JPH0688493A - セグメント供給装置 - Google Patents

セグメント供給装置

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JPH0688493A
JPH0688493A JP4240888A JP24088892A JPH0688493A JP H0688493 A JPH0688493 A JP H0688493A JP 4240888 A JP4240888 A JP 4240888A JP 24088892 A JP24088892 A JP 24088892A JP H0688493 A JPH0688493 A JP H0688493A
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segment
conveyor
segments
hoist
erector
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Yuichi Kikuchi
雄一 菊池
Yasumasa Suzuki
康正 鈴木
Hideki Hagiwara
英樹 萩原
Takashi Wakechigai
隆志 輪違
Shigeo Fujii
茂男 藤井
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Shimizu Construction Co Ltd
IHI Corp
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セグメントをエレクタに供給する時間を短縮
化し、曲線区間等においても円滑にセグメント供給を行
う。 【構成】 シールド掘進機1に連結され1 リング分のセ
グメント3を載置すると共にセグメント3をエレクタ4
に順次渡すコンベア51と、シールド掘進機1に先端部
26aが支持され略トンネル軸に沿って後方に伸びたホ
イストビーム26と、ホイストビーム26に従って往復
移動しコンベア51の後端側にセグメント3を搬入する
ホイスト32と、コンベア51を左右方向に移動させて
ホイストビーム26との左右相対位置を調節するセンタ
リング機構たるセンタリングジャッキ25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法における
エレクタにセグメントを供給するためのセグメント供給
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に泥水加圧式等のシールド工法は、
図6に示すように、シールド掘進機aにより掘削された
堀孔の内面に、エレクタbによってセグメントcを建て
込み、トンネル内壁を構築するものである。そしてエレ
クタbへセグメントcを供給するに際しては、掘進機a
がセグメントcの1リング分掘進した後に、トンネル入
口部から台車dによって搬入されたセグメントcを、ビ
ームgに沿って移動するホイストeによって掘進機aの
後部まで移載して、エレクタbの後方に設けられた供給
装置fによってエレクタbに向けて押し出し、エレクタ
bに渡すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のセグメント供給システムにあっては、台車d上のセグ
メントcをホイストeで吊り下げて一個づつ供給装置f
にセットするようになっているので、例えば1 リング6
ピースのセグメントcの場合は、ホイストeを台車dと
供給装置fとの間を六往復させなければならず、セグメ
ントcをホイストeに供給するための時間が長くかかっ
てしまうという問題があった。
【0004】そこで本発明者らは、上記課題を解決すべ
く、1 リング分のセグメントを予め載置しておいて掘進
完了後にそのセグメントをエレクタに順次渡すコンベア
と、掘進中にこのコンベアにセグメントを搬入するホイ
ストとによって、セグメントを自動供給する新規なシス
テムを開発した。ただしこの新システムにおいては、ト
ンネルの曲線区間を掘進する際に、コンベアの長手方向
とホイストの走行軌道との間にズレが生じて、セグメン
トの積載が困難になるおそれがある。
【0005】そこで本発明は、上記事情に鑑み、セグメ
ント供給時間を短縮し、且つ曲線区間においても円滑に
セグメントを供給できるセグメント供給装置を提供すべ
く創案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、シールド掘進
機に連結され1 リング分のセグメントを載置すると共に
これらセグメントをエレクタに順次渡すコンベアと、シ
ールド掘進機に先端部が支持され略トンネル軸に沿って
後方に伸びたビームと、このビームに従って往復移動し
コンベアの後端側にセグメントを搬入するホイストと、
