し
ない窓部が形成されており、この窓部を介して、後述す
るバイアスコイル68が下方に露出し得るようになって
いる。
【0022】カートリッジホルダ52の各々の側壁54
には、第1のロードピン58と第2のロードピン60と
が形成されている。第2のロードピン60は、ベース2
のフランジ6の後部に形成された溝62に嵌合されてい
る。この溝62の近傍のフランジ6の上面には、押さえ
部材64の一端部がねじ66によって固定されている。
この押さえ部材64の他端部は第2のロードピン60と
当接しており、第2のロードピン60の上方への動きを
規制している。
【0023】ディスクに外部磁界を印加する磁界印加装
置であるバイアスコイル68は、垂直軸(Z軸)を中心
として巻回されている。このバイアスコイル68は、デ
ィスクの記録領域のおよそ半径分の磁界をディスクに与
えるように構成されている。このバイアスコイル68
は、コイルホルダ(バイアスホルダ)70の後部の下面
に取り付けられている。このコイルホルダ70はほぼ正
方形状の薄板によって形成されている。このコイルホル
ダ70の4隅からは、4個の折曲部72,74が下方に
延出している。前方の折曲部72には、貫通孔76が形
成されており、後方の折曲部74からは第3のロードピ
ン78が突出している。
【0024】貫通孔76には、カートリッジホルダ52
の第1のロードピン58が嵌合されている。これら貫通
孔76及び第1のロードピン58は、カートリッジホル
ダ52とコイルホルダ70とを連結する連結要素を構成
している。第1のロードピン58はイジェクトプレート
36の第1のカム溝48と係合しており、コイルホルダ
70の第3のロードピン78は第2のカム溝50と係合
している。この様に構成された第1実施例の光磁気ディ
スク装置の作用を、以下に説明する。
【0025】図2に示すカートリッジ80の挿入/排出
状態においては、イジェクトピン22が最も後方(X1
側)に位置しており、イジェクトプレート36もベース
2上の最も後方に位置している。カートリッジホルダ5
2は図に示すように第2のロードピン60を中心として
ベース2に対して時計回りに回転した状態となってい
る。
【0026】第1のロードピン58は第1のカム溝48
内で上方に位置している。第1及び第2のカム溝48,
50は同じ角度で傾斜しているので、第1及び第3のロ
ードピン58,78は同じ高さに位置している。この結
果、コイルホルダ70はベース2に対して平行な状態と
なっている。
【0027】ターンテーブル10とバイアスコイル68
はカートリッジホルダ52と僅かに離間しており、カー
トリッジ80の挿脱に際してカートリッジ80と接触し
ないようになっている。
【0028】図示しない制御回路によってモータ16が
駆動されると、装置は図3に示すカートリッジ80の装
着状態に移行する。モータ16の駆動によってウォーム
ギア18(図1に図示)が回転されると、ウォームホイ
ール20が回転される。ウォームホイール20の回転中
心と偏心したイジェクトピン22は矢印X2 方向に移動
され、このイジェクトピン22がスリット42(図1に
図示)と摺動することにより、イジェクトプレート36
も矢印X2 方向に移動される。
【0029】第1及び第2のカム溝48,50は互いに
同じ角度でX2 方向に傾斜しているので、第1のロード
ピン58は第1のカム溝48と摺動することにより下方
に移動し、これと同時に、第3のロードピン78も第2
のカム溝50と摺動することにより下方に移動する。従
って、第1及び第3のロードピン58,78は、図2に
示す挿入/排出状態におけるのと同様に同じ高さに位置
している。この結果、コイルホルダ70は水平状態を保
ったまま下方に移動する。
【0030】一方、カートリッジホルダ52は、これに
設けられた第1のロードピン58が下方に移動し、か
つ、溝62によって第2のロードピン60のX2 方向へ
の移動が規制されているので、第2のロードピン60を
中心として反時計回りに回転し、カートリッジホルダ5
2内に収納されたディスクはターンテーブル10上に装
着され、カートリッジ80は装着位置に装着される。本
実施例におけるカートリッジ80とターンテーブル10
とバイアスコイル68との間のクリアランスについて図
4を用いて以下に説明する。
