JPH068884A - 飛行体 - Google Patents

飛行体

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JPH068884A
JPH068884A JP41856590A JP41856590A JPH068884A JP H068884 A JPH068884 A JP H068884A JP 41856590 A JP41856590 A JP 41856590A JP 41856590 A JP41856590 A JP 41856590A JP H068884 A JPH068884 A JP H068884A
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JP
Japan
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envelope
reinforcing
members
ring
fixed
Prior art date
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Pending
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JP41856590A
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English (en)
Inventor
Haruo Sukai
治夫 須貝
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンベロープの上下方向の伸びによる変形を
防ぐことで安定した飛行を可能にする。 【構成】 飛行体はエンベロープ10にガスを入れて空
中を浮遊して飛行する。エンベロープ10の上部に第1
の支持部材90を配置する。エンベロープ10の下部に
第2の支持部材90を配置する。これらの支持部材9
0,90の間に引張ワイヤ100を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空中を浮遊して飛行する
飛行体に関する。
【0002】
【従来の技術】飛行体は球状のエンベロープを有し、こ
のエンベロープにはヘリウムガスが入っている。従来の
エンベロープはヘリウムガスの封入量や風の影響により
変形して、上下方向のたて長の楕円体になりやすい。こ
のため飛行が不安定となったり、搭乗員が不安をおぼえ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、エン
ベロープの上下方向の変形を防ぐことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はエンベロープの
上下方向の変形を防ぐことができる飛行体である。図1
の飛行体はエンベロープ10にガスを入れて空中を浮遊
して飛行する。エンベロープ10の上部に第1の支持部
材90を配置する。エンベロープ10の下部に第2の支
持部材90を配置する。これらの支持部材90,90の
間に引張ワイヤ100を配置する。
【0005】
【実施例】図1と図2は飛行体としての気球を示してい
る。気球は、球形の外皮ともいうエンベロープ10と、
キャビンともいうゴンドラ13を有している。エンベロ
ープ10内には浮昇性希ガス(水素ガス、ヘリウムガス
など)が充填されている。この希ガスは図示しない装置
により追加充填または放出ができる。エンベロープ10
の中には、内部気室ともいうバロネット(図示せず)が
好ましくは収容されている。バロネットには、図示しな
い装置により空気を追加または減らすことができる。た
とえば、エンベロープ10内の希ガスが減った時には、
バロネットに空気を追加する。エンベロープ10はたと
えばポリエステル布にウレタン樹脂または塩化ビニル樹
脂加工して作ってあり、気密性、耐水性を確保してい
る。エンベロープ10の外周には経度方向と緯度方向に
補強材70,71が糸でしっかり固定されている。補強
材70と71は各々交差している。経度方向(たて方
向)の補強材70はたとえば32本である。緯度方向
(よこ方向)の補強材71はたとえば12本である。
【0006】図3には図1のA部分である補強材70と
71の交差部分の例を示している。補強材70,71は
強度が大きく耐水性、対候性の優れたテープ状の長尺物
でたとえばデュポン社製のケプラー(商品名)を用いる
ことができる。図3と図4に示すように、エンベロープ
10の外周面にはよこ方向の補強材71が糸71aによ
りしっかりと密着してぬいつけてある。そして補強材7
1は被覆保護材171のより被覆されている。この被覆
保護材171は補強材71を糸によりぬいつけたことに
より穴がエンベロープ10にあいたのをふさぐことと、
糸が水や風により弱って切れるのを防ぐものである。被
覆保護材171の長手方向両側部分171aはエンベロ
ープ10に溶着されている。一方、たて方向の補強材7
0が糸70aによりエンベロープ10の外周面と被覆保
護材171などにぬいつけられている。補強材70が補
強材71に重った部分では糸70aは図4のように補強
材70,71、エンベロープ10を通してぬいつけられ
ている。補強材70は被覆保護材170により被覆され
ている。被覆保護材170の両側部分170aはエンベ
ロープ10に溶着されている。
【0007】図1に示すように、直径方向におけるエン
ベロープ10の上下の位置には、支持部材90,90が
固定されている。支持部材90,90は図6のようにエ
レメント90a,90aから構成されている。エレメン
ト90a,90aは軽量化のためにアルミ合金や軽合金
で作られている。経度方向の各補強材70の上下端部が
図5のように支持部材90,90側に固定されている。
図6に示すように、各補強材70の上端部95は、上の
支持部材90側のリング状パイプ97に巻付けて固定さ
れている。また各補強材70の下端部95は、下の支持
部材90側のリング状のパイプ97に巻付けて固定され
ている。パイプ97は、エレメント90a,90aに挟
まれて支持されている。
【0008】上下の支持部材90,90の間には図5と
図6に示すようにロープともいう引張ワイヤ100が上
下方向に4本配置されている。これらの引張ワイヤ10
0は支持部材90,90の上下方向の高さまたは長さの
変化を規制するためのものである。つまりエンベロープ
10は補強材70,71の存在により十分変形が規制さ
れるのであるが、さらにこれら引張ワイヤ100を用い