コンベアを左右方向に移動させてビームとの左右相対位
置を調節するセンタリング機構とを備えたものである。
【0007】
【作用】上記構成によって、ホイストは、コンベアの後
端側にセグメントを搬入し、シールド掘進機の掘進中に
1 リング分のセグメントを積載させておく。コンベア
は、掘進機が1 リング分掘進した後、先端側のセグメン
トからエレクタに順次供給する。センタリング機構は、
曲線区間等の掘進において、コンベアのセグメント受け
入れの位置と、ビームによって決まるホイストのセグメ
ント搬入位置とがズレたときに、コンベアを左右方向に
移動させて積載できる位置に修正する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0009】図1及び図2は、本発明に係わるセグメン
ト供給装置の一実施例を示したものである。このセグメ
ント供給装置は、シールド掘進機1に連結されセグメン
ト3をエレクタ4に順次渡すコンベア51と、シールド
掘進機1に先端部26aが支持されたビームたるホイス
トビーム26と、ホイストビーム26に従って往復移動
するホイスト32と、コンベア51を適宜左右方向に移
動させるためのセンタリング機構たるセンタリングジャ
ッキ25とにより主として構成されている。
【0010】シールド掘進機1は、円筒形の外殻52
と、外殻52の前端部にビット53を備えて設けられた
カッター54とで構成され、外殻52内には後方に延出
された後部フレーム55が設けられている。エレクタ4
は、この後部フレーム55に取り付けられ、把持したセ
グメント3を所定の組立位置に移動させて組み立てるよ
うに形成されている。
【0011】コンベア51は、エレクタ4の後方に設け
られ、1 リング分のセグメント3を載置するラダーフレ
ーム状のセグメント載置台9と、セグメント載置台9上
のセグメント3を先端側へ適宜移動させるための移送台
車(シャトルサーバ)35とで構成され、セグメント載
置台9は平面視でコ字状に形成された支持架台(コンベ
アガイドフレーム)17によって保持されている。支持
架台17は、図4に示すように左右部23が上方に立ち
上げられて、シールド掘進機1の後方デッキ1aにそれ
ぞれピン24を介して連結されている。すなわち、掘進
機1に牽引されその掘進に伴って前方に移動するように
なっている。
【0012】本実施例にあっては図3及び図4に示すよ
うに、1 リングが6 ピースのセグメント3から成ってい
るので、セグメント載置台9上には六個のセグメント3
が載置されることになる。これらセグメント3は、最初
に組み立てられる三個のAセグメント3aと、その両側
に組み立てられる二個のBセグメント3bと、最後に組
み立てられる一個のKセグメント3kとを含んでいる。
そしてセグメント載置台9には前方から順に第一ないし
第六載置部10〜15が設けられており、これらにそれ
ぞれAセグメント3a,Bセグメント3b,Kセグメン
ト3kと載置されるようになっている。
【0013】またセグメント載置台9の底部にはローラ
21が備えられ、このローラ21によって、トンネル底
部のセグメント3上に敷かれたベース板16の上を軸方
向に移動できるようになっている。ベース板16は、セ
グメント載置台9より一回り大きな長方形状の板として
形成され、セグメント3の曲面に合わせてカーブ成形さ
れている。このベース板16は、セグメント載置台9と
ともに支持架台17によって支持されており、支持架台
17とベース板16との間には、ベース板16を軸方向
にスライドさせるためのベース板スライドジャッキ18
が設けられている。このスライドの際、ベース板16の
両側は、支持架台17の内側面に案内されるようになっ
ている。また支持架台17とセグメント載置台9の後端
との間には、セグメント載置台9を軸方向にスライドさ
せるためのコンベアスライドジャッキ19が設けられて
おり、セグメント載置台9の両側は、支持架台17に取
り付けられたガイドローラ20に案内されるようになっ
ている。
【0014】またセグメント載置台9には、下方へ突出
することにより底部のセグメント3に当接してセグメン
ト載置台9を上昇させる昇降ジャッキ22が設けられて
いる。この昇降ジャッキ22は、セグメント載置台9の
前端と後端の両側に、それぞれベース板16を避けた位
置で取り付けられている。従って昇降ジャッキ22を伸
長させれば、セグメント載置台9がベース板16から浮
くことになるので、ベース板16には荷重が掛からなく
なり、ベース板スライドジャッキ18の伸長によって容
易に前方へ移動できることになる。
【0015】移送台車35は、セグメント載置台9の中
央部に組み込まれ、軸方向に設けられた二本のレール3
6に沿って移動することで、セグメント載置台9上のセ
グメント3を適宜前方へ移送するようになっている。移
