JPH0689465B2 - エツチング装置 - Google Patents

エツチング装置

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JPH0689465B2
JPH0689465B2 JP30373986A JP30373986A JPH0689465B2 JP H0689465 B2 JPH0689465 B2 JP H0689465B2 JP 30373986 A JP30373986 A JP 30373986A JP 30373986 A JP30373986 A JP 30373986A JP H0689465 B2 JPH0689465 B2 JP H0689465B2
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JP
Japan
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plasma
neutralizer
etching apparatus
ions
container
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康則 大野
巴 黒沢
好美 袴田
忠 佐藤
健一 夏井
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエッチング装置に係り、特に、反応性イオンビ
ームエッチング装置に好適なエッチング装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、機能性薄膜や半導体素子を作成するためのドライ
エッチングの手段として、イオンビームを用いることが
多くなってきている。
エッチングに反応性のイオンを用いれば、異方性の良い
微細な加工ができる。
絶縁物をエッチングする場合は、イオンビームを照射す
ることにより、被加工物が正に帯電するため、これを防
ぐために、被加工物に電子を供給して中性化する必要が
有る。この電子を供給するための装置は、中性化器と呼
ばれている。
従来の中性化器については、ジャーナル・オブ・バキュ
ーム・サイエンス・アンド・テクノロジー15(1978年)
第1093頁から第1095頁(J,Vac,Sci,Technol,15,PP1093
−1095)において述べられているように、ホロカソード
を用いた電子発生装置がよく知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の技術は、中性化器にホロカソード構造を採用
することにより、反応性のガスがホロカソード内のフィ
ラメント付近に入り込むのを減らし、フィラメントの寿
命を長くしてはいるが、熱電子を発生させるためのフィ
ラメントを持っているため、反応性のイオンビームの中
性化に用いるとフィラメントの消耗が激しく、頻繁な部
品交換を必要とするという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、頻繁な部品交換を必要としないメンテナン
ス・フリーであることは勿論、より効果的に電子を発生
させ被加工物の帯電を効果的に防止できる中性化器をも
ったエッチング装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、イオンによる被加工物の帯電を防ぐための
中性化器を、中性化器容器と、該中性化器容器の内部に
マイクロ波放電によりプラズマを発生させるプラズマ発
生手段と、このプラズマから電子を引き出すための電気
的、あるいは磁気的手段とから構成することにより達成
される。
〔作用〕
上記構成とすることにより、中性化器容器内部に導入さ
れたアルゴン等のガスは、マイクロ波放電によりプラズ
マとなり、かつ、プラズマ中の電子のみを、中性化器容
器に設けられた電気的、あるいは磁気的手段により引き
出すことができるため、フィラメントを用いなくてもす
むので上記目的が達成される。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
第1図に本発明のエッチング装置の一実施例、第2図に
それに採用される中性化器の例を示す。
第1図に示すごとく、プラズマ生成室1は、円筒状の側
壁23と上端を封じているバックプレート24、および多孔
の開いたイオン引き出し電極4で囲まれて形成されてい
る。これらを総称してイオン源と呼ぶ。バックプレート
24には、周波数2.45GHzのマイクロ波をプラズマ生成室
1に送るための導波管3が接続されている。プラズマ生
成室1の外周には、ソレノイドコイル2が配置されてい
て、例えば900ガウス程度の直流磁界を、円筒状のプラ
ズマ生成室1の軸方向に発生させる。イオン源は気密を
保って、加工室5に接続されている。この加工室5に
は、被加工物8、および中性化器6が配置されている。
中性化器6は、大気側に置かれたアルゴンガスボンベ9
と電源10により動作し、加工室5内に電子7を発生させ
る。
第2図に示すごとく、中性化器6は、その中にプラズマ
を発生させるための直方体の中性化器容器12と、電子を
引き出すための電子引き出し電極13から成り、それらは
絶縁物を介して加工室側壁11に固定されている。
本実施例では中性化器容器12は円筒状をしており、その
周囲には、軸方向の磁界21を発生させるように永久磁石
20が取り付けられている。中性化器容器12の一端には直
径2mm程の小孔が開けられており、もう一つの端からは
アルゴンガス、及びマイクロ波(2.45GHz)が供給され
る。永久磁石20は、壁から1cm程のところで磁界が90ガ
ウス程度となるように配置されている。
従って、中性化器容器12に導入されたアルゴンガスは、
プラズマ中の電子のサイクロトロン周波数と注入するマ
イクロ波の周波数が一致するため、効率良くプラズマ化
される。
本発明者等の実験によれば、100ワット程度のマイクロ
波を注入することにより、5×1011(個/cm2)程度の
プラズマ密度が得られた。生成されたプラズマから電子
のみを引き出すためには、中性化器容器12が、電子引き
出し電極13に対して負となるように直流電圧(例えば−
