JPH05221387A - 太陽電池付き飛行船 - Google Patents
太陽電池付き飛行船Info
- Publication number
- JPH05221387A JPH05221387A JP4026740A JP2674092A JPH05221387A JP H05221387 A JPH05221387 A JP H05221387A JP 4026740 A JP4026740 A JP 4026740A JP 2674092 A JP2674092 A JP 2674092A JP H05221387 A JPH05221387 A JP H05221387A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airship
- solar cell
- solar battery
- sunlight
- radiation
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 船体内部に太陽電池を配置した飛行船の具体
的な構成を提案することを目的とする。 【構成】 気密の袋状体に軽気体を封入することによっ
て空中を飛行する飛行船1の少なくとも上側は透光材に
て形成され、光透過された飛行船1内部の光の照射を受
ける位置に太陽電池2を配置するものである。
的な構成を提案することを目的とする。 【構成】 気密の袋状体に軽気体を封入することによっ
て空中を飛行する飛行船1の少なくとも上側は透光材に
て形成され、光透過された飛行船1内部の光の照射を受
ける位置に太陽電池2を配置するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽電池を船体内部に配
置した飛行船に関する。
置した飛行船に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池を用いた飛行船として、太陽電
池を船体表面に配置し、この太陽電池で発電された電力
を、飛行船の電源とし、飛行させるものが提案されてい
る(特願平4−7952号)。
池を船体表面に配置し、この太陽電池で発電された電力
を、飛行船の電源とし、飛行させるものが提案されてい
る(特願平4−7952号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した飛
行船に配置された太陽電池は船体の表面に設けられてお
り、この船体の外周に太陽電池を取り付けるのは曲面へ
の装着であるので、装着方法に種々の制約があり困難で
ある。さらに、飛行中において太陽電池表面が汚れた
り、あるいは太陽電池の破損を受けやすいという問題点
があった。
行船に配置された太陽電池は船体の表面に設けられてお
り、この船体の外周に太陽電池を取り付けるのは曲面へ
の装着であるので、装着方法に種々の制約があり困難で
ある。さらに、飛行中において太陽電池表面が汚れた
り、あるいは太陽電池の破損を受けやすいという問題点
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による太陽電池付
き飛行船は、少なくとも飛行船の上側は透光材にて形成
され、光透過された飛行船内部の光の照射を受ける位置
に太陽電池を配置し、さらに、この太陽電池は平板形状
としたものである。
き飛行船は、少なくとも飛行船の上側は透光材にて形成
され、光透過された飛行船内部の光の照射を受ける位置
に太陽電池を配置し、さらに、この太陽電池は平板形状
としたものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、通常の飛行船の製造によっ
て、フラットな太陽電池が使用でき、また太陽電池は飛
行船内に内蔵しているので、太陽電池表面は飛行船を形
成する透光材によって保護される。
て、フラットな太陽電池が使用でき、また太陽電池は飛
行船内に内蔵しているので、太陽電池表面は飛行船を形
成する透光材によって保護される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1、図2は本発明による太陽電池付き飛
行船の内部透視斜視図及び太陽電池付き飛行船の側面図
を示しており、1は飛行船であって、透明の塩化ビニ−
ルを主材として作られた気密性を有する袋状体に空気よ
り軽い気体であるヘリウムを封入して構成されている。
2は太陽電池で、例えば、軽量化のために柔軟性を有す
るポリイミド樹脂薄膜表面に、薄膜状のアモルファスシ
リコンを積層して構成されたフレキシブルな太陽電池が
用いられており、この太陽電池2は平板状に形成して、
飛行船1の内側にて、飛行船1内部と太陽電池2の周縁
部間にケーブル3,3・・・・を取り付けて、太陽光を照射
できるよう設置する。このようにケーブル3,3・・・・を
取り付けることによって、太陽電池2は飛行船1内にお
いて安定する。4は飛行船1の下部中央部に吊設された
ゴンドラで、飛行船1の航行を司るものが収納される。
具体的には人が乗れる程の数十mの飛行船であれば人が
それに該当するであろうし、もっと小型のものであれば
遠隔制御用の受信機などが搭載されている。
に説明する。図1、図2は本発明による太陽電池付き飛
行船の内部透視斜視図及び太陽電池付き飛行船の側面図
を示しており、1は飛行船であって、透明の塩化ビニ−
ルを主材として作られた気密性を有する袋状体に空気よ
り軽い気体であるヘリウムを封入して構成されている。
2は太陽電池で、例えば、軽量化のために柔軟性を有す
るポリイミド樹脂薄膜表面に、薄膜状のアモルファスシ
リコンを積層して構成されたフレキシブルな太陽電池が
用いられており、この太陽電池2は平板状に形成して、
飛行船1の内側にて、飛行船1内部と太陽電池2の周縁
部間にケーブル3,3・・・・を取り付けて、太陽光を照射
できるよう設置する。このようにケーブル3,3・・・・を
取り付けることによって、太陽電池2は飛行船1内にお
いて安定する。4は飛行船1の下部中央部に吊設された
ゴンドラで、飛行船1の航行を司るものが収納される。
具体的には人が乗れる程の数十mの飛行船であれば人が
それに該当するであろうし、もっと小型のものであれば
遠隔制御用の受信機などが搭載されている。
【0007】次に、本発明に係る飛行船の詳細な構成に
ついて説明しておく。飛行船1の大きさは長さ約6m、