送台車35にはモータ38が取り付けられ、軸方向に沿
って固定されたチェーン39に噛合してその回転力によ
り移送台車35を走行させるようになっている。また移
送台車35にはジャッキ(図示せず)が備えられ、その
伸長により載置部10〜15上のセグメント3を持ち上
げるようになっている。すなわち移送台車35は、この
ジャッキの伸縮と、走行移動とにより、搬入されたセグ
メント3を順次セグメント載置台9の先端側へ移送でき
るようになっている。
【0016】ホイストビーム26は、先端部26aがシ
ールド掘進機1の後方デッキ1aに枢支され、その後端
26bは、コンベア51の後方において追従する後続台
車27に支持されている(図3参照)。後続台車27
は、トンネルの底部に掛け渡された横架材28上にトン
ネル軸に沿って順次延長されるレール29の上を走行す
るようになっている。後続台車27と掘進機1の後方デ
ッキ1aとは、図示しないロープによって連結されてお
り、シールド掘進機1の掘進に従って牽引されるように
なっている。
【0017】また後続台車用レール29の内側には、セ
グメント台車30のためのレール31が並行に配置され
ており、このレール31上をセグメント3が載置された
セグメント台車30が走行するようになっている。セグ
メント台車30は、セグメント3が組立順に重ねて載置
されるようになっており、本実施例にあっては二台の台
車30で運搬するものとし、先頭の台車30aに最初に
組み立てられる三個のAセグメント3aが載せられ、次
の台車30bには二個のBセグメント3bが載せられ、
その上に最後に組み立てられるKセグメント3kが載せ
られる。
【0018】ホイスト32は、ホイストビーム26に係
合する車輪56の回転によって走行するように構成さ
れ、セグメント台車30上のセグメント3を吊り上げて
トンネル前方に移動し、セグメント載置台9の後端側の
載置部14,15に搬入するようになっている。このホ
イスト32は、昇降のための巻上ドラム33と、セグメ
ント3を把持して旋回モータ(図示せず)により鉛直軸
廻りに90度回転する把持部57とを備えている。従って
ホイスト32によりセグメント載置台9の上方の巻き下
げ位置(P)まで移動されてきたセグメント3は、把持
部57の回転により90度向きが変えられ、セグメント載
置台9の後部に載置されることになる。セグメント3の
うち、Kセグメント3kはセグメント載置台9の最後部
の第六載置部15に載置され、他のAセグメント3aお
よびBセグメント3bはその前方の第五載置部14に搬
入される。これら載置部14,15には、降ろされるセ
グメント3を案内するためのガイド34が設けられてい
る。ガイド34は、支持架台17に形成されており、そ
の表面にはMCナイロンが貼り付けられている。
【0019】センタリングジャッキ25は、支持架台1
7の両側に設けられ、トンネル径方向に伸長してセグメ
ント3に当接するようになっている。本実施例にあって
は、軸方向に間隔を隔てて前後に一組づつ、合計四箇所
に設けられており、基端部が支持架台17に枢支された
二本の平行なシリンダ(デジタルサーボシリンダ)58
と、それらの伸縮ロッドの先端間に掛け渡された当接部
材59とで構成され、伸縮ロッドの伸長により当接部材
59をセグメント3に押し付けて、その反力により支持
架台17を左右方向に適宜移動させ、センタリングを行
うようになっている。
【0020】すなわち図5に示すように、コンベア51
はその先端側において掘進機1に連結されており、後端
側はフリーであるが、そのセンター(幅方向中央)は掘
進機1の軸心(その延長線)60にほぼ一致される。一
方ホイストビーム26は、先端部26aが後方デッキ1
a上に固定され(図中支持点R)、後端部26bはトン
ネル軸61に沿って追従移動する後続台車27に支持さ
れているので(支持点Q)、おおむねトンネル軸61に
沿って位置されることになる。従って、図示したような
トンネル曲線区間の施工時においては、掘進機軸(6
0)とトンネル軸61とが一致せずに斜交するような形
になるので、コンベア51のセグメント受入箇所である
第五載置部14或いは第六載置部15の位置と、ホイス
トビーム26の先端部26aの位置(R)よりも手前で
あるホイストの巻き下げ位置(P)とが、左右方向に離
間してしまう。ここで生じたズレSを調節するために、
センタリングジャッキ25によってコンベア51を移動
させるものである。このセンタリングジャッキ25の作
動は、コンベア51或いは後続台車27に設けられたレ
ーザーセンサー(図示せず)の検出に基づいて制御され
る。
【0021】次に本実施例の作用を説明する。
【0022】本発明のセグメント供給装置を備えたシー
ルド掘進機1により掘進を行うに際して、まずセグメン
ト3が載せられたセグメント台車30を、トンネル入口
部から後続台車27内の所定地点まで走行させる。先頭