て上下方向にエンベロープ10が長くなってしまうよう
な変形を防ぐのである。支持部材90は中央に穴105
を有するリング状の部材であり、この支持部材90には
4本の取付具104が着脱可能に等間かくをおいて取付
けられている。この穴105にはアルミ板のフタ106
が設けられている。取付具104は図6のようにおねじ
部107を有し、支持部材90の1つのエレメント90
aにねじこまれている。取付具104の外端には止め用
のリング110が設けられている。このリング110と
おねじ部107によりフタ106とエレメント90a,
90aが固定されている。取付具104の内端にはリン
グ112が設けられている。上の取付具104のリング
112と下の取付具104のリング112の間に上述し
た引張ワイヤ100がむすんである。
【0009】図1においてゴンドラ13はエンベロープ
10の下部の固定されている。ゴンドラ13の上部には
エンジン15が固定されている。600はナビゲーショ
ンボードである。ゴンドラ13の運転席2にはオペレー
タ17が乗っている。ゴンドラ13の下には、安全部材
18が固定されている。この安全部材18は水上で浮上
するものである。もちろん着地もできる。図8に示すよ
うにゴンドラ13からは4本の支柱13aが下方に設け
られている。支柱13aにはリング状の金属製またはカ
ーボン製のパイプ13bが固定されている。パイプ13
bには発泡ウレタンあるいは発泡スチロール製の発泡体
200が固定されている。この発泡体200はドーナツ
状であり、その周囲には被覆材210が設けられてい
る。この被覆材は樹脂シートやゴムシートなどである。
これにより防水性、耐候性、耐久性を改善する。
【0010】エンジン15の排気管23が上方に設けら
れている。このためオペレータ17は排ガス、排出音に
さらされない。エンジン15は図7のように4つのロー
タ30F,30B,30R,30Lを動力伝達手段40
を介して回転できる。この4つのロータにより前進、後
退、上昇、下降、旋回が可能である。ロータ30L,3
0Rは図1のようにチルト機構30Tを備える。
【0011】ところで本発明は上述の実施例に限定され
ない。たとえば補強材70,71の本数は選択できる。
両補強材70,71を経度方向と緯度方向以外の方向に
配列してもよい。引張ワイヤは5本以上または1本〜3
本であってもよい。また経度方向と緯度方向の補強材を
ともにエンベロープに溶着してもよい。安全部材はドー
ナツ状に限らない。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば引張部材によりエンベ
ロープの上下に長くのびる変形を防ぐことができる。こ
のため安定して飛行が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飛行体の正面図。
【図2】本発明の飛行体の平面図。
【図3】図1の飛行体のA部分で示す補強材の交差部分
を拡大して示した断面を有する斜視図。
【図4】補強材の交差部分を示す図3のB−B線におけ
る断面図。
【図5】経度方向の補強材と引張ワイヤの取付状態を示
す概略図。
【図6】上下の支持部材と経度方向の補強材との取付、
上下の支持部材と引張ワイヤとの取付を示す断面図。
【図7】気球の駆動部を示す斜視図。
【図8】安全手段の内部を示す断面を有する正面図。
【符号の説明】
10 エンベロープ 18 安全部材 70,71 補強材 80 被覆保護材 90 支持部材 97 リング状のパイプ 100 引張ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンベロープにガスを入れて空中を浮遊
    して飛行する飛行体において、エンベロープ(10)の
    上部に第1の支持部材を配置して、下部に第2の支持部
    材を配置し、第1の支持部材(90)と第2の支持部材
    (90)の間に引張部材(100)が配置されているこ
    とを特徴とする飛行体。
JP41856590A 1990-12-28 1990-12-28 飛行体 Pending JPH068884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41856590A JPH068884A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 飛行体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41856590A JPH068884A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 飛行体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH068884A true JPH068884A (ja) 1994-01-18

Family

ID=18526383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41856590A Pending JPH068884A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 飛行体

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JP (1) JPH068884A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100667031B1 (ko) * 2005-12-27 2007-01-10 한국항공우주연구원 그물망-스트립-패치 혼합형 계류식 기구
KR100954547B1 (ko) * 2006-04-05 2010-04-23 이노악 코포레이션 모양 형성 장치의 제조 방법, 모양 형성 방법, 및 그 모양 형성 방법에 사용되는 도료
JP2010215023A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Zero:Kk 空撮用バルーン
JP2012040897A (ja) * 2010-08-15 2012-03-01 Jin Warashina 硬式排気気球
JP2024044864A (ja) * 2022-09-21 2024-04-02 株式会社岩谷技研 気球

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