【0031】図4の(B)に示すように、カートリッジ
80とバイアスコイル68との間のクリアランスをb、
カートリッジ80とターンテーブル10との間のクリア
ランスをd、バイアスコイル68の前端面(X2 側の端
面)とターンテーブル10の中心との間隔をCとし、ク
リアランスb,d,Cを夫々従来の装置と同じ値に設定
した場合、本実施例においては、ターンテーブル10に
対するバイアスコイル68の上下ストロークSは従来の
ものに比べてC・tanθだけ少なくて済む。従って本
実施例と従来の装置を比べてみると、装置自体の厚みを
同じにした場合、本実施例ではC・tanθ分だけ厚み
の大きいバイアスコイルを使用することができ、或い
は、バイアスコイルの厚みを同じにした場合、本実施例
では装置の厚みをC・tanθ分だけ小さくすることが
できる。
【0032】次に図5乃至図7を用いて本発明による第
2実施例の装置を説明する。なお、第1実施例と同一の
部材には同一の参照符号を付し、異なるところのみを説
明する。
【0033】本実施例の装置では、イジェクトプレート
36の各々の側壁46に、第1及び第2のカム溝48、
50の傾斜角と異なる角度で傾斜した第3のカム溝82
が形成されており、第2のロードピン60がこの第3の
カム溝82と係合するように第1実施例よりも前方に位
置している。第3のカム溝82は、スピンドルモータ8
よりもやや後方に形成されている。第1のロードピン5
8の長さは第1実施例よりもやや長くなっており、フラ
ンジ6に形成された縦溝84内で上下方向に移動可能に
挿入されている。
【0034】本実施例において使用される光学系は分離
光学系となっており、第1実施例における光学ヘッド1
2が可動光学ユニット86となっている。一方、後部の
フランジ6の後面には固定光学ユニット88が取り付け
られており、固定光学ユニット88からの光を可動光学
ユニット86に導くように、後部のフランジ6には導光
穴90がX軸に沿って貫通して形成されている。この様
に構成された第2実施例の装置の作用を以下に説明す
る。
【0035】図6に示すカートリッジ80の挿入/排出
時における装置の状態は、第1実施例とほぼ同様であ
る。このとき、第2のロードピン60は、第3のカム溝
82内の上方に位置している。
【0036】モータ16の駆動によってウォームギア1
8(図5に図示)が回転されると、この回転がウォーム
ホイール20に伝達され、イジェクトピン22がスリッ
ト42(図5に図示)と摺動してイジェクトプレートが
図中X2 方向に移動する。これに伴って、カートリッジ
ホルダ52は回転するように下方に移動する。第3のカ
ム溝82の傾斜角と第1及び第2のカム溝48,50の
傾斜角とは異なっており、前者の方が角度が小さいた
め、カートリッジホルダ52の移動時には、第2のロー
ドピン60の下方への移動量よりも第1のロードピン5
8の下方への移動量のほうが大きくなる。従って、カー
トリッジホルダ52は、ベース2に対して傾いた状態
(図6)から、ベース2と平行な状態(図7)へと徐々
に移行して行く。この様な状態でカートリッジホルダ5
2を上下方向に移動させることにより、スピンドルモー
タ8の回転シャフトとカートリッジ80内のディスクの
ハブとのかじりが防止される。一方、コイルホルダ70
は、第1及び第2のカム溝48,50の傾斜が同じ角度
であるので、ベース2と平行な状態を保ったまま下方に
移動する。この他の作用は第1実施例と同様である。
【0037】本実施例においても、カートリッジ80と
バイアスコイル68及びターンテーブル10とのクリア
ランスは図4に示す通りとなり、互いに接触することが
ないので、第1実施例と同様の効果が得られる。次に第
3実施例を図8を用いて説明する。
【0038】第1及び第2実施例でのバイアスコイル6
8は、これによって発生される磁界がディスクの記録範
囲をディスクのおよそ半径分だけまたがるような磁界印
加装置となっているが、本実施例では、光学ヘッド12
によるスポットの極近傍にのみ磁界を与えるような磁界
印加装置となっている。この磁界印加装置を磁気ヘッド
92として図8に示す。
【0039】この磁気ヘッド92はレバー94の先端部
に取り付けられている。このレバー94の基端部は板ば
ね96を介して光学ヘッド12の後端部に取り付けられ
