JPH0688339A - ジオテキスタイルと法枠との接合構造 - Google Patents

ジオテキスタイルと法枠との接合構造

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JPH0688339A
JPH0688339A JP23978892A JP23978892A JPH0688339A JP H0688339 A JPH0688339 A JP H0688339A JP 23978892 A JP23978892 A JP 23978892A JP 23978892 A JP23978892 A JP 23978892A JP H0688339 A JPH0688339 A JP H0688339A
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Kunioki Hirama
邦興 平間
Hiroshi Furuya
弘 古屋
Makoto Toriihara
誠 鳥井原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 法枠と盛土との変形量の相違に追随可能とし
てしてジオテキスタイルが破断する可能性を減じること
のできるジオテキスタイルと法枠との接合構造を提供す
る。 【構成】 法枠ブロック10の下部背面から突出すると
ともに、水平方向に所定長延長する巻付けバー18を有
するU型の接合金具30と、巻付けバー18に巻付け折
返した後ジオテキスタイル28自身に接合することによ
り巻付けバー18に回動自在に巻着するシオテキスタイ
ル28の筒状端部28aとからなる。そして、筒状端部
28aは盛土Eの沈下に追随して上下方向に回動移動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ジオテキスタイルと
法枠工とを組合わせた盛土工法において使用する、ジオ
テキスタイルと法枠との接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】盛土を造成する場合において、従来よ
り、敷均らされる所定厚さの盛土層毎に、ジオテキスタ
イルを敷設してこれを盛土中に埋設するとともに、盛土
法面に設置する法枠とジオテキスタイルとを接合一体化
して、盛土を強化しかつ法面に拘束圧を与えて盛土を安
定させる工法が採用されている。そして、ジオテキスタ
イルと法枠とを接合一体化するには、例えば法枠として
植性ブロックを使用する場合には、プレキャストコンク
リート部材としての植性ブロックを製作する際にジオテ
キスタイルの一端を当該植性ブロックの背面に埋設して
予めこれらを一体接合したものを用いたり、また、法枠
ブロックを法面に積み上げる場合には、ジオテキスタイ
ルの端部を法枠ブロックの間に挾み込む方法等が採用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の法枠とジオテキスタイルとを接合一体化する構造
では、設置後の変形が微少な法枠と圧密等により沈下変
形する盛土との境目に位置する、法枠とジオテキスタイ
ルとの接合部において、ジオテキスタイルが法枠に強固
に埋設固定あるいは挾持固定されてジオテキスタイルに
いわゆる遊びの部分が無いため、前記法枠と盛土との変
形量の相違によりジオテキスタイルにせん断加重が加わ
ってジオテキスタイルが破断する可能性が高いという問
題があった。
【0004】そこで、この発明は上記問題点を解決する
ものであって、法枠と盛土との変形量の相違に追随可能
としてしてジオテキスタイルが破断する可能性を減じる
ことのできるジオテキスタイルと法枠との接合構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、盛土中に埋設配置されるジオテキスタ
イルと、盛土法面に配設される法枠とを一体化するため
の、ジオテキスタイルと法枠との接合構造において、前
記法枠の背面から突出する接合金具と、該接合金具に巻
付け折返した後ジオテキスタイル自身に接合することに
より前記接合金具に回動自在に巻着するシオテキスタイ
ルの筒状端部とからなることを特徴とするものである。
【0006】ここで、前記接合金具に回動自在に巻着す
るシオテキスタイルの筒状端部は、例えば、面状のジオ
テキスタイルを一体として接合金具に巻付けて筒状端部
としても良く、また、ジオテキスタイルを構成する各線
状部材を各々ループ状に巻付けて筒状端部とすることも
できる。
【0007】そして、この発明のジオテキスタイルと法
枠との接合構造は、前記接合金具を水平方向に所定長延
長する巻付けバーを有するU型金具とし、この巻付けバ
ーにシオテキスタイルの筒状端部を巻着することが好ま
しい。
【0008】なお、前記巻付けバーが水平方向に延長す
る所定長とは、巻付けるジオテキスタイルの幅に応じて
適宜設計されるものである。
【0009】
【作用】以上の構成のジオテキスタイルと法枠との接合
構造によれば、ジオテキスタイルの端部を接合金具に巻
付け折返した後ジオテキスタイル自身に接合すること
で、ジオテキスタイルと法枠とを容易に接合一体化する
ことができる。そして、シオテキスタイルの筒状端部は
接合金具に回動自在に巻着するので、圧密等により盛土
が沈下しても、上下方向に回動移動して盛土の沈下に追
随し、接合部においてジオテキスタイルに加わるせん断
力を緩和する。
【0010】なお、接合金具を水平方向に所定長延長す
る巻付けバーを有するU型金具とすれば、面状かつ所定
幅のジオテキスタイルを一体として接合金具に容易に巻
付けることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1はこの発明にかかるジオテキスタイルと
法枠との接合構造を採用した盛土工法において使用する
法枠ブロックを示すものである。図において、法枠ブロ
ック10は、プレキャストコンクリート製であって、植
生を兼用した形状をなし、位置決め用係止突起24を備
えた底面板12と、底面板12に一体化されて凹状部を
形成する背面板14及び一対の側面板16とによって構
成される。また、背面板16の背面下部には、略U字形
をなして突出する、ジオテキスタイルを巻付けるための
水平に延長する鋼製又はステンレス製の巻付けバー18
を備えた接合金具30を備えている。さらに、前記背面
板14及び両側面板16にはその厚み方向を貫通する連
通孔20,22が開口形成されている。各連通孔20,
22は、自由水を往来させるとともに、植生の根張りを