のセグメント台車30aには最初に組立てられる三個の
Aセグメント3aが載置され、次の台車30bには二個
のBセグメント3b及びKセグメント3kが載せられ
る。
【0023】次に、ホイスト32の把持部57がセグメ
ント台車30a上のAセグメント3aを把持し、ホイス
トビーム26に沿って前方へ移動して、セグメント載置
台9の第五載置部14の上方で停止する。そして、90度
旋回してから把持部57が巻き下げられ、セグメント3
aが積載される。搬入されたセグメント3aは、移送台
車35により前方へ移送され、第一載置部10に積み換
えられる。この動作は、先頭のセグメント台車30aに
載せられた三個のAセグメント3aに対して同様に行わ
れ、セグメント載置台9の第一載置部10ないし第三載
置部12に、それぞれAセグメント3aが載置される。
その後、次のセグメント台車30bに載せられたKセグ
メント3kがホイスト32によって把持・移送され、セ
グメント載置台9の第六載置部15に載せられる。この
Kセグメント3kは、このまま第六載置部15に載置さ
れる。次にセグメント台車30bのBセグメント3bが
ホイスト32により移送されて、セグメント載置台9の
第五載置部14に載せられ、移送台車35によって順次
前方へ送られる。これで、セグメント載置台9の第一載
置部10ないし第六載置部15には、それぞれ3個のA
セグメント3a,2個のBセグメント3b,1個のKセ
グメント3kが載置される。
【0024】その後、シールド掘進機1が1 リング分の
掘進を完了すると、エレクタ4へのセグメント自動供給
がスタートされる。まずセグメント載置台9の昇降ジャ
ッキ22を下方に伸長させて、セグメント載置台9をベ
ース板16に対して浮いた状態にする。次にベース板ス
ライドジャッキ18を伸長させてベース板16を前方に
移動させ、1 リング分掘進した部分を覆う。次に昇降ジ
ャッキ22を短縮させて、ベース板16上にセグメント
載置台9を載せる。この状態で、コンベアスライドジャ
ッキ19を伸長させて、セグメント載置台9をエレクタ
4側に移動させる。これでセグメント載置台9の先端で
ある第一載置部10がエレクタ4の下方に入り込み、載
置されているセグメント3aは、エレクタ4によって把
持される。ここでセグメント載置台9の昇降ジャッキ2
2によりセグメント載置台9がベース板16から離間さ
れて、ベース板スライドジャッキ18が縮退してベース
板16が後退される。これにより、ベース板16が覆っ
ていたトンネル底部の掘進完了部分が開放される。そし
てエレクタ4に把持されたセグメント3aが、その開放
された掘進完了部分(トンネル底部)に建て込まれる。
【0025】次にセグメント載置台9の昇降ジャッキ2
2およびベース板スライドジャッキ18が同様に作動し
て、ベース板16が再びエレクタ側に移動され、建て込
まれたトンネル底部のセグメント3a上を覆う。これ以
降ベース板16は、セグメント3の1 リング分の組立
中、この状態で置かれたままとなる。そして、セグメン
ト載置台9の第二載置部11に載せられたセグメント3
aが、移送台車35によって第一載置部10に載せ換え
られる。続いてコンベアスライドジャッキ19が伸長さ
れ、セグメント載置台9がベース板16上を前方にスラ
イドして、載せ換えられた第一載置部10のセグメント
3aをエレクタ4に把持させる。
【0026】以降、この動作が繰り返されて、先ず3個
のAセグメント3aがエレクタ4に供給され、次いで2
個のBセグメント3bが供給され、最後にKセグメント
3kが供給されて、順次エレクタ4による1 リング分の
セグメント組み立てが行われる。
【0027】そして曲線区間を掘進する際など、シール
ド掘進機1の軸心60とトンネル軸61とが一致しない
場合は、コンベア51とホイストビーム26とに偏位が
生じ、ホイスト32の巻き下げ位置(P)とセグメント
3を受け入れる載置部14(15)のセンターとの間に
径方向のズレSが生じるが、各センタリングジャッキ2
5が適宜伸縮することにより、そのズレSに相当する量
だけ支持架台17を介してコンベア51を移動させ、図
5に示したように載置部14(15)のセンターと巻き
下げ位置(P)とを一致させる。なおズレSは0にする
必要はなく、できるだけ0に近づけるだけでよい。これ
はトンネルセンタとコンベアセンタとのズレ調整にも配
慮する必要があるためである。これで曲線区間の施工中
においても、支障なく自動的にセグメント3がコンベア
51に搬入され、エレクタ4へと渡される。
【0028】またトンネルの曲率によっては、セグメン
ト3の搬入のために修正した姿勢のままでは、コンベア
51が前進したときにその先端(第一載置部10)とエ
レクタ4との平面的な位置が大きく異なってしまうこと
も考えられるので、コンベア51に全てのセグメント3
を積載した後に、センタリングジャッキ25を再び作動
