JPH0688344B2 - 釣竿製造用マンドレル - Google Patents

釣竿製造用マンドレル

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Publication number
JPH0688344B2
JPH0688344B2 JP1180422A JP18042289A JPH0688344B2 JP H0688344 B2 JPH0688344 B2 JP H0688344B2 JP 1180422 A JP1180422 A JP 1180422A JP 18042289 A JP18042289 A JP 18042289A JP H0688344 B2 JPH0688344 B2 JP H0688344B2
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JP
Japan
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mandrel
fishing rod
elliptical
section
diameter
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Application number
JP1180422A
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English (en)
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JPH03162934A (ja
Inventor
友義 鶴藤
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はプリプレグをマンドレルに捲着して製造する釣
竿製造用のマンドレルの改良に関するものである。
【従来の技術】
プリプレグをマンドレルに捲着して製造する釣竿は、熱
硬化処理後にマンドレルを大径側方向に引抜かなければ
ならないためテーパー状のマンドレルを使用し、その結
果製造された釣竿の孔径もテーパー状に形成されてい
る。 ところが釣竿に握り部を一体に形成したり、振出竿にお
いて収納する中竿の脱落を防止したりするときには釣竿
の基部側の孔の大きさをそれより前部の孔の大きさより
小さく形成しなければならない場合がある。 このような場合これらの釣竿の孔の形状に合致した断面
を有するマンドレルを使用してこれにプリプレグを捲着
して釣竿を製造しようとすると、マンドレルを大径側方
向に引抜くことができなくなる。 そこでこのような場合、特開昭62-23735号公報に示され
ているようにテーパー状マンドレルにゴム芯材を添設
し、プリプレグの熱硬化処理後にゴム芯材の弾性変形を
利用してマンドレル及びゴム芯材を抜き取り管状体を製
造することが知られている。 また釣竿の一部に楕円状部を形成するために特公昭59-3
9296号公報には同一テーパーの先端部と基端部との間を
連続する楕円状に形成したマンドレルを使用してマンド
レルを機械的に転動させながらプリプレグを加圧捲着し
て断面楕円状の管状体を製造することも知られている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前者はマンドレルの外にその都度ゴム芯材
を必要とするばかりか、マンドレル上にゴム芯材を載置
保持しながらプリプレグを捲着するのが困難で捲回作業
中に移動したりすると共にゴム芯材が熱硬化処理で劣化
し耐久性に乏しく、また引抜き作業も困難である等の問
題点があり、また後者は楕円状部の短軸方向の長さが先
端部の直径に、また長軸方向の長さが基端部の直径と夫
々同等以下に形成されているために、このマンドレルで
製造される管状体においてはその基部に形成される孔の
大きさをその前部の孔の大きさより狭く形成することは
不可能である。 本発明はこれらの現状に鑑み、プリプレグを捲着して製
造する管状体の基部側に形成される孔をその前部に形成
される孔より小さくするようにした釣竿を製造できるマ
ンドレルを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、断面円形のテーパ
ー状に形成したマンドレルの基端部側に略楕円状部を連
設し、該楕円状部の短軸方向の長さを先端部側の断面円
形部の最大径部における直径より僅かに短く形成すると
共に前記楕円状部の周囲長を前記テーパー状部の最大径
部の円周長と同長以上に形成したことである。 前記楕円状部はマンドレルの基端部及び中間部に形成す
ることができる。 また本発明のマンドレルを使用して釣竿を製造する場合
は、従来の釣竿の製造に使用されているプリプレグを使
用して従来と同様にプリプレグの捲着、テープの緊縛、
熱硬化処理を行った後マンドレルを基端側に引抜くもの
である。
【作用】
本発明におけるマンドレルはその基端部側に形成された
略楕円状部の短軸方向の長さがそれより先端部の最大径
部の直径より短くても前記短軸部における周囲長が前記
最大径部の円周長と同長以上であるため、捲着したプリ
プレグを熱硬化処理した管状体からマンドレルを僅かに
回動しながら管状体の弾性を利用してマンドレルを基端
部側に引抜くことができ、管状体によりマンドレルを離
脱することができる。 またこのようにして製造された釣竿の基端部側の略楕円
状孔の短軸方向の長さはその先端部に形成された最大孔
径部の径より短く形成される。
【実施例】
本発明の実施例を図面について説明すると、基端に引抜