中央部の直径約2.3m、規定量の封入ヘリウムガス5
0000リットル、太陽電池2はアモルファスシリコン
を用いたフレキシブル太陽電池で、中央部位置に平板状
として形成させた場合の張り付け面積約5m2、発電電
力400W程度である。
ついて説明しておく。飛行船1の大きさは長さ約6m、
中央部の直径約2.3m、規定量の封入ヘリウムガス5
0000リットル、太陽電池2はアモルファスシリコン
を用いたフレキシブル太陽電池で、中央部位置に平板状
として形成させた場合の張り付け面積約5m2、発電電
力400W程度である。
【0008】このように形成し、ヘリウムガスを規定量
封入して飛行船1の規定の大きさに膨らませた状態で飛
行船1内の太陽電池2に太陽光の照射を受けるようにす
る。太陽光は飛行船1の透光材を通過し、太陽電池2は
高効率の発電を行う。この発電電力は遠隔制御用の受信
器を駆動する他、ゴンドラ4の側面に設けられた前後、
上下の推進用のプロペラ5や飛行船の後部上下側に設け
られた方向舵プロペラ6、6などの駆動源として用いら
れる。
封入して飛行船1の規定の大きさに膨らませた状態で飛
行船1内の太陽電池2に太陽光の照射を受けるようにす
る。太陽光は飛行船1の透光材を通過し、太陽電池2は
高効率の発電を行う。この発電電力は遠隔制御用の受信
器を駆動する他、ゴンドラ4の側面に設けられた前後、
上下の推進用のプロペラ5や飛行船の後部上下側に設け
られた方向舵プロペラ6、6などの駆動源として用いら
れる。
【0009】尚、図1に示した構成によれば、太陽電池
2は飛行船1の中央部の平板の上面にのみ設けられてい
るが、飛行船の持つ浮力と太陽電池2の重量とが許せ
ば、飛行船1の中央部のパネルの下面にも太陽電池2を
設けることも可能である。この場合、太陽光からの直射
光はこの下側の太陽電池には照射されないが、地表から
の反射光、あるいは飛行船が雲より高い位置まで上昇し
たときはその雲による反射光によって下面太陽電池が発
電に寄与し、大きな発電電力を得ることができる。ま
た、太陽電池2として結晶系のものを用いれば、多少重
量は増加するが、発電効率を高めることができる。
2は飛行船1の中央部の平板の上面にのみ設けられてい
るが、飛行船の持つ浮力と太陽電池2の重量とが許せ
ば、飛行船1の中央部のパネルの下面にも太陽電池2を
設けることも可能である。この場合、太陽光からの直射
光はこの下側の太陽電池には照射されないが、地表から
の反射光、あるいは飛行船が雲より高い位置まで上昇し
たときはその雲による反射光によって下面太陽電池が発
電に寄与し、大きな発電電力を得ることができる。ま
た、太陽電池2として結晶系のものを用いれば、多少重
量は増加するが、発電効率を高めることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも飛行船の上
側は透光材にて形成され、光透過された飛行船内部の光
の照射を受ける位置に太陽電池を配置し、さらに、この
太陽電池は平板状に形成しているので、通常の飛行船の
製造によって、フラットな太陽電池が使用できると共に
設置が簡易に行え、太陽電池は飛行船内に内蔵している
ので、太陽電池表面は飛行船を形成する透光材によって
保護され、太陽電池の損傷を受けずに、飛行船の駆動源
として活用することができる。
側は透光材にて形成され、光透過された飛行船内部の光
の照射を受ける位置に太陽電池を配置し、さらに、この
太陽電池は平板状に形成しているので、通常の飛行船の
製造によって、フラットな太陽電池が使用できると共に
設置が簡易に行え、太陽電池は飛行船内に内蔵している
ので、太陽電池表面は飛行船を形成する透光材によって
保護され、太陽電池の損傷を受けずに、飛行船の駆動源
として活用することができる。
【図1】本発明太陽電池付き飛行船の内部透視斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明太陽電池付き飛行船の断面図である。
1 飛行船 2 太陽電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 達憲 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 邑田 健治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 田中 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 田中 俊哉 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 気密の袋状体に軽気体を封入することに
よって空中を飛行する飛行船において、少なくとも該飛
行船の上側は透光材にて形成され、光透過された該飛行
船内部の光の照射を受ける位置に太陽電池を配置したこ
とを特徴とする太陽電池付き飛行船。 - 【請求項2】 上記太陽電池は平板形状であることを特
徴とする請求項1記載の太陽電池付き飛行船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026740A JPH05221387A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 太陽電池付き飛行船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026740A JPH05221387A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 太陽電池付き飛行船 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05221387A true JPH05221387A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12201701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4026740A Pending JPH05221387A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 太陽電池付き飛行船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05221387A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5518205A (en) * | 1994-09-06 | 1996-05-21 | Rockwell International Corporation | High altitude, long duration surveillance system |