させて、コンベア51を掘進機1の軸心60に一致した
姿勢に戻すようにしてもよい。またセンタリングジャッ
キ25は、コンベア51の位置調節を行うとき以外は、
掘進に支障ないようにシリンダ58を短縮させておくも
のとする。
【0029】このように、シールド掘進機1の掘進中に
予めセグメント載置台9上に1 リング分のセグメント3
をその組立順に載せておき、掘進機1が1 リング分掘進
したならば、これらセグメント3をコンベアスライドジ
ャッキ19および移送台車35により順次前方へ移送し
てエレクタ4に供給するようにしたので、エレクタ4に
セグメント3を供給する時間を実質的に短くでき、エレ
クタ4の遊びがほとんど無い迅速なセグメント3の組み
立てが可能となって、トンネル覆工の大幅な施工時間短
縮が達成される。
【0030】またコンベア51にセンタリングジャッキ
25を設けて、コンベア51の後部側をホイストビーム
26に合致させるようにしたので、曲線区間の施工にお
いてもホイスト4によってセグメント3を自動的に搬入
でき、セグメント台車30からコンベア51へのセグメ
ント積載を円滑に行うことができる。
【0031】なお本実施例にあっては、コンベア51と
してセグメント載置台9と移送台車35とを組み合わせ
たものを示したが、このほか例えば循環移動する載置台
によりセグメントを前方へ移送する機構によって、セグ
メントの載置及び移送を行うようにしてもよい。またコ
ンベアのセンタリング機構としては、例示したシリンダ
ーに限るものではなく、その設置位置及び設置個数も施
工条件やコンベアの長さ等によって適宜選択されるもの
である。
【0032】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0033】セグメントを載置しエレクタに順次渡すコ
ンベアと、略トンネル軸に沿って後方に伸びたビーム
と、ビームに従って往復移動してコンベアにセグメント
を搬入するホイストと、コンベアを左右方向に移動させ
るセンタリング機構とを備えたので、セグメントをエレ
クタに供給する時間を短縮でき、しかも曲線区間等の施
工中においてもセグメント供給を円滑に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるセグメント供給装置の一実施例
を示した側断面図である。
【図2】図1の平断面図である。
【図3】図1のA−A線矢視断面図である。
【図4】図1のB−B線矢視断面図である。
【図5】本発明の作用を説明するための概略平面図であ
る。
【図6】従来のセグメント供給装置を示した側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 3 セグメント 4 エレクタ 25 センタリングジャッキ(センタリング機構) 26 ホイストビーム(ビーム) 32 ホイスト 51 コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 英樹 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 輪違 隆志 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内 (72)発明者 藤井 茂男 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機に連結され1 リング分の
    セグメントを載置すると共に該セグメントをエレクタに
    順次渡すコンベアと、上記シールド掘進機に先端部が支
    持され略トンネル軸に沿って後方に伸びたビームと、該
    ビームに従って往復移動し上記コンベアの後端側にセグ
    メントを搬入するホイストと、上記コンベアを左右方向
    に移動させて上記ビームとの左右相対位置を調節するセ
    ンタリング機構とを備えたことを特徴とするセグメント
    供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113187523A (zh) * 2021-06-11 2021-07-30 中铁工程装备集团有限公司 一种长距离重载管片输送装置及运输方法

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CN113187523A (zh) * 2021-06-11 2021-07-30 中铁工程装备集团有限公司 一种长距离重载管片输送装置及运输方法
CN113187523B (zh) * 2021-06-11 2022-04-05 中铁工程装备集团有限公司 一种长距离重载管片输送装置及运输方法

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