ている。この板ばね96は、ディスク98に対する予圧
を磁気ヘッド92に与えるためのpものである。光学ヘ
ッド12は磁気ヘッド92と一体的にディスク98の半
径方向に沿って移動しながらディスク98に対して情報
の記録再生を行う。
【0040】図8はイジェクト状態であり、磁気ヘッド
92を支持するレバー92は、カートリッジホルダ52
(図1に図示)の回転運動に連動した図示しないヘッド
リフト機構で板ばね96の付勢力に抗して持ち上げられ
ている。
【0041】カートリッジ80が所定の位置にセットさ
れると、ヘッドリフト機構はレバー94を持ち上げるの
を止め、レバー94の付勢に従って磁気ヘッド92がデ
ィスクに押圧される。
【0042】本実施例によれば、挿入/排出時の磁気ヘ
ッド92の退避量が少なくて済むため、板ばね96に余
分な外力を加えなくて済む。この結果、板ばね96の耐
久力が増すと共に、磁気ヘッド92を退避させる機構を
簡略化できる。
【0043】なお、本発明は上記実施例に限定されずに
様々な実施例・変形例が可能である。例えば、本発明に
おける磁界印加装置はバイアスコイルなどの電磁石に限
定されず、永久磁石などを用いても構わない。
【0044】以上説明したように、本発明の光磁気ディ
スク装置によれば、磁界印加装置の厚みを縮小してもデ
ータの信頼性や動作の安定性が損なわれることがない。
また、磁界印加装置として永久磁石を用いた場合でもよ
り大型にすることができ、永久磁石材料も比較的体積効
率の悪い安価なものを使用することができる。
【0045】さらに、図8に示す態様の装置であれば、
磁気ヘッドの退避量が少なくて済むので、予圧用の板ば
ねや磁気ヘッドの退避機構に負担を掛けることがなく、
耐久性などにおいて有利である。
【0046】
【発明の効果】本発明の光磁気ディスク装置によれば、
磁界印加装置の厚みを縮小してもデータの信頼性や動作
の安定性が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光磁気ディスク装置の第1実施例
を示す分解斜視図。
【図2】カートリッジの挿入/排出状態における第1実
施例の装置を示す一部破断した側面図。
【図3】カートリッジの装着状態における第1実施例の
装置を示す一部破断した側面図。
【図4】カートリッジとバイアスコイル及びターンテー
ブルとの間のクリアランス示す装置の一部破断した断面
図であり、(A)はカートリッジが挿入されている状態
を示す図、(B)はカートリッジがハウジング内に完全
に入った状態を示す図、(C)はカートリッジが装着位
置にある状態を示す図。
【図5】本発明による光磁気ディスク装置の第2実施例
を示す分解斜視図。
【図6】カートリッジの挿入/排出状態における第2実
施例の装置を示す一部破断した側面図。
【図7】カートリッジの装着状態における第2実施例の
装置を示す一部破断した側面図。
【図8】第3実施例の装置を示す一部破断した側面図。
【符号の説明】
2…ベース、8…スピンドルモータ、36…イジェクト
プレート、48…第1のカム溝、50…第2のカム溝、
52…カートリッジホルダ、68…バイアスコイル、5
8…第1のロードピン、60…第2のロードピン、70
…コイルホルダ、76…貫通孔、78…第3のロードピ
ン、80…カートリッジ。
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクに対し
て情報の記録再生を行う光磁気ディスク装置に関する。
ここで光磁気ディスク装置とは、光磁気ディスクに情報
を記録する装置と、光磁気ディスクに記録されている情
報を再生する装置と、これら記録と再生との両方を行う
装置との総称である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】従って本発明は、所定の
平面内に延在したベースと、カートリッジに収納された
光磁気ディスクを回転させるディスク回転要素と、カー
トリッジの保持が可能なカートリッジホルダと、ディス
ク回転要素に対して装置内の一方の側において前記光磁
気ディスクに外部磁界を印加する磁界印加手段と、カー
トリッジホルダに対するカートリッジの挿入/排出が行
われる挿入/排出位置とカートリッジ内の光磁気ディス
クをディスク回転要素に装着させる装着位置との間で前
