JPH0689306B2 - 粘着テープの製造方法 - Google Patents

粘着テープの製造方法

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JPH0689306B2
JPH0689306B2 JP1003433A JP343389A JPH0689306B2 JP H0689306 B2 JPH0689306 B2 JP H0689306B2 JP 1003433 A JP1003433 A JP 1003433A JP 343389 A JP343389 A JP 343389A JP H0689306 B2 JPH0689306 B2 JP H0689306B2
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JP
Japan
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tape
release agent
laminate
pressure
sensitive adhesive
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JP1003433A
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徹也 澤田
良男 高倉
利博 米田
孝敏 上井
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水溶性の粘着剤を塗布し乾燥して粘着剤層を
形成する工程を含んでいる粘着テープの製造方法に関す
る。
従来の技術 水溶性の粘着剤、例えば、アクリル樹脂エマルジヨンを
塗布し乾燥して粘着剤層を造る従来の粘着テープの製造
方法においては、前記粘着剤をクラフト紙などのテープ
用基材に直接に塗布し乾燥すると、粘着剤の水分によつ
てテープ用基材の伸縮及びしわ等が生じて満足な製品が
得られない。それで、前記テープ用基材に前記粘着剤を
直接に塗布することを避けて、前記テープ用基材に設け
た剥離剤層に前記粘着剤を塗布し乾燥して粘着剤層を造
り、このようにして造つたテープ用基材、剥離剤層及び
粘着剤層の順に積層した積層体を巻き取ることによつ
て、粘着剤層を、剥離剤層より接着性の強いテープ用基
材に貼着させて、粘着剤層、テープ用基材及び剥離剤層
の順に積層した積層体を造り、さらに、剥離剤層が巻き
物の表面を形成するように巻き替えて、テープ用基材、
粘着剤層及び剥離剤層の順に積層した粘着テープを製造
していた。
発明が解決しようとする課題 上記のような従来の粘着テープの製造方法においては、
テープ用基材、剥離剤層及び粘着剤層の順に積層した積
層体を巻き取ることによつて、粘着剤層をテープ用基材
に貼着させることが必要になるが、このようにして巻き
取つて出来上がる巻き物は、巻き取り方向によつて、外
側が、テープ用基材か粘着剤層かになる。従つて、テー
プ用基材、粘着剤層及び剥離剤層の順に積層した積層体
にするためには、どうしても、巻き替えることが必要で
あつた。この巻き替えのために、余分の装置と作業者と
場所と時間とを必要としていた。
本発明の目的は、水溶性の粘着剤を使用するにもかかわ
らず、巻き替えることを必要とせず、連続的に、テープ
用基材、粘着剤層及び剥離剤層の順に積層した粘着テー
プを製造できる粘着テープの製造方法を提供することを
目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の粘着テープの製造
方法は、テープ用基材、剥離剤層及び粘着剤層の順に積
層した第1の積層体を造り、前記第1の積層体から前記
粘着剤層を剥ぎ取つて、前記テープ用基材及び前記剥離
剤層を積層した第2の積層体を得ると共に、前記第1の
積層体から剥ぎ取つた前記粘着剤層を、前記第2の積層
体の前記テープ用基材に貼着させて、剥離剤層、テープ
用基材及び粘着剤層の順に積層した第3の積層体を造
り、前記第3の積層体を前記剥離剤層を外側にして巻き
取ることから構成される。
実 施 例 本発明の粘着テープの製造方法の実施例について、図面
を参照して説明する。
先ず、粘着テープの製造設備を説明する。
第1図は、粘着テープ製造設備の全体図を示す略図であ
る。1は、ヒータ(図示しない)を備えたトンネル7の
中にガイド手段3を設けた型式の公知の乾燥装置であ
る。2は、余分の粘着剤層を取り除くために、運転開始
時に使用される粘着剤層除去手段である。4は転移装置
であり、詳細は後述する。5は公知の巻取装置を示す。
10は、一般に工程中の粘着テープを示し、6は、粘着テ
ープ10の進行方向を示す矢印である。
第2図及び第3図に示す転移装置4は、1対のターンバ
ー41及び44と2個のガイドローラ42及び43とを備える。
1対のターンバー41及び44は、ほぼ接触する状態で対向
配置されると共に、第1の積層体10Aの進行方向6に対
して、45度傾斜して固定されれる。1対のターンバー41
及び44は、その間に、第1の積層体10Aと第2の積層体1
0Bとを、接触させて同一方向に通過させた後に、ターン
バー41が、第2の積層体10Bを90度方向転換させて進行
させ、ターンバー44が、第3の積層体10Cを90度方向転
換させて進行させるように設けられている。なお、ター
ンバー41及び44は、表面の摩擦抵抗を少なくするように
加工されることが好ましい。