10ボルト)を印加するいとにより、電子7を中性化器6
から引き出すことができる。
エッチング装置全体は、真空ポンプを用いて、加工室5
で10-6Torrの真空度にする。次に、ソレノイドコイル2
により、900ガウス程度の磁界をかけたプラズマ生成室
1に、ガス導入管16から酸素等のガスを供給し、2.45GH
zのマイクロ波を注入する。導入されたガスはマイクロ
波の注入によりプラズマ化されるが、プラズマ中の電子
のサイクロトロン共鳴周波数とマイクロ波の周波数が一
致するため、マイクロ波は効率良くプラズマに収納され
て、高密度のプラズマができる。
このようにして生成されたプラズマからイオン引き出し
電極4に所定の電圧を与えることにより、イオンのみを
引き出し、被加工物8に照射してエッチングを行う。そ
の際に、中性化器6から電子7を被加工物8に供給し、
被加工物8の帯電を防止する。
本実施例によれば、マイクロ波放電により中性化器6内
に小さい注入電力で高密度のプラズマを生成し、そこか
ら電子7を引き出しているため、従来問題であったフィ
ラメントの消耗の問題を全く無くすることができる効果
がある。
なお、本実施例ではイオン源として、マイクロ波イオン
源を用いたが、その他のイオン源、例えば高周波イオン
源を用いても良い。
尚、上記実施例では、中性化器への導入ガスとしてアル
ゴンを用いたが、イオン源へ導入するので同じガスを用
いても、本発明の効果を損なうものではない。また、中
性化器からの電子の引き出しに電気的手段を用いている
が、磁気的手段によって、又はその両方を用いて引き出
すこともできる。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明のエッチング装置によれば、イオン
による被加工物の帯電を防ぐための中性化器を、中性化
器容器と、該中性化器容器の内部にマイクロ波放電によ
りプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、このプラ
ズマから電子を引き出すための電気的、あるいは磁気的
手段とから構成したものであるから、中性化器容器内部
に導入されたアルゴン等のガスは、マイクロ波放電によ
りプラズマとなり、かつ、プラズマ中の電子のみを、中
性化器容器に設けられた電気的、あるいは磁気的手段に
より引き出すことができるため、フィラメントを用いな
くてもすむので、頻繁なフィラメントの交換を必換とし
ないメンテナンス・フリーな中性化器とすることができ
ることは勿論、より効果的に電子を発生させ被加工物の
帯電を効率的に防止でき、此種エッチング装置には非常
に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエッチング装置の一実施例を示す縦断
面図、第2図は本発明のエッチング装置に採用される中
性化器の一実施例を示す縦断面図である。 1…プラズマ生成室、2…ソレノイドコイル、3…導波
管、4…イオン引き出し電極、5…加工室、6…中性化
器、7…電子、8…被加工物、9…アルゴンガスボン
ベ、10…電源、11…加工室壁、12…中性化器容器、13…
電子引き出し電極、16…ガス供給管、19…高周波コイ
ル、20…永久磁石。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 忠 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 夏井 健一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (56)参考文献 実開 昭59−107473(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にプラズマが生成されるイオン源と、
    該イオン源に接続され、前記プラズマからイオンを引き
    出し、このイオンを、内部に収納されている被加工物に
    当てて加工する加工室と、前記イオンによる被加工物の
    帯電を防ぐための中性化器とを備えたエッチング装置に
    おいて、 前記中性化器は、中性化器容器と、該中性化器容器の内
    部にマイクロ波放電によりプラズマを発生させるプラズ
    マ発生手段と、このプラズマから電子を引き出すための
    電気的、あるいは磁気的手段とから成ることを特徴とす
    るエッチング装置。
  2. 【請求項2】前記プラズマから電子を引き出すための電
    気的、あるいは、磁気的手段として、電子引き出し用電
    極を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のエッチング装置。
  3. 【請求項3】前記プラズマ発生手段としてマイクロ波導
    入手段と磁場発生用の永久磁石、あるいは電磁石を用い
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエッチ
    ング装置。
JP30373986A 1986-12-22 1986-12-22 エツチング装置 Expired - Lifetime JPH0689465B2 (ja)

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JPS63157887A JPS63157887A (ja) 1988-06-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3123735B2 (ja) * 1995-04-28 2001-01-15 株式会社日立製作所 イオンビーム処理装置
JP3364830B2 (ja) 1998-06-09 2003-01-08 株式会社日立製作所 イオンビーム加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59107473U (ja) * 1983-01-10 1984-07-19 日本電子株式会社 イオンビ−ム照射装置

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