WO2000034120A1 (en) | 1998-12-11 | 2000-06-15 | Southwest Research Institute | Autonomous stratospheric airship |
GB2366273A (en) * | 2000-08-31 | 2002-03-06 | Edmund Peter Gortowski | Aerial survey or inspection device with (partially) buoyant envelope |
US6386480B1 (en) | 1988-12-11 | 2002-05-14 | Southwest Research Institute | Autonomous stratospheric airship |
FR2821059A1 (fr) * | 2001-02-19 | 2002-08-23 | Eric Serveau | Aeronef de transport a energie solaire et emport d'helium |
US20100251618A1 (en) * | 2007-12-27 | 2010-10-07 | Asahi Glass Co., Ltd. | Enclosure structure for building |
JP2013107638A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Thales | 光起電手段及び太陽光集中装置を備える気球 |
WO2014007682A1 (ru) * | 2012-07-06 | 2014-01-09 | Zarbeev Oleg Rafaelievich | Транспорт для движения по заданной траектории |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4534525A (en) * | 1982-04-28 | 1985-08-13 | Bliamptis Emmanuel E | Evacuated balloon for solar energy collection |
JPH03227798A (ja) * | 1990-02-02 | 1991-10-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 飛行船 |
JPH045198A (ja) * | 1990-04-23 | 1992-01-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 太陽電池式電気飛行機 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP4026740A patent/JPH05221387A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1156960A4 (en) * | 1998-12-11 | 2003-05-02 | Southwest Res Inst | AUTONOMOUS STRATOSPHERIC AIRSHIP |
WO2000034120A1 (en) | 1998-12-11 | 2000-06-15 | Southwest Research Institute | Autonomous stratospheric airship |
EP1156960A1 (en) * | 1998-12-11 | 2001-11-28 | Southwest Research Institute | Autonomous stratospheric airship |
US6607163B2 (en) | 1998-12-11 | 2003-08-19 | Southwest Research Institute | Autonomous stratospheric airship |
GB2366273A (en) * | 2000-08-31 | 2002-03-06 | Edmund Peter Gortowski | Aerial survey or inspection device with (partially) buoyant envelope |
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US20100251618A1 (en) * | 2007-12-27 | 2010-10-07 | Asahi Glass Co., Ltd. | Enclosure structure for building |
US8146296B2 (en) * | 2007-12-27 | 2012-04-03 | Asahi Glass Company, Limited | Enclosure structure for building |
JP2013107638A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Thales | 光起電手段及び太陽光集中装置を備える気球 |
US9650122B2 (en) | 2011-11-22 | 2017-05-16 | Thales | Balloon comprising photovoltaic means and a solar concentration device |
WO2014007682A1 (ru) * | 2012-07-06 | 2014-01-09 | Zarbeev Oleg Rafaelievich | Транспорт для движения по заданной траектории |
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