確保するためのものである。
【0012】そして、上記構成を有する法枠ブロック1
0を用いて、ジオテキスタイル28を盛土中に埋設配置
しつつ盛土の施工を行なうには、まず、図2(a)に示
すように背面板14を盛土施工側に向けて底面板12を
コンクリート基礎26上に設置して法枠ブロック10を
横一列に配列し、その後図2(b)に示すように、法枠
ブロック10で仕切られた区画に土砂を投入し、敷き均
すことにより、法枠ブロック10の高さに略等しい厚さ
の盛土層E1 が造成される。
【0013】次に、ジオテキスタイル28を盛土層E1
の表面に敷設するとともに、既設の法枠ブロック10の
両側面板16の内側に嵌合する前記位置決め用係止突起
24をガイドとして、頂部に突起24の受け部を有する
既設の法枠ブロック10の上方に、次の法枠ブロック1
0を設置する。そして、ジオテキスタイル28の端部を
前記接合金具30の巻付けバー18に一体として巻付け
折返し、ステップル、縫製などによってジオテキスタイ
ル28自身に接合すれば、シオテキスタイル28は、巻
付けバー18に巻着する筒状端部28aによって法枠部
ブロック10に容易に接合一体化する。ここで、上記接
合金具30と筒状端部28aとは、本発明の接合構造を
構成するものである。
【0014】その後図2(c)に示すように、前記と同
様に盛土層E2 ,E3 …の盛土,ジオテキスタイル28
の敷設,法枠ブロック10の設置、筒状端部28aの巻
付けバー18への巻着接合等の各作業を所定の盛土高さ
まで順次繰り返せば、図2(d)に示すように、ジオテ
キスタイル28によって補強された盛土Eの造成と同時
に法枠ブロック10の設置作業が完了する。
【0015】なお、以上の施工完了後に、各法枠ブロッ
ク10の底面板12と背面板14及び両側面板16で囲
われた凹状部を客土Gで埋めれば、植生に利用できる。
また、背面板14及び側面板16に開口した連通孔2
0,22は、自由水の往来ができるとともに、植生の根
張りに利用できるため、例えば芝張りなどのような平坦
な植生だけでなく、その景観の目的,用途に応じて植木
などの根張りを必要とする植種も植生可能であり、この
場合には連通孔20,22を通じて根張りが複雑に絡み
合いながら盛土Eの内部に到達し、また法枠ブロック1
0間を連結するため、さらに法面の強度を増すことにな
る。
【0016】そして、この実施例では、上記ジオテキス
タイル28と法枠ブロック10との接合構造を有するの
で、盛土Eが沈下しても、ジオテキスタイル28と法枠
ブロック10との接合部においてジオテキスタイル28
に加わるせん断力が緩和される。すなわち、シオテキス
タイル28の筒状端部28aは巻付けバー18に回動自
在に巻着するので、盛土の沈下に追随して下方に回動移
動するとともに、ジオテキスタイル28は盛土E中にお
いて図2(d)の想像線に示すごとき状態となり、これ
によって、前記接合部にせん断荷重が極度に集中するの
を防止することができる。
【0017】なお、この実施例では、法枠として植生を
兼用した法枠ブロックを用いたが、本発明の接合構造は
これに限定されるものではなく、例えば通常の法枠にジ
オテキスタイルを接合する際にも容易に適用することが
できる。
【0018】また、この実施例では、筒状端部28aを
形成するに際し、面状のジオテキスタイル28の端部を
一体として巻付けバー18に巻着する場合について記載
したが、例えばジオテキスタイル28を構成する各線状
部材を各々ループ状に巻付けて筒状端部28aとするこ
ともできる。この場合、接合金具は必ずしも水平に延長
する巻付けバー18を備えたものである必要はなく、例
えば、巻付け用のリングを先端に有する複数のピン部材
を法枠ブロック10の背面から突出させたものであって
もよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よるジオテキスタイルと法枠との接合構造にあっては、
接合金具と該接合金具に巻着するシオテキスタイルの筒
状端部とからなるので、盛土が沈下しても筒状端部が上
下方向に回動移動して沈下に追随する。したがって、ジ
オテキスタイルに加わるせん断力を緩和することによ
り、ジオテキスタイルが破断する可能性を容易に減少す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる実施例に用いられる法枠ブロ
ックを示し、(a)は側面図である。(b)は平面図で
ある。
【図2】(a)〜(d)は法枠ブロック及びジオテキス
タイルを用いた上記実施例における盛土工の施工手順を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 法枠ブロック 18 巻付けバー 28 ジオテキスタイル 28a 筒状端部 30 接合金具(U型金具) E,E1 ,E2 盛土

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盛土中に埋設配置されるジオテキスタイ
    ルと、盛土法面に配設される法枠とを一体化するため
    の、ジオテキスタイルと法枠との接合構造において、前
    記法枠の背面から突出する接合金具と、該接合金具に巻
    付け折返した後ジオテキスタイル自身に接合することに
    より前記接合金具に回動自在に巻着するシオテキスタイ
    ルの筒状端部とからなることを特徴とするジオテキスタ
    イルと法枠との接合構造。
  2. 【請求項2】 前記接合金具が、水平方向に所定長延長
    する巻付けバーを有するU型金具からなり、前記巻付け
    バーにシオテキスタイルの前記筒状端部を巻着すること
    を特徴とする請求項1に記載のジオテキスタイルと法枠
    との接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02261122A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Kyokado Eng Co Ltd 補強土擁壁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02261122A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Kyokado Eng Co Ltd 補強土擁壁

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