頸部1を有するマンドレル2の先端部分には先細状の断
面円形のテーパー状部3が形成されると共にその基端部
分には略楕円状部4が滑らかに連設されており、特に前
記楕円状部4の短軸方向の長さaは断面円形のテーパー
状部3の最大径部における直径a′より僅かに短いが、
楕円状部4の周囲の長さはテーパー状部3の最大径部の
円周の長さと同長かそれより僅かに大きくなるように形
成されている。 このように構成されたマンドレル2を使用して釣竿を製
造するには従来と同様マンドレル2にプリプレグ5を捲
着しテープ6の緊縛処理、熱硬化処理して管状体7を製
造した後マンドレル2を基端側に僅かに回動しながら管
状体7の弾性を利用して引抜き管状体7から分離するも
のであり、製造された管状体7の略楕円状孔8の短軸方
向の長さbは断面円形のテーパー状孔9の孔径b′より
小さく形成され、テーパー状孔9に収納された中竿の基
端を楕円状孔8で係止することができる。 第9図にはマンドレル2の略楕円状部4における短軸部
の上部を平面状4′に形成したものであるが、この平面
状部4′は短軸部の上下部や長軸部に設けても差し支え
ない。 また第10図乃至第13図に示す実施例は略楕円状部4をマ
ンドレル2と中間部に形成したものであり、この場合の
基端部に形成したテーパー状部10はテーパー状部3に延
長するように形成されており、このようなマンドレル2
によって形成された管状体11は第14図乃至第17図に示す
ようにその中間部に楕円状孔8が形成され、該楕円状孔
8部によって収納される中竿の基端を係止したり、テー
パー状部10に嵌合される尻栓の挿入を係止したりするこ
とができる。
【発明の効果】
本発明のマンドレルは断面円形のテーパー状部の基端部
側に略楕円状部を形成すると共に該楕円状部の短軸方向
の長さを断面円形部の最大径部における直径より僅かに
短くしかも短軸部の周囲を前記最大径部の円周長と同等
以上に形成することにより、製造される管状体釣竿の基
端側の孔に狭搾部を形成しながらマンドレルは基端側に
引抜くことができ、従って振出竿における収納する中竿
の基端を係止する場合や釣竿の基端に尻栓を嵌着する場
合の釣竿をマンドレルだけで簡易に製造できる優れた特
徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の正面図、第2図は第1図A〜A線断面
図、第3図は第1図B〜B線断面図、第4図は本発明の
製造工程を示す説明図、第5図は同製造工程中の断面
図、第6図は本発明によって製造された釣竿の正面図、
第7図は第6図C〜C線断面図、第8図は第6図D〜D
線断面図、第9図は本発明の別実施例の断面図、第10図
は本発明の他の実施例の正面図、第11図は第10図E〜E
線断面図、第12図は第10図F〜F線断面図、第13図は第
10図G〜G線断面図、第14図は製造された釣竿の正面
図、第15図は第14図H〜H線断面図、第16図は第14図I
〜I線断面図、第17図は第14図J〜J線断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面円形のテーパー状に形成したマンドレ
    ルの基端部側に略楕円状部を連設し、該楕円状部の短軸
    方向の長さを先端部側の断面円形部の最大径部における
    直径より僅かに短く形成すると共に前記楕円状部の周囲
    長を前記テーパー状部の最大径部の円周長と同長以上に
    形成したことを特徴とする釣竿製造用マンドレル。
JP1180422A 1989-07-14 1989-07-14 釣竿製造用マンドレル Expired - Lifetime JPH0688344B2 (ja)

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JP1180422A JPH0688344B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 釣竿製造用マンドレル

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JP1180422A JPH0688344B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 釣竿製造用マンドレル

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JPH03162934A JPH03162934A (ja) 1991-07-12
JPH0688344B2 true JPH0688344B2 (ja) 1994-11-09

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ID=16082987

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4743475B2 (ja) * 2004-09-29 2011-08-10 株式会社シマノ 釣り竿用竿体及び釣り竿
GB0613424D0 (en) * 2006-07-06 2006-08-16 Underwood Christopher J Fishing rod

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JPH03162934A (ja) 1991-07-12

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