記カートリッジホルダを前記ベースに対して移動可能に
支持する支持手段とを具備し、光磁気ディスクに対して
情報の記録再生を行う光磁気ディスク装置において、前
記支持手段は、前記ベースと平行な面内で延在した底壁
とこの底壁に直交する面内で延在するように前記底壁に
接続された側壁とを有し、前記ディスクの挿入方向に沿
って移動可能なプレートと、前記カートリッジホルダへ
の前記カートリッジの挿入/排出時に前記プレートを移
動させる移動手段と、前記プレートの側壁に形成され、
前記ディスク回転要素に対して前記磁界印加手段とは反
対の側に位置し、前記ベースに対して傾斜した溝と、前
記カートリッジホルダに形成され、前記溝と摺動可能に
係合する突起部とを具備することを特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】移動手段によってプレートが移動されたときに
は、突起部と溝とが摺動する。この摺動によって、挿入
/排出位置と装着位置との間のカートリッジホルダの移
動が概略的な回転運動となる。この概略的な回転運動に
おいては、カートリッジホルダの上下方向の移動量は、
磁界印加手段側では小さく、磁界印加手段と反対側では
大きい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】この磁気ヘッド92はレバー94の先端部
に取り付けられている。このレバー94の基端部は板ば
ね96を介して光学ヘッド12の後端部に取り付けられ
ている。この板ばね96は、ディスク98に対する予圧
を磁気ヘッド92に与えるためのものである。光学ヘッ
ド12は磁気ヘッド92と一体的にディスク98の半径
方向に沿って移動しながらディスク98に対して情報の
記録再生を行う。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】さらに、図8に示す態様の装置であれば、
磁気ヘッドの退避量が少なくて済むので、予圧用の板ば
ねや磁気ヘッドの退避機構に負担を掛けることが
く、耐久性などにおいて有利である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の平面内に延在したベースと、 装着位置に装着された光磁気ディスクを回転させるよう
    に前記ベース上に設置されたディスク回転要素と、 光磁気ディスクを収納し挿入方向とこれと反対方向の排
    出方向とに沿って装置内に挿入/排出されるカートリッ
    ジを保持可能であり、前記ディスク回転要素よりも挿入
    方向奥側に回転中心を有するように前記ベースに対して
    回転可能に設置されたカートリッジホルダと、 前記ベースと平行な面内で延在した底壁とこの底壁に直
    交する面内で延在するように前記底壁に接続された側壁
    とを有し、前記装着位置に装着された光磁気ディスクの
    挿入方向に沿って移動可能なプレートと、 前記カートリッジの前記カートリッジホルダへの挿入/
    排出時に前記プレートを移動させる移動手段と、 前記ベースに対して傾斜し、前記プレートの側壁に形成
    された第1及び第2の溝と、 前記光磁気ディスクに外部磁界を印加する磁界印加装置
    を有し、前記ベースと平行な面内に延在したバイアスホ
    ルダと、 前記第1の溝と係合し、前記バイアスホルダと前記カー
    トリッジホルダとを互いに回転可能となるように連結す
    る連結要素と、 前記バイアスホルダに設けられ、前記第2の溝と係合す
    る係合部材とを具備し、 前記移動手段によって前記プレートが移動されたときに
    は、前記カートリッジの前期カートリッジホルダへの挿
    入/排出時に、連結要素と第1の溝との摺動及び係合部
    材と第2の溝との摺動によって前記バイアスホルダがベ
    ースに対して平行移動すると共に、連結要素と第1の溝
    との摺動によって、上下方向の移動量がディスク回転要
    素に対して前記外部磁界印加装置側では小さく前記外部
    磁界印加装置と反対側では大きくなるように、前記カー
    トリッジホルダが回転するように移動することを特徴と
    する光磁気ディスク装置。
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