2個のガイドローラ42及び43は、第1番目のガイドロー
ラ42が、1対のターンバー41及び44の間を通過した第2
の積層体10Bの表裏を反対にすると共に進行方向を逆に
し、第2番目のガイドローラ43が、第1番目のガイドロ
ーラ42を通過した第2の積層体10Bの表裏を再び反対に
すると共に進行方向を逆にするように配置されている。
第4図及び第5図に示す転移装置4Bは、1対のニツプロ
ーラ45B及び47Bと4個のガイドローラ46Bとを備え、更
に、ターンバー48B及び51Bと2個のガイドローラ49B及
び50Bとを備える。
1対のニツプローラ45B及び47Bは、ほぼ接触する状態で
対向配置され、4個のガイドローラ46Bは、第2の積層
体10Bを環状に進行させ、表裏を変えることができるよ
うに配置されている。ターンバー48B及び51Bとガイドロ
ーラ49B及び50Bとは、第3の積層体10Cを巻取装置(図
示しない)に導くものである。
本発明の粘着テープの製造方法は、前記の製造設備にお
いて、次のように実施される。
先ず、クラフト紙からなるテープ用基材11にシリコンか
らなる剥離剤層12を積層し、剥離剤層12に、アクリル樹
脂エマルジョンを塗布し、乾燥装置1に通して乾燥す
る。これによつて、テープ用基材11、剥離剤層12及び粘
着剤層13の順に積層した第1の積層体10Aを造る。
なお、剥離剤が、テープ用基材11に浸透するのを防止す
るために、目止め剤(例えば、ポリエチレン)を、テー
プ用基材11と剥離剤層12との間に積層する場合もある。
次に、テープ用基材11、剥離剤層12及び粘着剤層13の順
に積層した第1の積層体10Aを転移装置4又は4Bに通
す。第1の積層体10Aは、転移装置4の1対のターンバ
ー41及び44(又は、転移装置4Bの1対のニツプローラ45
B及び47B)の間を通過して、粘着剤層13を剥ぎ取られ、
テープ用基材11及び剥離剤層12を積層した第2の積層体
10Bになる。
テープ用基材11及び剥離剤層12を積層した第2の積層体
10Bを、2個のガイドローラ42及び43によつて2回折り
返し(又は、4個のガイドローラ46Bによつて環状の経
路を通り)、表裏を反対にして、再び、前述の1対のタ
ーンバー41及び44(又は、1対のニツプローラ45B及び4
7B)の間に通す。1対のターンバー41及び44(又は、1
対のニツプローラ45B及び47B)の間で、第1の積層体10
Aの粘着剤層13と第2の積層体10Bのテープ用基材11とを
接触させて、第1の積層体10Aの粘着剤層13を、剥離剤
層12よりも強い接着力を持つた第2の積層体10Bのテー
プ用基材11に貼着させることができ、かくして、剥離剤
層12、テープ用基材11及び粘着剤層13の順に積層した第
3の積層体10Cを造る。
続いて、第3の積層体10Cを、剥離剤層を外側にして、
巻取装置5によつて巻き取り、所望の粘着テープを製造
する。
発明の効果 本発明の粘着テープの製造方法は、以上説明したように
構成されているので、以下に記載されるような効果を奏
する。
先ず、水溶性の粘着剤を使用して、剥離剤層、テープ用
基材及び粘着剤層の順に積層した積層体を、巻き替え工
程なしに、製造することができ、この積層体を、剥離剤
層が外側のなるように、巻き取ることによつて、テープ
用基材、粘着剤層及び剥離剤層の順に積層した粘着テー
プを製造することができる。
更に、このため、従来の巻き替えのために必要であつた
余分の装置、作業者、場所及び時間を節約することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の粘着テープの製造方法を実施する製
造設備の概略を説明する略図である。 第2図及び第3図は、転移装置の平面図及び斜視図であ
る。 第4図及び第5図は、転移装置の別の例の平面図及び斜
視図である。 第6図は、本発明の粘着テープの製造方法における工程
中の粘着テープの断面構造を示す略図であり、第6図
(1)、(2)及び(3)は、それぞれ、第1の積層
体、第2の積層体及び第3の積層体の部分断面図であ
る。 10A……第1の積層体 10B……第2の積層体 10C……第3の積層体 11……テープ用基材 12……剥離剤層 13……粘着剤層
フロントページの続き (72)発明者 上井 孝敏 茨城県岩井市大字岩井5269番地 レンゴー 株式会社利根川加工工場内 (56)参考文献 特開 昭58−152752(JP,A) 特公 昭49−12097(JP,B1) 特公 昭39−16796(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ用基材、剥離剤層及び粘着剤層の順
    に積層した第1の積層体を造り、前記第1の積層体から
    前記粘着剤層を剥ぎ取つて、前記テープ用基材及び前記
    剥離剤層を積層した第2の積層体を得ると共に、前記第
    1の積層体から剥ぎ取つた前記粘着剤層を、前記第2の
    積層体の前記テープ用基材に貼着させて、剥離剤層、テ
    ープ用基材及び粘着剤層の順に積層した第3の積層体を
    造り、前記第3の積層体を、前記剥離剤層を外側にして
    巻き取ることからなる粘着テープの製造方法。
JP1003433A 1989-01-10 1989-01-10 粘着テープの製造方法 Expired - Lifetime JPH0689306B2 (ja)

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